続・読者に教えて頂く時代:ネット時代の「希望」
一般人の見識がエセ・ジャーナリズムに打ち勝つ時代が、すぐそこに到来しています。本日は、その証拠となる、様々な意見を紹介したいと思います。
本日は読者コメントを紹介します
以前私は『読者に教えられる時代』という記事を公表しました。
これは、『日経ビジネスオンライン(NBO)』というウェブサイトに掲載された、日本人であれば誰でも名前を知っているであろう某著名ジャーナリストの記事を題材にしつつ、すでに「一般人に教え諭される時代」が到来したのではないか、とする仮説です。
私たちは、ともすれば、「テレビに出ている人」は「有名人」で「私たちよりも偉い人」ではないかと勘違いしてしまっているのかもしれません。しかし、実際には、某著名ジャーナリストが執筆した記事に対して、名もなき一般人から寄せられる辛辣なコメントの方が、情報としての有用性が高いのではないかと、私には思えてしまうのです。
実は、私自身、この「独立系ビジネス評論サイト」を運営し始めて1年少々が経過するのですが、最近、読者コメント欄に頂くコメントを読んで、「もはや情報発信は一部の著名人の独占ではなくなった」ということを痛感しています。
そこで、本日は衆院選を契機に、改めてジャーナリズムと一般人の意見について考えてみたいと思います。
「真のジャーナリズム」とは?
読者が「ジャーナリスト」を評価する時代
さて、NBOには鈴置高史・日本経済新聞社編集委員の『早読み深読み朝鮮半島』やジャーナリスト・福島香織氏の『チャイナ・ゴシップス』のように、ちょっと他のウェブサイトでは読めないようなレベルの高いシリーズが掲載されているので、情報源として、私にとっては非常に重宝しています。
しかし、もともとが「雑誌」ですから、「玉石混交」の名のごとく、中には思わず首をかしげてしまうような連載もあります。
自称「コラムニスト」の小田嶋隆(おだじま・たかし)氏が執筆する『小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明』や、「大物ジャーナリスト」(?)の田原総一朗氏が執筆する『田原総一朗の政財界「ここだけの話」』がその典型例ですが、毎回、私の目からすれば、「よくぞここまで酷い駄文を掲載できるものだ」と感心(?)してしまいます。
ただし、私の持論は、「自分を成長させるためには、自分と異なる意見こそ重視しなければならない」というものです。ときとしてあまりにも支離滅裂であったり、論拠がめちゃくちゃだったりするため、読んでいて心が折れそうになることもありますが、それでも頑張ってこれらの文章も読むことにしており、その結果については当ウェブサイトの執筆にも、いくばくかは貢献していると思います。
ところで、「ジャーナリストを名乗る資格」は誰にでもあります。
公認会計士や医師、弁護士などと異なり、ジャーナリストには資格試験がないからです。その気になれば、誰だって、今すぐ「ジャーナリスト」を名乗ることができるのです。キンコーズに出掛けて名刺を作ってもらえば、今すぐジャーナリストとして営業をすることができるはずです(仕事が来るという保証はありませんが…)。
また、先ほど例に挙げた人物の中で、小田嶋隆氏の場合は「ジャーナリスト」ではなく「ひきこもり系コラムニスト」を名乗っていますが、「コラムニスト」や「ライター」も、資格など必要がないという意味では「ジャーナリスト」と同類です。
では、鈴置高史・福島香織の両氏と、田原総一朗・小田嶋隆の両氏の違いは、いったいどこにあるのでしょうか?
