都心ファミリー物件が億ションに:港区賃料は2割上昇

最近、売買、賃貸ともに(とりわけ東京23区内に関しては)マンションの価格上昇に歯止めがかかっていません。東日本レインズが最近公表した中古マンションの成約データやマンションの賃料データなどで見ると、私たち庶民が東京都心部に暮らすことは明らかに贅沢品となっています。とくに、都内屈指の賃料水準である港区のケースでいえば、2025年7-9月期に賃料の平米単価が前年同期比20%上昇している点は見逃せません。

東京23区内では集合住宅に暮らすケースが多い

東京都内、とくに23区内に住む場合は、多くの場合、現実的には集合住宅(マンションやアパートなど)を選ばざるを得ません。

このあたり、東京に住み始める人というのは、▼大学などへの進学に伴い1人暮らしを始める、▼就職などに伴い1人暮らしを始める、▼同棲ないし結婚するなどして2人暮らしを始める、▼子供が生まれて現在の住宅が手狭になる―――などいくつかのパターンが考えられます。

ただ、どのパターンにしても、「実家が大金持ちである」などの事情でもない限りは、現実的には集合住宅(それも多くの場合は賃貸マンションなど)に住むケースが多いと考えられ、「一戸建てを買って(借りて)住み始める」というのは、あまり現実的ではありません。

こうした事情もあるため、首都圏、とくに東京都における中古マンション相場(売買、賃貸ともに)は、都道府県としては日本最大の自治体である東京都の住宅動向を通じて日本人の生活の実態を見るという観点からは、非常に参考になるデータだと考えている次第です。

(もっとも、東京の人口は日本の1割強に過ぎないため、東京都の住宅動向「だけ」を見て日本経済全体を推し量るのは適切ではありませんが…。)

東日本レインズのマンション売買・賃貸の最新データ

こうした観点から、最近、当ウェブサイトにて強い関心を払いながら注視している指標があります。

それが、公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が公表する首都圏の中古マンションの成約データとマンション・アパートの賃貸データです。

東日本レインズは『レインズデータライブラリー』というページで毎月、『マーケット・ウォッチ』と題した、中古マンションの売買動向に関する比較的詳細なレポートを公表しており、これとは別に3ヵ月に1回、『首都圏賃貸取引動向』というデータも出しています。

今月は10月ということもあり、売買動向に関する最新版(2025年9月分)レポート、賃貸動向に関する最新版(2025年7-9月分)が、それぞれ東日本レインズから公表されています。図表1が売買成約データ、図表2が賃貸データです(いずれも平米単価ベース)。

図表1 地区別中古マンション平米単価(成約ベース)
地区2025年9月前年同月比前月比
首都圏85.18万円+9.32万円(+12.29%)+0.33万円(+0.39%)
東京都118.46万円+13.82万円(+13.21%)▲1.29万円(▲1.08%)
 都心3区234.86万円+49.59万円(+26.77%)▲2.23万円(▲0.94%)
 城東地区101.82万円+11.84万円(+13.16%)+3.46万円(+3.52%)
 城南地区123.98万円+14.95万円(+13.71%)▲2.47万円(▲1.95%)
 城西地区156.71万円+17.54万円(+12.60%)+9.31万円(+6.32%)
 城北地区103.38万円+6.57万円(+6.79%)▲0.55万円(▲0.53%)
 多摩地区58.63万円+1.69万円(+2.97%)+3.71万円(+6.76%)
埼玉県44.77万円▲0.97万円(▲2.12%)+1.27万円(+2.92%)

(【出所】公益財団法人東日本不動産流通機構『レインズデータライブラリー2025年』データをもとに作成)

図表2 首都圏のマンション賃貸動向(平米単価)
地区2025年9月2024年9月増減
東京23区3783円/㎡3509円/㎡+274円/㎡(+7.81%)
東京都他2282円/㎡2168円/㎡+114円/㎡(+5.26%)
埼玉県2048円/㎡1931円/㎡+117円/㎡(+6.06%)
千葉県2175円/㎡2065円/㎡+110円/㎡(+5.33%)
横浜・川崎2690円/㎡2580円/㎡+110円/㎡(+4.26%)
神奈川県他2026円/㎡1864円/㎡+162円/㎡(+8.69%)

(【出所】東日本レインズデータをもとに作成)

