最近、私自身が日常的にチェックしているウェブサイトの中に、『デイリー新潮』というサイトがあります。旧・日経ビジネスオンラインの大人気連載だった『早読み深読み朝鮮半島』シリーズが終わってしまったのですが、その著者だった鈴置高史氏が、同サイトにときどき寄稿されているため、同サイトのチェックが私の「日課」のようになっているのです。鈴置氏の本日の論考も要チェックです。というのも、「韓国がドジを踏んだからといって、日本が得するとは限らない」という文章を、是非とも紹介したいからです。
デイリー新潮をデイリーでチェック!
今年1月、旧・日経ビジネスオンラインの大人気シリーズだった『早読み深読み朝鮮半島』の連載が終わってしまいました。朝鮮半島情勢が緊迫化する中での連載終了に戸惑われた方は多いと思いますし、実際、私自身も戸惑った人間の1人です。
しかし、私にとっては非常に幸いなことに、著者で韓国観察者の鈴置高史氏(日本経済新聞社の元編集委員)の論説は、現在のところ、『デイリー新潮』というウェブサイトで読むことができるようになりました(そのおかげで最近、デイリー新潮のウェブサイトをチェックするのが日課となってしまいました)。
それと同時に、ジャーナリストの福島香織氏が執筆する『チャイナ・ゴシップス』シリーズも連載が終了してしまったため、もっぱら日経ビジネスオンラインを読む目的で維持していた日経IDについては、使い道がなくなってしまいました。
もっとも、日経ID(無料版)の退会手続はかなり面倒くさいらしく、また、日経IDを持っていれば、『日本経済新聞電子版』、『日経ビジネス電子版』の有料版記事についても、毎月、本数限定で無料で読めるようなので、現在のところは日経IDについては削除せずに放置している状況です。
こうしたなか、鈴置氏の記事については、私が知る限り、これまでに複数回、『デイリー新潮』に掲載されていますが、いずれも旧日経ビジネスオンライン時代と変わらず、非常に優れていると感じざるを得ません。
その最新版が、本日も『デイリー新潮』に掲載されていました。
「平和のために日本は謝れ」 反日・反米を煽る文在寅「3.1演説」の正しい読み方(2019/03/08付 デイリー新潮より)
リンク先の記事については、当ウェブサイトで直接、全文を引用することはしません。ウェブページで4ページに及ぶ長文ですが、理路整然としていて、わかりやすい文章でもあるため、「長文である」という負担を感じずに読了することができると思いますので、是非、直接お読みください。
実は、当ウェブサイトでは、あまりこの文在寅(ぶん・ざいいん)氏の「三・一演説」には注目していませんでした。というのも、私自身、韓国語の読み書きができないという事情もあるのですが、正直、文在寅氏の言動を眺めるのが苦痛である、という理由もあるからです。
その意味で、鈴置氏がこの論説を掲載してくださたったことに対し、非常にありがたいという気持ちでいっぱいです。
議論の前提は「日米韓3ヵ国関係の破綻」
さて、議論の詳細についてはリンク先を読んでいただくこととして、本稿では、私が気になった部分のみ抜粋して紹介したいと思います。
本稿でも鈴置氏の視点は一貫しています。というのも、今回も記事の冒頭で
「文在寅(ムン・ジェイン)政権が民族主義を煽る。米国を追い出せば、国民が嫌がろうと北朝鮮と組むしかなくなる――との目論みだろう。」
と指摘されているからです。
この、「文在寅(ぶん・ざいいん)大統領が韓国から米国を追い出したがっている」という点については、鈴置氏が『米韓同盟消滅』などの著書を含めて、かねてから主張している内容です。
これを「荒唐無稽だ」と主張する意見があることは承知していますが、私はその意見には賛同しません。むしろ、私自身も以前から、文在寅氏の行動は「大韓民国を北朝鮮に献上すること」で一貫していると考えているからです。
鈴置氏のいう『米韓同盟消滅』を、私自身の言葉で置き換えるならば、「日米韓3ヵ国連携の破綻の責任をだれに押し付けるか」という意味での「ババ抜き」のようなものです。当然、韓国としてはこの連携破綻の責任を日米に押し付けようとするでしょうし、日米側は韓国に押し付けようとするでしょう。