ヒトコトで言えば、読者がその人のコラムをどこまで信頼しているか、という点にあります。
NBOには他の大手マス・メディア系のウェブサイトにはない特徴が2つあります。1つは記事の評価機能、もう1つはコメント機能です。
記事の評価機能に関しては、「参考になったかどうか」、「読むべきかどうか」という2つの軸で、それぞれ3段階で
- とても参考になった、まあ参考になった、参考にならなかった
- ぜひ読むべき、読んだほうがよい、どちらでもよい
という選択肢であり、正直、選択肢としてはいまひとつです。ただ、それでも評価機能がないよりはマシであり、実際、「その記事を3段階評価する」という意味だと捉えなおせば、それなりに参考になります。
そして、鈴置氏のコラムの場合、毎回、9割前後の人々が3段階で最も高い評価を付けており、福島氏の場合も8割前後が最高評価を付けています。
これに対し、田原氏のコラムの場合、ひどい場合には8割の人が3段階で最も低い評価を付けているのです。これを視覚化すると、正確ではありませんが、だいたい次のようなイメージです。
鈴置氏の場合
- ★★★…■■■■■■■■■
- ★★☆…|
- ★☆☆…|
福島氏の場合
- ★★★…■■■■■■■■
- ★★☆…■
- ★☆☆…■
田原氏の場合
- ★★★…■
- ★★☆…■
- ★☆☆…■■■■■■■■■
これに対して興味深いのは小田嶋氏の場合です。
小田嶋氏のコラムには熱心な「ファン」がいるためなのでしょうか最高評価が5~6割、最低評価が3~4割と、毎回、評価が分かれるのです。
小田嶋氏の場合
- ★★★…■■■■■
- ★★☆…■
- ★☆☆…■■■■
あくまでも私の主観ですが、この「読者による評価」は、毎回評価が大きく割れる小田嶋氏のコラムを除き、非常に的を射ていると思います。
小田嶋氏の文章については、正直、「参考になる」と思ったことは1回もありませんが、読者コメントから判断する限り、固定読者の中に「小田嶋氏の熱心なファン」がかなり含まれているためなのかもしれません。
しかし、上に挙げた4人のうち、小田嶋氏を除く3人にかんして言えば、評価についても読者コメントについても、違和感を覚えることは、それほどありません。
主観的な意見を「ニュース」にする愚
ところで、私にはひとつ、持論があります。それは、民主主義国家において重要なことは、「主観的な意見」の多様性です。
議論の前提として、情報には2つの種類があることについては、当ウェブサイトの読者の皆様であれば、すでにご存知だと思います。
1つ目は「客観的な事実」です。これは、誰がどう報じても、本質的には全く同じ内容になる情報です。
2つ目は「主観的な意見」です。これは、報じる人によって、全く異なる内容となる可能性がある情報です。
たとえば、9月28日の衆議院解散に関する情報を「客観的事実」という点から報じれば、
「2017年9月28日に召集された第194臨時国会で、正午から開かれた衆議院本会議で大島議長が「憲法第7条に基づき衆議院を解散する」とする解散詔書を読み上げ、衆議院が解散された。」
となります。
もちろん、報道する人がNHKの場合や新聞社の場合などで、細かい言葉遣いが異なる可能性がありますし、日付を「西暦」にするのか「平成」にするのか、解散詔書が読み上げられるまでのプロセスを事細かに記すのか省略するのか、という違いはあるかもしれません。
しかし、「2017年9月28日に衆議院が解散された」という情報は、どの報道機関が報道したところで、本質的な点において、全く同じ内容になるはずです。
ところが、日本のメディアの場合、報道各社の「主観的意見」に及ぶ部分が、判で押したように全く同じなのです。この衆議院解散の例で見ても、
「今回の選挙では、再来年10月に予定される消費税率の10%への引き上げの是非、増収分の使い道の議論、憲法改正、臨時国会冒頭での解散に踏み切った安倍総理の政治姿勢などをめぐって論戦が行われる」(NHK)
「安倍晋三首相の再登板から5年弱の政権継続の是非が最大の争点だ」(時事通信)
「2012年12月の政権発足から1強体制を続けてきた安倍政権の継続の是非が最大の焦点だ。安倍晋三首相が掲げる消費増税の使途の変更や憲法改正も争点になる」(日本経済新聞)
「衆院選は安倍政権の4年10ヵ月の評価や「森友学園」「加計学園」問題の対応など安倍晋三首相の政治姿勢が争点」(中日新聞)
など、多くのメディアがほぼ同じ主観的意見(というよりも単なる主観的な憶測、願望)を報じています。
私に言わせれば、いずれのメディアも、「北朝鮮情勢への対応」「日米同盟の強化」「トランプ大統領の11月訪日の準備」といった、根本的に重要な点の報道が欠落しています。
日本のマス・メディアの報道が、いかにいい加減で、いかに当てにならないか、この例だけでもよくわかるでしょう。
(※余談ですが、捏造で知られる朝日新聞グループを中心に、「解散に大義がない」という主張をする新聞社・テレビ局も多く見られますが、「大義」という意味では、むしろマス・メディアの方が社会的存在意義を失っていると思います。)
しかし、私たち国民がマス・メディアに教えてもらわなければならない情報は、「2017年9月28日に衆議院が解散された」ことと、「10月10日に公示、22日に投開票が行われる予定である」ことなどの「客観的な事実」の部分であり、それ以外の、「どの党に投票すべきか」、「どの候補者に投票すべきか」については、マス・メディアの意見を「参考」にしても良いものの、最終的には私たち国民の側が議論すべき筋合いのものです。
当ウェブサイトには「客観的事実を速報で伝える」という機能はありませんが、「主観的な意見(ないし分析)」を充実させたいという思いがあります。なぜならば、既存のマス・メディアには、「情報を深掘りする」という機能が根本的に欠落しているからです。
私は、本業では「金融規制のプロフェッショナル」であり、「客観的な情報を読み解き、分析すること」をなりわいにしています。私自身はジャーナリストではないため、「誰も知らない客観的事実」を発掘して報道するという能力はありませんが、「すでに報じられた情報」「客観的事実」に関して、私なりに情報を読み解き、読者の皆様に提供するという機能に関しては、そこらへんのジャーナリスト(とくに新聞社・テレビ局の記者)よりは圧倒的に優位を持っていると考えています(少なくとも私ごときレベルの「社会人評論家」であっても、情報分析力において、田原総一朗氏に負ける気はしません。)。
そして、現代はインターネットを通じて誰でも気軽に情報発信ができる時代です。私のレベルの情報発信者(ブロガーや社会人評論家)など、ごまんと存在していて、すでに並みのジャーナリストには存在価値がなくなっているのです。
そのことに、新聞社・テレビ局の人たちは、まだ気付いていないのです。
読者が「評価」を下す時代は、すでに到来している!
