韓国外相「日本の真の謝罪で慰安婦問題も99%解決」

韓国外相の発言で日韓外相会談はますます遠のいた

昨日は、久しぶりに驚きました。『日テレNEWS』によると、韓国の鄭義溶(てい・ぎよう)外交部長官は昨日の会見で、日本に対して外相会談の早期実施を呼びかけた際、いわゆる慰安婦問題を巡り、「日本が真なる謝罪をすれば99%は解決する」、などと述べたと報じられているからです。正直、姜昌一氏を招いた信任状捧呈式を開催している場合ではありません。

同じことを繰り返す必要があるわけ

昔から「人の噂も七十五日」と言います。

一般に人間の記憶には限界がありますので、社会で何かがちょっと話題になったとしても、すぐに忘れ去られてしまうというのも間違いありません。

このあたり、ウェブ主自身もあまり偉そうにご高説を垂れるほどの記憶力はありません。何かの話題を当ウェブサイトで取り上げた際、読者の方から関連する当ウェブサイトの過去記事に関するリンクを書き込んでいただくなど、議論を助けていただいたという事例は、これまでに枚挙にいとまがありません。

だからこそ、自戒も込めて申し上げるなら、何らかの話題に触れるときには、極力、自分自身の手元メモのひとつである「過去記事一覧表」を参照し、可能ならばそれらに関するリンクを記事本文でも示すとともに、その簡単な概要を説明するようにしたいと思っている次第なのです。

さて、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』自体は、韓国・朝鮮半島問題を専門的に取り上げるサイトではありません。

ただ、ここ数年は、韓国に関する話題が圧倒的に増えていることも事実ですし、それとともに、読者の皆さまがそれらの話題に深く関心を抱いているであろうことは、当ウェブサイトに対するアクセス数、コメント数、議論の盛り上がり方などからも明らかです。

2月に刊行した拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』は、当ウェブサイトにおけるこの3年分の議論の集大成というつもりで執筆した書籍ではありますが、それと同時に、書籍に織り込めた事実関係が2021年1月末までのものに限られています。

そもそも書籍というものは、執筆すれば、その瞬間から内容が陳腐化してしまうという宿命にあります。著者としては、書籍を執筆したら、どうしてもそれで「ゴール」と勘違いしてしまいがちなのですが、そうした認識は決して正しくないのです。

日韓関係破綻は運命

韓国の日本に対する不法行為の数々

さて、せっかく月がかわったところでもありますので、これまで当ウェブサイトで何度も説明してきた「韓国が日本に対して仕掛けてきた不法行為の数々」という論点について、とりあえずは文在寅(ぶん・ざいいん)政権下のものに限定し、あらためて振り返っておきたいと思います。(図表)。

図表 文在寅政権下の韓国が日本に対して行った不法行為の例
時期出来事
2017年12月2015年12月の日韓慰安婦同意に関する外交機密文書を日本政府の了解なく勝手に公表
2018年9月頃旭日旗騒動
2018年10月30日、11月29日自称元徴用工判決
2018年12月20日~韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射事件
2019年2月頃国会議長による天皇陛下に対する侮辱発言
2019年7月頃まで慰安婦財団解散
2019年7月19日日韓請求権協定に基づく紛争解決措置の完全な無視
2019年8月22日~11月22日日韓GSOMIA破棄騒動
2019年9月11日~11月22日、2020年6月2日~日本の対韓輸出管理適正化措置を巡るWTO提訴騒動
2021年1月8日自称元慰安婦の訴訟に関連し、ソウル中央地裁が日本政府に主権免除違反の判決を下す

(【出所】著者作成。肩書は当時。なお、余談ですが、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』P33の出版物の『図表1-1』には「2021年1月8日の主権免除違反判決」を入れるのを度忘れしております。深くお詫び申し上げる次第です。)

文在寅政権下で日韓関係破壊が加速したことは事実だが…

この図表は拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』のP33にも転載したものですが、改めて振り返ると、圧巻です。たった3年少々で、日韓関係が粉々に粉砕されつつあるわけですから、やはり、「誰が大統領を務めるか」は、非常に重要な論点、というわけです。

この点、昨今において日韓関係が極端に悪化し、両国関係が破綻に向かって歩みを進めていることについては、多くの論客が同意するところだと思います。朝日新聞と産経新聞のように主張が大きく異なるメディアであっても、「日韓関係が悪い」という点に関しては、認識が一致するはずです。

しかし、ここで違いが生じるとしたら、その「原因」です。

韓国メディアの多く、あるいは日本国内の一部の論客は、この期に及んで、「日韓関係が悪化しているのは、日本が韓国に対し、真に歴史問題を謝罪も反省もしていないからだ」、「損害賠償が不十分だからだ」、などと述べているようですが、こうした認識については、もはや相手にする必要はないでしょう。

しかし、本当に警戒しなければならないのは、「文在寅政権が日韓関係を悪化させている主犯である」、とする認識です。こうした認識を示す人は、得てして、「(その元凶である)文在寅政権を除去すれば、日韓関係は回復する」、などと論じるわけです。

酷いケースになると、「日韓がいさかいを起こせば、中国と北朝鮮を喜ばせるだけだ」、「だから日本は文在寅政権の次を見据え、韓国に『親日政権』が成立するように努力すべきである」、などと主張するのです(『「日韓関係悪化は中国を利する」、その何が問題なのですか?』等参照)。

韓国に「親日政権」が存在したことはあるのですか?

はて?

日本が「何を」「どう努力すれば」、韓国に「親日政権」が成立するというのでしょうか?

そもそも論ですが、文在寅政権が発足して以降、日韓関係の破壊が加速したことは事実ですが、文在寅政権以前に「親日政権」が存在したことが、果たしてあったというのでしょうか?

この点、少なくとも今世紀に入ってからの「保守派」とされる李明博(り・めいはく)、朴槿恵(ぼく・きんけい)の両政権は、親日政権だったとは言い難いでしょう。

とくに、2012年8月に島根県竹島に不法上陸し、天皇陛下(現在の上皇陛下)を口汚く侮辱する発言を行い、野田佳彦首相(当時)からの親書を郵便で突っ返すほどの無礼を働いた李明博大統領(当時)に「親日」の要素はあるのでしょうか?

政権発足以来、安倍晋三総理との首脳会談から逃げ続け、2015年の安倍総理の米上下両院合同演説を公然と批判し、ありもしない「日帝の強制徴用」というウソをでっち上げてユネスコの世界遺産登録を妨害した朴槿恵政権が「親日派」だったとでもいうのでしょうか?

冗談も大概にしてほしいと思います。

朝鮮半島生命線説

ところで、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』を刊行した目的はいくつかあるのですが、そのひとつは、「韓国が日本にとって必要不可欠な国だ」という主張は「論理的に必然の帰結ではない」、という点を社会に訴えかけることにあったのだと思います。

もちろん、韓国は日本にとって、「地理的には」非常に近い隣国であり、1990年代以降、韓国の産業化の進展などにともない、経済・産業面で日韓のつながりが強いことも事実でしょう。また、日米安保体制が在韓米軍とセットで運営されているという側面も否定できません。

これに加え、一部の論客は、当ウェブサイトでいうところの「朝鮮半島生命線説」のような先入観にとらわれるあまり、情勢を客観的に見るということを放棄しているフシがあります。

【参考】朝鮮半島生命線説とは?
  • ①韓国は地理的に見て日本に非常に近く、この地域が日本の敵対勢力に入れば日本の安全保障に深刻な脅威をもたらす。
  • ②このような事態を避けるため、日本はあらゆるコストを払ってでも、朝鮮半島を日本の友好国に引きとどめておかなければならない。

