【速報】ホワイトハウス:6月12日の予定
速報として、明日の米朝首脳会談の予定をホワイトハウスのHPから抜粋し、紹介しておきましょう。
ホワイトハウスの予定表
ホワイトハウスは先ほど、明日の米朝首脳会談の予定を公表しています。
Statement Regarding the Summit Between the United States and North Korea(2018/06/11付 ホワイトハウスHPより)
原文は次のとおりです。
The discussions between the United States and North Korea are ongoing and have moved more quickly than expected.
President Donald J. Trump will meet with North Korean leader Kim Jong Un tomorrow morning at 9:00 a.m. Following the initial greeting, President Trump and Chairman Kim will participate in a one-on-one meeting, with translators only, an expanded bilateral meeting, and a working lunch.
The United States delegation at tomorrow’s expanded bilateral meeting will include Secretary of State Mike Pompeo, Chief of Staff John Kelly, and National Security Advisor John Bolton. Press Secretary Sarah Sanders, Ambassador Sung Kim, and National Security Council Senior Director for Asia Matt Pottinger will join for the working lunch.
At the conclusion of the summit, President Trump will participate in a media availability before departing tomorrow at approximately 8 p.m. for the United States.
ドナルド・J・トランプ大統領は、まず、現地時間午前9時に金正恩(きん・しょうおん)とのあいだで、通訳のみを介した一対一のミーティングを行い、ワーキング・ランチを取る
拡大版協議に参加するのは、米国側はマイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ケリー首席補佐官、ジョン・ボルトン補佐官らが含まれる。また、ワーキング・ランチにはサラ・サンダース報道官、スン・キム大使、マット・ポッティンガー国家安全保障会議アジア上級部長が加わる
サミットの結果については、トランプ大統領が米国に向けて戻る午後8時頃までにメディアに対する会見が行われる
ポンペオ氏「CVIDを前提」
ついでにもう1つ、気になる報道を発見したので紹介しておきます。
ポンペオ氏 CVIDのみ受け入れ可能=朝米会談(2018/06/11 19:06付 聯合ニュース日本語版より)
韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)によれば、マイク・ポンペオ米国務長官は、米国が受け入れられる唯一の結果は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)と述べたそうです。
ただし、CVIDを正確に言えば、「完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法での廃棄」(Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement)のことですが、ここでは聯合ニュースの表現をそのまま用いています。
ここから見えてくるのは、
- 北朝鮮が核・大量破壊兵器のCVIDに応じれば、米国は北朝鮮の体制を保証する
- 北朝鮮が日本人拉致問題を日本にとって納得のいく形で解決すると確約すれば、日本は日朝平壌宣言に従い、北朝鮮に経済支援を与える可能性がある
- 北朝鮮が核・大量破壊兵器のCVIDを呑まなければ、現在の北朝鮮に対する制裁はそのまま継続する
ということです。
ただし、北朝鮮の出方がわからない以上、現状で申し上げられるのはこの程度まででしょう。
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