もちろん、朝日新聞のように、「客観的な事実」を捏造する犯罪組織は論外ですが、私に言わせれば、新聞社・テレビ局の役割は、「客観的な事実」の部分だけきちんと報じてくれれば、それで十分です。争点については、本来、私たち国民が決める筋合いのものだからです。
従来ですと、世の中に流れるありとあらゆる情報は、新聞社・テレビ局などのマス・メディアが主導権を握って流していました。そして、それが行き過ぎることで、マス・メディアの「中の人」が、客観的事実と彼ら自身の主観的意見をごちゃまぜにして、そのまま「事実」として情報を垂れ流していたのです。
極端な話、客観的事実についても、新聞社やテレビ局が取り上げてくれなければ、世の中の大部分の人が知ることなく、闇に葬られていました。1970年代の北朝鮮による日本人拉致問題など、その典型例でしょう。
つまり、情報の世界における力関係は、「マス・メディア>一般国民」、という不等号が常に成り立っていたのです。
しかし、インターネットの出現により、史上初めて、このマス・メディアの既得権に、風穴が空きはじめました。具体的には、誰もが気軽に、ブログや独立系評論サイトなどを開設することができるようになり、誰もが気軽に、低コストかつ簡単に、全世界に向けて情報発信することができるようになったからです。
わが国だと、大手のブログ・サービス(アメブロ、FC2ブログなど)が充実していますし、私が運営する当ウェブサイトのような完全独立系の評論サイトの場合でも、年間数千円~数万円もあれば開設・維持することができます。
これに対し、テレビ局と新聞社を中心とするマス・メディアは、高コスト体質です。
しかし、新聞社は高い購読料の存在を前提としたビジネスですが、インターネットがあれば、新聞の社説よりも遥かにレベルの高い言論を無料で読むことができるわけです。購読料を払うのがバカらしいと感じる読者が増えれば、早晩、新聞社の多くは経営が行き詰ります。
一方、テレビはNHKを除き、視聴者への課金を行っていません。それでも広告主の立場からすれば、「誰がどの番組をどれだけ見ているのか」というデータを容易に得ることができるのは、テレビよりもインターネットです。多くの企業が精緻なマーケティングが可能なインターネット広告に力を入れるようになれば、テレビ局には広告料が入らなくなり、やはり早晩、経営が行き詰る可能性があります。
つまり、低コストで誰もが情報発信産業に新規参入できるインターネット時代にあって、彼らが比較優位を保ち続けるためには、何らかのバリューが必要です。少なくともこれまでのように、「報道しない自由」を駆使して自分たちの主張を押し付けるだけの報道姿勢だと、早晩、読者・視聴者に飽きられ、広告主が離れてしまいます。
そこで、既存メディアの中にも、ブログやフェイス・ブックなどのサービスを真似る事例が増えて来ました。現に、先ほど例に挙げたNBOのように、既存メディアであっても「読者コメント機能」「読者評価機能」などを実装する事例は存在します(他にもコメント機能が実装されているウェブサイトの例として、Yahoo!ニュースなどがあります)。
いずれにせよ、現時点では、情報伝達の世界における「マス・メディア>一般国民」という不等号は壊れていませんが、しかし、力関係は徐々に均衡状態に近づいています。現に、NBOの例では、すでに「読者がジャーナリストを評価する」という構造が、立派に成立してしまっているのです。
ということは、「読者がメディア自体を評価する」という時代も、もうすぐそこに来ています。
「新宿会計士の政治経済評論」の価値
読者コメントに感謝します!
