情報の種類

当ウェブサイトは、ペンネーム「新宿会計士」が、読んで下さる方の知的好奇心を刺激することを目的に開設したものです。今まではアメブロ等のブログサイトを使って活動をして参りましたが、これからは時間の許す限り、こちらのウェブサイトでもコンテンツの提供を行って参りたいと思います。

「主要候補」は誰が決めた?

さて、事実上の「第1号コンテンツ」を何にするか、色々迷ったのですが、やはり原点に返り、「なぜ独立系ウェブサイトを立ち上げたのか」について、雑感を綴っておきたいと思います。ちょうど良いネタがあります。選挙です。

今月、久しぶりの大型国政選挙である参議院議員通常選挙が行われ、10日に投開票が行われたばかりですが、東京都では今月31日の投開票を目指して東京都知事選が行われています(公職選挙法の規定もあるため、当ウェブサイトでは、特定の候補者についての情報を提供することはしません)。ところで、この選挙報道について、何か違和感がありませんか?

そう、今回の都知事選ではあわせて21人の候補者が立候補を届け出ているのですが、新聞・テレビなどを見ていると、「有力3候補」の情報しか提供されていません。例えば、次の毎日新聞の社説では、「主要3候補」と呼ばれていますが、社説の中で「有力3人候補」以外の候補者については一切触れられていないのです。

東京都知事選 暮らしの議論深めよう
―――2016年7月21日付 毎日新聞より

気になって、毎日新聞についても調べてみたところ、他の多くのメディアも「主要3候補」と報じています(いちおう、NHKが全ての候補者について触れた記事を(申し訳程度に)ウェブ上で配信しているようですが…)。これだと、新聞かテレビしか情報源がない有権者にとっては、それ以外の候補者が存在しないのと同じになってしまいます。

情報の種類

ところで、昔からの私の持論ですが、情報には2つの種類があります。

  • 客観的な事実
  • 主観的な意見

ここで、「客観的な事実」とは、「いつ、どこで、だれが、なにを」やったか、といった「誰が報道しても全く同じになる(はずの)情報」のことです。一方、「主観的な意見」とは、報道する人自身の分析や意見のことであり、日本だと「右派メディア(?)」として知られる産経新聞と、「左派メディア(?)」として知られる朝日新聞が、政治などに関して真逆の意見を社説に掲げることがあります。

そして、じつはこの「選挙報道」、「主要3候補」と呼んでいるのは、メディアの主観的な意見であり、客観的な事実ではありません。たしかに、今回の都知事選に関しては3人の候補者が大々的に取り上げられており、事前の世論調査を見ても「3人のうちだれに投票するか?」といった調査も多く行われています。しかし、「主要3候補」とは、いったい誰が決めたのでしょうか?そう、「主要3候補」と決めつけること自体が、実はマス・メディアによる「主観的な意見」の押し付けなのです。

前回の都知事選でも「主要候補」として取り上げられなかった候補者が60万票を獲得したという事実がありましたが、これなども新聞・テレビを中心とするマス・メディアが、「事実の伝達」に失敗した事例と言って良いと思います。

プロフェッショナルのジャーナリストは必要だが…

マス・メディア(特に新聞とテレビ)は、今まで情報の発信を独占しており、ともすれば「客観的事実」と彼ら自身の「主観的な意見」をまぜこぜにして報道して来たのではないかと思います。

ただ、私は単なる「社会人評論家」であり、仕事を持っている訳ですから、新聞・テレビ・通信社の記者と違って政治家の記者会見の現場に出掛けることなどできません。つまり、「客観的事実」(あるいは「一次ソース」)を自分自身で手に入れることなどできないのです。

しかし、「主観的意見・分析」の方には、それなりの強みがあります。つまり、誰でも入手できる状態になった「客観的事実」を積み上げ、それを自分なりに解釈することで、新聞・テレビが報じないようなシャープな意見を世の中に提供することができるのではないかと思うのです。

実際、アメブロなどを使って、これまで6年間、ブログを続けて来ましたが、それなりに多くの方々からご評価を頂いた記事もありました。そこで今後、当ウェブサイトを執筆する中で、私のような「社会人評論家」であっても、きちんとした情報の提供ができることを、しっかりと証明していきたいと思います。

 

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