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原文を読んだうえで、それでも杉田水脈氏の不見識を批判する

昨日私は『杉田水脈議員の「LGBTは子供を作らない」発言の不見識』のなかで、杉田水脈氏は不見識だと批判しました。ただ、「原文を読まずに批判するのはいかがなものか」というお叱りも頂きましたので、本日は彼女の原文を読んだうえで、昨日の記事について訂正、撤回、謝罪すべき箇所があるかどうか、改めて見解を述べておきます。

杉田氏の論考の転載について

当ウェブサイトでは杉田水脈氏を批判する目的で、『杉田水脈議員の「LGBTは子供を作らない」発言の不見識』という記事を掲載しました。

私の主張の趣旨は、「杉田氏自身のさまざまな愛国的な活動については感謝しているものの、報道されている杉田氏の主張を読む限りでは、『LGBTには生産性がない』と発言したと受け止められる可能性があるので、揚げ足を取られるような発言には注意してほしい」、というものです。

ただ、「杉田氏の主張の全文を読んだわけではないが」と本文に書いたためでしょうか、当ウェブサイトのコメント欄に「誰かの主張を批判するなら記事の全文を読むべきだ」というお叱りとともに、杉田氏の記事の全文を書き込んで下さった方がいました(※)。

(※ただし、出版物の全部を書き起こしてウェブに転載する行為は著作権法に抵触するおそれがあると判断しており、該当するコメントについてはすでに削除しております。)

この「全文を読んでいないのに批判するのはいかがなものか」という批判については、確かにそのとおりではあります。この点については私も反省し、昨日、新宿の書店で『新潮45』8月号を買ってきて、杉田氏の原文を読んでみることにしました。

そのうえで、昨日、私が記した内容に、事実誤認や論点の過不足などがあれば、論点を補足したうえで、必要に応じて昨日の記事の内容について訂正・撤回し、謝罪することにします。

問題の特集記事を読む

杉田氏の論考は朝日特集の一環、古谷氏の文章と並ぶ

まず、問題の論考は『特集 日本を不幸にする「朝日新聞」』という特集の末尾に掲載されたものです。この特集は全部で7人の執筆者がいて、杉田氏以外の執筆者は、それぞれ上條昌史氏、林彦宏氏、古谷経衡氏、八幡和郎氏、大江舜氏、小林信也氏です。

私など、杉田氏が古谷経衡氏と同列で記事を執筆している点に、すでに強い違和感を抱いてしまいます。同誌によれば、古谷氏の肩書は「文筆家」で、「ネット保守、若者論などを中心に言論活動を展開」などと記載されていますが、私は古谷氏の主張に、どうも理論的な一貫性を見出すことができないからです。

私の記憶が確かなら、古谷氏は最初は「ネトウヨ」的なスタンスに立脚していましたが、その後は朝日新聞にも頻繁に寄稿しており、どうも「保守派」を自称しながら、実際には「パヨク」と呼ばれる人たちの主張に、むしろ積極的に寄り添っているようにも見えます。

朝日新聞は古谷氏を「保守論客」と見なしていて、「保守の目から見ても安倍政権はおかしい」、といった文脈で古谷氏のインタビューが掲載されることがあります。実際、昨年10月の衆院選直後には、朝日新聞に『「改憲に向け怖い」 保守の古谷経衡さんが見た立憲躍進』という記事も掲載さています。

しかし、古谷氏が本当に保守論客なのかといわれれば、私は疑問です。その証拠に、ちょうど1年前に稲田朋美氏が防衛大臣を辞任した際に、古谷氏が稲田氏を「ネット右翼のアイドル」などと称した、誹謗中傷のような論考を執筆しています(『2人の女性政治家の辞任』参照)。

このように考えていけば、古谷氏の論評スタンスは、「サヨク」なのか、それとも「ウヨク」なのか、よくわかりませんが、すくなくとも「保守」ではないことだけは間違いないと私は信じています。

ちなみに『新潮45』に掲載された古谷氏のパートでは、『「アベ嫌い」女性編集委員の「ダメな日本語」』と称して、「朝日新聞編集委員・高橋純子」(氏)が執筆した著書の批評を行っているのですが(※文中で呼び捨てとなっているのは原文ママ)、正直、論評する価値も感じませんでした。

で、どうだったのか?