実は、この「読者がそのウェブサイトの価値を決める」という意味では、当「新宿会計士の政治経済評論」にしても、全く同じことです。
私が最初に当ウェブサイトを開設したときには、1日のPV数(※)は数十件程度でしたが、その後、少しずつ増加。今年1月に入り、当ウェブサイトの日韓スワップなどに関する記事が高く評価されたことにより、一気に1日数千PVというウェブサイトになりました。
(※PV数=ページビュー数、つまり閲覧回数)
私は別にPV数を増やすことを目的にしている訳ではありませんが、それでも、ちょっとしたセミプロ級のレベルにまで読者数が増えたことについては、やはり素直に嬉しいと思っています。
何より嬉しいのが、読者コメントです。
常連でコメントを下さる方々もいらっしゃいますし、また、ふらりと立ち寄ってコメントを残して下さる方もいらっしゃいます。当ウェブサイトの場合、批判する意見も含め、全てのコメントについては大歓迎であり、自動的に承認されます(※)。
どうかお気軽にコメントをして下さると幸いです。
(※)ただし、最近増えてきた、中国などからのニセブランド販売サイトに誘導するコメント、ウィルスサイトに誘導するコメントなど、犯罪性の高いコメントにつきましては、自動的に排除されています。
コメント数は民進党解党ネタだけで30件!
私自身のウェブサイトには、多い時で1日数十件というコメントを頂くのですが、それらの全てが当ウェブサイトの記事に賛同するものではありません。中にはきついお叱りのコメントもありますし、あるいは単なる煽りコメントもないではありません。
昨日と一昨日、私は衆議院解散総選挙と「小池新党」について取り上げる記事を上梓しましたが(該当する記事は『自爆スイッチを押した前原の「敵前逃亡」』と『インターネットに「真の希望」を見た!』です)、これらに対しても活発なご意見を頂きました。
本日は少し珍しいのですが、これらのコメントの中で、私自身が気付かされたもの、考えさせられたものについて、紹介したいと思います。
※なお、ここで取り上げないコメントについても、いずれも素晴らしいコメントばかりであり、別に無視するという意味ではありません。
パヨクさんいらっしゃい!
まずは、「全く予想通り」だったコメントを1つ紹介しましょう。
コメント主「何このサイト?」様
2017/09/29 07:53
有権者に向かってバカとは度が過ぎてますよ。それに東京都で都民Fが圧勝したじゃないですか。小池百合子氏は都知事選で圧勝したじゃないですか。その小池さんを批判するのは民主主義の否定ですよ。安倍の独裁を倒すためなら野党が協同するのも当然です。
ある意味で、当ウェブサイトの普段のコメントレベルと比べて、あまりにも稚拙なコメントです。
ただ、別に私はこのコメントに「腹が立った」ということはありません。というのも、ある意味で議論を封殺する「パヨク」と呼ばれる人たちを中心に、この手の意見が多いであろうことは、容易に想像が付くからであり、また、全く予想通りだったからです。
私は確かに、この日の記事で、「自分の頭で考えずにテレビの報道に騙されて投票した600~700万人の浮動票の投票主」のことを「バカ」と呼びました。これについては「度が過ぎている」とのお叱りですが、私は全くそう思いません。日本国民が他の日本国民を批判するのも自由だからであり、もしそれが気に入らないのであれば、「新宿会計士はバカだ!」と某匿名掲示板などに書き込んで頂ければ良いだけのことです。
別に私は貴殿を名誉毀損で訴えたりしません。というのも、私はウェブ言論活動を行っていて、自分自身の考え方についてはウェブで全て公開しているからです。「新宿会計士がバカであるか、そう書き込んだ人がバカであるか」については、その書き込みを見た人々が当ウェブサイトを訪れて判断することができます。
その意味でも、誹謗中傷は大歓迎です(つまり批判は受けて立つ、という意味です)。
あと、選挙で勝った勢力を批判するのが民主主義の否定だとおっしゃるのならば、その直後に「安倍の独裁」とあるのは、貴殿こそ矛盾していませんかね?つまり、安倍氏は選挙に勝って内閣総理大臣に就任しているのです。ということは、貴殿のロジックに従えば、安倍総理を批判すること自体が「民主主義の否定」だと思いますよ。
(これで論破になったと思います。不満があれば書き込んで下さい。)
バカ呼ばわりについての補足
つぎに、「バカ」という単語について、このようなコメントを頂いています。
コメント主「埼玉県民」様
2017/09/29 at 09:24
毎日拝読させていただいております。
小職は不明ながら、2009年に民主に投票してしまった、バカです。
国難に陥った反省で“過ちは 繰返しませぬから” です。
オリジナルの原爆死没者慰霊碑の主語は原爆を落とした人か落とされて死んだ人なのか主語が不明ですが、こちらの主語は小職や多くの国民かと思います。
