職業倫理と人生について考えてみた
本日、私は出張中であるという事情もあり、本日はやや時事ネタから離れ、普段から私が考えている「社会人としての職業倫理」について、考えてみたいと思います。とはいっても、やはり最後にはどうしても「あの話題」に繋がってしまうのですが…。
目次
仕事の経済学
当ウェブサイトの位置付けについて
さて、改めて読者の皆様に申し上げたいことがあります。
それは、このウェブサイトを日々、ご愛読いただいていることについて、心から感謝申し上げたい、ということです。
このウェブサイトは、私が2010年7月から大手ブログサイトで書き続けて来た「ブログ」を「独立系ビジネス評論サイト」に昇華させようと立ち上げたものです。当ウェブサイトはブログの延長のようなものですが、それでも、政治、外交、経済、金融などについて、私自身が持っている専門知識を味付けするかたちで記述しているスタイルが受けているのか、毎月10万件を超えるページビュー(PV)を頂いています。
ただ、このウェブサイトは私が関心を持っている内容を、つらつらと書き殴っているだけのものであり、後から読み返してみると、「よくぞここまでまとまりのない記事を書けるものだ」と、自分でも呆れてしまいます。こんなウェブサイトですが、それでも多くの方々から読んでいただいているため、続けていくことができるのだと思います。
ところで、当ウェブサイトには広告のリンクを張り付けており、その売上高をレンタルサーバ代に充てています。ただ、皆様に心地良く記事を読んでいただきたいと考えているため、広告は最低限にしています。このため、正直、記事執筆にかける時間との対比で考えるなら、売上高など微々たるものであり、完全に赤字です。
では、なぜ私が赤字を覚悟で、このウェブサイトを継続しているのでしょうか?
その理由は、簡単です。私自身が「知的好奇心」を磨く場が欲しいからです。
私は常々、当ウェブサイトをご覧いただいている皆様に、「知的好奇心」を刺激することの楽しさをお伝えしたいと申し上げて来ました。しかし、実際には、私自身が記事を書きながら楽しんでいるのです。
記事を書くためには、さまざまなデータなり、公表物なりを調べ、考察する必要があります。また、記事を公表する前に、文章を読み返し、構成を考え直したりすることもあります。これは面倒くさい作業です。
ただ、自分の文章を読んで下さった方にどう伝わるかを想像しながら、記事を執筆する過程そのものが楽しいのも事実です。
いずれにせよ、私が自分で好き勝手に書き殴っているだけのウェブサイトを、貴重な時間を割いて読んで下さる読者の皆様には、心の底から感謝しなければならないのです。
「ブレないこと」は全てに重要
ところで、私は「人生論」や「社会人論」が好きです。
もちろん、40代半ばに過ぎない私ごときが仕事や人生について語るなど、百年早いというお叱りが来るかもしれません。しかし、私の持論は、重要な点は「何年生き、何年働いて来たか」、ではありません。「自分の仕事をどういう態度でどれだけこなしてきたか」、です。
ちなみに私自身は世間的には「若造」ですが、それでも数え方によっては、20年以上、あるいは30年近く、仕事をしている計算になります。ただ、「大学を卒業して新卒でどこかに就職した」という普通の社会人とは異なり、私の「職歴」をカウントする方法は、すこし複雑です。
まず、大学時代には「朝日新聞奨学生」として、新聞配達などをしながら生計を立てていたので、これを「職歴」に加えれば、「職歴」は長くなります。その反対に、私は大学を卒業してから2年弱、学習塾で非常勤講師をしながら公認会計士の資格試験の勉強をしていたため、この期間を「無職」とカウントすれば、「職歴」は短くなります。
ただ、世の中に「職業に貴賤はない」といいます。私はこの考え方に全面的に賛成したいと思います。なぜなら、私自身、「新聞配達」も「監査法人」も、それぞれの経験が、自分にとっての貴重な経験であり、血肉になっていることは間違いないからです。
いずれにせよ、カウント方法にもよるものの、いわゆる「社会人」としては、20年少々の経験をしていると申し上げて良いと思います。そして、私がさまざまな仕事をこなす中で、1つだけ留意して来たことがあります。
それは、「自分なりに付加価値を付けること」、あるいは「もらう給料以上に付加価値を付けること」です。
私はさまざまな仕事を経験してきたのですが、それでも「まじめに仕事をすること」という点では「ブレない」ことが重要だと考えています。
