短期に維新と合意に漕ぎ着けた高市自民の高い実務能力
ここまでくると、あっぱれ、でしょうか。ほんの1週間少々前、公明党が連立離脱を表明し、高市早苗内閣が発足しないとの観測もあったにも関わらず、その状況を覆し、(造反などがなければ)本日にも史上初の女性宰相が誕生するからです。しかも、一部報道では、高市氏は衆院側では第1回投票で首班指名されるとの観測もあります。政策の良しあしはともかくとして、短期間でここまで漕ぎ着けたこと自体、「高市自民」の実務能力、なかなかに高いことを意味します。
目次
自維連立協定成立
大方の予想通り、自民党は日本維新の会と、連立協定を取り交わしました。
自民党・日本維新の会
連立政権樹立に合意
 ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自民党と日本維新の会は10月20日、新たに連立政権を樹立することで合意しました。
まずは、臨時国会でガソリン暫定税率の廃止や物価高対策のために補正予算を編成し、成立を目指します。 pic.twitter.com/HC2P0giO36— 自民党広報 (@jimin_koho) October 20, 2025
内容については自民、維新両党が公式のXアカウントにて公表している通り、大きく12の項目に関して合意したもので、これらについては内容が多岐にわたるため、項目だけ列挙しておくとこんな具合です。
自民・維新の政策合意
- 経済財政関連施策
- 社会保障政策
- 皇室・憲法改正・家族制度等
- 外交安全保障
- インテリジェンス政策
- エネルギー政策
- 食料安全保障・国土政策
- 経済安全保障政策
- 人口政策及び外国人政策
- 教育政策
- 統治機構改革
- 政治改革
(【出所】自民・維新両党の政策合意文書より項目のみ抜粋)
…。
経済政策については「初動」としては70点くらい
正直なところ、著者自身はこれらのすべてに無条件に賛同したいとは思いませんし、なかにはかなり疑問を覚える項目も含まれています(たとえば議員定数の1割削減など)。
ただ、こうした点は気になるにせよ、あえて総合評価で点数をつけるなら、70点くらい、といったところでしょうか。とりわけ、いの一番に掲げている「経済財政関連施策」については、著者として非常に不満な部分がないではないものの、「初動」としてはおおむね満足がいくものです。
経済財政関連施策
- ガソリン税の暫定税率廃止法案を令和七年臨時国会中に成立させる
- 電気ガス料金補助をはじめとする物価対策を早急に取りまとめ、令和七年臨時国会において補正予算を成立させる
- インフレ対応型の経済政策に移行するために必要な総合的対策を、早急に取りまとめ、実行に移す。とりわけ、所得税の基礎控除等をインフレの進展に応じて見直す。制度設計については、令和七年内を目途に取りまとめる。給付付き税額控除の導入につき、早急に制度設計を進め、その実現を図る
- 租税特別措置及び高額補助金について総点検を行い、政策効果の低いものは廃止する。そのための事務を行う主体として政府効率化局(仮称)を設置する
- 飲食料品については、二年間に限り消費税の対象としないことも視野に、法制化につき検討を行う
- 子供や住民税非課税世帯の大人の方々には一人四万円、その他の方々には一人二万円を給付するという政策は行わないものとする
とりわけ、ガソリン暫定税率廃止や所得税の基礎控除の見直しなどについて、「令和7年中に成立させる」、「令和7年内に取りまとめる」など、スピード感としてはかなりの不満が残ります(令和7年中に施行し年末調整に間に合わせてほしかったため)。
社会保障改革の「応能負担」については大反対
ただ、石破茂・現首相(※本日辞職予定)が掲げていた1人あたり2~4万円の無意味なバラマキについてはストップすること、あるいは「政府効率化局」、すなわち俗にいう「J-DOGE」が実現することについては素直に歓迎したいと思います。
その一方、合意項目の2番目にある「社会保障政策」については、当ウェブサイトで提唱している「後期高齢者自己負担の3割化」などが盛り込まれておらず、「金融所得を含めた応能負担の徹底」という観点には到底賛同できませんが、それでも膨張し続ける社会保障費への歯止めが盛り込まれている点は注目に値します。
いずれにせよ、今回の政策合意については、あくまでも自民・維新両党が取り交わしたものであり、私たち国民が承認するかどうかは別問題です。
このあたり、当ウェブサイトとしても「応能負担ではなく応益負担」、「保険負担は全員一律」、「厚生年金廃止」、「行き過ぎた累進課税の是正」、「相続税と贈与税の廃止」など、これまで展開してきた主張を撤回するつもりは一切ありませんし、高市政権を盲目的にほめそやすつもりもありません。
あくまでも是々非々のスタンスを維持するでしょう。
うまく行くと衆院側は第1回投票で当選か?