(後略)
埼玉県民様のコメントの趣旨は、私が上記で省略した部分にありますが、ここで引用するのは書き出しの部分4行だけです。
「埼玉県民」様には、以前、慰安婦像を「KSOP」と呼んではどうかというご提案を頂きましたが(これについては『売春婦にノーベル賞を、KSOPに世界遺産登録を!』などの記事に結実しています)、今回のコメントで「埼玉県民」様は、ご自身が2009年に民主党に投票してしまった「バカ」だとおっしゃっています。
私は本文でも述べたとおり、「その当時の行動が問題」だったと思っており、確固たる信念があって民主党に投票していたのか、それともテレビなどが流すその場の雰囲気に流されて民主党に投票したのかによって、当時の行動が「バカな行動」だったかを判断すべきだと思います(※埼玉県民様が「バカ」ではないことくらい、コメントを読めばわかります)。
私だって、衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙はともかく、東京都議会選挙や新宿区議会選挙、新宿区長選挙などで、候補者を吟味して投票しているわけではありません。多くの場合は自分自身の支持政党だから、という理由で、候補者を選んでいるという側面があります。
その意味で、この「バカな行動」とは、私自身への自戒も含めた表現です(実際、私は過去に、朝日新聞の大ファンだった時期があります)。
また、「当時の行動はバカ」だったかもしれないにせよ、現在、日本国民としてまじめに政治について考え、投票行動を取っているのであれば、「現在もバカ」ではありません。
要するに、過去の行動については取り返しがつかないものであるため、その場その場をしっかりと考え、判断することが大事だという、当たり前のことに結実するのだと思います。
そりゃメンタリティが同じですからね(笑)
私は以前から、民進党・パヨクと韓国の類似性を感じていましたが、そのことをズバリと指摘された方がいらっしゃいます。
コメント主「spaceman」様
2017/09/29 at 11:59
(中略)
あまり無責任なことは言えませんが、私にはこのドタバタ騒ぎが面白く感じられてなりません。誰もが深謀遠慮も信念もなく、自己都合の思惑がらみで、まあ動くこと動くこと。なんとなくデジャヴを感じるなと思ったら、この「面白さ」は韓国ウォッチで感じることに似ていると気づきました。
(後略)
こちらのコメントも大変興味深いものです。
「spaceman」様は「めがねのおやじ」様や「むるむる」様、「激辛大好き」様、「porter」様、「清明」様、「きゃん’t⇔R」様、「poponta」様などと並び、かなり以前から当ウェブサイトに建設的かつ鋭いコメントを寄せて下さる貴重なコメント主様の1人です(お名前は直近100件のコメントから抽出)が、今回のご指摘も鋭いですね。
私自身が日本人と韓国人のハーフであるという事情に加え、韓国はウォッチしていたら面白いという事情もあるため、当ウェブサイトでは韓国の迷走について取り上げることが多いのですが、冷静に考えてみたら、民進党の前原代表の行動は、「あとさき考えずに思い付きだけで決断する」あたりとか、「周囲との協議・調整をしない」あたりとかが、朴槿恵(ぼく・きんけい)前韓国大統領、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領ら韓国人とそっくりです。
やはり、日本の「パヨク」と呼ばれる人たちは、メンタリティが韓国人にそっくりなのかもしれません。あるいは、「パヨク」の主成分は韓国出身者なのでしょうか?(笑)
※いちおう、私自身が韓国人の息子でもあるため、上記発言は「日本人が韓国人を人種差別した」というものには該当しません。念のため。
「甘く見るな」というお叱り
次に紹介するのは、次のコメントです。
コメント主「右派」様
2017/09/30 at 10:16
更新お疲れ様です。
百も承知の事とは思いますが、甘くみてはいけないと思います。
ネット内で自民党、というより安部総理の人気は高く、磐石に見えますが、依然としてテレビや新聞の影響力は侮れません。先日もNHKのニュースウォッチ9が〆の言葉にお定まりの「大義なき解散」を口にして印象操作を図っていました。
(中略)
政治意識を高めるのは大事ですが、それでは限界があると思います。世の中の殆どの人は誰が何を言おうと絶対に政治に興味を持ちません。
そういう層へのアピール力では、インターネットは劣ります。何せつけてれば勝手に流れるテレビと違って自分の好む情報に主体的にアクセスする必要がありますから。
(後略)
右派様からは、私の記事について、やや楽観的に過ぎるのではないかとのご意見を賜りました。