残業論と副業論
「とにかくお金が欲しい」という方へ
ところで、仕事をしていると、「とにかくお金が欲しい」、「とにかく給料が欲しい」という人に出会うことがあります。
人間である以上、誰にだって物欲はあります。もちろん、私だってお金はないよりある方が嬉しいです。イエス・キリストかブッダか聖職者でもない限り、「お金があるよりない方が良い」と思う人は、社会の中では少数派だと思います。
私はこれまで、仕事をするうえで、さまざまな方々と出会ってきました。その中には、「僕はお金が大好き!」と公言する人もいましたし、会社に内緒で副業に勤しんでいる人や、株、競馬、パチンコ、宝くじなどに手を出している人もいました。
このうち副業については、多くの会社では「副業禁止規定」が置かれていますし、公務員は法律で副業が禁じられています。ところが、私の知り合いに、勤務先の会社が終業後、その会社の近所にあるコンビニエンス・ストアでアルバイトをしているという人もいました。勤務先の会社には副業禁止規定があるにも関わらず、です。
もちろん、この「副業禁止規定」が労働法に照らして正しいのかどうかは議論があるところです。しかし、少なくとも「勤務先に内緒でアルバイトをする」という人は、それが会社にばれたとき、どうするつもりなのでしょうか?私の知り合いの事例でも、なぜわざわざ会社の近所のコンビニをバイト先に選んだのか、私にはどうにも理解できません。
また、ギャンブルに手を出すという事例も、あまり感心しません。
株式はギャンブルではありませんが、競馬、パチンコ、宝くじはいずれもギャンブルです。そして、ギャンブルは確率論で見て、必ず胴元が勝ち、客が負けるという仕組みです。また、株式にしても余資を運用するくらいであれば問題がありませんが、制度信用などを使って売りポジションを作るなどの取引に手を出せば、それはギャンブル(専門用語で投機行為)になり得ます。
仕事に集中した方が効率的では?
では、「お金が欲しい」という理由で、副業やギャンブルに手を出すのは、正しいのでしょうか?
まず、副業については、自分の時間を安い時給で切り売りしている行為と同じです。もちろん、その副業が楽しいと思うのであれば、まだ救いがあります。しかし、会社で働いて疲れている人が、さらに夜になってからコンビニで働けば、消耗してしまうかもしれません。さらに、副業禁止規定が置かれている組織で働いている人が、副業をしていることがばれたら、懲戒処分を喰らう可能性もありますし、少なくとも組織内で昇格していくことも難しいでしょう。
また、若いビジネスマンにありがちなケースとしては、残業代でお金を稼ぐというパターンです。深夜まで働けば、たしかに残業代は付きますが、その分、疲れてしまって、日々の業務の効率は、間違いなく落ちるはずです。その意味で、「残業で稼ぐ」という発想は、「自分の時間を切り売りしている」という意味では、「副業で稼ぐ」というパターンと、経済的には似たような行為です。
その時間があるのなら、自分自身への投資をした方が良いでしょう。
若い独身の方であれば、何か資格試験の勉強をするのも良いかもしれませんし、異業種交流会や合コンに出てみたり、異性を含めた友人と付き合ったりするのも良いかもしれません。とにかく、人間的に深みが出るような時間の使い方をすべきだと思います。
私は、有意義な時間の使い方をすれば、目先のゼニを得ることはできないにしても、ゆくゆくは自分自身の本業で評価されることになると考えます。もっと言えば、自分にとっての「本業」を決め、その「本業」で「良い仕事」をすることを目指すべきです。
それは、私自身がそうでした。
私の事例だと、「金融規制の専門家」という位置付けで、プロフェッショナリティを磨いてきました。私はこの専門知識の土台をもとに、自分自身のビジネスをさらに確固たるものにするのと同時に、その知見を「ビジネスマン評論家」として世の中に還元することを目指していきたいと思っています(残念ながらまだ売上高は少ないですが…笑)。
そして、「良い仕事」をすれば、お金は勝手について来ます。
時給1000円のコンビニバイトであれば、1日3時間、週5日続けたとしても、年間80万円弱にしかなりません。しかし、本業に集中し、時給換算で5000円、あるいは1万円の付加価値を生むようになれば、長い目で見れば、若い頃の時間を切り売りしないことを、強くお勧めしたいのです。
ギャンブルは勝っても負けても損をする!