ただ、別に古谷氏と同列で杉田氏が論評を執筆していたとしても、それは単なる雑誌の編集上の都合です。別に「杉田氏と古谷氏の主張が同じである」、という意味ではありません。あくまでもここで問題にすべきは杉田氏の論考です。

では、彼女が「LGBTは子供を作らない、つまり生産性がない」という暴言を、本当に吐いたのでしょうか?その答えは、『新潮45』8月号の58~59ページにあります。その下りを引用してみましょう。

例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。」(※下線部は引用者による加工)

以上より、残念ながら、彼女が「LGBTは子供を作らない、つまり生産性がない」と主張した、というのは、まぎれもない事実なのです。いかなる文脈であったとしても、「LGBTは子供を作らない」「LGBTには生産性がない」と言い放っているのです。この事実を消すことはできません。

昨日の主張の撤回、訂正、謝罪はしません

以上から、私が昨日申し上げた次の下りについては、撤回もしませんし訂正も謝罪もしません。

私自身、『新潮45』の元記事を読んでおらず、文脈もよくわからないので、あまり不用意なことを申し上げるべきではないと思いますが、敢えて杉田氏に対して厳しいことを申し上げると、「不見識にもほどがある」と言いたいと思います。

もちろん、この文章について「撤回も訂正も謝罪もしない」とは結果論であり、私自身の論評姿勢が100%正しかった、と自賛しているいう意味ではありません。確かに元記事を読まないで昨日のような批評を執筆してしまうことは非常にリスキーであり、この点については私も深く反省したいと思います。

問題ありまくりの杉田氏の主張

「文脈を読めば問題ない」のか?

ただし、昨日の記事に頂いた複数のコメントに、「『生産性はない』という主張についても、文脈を読めば杉田氏の主張にそれほど問題はないと思う」、といった趣旨のものがいくつか含まれていましたし、インターネット上の「保守系論壇」を自称する人たちの主張にもそのようなものが混じっています。

果たしてこれは正しいのでしょうか?この「生産性がない」という下りの直前の段落における主張を、箇条書きにしてみましょう。

  • 日本社会はLGBTの方々にとって、かなり生きやすい社会なのではないか?
  • リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにしてその解消をうたうが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものだ
  • それを自分の力で乗り越える力を付けさせることが教育の目的のはず
  • 「生きづらさ」を行政が解決することが悪いとは言わないが、行政が動くということは税金を使うということだ

まず、杉田水脈氏は、「日本社会はLGBTの方々にとって、かなり生きやすい社会」だと述べていますが、果たしてこれは事実でしょうか。

私はそもそも、この点に賛同しません。なぜなら、LGBTとはそれこそ多様な人たちであり、これに対してたとえば同性同士のカップルは法的には夫婦ではありません。このため、所得税法上、社会保険上の扶養親族の扱いを受けることには制約がありますし、相続にも制限があります。

具体的にどのような制限があるのかについては『私たちが思うほど単純ではない「LGBT」とセクハラの議論』でも議論したとおりですのでここでは繰り返しません。いずれにせよ、こうした法制度の欠陥は、「生きづらさ」を「教育により」「自分の力で」乗り越える、ということなどできません。

さらに、LGBTの方々に対する「いわれのない差別」は社会の問題であり、行政が解決することはできない、という点についてはそのとおりですが、だからといって行政(というよりも立法)が何もしなくて良い、という話にはなりません。

ほかにも問題がある杉田氏の論考

以上の点以外にも、この論考にはまだ問題があります。そもそも杉田氏がLGBTを正確に理解・定義せずに、ご自身の体験と海外の極端な事例をベースに議論を構築しているのは非常に大きな問題です。

まず、

LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか?もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったとしても、私自身は気にせず付き合えます。

という下りについては、彼女自身の価値観であり、判断基準です。しかし、世の中には「相手が同性愛者だったら付き合いを控えたい」と思う人もいる可能性があります。実際、私の知り合いに、男性同性愛者を極端に忌避している男性がいます。

どうしてこの男性が男性同性愛者を嫌っているのについては、ある男性同性愛者からセクハラの被害を受けたからです(※ご本人も非常に辛い経験をされているため、ここで詳しい事情について述べるのは控えます)。