このうち①はあながち間違いとは言い切れません(※もっとも、中国が尖閣諸島周辺海域への侵犯を行っているという事実を踏まえるならば、少なくとも現在の日本に適合するロジックであるとは言い切れませんが…)。

しかし、かりに①の命題が真だったとしても、②の命題が必然的に導き出せるわけではありません。むしろ、軍事的には、「朝鮮半島が日本の脅威とならないよう、この地域に軍事力・経済力を伴った国が誕生しないようにする」、というソリューションがあっても良いはず。

さらに、経済関係に関して言えば、韓国が日本を必要とするほどは、日本は韓国を必要としていません。韓国にとって日本との関係が死活的に重要であるという点は間違いないにせよ、逆は必ずしも真ならず、です。

この点、現在の日本にとって、日韓関係が破綻してしまえば、たしかに産業面を筆頭に、さまざまな方面に大きな影響が生じることは間違いありません。しかし、それと同時に、韓国と産業構造が似ている国は、他にも存在します。台湾などがその典型例でしょう。

日韓関係破綻に備える

日韓関係はいかに破綻させるべきか

いずれにせよ、拙著の刊行を通じ、韓国を過度に重視する考え方の間違いをただすという目的は、部分的に果たしたと考えていますが、ただ、やはり一度書籍化しただけでは不十分です。

このあたり、日韓関係論には日本国内においてもさまざまな意見も見られますし、なかには「今すぐ日韓断交しろ」など、かなり過激な意見を主張する輩もいるからです。

もちろん、当ウェブサイトは、「韓国は腹が立つ国だから、今すぐ日韓断交せよ」、などと短絡的なことを申し上げるつもりはありません。むしろ、今すぐ断交してしまうと、日本にも少なくない悪影響が生じるからです。

ただ、それと同時に、あくまでもひとりの「ウェブ金融評論家」という立場からすれば、韓国が今のような態度を取り続けている限りは、やがて日本は国として韓国との関係断絶を選択せざるを得ない状況に追い込まれることは間違いないと考えています。

つまり、現在の局面は、「どうやって日韓関係の破綻を避けるか」を議論するのではなく、「日韓関係が破綻するという最悪の事態が生じた際、どうやってその影響を最小化するか」を検討すべきなのです。

なぜ日本が韓国に「制裁」しなければならないのか

この点、仮に日本が「韓国との関係を少しずつ清算していく」という道を選んだ場合、日本人の特徴に照らすならば、「表面上は日韓間に波風が立たないよう、できるだけ穏やかに過ごしつつ、水面下で韓国と距離を置き始める」、という行動を取るでしょう。

しかし、それだけだと、やはり韓国が日本に対して行ったさまざまな不法行為の「落とし前」をつけさせることができません。

拙著を刊行したもう1つの大きな目的は、「不法行為のコストを韓国に負担させる方法」を議論することにあったのですが、それが必要である理由は、大きく3つあります。

1つ目は、韓国に自主更生が期待できないこと。

韓国の有権者が賢明であれば、日本が韓国に何ら脅威を与えていないということを正しく認識し、日韓友好を推進する指導者を選ぶはずですが、残念ながら、少なくとも1988年の民主化以降、韓国ではこうした賢明な大統領は出現していません。

おそらく程度の差こそあれ、韓国では今後も、自国にとって最大の脅威をもたらすであろう中国や北朝鮮に対しては何も文句を言わず、自国にまったく脅威をもたらさない日本を敵視するような、倒錯した人物が大統領として選ばれ続けるしょう。

次に、2つ目は、二次被害、三次被害を防がねばならないこと。

たとえば自称元慰安婦問題を巡っては、市民団体を筆頭に、韓国が国を挙げて、慰安婦像とウソの碑文をセットで全世界に建立するなど、日本に対するヘイトを加速させており、なかには現地で日本人子弟がいじめの被害に遭っているとの事例もあるようです。

「私たち日本人の父祖が、朝鮮半島で女性狩りを行い、戦場で性的奴隷として使役した」などとする与太話を放置すること自体、私たちの父祖に対する侮辱でもありますし、私たちの子孫に禍根を残す行為でもあるのです。

そして3つ目は、日本自身が国際法の守護者たらねばならないことです。

韓国が現在、国際法や約束を破っても良いと思っているのは、日本が韓国を甘やかしてきたからだ、という見方もできます。しかし、当たり前の話ですが、どの国も国際法や約束を平気で破るようになると、国際秩序が崩壊します。

現に韓国は国際秩序を積極的に破壊し始めているのですから、韓国のウソツキ・国際法破りの「被害者」である日本自身が、それに敢然と立ち向かわないでどうするのですか。

日本が韓国に対し、必要な制裁をキッチリと加えること自体、むしろ韓国以外に国際法を平気で破る国が出現することを防ぐという観点において、極めて重要なのです。

現在の菅政権の姿勢

さて、拙著では「対韓制裁」の必要性を議論した次第ですが、果たして現在の日本は、韓国に対して必要な制裁を加えているのでしょうか。あるいはその準備を怠ってはいないのでしょうか。

結論からいえば、当ウェブサイトで想定する「広義の対韓制裁」の3類型――「消極的制裁、サイレント型制裁、セルフ制裁」――については、不十分ではあるにせよ、結果として部分的には韓国に突き刺さっていると考えています。

なかでも大きいのは、「韓国を相手にしない」という「消極的制裁」です。

おりしも昨日の『日米首脳会談の直前に「台湾の目の前」で中韓外相会談』では、現在の日韓の外交関係のうち、駐日大使の正式就任がまだ実現していないという問題と、日韓外相関係が開かれていない問題を議論しました。

このうち「次期駐日大使問題」とは、今年1月22日に成田空港から日本に入国した姜昌一(きょう・しょういち)氏が、現時点においても外務省のウェブサイト上、「次期大使」のステータスのままになっている、というものです。

ただし、これについては日韓関係の悪化だけに帰する問題とはいえません。

韓国以外にもさまざまな国からの「次期大使」(既に本邦に着任し、信任状の「真正な写し」の外務省への提出は済ませたものの、信任状を天皇陛下に捧呈していない大使)の信任状捧呈式実施が遅延しているからです(おそらくはコロナ禍のためでしょうか)。

外務省ウェブサイト『駐日各国大使リスト』上、「次期大使」欄に記載がある国
  • 3月8日時点…ドミニカ、エルサルバドル、スリランカ、UAE、アイスランド、韓国、アルゼンチン、アルメニア
  • 3月22日時点…アイスランド、韓国、アルゼンチン、アルメニア、ブルガリア、ケニア
  • 3月30日時点…アイスランド、韓国、アルゼンチン、アルメニア、ブルガリア、ケニア、英国

ただし、順番的に見れば、韓国はアイスランドと並んで、今月にも信任状捧呈式が行われる対象国です(あくまでも「順番的見れば」、ですが)。

ここで、姜昌一氏の信任状捧呈式を無期限延期するかどうかに関しては、個人的には、今月の「最初の見どころ」だと考えている次第です。

鄭義溶外交部長官のとんでもない発言

さて、以上で本稿を締めようと思っていたのですが、予定が大きく変わりました。

ここでひとつ、とんでもない発言を紹介しておきましょう。

韓国外相「日本の真なる謝罪で99%解決」

―――2021/03/31(水) 18:29付 Yahoo!ニュースより【日テレNEWS配信】

『日テレNEWS』が昨日配信した記事によれば、鄭義溶(てい・ぎよう)韓国外交部長官は31日の会見で、「いわゆる慰安婦問題」を巡って、「日本が真なる謝罪をすれば99パーセントは解決する」と述べたのだそうです。

これが事実だとすれば、韓国の政治家が日韓関係に対し、またしても凄い爆弾を落とした格好です。この発言をもって、日韓外相会談の実施はますます遠のいたといえるかもしれません。

