『ニュース女子』問題

極左活動家らから「事実と異なる内容を放送した」と批判されている『ニュース女子』は、この検証番組を制作し、インターネット限定で公表しています。本日はこの『ニュース女子』問題について振り返るとともに、「自分自身で視聴し、自分自身で判断することの重要さ」について考えてみたいと思います。

『ニュース女子』第91回問題

以前から私は、『ニュース女子』第91回が沖縄の基地問題を取り上げた件について紹介してきました(詳しくは『東京MXテレビは「ウソつき」なのか?』、『デタラメは必ず暴露される』などもご参照ください)。

株式会社DHCシアターが制作し、東京MXテレビが今年1月2日に放送した『ニュース女子』第91回を巡り、既存メディアや左翼活動家らは、鋭い批判を続けています。

「問題」の会は、動画サイトで今でも視聴可能です(ただし、当初アップロードされた動画と比べると、CMの差し替えなどが行われているようです)。

この番組は放送後、主に「パヨク(※)」言論人界隈で波紋を広げています。

(※パヨクとは:劣化した左翼活動家らを揶揄する、一種のネット・スラング表現のこと)

たとえば、番組内で実名を暴露された「のりこえネット」の辛淑玉(しん・しゅくぎょく)共同代表は、同番組をBPOに対して提訴したそうですが、ほかにも「慰安婦問題」を捏造した朝日新聞や、沖縄で極端に偏った言論を垂れ流している沖縄タイムスなどが、同番組のコンテンツを「事実ではない」などと断定して批判。さらに、番組の司会者である長谷川幸洋氏が所属する東京新聞は「謝罪文」を掲載したうえで、長谷川氏自身は東京新聞の「論説副主幹」から降格処分を受けたそうです。

なお、余談ですが、私は個人的に、朝日新聞や毎日新聞、東京新聞、さらには沖縄タイムスや琉球新報、北海道新聞などのように、「極端に左側に偏っていて、記事の品質も極めて低いメディア」のことを、「パヨクメディア」と称しています。

また、私自身も『ニュース女子』第91回を視聴したことがあります。番組については、番組内で説明が不足している部分もありますし、また、反基地運動活動家らへの取材も不足している部分があると考えられますが、それでも全体的に見て、沖縄の問題を正しく取材していると判断しました。そして、上記の「パヨクメディア」による『ニュース女子』への批判は、いずれも的外れだと思います。

むしろ、既存メディアが無視する沖縄県での暴力的な反基地運動については、既にインターネットなどを通じて、多くの人々が知るところとなっています。「知らぬはメディアだけなり」、といったところでしょうか。

もちろん、この感想は私自身が抱いたものであり、客観性は確保されていません。ただ、ご不明に思うのであれば、是非、ご自身で確認してみてください。

『ニュース女子』沖縄取材第2弾

ただ、『ニュース女子』を巡っては、今でも批判が根強いことは事実です。

そして、これについては『ニュース女子』自身がつい先日、「沖縄取材第2弾」と称して、新たな回(第101回)をアップロードしています。

ただし、この番組は、『ニュース女子』第91回自体がBPOの審議入りしているという事情もあり、地上波では放送されず、インターネットでのみ視聴可能なのだそうです。

番組は次の6つの項目について、検証を加えています。

  1. 高齢者を「逮捕されても生活に影響がないシルバー部隊」と表現したのは問題だったのか?
  2. 一部の基地反対派の活動を「テロリストみたい」と表現したのは問題だったのか?
  3. 「なぜ韓国や朝鮮の人が反対運動をしているの?」と疑問を投げかけることはヘイトスピーチなのか?
  4. 高江のはるか手前の「二見杉田トンネル」で危険だと引き返したのは問題だったのか?
  5. 現場で拾われた茶封筒には2万円の表記、「反対派は日当を貰っている!?」疑問を呈するのは問題だったのか?
  6. 「反対派は救急車の通行も妨害している」という証言の真実は?