もっとも、この事例はたまたま不届きな同性愛者のセクハラ被害に遭った人が同性愛者を忌避しているという事例であり、別に私は「同性愛者のすべてがセクハラを働く」と申し上げているわけではありません。いや、そんな人はいたとしても、それこそごく少数派に違いありません。

しかし、社会には「同性愛者であったとしても気にせず付き合える」という人がいることは事実ですが、そうでない人もいるという点についても無視してはならないでしょう。

次に、

そもそも日本には、同性愛の人たちに対して『非国民だ!』という風潮はありません

という下りも問題です。

どうしてここで唐突に「非国民」という過激な用語が出て来るのでしょうか?「性的少数者は非国民だ」という批判でもあるのでしょうか?もしそういう批判が大々的に行われているということならば、私自身の勉強不足であり、私が謝罪すべきです。

しかし、私が知る限り、「LGBTは非国民だ!」と大々的に批判している人を、私は存じ上げませんし、だいいち、「日本社会ではこれまで同性愛者が差別・排撃されたという歴史的事実はない」と主張したいのであればそう書けば良いのであって、「非国民」という単語を使う必然性が理解できません。

さらに、杉田氏は朝日新聞の3月17日付大阪朝刊に掲載された『高校生、1割が性的少数者』という記事について、

調査の対象は思春期の不安定な時期ですから、社会の枠組みへの抵抗もあるでしょう。

などと非常に短絡的な考察を加えたりしています。もちろん、私自身も普段から朝日新聞を批判している立場にありますから、朝日新聞が掲載した記事には眉に唾を付けて読む癖がついているのも事実であり、「性的少数者」が「人口の1割に達する」という調査自体、鵜呑みにしてよいとは思いません。

しかし、だからといって「自らを性的少数者だ」と答えた高校生のすべてが「社会の枠組みに抵抗するためにそう答えた」と決めつけるのは正しくありません。これだと「何の論拠もなしに決めつけている」という意味で、朝日新聞と大差ありません。

ついでに、文章の最後の方には

多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出て来ています。

との主張がありますが、この下りは理論が飛躍し過ぎでしょう。兄弟婚、親子婚は児童性愛と同じく倫理上の問題があり、少なくとも日本社会では絶対に容認されませんし、ペットや機械にはそもそも法人格がありません。どう考えても、LGBTの議論と同列で論じるものではありません。

ほかにも私が読んで「これは問題だ」と思う下りはいくつかあるのですが、列挙するときりがありません。

主張は自由だが、言葉が稚拙すぎる

いずれにせよ、あくまでも私の理解に基づけば、杉田氏が言いたいことは、

LGBTの問題が日本社会において目立った実害を生じていない以上、彼らに対する過度な配慮には賛同できない

ということだと理解しました。

むろん、私が今回の杉田氏の論考について、賛同できる部分が皆無というわけではありません。『「LGB」と「T」を一緒にするな』という下りについてはまったくそのとおりだと思いますし、彼女の指摘通り、LGBTに配慮する役所の条例・要綱にマス・メディアがやんややんやの喝采を送っていることも事実でしょう。

しかし、これらの点を考慮しても、杉田氏の今回の論考には、私としては総論としては賛同できません。非常に申し訳ないのですが、杉田氏は勉強不足です。いや、敢えて厳しいことを申し上げれば、彼女の国会議員としての見識を疑います。

ちなみに、私自身は、「現実に発生している問題を放置すれば日本共産党やサヨク勢力、反社会的勢力などと結託してしまう」と懸念しており、したがって、「LGBTに対する過剰な配慮は必要ないが、最低限、現実にある問題を解消する努力が必要だ」と考えています。

当然、LGBTに対する社会的偏見は確実に存在しますし、こうした偏見と闘うLGBTの人たちがいることも事実です。何より、LGBTに関連する法制度については、まだまだ改善の余地がありますし、法制度の改革に巨額の税金が投じられるというものでもないでしょう。

何より、このように論考により、「保守系の論者(あるいは自民党の議員)はLGBTに差別的だ!」という攻撃材料を、サヨク勢力に与えてしまうのが大きな問題です。

私は杉田氏の従軍慰安婦関連の活動については深く尊敬しているだけに、このLGBTに関する稚拙な論考は、本当に残念というほかありません。

「公正なウェブ評論家」とは?

