リベラルの無残な末路

本日は事情により更新が遅れました。申し訳ありません。本日も引き続き、国内政治の話題です。

最初にお詫び

お詫び①テーマ変更について

本日は久しぶりに北朝鮮の話題に触れようと思い、昨日もそう予告しました。さすがにここ数日、国内の選挙に関する話題が続いているから、いい加減、他の話題に切り替えたいと思ったからです。

しかし、「小池ファースト党」こと「希望の党」の動向について、さまざまな話題が動いています。

そこで、本日も予定を変更して、国内政治の話題を取り上げたいと思います。

お詫び②更新遅れについて

もう1つのお詫びは、更新時間の大幅な遅れについて、です。

昨日、記事を更新したつもりだったのですが、じつは更新できておらず、しかもオリジナル原稿がエラーにより保存されていませんでした。

このため、本日のこの原稿は、昨日執筆した内容をベースに、思い出しながら再度執筆している点をご了承ください。

久しぶりに見た「排除の理論」

小池百合子の「排除の理論」

小池百合子東京都知事が党首を務める「希望の党」を巡り、民進党の全員が合流できないという事態が発生しています。

民進「全員を」、希望「政策で」…候補調整難航(2017年09月30日 12時55分付 読売オンラインより)

衆議院が解散された9月28日の当日、前川誠司代表は、今回の衆議院議員総選挙では民進党は独自候補を擁立せず、民進党から立候補する予定だった候補者は、全員、希望の党から出馬すると表明。これに対して小池百合子氏側は「政策が合致する候補者」を選定する考えを明らかにしています。

これについて、辻元清美氏を筆頭に、現段階で明らかに小池氏の「希望の党」から公認を受けられないと自認している候補者の中には、週末の段階で、希望の党からの公認を受けずに無所属で出馬する意向を明らかにしています者もいます。

ところで、「その時点の最大野党から新しい政党に丸ごと議員が移籍する」という事例、どこかで見たことがあるとお気付きの方もいらっしゃると思います。

そう、それは今から約20年前、1996年の「民主党」結成時のことです。

鳩山由紀夫、菅直人の両名が中心になって「民主党」を設立する際、旧・日本社会党(現社民党)の村山富一、土井たか子両元委員長を含めた、「負のイメージが強い元幹部」らの入党を拒絶したことが、当時、「排除の理論」と呼ばれました。

いわば、イメージ刷新を狙う際に、国民から古臭いイメージで見られかねない人々を切り捨てるという考え方です。

小池百合子氏の「排除の理論」を見ていると、この20年前の「排除の理論」とそっくりなのです。

小池氏は、公式には「政策で一致する候補者を選別する」と表明しているようですが、実際にはイメージ先行であることは間違いありません。

というのも、明らかに極左的な後藤祐一氏や元民進党幹部の細野豪志氏らが公認を受けている時点で、小池氏がいう「政策で」云々には説得力がありません。

ここで、この「排除の理論」とそれを招いた当時の体制について、簡単に振り返っておきましょう。

「1955年体制」といえば自民党

戦後の日本の政治は、「自民党」対「それ以外の勢力」の対立の歴史だった、と見ることができるかもしれません。

自由民主党(自民党)とは、1955年に自由党と民主党という2つの保守政党が合同して成立した政党ですが、結党以来、「非自民連立政権」が成立していた1993年からの1年弱と、民主党政権が成立していた2009年からの3年3ヵ月の期間を除き、一貫して政権与党の地位にあります。

それでは、自民党はなぜ、60年以上存続し、しかもその間の大部分を政権与党として過ごしてきたのでしょうか?