ちなみに慰安婦問題は少なくとも両国政府間では解決済みであり、実際、2015年12月の時点で、いわゆる「日韓慰安婦合意」により、最終的かつ不可逆的に解決したことを両国政府が確認しています。

また、2017年5月に発足した文在寅政権がこの合意を事実上反故にしてしまったことはたしかですが、文在寅氏自身が1月18日の新年記者会見で、この合意が「両国政府間の公式な合意だった」と述べています(『文在寅氏「韓日協力」に菅総理「韓国が適切な行動を」』等参照)。

もっとも、原文は次のとおり、「この短い文章に、よくぞここまで矛盾を詰め込めるものだ」と感心してしまうほど酷いものです。

韓日間の諸懸案を外交的に解決しようと協議しているなか、慰安婦判決が出た。率直に言って、少し困惑しているのが事実だ。2015年の韓日の慰安婦合意が両国政府の公式合意だった事実を認める。その土台の上で被害者も同意する解決策を見つけられるよう、韓日間で協議する」。

2015年12月28日の日韓慰安婦合意では、日韓両国政府が慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に」解決したことを確認したはずであり、これを「両国政府の公式合意だ」と認めるということは、日韓間で協議すべきことは何もない、という意味です。

いずれにせよ、慰安婦問題を巡っては、日本の「謝罪」はすでに終わっています(※本来ならば謝罪する必要すらない問題ですが…)。

それどころか、慰安婦問題を巡っては、韓国政府が慰安婦合意を破った問題だけでなく、韓国のソウル中央地裁が国際法違反の判決を下した問題なども積み上がったままの状態にあります。むしろ韓国政府には、これらの問題を適切に解決する義務があるのです。

信任状捧呈式の無期限延期は?

ただし、個人的には、鄭義溶氏が本当にこんなことを発言したのかどうかについては、いちおう「NNNの報道が正しければ」、という前提を置いておきたいと思います。

ちなみに鄭義溶氏の会見については、昨日の『日米首脳会談の直前に「台湾の目の前」で中韓外相会談』でも話題に取り上げたはずなのですが、そのときに参照した韓国メディア『中央日報』(日本語版)などの記事には、この「99%発言」は掲載されていませんでした。

韓国メディアはもしかして、「これを報じたら再び日本でハチの子をつついたような大騒ぎが生じる」ということを理解したうえで、敢えて報じなかったのでしょうか。それともほかに何か理由はあるのでしょうか。

現時点でそれについてはよくわかりません。

しかし、いずれにせよ、韓国外交の最高責任者がこうした「他国を舐め腐ったような態度」を取る以上は、日本政府としても日韓外相会談を開催し辛い状況が生じてしまった、という意味でもあります。

このように考えるならば、日本政府は少なくとも何らかの方針を示すべきなのかもしれません。

それが何なのかについては、日本政府の判断を待ちたいとは思いますが、個人的にはやはり姜昌一氏の信任状捧呈式の後回し、つまり次回信任状捧呈式ではアイスランドとアルゼンチン、その次はアルメニアとブルガリア、といった具合に、韓国を飛ばすというのが差し当たって必要な措置だと思います。

もし日本政府関係者が当ウェブサイトをご覧になっているのであれば、是非、このあたりをご検討くださると幸いです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. カズ より:

    99%の謝罪と1%の誠意を見せろっての?ナイナイ
    終わったことを蒸し返したあげく「お代わりの余地も残さないとね」って魂胆を隠しもしないなんて・・。

    「謝らせてやるから、出し惜しみをするな」って声が駄々洩れなのです。

  2. はにわファクトリー より:

    御社にもいませんか。
    長引きがちの部内会議、「彼」が口を開くと話が元へ戻る、疲れのたまった周囲は嘆息もしくは怒りを通り越して殺意まで抱いてしまう。
    なんのために帰宅を先伸ばしにして夜遅くまで延々議論してきたのか、今さら何を言う、その論点は会議の出発点だったろう、きゃつはぶち壊し役だ、んまに困った奴や、寝てたんか。
    あらぬ方角(天井、紙の散らかった机の表)に目をやったり、眼鏡をはずして目を閉じたり。「彼」だけがくーき読めない。
    外相は大統領の代わりに口を聞いてみただけ。恥をかくことをあらかじめ分かっている「カッコマン大統領」は、ピエロ役を手下に踊らせている(また)と思えます。
    優秀なる(憂愁と誤変換あり)ソウル支局記者どのにあっては、韓国人の特色ある「心の機微を読み解く」分析記事を執筆していただきたいものです。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      ヤツはスプーンを持っているのサ
      どんな議論でもマゼッカエセル特別なスプーンをサ

  3. WindKnight.jp より:

    結局、韓国政府にボールがあることを自白しているだけですな。
    100% 解決するのは、韓国政府のお仕事です。

  4. G より:

    前もって解決策を提示せず「会談すれば解決出来る」と言っていて、じゃあ会談したら何を言ってくるのだろう、というところが判明したのは良いことだと思います。

    河野談話的な将来に使えるような謝罪文言を日本から引き出して、引き換えに訴訟してる原告に「謝罪があったから許す」と言わせて請求を撤回すると言わせる。そんな感じじゃないですか。

    慰安婦において謝罪とは、あのオーディション選出偽慰安婦たちが本当の慰安婦であったと認めることを言います。戦時中の女性が国の政策で酷い目にあったことを全般的に謝罪するだけの今までの日本のやり方でなく、〇〇さん慰安婦の件ごめんなさい、とするのが彼らのいう「真の謝罪」です。

    慰安婦の選出があまりにも大雑把なことは韓国人の上層部なら理解しています。選出過程の嘘が発覚したら、慰安婦問題はたちどころに慰安婦詐称問題に変わって、日本と韓国との間の加害、被害の関係が逆転します。

    日本は慰安婦詐称の証拠をすでに握っていると私は見ています。ただ、これを明らかにすると、韓国はクーデター勃発レベルの政権ダメージを負います。そういった決定的なダメージを避けるため、その事実の告発はしない、「河野談話は撤回しない」と言い続けるとしているのでしょう。まあアメリカが引き止めている可能性もありますね。

    1. sey g より:

      50年後に140歳の慰安婦が出てきたりして。
      2代目イヨンス襲名とか。
      奴ら永遠に日本にたかる気マンマンですわ。

  5. G より:

    次期大使の奉呈式延期は十分あり得る展開です。少なくとも我々が今言い始めてるのとは違って、年末年始あたりに検討していたのでしょう。アグレマンは出す、外務大臣は会わない、信任状の写しは外務次官が受け取る、奉呈式はしない、みたいに全て決めてる可能性。

    奉呈式の順番待ちが今形式上2番目になっているのも巧妙な作戦なように思えるのです。1番目にいると閣議報告の際に「順番飛ばし」が発覚してしまいます。2番目にいれば「他何ヵ国」との表現で、韓国が含まれているか含まれていないかを見せないことが可能です。

    すごく楽しみな4月の展開ですね。

    1. ポトス より:

      信任状捧呈式はあいうえお順で開始し、アイスランド、アルゼンチン、アルメニア、英国が終了したら、次はABC順で、ブルガリア、ケニア、韓国とか。
      まあ、冗談ですが、信任状の写しは外務次官が受け取る、奉呈式はしないが一番でしょうね。

      1. G より:

        次期大使のリストは信任状の写しが提出された順番みたいですね。
        記憶をたどると、韓国大使候補が2週間のコロナ隔離明けそうそうに信任状を出したかったのが日本の都合で外務次官との面会が遅れて金曜日に面会、信任状の写し提出となったことが思い出されます。もしかしたらこの小細工で、アイスランドと順番が変わったなんてことが起きているかもしれません(アイスランド次期大使の信任状の写し提出がいつか調べてないので、見当外れの仮説である可能性あり)