(ただし、「日米韓3ヵ国連携」という言葉は、鈴置氏の論考には含まれていません。あくまでも私の表現です。)
「韓国のドジ」を楽しむ日本
鈴置氏の論考の秀逸な点は、やはり、短い言葉で適切に指摘する読みやすさだと思います。
先月28日の米朝首脳会談が決裂したことを受けて、インターネット上では「韓国の一人負けだ」、といった指摘に加え、いわば、韓国崩壊の可能性が高まった、といった指摘がありました。
これを、鈴置氏は次のようにたしなめます。
日本人は「韓国の失敗」を過大評価するようになった。高まる嫌韓感情からだ。(中略)この記事(※)が「Yahoo!ニュース」に転載されると、読者の投稿欄には「こんなことはありえない」「今回の米朝首脳会談で一番の敗者は北朝鮮、次が韓国なのだ」といった趣旨の書き込みが目立った。「せっかく韓国のドジを楽しんでいる時に、水を差されたくない」という心情を映したのだろう。
(※「この記事」とは、デイリー新潮に3月1日付で掲載された『米朝交渉物別れでも、実は“ほくそ笑む”文在寅 韓国が北の核を使って日本を脅かす最悪シナリオ』のこと。)
この、「せっかく韓国のドジを楽しんでいるときに、水を差されたくない」という指摘は、非常に重要です。
たしかに昨年秋口以降の韓国による相次ぐ反日を受けて、インターネット上では嫌韓感情が極端に高まっているという印象を受けますし、また、こうした感情は自然なものです。
しかし、だからといって、怒りの感情が先立つあまり、安易な「日韓断交論」などを唱えることは控えるべきでしょうし、「ドジを踏んだ韓国」を見て、バカにして溜飲を下げるのではなく、むしろ腹が立つときほど、客観的な視点から冷静に分析するという態度が重要です。
余談ですが、私自身も『米朝決裂、「バッドディールよりノーディール」これに尽きる』のなかで、「トランプ氏が北朝鮮に変な譲歩をするくらいなら、ノーディールの方がはるかにマシだが、トランプ政権が北朝鮮に変な譲歩をするかのそぶりを見せたことは軽率だ」と申し上げたところ、複数の批判を頂きました。
当ウェブサイトの場合、私の議論を批判することは自由ですし、大いにやっていただいて結構ですが、「韓国はもう崩壊する!」「日韓断交だ!」などといった勇ましい発言をするまえに、鈴置氏の次の警告をかみしめるようにしたいものです。
ただ、韓国がドジを踏んだからといって、日本が得するとは限らない。トランプ政権が、非核化前に制裁を緩和するといった安易な妥協をしなかったのは、日本にとって幸いだった。しかし依然として、北朝鮮の非核化も拉致被害者の奪還も、糸口さえ見出せないのが現実である。
朝鮮半島問題は日本国内の問題
ところで、私自身の持論は、「朝鮮半島問題は日本国内の問題である」、というものです。
今日の日朝関係、日韓関係は、相手国(北朝鮮や韓国)にももちろん大きな問題がありますが、結局のところ、日本が北朝鮮や韓国に対して、「普通の国」として厳しく接することができていないという点に問題があります。
普通の国であれば、自国民が自国領内から相手国に誘拐され、未だに帰ることができていない状況にあるならば、平壌(へいじょう)などに空爆を実施すべきでしょうし、主犯である金正日(きん・しょうじつ、2011年12月に死亡)を逮捕して事件の全容を自白させるべきでした。
なぜこれができなかったのか。
その理由を突き詰めて考えると、日本の問題にぶつかります。というのも、「軍事力の行使」を禁じた(とされる)憲法第9条第2項の規定に縛られているためでしょうか、結局、わが国では「拉致被害者を自衛隊が取り返しに行く」という議論がなされていないからです。
しかし、本来、私たちが議論することは、
「どうやったら北朝鮮が日本人を帰してくれるか」、「どうやったら北朝鮮に拉致問題の完全解決をしてもらえるか」
ではありません。
「どうやったら北朝鮮に日本人を取り返しに行けるか」、「どうやったら北朝鮮に拉致事件の落とし前を付けさせることができるか」
です。
どうして大新聞やテレビなどのマスコミからこのような議論が出てこないのかが私には不思議でなりませんが、マスコミがこれを唱えないのであれば、当ウェブサイトが主張するしかないと思うのです。