中国では中国共産党が、北朝鮮では朝鮮労働党が、それぞれ建国以来、一党独裁を続けていていますが、日本の場合、きちんと選挙が行われています。

また、シンガポールと違って、マス・メディアが自民党にとって不利な情報を報道しないで隠蔽してしまうということはありません。むしろ、日本のマス・メディアは自民党にとって不利な情報を、(ときとして事実関係を捏造してまで)流しているくらいです。

おそらく、自民党の強さの正体とは、その時々における国民の「真のニーズ」を読む力にあるのだと思います。

もちろん、「絶対権力は絶対に腐敗する」という世の中の鉄則の通り、過去に自民党の政治家が絡む大型な贈収賄事件も発生していますし、また、政治家として以前に、人として疑問を持たざる様な人材(たとえば、石破茂氏のような人)も在籍していることは事実です。私自身も、自民党を無条件に支持している訳ではありません。

しかし、現在の安倍政権の例でいえば、雇用の最大化、賃上げ、働き方改革など、本来であれば労働者のための政党(昔でいえば日本社会党)が主張していたような政策を推進しています。アベノミクスが始まって以来、労働者の賃上げに一番後ろ向きなのが連合を初めとする労組だというのは悪い冗談だとしか思えません。

いずれにせよ、「保守政党」であるはずの自民党は、対抗政党の目玉政策をうまく取り入れ、したたかに生き延びてきたのです。

私自身は自民党に対抗し得る、政権を担い得る健全な野党が出現して欲しいと思っています(※ただし、後述する通り、小池百合子氏が設立した政党は、明らかに私が期待していた政党ではありません)。しかし、現実問題として、今この瞬間、自民党を政権与党の地位から追放すれば、2009年8月の政権交代時と同じか、それ以上の混乱が生じることは間違いありません。

その意味で、私自身は今回の選挙でも自民党を支持する予定です。

排除の理論は旧民主党と同じ

一方、「1955年体制」の片割れである日本社会党については、1993年8月の政権交代で「非自民連立政権」である細川護煕政権の中核政党となりました。しかし、肝心の「非自民連立」の枠組みは、1年ももたずに細川政権とともに崩壊。

その後は「自民・社会・さきがけ連立政権」の枠組みで連立与党入りし、よりにもよって社会党の委員長だった村山富一が首相に選ばれてしまいます。

自民党は政権与党に戻るためであれば、「名を捨てて身を取る」戦略すら取るという柔軟さを持っている政党ですが、それに乗せられた社会党は、その節操のなさから国民に見放されます。

すでに1994年12月には「新進党」が結成されたことで衆議院では第2政党から第3政党に転落していたのですが、1995年の参議院議員通常選挙では16議席の獲得に留まるなど大敗を喫し、社会党内では危機感が強まりました。

これを受けて1996年1月、党名を「社会民主党」(社民党)に変更。イメージ刷新を狙うも党勢は戻らず、こうした中、1996年9月に創設された「民主党」に、社民党は丸ごと合流することを表明。しかし、ここで鳩山由紀夫らが持ち出したのが「排除の理論」だったのです。

結局、社民党から民主党に移籍できなかった左派的な勢力は社民党に取り残され、さらに旧社会党時代の「村山路線」に異を唱える勢力が「新社会党」を作って飛び出すなどして四散。現在の社民党は、辛うじて政党要件を満たしているものの、所属議員数は5人を割り込み、もはや政党としての命脈は「風前のともしび」となっています。

民進党の未来はそういうことです。

さて、日本社会党(とその後継政党である社民党)の1996年頃の動きを見ていると、丸ごと現在の民進党と同じであると気付きませんか?

たとえば、「社民党が丸ごと民主党に参加すると表明して撤回したこと」は、「民進党が丸ごと希望の党に参加すると表明して撤回したこと」にそっくりですし、「民主党が社民党の幹部の合流を拒絶した」ことについても「希望の党が民進党の幹部の合流を拒絶した」ことにそっくりです。

社民党は、今や極論を唱える泡沫政党に過ぎませんが、民進党も将来的には単なる泡沫政党として存続するのかもしれません。

重ねてのお詫び

なお、本日のコンテンツは、更新したつもりが更新できていなかったという事情もあり、私が思い出しながら作成したもので恐縮ですが、更新が遅くなり申し訳ありませんでした。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 南海男児 より:

    リベラルは白アリです。白アリは木が存在しないと存在できません。リベラルとは反日パヨクです。もともとリベラルは日本が存在しないと存在できないのです。そんな日本に依存しながら、反日をしているのです。それは左翼ではありません。依存勢力です。だから、リベラルは社会党に依存し、民主党に依存し、民進党に依存して、内側から日本を破壊してきました。それが白日のもとにさらけ出されてしまったのが今回の小池劇場です。白アリが木から追い出されて、もう一つの木(希望の党)に侵入しようとした瞬間に、拒否されてしまったのです。それが国民の前で!白アリ達は自分達だけで、党を作ろうとしていますが、白アリには破壊があるのみで創造はないから、かつての新左翼と同じように、内部分裂を繰り返して社民党のようになってしまうのは間違いないです。そのうち、何かの党に侵入しない限り彼らにとって将来はないのです。

  2. 埼玉県民 より:

    毎日拝読させていただいております。
    先週のコメントでも述べましたが、“辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!”が先週同曜日でとうとう最終回となってしまいました。辛坊ロスです。 彼の見込みで”野望の党“は100切るくらいではないかと見ていました。サンデーモーニングも小池NGの論調でしたし、枝野他の左派が分派するのも確定のようなので、反日マスゴミのベクトルも揃わず、風もふかず足し算にはならず引き算の様相です。分党で政党交付金山分けで、野望の党への持参金になると、さすがにあきれかえられそうです。
    小職は県民ですが、周りの都民の方にヒアリングすると、小池は無責任だという意見が主流でよほど情弱のワイドショーおばさん以外のフォローはなさそうです。公明抜いても改憲勢力が2/3となれば、結果オーライで前原氏は国家に貢献者なるかもしれません。

  3. 左翼 より:

    何だか今日の記事は中途半端ですね。よほど慌ててたのでしょうか?

    まぁ、ブログ主さんの希望の党に対する考え方は、数日間のエントリーを読めば分かるので、それでも良いです。

    それよりもリベラル派の無残な末路、私も全く同感です。節操がなさ過ぎますからね。小池百合子党の狙いは民進党の溜め込んだ政党助成金にあることは明白です。

    ちなみに今日の本文では触れられていないようですが、リベラル派と左派は本来全く違う存在です(ブログ主さんならご存知と思いますが)

    新進党、民主党、民進党に在席していて左翼と同類視されるのを嫌った政治屋がリベラルを名乗っているだけであり、社会党左派の残党がそのメインです。

    もともとのリベラルとは自民党のことであり、それを社会党左派を指す言葉として使う日本のマスコミには心底反吐が出ます。

  4. spaceman より:

    更新ご苦労まです。

    もはや、「保守/右翼」「リベラル/革新/左翼」という言葉のセットは止めるべきでしょうね。

    一般に、小さな政府を目指すのが保守で、リベラルはその逆なわけですが、日本では保守といわれる自民党が比較的「大きな政府志向」です。ゆえにそこは与野党の決定的な争点にならず、野党側は護憲だの安保だのに争点を見出そうとしてきました。結局それが、正常な国際的対応を求められている日本の足をずっと引っ張ってきたわけです。

    「保守」「リベラル」というのは語感や意味としてもどうかなと、私は思ったりします。

    例えば、リベラルという言葉はもともとは「自由主義」「進歩派」といった意味です。これに対して「保守」というのは、読んで字の如く伝統や現状を維持するという意味です。私の若い頃の左翼は右翼のことを蔑んで「反動」と呼びました。「進歩や改革を阻む」という意味です。それは保守勢力に対して「守旧」「既得権墨守」などのマイナスイメージを埋め込むための「修飾語」でした。

    もうこちらのサイトでも、何度も騙られてきたことですが、現在、柔軟性も想像力もなく頑なに「守旧」しようとしているのは、むしろ「リベラル」と言われている人々です。彼らの言う「改革」とは、「安倍首相を降ろす」「自民党を下野させる」でしかありません。その結果として彼らが目指すのは護憲・安保廃止という「守旧」「反動」だったりします。