        1. 引っ掛かったオタク より:

          期待はしたいトコロですがコトナカレ前例踏襲害務省面がチラチラしている気もしてしまう…
          ので様子見でアリマス

  6. 門外漢 より:

    カンチャンイル氏が皇居前広場で土下座し、陛下に今までの不敬をお詫びした上で、大使を辞退して帰国するようだと、ハンギョレが報じてます。(2021-04-01)

    1. 引っ掛かったオタク より:

      ワーイ

    2. タナカ珈琲 より:

      門外漢 様

      ワタシはヤット、美人のお姉ちゃんと天満の廻らないお寿司屋さんに行く事が出来ます。門外漢様には美人のお姉ちゃんのお持ち帰りは出来ませんが、お寿司のお持ち帰りをします。例の秘密のgmail のアドレスにご連絡いただければ、ワサビの効いたお寿司を🍣お届けします。

      蛇足です。
      丁度、福島で珈琲を飲んでいました♪♪♪。
      吹き出しましたが、セーフでした。
      座布団1枚進呈です。
      ヒサビサに見る大ヒットです。

  7. 陰謀論者 より:

     どうも例の不動産インサイダー事件は、ブンブンやその一族もやっていたことが判明して急速に韓国内で人心離反が起こっており、早急に反日する必要に迫られているようですね。
     まあ何か日本が反応すれば、焚きつけて話題そらししたい韓国側の事情によるものなので、聞こえないふりしてスルーするのが適当です。
     しかしとっくに見限っていたブンブンですが、バカだけどまじめだけが取り柄だと思っていたのにこれはあかんですね。失望しました。誠心誠意に間違ったことをする大統領が、誠意を取ったら歴代の大統領以下の「人畜」ですよ。

    1. はにわファクトリー より:

      陰謀論者さま

      「壁」でしょうか。以前ちょこっとだけ流行ってました。

      奴はカベなのか?

      次の社内会議でささやかれるのかも知れません。

    2. より:

      > バカだけどまじめだけが取り柄だと思っていたのに

      韓国人に何を期待しているのですか?

  8. マイナンバー より:

    威勢の良いことを言って結局は自縄自縛に陥ることがある意味、伝統、お家芸の方々ですが、今月はかなり動きがあるのではないか、と予想します。
    北が中距離ミサイル発射などで挑発するとか、
    韓国でいわゆる二つ目の『慰安婦訴訟』で日本政府を口汚く罵る内容の謝罪・賠償命令判決が言い渡され、それを受けて『天皇が謝れ』などと妄言を吐く韓国政府または与党の政治家がでるとか。
    次期大使の信任状奉呈や外相会談は無期限延期がよいかと。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      かのくにでは首都の首長選挙(moon酋長派劣勢とのコト)もあるそうで…

  9. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    まあ、前半のサワリの部分だけなら、コメントも辞めとこうかな〜と思いました。日韓関係について、「日本人の特徴に照らすならば、表面上は日韓間に波風が立たないよう、できるだけ穏やかに過ごし、水面下で韓国と距離を置く」という最近取られて来たスタンス。それでとりあえずは良いとしましょう。

    しかし、それだけでは狡知に長けた韓国が、日本に対するさまざまな不法行為の「落とし前」をつけさせることができません。

    そして、最後の部分、断じて許せません!鄭義溶外交部長官は、あの嘘つき慰安婦問題を巡って、「日本が真なる謝罪をすれば99パーセントは解決する」と述べた。はあ?

    新年の辞で文は「65年の日課基本条約を尊重する」と言ってたではないか!コノ二枚舌!三枚舌!外相会談なんて、する必要無し。その時間あったら茂木大臣は台湾に行って下さい。姜は来年まで放置。いや国外退去!

    1. sey g より:

      真なる謝罪かどうかを決めるのは韓国人。
      今のは88%の謝罪ですね。まだまだ足りません。と永遠のタカリをする気満々です。
      もう騙される日本人はいないのに。

      1. めがねのおやじ より:

        sey g様

        鳩ポッポやどぜう野田、空き菅らはまだ謝罪が50%に過ぎないと思ってます(^^)。

        1. sey g より:

          めがねのおやじ様

          そうですね。まずは日本国内の愚か者を一掃するのが先かもですね。

  10. 阿野煮鱒 より:

    オッズは不利(odds are against)かもしれませんが、大方の予想に対して逆張りしておきます。

    姜昌一「次期」駐日韓国大使の信任状捧呈式は挙行されると予想(というより現状を悲観的に観察)します。

    理由は、菅義偉内閣は安倍総理のレガシーを食い尽くし、二階幹事長の傀儡政権に成り果てたと見るからです。管内閣発足直後は、各大臣の積極発言が相次ぎました。特に河野行革大臣の「ハンコ廃止」は賛否の話題を呼びました。その後、閣僚のメッセージはトーンダウンしていき、総理ご自身も目指すべきものを明確に打ち出しているように見えません。恐らく二階氏と米国の板挟みの中で党内調整に明け暮れて、十分な政策議論がなされていないのではないでしょうか。安倍内閣に比較しても憲法改正の機運は遠のいています。公明党は野党化しており、政権の足を引っ張るばかりです。

    一方、鄭義溶外交部長官の発言は、何にせよ今の日本人の心にはナノメートルほども響かないでしょう。むしろ頼りない現内閣を国民が下支えする動機になるので歓迎します。

    一部の日本人は、まだ「どれだけ謝罪すれば韓国は納得するのか」といった観点で反応していますが、「納得するまで謝罪しよう」であれ「韓国の納得する水準まで謝罪することは困難」であれ、基準を「韓国の納得」に置くこと自体が無意味です。韓国の目的は、宇宙の有るべき姿としての序列確認であり、謝罪も賠償もそのための手段に過ぎないからです。日本が「対等」であるかのように振る舞う限り、序列確認は続きます。

    1. だんな より:

      阿野煮鱒 さま
      私も「信任状捧呈式は有る」と思います。
      やらない方が良い理由は有っても、やらない理由はありません。
      やらない理由が有るなら、日本に入国させなければ良かったんです。

    2. 農家の三男坊 より:

      阿野煮鱒 様

       >日本が「対等」であるかのように振る舞う限り、序列確認は続きます。

      ということは、ハエたたきが必要という事ですね。
      蚊取り線香の方が無駄なエネルギーを使わなくて済むかな。

      ”日本が併合してやったから、南半分は、ならず者一味に支配されず、奴隷や性奴隷にされなくて済んだ”という事が理解できないお頭なので、会話は成り立たない。

  11. 匿名 より:

    鄭義溶の発言、要するに
    未来永劫
    解決する気がないんですね。

  12. だんな より:

    今回の外交部長官の発言は、本音です。
    韓国にとっては、解決します。
    この長官と新任大使は、どちらも年寄で古典的な日韓の交渉以外出来ない「声の大きなオウム」です。
    「日本に解決させてあげるニダ」「日本は反省して謝罪するニダ」など、過去に書き慣れた台詞を繰り返すだけです。
    どうせ無責任に何もせず、どうすると火病るかも分かっているんだし、分かりやすく簡単で良いじゃないですか。
    言われたり、やられたりすれば黙っていられないんだし、扱いやすいと思いますけどね。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 韓国にとっては、解決します。

      どういう意味でしょうか?