具体的に何平米必要なのか

いかがでしょうか。

売買(成約)、賃貸(マンション)ともに、金額は上がる一方です。

ここで気になるのは、具体的に必要な居住面積です。

国土交通省の2021年3月19日付『住生活基本計画(全国計画)』の31ページに記載されている『別紙4 最低居住面積水準』によれば、▼単身者25平米、▼2人以上の世帯は10平米×(世帯人数+1)、とあります。

ということは、単身者ならば25平米、夫婦2人(または同棲カップル)ならば30平米、夫婦に子供1人の3人家族なら40平米、夫婦に子供2人の4人家族なら50平米、といったところでしょうか。

著者自身の経験に基づく感覚では、「単身者に必要な面積は25平米」というのは若干広すぎる気がしますが、逆に夫婦2人で30平米、3人家族で40平米、4人家族で50平米となると、逆に少々狭すぎる気はします(とくに子供たちが就学すると、なおさらでしょう)。

ただ、これはあくまでも標準的な世帯の話であり、便宜上、必要面積はざっくり「世帯人員に1を加えた数値に10平米を乗じたもの」と考えれば良いでしょう。

一般に「おひとり様」用の物件は最低でも20平米程度は欲しいところですし、2人で暮らしている場合(同棲、あるいは新婚夫婦など)は30平米、子どもが1人から2人生まれると乳幼児期で40平米、子どもが就学したら50~60平米かそれ以上が望ましいといえます。

具体的な面積を乗じてみると…?

こうした観点から、「おひとり様」が20平米、夫婦2人(または同棲カップル)が30平米、夫婦と子供1人が40平米…などと考えたうえで、物件を購入するときと借りるときのそれぞれのめやすを示すと、それぞれ図表3図表4のようなイメージです。

図表3-1 首都圏中古マンション価格試算(2025年9月)
地区20平米30平米40平米
首都圏1704万円2555万円3407万円
東京都2369万円3554万円4738万円
 都心3区4697万円7046万円9394万円
 城東地区2036万円3055万円4073万円
 城南地区2480万円3719万円4959万円
 城西地区3134万円4701万円6268万円
 城北地区2068万円3101万円4135万円
 多摩地区1173万円1759万円2345万円
埼玉県895万円1343万円1791万円
千葉県806万円1208万円1611万円
神奈川県1176万円1764万円2352万円
図表3-2 首都圏中古マンション価格試算(2025年9月)
地区50平米60平米70平米
首都圏4259万円5111万円5963万円
東京都5923万円7108万円8292万円
 都心3区1億1743万円1億4092万円1億6440万円
 城東地区5091万円6109万円7127万円
 城南地区6199万円7439万円8679万円
 城西地区7836万円9403万円1億0970万円
 城北地区5169万円6203万円7237万円
 多摩地区2932万円3518万円4104万円
埼玉県2239万円2686万円3134万円
千葉県2014万円2417万円2820万円
神奈川県2940万円3528万円4116万円

(【出所】公益財団法人東日本不動産流通機構『レインズデータライブラリー』の成約データの平米単価をもとに試算。ただし価格は任意の平米数にレインズデータの平米単価を単純に乗じて求めているため、現実に成立した価格を示すとは限らない)

図表4-1 首都圏マンション賃料試算(2025年9月)
地区20平米30平米40平米
東京23区75,660円113,490円151,320円
東京都他45,640円68,460円91,280円
埼玉県40,960円61,440円81,920円
千葉県43,500円65,250円87,000円
横浜・川崎53,800円80,700円107,600円
神奈川県他40,520円60,780円81,040円
図表4-2 首都圏マンション賃料試算(2025年9月)
地区50平米60平米70平米
東京23区189,150円226,980円264,810円
東京都他114,100円136,920円159,740円
埼玉県102,400円122,880円143,360円
千葉県108,750円130,500円152,250円
横浜・川崎134,500円161,400円188,300円
神奈川県他101,300円121,560円141,820円

(【出所】公益財団法人東日本不動産流通機構『レインズデータライブラリー』の成約データの平米単価をもとに試算。ただし価格は任意の平米数にレインズデータの平米単価を単純に乗じて求めているため、現実に成立した価格を示すとは限らない)