以上、昨日は「杉田氏の論考の原文を読まずに彼女を批判するのは不適切だ」というご批判を頂いたことを受けて、日曜日に新宿の書店で『新潮45』8月号を買い求め、通読したうえで、改めて昨日の論考を書きなおしてみました。

結論としては、昨日の私自身の見解を修正するつもりも、取り消すつもりも、謝罪するつもりもありません。「杉田議員も自民党も一強体制の中でたるんでいる」という点については、むしろいっそう確信を強めるに至ったとだけ申し上げておきたいと思います。

むろん、私自身に反省点が皆無ではありません。それは、原文を読まずに「もし杉田氏がこう主張しているのだとしたら問題だ」と執筆してしまったことであり、この点についてはご指摘を頂いた読者の皆様には、深く御礼申し上げたいと思います。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、私が杉田議員のことを強く批判した点について、意外だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「自分自身が保守性向を持っているウェブ評論家である」という点については否定しませんが、だからといって、「保守論客が執筆した文章をすべて無条件に称賛する」というつもりもありません。

いや、極端な話、たとえ朝日新聞の記事であっても、優れている記事には「優れている」と素直に申し上げるのが正解です(たとえば朝日新聞ソウル支局長の牧野愛博氏は、韓国・朝鮮半島関連の話題で、特大級のスクープ記事を連発しています)。

また、私は常々、メディアとしての共同通信のことを批判していますが、それと同時に私自身が尊敬する青山繁晴参議院議員はもともと共同通信の記者でしたし、私が何かと批判する東京新聞・中日新聞にしても、長谷川幸洋氏のように優れた人物が、この3月まで論説委員を務めていたことを忘れてはなりません。

つまり、どんな腐った組織であっても優れた人はいますし、どんなに優れた論客でも筆の誤りはあります。

大切なことは、「朝日新聞である」という理由で自動的に「読む価値はない」と決めつけないことであり(※この点については私自身も深く反省する必要があります)、「保守派の政治家の論考である」という理由で自動的に「文脈から判断すれば問題ない」などと勝手に決めつけないことです。

さらに、自分が過去に主張した内容が間違っていたとしても、それを頑として認めずに取り繕おうとすれば、だんだんと辻褄が合わなくなっていき、しまいには支離滅裂な主張のできあがり、となるわけです(人気ユーチューバーのKAZUYAさんに絡んでいる、某自称精神科医のケースが分かりやすいですね)。

当ウェブサイトの読者の皆様にとっては、私が保守政治家を厳しく批判する論考を掲載すること自体、「意外だ」と思われるかもしれませんが、話はむしろ逆で、「保守政治家」、「まともな政治家」に対してこそ、厳しい叱咤激励が必要ではないかと思うのです。

今回の記事を読んで、私自身もウェブ評論家を名乗る以上、気を引き締めて論考に取り組むべきだと痛感しています。また、杉田議員が今回の論考を反省するならば、謙虚な気持ちで国政の様々な課題に取り組み、国会議員としての仕事で実績をあげることを、私は有権者の1人として期待したいと思います。

新宿会計士:

View Comments (28)

  • LGBT問題については、件のYoutuberKAZUYA氏の記事をシェア!!です。
    (主様は読後かと思いますが、コメントをご覧になった皆様も、ご一読されることをおすすめ致します)

     http://ch.nicovideo.jp/kazuyagx2/blomaga/ar1636545

    上記コメント群、身近に当事者がいないので、とても参考になります。
    社会がただ、存在を認めればいい、というだけではない難しい問題です。

    杉田議員は、もう活動家ではなく国会議員なのだから、
    もっと言葉を選んで発言するべきですね。
    野党マスゴミに揚げ足をとられるような発言しか出来ないのでは困ります。

    私はこれまでは、LGBTの問題=偏見、と思っており、
    婚姻、養子、相続等、制度の問題までは考えが及びませんでした。
    みんなが幸せになる為に、制度として不備があるのであれば、
    予算をつけて直していく必要があると感じました。
    新しい観点を与えてくださった主様、改めてお礼申し上げます。
    ありがとうございました。

