韓国国会議長「韓日協力」発言に無反応だった衆院議長

日韓両国の国会議長が22日、初の会談をテレビ会談方式で実施したそうです。ただ、韓国メディアから流れてくる朴炳錫(ぼく・へいしゃく)国会議長の発言と、日本の衆議院のウェブサイトで確認できる大島理森衆院議長の発言をじっくり読み比べてみると、現在の日韓関係そのものを象徴しているように思えてなりません。というのも、朴炳錫氏の提案の大部分に対し、大島議長は無反応だったからです。

日韓両国の議長のテレビ会談

昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事が出ていました。

韓国国会議長、大島理森衆議院議長とテレビ会談…「両国関係発展させなければ」

韓国の朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長は22日、日本の大島理森衆議院議長とテレビ会談をした。<<…続きを読む>>
―――2020.12.23 10:36付 中央日報日本語版より

これは、大島理森(ただもり)衆議院議長と朴炳錫(ぼく・へいしゃく)国会議長が22日にテレビ会談をしたという話題ですが、なかなか興味深い内容です。というのも、中央日報の記事を読んでいると、さまざまな話題が出てくるからです。便宜上、中央日報の記事に記載されていた会談内容に、①~⑤の番号を付しておきましょう。

  • ①新型感染症など超国境的な保健安保危機に対応するため、南北と日本、中国が参加する北東アジア防疫保健協力体を早急に発足させる必要がある
  • ②議会交流・協力を強化するため韓日中3カ国国会議長会議も新設すべき。これには中国の栗戦書(りつ・せんしょ)全国人民代表大会常務委員長も賛成の意向を示している
  • ③韓国と日本は価値を共有する最も近い隣国で、安定した発展は両国次元だけでなくアジア太平洋地域の平和のためにとても重要だ
  • ④過去の歴史認識から始まった問題と実質協力分野を区分するツートラック基調で両国関係を発展させなければならない
  • ⑤未来世代、若者同士の交流は両国関係で非常に重要であり、両国の青少年間の相互交流に関し深く話を交わせる機会があることを期待する

…。

どれも、なんだか手前勝手な話ですね。

手前勝手な発言はすべて朴議長のものだった

大島議長がこんなことで韓国と合意したのだとしたら、これは本当に由々しき問題です。ただ、これについてはちゃんと種明かししておくと、じつは、この①~⑤は大島議長の発言ではなく、すべて朴炳錫氏の発言であり、大島議長が賛意を示したのは⑤だけだそうです。

そして、①からして、なかなかすごいことが書かれています。「南北」とあるのはおそらく「南北朝鮮」のことだと思いますが、日本、韓国、北朝鮮、中国の4ヵ国で「東アジア貿易保健協力体」が作れるものなのかどうか。そもそも北朝鮮が入って来ないのではないかと思えます。

また、②については、国会議長による形式的な協議体のようなものの価値を無下に否定するつもりはありませんが、中国の場合は全人代という、単なる「ラバースタンプ機関」の長と定期的な協議をしたところで、なにか意味のある対話が成り立つ気がしません。

さらに③については、「韓国と日本は価値を共有する最も近い隣国」とありますが、価値を共有する国が国際法に違反した判決を下したり、過去に決着がついている問題を蒸し返したり、歴史問題を捏造して日本を貶めたりするものでしょうか。

そして④については、国会議長ともあろう人物が、日本に対して「ツートラック」を堂々と主張するという神経にも驚きます。

なお、⑤については、総論、あるいは一般論としては別に悪い話ではありませんが、正直、日本の若者を根本的な思想そのものが異なる国の若者と交流させると、日本でその国に対する反感が植え付けられるような気がしてなりません。

ずいぶんと異なる大島議長の発言

さて、これに対して大島議長がどう答えたのかを確認しておきましょう。情報源は、衆議院ウェブサイトの次の記事です。

衆議院議長と大韓民国国会議長とのテレビ会談

令和2年12月22日、大島理森衆議院議長は、大韓民国の朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長とテレビ会談を行いました。今般の会談は、両議長による初めての会談です。冒頭、大島議長が在任期間歴代最長となったことについて朴議長から祝意が示されたことに対して、大島議長から謝意表明があり、議長と初めて会談を行えることをうれしく思う旨述べました。続いて、大島議長から、日韓は、お互いにとって極めて重要な隣国であり、地域や世界の平和と繁栄のために協力し、貢献する責務を有する旨述べました。また、大島議長からは、日韓関係が非常に厳しい状況にあることを述べ、両国間の問題を解決する必要性を指摘しました。双方は、文化、スポーツ、青少年を含め日韓間の幅広い交流が重要であり、そのような観点からも、議会間交流が重要であることを確認しました。
―――2020/12/22付 衆議院HPより

…。

あれ?

