【夕刊】パヨクの暴走は自分たちに跳ね返る

自分たちの主張が世の中に受け入れられないからといって、「安倍さんは一日も早く過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい」などと言って良いものではありません。本日は「夕刊」と呼ぶには少し変な時間ですが、昨日公表された、ある記事を紹介したいと思います。

先鋭化し、暴走するパヨクたち

もりかけ倒閣運動失敗に発狂するパヨク

「もりかけ倒閣運動」が失敗に終わりつつあるためでしょうか、マス・メディアや旧来型の言論人、作家ら「反安倍」界隈では、最近、「とにかく安倍が嫌いなの!」とばかりに、「感情に訴える」ようなケースが目につくようになりました。

朝日新聞系列のウェブサイト「AERA.dot」に昨日掲載された、作家の室井佑月(むろい・ゆづき)氏の次の文章など、その典型例ではないでしょうか?

室井佑月「もう嫌、一日も早く」/連載「しがみつく女」(2018.4.13 11:30付 AERA.dotより)

リンク先の記事から、私が強い印象を受けた下りを抜粋してみましょう。

安倍政権になってから、世の中がギスギスしている。/右か左か、高所得か低所得か、若者か高齢か……。世の中の分断が、加速しているみたいだ。/安倍さん以前からそういうことはあったかもしれないが、もっとふんわりとしたオブラートに包まれたようなものだった。/もう嫌だ、こういうの。

この文章を、そのまま読んでみて、皆様はどう思われますか?

もちろん、中には「共感できる」という人もいるのかもしれません。しかし、少なくとも私の目には、室井氏が完全に論破され、悔し紛れに感情だけで「安倍さん大嫌い!」と叫んでいるようにしか見えないのです。

さすがに室井氏もここまで書いて、読者から「理論性のなさ」に批判を受けると気付いたのか、

というようなことをいうと、それ、安倍政権とは関係ないんじゃ……、すべて安倍さんのせいかよ、という人もいるだろう。

と述べているのですが、これに対して私は

はい。そうです。室井さんの思い込みだと思いますよ。

と申し上げたい気持ちでいっぱいです。

人を呪わば穴二つ

ただ、室井氏の文章の後半部分も、さらに意味不明です。

でも、あたしは関係ないとは思えないのだ。安倍さん自身がそういう人じゃん。国内の身近な人にも、外国との付き合い方も、敵か味方か、贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる。

安倍総理が「好きか嫌いで分けたがる」人物なのかどうかはよくわからないにしても、少なくとも「パヨク」と呼ばれる人たちの反対を押し切って、特定秘密保護法、安保法制など、さまざまな法案を成立させてきたことは事実です。

しかし、どうしても政治的な立場の違いが埋まらなければ、最後は数の力で反対を押し切って法案を通すことは、民主主義の当然のプロセスです。朝日新聞界隈の言論人が「数の力の暴力だ」と批判するのは、それこそ民主主義を否定する考え方です。

それはさておき、室井氏は安倍総理について、

安倍さんが、これだけ長く首相をつづけられたのは、運も才能のうち、たしかに彼に強烈なカリスマ性みたいなものがあるんだと思う。/だからこそ、彼が大好きなのか、大嫌いなのかということでも、我々は分断された。/その分断が、かなりきつい。

と述べた直後に、なんと、次のように言い放ちます。

一日も早く、彼は過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい。

室井さんに教えてあげたいことは、2つあります。

1つ目は、「安倍さんが『大好きか、大嫌いか』で(有権者が)分断されている」という説は、おそらく間違いです。安倍政権が長続きしている直接の理由は、政権発足直前の2012年12月の衆議院議員総選挙を含め、5回連続して、大型国政選挙で安倍晋三総裁が率いる自民党が圧勝しているからです。

自民党に一票を投じた人の中には、室井氏がいうように「とにかく安倍さんが大好きなの!」という人もいるかもしれませんが、少なくとも私の投票行動は、「6野党があまりにも不甲斐ないから、仕方なしに自民党に投票する」というものです。

つまり、自民党が5回連続で大型国政選挙で勝利し続けているという客観的事実を見る限り、有権者が「分断されている」という彼女の認識は正しくありません。

そして、2つ目は、「人を呪わば穴二つ」という諺(ことわざ)です。私の言葉で言い換えれば、「呪う」とは、この場合、「正当な理由なく嫌うこと」です。確かに日本には言論の自由がありますし、安倍総理には日本政府の最高責任者として、あらゆる批判を甘んじて受け入れる義務があります。