  • 何時も、興味深い論評を掲載して頂き感謝しております。
    今回の、杉田議員の「生産性」については、確かに刺激的な表現であり、すでに2007年、当時の柳沢厚生相、菅直人民主党代表代行が、同様の発言により物議を醸していたことは、御高承のことと思います。この意味では、杉田議員の脇の甘さが出ていると思います。
    さて、今回の論評の中で新宿会計士さんは、LGBと、兄弟婚、親子婚、児童性愛とを分けて論じておられます。Tについては、医療の分野であるので省きますが、LGBについては、社会の大勢は未だ、倫理上の問題として捉えられており、多様性の観点からLGBを見る考えは直す考えが出てきたのは、極、近年のことであり、少数派ではないでしょうか。現に、ネット上では、LGBの方たちから、本人たちの趣向の問題でありそっとしておいてほしい、法的な問題ではない等の意見が見られます。(これらの意見が、大勢であるとか、正しいとかは主張できませんが)小生も、歴史的経緯から、また、人間の本能の観点から倫理的問題の要素が圧倒的であると考えています。
    いづれにしろ、LGB問題が、ポリティカル・コレクトネスや極左勢力の政治利用により、日本社会を崩壊させる手段とならないよう見守っていくことが大事と思います。

  • >私の記憶が確かなら、古谷氏は最初は「ネトウヨ」的なスタンスに立脚していましたが、その後は朝日新聞にも頻繁に寄稿しており、どうも「保守派」を自称しながら、実際には「パヨク」と呼ばれる人たちの主張に、むしろ積極的に寄り添っているようにも見えます。

    「私、生粋の日本人だけど日本が悪いと思う」

    のパターンかとw

  • quote
    ただ、「杉田氏の主張の全文を読んだわけではないが」と本文に書いたためでしょうか、当ウェブサイトのコメント欄に「誰かの主張を批判するなら記事の全文を読むべきだ」というお叱りとともに、杉田氏の記事の全文を書き込んで下さった方がいました
    unquote

    昨日の私のコメントは「今回の記事、全部読んでないので感想は控えますが、ただやはり元の記事を読むべきではないですか?}だったと思います。文学部出身のせいか行間を書く癖が抜けないようです。以後気を付けたいと思います。

  • 昔ゲイバーに3年程通っていたきょうパパです。分類としてはノンケですが、一般の方よりはLGBTに理解がある(より身近である)と自認しています。お店でゲイだと公言されていても、女性と結婚して子供もいるが男が好きだと言う方が多かったですね。
    花園に出たこともあるらしいラガーマンのゲイさんに言わせると、自分も含め男らしさを求めるとゲイに行き着くそうです。三島由紀夫や織田信長をみても納得できる意見です。
    杉田氏の記事を読みましたが政治家として大切な言葉の選択を誤ったのか、あえて炎上を選んだのか判断できませんが、もっと違う表現ができたのではないかと思われます。誤読や揚げ足取りになってしまうような言葉を選んでしまったことは全文を読んだ感想からも残念です。あれでは真意は伝わりません。
    LGBTの問題で新宿会計士殿は法整備を望まれていますが、私は反対ではありませんが慎重に進めたほうがよいと思います。極左派が目論んでいるのは家族制度の崩壊です。これは櫻井よしこ氏も言われている内容でhttps://yoshiko-sakurai.jp/2011/02/10/2414
    強く同意いたします。
    旧来の家長制度が良いとは今更思っておりませんが、家族という制度自体を破壊して個人が中心となり男も女も大人も子供もないフラットな世界が良いとも思えません。勝手気ままに子供を作って、国家が育てるのが理想という世界は望んでいません。人それぞれに役割があって責任と義務を考えながら、できることを精一杯やることが家族制度だと思います。
    極論で申し訳ないのですが、性的嗜好を援助する、認めるとすれば小児性愛は認められませんか?近親婚はどうでしょう。教師と教え子は、上司と部下はどうですか。世間一般に害がなく、本人の自由意志ですよ。少数だから何でもOKではないですよね。
    同性婚夫婦への里親養子は制度上問題があるとか、お金の問題ではない遺族としての権利が認められないというような事項には制度変更が必要だと思いますが、すべて同じ出ないとダメという意見には違和感があります。
    家族は最小の自治構成で経済的には相互扶助が原則。子供の養育、教育は基本的な義務。喜びも悲しみも幾年月ではないでしょうか。

