【速報】ドナルド・トランプ大統領、日本を「べた褒め」
安倍晋三総理大臣は米国を訪問し、ドナルド・トランプ大統領と首脳会談を実施。さらに、日本時間の昨日、共同記者会見を行いました。本日は「速報」として、この首脳会談の様子を要約しておきたいと思います。
安倍・トランプ会談の概要
訪米中の安倍晋三総理大臣とドナルド・トランプ米大統領はホワイトハウスで共同記者会見を行いました。その様子は首相官邸のウェブサイトの「政府インターネットテレビ」で視聴することができます。
日米共同記者会見(2017年2月10日付 首相官邸HPより)
私はこの記者会見を一通り視聴したのですが、第一印象は「非常に友好的な会見だった」ということです。まずドナルド・トランプ大統領からは、一通り、次のような発言がありました。
- アメリカ合衆国の人民を代表して安倍総理の今回の訪米を歓迎する
- 貴方は政権が発足して以来、初めてお会いする外国首脳の一人だ
- 両国の結びつきと友好は非常に深いが、我々はそれをさらに深化させることで合意した
- 安全保障面における日米協力は、いわば太平洋地域における「礎石」(cornerstone)だ
- 相互の協力関係は、より強固でかつ一貫的なものとなっていくであろう
- 我々は航行の自由の確保の重要性で一致した
- 米国は北朝鮮のミサイルや脅威に対抗することを、非常に高い優先度により確約する
- 経済面では自由・公正な関係を模索していく
- 米国人は日本の豊かな歴史や文化を深く尊敬している
- 日本と日本国民に対して我々の軍隊をホストしてくれることを感謝したい
- これからフロリダで非常に生産的な週末を過ごしたい
為替問題その他を巡り、事前に随分と日本を批判してきたトランプ氏とは思えないほど、日本に対して「ベタ誉め」です(ちなみにトランプ氏の英語は非常に簡単なので、文字起こしをするのも非常に楽でした)。
これに対する安倍総理の冒頭発言は、首相官邸ウェブサイトに文字で起こされていますので、この詳細の分析については明日に譲りたいと思います。
新たな日米関係の予感
トランプ大統領の発言時間は4分弱でしたが、これに対し、安倍総理の発言時間は10分弱と、トランプ大統領の倍以上の時間を費やしました。
安倍総理は記者会見の中で、
「さて、ランチの後は大統領と一緒にフロリダの週末であります。本当に待ち遠しい気分であります。/ゴルフも一緒にプレーする予定であります。私の腕前は残念ながら大統領にはかなわないと思いますが、私のポリシーは「Never up, Never in」。常に狙っていく。「きざむ」という言葉は私の辞書にはありません。もちろんこれは、ゴルフに限ったことであります。」
と述べましたが、この下りでトランプ氏も嬉しそうに反応。トランプ氏の表情を見る限り、「人たらし安倍晋三の面目躍如」、といったところでしょうか。
いずれにせよ、日米関係がオバマ政権時代よりは遥かに良好なものとなることが期待できる、非常に興味深い共同記者会見だったと思います。
明日の予告
この日米共同記者会見の様子は、英FTや米WSJ、米WP、仏ルモンドなど、それこそ「世界中のメディア」が詳細を報じています。日本の首相の訪米が、ここまで世界中で報じられるとは、時代も変わったものです。
そこで、明日の当ウェブサイトでは、「安倍訪米を世界がどう報じたのか」について、比較分析を行ってみたいと思います。どうかご期待ください。
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