中央日報が報じた朴炳錫氏の発言と比べ、なんだかずいぶんと論調が異なりますね。

冒頭の「在任期間最長に祝意」云々のくだりは国家儀礼なので無視するとして、重要なのは、大島議長による次の3つの発言です(こちらも便宜上、⑥~⑧の番号を付しておきます)。

  • ⑥日韓は、お互いにとって極めて重要な隣国であり、地域や世界の平和と繁栄のために協力し、貢献する責務を有する
  • ⑦日韓関係は非常に厳しい状況にあり、両国間の問題を解決する必要がある
  • ⑧双方は、文化、スポーツ、青少年を含め日韓間の幅広い交流が重要であり、そのような観点からも、議会間交流が重要である

大島議長側の発言を読むと、先ほどの中央日報の記事と整合している部分は⑤だけであり、それ以外の朴炳錫氏の①、②、④に対応する発言はありません。

また、朴炳錫氏の②に対応する発言が大島議長の⑥の発言だと思いますが、朴炳錫氏の「韓日は価値を共有する最も近い隣国」に対し、大島氏は「お互いにとって極めて重要な隣国」と返しました。この「韓国は極めて重要な隣国」という表現は、菅義偉総理の発言をそのまま繰り返したようなものでしょう。

また、⑥の後半にある「地域や世界のために協力・貢献する責務」は、韓国が「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」戦略に、かたくなに参加しようとしないことへの強烈な当てこすりにも見えます。

唯一残念なのは、⑦の発言です。大島議長は「両国間の問題を解決する必要がある」と述べたのですが、その「主語」がみあたりません。せっかくの機会なので大島議長にはぜひ「韓国が」という主語を入れていただきたかったところではあります。

さまざまな意味で日韓関係を象徴した対話

ただし、今回の会談が国会議長同士としての初の対話であったことを踏まえるならば、大島氏の発言にも、十分な意味はあったのではないかと思います。すなわち、大島議長が挙げた「文化、スポーツ、青少年」は、今日の日韓両国が協力できる数少ない分野だという意味でもあるからです。

大島議長が朴炳錫氏の「日本+中国+韓国+北朝鮮の北東アジア防疫保健協力体」、「日中韓3ヵ国国会議長会議」、「歴史問題と実質協力分野を区分するツートラック協力体制」にはこれといった反応を示さなかったということは、その何よりの証拠でしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、朴炳錫氏の発言のなかに、「ツートラック」という表現が出てきました。

これは、わかりやすくいえば、「過去の歴史問題の追及はやめないけれども、韓国が現在困っていることについては協力してもらう」、という、まことに手前勝手なご都合主義に基づく発想です。

当たり前の話ですが、過去の歴史問題をいつまでたっても蒸し返し続ける韓国の姿勢を、私たち日本人は「是」としてはなりません。1965年の日韓基本条約、日韓請求権協定で過去のすべての請求権に関する問題は完全かつ最終的に解決していることを確認済みだからです。

また、韓国が仕掛けてくる歴史捏造に対しては、正直、事なかれ主義で放っておくことは、もう許されない局面が到来しているとも考えられます。慰安婦問題がその典型例ですが、韓国が主張するウソを中途半端に放置しておくと、後世に極めて重大な禍根を残すことになるからです。

ただし、先日の『対韓制裁論⑧韓国に鉄槌を加えるものは国際法か仏罰か』などでも述べたとおり、韓国に対してトータルに制裁を与える方法はなかなか見当たらないのですが、少しずつボディブローのように効く制裁は、意外と身近なところにあります。