    ちょうどこの文章を書いている最中に、メーラーの自動通知が立ち上がって枝野氏が「立憲民主党」を立ち上げたという日経オンラインの速報が入りました。私はそんな名前より「護憲反動党」のほうがよいのではないかと思います。立憲主義も民主主義も、彼らの敵である自民党と共通しているわけですから、その名前だと差が出ない。

    ──まあ、冗談はともかく、彼らをリベラルと呼ぶのはいい加減もう止めてほしい。

    彼らは、少なくともリベラルではありません。丸山真男的な意味での左翼でもありません。
    対して、今の自民党は保守ではありません。一部右翼的な部分(人)は残っていると思いますが、これは時代とともに薄れていくでしょう。おそらくそれを担うのは自民党ではなく別の党ですが、希望の党は意外とそうならないように思います。

    個人的には、右翼も左翼も、もはや「この世界を記述きない」という意味で、時代遅れなのだと思っています。
    新しい思考が必要です。

  5. 右派 より:

    更新お疲れ様です。

    あぁ、一度書いたものをもう一度書き直すには大変なエネルギーが要りますよね。私にも経験があります。一万文字書いたのが消えた時には何もする気が起きず現実から逃げました。お疲れ様です。

    さて、つい最近左派と思しき方が書いた政治ブログでとある記事を見ました。十万文字にもなる記事で、ブログの開設は九月三十日。記事はそれ一つきりというから開設された方としては相当な危機感と使命感を持って、急いで書き上げたものと思われます。

    膨大な文章でしたが、論旨を要約すれば即ち、

    『保守自民と保守希望の二大政党の時代が来る。リベラルの意思が吸い上げられない時代だ。日本が危ない』

    と言ったものです。

    私は激しい違和感を覚えました。自民党が保守?戦後、最も社会主義的な政策の採用に熱心だったのは自民党では?
    希望が保守?民進の事実上の後継者で、右でも左でも中道でもない、謎の政党では?

    右派を自認する私からすると自民党はぬるいものがあります。沖縄を含む米軍基地の縮小、それに伴う自衛隊の増強と米軍の役割の代替、日米地位協定の見直し、外国人向けビザ発給の厳格化。ぱっと思いつくだけでもこれだけ右派、保守的な主張はありますが、自民党はどれも決して選択しないでしょう。

    寧ろかなり左派的に見えます。先日も総理が増税分の使い道について、子育て支援に充てると述べました。また日本の医療保険はかなり手厚く、高齢者の増加と共に重い負担となって国家にのし掛かり、国家戦略そのものに大きな影響を及ぼしています。デフレ脱却、賃上げの旗振り役も自民党です。

    保守と保守の二大政党制にはとても見えません。先日も文化人が安倍総理の事を、世界的に区分すれば極右の指導者と記しているのを見ましたが、安倍総理程度で極右ならヨーロッパ・ポピュリズム政党の指導者達はなんなのか。超ウルトラスーパーデラックス極右なのか。ではそういう人達が支持を集めているのは何なのか。支持者はヒトラーユーゲントかナチス党員かゲシュタポ並みの精神なのか。

    左の左に位置する人から見ると安倍総理や小池都知事ですら右翼に見えるようですが、右翼から見れば安倍総理はかなり度合いの小さい中道右派に見えます。時には左派にすら見えます。

    なのにリベラルを自称する人達は日本が危ない、右翼の天下が来ると言う。実際にはリベラルのお株を奪われっぱなしなのに。

    こんなことでは百年経っても左派の安定政権は来ないと思われます。たまにお祭り騒ぎと自民党の腐敗が頂点に達して政権が奪っても、何もできずに退場という歴史が繰り返されるでしょう。

  6. 宇宙戦士バルディオス より:

     本エントリーとは関係ありませんが、ご容赦を。
    『韓国 バスの慰安婦少女像を大使館前に並べる』
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171002/k10011165021000.html
    >韓国のソウルで、路線バスの一部が慰安婦問題を象徴する少女像を座席に設置して運行しましたが、今度はバスから取り外した像を日本大使館の前に並べるというパフォーマンスが行われました。

     もうソウルからは大使も公使も全員引き揚げるべきだと思います。無期限で。参事官以下の職員で、窓口業務だけやっていればいいでしょう。

    1. 右派 より:

      別の意味で怖くてたまらない光景です。
      夜中に見たら怖くて逃げ出しそうですね。子供なら泣き出すんじゃないです?