もっとも、この政策合意を受けて、高市早苗氏が本日にも、史上初の女性宰相に選ばれることがほぼ確実になったことは間違いありません。もし造反が発生しなかった場合には、少なくとも衆院側では自民196議席、維新35議席に加え、衆院議長票を合わせれば232票が見込めるからです。
それだけではありません。
一部報道によると、衆院の会派「有志・改革の会」の7人のうち、阿部弘樹、守島正、斉木武志の3氏(いずれも元維新所属)が首班指名で高市氏に投票する方針だそうです(これに伴い先日結成されたばかりの「有志・改革の会」は早くも解散、となりそうです)。
すると、最大で高市氏は235票を獲得することとなり、少なくとも衆院側では第1回投票で首班指名を獲得します。
一方、参院側では自維両党は120議席しかなく、過半数(125票)には5票ほど足りません(衆院と異なり、どうやら参院側では議長は首班指名で投票しないのが慣例だそうです)。これに自民党を除名された望月良男氏が高市氏指名に協力しても121票であり、まだ4票足りません。
ただし、第2回投票となったとしても、立憲民主党を中心とする野党の協力は成立していないため、おそらく2回目も高市氏が問題なく最多得票で首班指名されるとみられるため、結果的に衆参両院で高市氏が総理に指名されると見て間違いないでしょう(※もちろん、造反がなかったとしたら、ですが)。
高市氏は国会で首班指名されると、今度は天皇陛下から第104代内閣総理大臣に任命され、皇居での閣僚の認証式により、夜までに高市内閣が発足すると考えられます。おそらくは例の赤絨毯が敷かれた階段で写真を撮る(図表)のではないでしょうか。
図表 石破茂内閣の発足(2024年10月1日)
(【出所】首相官邸『石破内閣の発足』)
もちろん、昨日の『高市政権の発足はほぼ確定も…問題は最初に何をするか』でも指摘したとおり、高市内閣の前途は多難です。そもそも現在の自民党は衆参両院で単独過半数を持っていないうえに、維新と足しても微妙に過半数に届かないためです。
ここまでくると、あっぱれ
ただ、ほんの1週間少々前は、突然の公明党の連立離脱により一時は高市内閣の成立が危ぶまれていたこと(『余談:公明連立離脱がもたらした「とても大きな成果」』等参照)を思い出しておくと、状況の変化は劇的でもあります。
公明党が離脱したときは、多くのジャーナリストや政治学者らが自民党の下野もあり得ると指摘していましたが(かくいう当ウェブサイトもそのようなシナリオを予測していました)、たった1週間あまりでその状況を覆し、維新との連立にまで漕ぎ着けたことを見るに、「高市自民」の実務能力が非常に高いことは間違いありません。
ここまでくると、あっぱれ、でしょうか。
実際のところ、高市氏は幹事長に麻生太郎総理の義弟でもあり財務大臣経験者でもある鈴木俊一氏を、政調会長には初代経済安保担当相でもある小林鷹之氏を、それぞれ起用しているわけですが、少なくとも実務家という面でいえば、個人的には小林氏の仕事に注目したいと考えている次第です。
自公連立解消のインパクトは?