全くご指摘の通りです。インターネットの世界では、「小池(百合子氏)は怪しい」「安倍(晋三総理大臣)の方が信頼できる」、といった論調が主流を占めているようにも見えますが、インターネットよりも新聞・テレビの方が、まだまだ世の中全体に対して強い影響力を保持しているからです。
そして、「いくらインターネットが普及したとしても、そもそも政治に興味がない層に対して働き掛ける手段としては、インターネットよりもテレビの方が優れている」という右派様のご指摘に関しても、全くそのとおりでしょう。
ただ、それでも私は、「岩盤の既得権益層」であるテレビも、少しずつ(しかし着実に)弱体化していると考えています。そして、その裏側で、若年層を中心に、政治についてインターネットで情報を得ようとする勢力についても、少しずつ(しかし着実に)増えているはずです。
その意味でも、私はインターネットを通じた情報発信を続けようと思いますし、読んで下さる方に「知的好奇心を刺激すること」の大切さをお伝えしていきたいと思います。
ちなみに右派様からは、こんなコメントも頂いています。
コメント主「右派」様
2017/09/30 at 10:30
もう一点。
会計士様のように政治意識が高い方からすれば、どう見ても怪しい小池新党に票を入れる人は「バカ」に見えるでしょうし、過去に民主失政を経験してなおわからないのか!と怒る気持ちもわかります。
ですが、彼らを批判しないで頂きたいのです。論争すれば勝てるでしょう。しかし論破の末に和解はないのです。論破された側は感情の面で二度と保守の味方につかないかもしれません。
自分なりの信念を持ってこれまで民進党に投票した人もいますし、なんとなく投票しただけの人もいます。そう言った方々に、ちゃんと考えれば我々と同じ考えになるはずだ、と言えば逆効果です。批判され人格まで否定されたと感じた人達は最も強固な敵になるでしょう。
保守は保守で戦闘的になるべきではなく、ただ事実を、聞きたい人にだけ、淡々と説明し。喧嘩を売られたなら相応の値段で買い、反論する。
無党派層や、信念を持つ左翼にまでこちらから攻撃を仕掛けるべきではないと思います。
当ウェブサイトに対し批判的なコメントにも見えますが、間違いなく言えることがあるとすれば、「非常に参考になるコメントだ」、ということです。
世の中の人すべてが自分と同じ思想を持っている訳ではない。
世の中の人すべてが自分と同じ行動をする訳ではない。
そんな当たり前のことを、改めて気付かされた気がします。その意味でも、こうした貴重な「お叱り」は非常に参考になるのです。
(unagimo3様のコメントも、「私の主張に100%賛同するものではないが、非常に建設的で参考になるご意見である」という点では全く同様です。)
左翼の意見が聞きたい!
先ほど、「何このサイト?」様のコメントを紹介しました。せっかくコメントを頂けるのもありがたいものの、やはり、当ウェブサイトに時々沸く「パヨク」的なコメントに過ぎず、あまり参考にならないのが残念です。
こうした中、私の意見に正面から「反対する」と言いながら、非常に論理的なコメントを下さるのが「左翼」様です。
コメント主「左翼」様
2017/09/29 at 08:04
なるほど、やはりブログ主さんは今回の選挙でも自民党に投票するのですね。まぁ普段のブログ主さんの主張を見ていたら消極的支持と言いながらも自民党か日本のこころか維新あたりに投票するんだろうなとおもっていましたが、肝心の日本のこころが瓦解状態ですからね。それも中山京子参議院議員に責任があるのではなくてそのバカ夫に責任があるのだと思いますが…。
(後略)
東京新聞に長谷川幸洋氏が在籍しているのと同様、自ら「左翼」と名乗る人の中にも、まともな思考の方がいらっしゃるのに驚きます。
詳しくは「左翼」様のコメントを直接読んで頂ければと思いますが、確かに今回の前原氏の「敵前逃亡」では、「理論左派」(つまり真面目に考えてご自身の考えにより左派政党に投票すると判断された人々)にとっては、非常に困惑するものだと思います。
(※私の記憶違いでなければ、左翼様はもともと民進党を批判されていたような気がしますが、いかがででしょうか?)
ちなみに、「テレビなどの情報に流されず、自分自身で考えて決断した結果、投票する」という人であれば、投票先が自民党であろうが、民進党であろうが、希望の党であろうが、極端な話、共産党であろうが、それは尊敬に値するものです。私が「バカだ」と呼んでいるのは、大した考えもなく、その場の雰囲気で投票行動を決める連中であり、その点については誤解なきようお願いします。
ただ、今回の左翼様のコメントを読んで疑問に感じたことは、それが「左翼」と呼ばれる皆さんの総意なのか、それとも「左翼の総本山」みたいになっていた民進党が突如として瓦解したことによって、戸惑っているだけなのか、という点にあります。
その意味でも、私はもっと多くの「左派」の方々による意見をお待ちしているのです。
国民不在の野合は続く
ドSの小池、民進党をいじめる!?
