再録:ホテルのロビーで山積みにされる朝日新聞

私が運営していた「楽天ブログ」「アメブロ」に投稿した記事の中で、ひそかに人気が高かったコンテンツは、「旅行記」です。特に、仕事柄、ときどき地方出張をするのですが、その時に記した「ふとした気付き」は、自分自身で読み返しても何かと興味深い点が多々あります。今年「アメブロ」に投稿した記事と、一昨年「楽天ブログ」に投稿した記事を、二つ続けて、こちらに収録しておきたいと思います。(ただし、書式等については一部、崩れてしまっており、楽天ブログの過去記事については文体も異なります。どうかご了解ください)。

地方出張雑感アップデート~経済ブログ 2016/02/08(月)号~

オリジナル記事 投稿日時 2016-02-08 00:00:00

昨年10月に会社を設立し、少しずつ多忙となっている関係もあり、昨年11月より日々のコンテンツを「ショートメモ」方式に変更しました。しかし、それでも少しずつ時間が取れなくなりつつあります。ただ、ブログ主「新宿会計士」にとって、このブログは自分自身の文章力を上昇させる意味でも貴重な機会でもあります。したがって、どんなに多忙になっても、短くても良いからブログの更新は続けたいと思います。

という訳で手短に本日のコンテンツです。ブログ主「新宿会計士」は先週、ほぼ半年ぶりに、食べ物の美味しい某地方都市に出張をして参りました。気付いた点を、「雑感ブログ」という形で列挙しておきます。

①外国人旅行客の急増

新宿界隈でも最近、中国人を初めとする外国人の買い物客を見掛けることが増えて来ましたが、先日訪問した某都市でも、わずか半年前と比べて外国人観光客の数が大きく増えています。ざっと見たところ、東京からその街に向かう飛行機の搭乗者の、ざっくり1割は外国人でした。また、ホテルの朝食会場でも、外国からいらっしゃっていると思しき宿泊客を大量に見掛けました。その街の「観光名所」でもある魚菜市場に出掛けると、半年前と異なり、外国人観光客の集団が食事をとっているのを、そこかしこで見掛けました。試しに店の人に聞いてみたところ、「ここ半年で中国人観光客が増えた」とおっしゃいます。特急列車に乗ると、大きなバックパックを背負った西洋人に出くわすことも多く、観光客の出身国は特定の国に限られないようです。

今年に入ってから、外国為替市場では円高方向に向かっている印象がありますが、それでも東日本大震災前後の1ドル=80円近辺の水準と比べ、随分と円安になりました。これに加え、安倍政権になってからは外国人観光客向けの消費税免税プログラムも随分と拡充しましたし、何より2020年の東京五輪に向けて、社会全体で外国人観光客の受入体制の整備を急激に進めています。某都市の魚菜市場でも、「外国語のメニューの整備が進んでいない」「言葉が通じない」といった問題に直面しているものの、寂れていた市場が活性化するのは大歓迎だとのことでした。

もちろん、現在の外国人観光客の急増は、円安を受けた一時的なものだという可能性もあります。しかし、観光にはリピーター需要も期待できます。つまり、一度「お試し」で日本にやって来た外国人観光客の一定割合が、熱烈な「日本ファン」となってくれれば、外国為替市場が多少の円高に振れたとしても観光客が急減したりはしないでしょう。その意味で、押し寄せる多くの外国人観光客自体、日本にとっては大きな可能性を示しているのです。

②ホテルのロビーに「あの新聞」

定期的に某都市を訪問すると、面白い発見があります。その一つが、ホテルのロビーに置いてある「無料新聞」です。

半年前に某都市を訪れた時には、ロビーには「無料紙」として、その街の「地元紙」と並んで、従軍慰安婦問題を捏造した「慰安婦捏造新聞」こと朝日新聞が山積みにされていました。しかし、今回訪問した際には無料紙コーナーから地元紙が撤去され、慰安婦捏造新聞しか置いていませんでした。