      だんな様のご発言ゆえ、韓国人にとっての解決が、日本人にとっての手じまいを意味しない前提だと思いますが、韓国人にとっての解決の後にどのような状態になるとお考えなのか、真意が読めません。

      > 年寄で古典的な日韓の交渉

      これも私とは定義が違うようで、真意が読めません。私にとって「古典的な日韓の交渉」とは、密室で韓国人が日本人に土下座して「韓国民の情緒に配慮して、表向きは謝罪して欲しい」というプロレス興行です。

      くだんのお二人は、そういう裏事情はご存じないように見えます。

      1. だんな より:

        阿野煮鱒さま
        日本の真の謝罪は、永遠の謝罪と賠償とイコールです。
        鳩ポッポの言う通りにすれば韓国国内の問題は、解決するでしょう。

        > 年寄で古典的な日韓の交渉
        右派と左派が違うだけで、表面上は「謝罪汁」であまり変わらないんじゃないかと思います。
        最後は「韓国に愛は無いニカ」となる所までは、おんなじだと思います。

  13. PONPON より:

    信任状と言えば、ミャンマー国軍に解任されたチョー・モー・トゥン国連大使が正式な大使であるか否か、各国で見解が分かれる中、 
    「国連総会のバルマ議長報道官は3月2日、誰が正式な国連大使なのかを巡り、国連の信任状委員会で議論されるとの見通しを示した。」

    とありますが、結果はどうなったのでしょうか?
    「信任状委員会」で信任状の有効性が検討されるということならば、信任状は絶対ということではないということなのでしょうか?
    アグレマンを出していれば絶対に信任状を受け取らないとダメなんでしょうかね?

    1. より:

      アグレマンを出すということは「その人物を大使として受け入れることに同意する(Agrément)」ことを意味しています。従って、アグレマンを出しておきながら信任状を受け取らないというのは、論理的な一貫性を欠くことになります。ゆえに、遅かれ早かれ信任状奉呈式は実施されるでしょう。
      信任状奉呈式を先延ばしにするのは、嫌がらせ程度の意味はありますが、それだけのことです。もはやどーでもいーことであると考えます。

      1. PONPON より:

        龍様

        有難うございます。
        アグレマンを出しておきながら信任状を受け取らなかった国は過去は無かったのでしょうから、もし日本がずっと受け取らなかった場合、韓国のみならず他国はどのような反応を示すか、ちょっと見てみたい気もします。
        日本の国際的評判が低下する等、マイナス面が多いかもしれないとは思いますが。。

        1. より:

          論理的一貫性を維持できない国、外交儀礼を弁えない国として軽蔑されるだけです。面白いかどうかはともかくとしても、プラスになることはありません。
          そんなマネをするくらいならば、アグレマンの取り消しを考えた方がよほどマシですが、あまり推奨は致しかねます。確か、一度出したアグレマンを取り消した実例はあったはずですが、よほどのことでもなければ、他国からの共感は得られないでしょう(外交において、他国からの共感を甘く見てはいけません)。
          個人的には、韓国ごときのために、まして姜昌一氏ごとき小物のために、「よほどのことがなければ切らないカード」を無駄遣いしてほしいとは思いません。日本外交がますます軽んじられるだけだと思うからです。

          念のために申し添えますが、姜昌一新大使への皆様の不快感は十分理解しておりますし、大いに共感もします。しかし、外交の、特に儀礼面を感情面で左右するのは亡国の素であると考えています。信任状奉呈式ごときでガタガタ言うことに意味を見出しません。

  14. イーシャ より:

    日本が朝鮮を併合なんてしたため、朝鮮人の増殖を招き、世界中に多大な迷惑をかけています。
    その謝罪の意味でも、半島を李氏朝鮮時代の世界最貧国に戻し、朝鮮人の大部分が間引かれるようにしましょう。

    1. sey g より:

      イーシャ様

      全くその通りですが、今のまま最貧国にすると韓国人の大量脱出で世界に迷惑が広がります。
      ここは国外移動の自由が無い北朝鮮による統一後の世界最貧国化で害悪を半島に閉じ込めておくのが吉かと。

  15. 農民 より:

     1%残ってんじゃねーか!

     何事も中々100%というものは無いものです。殺虫農薬で90%も死虫率があれば効果は「高い」と評価されます。ならば一回散布すればもうほぼ安全か?否、当然、生残10%が短期間で繁殖します(例:コナガの1世代は1か月もかからない)ので、収穫までには元通り以上に増えています。新たに外部から侵入してくる個体もあるでしょう。
     また、抵抗性というものがあります。A薬が効かずに生残した個体の子孫ばかりになると、その集団はほとんどA薬が効かなくなるのです。
     そんな抵抗性コナガさんが「90%も死んだだろ?もう農薬やめてくれよなー」なんて言ったところで。

     韓国相手の懸案ってこんなんなんですよね。(コナガさんごめんなさい。でも今年も鏖だぞ)1%残ってれば、確実且つ素早く増える。なんなら0%になったとしても、突如現れる。さらには交渉にまで抵抗する。「問題を増やさない・創らない・条約を守る」という確約が先です。そしてその確約は二度もの国家間合意や裏取引で成されていたはずで、悉く破られている。
     99%解決するよなんて言ったところで。

    1. 阿野煮鱒 より:

      半減する予想だけで絶滅を「事実」と見做すお方もいることですし、多分大丈夫ですよ。

    2. カズ より:

      農民様
      防除も除草も対象の状態が卵だったり種だったり外部から飛来したり・・で、とても1度で済んだりはしないんですよね。

      私んちの実家でも殺虫剤と脱皮促進剤(ロムダン?)なんかを混合散布してましたが根絶やしなんて無理でした。

      お天気相手だと厳しい日ばかりなのでしょうが、無茶はしないでくださいね。

    3. より:

      どーでもいー話かもしれませんが、東アフリカのサバクトビバッタさんたちはまだまだ健在で、大量の殺虫剤散布にも拘らず、被害はまだ拡大中らしいです。環境や人体への影響が深刻に懸念されるほど撒いても、まだ足りていないのだとか。
      バッタよりもしつこい連中を駆除するための薬剤開発が期待されるところですね。

      1. 野宿快景史 より:

        「バッタよりもしつこい連中」を駆逐する為には 「人間やその他の脊椎動物等の高等生物」 には全く無害な「旭日旗」が特効薬的「魔除け」として使えるかも知れません。

  16. 野宿快景史 より:

    >韓国の有権者が賢明であれば、日本が韓国に何ら脅威を与えていないということを
    >正しく認識し、日韓友好を推進する指導者を選ぶはずですが、残念ながら、少なくとも
    >1988年の民主化以降、韓国ではこうした賢明な大統領は出現していません。

    ここで、米国政府や日本政府の外務担当者から「韓国は何故反日の政権しか出来ないのか?」と言う当然のギモンが表に出て来ないのが不思議です。

    私なりの答えは「幼少期から徹底的に頭に叩き込まれる妄想・捏造に基づいた反日教育の結果が現代の韓国の有権者であるから」です。

    英語では ”Garbage in, garbage out” (拙訳:「ゴミ箱から出てくるのはやっぱりゴミ」)と言いますが、韓国に本物の親日政権が登場出来るには最低でも60年はかかるでしょう。

    だから短期的・中期的に韓国で親日政権の誕生を願うのは愚の骨頂です。

    個人的には現職と次期の韓国政府には文政権の反日・反米の政策を貫いて、日本国内に一定数いる媚韓・親韓派を駆逐して欲しいのです。

    そろそろ、韓国語に堪能な方が韓国の初等・中等教育で使われている日本関係の記述がある教科書の内容を網羅して、日本の立場から注釈を付けた参考サイトを立ち上げる時が来たようですな。

    1. りょうちん より:

      “ashes to ashes, dust to dust”というのも英語にしてはなかなかやる慣用句だと思っています。
      “Korea to Korea”というと救いの無さに無常観が強調されます。

      1. 野宿快景史 より:

        りょうちん様、

        “Ashes to ashes, dust to dust” は英語圏のキリスト教の埋葬式で用いられる英国国教の祈祷書の一節で、ジェームス王が作成した英語版の旧約聖書からの出典だそうです。 チョーサーやシェイクスピアを輩出した国だけに、中々味わい深い言葉のセンスがあるというのは大賛成です。

        処で朝鮮半島の国の名称では、北は「朝鮮」、南は「韓国」はたまた英語では「Korea←高麗」で全然「時代の統一」さえ取れてませんが、何故なのでしょうかね?