なお、くどいようですが、著者自身は「高市自民」、あるいは高市「総理」の政策のすべてを無条件かつ盲目的に支持するつもりはなく、良くない政策については「良くない」と指摘し続けるつもりではありますが、それと同時にどんな指導者も完璧ではないという点を知る必要があります。
とくに今後の自民党は公明党と連立を解消したことがどう出るかは見ものです。
真っ先に注目すべき論点は、単純計算で各選挙区2万票前後とみられる公明票が剥落することであり、この効果により自民党議員が最大で50人前後、小選挙区で落選する可能性があることです。
これについてはしかし、①公明票のすべてが自民候補に向かっていたとは限らない、②公明票には国土交通省関連票が含まれていた可能性がある、③石破首相が退陣し、高市「総理」と交代することによる保守票の戻り効果が期待される、といった諸点を踏まえると、著者としてはそこまで影響は大きくないと考えています。
もちろん、公明票が立憲民主党候補などに向かえば話は別ですが、そうでもない限りは自公選挙協力の終了が自民党の得票に与える影響は極めて限定的である、とするのが、著者自身の現時点の見解でもあります(ただし保守票がどれだけ戻るかは高市「総理」次第ですが)。
我々国民は声を上げ続けるべき
いずれにせよ、これから高市内閣が発足するわけです。
ぶっちゃけたことを申し上げるなら、高市内閣ではこれまでの石破内閣と比べ、同じ政党を主体とする政権とは思えないほどに行政の質は上がるでしょうし、停滞していたさまざまな議論が動き出すことも期待されます。
ただ、くどいようですが、私たち国民は高市内閣に「全権委任」すべきではありませんし、せっかくSNSなどの「声を上げる手段」をゲットしたのですから、ネットなどを通じて、おかしな政策には「おかしい」という声を上げ続けなければなりません。
当然のことながら、当ウェブサイトとしても、高市内閣には期待しつつも100%盲従するつもりはありません。
とりわけ社会保険料が事実上の老人福祉税と化している実態、子育て用品などからも容赦なく税を取り立てるという乱雑な消費税の仕組み、さらには再エネ賦課金やNHK受信料などの「税と名乗らぬ税」のおかしさについて言及し続けたいと思う次第です。
本文は以上です。
金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます(コメントに当たって著名人等を呼び捨てにするなどのものは禁止します)。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。また、著名人などを呼び捨てにするなどのコメントも控えてください。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
元雑用係 へ返信する コメントをキャンセル
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
| 自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |





新聞 TV が SNS を通じた「高解像度情報発信」について行けなくなった。
なんて読みごたえがあるんだ、自民党 X 投稿。
日経は今朝5時の正時公開記事に昨日昨夜の大きな動きを文章化・記事化できなかった。用意しておいた予定原稿を公開するのがやっとだった。
なぜか読売は昨日午前5時に朝刊紙面記事を転載公開しませんでしたが、それはタダ読み行為に対する運用指針を改めたせいでなくて、単なる手違いだったのでしょう、今朝はログインしないと読めない記事を大量連発しています。
呆れ果てたから、もう何年も新聞やテレビの報道系は見てないので、こういう定点観測はとても助かります。
…いや、見てなくても漏れ伝わってくる悪評だけでお腹一杯なんですけども。
当方の新聞サイトの読み方はこうです。
「速報」とか「最新」のページだけに注意を向けて巡回調査、サイトトップには目をくれてやらないというものです。時系列で最新から古い記事へ一覧になっており、ホイールマウスで手繰れます。注意を引いた見出しだけクリック。編集部がどの記事を読ませたいかなんて自分には関係ありません。
10/20は朝刊休刊日だった …
「月に一回の休刊日」なんのことやら。そんなことだから、新聞は当てにしてもらえなくなった。
オールドメディアは(短期間で維新との合意にこぎつけた)高市自民党の実務能力自体は評価できるのでしょうか。もっとも(オールドメディア経営者も含めて)社長は評価しているかもしれませんが。
蛇足ですが、早速、早朝から共産党街宣車が高市総理批判をしていますが、正式に決まってから、やるのが筋ではないでしょうか。
更に蛇足ですが、高市総理が正式に誕生したら、オールドメディアは早速、高市総理への世論調査をするでしょうが、石破総理続投の世論調査で信頼性に疑念が生じ、ましてや「支持率下げてやる」発言があったばかりなので、この世論調査は信用できるのでしょうか。(それにしても、この日本のマスゴミの有様を見たトランプ大統領が、「やっぱりマスコミはフェイクニュースばかりだ」と喜ぶでしょう。(これがトランプ大統領へのお土産(?)))