都心3区だと50平米で「億ション」

このあたり、図表3、図表4に見るとおり、ここでは売買価格も賃貸価格も平米単価にに平米数を乗じて求めているため、現実の物件価格とは整合していない可能性がある、という点についてはご注意いただきたいと思います(特に賃貸価格については一般に平米数が増えるに従い単価が下がるという傾向にあります)。

ただ、首都圏で暮らすための費用という意味では、図表3も図表4も、そう大きく実態から乖離している者でもありません。

図表3からわかるとおり、「都心3区」(千代田区、中央区、港区)に関しては50平米を超えると売買価格は1億円を突破する計算です(いわゆる億ション)。

しかし、著者自身のやや主観的な印象だと、50平米を超える物件はそもそも都心で供給数自体が非常に少なく、こうした希少価値も踏まえると、現実には「都心3区」以外でも、それに近接する地域(たとえば新宿区や渋谷区)などでも、50~60平米程度なのに1億円を超えている物件がチラホラ存在します。

ということは、少なくとも子育て世帯が都心3区やその近隣区域で暮らすことは非現実的、ということです。

もちろん、探せばそこそこ安い物件もあるかもしれませんが、そうした物件はたいていの場合、なんらかのいわく付き物件―――たとえば再建築不可物件だったり、事故物件だったりします(※事故物件とはなにかについて知りたければ、検索エンジンなどで調べてみてください)。

だからといって、物件は購入ではなく賃貸しようと思ったとしても、昨今、東京23区内は賃料もずいぶんと上がっています。図表4でもわかるとおり、東京23区内だと50平米で単純計算して189,150円、実際には条件が良い物件(例:都心駅近)だとそれ以上、ということもあるでしょう。

なかなか大変な時代になってしまったものです。

東京23区の賃貸の詳細データ

ちなみに図表1・図表3(売買成約データ)と図表2・図表4(賃貸データ)だと、都内などの地区の区切り方が異なるため、単純比較が難しいという難点があります。そこで、図表2と図表4について、都内に限定した詳細データも紹介しましょう(ただし本文中に図表を入れると読み辛くなるので、末尾に掲載します)。

まずは、都内の23区の賃料単価を上から順番に並べ替えてみたものが、本稿末尾の図表5です。

あとでじっくり眺めていただければわかりますが、23区最安の江戸川区でも平米単価は2572円で、これは「川崎・横浜」の2690円と遜色ありません。これに対し、トップの港区だと6,110円で、しかも1年前と比べて22%も賃料が上がっています。

次に、同じく都内23区の賃料単価に、単純に平米数を乗じたものが、本稿末尾の図表6です。

これだと、ワンルームマンション(20平米クラス)でも港区だと122,200円と「まさかの10万円超え」となるほか、同じくワンルームでも千代田区、渋谷区がそれぞれ10万円を突破してしまいます。

また、同棲・新婚生活に適した40平米台だと、同じく港、千代田、渋谷の各区で20万円を突破するほか、ファミリー層向けの60平米や70平米程度の物件だと、港区で36~43万円、渋谷区や千代田区などでも30万円台です。

これら都心部では、そこそこの稼ぎがないと暮らすことすらできなくなっている格好であり、まさに、私たち庶民にとって都内での暮らすこと自体が贅沢品なのです。

こうした状況を踏まえると、

【参考】都内マンション賃貸相場試算

なお、本文で出てきた図表5と図表6、つまり東京23区の全データを末尾に掲載しておきますので、東京都内で住み替えなどを検討されている方はご参照ください。

ただし、本文中にも記載のとおり、下記データはあくまで統計と仮定に基づいて単純計算しただけのものであり、実際に成立する不動産賃貸価格ではありません。もしも実際に都内などで不動産を探しているという人は、不動産仲介業者などに依頼することをお勧めする次第です。