        どうせ歴史上の名前を無断借用するなら「馬韓国←Bakangook」にすれば良い。

        「馬韓の一つ覚え」とか色々楽しい用法が望めるし。

    2. 非野阿礼 より:

      >>韓国に本物の親日政権が登場出来るには最低でも60年はかかるでしょう。
      今、教科書が正しく改定されたらの前提条件が有ると理解して宜しいでしょうか?
      国の骨格が反日ですから、一度焼け野原にしないと私は無理の様に思います。

      1. より:

        韓国憲法に照らす限り、韓国に親日派政権が誕生することはあり得ません。そんな政権は直ちに違憲として弾劾されるでしょう。ゆえに、最大限期待できるのは「”非反日”政権」までです。ちなみに、用日派もけして”非反日”ではないので、期待などするだけ無駄です。

      2. 野宿快景史 より:

        非野阿礼様、

        >今、教科書が正しく改定されたらの前提条件が有ると理解して宜しいでしょうか?

        はい、仰る通りです!

        >国の骨格が反日ですから、一度焼け野原にしないと私は無理の様に思います。

        手っ取り早い方法ですよね…

        私は朝鮮半島に蔓延る「劣化版朱子学に汚染された思考・行動様式」が根絶されない限り半島国家の思考・行動様式は日本にとっての害毒以外の何物でもないと考えています。

  17. 非野阿礼 より:

    日本の立場、「言葉は要らない、行動で示せ」だから外相会談の早期実施は無い!増して、カンちゃんとも忙しくて会わないのにお前と会う訳ね~べと素人でも・・・ど素人なんでしょうね。
    アメリカによる圧力はあるのかが心配だが牧野氏が言って居る。
    >>日米関係筋によれば、日本政府は様々なチャンネルで「徴用工判決と慰安婦判決は全面的に韓国側に非がある。中間的な落としどころを探るつもりなら、仲介しないでほしい。韓国側を説得するべきだ」と繰り返し、訴えている。
    日本も、インチキアメリカ大統領の圧力には簡単に屈しないと思いたいですね(特にこの件に限っては)。

    1. Yaab より:

      本質的に詐欺師である国家に対して「言葉よりも行動で示せ」と言うのは特効薬的な効果がありますね!

      但し、韓国の場合、「詐欺師」が突然「嫌がらせ・イチャモン付けストーカー」に豹変するから始末が悪いです。

  18. イジワルばあさん より:

    鄭義容外相の「日本が真の謝罪をすれば99%解決する」という発言は日本に向かって「助けてくれー!!」という悲鳴に聞こえます。相変わらず上から目線の傲慢な物言いですが、かといって日本に全面的に白旗を掲げたら政権は保たないですから。しかし、外交も経済も国内政治も行き詰まってにっちもさっちも行かない文在寅政権はこのままでは転落の一途で次期大統領選で左派政権を維持するのも難しいという状況に直面しています。経済面では、国にお金がないので大量の国債を発行してお金をばら撒いていますがこれもどこまで続けられるか?実際韓国債の利率がジリジリ上昇してきています。先日は格付け会社と韓国の債券の格付けについて話し合うなんて記事がありましたが、格付けが低下するのも時間の問題でしょうか?さらには貿易で食べている韓国を牽引してきた半導体産業や自動車産業の先行きにも暗雲が垂れ込めています。サムスンは韓国が米中のどちらを取るか曖昧にしているため日・米・台湾・欧のサプライチェーンから外されそうな雰囲気ですし、頼みの中国も生き残りを掛けて自国生産に舵を切ろうとしていますから。現代とLGは例のバッテリー火災のリコール問題で大変な負担を背負い込み赤字転落の瀬戸際にあることに加え、中国市場では中国車に駆逐されつつあります。そして企業負債、国家負債、家計負債も驚異的なスピードで積み上がっています。こうした理由から韓国政府はなんとしても日本からの支援が欲しいわけですが、現在の日韓関係は首脳会談も外相会談も行われていないほどに冷えきっていて韓国政府にはなすすべがないのでしょう。そこで日本に対して「振り上げた拳を下ろすきっかけを作って欲しい」というメッセージに思えるのです。韓国側が振り上げた拳を下ろさなければ、日韓関係の改善がないと考えたのでしょう。それをきっかけに日韓関係を修復して支援を得ようという魂胆だと思います。もちろんここで日本が甘い顔を見せることはできません。そんな韓国の思惑に乗って目先の関係修復をしても、後で恩を仇で返されるという今までの繰り返しになるだけですから。

  19. より:

    今年の初めだったかに、文在寅大統領様は「2015年の合意は公式の合意である」と仰いました。その合意では「完全かつ不可逆の解決」が謳われております。従って、鄭外相の発言は、明らかに大統領のお言葉に反したものです。無謬であるところの大統領様に逆らうなど、鄭外相は当然弾劾されて然るべきであると思われます。

    なお、丁首相もたいへん香ばしい発言をなされたと漏れ聞いておりますが、後進国の国務総理如きに言われる筋合いはないので、そっくりそのままお言葉をお返ししたいと思います。

    # そういえば、韓国首相のカウンターパートというと、日本では誰に当たるのだろう?

    1. より:

      ちょっと訂正。

      > 丁首相も

      ではなく、有力な次期大統領候補である李在明京畿道知事の発言でした。彼もとても香ばしい発言を繰り返してきた方なので、いよいよ日韓関係を完全に破壊してくれる人材として期待したいと思います。

  20. 匿名 より:

    そういえば、過去の韓国要人の「日本が謝罪すればチャラ」発言とその後、の一覧表のようなものは見かけませんね。
    日本が謝罪を口にした事例から逆引きすると、昭和天皇、先帝、村山富市、河野洋平くらいは思い出しますが。他にもありましたっけ。
    謝罪の対象がいろいろであいまいだし、抽出しにくいのでしょうかね。

  21. 匿名29号 より:

    「100%解決する」と言い切らずに「99%」と言ったところがミソですねん。何%解決したかは公正な基準すらなく結局自分らが判断するので、残り1%は永遠に解決しないことが可能であり、とどのつまりは「謝罪させてやるから会談に応じろ。但し解決はしないからな」と言っているのと同じなので、今までと同じです。

    南北を問わず朝鮮民族の外交術は恫喝と崖っぷちに立つことにより相手から妥協を引き出すのが常套手段であり(件の駐日次期大使殿の行状も同様)、相手にされなくても崖から落ちることはしないので、タネを読まれている曲芸師の芸を眺めるが如く「ははーん、上手いもんだねー」と見ていればよいと気付かされました。
    しかし、イアンフ、イアンフとそろそろ飽きてきたので、新しい芸を見せなよ。

  22. だんな より:

    ふと思ったんだけど、韓国人の主張する慰安婦は20万人。生き残ってるのは、数十人だから、99%以上解決してんじゃない。

  23. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、韓国と同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
     そもそも論ですが、所詮、日韓関係は米韓関係(そして日米関係)の従属変数なので、米韓関係が怪しくなれば、日韓関係を改善する必然性は薄れます。そのことを、韓国は分かっているのでしょうか。
     蛇足ですが、バイデン新大統領は同盟関係を重視するそうですが、同盟関係は米韓だけでなく、日米にもあります。
     駄文にて失礼しました。

  24. たい より:

    まあ、大多数の日本人はこれを見て、これは相手にしてはダメな国であるとの思いを新たにしたかと思います。

  25. H より:

    〉99%

    解決する気がないのを、こんなにも判りやすく
    表現できるなんて、詐欺師ですなぁ
    今までこれに引っ掛かってきた日本が悪い

  26. ちかの より:

    庵野監督作品「シン・シャザイ」製作決定!
    100%の真なる謝罪を映像化!
    君たちは、これほどの真実を見たことがあるか?!