>「高市自民」の実務能力が非常に高い
並々ならぬ使命感の現れなんですよね。きっと。
・・・・・
記者:新旧総理にお尋ねします。座右の銘は?
高市:人事(使命全う)を尽くして天命(果報)を待つ
石破:人事(論功行賞)を尽くして天命(最期)を待つ
・・。
(BGM:♪私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも・・。)
>石破:人事(論功行賞)を尽くして天命(最期)を待つ
アレとかその取り巻きを見なくてすむようになったのがなによりうれしいです。
・・ですねー。
合意文書は「目指す」が多いことを持って「空手形」という向きもあるようですが、現実的に今の時点で互いに合意できる範囲はこんなもんだろうと思います。
合意文書は両者が即時直接公開しました。衆人監視の下での空手形化はリスクがあります。
これで実現に向かっていく覚悟を決めたということなんでしょう。
自民党総裁をリベラルが奪還しても連立解消は簡単ではありません。10日前に連立離脱した公明、もう連立復帰なんて当面ありえなくなっちゃいました。激動でしたね。
合意文書に国民民主の主張する政策が入っていないのは、実現すれば国民民主の手柄となるということです。3党合意は生きているのだから、他責志向のミンス発言は抑えて前を向いて進んでほしいものです。
声明が簡潔過ぎたりすると、背後に密約が隠されているのではないか、とのあらぬ疑いをかけられたりします。特に、組織内抵抗勢力が危険です。{彼ら|彼女ら}は新聞 TV にべらべら口をきいて、アナウンサーなり記者なりが、ないことないことないこと放送して回ります。
これだけ書き込まれて、コピペ改変不能(ググるレンズは縦書きに対応できているの?)な高精度画像で全世界同時公開されてしまいましたので、誇張でなく大手新聞社の政治部は解体必至、事業規模適正化=サイズダウン&リストラクチャリングの一環として、政治記者に離職勧告が出るのが数か月以内の可能性まで出てきました。
玉木国民民主党、絶好のチャンスを獲得できませんでした(なーむ)
国民民主は落ち着くところに落ち着いたと思います。玉木榛葉体制で右寄りに色気を見せてはいたものの、元々左政党だし組合政党だし付き合ってる市民団体もアレなのがいますし、選択的夫婦別姓を否定できないし、ガソリーヌを公認して当然と考えるような。いつかは断ち切って右寄りにと思っていたかも知れませんが、彼らにとってのその時が当面来るとは思えないし。なるべくしてなったと思います。
連立協議をしていたら多少グダったとも思います。一方で維新は党勢衰退で尻に火がつく中で進次郎陣営と既に実質連立協議やってたそうですし党内整理は進んでたと思います。12項目のペーパーがパッと出たのもその焼き直しだったからではと思います。決断が早い理由があるはずなんですが、国民がそれとの比較になってしまったのは不幸だったとは思います。
国民バブルははじけると思いますが、それでもあのスタイルが好きな支持者が残って無理なく党運営できるようになるんじゃないでしょうかね。
>10日前に連立離脱した公明、もう連立復帰なんて当面ありえなくなっちゃいました。
自民党の先達の言葉を借りて、高市氏にエールを贈ります。
「痛みに耐えてよく頑張った。勘当(公明w)した!」・・。
でもうまいこと公明との選挙協力はローカル個別では続くみたいですね。
公明に頭が上がらない自民議員は当面存在し続けそうです。
公明党との今後の付き合い方について、松下政経塾5期生でもある高市総理「公明成敗の精神で臨みます」
※松下電器の遵奉すべき精神(七精神)の一つが、公明正大の精神。ほかに産業報國の精神(→3行報告の精神)とか和親一致の精神(→ワシントンと一致の精神)なんてのがあるw
おっと、立憲民主の野田党首も松下政経塾だった!(1期生)。立民も公明と組むことはないな…
高市氏は、「野田氏の初陣での選挙スタッフ」だったとのこと。
そして、政界の渡り鳥、前原氏も同門の志士だったはず・・。
「何処で学んだ」ではなく『何を学んだ』が問われる事例かと。
・・・・・
C国:諸君は我らの「所轄・公明」じゃ・・!