民進党は最大野党でありながら、今回の総選挙では独自候補を立てない方針を早々に決定しました。
こうした中、昨日午後以降の複数の報道によれば、「希望の党」と民進党との候補者調整は難航しているようです(たとえば次の読売新聞の記事など)。
民進「全員を」、希望「政策で」…候補調整難航(2017年09月30日 12時55分付 読売オンラインより)
さらに、メディアによっては、「第1次公認候補者には、民進党出身者が含まれない」との観測すら出ているようです。もしそうだとすれば、民進党の立候補予定者にとっては、小池氏が全ての生殺与奪の権を握っている格好となり、そのことで民進党出身者らは、いま、「針のムシロ」に座らされているような心境を味わっていることでしょう。
「最大野党」でありながら、選択権の全てを自ら一方的に放棄した前原誠司氏という人物の無能さには驚きますが、この騒動に一番呆れているのは、ほかならぬ日本国民ではないかと思います。
パヨク同士潰しあうのは結構!
次にこの「小ネタ」についても触れておきましょう。
共産・志位和夫委員長「重大な背信行為」 希望の党公認の「民進」候補に「刺客」擁立へ(2017.9.28 18:48付 産経ニュースより)
産経ニュースによれば、共産党の志位委員長は衆議院が解散された先月28日、民進党との合流を決めた前原誠司氏に対し、「重大な背信行為」と批判。そのうえで、「(なぜこういう事態になったのかという)民進党からの説明はない」と怒りを示しています。
共産党に対して同情するつもりはありませんが、これはさすがに共産党にも「怒る権利」はあるでしょう。そして、「なぜこういう事態になったのかという説明が一切ない」ことをとってみても、民進党という組織のダメダメさがよくわかります。
ただし、産経ニュースは
「志位氏は「民進党候補で希望の党の公認を得た場合は、共産党候補を原則として擁立する対応は当然やっていく」と述べ、「刺客」を擁立して対抗する考えを示した。」
と述べていますが、反日勢力同士、どうぞ潰しあってください、とだけ申し上げておきたいと思います。
「辻元清美は合流せず」、残念!
本日最後に、この話題に触れておきましょう。
民進党の最大の支持母体である連合が、「(民進党)全員が希望の党に移れないのはおかしい」と抗議したそうです。
希望の候補絞り込み「おかしい」 連合・神津里季生会長が民進・前原誠司代表に直談判(2017.9.30 15:59付 産経ニュースより)
連合からすれば当たり前の話ですが、支持母体である自分たちに何の相談もなく、勝手に希望の党への合流を決めた前原氏に怒鳴り込みたくなる気持ちはよくわかります。
こうした中、インターネットでは、「首相経験者(つまり野田佳彦氏と菅直人氏)を含めた15人については希望の党への合流が拒絶されるらしい」、との情報も出ています(ただし、この情報についてはフェイクニュースである可能性もあるため、詳しい情報については本日は紹介しません)。
ただ、私が「落選して欲しい」と思っている候補者のうち、数名は、無所属で出馬する意向を言明しているようです。その1人が、辻元清美氏です。
小池知事に「排除」を宣告された、民進党リベラル派の憂鬱(2017年09月30日 17時42分付 ハフィントンポスト日本語版より)
ハフィントンポスト日本語版によれば、辻元清美氏(大阪10区)は30日夕方、民進党本部前で報道陣に対し、
「私は、リベラルの力を信じている。ですから私は、(希望の党には)行きません」
と述べ、無所属で立候補する意向を固めたそうです。
大阪10区の皆さん、是非、見識を示してください。私たち日本国民の見識の力が、彼女のいう、「リベラル」(に名を借りた反日勢力)の力を上回っていることを、是非、示してほしいのです。
以上、本日の私からのお願いでした。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
去る9月9日にTBSの偏向報道に抗議するデモがおこなわれましたが、
その直後に、TBSの井上名誉会長は予想通り、
「各局の報道の編成方針は各社の判断、偏向報道は行っていない。」
と開き直った態度を表明し、報道姿勢を一切変えません。
そこで、10月7日に、またTBSの偏向報道に抗議するデモがおこなわれるようです。
このデモも一切報道されないと思いますが、
衆議院選挙公示前の時期なので、多少の効果はあるのかと期待しています。
はじめまして。いつも楽しく拝読させていただいております。
今回の記事を見ていて思うことがあったので筆を執りました。
小田嶋さんの見方や小田嶋さんの記事への評価がいわゆる「一般的」なテレビ・新聞から主に情報を得られている方の見解なのだと思います。小田嶋さんやその記事を支持されている方が何も考えずにその結論を導き出しているわけではなく、テレビ・新聞から得られる情報をスタートとして思考し、論理を組み立てた結果として出てくる結論が小田嶋さんをはじめとした方の結論でありそれを支持する方の結論なのかなと思います。