    なーんて、いかが?

    1. 阿野煮鱒 より:

      アナ―ザー・インパクト発動。
      人類捕韓計画、ついに完成!

  27. 名無しの権兵衛 より:

     文在寅大統領は「2015年の韓日の慰安婦合意が両国政府の公式合意だった事実を認める。その土台の上で被害者も同意する解決策を見つけられるよう、韓日間で協議する」と発言しました。
     これを受けて、鄭義溶外相は「日本が真なる謝罪をすれば99パーセントは解決する」と言いました。文在寅大統領が言った「被害者も同意する解決策」とは、「真なる謝罪」だということでしょう。
     問題は「真なる謝罪」の中身です。当然、口先だけの謝罪では、自称被害者は「真なる謝罪」かどうか判断できませんから、自称被害者の「目に見える形」で、即ち「お金」で「真なる謝罪」であることを示せということにしかならないと思いますが、鄭義溶外相さん、そういう理解でよろしいでしょうか。
     

    1. 阿野煮鱒 より:

      「カネで済む問題だと思ってンのかヨ!」ですよ。実際、慰安婦合意で日本が拠出した十億円は何の意味もなかったではありませんか。

      カネでも言葉でも意味はないのです。謝罪自体にも意味はないのです。
      韓国の狙いは「日韓関係の正常化」です。

      何が「正常」かというと、韓国が上位、日本が下位で有る状態が双方により確認され、日本が未来永劫、韓国にかしずくことです。謝罪も賠償もそのための方便に過ぎません。

      謝罪して終わり、金を払って終わりでは韓国が困るのです。未来永劫、日本を下にしておくのが狙いですから、「真正性のある謝罪」が行われ、両国が和解し、対等な関係になっては困るのです。だから、彼らは謝罪だろうが賠償(カネ)だろうが、認めようとしません。

      慰安婦合意の直後、さっそく「安倍首相はお詫びの手紙を書け」と追加注文したではありませんか。「お詫びの手紙の書けないなら謝罪したことにはならない」とケチを付けるのが狙いです。

      韓国がカネなり謝罪なりで解決を求めているという理解では、彼らの掌で踊るだけです。

      1. より:

        ちょっと補足します。

        > 何が「正常」かというと、韓国が上位、日本が下位で有る状態が双方により確認され、日本が未来永劫、韓国にかしずくことです。

        多くの日本人はどうしてもこれが理解できないようです。日本的な感覚や常識では、「そんなバカな」としかならず、何度言われようが、誰に言われようが、「バカバカしい」「ありえない」「ただの偏見じゃないか」と言って、理解することそのものを拒否します。でもね、これは韓国人の精神的骨格を形作っている朝鮮式朱子学的世界観による当然の帰結なんですよ。逆に韓国人はこの当然の帰結を理解できないという日本人が理解できません。疑うべくもない自明の「正常さ」を理解できないなどと言うのは、「1+1=2」であることを理解できないのと同様な劣等民族に他ならないのです。

        とりあえず韓国人のことは放っておきましょう。われわれ「劣等民族」がどうこうできるわけではないからです。しかし、日本人がそれを理解しないまま、日本的常識や日本的感覚でコトに当たり続ければ、今後とも痛い目に遭い続けるだけです。
        繰り返しますが、「そんなバカな」ことではけしてないのです。

        1. だんな より:

          龍さま
          これが分かんないから、皆んな色々コメントしてるんだと思います。
          自分以外の価値観で物事を考えるのは、大変のようです。

          1. より:

            「日本人と韓国人とでは、採用している公理系が違うのだ」とでも言えば、理系の人にも理解してもらえるんでしょうかね。
            「直線aに対する点bを通る平行線は存在しない」というリーマン幾何学的命題を、ユークリッド幾何学的観点から「間違っている」「バカげている」と断じても無意味であるし、どちらの公理系が「正しい」かを論じても無意味なんですけれども。

            嘆息。

      2. 名無しの権兵衛 より:

        阿野煮鱒 様へ
         御教示ありがとうございます。
         「金や謝罪での解決を求めている」という理解が正しいのか、「日韓関係の正常化が狙い」という理解が正しいのか、正直、私には良く分かりませんが、前者であれば日本政府は既に金と謝罪は済ませていますし、後者であれば「冗談もいい加減にしろ」ということになりますし、いずれにしても日本政府はお断りするという結論になると思います。私が言いたかったのは、「鄭義溶外相さん、あなたは何故、わざわざ日本政府に100%断られることが明らかな提案をしてくるのか、あんたバカじゃないの」ということです。

        1. 阿野煮鱒 より:

          鄭義溶外相の言っていることは冗談でもバカでもないのです。
          至って真面目な朝鮮人です。
          あなたが理解を拒絶しているだけです。
          嘆息。

          1. 名無しの権兵衛 より:

            阿野煮鱒 様へ
             仮に、貴殿の言うとおりだということを理解したとしても理解しなかったとしても、いずれにしても、日本政府やほとんどの日本人の結論は「あっそう。何をバカなことを言っているんだ」でおしまいですから、朝鮮人の考え方を理解することにそれほどの意味は無いと思うのですが。

          2. 阿野煮鱒 より:

            どうせ自分以外の人が理解しないのだから、自分が理解しようとすることに意味がない、ですか。

            みんながやらないことはぼくもやらない。
            何とも。

        2. より:

          「謝罪したらそれで終わり。後は水に流して……」というのは、徹底的に日本的な発想でしかありません。韓国では「謝罪する=道徳的に下位であることを認める」ことなのです。
          この点を踏まえておかないと、何時まで経っても「答え」には辿り着きませんよ。

    2. 阿野煮鱒 より:

      ちょうど楽韓さんが、韓国人(朝鮮人)の序列的世界観を如実に表す事例を取り上げましたので、ご一読ください。
      http://rakukan.net/article/480789476.html

      中国を仰ぎ見、日本を見下す韓国人の心情がよくわかります。

  28. sey g より:

    心理的負荷をかけて、これをしたらその心理的負荷から解放されますよ。
    詐欺師の常套手段です。
    例えば息子から電話がかかってきて、会社の金を落としてしまった。今すぐ数百万円必要だから、用意してくれ。部下が取りに行くから渡してくれ。頼む‼
    これも、息子の失敗が金で解決出来るなら安いものです。
    もちろんこの息子はオレオレの偽物です。

    以前の日本なら、韓国人がギャーギャー騒いだら金を払って黙らせました。
    しかし、慰安婦強制連行の嘘はバレましたし、偽物徴用工も何度も何度も騒ぐので 日韓基本条約で解決済みなのも周知されました。
    そして、何度謝っても解決しないのは殆どの日本人は知っています。知らないのは立憲ナントカとか石ナントカとか微々たるものです。
    では、何故今更謝れば解決するとほざくのか?