公明:ありがたき、お言葉―!・・なんてね。
m(_ _)m
『有志・改革の会』は元々今般の首班指名睨んだ“野合”でしたンでまァ
まー“怪文書撒き”よしふくんハジメ策動しよるはおるでせうから、結果が出るマデどんならんすナ
知らんけど
高市氏に当初感じていた懸念点(他党との協力関係の構築ができるのか?)がかなり払拭されたと感じている。
これは恐らく、政局が苦手なんじゃなく好きじゃないだけなんだろうな。
完全に横道だが、維新と言えば昔「維新の嵐」というゲームがあって、その説得方法の分類で言えば高市氏は「理論」と「本音」に該当するだろう。
高い実務能力と言う点で言えば、首班指名の声掛けに、政策が近い保守党に声掛けする一方、れいわに声掛けしないあたりも、実務能力の高さを窺わせると思います。
・「先入観良くない」れいわ・高井氏が苦言 首相指名選、柔軟姿勢も自民・高市氏は要請来ず
https://www.sankei.com/article/20251020-LL7I3WSU7ZDRPOYEWYZLVJKPOM/
共産、社民に声掛けしないのはもちろんですが、立憲民主党みたいにバカみたいに誰でも節操なく声掛けしていれば、逆に嫌われていたんじゃないかと思います。
まぁ、立憲・共産・社民に応援される石破と言う総裁もいかがなものかと思いましたが。
これは同感です。
実務能力というより常識ですかね。
「反対派と連立する」
「敵と同盟する」
「泥棒に鍵を預ける」
そんのもん、あり得ないですからね。
アジア版NATOに共産党中国を入れたがったおバカさんは、実務能力以前に常識がなかったように思いますよ。
なのに「声もかけてこなかった」
とか泣き言を書いてあってびっくり。
ダンスパーティーで誰からも声をかけてもらえなかった悲哀かしら。
ブスを自覚してないですな。
維新の閣外協力にも深い思慮というか、やはり常識を感じますね。
大臣の椅子をもらったら嬉しいのかもしれませんが、閣内不一致は許されない以上は、
「文句が言えない立場」
要するに魂を売って口封じ。
それなら閣外協力なら個別案件ごとに好き勝手に言えるし、口封じされる義理もないし。
シンプルに
「道義的な貸しを作っただけ」
今回の首班指名で野田と書こうが玉木と書こうが吉村と書こうが、なんにも得られるものはありませんから、高市早苗と書くことを縛られる事なく一番高く売ったように見えますね。
保守党は滑り込みでなんとか恩を押し売りかな。
個人的には、ギリギリの綱渡りなどと書き立てて大騒ぎしてるのはマスメディアだけで、落ち着いてゆっくり静かに必要最小限の手数で「寄りきり」に持ち込んだ横綱相撲だったように見えましたが。
なかなか手厳しい(笑)
でも、私もそう思います。
立憲民主党の節操のなさは、支持者や国民を舐めているとしか思えませんでした。立憲執行部の常識のなさが浮き彫りになった形ですかね。
> 「道義的な貸しを作っただけ」
これ、本当は国民民主に期待していたんですけどちょっと残念に思ってます。
> 横綱相撲だったように見えました
大した慧眼です。私は高市総理難しいんじゃないかと思ったこともありましたが、蓋を開けてみれば、って感じでした。まだまだです。
「先入観」もクソもなく、れいわはそもそも基本政策が一致してなかったですもんね。
高市氏は基本政策が一致する政党に協力を依頼する、と言ってましたので一貫してるんですよね。
そう、その一貫性が大事です。
言うは易し、行うは難しなんでしょうけど。
それだけでも、信用に足るように思いました。
以前にこんな言葉を聞いています
「政治改革は鉄道の改修と似ている」
鉄道の改修工事は運転しながら並行で進める為、時間がかかるし分かりにくい
政治を進めながらの改革は現状と並行で進める為、時間がかかるし分かりにくい
私たちも100%を求めるのでなく先に進むことを第一に考えたいと思う
追伸 総理(石葉)になってこれはしてほしくない
箸の使い方は普通にしてほしい
おにぎりは全部を口の中に入れて吐き出してから食べないでほしい
国民民主党は、首相指名投票で誰の名前を書くのでしょうかね?