どうしてそのホテルが地元紙の無料配布を止めてしまったのかはわかりません(もしくは他のホテルでは無料配布を続けているのかもしれませんが…)。しかし、慰安婦捏造朝日新聞については今でも大量に見掛けます。出張で外泊するビジネスマンは、全国で毎日、数万人は存在すると思います。ただ、仮に出張するビジネスマンが毎日5万人いて、それらのビジネスマンの10%がホテルのロビーにある無料の「慰安婦捏造」朝日新聞を読んだとしても、せいぜい5000人ですから、正直「焼け石に水」ではないかと思うのですが…。そこまでして朝日「慰安婦捏造」新聞は部数を水増ししたいと思っているのでしょうか?

ちなみに当職の場合、朝日新聞など読むだけで時間の無駄だと思いますから、タダでも貰いたくないというのが正直な実感です。

朝日新聞社の袋小路~政治ブログ 2014/02/14(金)号~

オリジナル記事 投稿日時 2014/02/14 03:01:17

「出張族」から見たIT技術の進歩

ブログ主は仕事柄、頻繁に地方出張に出掛ける。最近の出張ペースは多い時で毎週1~2回、少ない時でも月2回程度はどこかに出掛けている計算だ。そして、平均して毎月1回程度は宿泊を伴う出張をこなしている。日帰りの場合と宿泊を伴う場合とでは、持っていくべき荷物の重量は大きく異なる。宿泊をする場合、簡単なトラベルセットと着替えが必要だ。これに加え、昨年12月に新調したWin7のノート型PCを出張に持っていくことも増えた。新しいPCだけに軽量で、電池の持ちも非常に良いのだが、それでも電源パックは必要である。必然的に、荷物は重くならざるを得ない。

こうした中、一昔前であれば、社会人は日本経済新聞を片手に出張に出ていたものだが、最近はそのような紙ベースの新聞がなくても困らなくなってきた。というのも、スマホで大概の情報が手に入るからだ。もちろん、当職のようにブログを更新している人間からすれば、スマホの情報収集力には限界があるが、旅先で最低限のニュースを入手するには、スマホだけで十分である。もちろん、WiFiを持ち歩いてPCと接続するということも仕事の効率化を考えれば有用だろう。もしかしたら将来の「新宿会計士のブログ」は、出張先からも更新できるようになるかもしれない。いずれにせよ、今や日本全国どこにいても情報が入手できるし、重い紙媒体の新聞を持ち歩く必要もない。IT技術の進化は、我々のような出張族からすれば非常に大きなメリットをもたらしているのである。

タダでも読みたくない新聞

ところで、出張先に出掛けると、最近、ホテルのロビーにあるモノが置いてある。そのモノとは…何と、山積みとなった新聞である。複数のホテルによると、出張族のビジネスマンのために、新聞社の厚意で地元の話題で満載の新聞を特別に提供している、というのである。

確かに○○県に出張した時の○○日報とか、△△地域に出張した時の△△新報とかを眺めると、それはそれで地元の話題が豊富である、という理屈は成り立つだろう。だが、新宿会計士の見立てでは、残念ながら現在の地方紙を見るよりも、スマホで調べた方が現地の話題が豊富である、というケースも多い。

ただ、最近のホテルのロビーには、地元紙だけではなく、なんと全国紙である

慰 安 婦 捏 造 新 聞

が置いてあるのだ(※ブログ主は俗に「朝日新聞」と呼ばれている新聞のことを「慰安婦捏造新聞」と称しています)。この慰安婦捏造新聞、北海道でも北陸でも東北でも九州でも見掛けたのだが、果たして、タダで配布していかなるメリットがあるのだろうか?大いに疑問である。もともと全国紙であるから、「現地の話題を提供する」という大義名分は果たせない。それこそ全国津々浦々にあるコンビニにでも行けば、手に入るからだ。ホテルのロビーにおいてある慰安婦捏造新聞、新聞業界の抱える深い闇を体現しているのではないだろうか?

新聞社は部数を釣り上げているのか?