図表5 東京23区のマンション賃貸動向(平米単価)
地区2025年9月2024年9月増減
1位:港区6110円/㎡5001円/㎡+1109円/㎡(+22.18%)
2位:千代田区5189円/㎡4957円/㎡▲232円/㎡(▲4.68%)
3位:渋谷区5111円/㎡4748円/㎡+363円/㎡(+7.65%)
4位:中央区4904円/㎡4531円/㎡+373円/㎡(+8.23%)
5位:新宿区4634円/㎡4223円/㎡+411円/㎡(+9.73%)
6位:目黒区4198円/㎡4079円/㎡▲119円/㎡(▲2.92%)
7位:品川区4072円/㎡3837円/㎡+235円/㎡(+6.12%)
8位:文京区4022円/㎡3853円/㎡+169円/㎡(+4.39%)
9位:台東区3931円/㎡3927円/㎡▲4円/㎡(▲0.10%)
10位:江東区3869円/㎡3688円/㎡+181円/㎡(+4.91%)
11位:墨田区3865円/㎡3485円/㎡+380円/㎡(+10.90%)
12位:豊島区3711円/㎡3477円/㎡+234円/㎡(+6.73%)
13位:世田谷区3607円/㎡3462円/㎡▲145円/㎡(▲4.19%)
14位:中野区3536円/㎡3369円/㎡▲167円/㎡(▲4.96%)
15位:杉並区3517円/㎡3211円/㎡+306円/㎡(+9.53%)
16位:北区3402円/㎡3194円/㎡+208円/㎡(+6.51%)
17位:荒川区3306円/㎡3457円/㎡+151円/㎡(+4.37%)
18位:大田区3274円/㎡3107円/㎡+167円/㎡(+5.37%)
19位:板橋区3026円/㎡2948円/㎡+78円/㎡(+2.65%)
20位:葛飾区2742円/㎡2509円/㎡+233円/㎡(+9.29%)
21位:練馬区2727円/㎡2566円/㎡+161円/㎡(+6.27%)
22位:足立区2581円/㎡2507円/㎡+74円/㎡(+2.95%)
23位:江戸川区2572円/㎡2449円/㎡+123円/㎡(+5.02%)

(【出所】東日本レインズデータをもとに作成)

図表6-1 都内マンション賃料試算(2025年9月)
地区20平米30平米40平米
1位:港区122,200円183,300円244,400円
2位:千代田区103,780円155,670円207,560円
3位:渋谷区102,220円153,330円204,440円
4位:中央区98,080円147,120円196,160円
5位:新宿区92,680円139,020円185,360円
6位:目黒区83,960円125,940円167,920円
7位:品川区81,440円122,160円162,880円
8位:文京区80,440円120,660円160,880円
9位:台東区78,620円117,930円157,240円
10位:江東区77,380円116,070円154,760円
11位:墨田区77,300円115,950円154,600円
12位:豊島区74,220円111,330円148,440円
13位:世田谷区72,140円108,210円144,280円
14位:中野区70,720円106,080円141,440円
15位:杉並区70,340円105,510円140,680円
16位:北区68,040円102,060円136,080円
17位:荒川区66,120円99,180円132,240円
18位:大田区65,480円98,220円130,960円
19位:板橋区60,520円90,780円121,040円
20位:葛飾区54,840円82,260円109,680円
21位:練馬区54,540円81,810円109,080円
22位:足立区51,620円77,430円103,240円
23位:江戸川区51,440円77,160円102,880円
図表6-2 都内マンション賃料試算(2025年9月)
地区50平米60平米70平米
1位:港区305,500円366,600円427,700円
2位:千代田区259,450円311,340円363,230円
3位:渋谷区255,550円306,660円357,770円
4位:中央区245,200円294,240円343,280円
5位:新宿区231,700円278,040円324,380円
6位:目黒区209,900円251,880円293,860円
7位:品川区203,600円244,320円285,040円
8位:文京区201,100円241,320円281,540円
9位:台東区196,550円235,860円275,170円
10位:江東区193,450円232,140円270,830円
11位:墨田区193,250円231,900円270,550円
12位:豊島区185,550円222,660円259,770円
13位:世田谷区180,350円216,420円252,490円
14位:中野区176,800円212,160円247,520円
15位:杉並区175,850円211,020円246,190円
16位:北区170,100円204,120円238,140円
17位:荒川区165,300円198,360円231,420円
18位:大田区163,700円196,440円229,180円
19位:板橋区151,300円181,560円211,820円
20位:葛飾区137,100円164,520円191,940円
21位:練馬区136,350円163,620円190,890円
22位:足立区129,050円154,860円180,670円
23位:江戸川区128,600円154,320円180,040円

(【出所】公益財団法人東日本不動産流通機構『レインズデータライブラリー』の成約データの平米単価をもとに試算。ただし価格は任意の平米数にレインズデータの平米単価を単純に乗じて求めているため、現実に成立した価格を示すとは限らない)