運命の分かれ道かも知れません。
さすがに玉木ん氏の最近の発言から、首班指名で高市と書いてしまっては一貫性が保てないんじゃないですかねぇ。
そうですね。運命の分かれ道は総裁就任後の高市さんからの電話への対応だったのでしょうね。
今更首相指名選挙で高市とは書けませんね。
決選投票になれば書くかもしれませんが。
しかし指名選挙は1回目の投票で決着が付いてしまいました。
どうやら玉木さんには大局観が無いようですね。
自民と維新で過半数割れの間は存在感は出せると思いますが。
しかしこれも参政党があるので微妙ですね。
まあ維新の吉村藤田コンビの決断力に敗れたという事でしょうね。
国民民主の迷走が始まりそうです。
維新幹部に連絡をとって維新と小泉陣営との交渉をそのまま引き継いで連立交渉入り合意を取り付け、梶山国対委員長に遠藤国対委員長との間で連立合意案を詰めさせて吉村氏上京・高市氏との面談のお膳立てをした自民党幹部の名前が報じられないのは、これぞ政治家という仕事の成果を認めたくないからか。神輿を担ぐ者の当然の務めといえばそれまでだが。
公明党離脱さえも、結果的にシナリオ通りだったのか疑うくらいとあざやかな御手並みでございました。もしかすると大変なピンチだったのかもしれませんが、逆にチャンスに変えてよりよい結果に結びつけた手腕を高く評価したいと思います。
頑張れ高市さん。
防衛相に小泉氏起用とのことですが、早速不安要因が…お飾りで置いておくだけというだけなら国防を軽視しているとも取られかねないし、本気で任せるとしたらいつぞやの河野氏の再エネタスクフォース事案の再来になりかねないような…
数日前に、維新の藤田共同代表が、「高市さんは、維新のマニュフェストや主要な提言書を全て読んで、頭に入っていた。これは尊敬に値する。その意気込みに応える対応をしたい」と言っていました。近年では、互いに敬意を払った政治家の協議は記憶にありません。
自公分裂の時には、高市氏は茫然としていて「なす術なし」に見えました。維新は、小泉陣営につながっていましたが、高市氏は、人脈ではなく政策協議でつながったようです。麻生氏が振り付けをしていたとしても、役者がしっかり踊らなくては意味がありません。「なかなかやる」というのが率直な印象です。高市氏にとっては、国会に向けた経験値も積んだことでしょう。
今回の政争は、相変わらずの万年野党メンタルの立民、優柔不断な国民民主、中国が背後にいることがバレてしまった公明など、与野党の本質が全国民に暴露されてしまったことが、非常に良かったと思います。
自分は、自民党左派や岸田・石破には全く共感できません。しかし、高市氏の国会運営次第では、次の総選挙は、自民党の大勝になる可能性もあると考えています。少なくとも立民、公明、国民民主は、議席を減らすでしょう。願わくば、選挙ポスターに自民党の右派か左派かは明記して欲しいですが。
劇的です。237で確定しました。