    • ペドフェリアは本人の同意もないしあっても子供だからダメっしよ。ホモレズと同列に並べちゃダメだよ、ブログ主も本文に書いてる。パパさん、ちゃんと本文読んでよ。

      僕はいわゆるホモってやつ。自分がホモってわかったの中学の時。誰にも言えないし辛かったし就職してからも周りから何で結婚しないのって言われるしお前ホモかって言われたこともある。杉田水脈って人の文章よんだけど、あいつ全然人の気持ちわかってないよね。差別ってあるよ。

      ここのブログ主はネトウヨっぽいけどホモレズに理解があってびっくりした。てかこのサイト読んで救われた。そう思ってるひとは多いと思うよ。ホモがノンケを誘うのはセクハラだけど、ノンケがホモを風俗店に連れて行くのも立派なセクハラじゃん?

      ちなみにホモにも色々ある。ゴリマッチョが好きな男も入れば美少年系、ジャニ系の男の子が好きなのもいる。犯罪だが少年愛者もいるし、年寄りのジジイが好きなのもいる。ノンケだってボインちゃんが好きな男もペチャパイ好きな男もいるし、ブス専、デブ専もいるじゃん?全ての男がAKB好きじゃないんだからね、ノンケと全く同じなんだよ。

      ちなみにブログ主みたいに結婚してて子供もいてホモレズにちゃんと気を遣っている保守派って珍しいよね。

      • ちょっと訂正
        私があしげく通っていたのは今ではホモバーと呼ばれる形態で、Tシャツとジーンズのフレディ マーキュリーみたいな店長が居る店です。女装やニューハーフはいませんでした。
        最近、女性評論家がカミングアウトして「よくぞ言った」とか「応援するぞ」なんて声が上がってますが、それこそLBGTを見下しているように思えます。私は「だからなにか?」と感じるだけです。今まで他人の性癖で人格を判断したこともなく、ホモバー店長に言われた言葉は忘れられません。
        「こっちの世界は男女関係なく全ての人を愛せるんだ。だからこっちにおいで」
        最初のフレーズでぐっと引き込まれそうになりました。でも次のフレーズで自分は無理と拒否。こんなやりとりを数年楽しく繰り返してました。
        今では新宿会計士殿の言われているように機械から2次元、バーチャルまで恋愛対象が拡がっているのを認めないといけないですね。
        その意味では政治的志向、性的嗜好も「まぁそんなのも有りかな」と認める、他者の意見も尊重する保守派のほうがLBGTと親和性が高いのだと思います。
        左派は直ぐに「自分の考え以外は認めない。直ぐ死ね」ですから。
        最後に同性愛は不自然でも不道徳でもないです。男らしさ、女らしさに憧れると行き着いてしまう自然の摂理です。

      • 私も小学校の高学年でゲイを自覚したけど、今までの人生でゲイだから辛かった事なんて好きな人に彼女が出来たとかその程度だよ。

        差別だなんだって言うけど、そういう人達って自己承認欲求が強すぎるんじゃない?
        だいたい言わなきゃ他人には分かんないじゃん。
        お前ホモなの?なんて何回も言われてきたけど、面倒だなって思っても傷つく事はなかった。
        だって事実だし、それで傷つくって事は自分がゲイである事を恥じてるって事になるし。
        ハゲとかデブとか言われて傷つくよーなもんでしょ?それ。

        それでブログ主の杉田論文の批評に関してだけど、杉田氏の言葉選びに問題がある事のみ同意出来るね。
        それ以外は杉田氏が誤っているなんて全く思わない。

        日本ほどLGB(T)に寛容な国は無いと思う。
        私は旅行が好きで、今まで40カ国ほど他国を旅して他国のゲイパレードに参加したりゲイタウンに行ったりした。