新聞の発行部数の推移を調べようと思っても、これといった情報源はない。一応、一般社団法人日本ABC協会とかいう組織が、新聞社の発行する新聞の部数を査証し、各新聞社がこれを発表している(但し、慰安婦捏造新聞こと朝日新聞の場合はウェブ契約をしていないと発行部数を閲覧することはできない)。日本の新聞社というのは、政治家とか企業とかを叩くのが大好きだが、自分たちが叩かれることには非常に弱い。そして、企業や政治の不祥事を好き好んで報じる割には、自分たちの苦境をあまり報じたがらないのである。

各新聞の詳細な発行部数については調査が難しいものの、社団法人日本新聞協会は、新聞全体の発行部数についての統計を取りまとめている。

■新聞の発行部数と世帯数の推移

―――社団法人日本新聞協会ウェブサイトより

この統計は極めて大雑把だが、それでも次の事実が判明する。

・2013年における発行部数は、一般紙が約4,313万部、スポーツ紙が約387万部。

・10年前(2003年)と比べて、一般紙は約416万部、スポーツ紙は約172万部減少。減少率は一般紙が約8.8%、スポーツ紙が約30.1%。

・日本全体で世帯数は増えているが、新聞を購読している世帯は減少しており、2013年の世帯部数は0.86部と10年前の1.07部から減少。

2013年の統計からは、スポーツ紙が400万部を割り込むなど、特にスポーツ新聞の苦境が目立つ。ただ、日本の人口が減少に転じた2005年よりも以前から、新聞の発行部数には苦境が目立っている。ただ、スマホがここまで急激に普及しているにもかかわらず、新聞が思いの外健闘しているような気がするのは当職だけだろうか?(なお、スマホのデータについては以下のITメディアのニュースに詳しい。)

■日本のスマホ普及率は49.8%に

―――2013年10月04日 18時49分付 ITメディアニュースより

なお、ここから先はあくまでも当職の仮説であるが、スマホの普及は新聞にとって相当の苦境をもたらしているのではないだろうか。そして、本来であればもっと部数が落ち込んでいなければならないはずなのに、全国津々浦々のビジネスホテルに新聞をタダで卸すことで、部数の減少を誤魔化している可能性がある、ということだ。

当職が見かけたホテルでは、だいたい100部程度はタダの慰安婦捏造新聞が置いてあった。人口20万人程度の街にビジネスホテルは大規模なものだけでも10件はあるから、そのうちの半分に100部ずつ卸していたとすれば、一日当たり500部は嵩上げできる。そして、人口20万人規模の街は全国に50か所以上あるから、500×50で、少なく見積もって25,000部は部数の押し上げに貢献しているはずである。もう少し規模の大きい街になると、ビジネスホテルの数も増えてくる。

ちなみに当職、この「タダ新聞」は、たまたま神戸で宿泊した時には見かけなかったのだが、政令指定都市のビジネスホテルにばら撒いているのだとすれば、部数はその4倍程度にはなる。従って、10万部程度はタダで配布されているのではないだろうか?これはあくまでも当職の推論だが。

テレビ局と新聞社の違い

ところで、新聞社が仮に部数を不当な方法により捏造し、押し上げていたとすれば、それは犯罪である。何故なら、新聞に出稿する広告主としては、一般社団法人日本ABC協会等の承認した部数をベースに広告料を支払うためだ。新聞社が発行部数を嵩上げしているのであれば、れっきとした詐欺罪が成立する。

ただ、それと同時に新聞は購読料を取っているため、広告料収入にほぼ全面的に依存しているテレビ局と比べると、広告がなくなってしまう打撃はテレビ局ほどではない。このため、昨今のように新聞やテレビへの広告の出稿数が減少している局面では、テレビ局と比べると新聞社の方がまだもう少し持ちこたえるのかもしれない。

あとがき

アメブロ、楽天ブログに収録したコンテンツを改めて再録してみたのですが、今になって読み返してみても、非常に興味深い話です。朝日新聞は今でも「ホテル・ロビーの無料紙」によって、部数を不当に押し上げているのかもしれませんね。もしそうだとしたら、これは明らかに、広告主に対する詐欺ですよ。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告