これらについて、「番組のスタッフが2度にわたって現地取材を敢行」したとされていますが、実際には、これらの論点のうち、「一瞬で論破して終了」という論点もあります。

本日は、このうち前半(1~3)について、私の文責において紹介することで、「自分で考えることの大切さ」について考えてみたいと思います。

「シルバー部隊」で沖縄タイムスにブーメラン

まず、番組内で、「逮捕されても生活に影響が出ないシルバー部隊」と表現されたことについての「検証」が加えられます。沖縄タイムスが『ニュース女子』の内容につき、次のような「社説」を掲載しました。

社説[「沖縄ヘイト」番組]真偽不明 悪意むき出し(2017年1月12日 07:59付 沖縄タイムス「社説」より)

沖縄タイムスは社説の中で、

ビデオは辺野古新基地建設に反対する人たちを車内から撮影、「過激派デモの武闘派集団シルバー部隊」とテロップを映し、「万一逮捕されても生活に影響が少ない65歳以上のお年寄りを集め、過激デモ活動に従事させているという」とのテロップとナレーションが流れる。/テロップやナレーションにする以上、誰からの情報なのかを明示する必要があるのに一切ない。

と批判しました。しかし、この「情報源」は、もともと、沖縄タイムス自身が報じたものです。インターネットでは既に有名な事実であり、たとえば私自身も『沖縄タイムスへの「ブーメラン」疑惑』で触れましたが、その出所は2012年9月20日付けの『沖縄タイムス』28面です。

番組でもコメンテーター陣からは

  • 「シルバー部隊」は沖縄タイムス紙が情報源
  • 沖縄タイムス記事の出所は「のりこえネット」共同代表
  • 事実のままでVTRを作っただけのことだ

といった意見が噴出。そのうえで、番組の出演者からは、

「沖縄タイムスが社説で批判した理由は、沖縄タイムスが情報源であることを明示しなかったことに噛み付いたのではないか?」

といった、痛烈な皮肉も提示されました。

当たり前の話ですが、「情報を引用する場合には、極力情報源を明示しなければならない」ことは常識です。このことの重要性自体は、独立系ビジネス評論サイトを運営する私自身も心に留めておきたいと思います。

なお、私自身が執筆した『沖縄タイムスへの「ブーメラン」疑惑』の中で紹介した、「2012年9月20日付の『沖縄タイムス』28面の記事」とされる文章は、次の通りです。

「県民への挑戦状」/平和団体、抗議方法検討

政府のオスプレイ「安全宣言」で、沖縄配備がまた一歩迫った。平和団体は一段と抗議姿勢を強めている。

基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表は、「安全の根拠はどこにもない。合意は欺瞞(ぎまん)に満ちている」と憤った。

配備が迫る中、高里代表は現在、「逮捕されても生活に影響がない65歳から75歳」を募り、行動に打って出る準備を進める。さらに、核平和団体や市民にも呼び掛け、県民のオスプレイ反対の強い意志を説明する英文ビラを、ゲート前で米兵に配布する計画も。「米国政府は沖縄の意思を本気で受け止めていない。緊張感のない米軍に直接訴える」と迫った。

沖縄平和運動センターは21日に緊急幹事会を開き、今後の対応を協議する。現在、風船を掲げて反対を表明するほか、普天間飛行場ゲート前での座り込みなどを検討。山城博治事務局長は「危険を安全と言うこと自体、侮辱だ。住民が暮らす上空を飛行するのは、許されない」と決意を語った。

「安全宣言は県民に対する挑戦状だ」と怒る普天間爆音訴訟原告団の島田善次団長は「再び島ぐるみで立ち上がり、日米安保体制を打ち破る」と憤った。

(【出所】不明。ただし、インターネット上の複数の情報源によると、この文書の出所は「2012年9月20日付 沖縄タイムス28面」との説明あり。また、太字下線は引用者による加工)

テロリストをテロリストと表現して何が悪い?

次に、『ニュース女子』は反基地運動派を「テロリストみたい」と表現したことについても検証しています。

番組は「テロ行為」を

「あらゆる手段を行使し、対立する者を威嚇する」

であると定義づけたうえで、反基地運動家らが沖縄防衛局の職員の顔写真を取るために、マスクやサングラスをはぎ取ろうとしているなどの暴行を働いている動画を紹介。活動家らの中には明らかに関西弁の男がいるという事実が示されているほか、番組は「反基地に極左暴力集団が入り込んでいる」とする3月10日付の報告を引用しています。

番組が指摘した「報告」とは、和田正宗参議院議員の国会質問で警察庁幹部が答弁したことを指しています。

沖縄の反基地運動に「極左暴力集団を確認」 警察庁幹部が参院で答弁 国レベルで認めたのは初めて(2017.3.10 07:36)

また、平成27年以降、逮捕者は41人に上っていることなど、客観的な事実を積み上げていくならば、『ニュース女子』は「反基地運動派をテロリストみたいと述べた」としているものの、私ははっきりと「テロリストだ」と断言して良いと思います。

コメンテーター陣からは、彼ら活動家らの間で、「権力に対して暴力を振るうのは良いことだ」と認識(あるいは勘違い)しているという指摘が出ていましたが、日本は民主主義国であり、権力者は国民が選んでいます。権力者に対して暴力を振るうということは、暴力による革命により、民主的に選出された政府を打ち倒す、という間違った思想にもつながりかねません。