さて、もう1つの論点である「ギャンブルの是非」についても見ていきましょう。
私自身、資産形成をすることは否定はしませんが、宝くじなどのギャンブルに手を出すことには、できるだけ控えた方が良いと思います。
たとえば、わが国の場合、宝くじの期待リターンは購入額に対して20%程度であることが知られています。逆にいえば、確率論からは、元本の80%を確実に失い続けるのです。
サマージャンボ宝くじ、年末ジャンボ宝くじなど、「ジャンボ宝くじ」に1回10万円ずつ投資したとすれば、年間30万円、10年間で300万円を宝くじに投資している計算です。そして、元本の80%が失われるため、10年間で240万円を無駄にすることになります(300万円×80%=240万円)。
このように申し上げていくと、「中には1等・前後賞あわせて10億円に当たっている人もいるじゃないか!」と反論を受けるかもしれません。
しかし、宝くじで巨額のお金を獲得した場合、それはそれで不幸です。なぜなら、10億円などの巨額のお金を持ったことがない人が、そのお金を持ってしまえば、得てして無駄遣いをしてあっというまに散財してしまうからです。
それだけではありません。
派手に散財することを覚えてしまうと、宝くじで当てたお金が無くなってしまっても、散財する癖がついてしまいます。そうなれば、結局は不幸になるのです。お金というのは不思議なもので、その人に不相応なお金が一時的に入って来たとしても、長続きしません。宝くじ、親の遺産など、理由はさまざまですが、自分の努力ではとうてい手に入らないような大金を手に入れた途端、落ちぶれてしまう人を、私は多数見て来ました。
その意味では、「悪銭身に付かず」とは、よく言ったものだと思うのです。
非常に身も蓋もない言い方ですが、私は、人生で必要なお金は、正当に努力し、働けば、きちんと手に入ると考えています。
仕事の時間をシフトしてみませんか?
「お金を沢山稼ぎたい」と思う人は、「自分の本業で、良い仕事をする」ことを心がけるのが本筋だと思います。「社畜」として残業代を稼ぐ、会社に内緒でアルバイトをする、ギャンブルに手を染める、といった、「本業ではない努力」によってお金を稼ごうとしても、長い目で見れば、結局は儲かりません。
ただ、若い方には「具体的にどう努力すれば良いのか?」と尋ねられることもあります。そこで、「生産性の高い仕事」のヒントとして、仕事時間をシフトすることを提案してみたいと思います。
私自身の若い頃の経験も踏まえ、自戒の意味で記しておきますと、「残業代で稼ぐ」という仕事をしていると、体も壊れますし、大した業務経験にもなりません。監査法人で勤務してた頃は、毎日のように残業をしている人もたくさんいました。私が勤務していたのは、監査法人内でも「極端な夜型生活」の部署であり、残業をすれば、結構な額の残業代を稼ぐことができていたのです。
以下は、私の事例ではありませんが、私の同期の公認会計士であるS君の、典型的な勤務パターンです。
- 朝9時に起きて、おもむろにシャワーを浴びる。
- 朝10時に出勤し、ダラダラ仕事を始める。
- 午前中、ダラダラ仕事をしていたら、すぐに12時になり、ランチを食べる。
- 午後1時、ランチ直後で眠い目をこすりながら、さらにダラダラ仕事をする。
- 午後3時頃からエンジンに火が付き始める。
- 午後5時に「残業食」と称して、コンビニでサンドイッチだの、ジュースだのを買ってくる。
- 午後6時以降、本格的に仕事を始める。
- 午後10時を過ぎると「深夜残業手当」が付く。
- 午後11時過ぎに、監査チーム内で、「そろそろ終電だね」と話し始める。
- 終電を過ぎるとタクシー代が支給されるので、終電の時間を過ぎた午前0時過ぎに退社する。
- 午後1時頃、タクシーで帰宅。
- 午後2時頃まで、深夜放送などを見て過ごし、就寝。
こんな生活だと食事の回数も内容も偏りますし、生活も乱れます。当時のS君は独身でしたが、こんな仕事ぶり、家庭を持って同じことができるわけがありません。
これに対し、私が監査法人を辞めて転職した会社(つまり前職、会社名と業種は申し上げられません)では、業種の特性上、朝型の人が多く、次のような仕事パターンが主流でした。
- 午前5時に起床。
- 午前7時前後に出社。顧客からの電話も掛かって来ない時間帯に、多くの仕事を済ませてしまう。
- 午前9時から始業。顧客等からの電話も掛かって来るが、朝の時間帯に効率良く仕事を進める。
- 正午、ランチ休憩。
- 午後1時以降は、業務の棚卸や他の部署との調整、ミーティングなどの仕事をして過ごす。
- 午後5時過ぎ終業、退社。友人と飲みに行くもよし、家族サービスをするもよし。
監査法人の「夜型部署」の場合は、朝10時から深夜12時まで、拘束時間は14時間です。
これに対し、私の前職の場合、朝7時から午後5時まで、拘束時間は10時間ですが、業務効率は、私の体感では3倍から5倍でした。
一般的に、人間の頭脳は朝の方がスッキリと回転するからです。
また、早朝出勤した場合には「残業代」は出ませんが、その分、深夜残業するよりも生産性は遥かに高いため、結局は「良い仕事」ができるのです。
長い人生を考えるならば、目先の残業代よりも、良い仕事をすることの方が1万倍重要です。
子孫のために美田を残すな!