        アメリカでもイギリスでもロシアでもイタリアでもフランスでも。言い出したらキリが無いくらい、過激で辛辣な同性愛者への差別はある。

        本当に日本くらいだよ。同性愛を公言して何処にいっても安全なのは。他所の国だと石投げられたりすれ違いざまに暴力受けたり罵倒されたり、店によっては入店すら出来なかったりするからね。

        アメリカとかの一部の州であるような社会福祉制度なんかを持ち出して、日本は他所と比べてこれだけ劣ってるだ!なんてネガキャンするのも良いんだけど、日本社会がLGB(T)にたいして物凄く寛容である事を筆者にも知って欲しい。

        そして、日本の同性愛者達にも自分達が恵まれているのを自覚しい。

  • こちらは非国民だが、LGBTではない。でも子供がいないので生産性がないことになるのかな?思うのだが、生命が生き延びるには多様性が必要だ。一定のパターンの遺伝子しかないと何かウイルスや環境条件が変化したとき全滅する。おそらくLGBTがいないと人類は消滅の危機が深まるのではないかな。LGBTを守ることは人類を守ることと思われるのだから、それを保護したりするのは公共の利益があるのではないかと思う。

    • 多様性に関しては確かにそうですが、LGBTの方々の婚姻等に関してはどちらかと言えば社会学的な多様性であって生物学的な多様性と混同するべきではないと思います。

  • 素朴な疑問。

    立憲民主・枝野幸男も杉田さんを非難されているようですが、「この件に関してだけ枝野さんにエール」を送ります?

    それとも、「あいつは悪いジャイアン、僕はきれいなジャイアン」?

  • >大切なことは、「朝日新聞である」という理由で自動的に「読む価値はない」と決めつけないことであり(※この点については私自身も深く反省する必要があります)、「保守派の政治家の論考である」という理由で自動的に「文脈から判断すれば問題ない」などと勝手に決めつけないことです。

    仰りたい事は判らないでも無いですが・・。
    普段から朝日新聞を解約しようと、熱心に勧められるブログ主さんの主張と異なりますね。結局、問題点が多岐に渡れば、ダブルスタンダードになる場合があるんだなと、我が身を引き締める思いにはなりますが。
    コメント欄に痛い所を書かれた点で、熱くなりすぎたのでは無いでしょうか?結局貴方も打たれ弱いと言うことです。改めて杉田氏の発言に問題はある点のみの指摘で文章を終わらせるべきだったでしょう。
    雑誌に載っている、他の論陣や朝日新聞は今回関係ないのですから。

    • >普段から朝日新聞を解約しようと、熱心に勧められるブログ主さんの主張と異なりますね。

      ???
      朝日新聞は慰安婦とか報道犯罪したから解約で部数減らせと主張と良いところは良いという主張が矛盾するの?

      >コメント欄に痛い所を書かれた点で、熱くなりすぎたのでは無いでしょうか?

      これ熱いの?どこが?
      あんたの読解力相当ヤバいよ?

      ペドフィリア擁護するコメントもそうだけど頭悪いコメント多すぎ。このブログのコメントレベル落ちたな。

      • 貴方も熱くなっているようですね。このブログ主さんの意見は朝日新聞の倒産でしょう?今まで何度も触れられているじゃないですか。ここに来て是々非々も判らなくも無いですがと書いてるんですが。

        それに私が熱くなっていると指摘した点は
        「雑誌に載っている、他の論陣や朝日新聞は今回関係ないのですから」の点ですよ。
        そう読めませんかね?貴方の頭の良い読解力では。

        • うーん、正直どっちもどっちですね。

          >これ熱いの?どこが?あんたの読解力相当ヤバいよ?

          下らない煽りコメントを書く人にそれに反応する人。ここはどっかの二チャンネルじゃないのですから、こういうのはどっか他所でやってくれませんか?不快です。

          >貴方も熱くなっているようですね。

          落ち着いて。ブーメランですよ?

        • ネット開闢以来、もう何十回見たかわからない

          詭弁の特徴15条
          >8.知能障害を起こす
          >「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」

          に陥ってますね。別に熱くなろうが冷めていようがロジックで詰めていけばいいところに
          「お前真っ赤だぞやーいやーい」とか書くからお馬鹿さんに見えてしまうんですよ。
          あなた、杉田議員を責められます?