View Comments (38)
更新ありがとうございます。
福島香織さんについては、最近JBPressにときおり論考を載せておられます。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55678
http://jbpress.ismedia.jp/search/author/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%20%E9%A6%99%E7%B9%94
残念ながらこの媒体の記事は時間がたつと有料化されて読めなくなるので、過去記事が読めないといううらみはあるのですが。
ご参考までに。
議論すべきは、「どうやって返してもらうか」ではなく、「どうやって取り返すか」であるべきとのご見解に賛同します。私も、常日頃同じことを考えています。
竹島(領土問題)も、根本的原因は同じでしょう。
戦争をしかけて取り戻すという、短絡的で危険な思考は避けるべきです。しかしながら、問題を放置しておくとわが身が危ない、リスクが高い、と北朝鮮、韓国にわからせないと、解決は程遠いでしょう。「遺憾砲」だけでは相手からせせら笑われておしまいです。
竹島に関しては、正直返してもらったところで、困るんですよね。
あんな韓国寄りでEEZ起点にもならない岩礁などあっても管理できず、放置するしかない。
ただ、奪われた経緯が経緯なので、絶対に「要らない」とは言えない。
韓国も、日韓基本条約の時に何食わぬ顔で竹島はくれと平和的に要求していたなら、EEZの接続水域の如く
、当時の日本だったら素直にあげてしまっていたと思います。
その通りですな。国家間における外交は相手の都合に合わせることではない。竹島が要る要らないという前提も意味はなさない。国家の尊厳が維持されるのか否かが常に問われているわけです。損得ではないところが肝なんでしょうな。北方領土もしかり。
記事更新ありがとうございます。
違う視点の意見を聞いて、なるほどって思うことはあれど
感情的なコメントが溢れるのは違和感ですね~
そもそもYahooなので・・・(お察し)
日本市民の方と左右が多いのかと思いますね。
最近楽韓Webさんも読んでいるのですが、政策と経済が逆回転してるみたいで
楽しく読ませてもらってます。気分転換にはちょうど良いですよw
駄文にて失礼します。
『日本が必ず得をするとは限らない』というか却って不味いことになったかもという視点でいえば、先日の米朝首脳会談の破断で追い込まれた北朝鮮(金一族)が暴走して、日本に核弾頭を搭載したミサイルを撃ち込む可能性が少しは高まったとも言えるんですよね。
もちろん核弾頭ミサイルを日本に撃ち込んだ瞬間に北朝鮮(金一族)は終了なんですが、いずれ朝鮮半島内で『日本に一矢を報いた英雄』として金正恩が安重根のごとく祀り上げられることも十分に考えられ、金一族が滅びてもその功績が亡霊のように称えられる未来も見えてくるのではないでしょうか。
>もちろん核弾頭ミサイルを日本に撃ち込んだ瞬間に北朝鮮(金一族)は終了なんですが、
↑よく目にする言説ですが、私には~終了に至るプロセスがイマイチ思い浮かばないのです。頭の良くない私にも理解できるようにご教授をお願いできないでしょうか
以下核弾頭が着弾から 北の核につての考察
実際に北朝鮮の核兵器が使用された時の被害状況を
NUKEMAPによりシミュレーションしてみました。
コメント欄ではビジュアル化できないので数字で表記
北朝鮮で2017年テストされたとする150Kトン(実際に運用が可能と仮定)
東京都中心部
推定死亡者数:524,920人
推定負傷者数:1,678,000人
エアバースト
ファイアボール半径:450m 瞬時に蒸発
放射半径(500REM):3.17km 数時間から数週間後に死亡
爆風半径(5PSI):3.74km ほとんどの住宅が崩壊
熱放射半径(3度の火傷):5.26km 皮膚は焼失、痛みを感じないほどに神経が破壊され重度の機能障害が起こる
爆風半径(1PSI):10.5km ガラス窓が破損
ここから先どのようなプロセスで北朝鮮(金一族)は終了までに至るのでしょうか?