日本は相続税制が厳しい国ですので、自分が一代で財産を築き上げても、子供、孫に相続させる過程で財産が目減りしてしまいます。どんな資産家であっても、数代経過すれば、相続税という形で国に吸い上げられてしまうのです。
ただ、仮に日本に相続税制が存在しなかったとしても、私は子孫に巨額の富を残すことは望ましくないと考えています。
「悪銭身に付かず」と言いますが、自分の努力で稼いだわけでもないお金を沢山持っていても、人間、不幸になります。それよりは、人生の中で普段からきちんと思考し、努力し、肝心な場面では決断できるという、思考力、決断力を身に着ける方が大切ではないでしょうか?
私も子供に対しては、財産を残すよりも、「ウソをつかない」「努力をする」「ルールを守る」「困っている人を助ける」といった、人間として重要な要素を躾け、勉強することの楽しさ、思考することの喜びを教えていきたいと思います。
もっとも、私の場合は「子孫の為に美田を残さず」ではなく「残せず」、かもしれませんが…(笑)
職業と使命感
勘違い議員が多すぎませんか?
ところで、私自身は正直、自分と家族が暮らせるだけのお金さえあれば良いと考えているのですが、世の中にはそうではないという人もいらっしゃるようです。
非常に残念な話ですが、国会議員を初めとする政治家に、そのような考え方の人が多く含まれているのかもしれません。
私には地方議会の議員をしているという知り合いがいます。昔は「友人」でしたが、この人物は、私に対してうっかり「議員としての歳費を目当てに選挙に出ている」と発言してしまい、それ以来、私はこの人物とは距離を置くようになりました。
非常に情けない話です。
また、国会議員や地方議員の中には、民間企業の役員を兼職している事例もあります。もちろん、わが国の公職選挙法や地方自治法では、議員や都道府県知事、市町村長などの地位を利用して、自己や友人に便宜を図るようなことは犯罪とされていますが、民間企業との役員の兼職自体が禁止されている訳ではありません。
私に言わせれば、本来、議員は有権者の負託を受けて、私たちの生活をより良くするために仕事をすべき人たちです。国会議員であればわが国の代表者として行動しなければなりませんし、地方議員であれば地元のために尽くすべきです。しかし、歳費を貰って安穏と過ごすことだけを目的とした人たちが存在するというのは、非常に残念な話です。
私が常々、「有権者は絶対に選挙に行くべきだ」と申し上げている理由は、こうした「寄生虫的な議員」を少しずつでも排除していかねばならないという問題意識があるからですが、ただ、それと同時に、自治体によっては、首長も議員も選挙なしに選ばれるという事例もあることは事実です。
醜い国会議員の集合離散
私が「職業倫理」の話題で記事を書き始めると、やはり最後はここに辿り着いてしまいます。
それは、先月の衆院選で「躍進」(?)した、立憲民主党を初めとする野党議員の皆様に関するものです。
2017年9月28日、衆議院の解散が行われる直前までは、日本の最大野党は「民進党」という組織でしたが、これが選挙の当日、いきなり前原誠司代表が押した「自爆スイッチ」で大きなダメージを受けてしまいます。というのも、衆議院議員選挙で民進党は「独自候補を擁立しない」と宣言したからです。
その民進党は、「抱き着き先」として、小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」を選びました。前原氏を含めた民進党の候補者らは、当然に衆議院議員候補者の全員が希望の党に移籍するつもりだったようです。
ところが、前原氏は党員の合流について、希望の党側とは何ら事前調整をしていなかったらしく、小池氏は「排除の理論」を持ち出し、民進党の中でもとくに左派的な候補者らが「排除」されてしまいました。そこで仕方なしに、排除された勢力のうち、枝野幸男氏ら「革マル系グループ」が主体となって立ち上げたのが「立憲民主党」です。
ところが、衆院選が終了した現在も、民進党は参議院議員主体の政党として存続し続けています。相変わらず、まったく意味が分かりません。
小池百合子よ、恥を知れ!