新宿会計士様をはじめ、ここで議論をされている方の特徴としては、テレビ・新聞から得られる情報だけでなく「一次ソース」から得られる情報も含めて思考をスタートされているという点が、小田嶋さん達とは違っているのかなと思います。
つまりスタート地点が違うため、出てくる結論がおのずと違ってきているということです。
新宿会計士様をはじめとした皆様も経験があるかもしれませんが、かつて両親や学校の先生から「新聞を読みましょう」と勧められたことがあると思います。そういわれて育った方は、今でもテレビ・新聞等から情報を無批判的に取り入れて判断のスタートにしてしまっている方もまだまだ多いと思いますし、みんながみんなテレビや新聞の情報の裏どりをしようとはしていないと思います。
新宿会計士様をはじめ、ここで議論をされている方はここで議論をされているうちに意識が自然と高くなっていくのはある意味仕方がないとは思いますが、新宿会計士様の周りに意識が高い人が多くなることで、世間一般の感覚とずれてくる恐れがあるのかなと思いました。そういう意味では「右派」様のご意見は正鵠を得たものといえるでしょう。
(これが間違った方向へ行くと霞が関のように庶民感覚とずれてくるという構造的な問題につながるのかなとも思います)
小田嶋さんコラムの評価は、そのテレビや新聞の情報を基に判断されている方がどれぐらいいるかを表している良い指標だととらえると指標の見え方も変わってくるかと思います。
また、いわゆる「既存メディア」側もインターネットの動向を知らないわけではなく、インターネットで伝えられることは「フェイクニュース」であり、既存メディアが「ファクトチェック」しないといけないという形で自分たちの正当性と価値を訴えています。そして、インターネットはこんなに危ないんだよという攻撃をしてくる(いている)と思います。
その際に、例えば新宿会計士様のサイトを取り上げて「ほらここの運営者は国民のことをバカ呼ばわりしているよ」という形で取り上げて、それを聞いた人に「やっぱりインターネットって危ないな」と思わせようとするかもしれません。
そう考えると、このサイトの今後の方向性によっては、稲田前防衛大臣の去り際の時におっしゃっていたように、既存マスコミに対する「隙」を作らないような勉強も必要になる可能性もあります。
「何このサイト?」様のコメントは、既存メディアが攻撃してくる時は、こういう風に攻撃してくるよという警鐘だと捉えればよいのではないでしょうか。
長文失礼いたしました。
健康にはご自愛ください。今後も上質な議論を提供されることを楽しみにしております。
毎日の更新ありがとうございます。
本題に入る前に「日経ビジネス オンライン」の件で。田原氏などは化石世代で論外(論害)ですが、失礼ながら小田嶋氏も玉石の屑石の部類かと思います。私のアンテナが少ないためか、割と最近まで知らない方でした。NBOのコラム「ア・ピース オブ ケイク(警句)」というのを読んで、何が言いたいのか理解しようと努力するのですが、『それで?その後、どうしたん?』という突っ込みを自分が入れてるのを感じるんです。何回か読んだけど、響くもの無いから今は跳ばしてます。題名からしてぜんぜんオチにも、題目にもなってない。内容もコレと言って無い。これでコラムニストなんですね。批判はそれぐらいにして、私なら☆は0個。
さて、衆議院選挙でまたテレビ、新聞がいろいろと煽ってます。その中で民進党のリベラル派の行き場所が無くなって少しだけ溜飲を下げてます。辻元清美、阿部知子らは拒否された。あと三国人謝、どぜう野田、悪相岡田、ルーピー、クラブ支配人松野らは無所属出馬でしょうか。万が一当選しても既存党には入れんでしょ。グリーンモンスター小池氏は「安全保障や憲法観において理念が一致しない人は排除」と言ってるので、引退か議員に残る為の党派立ち上げしかないですね。しかし希望の党は特定秘密保護法や平和安全法制に反対していた連中が小池氏の踏み絵で賛成するという、おかしな所です。昨日の三都会談でも維新は前から「総選挙は野党が求めて来たから、文句はない」、希望は「解散、総選挙は理不尽」とあってません。東京ー大阪の陣地不可侵条約で終わりでしょうか。ギクシャクしてますね。私は未だに小池氏に不信感を持つ者ですが、近々に出馬表明するのではないかと思います。小池氏が出るのと出ないのでは、票に大きな差が出る。もし、150人当確+当落線なら、出るとみます。それぐらい小池氏にとっては都知事職は(都民の方ごめんなさい)軽い。政治家で、それも女性が一本でやって行こうとしたら、それぐらいのしたたかさは必要なんでしょう(今更ジェンダー論とか私に言わないでね)。但しこの効能は一度限り。次回は色褪せますね。