これは、説明するまでもない当たり前の事なのでしょうか?
他の方でもよいので、親切な方がいらっしゃればお願いいたします。
私もそう思います。我が国が核攻撃されてもアメリカが代わりに報復の核攻撃などやらないでしょう。核の傘など無いのですから。まず予想できるのはニッポンはイカン砲の連射のみ。アメリカが安保理で非難決議をしてお終い。経済制裁と部分的な空爆はあるでしょうが体制崩壊まではいかない気がします。日本は同情されはするが「3度も核攻撃されたアホな国」とバカにされるだけでしょうね。
なるほどね。受け身ではなく能動的に。当たり前だよね。ところでそろそろ防衛省の人事異動があってもいい頃かと。能ある鷹は爪を隠すという。しかし能の無い鷹は爪を隠すということも真なり。受け身じゃアカンやろ、やっぱり。
更新ありがとうございます。
鈴置氏の仰る通り、韓国・北朝鮮のドジッぷりに拍手している日本人の自分が居ます。韓国は先日の米朝会談での最悪手のメッセンジャーぶり、あるいは国内経済の減速ぶり。ズブのシロートでも、ここまで酷くはなりません。文大統領は積極的に潰すつもりなんでしょう。
北朝鮮は甘いヨミで米朝会談に臨んで、核を認めて経済制裁を緩和出来なかった事。トランプ大統領の考えが今ひとつ首尾一貫してませんが、とりあえず日本がジャパンパッシングとやらで、孤立せずに済んだ。これらを見て『南北ともドジだなあ』と思ったのは事実です。
しかし考えるに、日本のような経済大国に、自由民主主義国側で2位という大国が、何故悪辣で小狡い連中に挑発されねばならないか。一時、統治していた事は事実だが、それを持ってしても酷過ぎる反日だ。
韓、北朝鮮には日本が『何を言ってもシッペがえしを喰らわない国だ』と思っているからでしょう。しかし日本人も昔のままではない。
嫌韓のスタンスの人が急増し、中国も壮大なスケールで現代版華夷秩序を構築し、日本など一番端の島国、米国の手先とみて、将来は潰すつもりです。
この朝鮮半島と中国という脅威に対して、チンタラと『アベガー』やら『原子力反対』やら『沖縄辺野古移設反対』などと息巻いてる日本人の左傾爺婆や、プラス隣国人らに、惑わされず至急、憲法9条の改定による『普通の闘える軍を持つ』必要があります。
国会でまだモリカケなんてやってるヒマは無い。今年中には改憲のメドを立てねばならないし、国民の空気も醸成されつつあると思います。国民投票でも過半数はイケルと思うんですがね〜。
最後の言葉、染み入ります。総理大臣が命をかけるきまがえが有れば、自衛隊は出動出来るのではないでしょうか?政治をするのが政治家ですが、命を捨てる覚悟で国力を行使するのも政治家しかいないとおもっています。
>「軍事力の行使」を禁じた(とされる)憲法第9条第2項の規定に縛られているためでしょうか、結局、わが国では「拉致被害者を自衛隊が取り返しに行く」という議論がなされていないからです。
こちらにコメントを寄せられる方々には、今の日本の平和がどうのような状態にあるのかを気付いていないようなマスメディアの報道に苛立っている方もみえます。
Web主さんも以前、記事のなかで言われていたと思います。日本のこの危機は、巡ってきた9条改正の大きな機会であるのに、何の準備もしていない。と。