したがって、室井さん自身の勝手な思い込みで安倍総理を嫌うのは自由です。しかし、だからといって、

安倍総理が過去の人となって、彼の話題が出てこない世の中になって欲しい

とまで主張するのは言い過ぎでしょう。他人をこういう風に批判すれば、

室井佑月氏が過去の人となって、彼女の話題が出てこない世の中になって欲しい

と批判されても文句は言えません。それが嫌なら室井さん、今すぐ安倍総理に謝罪し、発言を撤回なさった方が良いと思います。

頭が悪すぎる言論人こそ退場だ

ひと昔前であれば、新聞、テレビ、雑誌などが結託していれば、この手の言論に対しても有効な反論が生じないまま、うやむやのうちに消えてしまっていたのかもしれません。しかし、現代社会にはインターネットというものがあります。ある人物の発言は、インターネット上に半永久的に残り続けます。

しかし、旧来型の言論人の皆さんは、インターネットが出現しているにも関わらず、インターネット出現前とまったく同じ感覚で、物事を発言しているのです。彼ら、彼女らは、読者、視聴者らを騙すことができた時代が終焉を迎えたという事実を、もしかしてまったく認識できていないのかもしれません。

あくまでも私の主観的感想ですが、朝日新聞が「2つの吉田問題」を認めた2014年以降、朝日新聞を中心とする「マスゴミ」(※)の劣化が激しくなり始めました。

(※)「マスゴミ」とは:インターネットで自然発生的に成立した、「ゴミのような情報ばかり流すマス・メディア」に対する怒りを込めたネット・スラングのこと。

そして、朝日新聞を主舞台に活動して来た言論人らは、主張が世の中からまったく受け入れられていないため、発狂し始めているようにすら見受けられるのです。少なくとも室井佑月さんの文章を読む限り、彼女は「なぜ、安倍政権だとダメなのか」という点について、説明努力すら放棄しているようにしか見えません。

ただ、だからといって先鋭化し、暴走した文章を発表すれば、彼ら・彼女ら自身に跳ね返っていくことになると思います。私が申し上げられるのは、それだけです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    < まず室井佑月氏が好きか嫌いか聞かれたら、私は『大嫌い』です(笑)。まずあの軽〜いしゃべり方で、安倍首相が嫌いありきからスタートする。そして『〜じゃん』という語尾(笑)。テレビでも活字媒体でも以前聞いた事ありますが、受け入れられない(笑)。トモダチことばでいい歳した女が使うなヨ!この人は『反体制派魔女』か?
    < どこでああなったのか知らんが、性根が腐ってて、正常な判断出来ないのでしょう。なまじマスゴミ人だから、広告塔として左傾の人に使われる。安倍首相のカラダの事より、その遥か遥か前に、今すぐにでも室井氏は逝って欲しい方です。マスゴミは室井佑月など使って安倍政権倒せ、すべて自民安倍政権が悪い、財務省も防衛省も愛媛県もすべて安倍政権がやったんだと刷り込む。私は、この動きには徹底抗戦します。貴方が間違っていると訴えたい。
    < 今日はSEALDsの残党とかが国会前でデモするらしいですね。ユーチューブでチラ見しましたが、大部分お爺お婆で、若いのに仕事も(多分定職にも付かず)せず、くだらんことに汗流して、一生ああやって生きていくのかと思うと、憐れみと蔑む自分を感じます。本当に朝日新聞、毎日、東京、NHK、TBS、他メジャーのロートルマスゴミ、野党は潰れろ!
    < 失礼します。

  2. ミナミ より:

    こんなバカが「リベラル(自称)」の代表みたいに思われるのが嫌であり、大嫌いな、
    少しはまともなサヨクも居るらしいですが、
    左翼はしばき隊や志位るズみたいな先鋭的な連中か、
    壊れたレコードの様に半世紀前と同じ事を言い続けている教条的な連中に、
    イニシアチブを握られるのが伝統なのです。

    そんな澱んだ澱に沈殿して行くのは嫌だという、知性のある人達は
    長谷川氏・末延氏・筆坂氏等々の様に転向して行くしかないのです。

    今の劣化しきった左翼は、転向して行った上澄みが無くなった、真性のゴミクズしか居ません。
    煽りみたいな下品な表現になってしまいましたが、客観的に言ってそうとしか言えません。

  3. とある東京都民 より:

    この『室井佑月』という作家も、おかしいな!
    作家じゃないジャン!
    これは、一般の作家先生に失礼!

    新しい類『感情表現家』とでも名付けれな良いか?

    まあ、オレっちも
    >>室井さん自身の勝手な思い込みで安倍総理を嫌うのは自由です。しかし、だからといって、
    >>「安倍総理が過去の人となって、彼の話題が出てこない世の中になって欲しい」
    >>とまで主張するのは言い過ぎ…

    つ~か、
    『そういうような事を叫ぶおまエラの方が、この『宇宙』から、未来永劫、その存在が消えて欲しい!』
    (怒)だよ!!

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