さらに、小池百合子氏に至っては、全く尊敬に値しない政治家です。彼女自身はたしかに2016年7月の東京都知事選で圧勝しましたし、また、自身が主導した「都民ファーストの会」も、2017年7月の都議選で躍進しました。ただ、それらに気を良くしたのか、2017年9月時点で自身が「希望の党」を立ち上げたのは、あきらかにやり過ぎでした。
おそらく、小池氏としては、「都知事選、都議選」という圧勝の流れが続くのなら、ここらで都知事職を投げ出し、一気に総選挙で最大政党に躍進し、自身が史上初の女性首相になる、という野望を抱いていたのでしょう。
私は小池氏に、ヒトコト申し上げたいです。
「恥を知れ」
と。
豊洲市場への移転を独断で延期したことを初め、東京都政をしっちゃかめっちゃかにして、何が国政だと言いたい気分です。
そして、日本国民も賢明だったらしく、過半数を目指して200人以上の候補者を擁立したにも関わらず、希望の党が獲得した議席数は小選挙区、比例代表あわせて50議席に留まりました。しかも、小池氏から小選挙区の地盤を譲り受けた若狭勝氏は、小選挙区で惨敗し、比例復活もできずに落選してしまいました。
言葉を選ばずに申し上げれば、「ざまぁ見ろ」と言いたい気分でもあります。
そして、その希望の党は、事実上、民進党出身者によって占領されてしまいましたし、都議会でも公明党が与党から離脱したため、小池氏の勢力は少数与党に転落し、これから議会運営で苦慮することが想定されます。
こうなった以上、小池氏がこれからやらねばならないことは、東京都知事としての職分を全うすることしかありません。
東京五輪まであと3年を切っています。小池百合子氏が都知事に就任して以来、彼女が空費して来た1年という時間は、もはや取り返すことができません。私の希望としては、小池百合子氏は今すぐ東京都知事をお辞めになり、代わりに実務家が都知事職を務めあげて欲しいところです。
(※余談ですが、東京都という自治体が「大きすぎる」のも問題でしょう。いっそのこと、東京都は解体して山手線沿線を残して小規模な「東京市」として再編し、残りの部分は埼玉県、神奈川県、千葉県に吸収するくらいでちょうど良いのかもしれません。ただ、この論点についてはいろいろと議論したい部分もあるため、別稿に譲りたいと思います。)
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私も朝早く会社に行く。いろいろ考えるときは朝がいい。昔は出社時間の2-3時間前くらいに行ったが、さすがに役職定年の歳になるときついので最近は1時間前くらい。役職定年ってある面、合理的だね。ところで中小企業らしく後釜が決まるまで役職定年は延期のもよう。今の会社は少し前まで定年規定すらなく、85歳までがんばっていた人もいた。その人が辞めたら、その部署の仕事が遅くなった。後釜育成をしてこなかったようだ。
最後の余談について、私は逆に東京を大きくして今の首都圏と呼ばれるエリアを1つの自治体として扱う方が実態にあっていいと思います。もっと言えば地デジ文化圏ともいうべき地デジが届く範囲を1つの自治体としてする考え方です。交通機関や高速道路の発達や少子高齢化等により現在の47都道府県は多すぎると思います。過疎化が進む県は合併し大きくなり、都市化が進む県はこれも合併して大きくなるほうが合理的です。コンピュータの発達により郵便も電話も昔にように地域ではなくグローバルに対応できています。選挙における一票の格差もなくなり、場合によっては中選挙区制が復活するかもしれません。もっと言えばアメリカのように州の権利が強い州政府の分権政治になるかもしれません。考えてみてはどうですか。
< 毎日の更新ありがとうございます。