    • >普段から朝日新聞を解約しようと、熱心に勧められるブログ主さんの主張と異なりますね。
      >結局、問題点が多岐に渡れば、ダブルスタンダードになる場合があるんだなと、我が身を引き締める思いにはなりますが。

      いやいや、パヨクヲチャーという高踏遊戯を嗜むなら、朝日新聞・毎日新聞・赤旗などの購読(つっても短時間だけ公開されるネット配信記事で十分だと思いますけどね。必要なら図書館に行くなり駅で単品購入すればいい)は欠かせませんよ。
      ただ素人にはお勧めしないというだけで。
      読まないことには批判ができないのは、ダブスタと言うよりアンビバレンツと表現すべきでしょう。
      「悔しいけど(面白いので)読んじゃう!!」みたいな。

    • >>普段から朝日新聞を解約しようと、熱心に勧められるブログ主さんの主張と異なりますね。結局、問題点が多岐に渡れば、ダブルスタンダードになる場合があるんだなと、我が身を引き締める思いにはなりますが。

      普段からイチかゼロでしか議論しない方ですかね?朝日新聞を解約しようと進めているからといって朝日新聞の全てを否定しないのは寧ろこのブログ主の矜持だと思いますけどね。朝日新聞がトータルして間違ってるという主張と「朝日新聞にも良い記事はある」という主張は何ら矛盾していません。

      >コメント欄に痛い所を書かれた点で、熱くなりすぎたのでは無いでしょうか?結局貴方も打たれ弱いと言うことです。改めて杉田氏の発言に問題はある点のみの指摘で文章を終わらせるべきだったでしょう。

      そうですかね?他の方の煽りコメントを見ているとむしろ熱くなっていて打たれ弱いのは貴殿じゃないですか?私もここのブログの内容に全面的に賛同するわけではありませんが、貴殿の批判って全然筋が通っていませんよ。

      • 普段から朝日新聞の倒産を目指す事を謳っておいて、朝日の良い記事を認める。別にそうすることは構いませんが、倒産したら良い記事を書く方も当然仕事を失って結果的にゼロになるのでは無いですかね。

        因みに私はこのブログを参考にしているだけで有って、盲信している訳ではありませんので、私の書いた文章の返信に何を書かれても熱くはなりません。貴方の様に、そこ迄熱量を持ってる読者ではありませんので。因みに「打たれ弱い」と言う表現はブログ主が主に野党の議員に使われてる言葉を私も使ってみただけです。念の為。

        それにしても、主題とは関係ない点ですと皆さん熱くなるのですね。こんなに反応があるとは思いませんでしたよ。

        • しがないサラリーマンです。
          暫く前からのやりとりを見ていたのですが、斎藤某さんのコメントに少し違和感を感じる下りがあって、別にここのブログ主が熱くなってるとか、打たれ弱いという表現は違うと思うんですよ。だからここまで叩かれてるんじゃないですかね?
          僕も別にブログ主の考えが絶対だとは思わないし、賛成できない主張もあるけど、斎藤某さんのブログ主批判は明らかにおかしいと思います。朝日新聞にも優れた記者がいるってのがそこまで問題なんですかね?
          なぜここまで批判されてるのか、一度落ち着いてゆっくり考えてみたらいいんじゃないですか?

  • 遅まきながら全文を読みました。
    9割納得、1割反対というのが正直な感想です。

    >彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。

    この一文は不要でしたね。これは配慮不足です。
    でもLGBとTは分けて考えろという主張には賛同します。
    LGBTと一緒くたにしているのが問題をややこしくしている根源だと自分は感じましたね。
    よくLGBT団体が「LGBTを正しく理解していない」と反発しますがどうすれば正しい理解になるのでしょうか。
    彼らの主張を唯々諾々と受け入れることが理解なのでしょうか。
    日本に対して自分達の歴史観を受け入れろと言いがかりをつけてくる某国の主張と同じですな。

    • LGBT団体がパヨクに乗っ取られていて機能していないのが問題だと思う。本当に困ってるLGBTと反安倍界隈の動きは分けて考える必要があるのに、杉田水脈ってのはこの辺をごちゃごちゃに混ぜて論じてるからね。だからここまでの争いになるんだよ。

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