それは、日本が韓国に対し、「踏み絵」を突き付ければよいのです。具体的には、自由主義、民主主義、基本的人権の尊重、法治主義(または法の支配)といった普遍的な価値観を信奉していると、国際社会で宣言してみろ、という要求です。

現在の韓国は、北朝鮮ビラ散布禁止法で自由主義を、検察改革で民主主義・法治主義を、対北朝鮮融和姿勢で基本的人権を、それぞれ踏みにじっています。結局、日本が主導してきたFOIPに、韓国は入ろうと思っても入れないのです。

現在の日本政府はFOIPについて、「趣旨を理解してくれるのであればどこの国であっても歓迎する」というスタンスを取っていますが、どうせ韓国がこれに参加することなど出来っこありません。

また、もしも韓国がFOIPに参加しようとするのならば、その前に「国際法に違反する判決を出す貴国の裁判所をどうにかしろ」とでも要求すれば良いのです。

すなわち、「日韓関係が決定的に破綻しないように留意しつつも、日本の側からは関係改善のためのアクションを起こさない」、「韓国を無視して着々とFOIPの実現に向けて歩みを続ける」、といった行動を取ることが、じつは間接的に韓国に対する制裁として機能しているのです。

そのように考えていくと、現状の日韓関係に関して、決して楽観視はできませんが、それでも今回の日韓国会議長対話を見る限りでは、日本の政府・国会を挙げた「積極的・戦略的放置」というスタンスは、方向性としては決して誤っていないと考えてよさそうです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. イーシャ より:

    ③韓国と日本は価値を共有する最も近い隣国
    ここからして嘘ですね。
    南朝鮮と最も近いのは地べた続きの北朝鮮で、南北は価値を共有しているではありませんか。
    価値の共有・最も近いのいずれにおいても、日本と南朝鮮を並べないでいただきたい。
    日本にとって南朝鮮は「面倒くさい隣国」でしかありません。
    そろそろ、そこまで言ってもよい時期に来ているような気がします。

    1. より:

      いや、朴議長は嘘を言っているのではなく、「(確認や議論するまでもなく)韓国式世界観や価値観は正しいのだから、日本はそれを共有しなければならない」と言っているのですよ。
      日本としては「た~け」の一言で返せば良いだけなのですが。

  2. めがねおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    韓国との2国間テレビ対話って、やる必要ナシが改めて分かった、という次第です。

    朴炳錫氏は「韓日中3カ国国会議長会議も新設すべき。中国側はやる気だ」→お断り。やりたいのはどちらにもいい顔出来る韓国だけだろ?何の成果も期待出来ない。

    「韓国と日本は価値を共有する最も近い隣国」→ドヒャ〜。貴国とは共有してないゾ。

    「安定した発展は両国次元だけでなくアジア太平洋地域の平和のためにとても重要だ」→オタク、ナシならやりやすい。

    「ツートラック」なんてご都合主義丸出しな言葉、日本語には一般化しておりません。ワクチンを頼るなよ、中国があるじゃないですか(笑)。

    1. 名無しのPCパーツ より:

      まあ、ツートラックの手本見せて欲しいかな。
      政治と経済は別と言うのなら
      まずは民間企業の差し押さえやめろと。

  3. G より:

    そもそも日本において国会議長というのは、地位は高いものの名誉職で日本の政治や外交に影響力があるわけではないんですよね。まあ、国会同士の交流はあって良いですけど、意味としては儀礼しかなくて政治ニュースにはならないですね。

    さらに言えば中国の全人代は国民から選ばれた国会というわけではないわけで、あまり接点ないように思うんですよ。

  4. 匿名 より:

    ×「韓国は極めて重要な隣国」
    ○「韓国は隣国」これなら誰も否定出来ないw

  5. 伊江太 より:

    >大島議長が挙げた「文化、スポーツ、青少年」は、今日の日韓両国が協力できる数少ない分野だという意味でもあるからです。

    この下りについては異議があります。遺恨と反日的心情に彩られた異様な対抗意識を、戦後一貫して隠そうともしなかった、サッカーその他のスポーツ分野における日韓対抗戦の歴史。政治をスポーツに持ち込まないという国際的常識に反する数々の非礼。日本招致をごねまくって共同開催に持って行った挙げ句、審判買収で泥を塗ることで失敗の大会と言えるまでの惨状に至らしめた2002年サッカーワールドカップ。旭日旗、放射能、その他、日本を貶めるためには何でもありとカノ国の人間が考えているのが、まさにスポーツ分野だと思います。