    1 過去の成功体験が忘れられない
    2 切羽詰まって、藁をもつかむ様に嘘をつく
    3 日本人は謝ったら許すの言葉に騙されると思っている
    4 米国に、自分達は日本との関係回復をはかってるポーズ
    5 本当に日本が謝れば許そうとしている
    6 日本人は何度でも騙せると思っている
    7 自分が何を言ってるのか理解出来てない

    自分の予想では7が怪しいと思ってます。

    1. 阿野煮鱒 より:

      何テラ回でも言うのが私の使命と心得て申し上げますが、韓国の謝罪要求は、日本にマウントを取るための手段です。韓国が上位、日本が下位という上下関係を固定化するための手段です。

      「解決」というニンジンを目の前にぶら下げれば進む馬だと思っている点で、お説の1,2,3,4&6は当てはまります。5と7はあり得ません。でも、その1,2,3,4&6は「理由」ではなく「方便」です。

      日本人を騙せるのが理由で日本に謝罪を要求するわけではありません。
      米国に関係改善努力をアピールしたいから日本に謝罪を要求するわけではありません。

      日本に謝罪をさせる。→日本が渡独的劣位にあることを日韓相互が確認する。→韓国が道徳的優位性を持つことを日韓相互が確認する。→韓国が日本より上位にあることを日韓相互が確認する。

      これだけです。

      上下関係の固定化という簡単な動機を日本人の多くが理解できないことが悲劇なのです。こんな単純なことなのに、日本人にはない思考回路なので理解を拒否されます。そして過ちを繰り返します。そうならないよう、これからも言い続けます。

      1. 阿野煮鱒 より:

        なぜ韓国が上下関係を固定化したいか、その動機は私にとって自明なので書き漏らしました。華夷秩序です。

        中華は世界の中心であり、世界で一番偉いのです。朝鮮は中華文明の優等生で、二番目に偉いのです。漢民族の帝国「明」に取って代わった「清」は女真族(満州族)という野蛮人が中原を征服してできた非文明帝国なので、実は朝鮮が中華文明圏で一番偉いのです。これを小中華思想といいます。朝鮮が一番偉いか二番目に偉いかはさておき、日本は化外の地、世界の東の果ての島国の蛮族(東夷)です。朝鮮に比べたら遙かに格下です。それを思い知らせてやるのが文明国・朝鮮の使命です。

        え? 現代の韓国人が、そんな前々世紀の思想を受け継いでいるはずがない?

        ではなぜ韓国人は天皇陛下を「日王」と呼ぶのでしょうか。皇帝は中華に一人だからです。日本ごとき野蛮人が「皇」の字を使うのは烏滸がましいのです。だから皇帝の子分である「王」が正しいのだと教えてやっているのです。

        朱子学は中華思想を強化しましたが、朱子学が中華思想を生んだのではなく、儒教とは別に古代からあった中華思想を、朱子学を含む南宋の儒学がガチガチに固めたのです。なので中華思想と朱子学はイコールではありません。朱子学を受け入れると中華思想が漏れなく付いてくるのです。

        1. より:

          こちらにもちょっと補足しておきましょうか。

          かつて福沢諭吉は「天は人の上に人を作らず 人の下に人を作らず」と言いました。また、キリスト教(特にプロテスタント)でも「神の下での平等」を説きます(おそらく福沢の元ネタもこれだと思いますが)。このような考えは広くキリスト教世界で受け入れられ、共有されています(注1, 2)。
          しかし、朝鮮式朱子学においては「天は華夷秩序を定めた」なのです。ここから敷衍して「天は人の上に人を作り 人の下にも人を作った」となります。つまり、国家間に上下関係があり、人と人との間にも上下関係があるのは、天が定めた道理であって、疑うべくもない絶対の真理なのです。
          ちなみに、朱子学の本家である中国では、朱子学の経典が科挙のテキストとして用いられたために、影響力は大きかったものの、唯一絶対の思想ではありませんでした。儒学でも他に陽明学などがあり、また下々の精神世界は道教の影響が強かったので、朱子学的世界観が唯一絶対なものではありませんでした。また、日本でも、江戸時代には朱子学が官学とされたものの、根本的なところで改変が加えられたため(注3)、中国や朝鮮のものとは異なったものになっています。
          しかし、朝鮮においては、朝鮮式朱子学が唯一絶対の思想でした。土俗宗教はもとより、仏教までもが撲滅され、朝鮮式朱子学が下々に至るまで、唯一の価値体系になったのです。李朝500年の歴史は、朝鮮式朱子学の浸透と拡散が徹底され、無意識レベルにまで刻み込まれた時代だったのです。

          現代の韓国人に、「おまえは性理学(朝鮮式朱子学)を信奉しているか」と問えば、おそらくほとんどの韓国人は否定するでしょう。しかし、現代でもなお韓国人の精神世界の骨格をなしているのは朝鮮式朱子学的世界観や価値観です。おそらく、現代日本人が自らの奥底にある神道的価値観を全く自覚していないのと同様に、現代韓国人も自覚している人は少ないでしょう。しかし、言動の端々に朝鮮式朱子学的世界観や価値観が浮かび上がってきます。阿野煮鱒様が例示した「日王」などは好例ですが、このような例は他にも多数あり、例えば「ウリジナル」にこだわるのもその一つです。朝鮮式朱子学においては、「師匠」は絶対にエラく、「弟子」は師匠の言うことには絶対に従い、逆らうことなどあってはならないことになります。そこで、ある文化の元祖ということになれば、すなわちある文化全体における創始者であり、絶対的な「師匠」になれるわけです。あとは弟子どもを好きなように小突き回すだけとなります。これが韓国人が求めて止まない「ウリジナル」の正体です。

          このポイントが理解できないと、いつまでも韓国人の言動に「理解できない」とか「非常識極まる」などと感じ、腹を立てる羽目に陥ります。それは好んで迷宮に踏み込むことにも似た、ある種の愚行とさえ言えるのではないかと感じることもあります。

          (注1) 近代人権思想は、このようなキリスト教的考え方がベースになっています。他にも多くの近代思想の概念がキリスト教的な考え方をベースとしていますが、この点を忘れると、それらの理解がとても薄っぺらなものになります。
          (注2) このような福沢の考えが、なぜ日本で広く共感を得るに至ったのか、真面目に検討してみる価値があります。一つの答えとしては、鎌倉仏教的発想がすでに広く浸透していたからだとなりますが、もう少し検討が必要だと思われます。
          (注3) 日本では「忠孝」と併称し、多くの場合「忠」を優先することを善しとしますが、本来の朱子学ではあり得ません。朱子学の徳目としては「孝」が絶対的に優位であり、「孝」を差し置いてでもということなど、あってはならないことです。この点で日本朱子学は大きく逸脱しています。

        2. はにわファクトリー より:

          韓国を席次で台湾島のシモに座らせることで、有効かつ簡潔に「半島処分」体制を完成できます。
          大陸? よく分かりません。羽田空港に五星紅旗の要人機がやってくる日があるなら。

    2. sey g より:

      阿野煮鱒様
      龍様

      コメントありがとう御座います。
      後出しジャンケンになりますが、韓国の目的は日本を永遠の下にするのは明白です。
      それは、皆様のこれ迄のコメント欄で十分だと思い、茶化す感じで韓国の行動を面白く書きました。
      自分は、韓国の嘘がひろく人口に膾炙する様わかり易い文を目指しましたが、韓国の序列意識を書くのを忘れてました。
      韓国が満足するのは、日本が韓国の植民地になり、男性は根絶、女性は性奴隷にする事です。
      これは日本としては到底受け入れられません。
      日本人には、大陸国家の侵略を経験していない分理解が難しいのですが これらがひろく人口に膾炙するべくわかり易い言葉でコメントして行こうと思います。
      ありがとう御座いました。

      1. はにわファクトリー より:

        sey g さま

        人口に膾炙する、の意味も読みも分からなかったので、ぐぐりました。
        勉強になりました。人工に怪社するではなくて難しい字と記憶することにします。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告