鈴置氏の諫言も「韓国の失敗を笑っているどころではないでしょう!日本のやるべきことがある。」というものですよね。
でも、私は国民全員で9条改正をする。とも、やるべきとも。思っていません。憲法改正は責任ある人々(日本政府)がすればいいと思っています。
憲法改正議論で、国民の国防意識を高め、責任ある人々(日本政府)に議論をくみ取ってもらうことは、大切な事でした。でした。です。
危機が迫っているこの局面では、憲法改正を国防意識のない愚民の祭りにしてはいけない。イギリスのEU離脱騒ぎは他山の石ではありません。
Web主さん、お忘れでしょうか。日本国内には、多くの反日勢力が居住しています。彼らに私たちの意志を気取られてはなりません。
韓国の失敗は笑うのではなく。降りかかる火の粉だけを払えばよろしいのよ。
そして、機会が来たら、情け容赦なく、切り捨てればよろしい。国防に1ミリの情けがあってもいけない。優先すべきは自国の国防です。
> 私は国民全員で9条改正をする。とも、やるべきとも。思っていません。
> 憲法改正は責任ある人々(日本政府)がすればいいと思っています。
え?
第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
国民全員がやらないと改憲できないのですよ。
阿野煮鱒様 不勉強でした。
でも、この条項は、非常時にも該当するのですか?
たとえば、半島や大陸から、威嚇いえ侵略されていても、この条項は絶対ですか?
他にも、実際的ではない条項も沢山ありますけどね。この欠陥住宅憲法には(笑)。
そりゃあ憲法の条文に国民投票しろと書いてあるのですもの、非常時だからと言って閣議決定で改憲はできません。
阿野煮鱒様 ぞっとします。
以前、阿野煮鱒も嘆かれていたと思いますが、国際問題や国防に何の関心もない人たちに、この国の未来を委ねるということは、半島の核以上に恐ろしいことです。
民主主義というのは、衆愚政治の苦い経験も経なければならないのですね。国がもてばいいけど。
更新あいがとうございます。
日本が「得」をするかどうかは確かに分かりませんが、上手くやれば「恨」を別の国や人物に向ける事が可能かもしれません。(他国には申し訳ありませんが…永遠に日本が面倒をみるのも嫌です)
南北が揃って日本を「恨」か、それよりも大きな「恨」が発生する可能性も無きにしも非ず…。
一番問題なのは全然関係ないのに全てが日本の陰謀とされてしまう事でしょうか。
支持します。
最後の「どうやったら北朝鮮に日本人を取り返しに行けるか」については新聞やテレビよりも日本政府にこそ検討してもらいたいものです。
新聞やテレビなどで"有識者"や"コメンテーター"が議論したところでたかがしれていると思いますし。
とはいえ反撃禁止、交渉不可、ヘイト管理不可な状態でのタワーディフェンスゲームのようなものですから日本政府もやる気が出ないでしょう。
武力はダメ、話し合いもダメ、となれば平和的に締め上げるしかないと思います。
THAAD配備のとき中国が官民あげて韓国にギリギリ合法なお仕置きしたように。
まあそれも政府は自主規制しているようなので、遺憾砲で弾幕はりつつアメリカがなんとかしてくれるのを祈るしかないのでしょう。
正直、竹島は長ーい目で見れば棚ボタ式で取り戻せるかもしれませんが、拉致被害者は人なので...
