世論調査は「不明番号着信に出る」人たちが答えている

携帯電話に「050」で始まる番号から着信―――。著者もそうですが、多くの人は知らない人からの着信に安易には出ないのではないかと思います。じつは、今週火曜日の日中、著者の携帯電話(番号非公開)に「050」で始まる番号からの着信があり(※ブロック済み)、留守録音声から判断してどうやら某大手メディア系の世論調査会社からの自動音声による着信だったことが判明しました。

世論調査については当ウェブサイトでは取り上げません

昨日の『今回の衆院選を読む最大のポイントは「サナエ旋風」か』で少しだけ「予言」したとおり、新聞、テレビなど各種メディアが「選挙情勢」と称して、さっそく、世論調査結果の公表を始めています。

これらについては昨日も述べたとおり、現時点で本稿において取り上げることはしません。

著者自身はメディアの「選挙情勢報道」が公選法に定める「人気投票の公表の禁止」(公職選挙法第138条の3)に抵触する可能性が極めて高いと考えているのに加え、これを当ウェブサイトが取り上げること自体、当ウェブサイトとしてメディアの「違法(の疑いがある)行為」に加担することになりかねないからです。

したがって、その「メディアの報道」のリンク自体も紹介しませんし、内容を示唆することも極力避けるつもりです。

というよりも、当ウェブサイトとして読者の皆さまにお伝えしたい内容はシンプルで、「選挙には必ず行け」、です。

選挙に行かない理由はない

さて、当ウェブサイトで「選挙に行け」と宣伝すると、「俺は選挙に行かない」と称する人からは、たいていの場合はこんな反応が返ってきます。

どうせ俺ひとり選挙に行かなくたって何も変わらないよ。それに投票したい候補もいないんだし、今回は棄権だね。棄権することが俺なりの意思表示だよ」。

この「棄権」の部分を「白票」、「無効票」と読み替えていただいても良いですが、要するに「今いる候補者のなかから選ぶのが嫌だ」、といった言い分です。

一見もっともらしい言い分ですが、これはじつにふざけた言い分であり、社会人としては極めて恥ずべき考え方です。というのも、棄権も白票も無効票も、選挙結果に何も影響を及ぼさないからです。

そもそも論ですが、選挙を1回や2回やったくらいで社会を劇的に素晴らしくすることなんてできません。民主主義とはもともと時間もコストもかかるまどろっこしい手続であり、それこそ数年ごとに何度も選挙を繰り返すことによって、少しずつ、ダメな政治家の退場を促していくしかないのです。

あるいは、選挙というものは「よりどりみどり、素晴らしい候補者群から理想の政治家を選ぶ手続」ではなく、「ゴミの中から一番マシなゴミを選ぶ手続」とでも言い換えるべきでしょうか、それとも「池の水をバケツで入れ替える手続」とでも言うべきでしょうか。

現在の日本は自由・民主主義国家であり、しかも新聞、テレビといった「民意を無視した存在」がインターネットの発達により徐々に駆逐されているため、自由な言論、民主的投票を通じて国家をより良い姿に変えて行けるチャンスが到来しているのです。

これを活用しない手はありません。

自由な言論とはいうまでもなくSNSを含めたインターネットの活用であり、民主的投票とはいうまでもなく選挙への参加です。この国をより良くする絶好のチャンスが訪れているのですから、これに参加しない手はありませんし、選挙権を放棄するのは現状への白紙委任とまったく同じです。

火曜日の日中にいきなり世論調査電話が!

さて、それはともかくとして、本稿で読者の皆さまに警告を兼ねて報告しておきますが、知らない番号から携帯などに着信があった場合、安易には出ないことを強くお勧めします。詐欺電話等の可能性もあるからです。

最近の詐欺の手口にはさまざまなものがあり、たとえば警察署を騙って言葉巧みに個人情報やクレジットカード番号などを盗み取る、といったものが知られています。

あるいは、詐欺電話だけでなく、なんだかよくわからない営業電話がかかってくることもありますし、いずれにせよそれらに出ることで何か良いことはほとんどありません。

もちろん、ビジネスを営んでいると、ごくまれに、ホームページなどを経由して電話をいただき、結果的にビジネスに結びつくこともあるのですが(著者の場合は事務所の電話番号はウェブサイトに公表しています)、少なくとも公表していない番号に電話を掛けてくるのは、たいていの場合、迷惑電話か詐欺電話です。

ただ、この迷惑電話に新たなパターンが出て来ました。

今週火曜日(つまり1月27日)、著者の個人携帯(電話番号非開示)に対し、「050」で始まる番号から着信があったのです。

これについては携帯電話の留守録設定を誤っていたためか、自動的に留守電に転送されたのですが、あとからそれを確認すると、どうやら某大手メディア系の世論調査会社からの自動音声による着信だったのです(同番号は速攻で着信拒否設定をしましたが…)。

※余談ですが、「世論調査に応じてわざとデタラメな回答をしても面白いかもしれない」、などと思う人もいるかもしれませんが、著者は少なくともそこまで性格が悪くはないつもりです。

要するに「そういう人たち」が答えている可能性が高い

これ、平日の真昼間に電話をされても、普通の勤労者は電話には出られないことが多いわけですし、また、少なくとも著者レベルの警戒心を持っていれば、知らない番号からの電話にホイホイと出るというのも考え辛いところではないでしょうか。

逆にいえば、世論調査に答えているのは「そういうレベル」の人たちなのかもしれません。

これもひと昔前だと考え辛かった話かもしれません。

固定電話の場合、ナンバーディスプレイ機能がついていない機種もあり、電話機が鳴っても、誰からの電話なのかは電話に出てみるまでわからない、というパターンが多いのかもしれませんが、携帯電話の場合は違います。最初から相手の番号が通知されるからです。