      ホラーでしょうに。よくもやるものです。自分達のやっていることがどれだけ奇妙に見えるかわからないのですね。この人達は。

    2. むるむる より:

      ……ホラーだ、頭オカシイだろこんな企画通したのも馬鹿だけど誰も反対もしないのかよ。
      バスくらい有意義に使え、運転手もよくやるな……

    3. 左翼 より:

      ホラー以外の何でもないですね。

      日本は如何なる時も韓国を助けて来ました。植民地支配は悪いことをしたから謝れと言われれば素直に謝って来ました。

      その結果が、これです。

      こんなのネトウヨでなくても普通の日本人なら怒りますよ。

  7. poponta より:

    お疲れ様です。
    私は専門の教義を極めたものでもなく、ごく普通にその辺にいるおじさんですが時間的な経験はそれなりに経験していると思っています。右派さんがふれていましたが「自民党が保守?」これには賛同するところあります。世界で社会主義的な政策やシステムをもっともうまく?施行しているのは日本の自民党ではないかと思っています。かりに日本が共産主義の国家としたら日本共産党の一党独裁になるのですがそこには志位和夫委員長ではなく安倍晋三委員長がいるような気がします。自民党は看板を共産党に書き換えてもうまくやると、レジェンド(伝説)の時代から現代にいたるまで時の指導者はそこそこうまく時代に対応してたとえ変化があったとしても最小限の混乱に抑えてうまく立ち回っていたと思います。右だ左だ!といってもガラパゴスな日本です、八百万の神がいる国です、リベラルな人たちが政権打倒などと言ったところで変えられることは難しい、無駄です。生きているうちに保守の大連立政権を見てみたい、女性の総理大臣も見てみたい、大朝鮮民主主義人民共和国の成立を見てみたい(怖いもの見たさ)・・・不謹慎で申し訳ない(笑)

  8. 激辛大好き より:

    相変わらずの寝ぼけコメントを申します。
    リベラルというのは自由主義者をさすと言われますが、日本のリベラルは社会主義者のなれの果てです。阿部知子や辻本清美、平野など社会党に属した人たちですし、社会党に同調して活動した人の多くがリベラルを名乗っている。自由主義とは相いれないはずの社会主義者がリベラルを名乗り始めたのはソ連が崩壊し、社会主義を主張できなくなった後です。そして彼らは上手く立ち回り民主党に鞍替えした後は、性懲りもなく護憲、安保反対を振りかざした。民進党が瓦解したのもこのようなリベラル派に牛耳られ、情報保護法や安保法案改正などに強硬に反対した。本来のリベラル(自由主義)なら暴力行為をしないはずなのに、国会で暴行行為をしてしまった。彼らにリベラルを名乗る資格などないはずだが、メディアがやたらに彼らを持ち上げてしまった。
    そして、民進党が立ち行かなくなり、希望の党に参加するために、安保や憲法改正に賛成を口にするまでになった。彼らには政治信念などなく、ただ国会議員でなりたいだけだ。これは自民党議員にも言えることだが、なまじリベラルを名乗るだけに見苦しさは数段上だ。彼らは選挙に有利になるためなら、政治信念など簡単に脱ぎ捨てる。社会主義からリベラル、さらに保守にだって、国会議員になれるならためらいもなく変身する。それだけ国会議員の立場が優遇され、一度味わった議員職にしがみつきたいのだろうがあまりにも見苦しい。今回の選挙は政治家の醜態を国民の前に現しただけでも、歴史に残る選挙であるかもしれない。

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