ファイナルデッド東西線さまへ
以前、ここのコメント欄に投稿した物を再投稿します。
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拉致被害者救出についての一考察
【正論】北朝鮮「無政府状態」へのシナリオ
https://island3.exblog.jp/27806303/
より以下抜粋引用
≪自衛隊は拉致被害者救出に赴け≫
2年前に成立した安保法の形成過程で、政府「懇談会」の報告書(2014年5月)は、憲法が拉致被害者など「在外自国民の…保護を制限していると解することは適切でなく」、国際法上許される範囲で自衛隊が保護・救出に当たれる、という新解釈を打ち出すべきだと提言していた。首相自身は前向きだったと聞くが、結局、政権として国際法上問題はなくとも憲法上許されないという従来の立場を踏襲することになった。
「拉致問題解決を最重要課題とする安倍晋三政権が、なぜ自ら作った懇談会の、まさに被害者の命に関わる重要提言をいれなかったのか」ではないか。そして、有志議員が与野党の枠を超え、「自衛隊が救出に赴けるよう憲法解釈を変更せよ」と主張すべきだろう。
---------引用ここまで
内閣法制局の木っ端役人(課長クラス)がそれは前例がないからダメと言えば、行政府の長でしかない安倍晋三総理大臣も、「ハイそうですか」と言って引き下がざるをえないのが日本の現状です。(安倍さん弱っ!
肝心なことを書き損ね!
自国民救出のために自衛隊員の血を流す覚悟がない国をアメリカは助けません。
アメリカ軍は、共に戦う覚悟もない「おんぶに抱っこ」を一番嫌います。
匿名X様
>アメリカ軍は、共に戦う覚悟もない「おんぶに抱っこ」を一番嫌います。
アメリカ軍でなくても、いやですよね。それはそうと、モリカケなどのくだらないことで足を引っ張る野党議員や官僚、マスコミ。彼らも一応、国民ですが、彼らを守るために仕事をしてると思うと安倍さんのモチベーションの高さはどこからくるのでしょうね。
匿名X様
ご紹介の記事、拝見しました。
安倍さん弱っ!の気持ちもわかりました。でも、自国の安全保障についての仕事を一切しないでいる野党議員は誰が選んでいるの!あっ、私も前民主党政権に軽々しい一票を投じた戦犯でした。(恥)
自国防衛を自ら行わない国をアメリカ軍は助けない。
自国防衛を真剣に考えない国民のために、政府はどこまで戦えるのかしら。
心配性のおばさん様
レスありがとうございます。
小泉訪朝時に同行した当時、官房副長官だった安倍さんは拉致被害者救済には並々ならない想いがあるのでしょうね。
微力ながらも応援する意味で、こういった情報を広めていくことが一市民の務めだと考えています。日本の国民が共通認識を持つことが重要と思いますし向かい風を上手く帆に受けて進んでいければと常々考えています。
匿名Xさん
それはそうですよねー
米軍駐留国に経費全額プラス5割要求のニュースもありました。
隣国とまともに付き合えないという事実が明らかになり、南の大統領が全力で北にすりよっている今、
これまでのようにレンタル国防に頼ったままでだいじょうぶかという不安ががが。
> とはいえ反撃禁止、交渉不可、ヘイト管理不可な状態でのタワーディフェンスゲームのようなものですから日本政府もやる気が出ないでしょう。
政府としても、手足を縛られたまま「仕事をしろ」とせき立てられてもやりようがありませんよね。
つまるところ、日本国民には拉致被害者を救出する意思がないということです。「政府が北朝鮮と話し合いで解決するのが筋でしょ」とか寝言をほざいていれば、拉致問題に関心を払っているそぶりはできますが、「北朝鮮と話し合いを」などという時点で何も考えていないのが丸わかりです。
何もしないことは無辜を意味しないのですが、それを自覚するのは難しいですね。不作為犯とすら言いがたい…