本文は以上です。

金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない

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読者コメント一覧

  1. 丸の内会計士 より:

    今後の相場感ですが、基本的には、相続で売却が増えそう。マンションは、建替え問題がハッキリしてきて、もう一度住宅ローンを組むの?ということで売却が増えそう。それから高潮問題とか地盤の問題とか、地震の問題とか、地域差が出そう。知り合いが1億円強でマンションを売却しようと大手不動産会社のサイトに出したので売れるかどうか。成約状況で不動産の相場を実感できそうです。

  2. 都市和尚 より:

    いつも楽しみに拝読しております。
    都心3区のマンハッタン化がどんどん進んでいるようですね。値上がりも別枠で、他の都区内の中古物件にはあまり波及していないように思います。一方都内の新築物件はコストプッシュで全般に高額になっていますので、これからの高市政権の金利方針などにもよりますが、このままだと都心3区ほどではないにしろ、都内の中古物件の価格上昇に繋がると読んでいます。

  3. 匿名 より:

    とうの昔にあの世にいってしまった父の時代から、地方出身者が都心3区に居を構えるというのは全く非現実的でした。父の時代で環八の外側、多摩地域にでたぐらい。
    一方で、かつての驚異の地価高騰の記憶を留める身としては、あの時は住む地は地上に存在するのかと思えるものでした。国道16号線の外側、相模湖畔とか三浦半島突端とかが真剣に検討されていた、そういう時代でした。
    現時点で都心3区の住民数や世帯数の東京都全体を母数とした割合は各々3.7%、3.9%に過ぎません。従ってそこを起点に議論するのはあまり意義を感じないのです。
    逆に、上述したような外側に拡大された住宅街には世代交代が行える事なく急激で深刻な過疎化に陥っている地域があります。その間にある程々郊外にある地域には適切価格と言える地域があるでしょう。
    広い視座で物事を捉え、針小棒大にならない様に気をつける必要があると思っています。

    1. Sky より:

      Skyです

    2. 匿名 より:

      >現時点で都心3区の住民数や世帯数の東京都全体を母数とした割合は各々3.7%、3.9%に過ぎません。従ってそこを起点に議論するのはあまり意義を感じないのです。

      外国人超富裕層の居住者が増えて、そのうち居住者の過半数となって、公立学校の公用語を○○語にしろ!、外国人にも参政権をよこせ!とか言い出して、川口市の外国人勢力+赤弁と共謀してデモになったりして。
      日本人居住者だけで自治が成り立つように、都心3区はそれぞれ隣接する区に合併させたほうがいいかもしれませんね。

      1. 名無しでござる より:

        日本がバブルの時は、「タイムズスクエアの看板とか土地の買い漁りに、現地の反日感情がたかまっている。」という話を聞き流してましたが、当時のニューヨーカーの気持ちが分かるようになるとは。ただ似て非なのは、中国の場合金儲けと侵略が対になってるからな。

      2. 引退した技術者 より:

        港区の外国人自体はコロナ禍等で減った後、最近増えてきているようですが、人口で言えば増えているとは言え現在全人口の8%程度の様で、比率で言うならかつて10%という時代もあったことを考えると、むしろ減っていると言えます。これは新宿区(約14%)などと比較してもずっと低い数値です。千代田区、中央区に関しても恐らく、外国人比率が急激に高まっている、という状況にはないはずです。’外国人が過半数になる’という事を心配するなら別の自治体の方が危険性は高いと思います。

  4. 匿名 より:

    心配していますのは普通に働いている給与で取得できる価格なのか?
    です
    聞くところによると購入者が住民票を持っているのは40%だとか
    たんなる投資物件ですよね
    金持ちの道楽に付き合う必要は無いと思います
    働くのが嫌になる様な社会は止めましょう
    中国人が大勢移民したカナダや、金持ちだけが更に儲かるアメリカの状況になってはいけません
    転売規制(5年10年)、住民票を移さない購入の取得税を50%、などやり方はいろいろ
    もう一つの心配は、中国人による中国国内で転売を繰り返す事
    不動産は日本にあるのですが売買が中国人どうしで中国国内で行われる
    当然ながら売買に税金は掛からずは日本には入らない
    転売規制期間を簡単にクリアー出来る
    私が中国人ならそのような組織を作ります

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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