メディアのダブル・スタンダード

番組はヘイトスピーチを巡って批判が強まっていることについても取材。

「ヘイトスピーチ規制法」を成立させた西田昌司参議院議員にインタビューを行い、

  • ヘイトスピーチ規制法が想定しているのは、「在特会」のように言論の自由の範囲を超えて極端なヘイトを煽る集団を規制するためである
  • 政治的発言はヘイトスピーチとならない
  • ヘイトはいけないが政治的発言に対する反論を「差別問題」にすり替える行為は卑怯である

などとする見解を引き出しています。

余談ですが、私も特定の民族に対する憎悪を煽る言動には反対ですが、だからといって、「ヘイトスピーチ規制法」は明らかに行き過ぎです。ただ、それと同時にヘイトスピーチ規制法は「外国人を守るためだけではなく、日本人にも外国人にも当然適用される」ものです。

何より反基地運動を批判することを、「在日韓国・朝鮮人に対する差別問題」にすり替えることは卑劣であるという点については、私も大いに共感します。

是非、ご自身で検証番組の視聴を!

この番組は他にも、いくつかの興味深い論点について取り扱っているのですが、いずれも説得力があり、素晴らしい番組だと思います。ただ、私がこの番組を紹介してしまうと、「バイアス」を伴ってしまいます。これ以上の紹介は控えたいと思いますので、ご興味があれば、是非、ご自身で視聴なさってください。

明らかに時代が変わった!

株式会社DHCシアターに感謝します

私は、株式会社DHCシアターに対し、次の3つの点で深く感謝したいと思います。

まず、地上波テレビ局が「メディア・スクラム」を組んで、「報道しない自由」を悪用し、一斉に無視してきた沖縄県の反基地運動の実態に焦点を当ててくれたことです。実は、沖縄県の反基地運動家らの暴力行為については、既にインターネットを通じて有名な事実となりつつあります。「地上波」と「インターネット」の境界線にある『ニュース女子』がこの問題を正面から取り上げたことには、大きな意義があります。

次に、同社が「都合が悪い番組を消して逃げる」という卑劣な態度を、一切取らなかったことです。DHCシアターは、2週間限定でアーカイブを公表していますが、議論のある番組については削除せず、そのまま継続して公表しているのです。これにより、より多くの人々が番組を検証することができるのです。

そして、一番大きな点は、上記のように自ら内容を検証する姿勢です。日本の左派勢力は、都合が悪い議論からは真っ先に逃げるという特徴があります。『ニュース女子』第91回に出演した沖縄県民の皆さんは、辛淑玉氏に公開討論を申し入れているそうですが、辛氏側は回答せず、逃げ回っているとか。

自分で調べる時代

私は最近、痛感することがあります。それは、「野党の国会質疑」と「テレビの報道」が、一般国民のセンスから、相当にずれている、ということです。

今や国会中継はテレビ局の独占商売ではありません。その気になれば、衆議院や参議院のウェブサイトに行けば、直接、国会審議の中継を視聴することができるからです。

衆議院 インターネット審議中継
参議院 インターネット審議中継

野党議員の国会質問を全て見ていると、あまりにもレベルが低いことに驚きます。私が常々、とくに酷いと思うのは、週刊誌とツイッターから情報を集め、安倍晋三総理大臣らの揚げ足取りに終始する、民進党らをはじめとする野党議員らです。

また、新聞社やテレビ局の発信する情報も、レベルが低いものが多く、私のようにプロフェッショナルのジャーナリストではない人間であっても、少し検証するだけで新聞やテレビがウソをついているとわかることが増えてきました。

インターネットが普及したことにより、自分自身で調べ、検証するという人が増えているという事実に、野党議員もマス・メディア産業関係者も、そろそろ正面から向き合うべきでしょう。そして、それができないならば、野党・民進党はさらに支持率を落とすことになるでしょうし、新聞社・テレビ局もますます視聴者・読者離れに苦しむことになるでしょう。

私自身、ビジネスマンの立場から、この「独立系ビジネス評論サイト」を運営して参りたいと考えています。引き続きご愛読下さい。

今日のオマケ動画

おまけ動画「青山繁晴が国会で北の拉致問題について質問しだすとなぜか逃げ出す福島瑞穂」

福島さ~ん、逃げ出しているお姿がしっかり映ってますよ~(笑)

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。なお、コメントに際しては当ウェブサイトのポリシーのページなどの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。