< 仕事をいつやれば効率的か、のお話ですが、私も経験上、朝方の方が効率は良かったです。頭が冴えてます。ダラダラしない。後の時間を気にせず業務に打ち込める。私の勤務は2パターンあり、朝型(6:00出勤18時頃退社)と夜型(11:00出勤23:00頃退社)があります。これは社員全員ではなく、管理職だけの勤怠です。出社すればその時間帯の責任者になる。もちろん朝型など本来15時で勤務終了ですが、そこからミーティングや会議やら社内指示伝達文作成等で遅くなります。遅番は帰宅が午前1時ごろ、これはもう、まともな社会生活ではないですね。また週ごとに朝、遅番のシフト変更もあり、生活が不規則になり、十分睡眠を取れず出社することになる。変な時間に食事飲酒するので、メタボ予備軍になる。また時間外手当も無し。深夜残業のみ25%UPで付きます。また、同僚部下と帰りに一杯も一切ありません。遅番は帰りが心配、朝番は早朝起きれるか心配。オーナーが変わった人で、仕事帰りに酒を呑む事、何人かが集まる事を嫌います。社内の個人宅訪問もご法度です(よほど悪口言われたくないのか。でも飲み会は年に1度ぐらいありました)。確か勤務と次の勤務は最低10時間以上空けなくてはならないのに、守られてません。労基が入るはずです(笑)。通勤は往復2時間以上かかります。業種や社名は赦して頂きたいですが、いわゆる世間的には聞こえはまあ、低い(笑)。図体はデカイ会社です。売上高は兆を超えますが、最終利益高など百〜数十億円、ザルで水を掬うようなもの、実質赤字の年もあります。因みに監査法人はトーマツという会社です。同期で最後まで居た人は(延長でまだ居るが)多分5人ぐらい、毎年百人単位で新卒を採ってますが、昔は5年で半分辞め、今は7〜8割は残っているようです。少しは労働環境が良くなったことが大きいですね。でも、世話になった会社ですが、もう一度生まれ変わったら。学校時代にもっと勉強に勤しみ、資格を取り、或いは公的試験を受け、営業職ではない仕事に就きたいです。或いは自営とか。現役時、同僚と「オレ達の労働単価ってどれぐらいやろ?」と計算しましたが、ほんの数百円、バイトの半分以下。それを知ってガックリ来ました。定年まで勤めた会社なので嫌いではないですが、労働時間、拘束時間の長さ異動の多さには辟易しました。
< 当然ながら給与水準も低く、言えない額ですが、なんとか住宅ローンも払い終え、子供達が就職したので、出て行く金が極端に減り、今は無理せず生活できます。*5年前が一番悲惨で二人が院生、大学生で二人とも下宿。ボーナスなど私の手元に1秒しかありません(笑)。住宅費生活費携帯代学費など、毎月大赤字です。それでも美田を残さずと言いますが、私はとにかく自分で借金を作り、子供には迷惑をかけぬよう考えてます。また美田など絶対ないぞ、と言って聞かせてます。さて、学生時代にはアルバイトはつきものですが、「学業優先、あまり無理するな」と二人に言ってましたが、二人とも理系の為か、とにかく実験や出席科目、テストが多く、週2日ぐらいのバイトだったようです。
< 話は変わって県会議員、市会議員などはよく私企業の役員を兼任してますが、あれって在職中は報酬をカットできないもんですかね。二重取りしているような。地区の選良なら、怪しまれるべき職位からは離れるべきだと思います。また、民進党、希望の党ですが、あれだけマスゴミに応援受けながら四散分裂した民進党は、小池氏の希望の党に擦り寄って肩透かしを食らわせられ、でも「要らない人達」の立憲民主党は一応、保守嫌いの受け皿になって議席を大量に取った、まではいいがこれからはまた酷い事になりそうです。小池氏も都知事選圧勝、都議会議員選ファーストの会で爆勝、勢い込んで多少総理の芽で欲が出たか、衆議院選挙は大敗。世の中そんなに甘くない。自民出の腹心も落選、当然の報いです。小池都知事、もうあとは五輪だけ考えなさい。何もイベントやマスゴミ受けすることはしなくていい。あ、それと豊洲市場ね。もう日がないんだ、急いで下さい。