いずれにせよ、メディアが実施する世論調査を無碍(むげ)に否定するつもりもありませんが、少なくともメディアの世論調査には「そもそも固定電話を持たない」「知らない番号からの電話に一切出ない」という層が一定数存在するという点を考慮すると、調査結果にも何らかの歪みが存在する可能性はあります。

もうすぐ「最も精度が高い世論調査」が行われる

ことにここ数年の傾向でいえば、内閣支持率や政党支持率は年齢による歪みが無視できないほどに大きくなっています。

たとえば、石破茂・前内閣の支持率は若年層ほど低く、高齢者ほど高かったのですが(高市早苗内閣はこれと逆の傾向が出ています)、年齢層による支持率の偏りが生じている政党も多く、さらに「世論調査の電話を無視する人」の割合などを勘案しなければ、本当に正確な世論は測定できないのではないでしょうか。

いずれにせよ、「最も精度が高い世論調査」がもうすぐ行われます。

それが、来月8日(日曜日)の衆議院議員総選挙です。

せっかくの「最も精度が高い世論調査」ですので、くどいようですが、有権者の皆さまは必ずご参加いただきますよう、心よりお願い申し上げる次第です。

本文は以上です。

金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない

読者コメント欄はこのあとに続きます(コメントに当たって著名人等を呼び捨てにするなどのものは禁止します)。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 陰謀論者 より:

     自分のところにもかかってきました。コール中に番号をPCで検索し、世論調査とわかり安心してスルーしました。
     さらに検索結果を追ったところ、某大手メディアが自分のところで使用している電話番号一覧を公開しており、20以上の番号でランダムで発信していることが判明し、絶望してそっとじしました。

  2. kurisyu より:

    携帯電話向け世論調査の「偏り防止」はどうやっているんでしょうね?
    固定電話向け世論調査では偏り防止策として「電話に出る→何人住んでいる世帯か聞かれる→年齢が上から何番目の人に回答依頼するかランダムで決められる→以降、その人が答えるまで何度もコールバック」という、聞く側も答える側も実に面倒くさい仕組みになっていました。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      たぶん何も考えてないじゃないかなぁ
      雛型的に「統計的に母数を◯◯くらいにすれば云々」みたいな“免罪符”だけ用意して自動生成した番号リストに自動音声で流し架け? て知らんけど
      共同通信が0120で架けてきたンは個人的タイミングもあってちと驚いたけど、途中まで聞いた自動音声の前口上に呆れ
      オペ直(てもアウト業務での雇われやろからマニュアル対応しかせんのやろけど)でコッチもヒマやったら公選法との整合性について尋いたろか思うけど、まあ無いわな

  3. はにわファクトリー より:

    新聞は世論にあらず。精度の低い仕事をやって平気でいるのです。

  4. 匿名 より:

    今回はメイン・サブ両方のスマホに架かってきましたね。
    登録されていない番号なのでAIに応答させている間にPCで検索して、それと分かった頃には切れてたのでブロックして終了です。

  5. 匿名 より:

    先日偶然共同通信からかかってきたので、せっかくだから回答しておきました。プッシュボタン選択肢で自民党系が一番先に出てくるので回答が楽で良かったです(笑)
    弱小政党支持の方はわざわざ質問が全部流れてくるのを長時間待たなければならないので大変でしょうね。

  6. いちょう より:

    ウチにもその手の電話がかかってきたので
    ・投票に行くか → 必ず行く
    ・高市内閣を支持するか → 支持する
    ・中道改革連合に期待するか → 大いに期待する
    ・支持している政党はどこか → 維新
    ・誰に投票するか → 共産党の候補
    と答えておきました。

    1. nanashi より:

      回答が適当すぎて笑ってしまった。
      まあその方が攪乱出来るので、いいのかもしれませんね。

  7. がみ より:

    0800も着信拒否してます

    それでもスマホ部・固定電話ともにすごい数の世論調査をうたう電話がかかってきて困ってます

    1. がみ より:

      たった三行でもミスタッチしている私…

  8. 攻撃型原潜 より:

    そのうち、世論調査をかたる新手の詐欺電話が出てきますよ。えっ、新聞社の名前を出した時点で誰も信用しないで電話を切るから大丈夫だって? それもそうです。

  9. 丸の内会計士 より:

    世論調査するのであれば、Xのデータを分析するのが良いと思いますが、電話での調査に悪意の方は別として、善意で答えてくださる方々を母集団にしたいのでしょうね。Xのデータは、確かNTTデータが契約していると聞いた覚えがありますが、母集団に偏りがあるということで、世論調査の対象にはならないということなのかどうか。いずれネット上のテキストデータがすべて解析されるので、事前に候補者の当落もかなりの精度で事前に判明してしまい、電話での世論調査は、遠い昔の話になってしまいそうですね。

    1. はにわファクトリー より:

      >電話での世論調査は、遠い昔の話になってしまいそう

      おっしゃる通りです。すなわち「日本のダメにした3大悪産業」とは
       1.新聞社
       2.TV局
       3.大手広告代理店
      当世これらは完全に時代錯誤な存在になっているが、巨額のカネを動かし強大な権力をふるっている存在という自己中毒の夢からいつまでも覚めないでいる。
       「新聞社と聞いただけで(ガチャ切り」
       「新聞記者と聞いただけで(あ、今日忙しいんで」
       「街頭 TV インタビューと聞いただけで(黙って素通り」
      直後に SNS で笑いものにする。これが生活パターンのキホンになっている。信頼の正体とはこんなものです。

  10. 引きこもり中年 より:

    不明番号着信に出る人だけが、回答する世論調査の信頼性は、どの程度なのでしょうか。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。また、著名人などを呼び捨てにするなどのコメントも控えてください。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告