    文化! そもそもそんな言葉を口にできるほどの素養が備わっている国とも思えないのですが、妄想的歴史ファンタジー、噴飯物の歴史歪曲小説や映画などをそのまま史実として敷衍し、例えば「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録に対して、執拗にネガティブキャンペーンを繰り返しているなど、この分野こそがカノ国にとっての反日戦略の肝になっていると言っていいと思います。

    その意味で、どういう分野にも非韓三原則は適用すべきだとは思いますが。とくにこの二分野では、絶対に協力などあり得ないとすべきではないでしょうか。

    ひとつ忘れてました。「青少年」。カノ国のこの層こそ、あの反日教育のどっぷり浸かった状態で精神形成を遂げてきたことを見逃してはならないと思います。

    1. めがねのおやじ より:

      伊江太 様

      同意でございます。

      韓国とスポーツゲームをやる時は、武道、球技に関わらず、大怪我覚悟です。だから選手はやりたく無い。サポも見たくない。下手したら一生病院通いか、半身不随になります。

      レフェリーも金貰って敵の場合がありますしネ。あの国は国際各種スポーツ連盟から外すべきです。外道です。

    2. WindKnight.jp より:

      同意。
      価値観が違うので、そういうところでも、”協力”や”交流”は難しいと思います。

      “反日”というコンセンサスは致命的なんだよなぁ。

    3. IVD より:

      同意です。
      旭日旗も元はと言えばサッカー日韓戦での言い訳。
      あと政治関係ありませんが2017年のACL浦和vs済州もひどかったですね。
      そのときの済州の言い訳ったらもう美しいまでに朝鮮人的!
      「浦和が先に挑発した!審判もずっと浦和寄りだった!」
      ……結局、浦和も制裁金を支払わされました。
      ただ、こんな国とはいえスポーツ交流・文化交流には日本にとってもいいことが……ちょっと思いつかないですね。。。

  6. 匿名29号 より:

    ①~⑤の韓国側の発言はすべて手前味噌なので一考の価値もありません。
    日本側発言の⑥は韓国側の「価値観を共有する重要な隣国」を「重要な隣国」と訂正しているので、単に外交上のリップサービスと考える方が妥当と思います。つまり本気でそうは思っていないということでしょうが、それを最近は本気だと受け止める人々が多くなってきたので、この種のリップサービスは対韓国には通じず、はっきりと「そう思っていない」と伝えた方がよかったと思います。
    ⑦だけは日韓とも意見が合うみたいです。
    ⑧は多くの方がコメントしているように、日章旗はじめスポーツの場でさえも敵意丸出しのこれまでの実績から見て交流などしない方がよいです。揉め事が増えてますます問題を増やすだけでしょう。文化交流といっても韓国の直近の狙いはK-Popsや韓流ドラマを日本にもっと売り込み儲けたいだけの下心が透けて見えます。

  7. 匿名 より:

    >続いて、大島議長から、日韓は、お互いにとって極めて重要な隣国であり、地域や世界の平和と繁栄のために協力し、貢献する責務を有する旨述べました。

    大島議長は、「いいから責任と義務を果たせバカ」、ともおっしゃってますね。
    (意訳)

  8. 匿名 より:

    実質協力分野が何を示しているのかわかりませんが、ヘイト行動等の分野を含めたスリートラックでお願いしたいですね

  9. きたたろう より:

    >④過去の歴史認識から始まった問題と実質協力分野を区分するツートラック基調で両国関係を発展させなければならない

    歴史に絡めて現在の協力関係を破壊してるのは韓国。よくもまあこんな発言が恥ずかしくもなく出るもんだ。とりあえず、土下座して仏像返してから発言しろよな!ホント腹立つわ!

  10. めたぼーん より:

    どういう価値を共有しているのか、韓国の認識を聞いてみたい。何も思いつかないので。

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