< 最後に東京都を小さくする意見、いいと思います。ずっと昔は民鉄沿線など畑や田んぼだった。たまたま地方からドカドカと年に数十万人単位で押し寄せて来たからこうなっただけ。東京の山手線内以外の、中でも郊外と言われる所は、当時の中小不動産屋のミニ開発で、道路鉄道、幹線道路が上手く出来ていない。インフラは整備度高いとは言いにくい。「東京市・都」は山手線内及び外側最大1kmでいい。その辺りまでが本当のメトロポリタンです。郊外が一緒ではない方が、行政はやり易い。東京市は日本のシンボルであり続けねばならないので、郊外のベッドタウンとは一線を画すのが良いでしょう。確かに、埼玉や千葉に編入される地区民は抵抗大ですが、住所が東京でなくなるだけ。生活には変化はないです。神奈川、埼玉、千葉に周辺部は割譲されていいと思います。これなら人口900万人か?神奈川が抜かすかも(笑)。
< 以上、失礼いたしました。
会計士様、超ご多忙のなか、毎日の更新、ありがとうございます。
私も給与所得者、所謂サラリーマンの端くれです。
実は以前から、TV報道の画面で気になって仕方がない場面があるのです。
何か事件、気象変異、例えば地震発生等の場面で、その局の報道部所を映す映像が登場することがあります。
すると必ずと言っていいほど、書類や書籍等が乱雑に散乱した事務机や、その場々特有の各自叫び声が入交り、いわば「これぞNEWS」的に映ります。しかもそれがPM10時や時には深夜だったりもします。
私の印象は「おぉ、大変だ~」と、ことの事態を視観するよりも、「こいつら、何でこんな時間に仕事してるの?」の方が先に立って、不思議な感覚を覚えます。
我が職場、帰宅時には、机上に一切の書類含め紙片放置厳禁はもちろん、PC切断時にはあらゆる情報遮断が必須です。社外FAX・社外メールは原則厳禁、業務休業時間(含:休日)に仕事をしたくても許可なく社に入れませんし、ともかくエレベーターがその階に停止しません。それを解除して仕事をするには私の上、更に3段階の上席許可を要します。
朝も同様です。早朝出勤したくても事前許可、ビルのセキュリティ解除、エレベーター制御、仕事場のセキュリティ解除、事務デスクの開錠、PCログオンチェック、を経て、ようやく業務開始。そしてあげく許可なく残業などすれば「懲罰もの」です。(なので「こんなメンドクサイこと」よほどの事態にならない限り、しません)
それを、TV局・新聞社等「マスコミ様方」は、何と自由にダラダラと社に居続け、夜も明けような時間まで「お仕事」をなさっておられるのか…。
TVといえ新聞といえ雇用側には従業員との間に「労働=対価」が成り立っていて、労働には正当な対価を支払わなければ、あとで責任を問われる懸念があるのでは?
そんななかで某(笑)小池女史が「代表辞任」とか。
「だめだったので、都知事に専念します…」って、それで済むのか、い。
我が企業(倫理)では、訓戒・譴責、程度では済まないです。
少なくとも減給・降格は必至。その事態・反響から「身の置き所が無くなる」ほどの恥を覚悟せねばならないです。
もっとも「面(つら)の皮が1cm」くらいはないと「セージカ」は務まらない、のでしょうね。
< 憂国の志士様
< いつもコメント拝見しております。
< テレビ報道室のナマ画面は、散乱している現場、ホットな最前線!いま一番アツイマスゴミ現場!というのを見せたいのではないですか。逆にいうと、あんなに乱雑な、しかもペーパー類があっちこっちにあり、メモをクリップかテープで留め、また固定電話にも何かごちゃごちゃ貼ってる、机の上もノート、ファイルだらけは、一昔前のビジネスシーンだと思います。
< 仕事中はある程度仕方ないかもしれませんし、私も机がもひとつ欲しいと思ってました。しかしあのビジネスデスク、キャビネットですか、アレ、私嫌いで。理由は引き出しの厚みないし、奥行きもなく、結局なにもかも入りにくいんです。だから、ウチも退社時は机の上には何もない状態ですし、パソコン、印鑑、緊急連絡先なども鍵の掛かる所にしまいます。*社内で2台?だったかホストコンピューターだけはバカでかいので、檻の中に入れてますが。
< いま、あるいは近未来は、もっと綺麗な状態でオフィスはなるでしょう。失礼いたしました。