自維連立政権の可能性高まるも…議員定数削減への懸念
個人的な見立てですが、自民党政権が成立する可能性が非常に高くなってきました。日本維新の会が立憲民主党や国民民主党などとの連立協議を「一区切り」にしたそうですが、これにより野党側が自民の優位を覆せる可能性が低くなったのです。ただ、「自維連立」に不安材料がないでもありません。維新が主張する「議員定数削減」は、優先順位も政策自体も誤っている可能性が高いからです。
目次
自維連立の可能性高まる
自民党総裁が自動的に総理になるわけではない
「自民党総裁は自動的に内閣総理大臣になる」というのは、私たち日本人にとっては、ともすれば「常識」であるかにも見えますし、多くの人があまり疑問に感じていない点でもあります。
しかし、自民党は現在、衆参両院で過半数を持っておらず、この「自民総裁=総理」という図式が、必ずしも成り立つとは限らないことに注意が必要です。
歴史的に見て、「自民党総裁でありながら内閣総理大臣になれなかった人物」という事例は少なくとも2人いますが、裏を返せば日本も「自民党一党独裁国家」などではなく、あくまでも議院内閣制が機能している国であるという動かぬ証拠でもあります。
ただ、それでも高市早苗氏が次期総理の筆頭候補であることは間違いないでしょう。
石破茂首相の下で自民党が選挙で惨敗し、とくに衆院では単独過半数を割り込んでいることは事実なのですが、自民党は腐っても「第1党」であり、『単なる政権数合わせなら「自維参(じいさん)」で十分』などでも触れたとおり、数字「だけ」で見るならば、日本維新の会と組めば、政権が成立する可能性が高いのです。
自維政権(あるいは「じいさん」)の可能性
すでに議論しましたが、自民と維新を合わせた場合、それだけで衆参いずれでも(過半数にこそ達しないにせよ)他党の連合をしのぐ議席を持っているため、維新が自民に首班指名で協力すれば、高市氏が首班指名選挙を制することはほぼ確実です。
- 自維 …衆231+参120
- 自維国…衆258+参145
- 自維参…衆234+参135
また、維新が自民との連立に加わらなかった場合であっても、少なくとも最大野党である立憲民主党を中心とする連立に加わらなければ、事実上、自民政権の発足はほぼ確定的でもあります。自民の衆院の議席数(196議席)を維新抜きで上回るのは(不可能でないにせよ)難しいからです。
維新が野党側につかなかった場合に「野党連立政権」が発足するためには、少なくとも立民が国民、公明の両党と連立を組むことが必要ですが(この場合は衆院で199議席となり自民の196議席を上回ります)、その可能性がどこまであるかは疑問です。
つまり、立憲民主が自党を中心とした政権を作ろうと思えば、維新の協力がない場合、国民と公明の両方の協力が得られなければなりません。さもなくば、国民、公明のいずれかの協力がない場合、たとえばれ新、共産を加えたとしても、自民党単独の196議席を上回ることはできないのです。
- 立国公 …衆199+参88
- 立国れ共…衆192+参80
- 立公れ共…衆189+参76
もちろん、「立国れ共」のパターンだと、あと5議席あれば自民党を上回ることができ、とりわけ衆院で7議席を保有している「有志・改革の会」あたりを味方につければなんとかなりますが、数合わせで政権を作っても政策が一致していなければ、連立政権は容易に崩壊します。
維新は野党との協議を打ち切り
このように考えていくと、少なくとも現状の国会の勢力に照らすなら、維新の協力がなければ野党政権は成立するのは非常に難しいといえます。
こうしたなかで、維新は藤田文武共同代表・中司宏幹事長・斎藤アレックス政調会長の17日付会見で、立民、国民両党との連立協議を「一区切りとさせていただく」と通告したことを明らかにしています(動画の1:04~)。
いわば、維新が立民、国民両党との協議を事実上打ち切った格好ですが、少なくとも維新が立民側につかないことが確定したことで、現時点において自民を主体とする政権(自維政権か、自民単独政権)の可能性は飛躍的に高まっているといえます。
もちろん、仮に著者自身が維新の吉村洋文代表の立場だったとしたら、あるいは参政の神谷宗幣代表の立場だったとしたら、連立には絶対に入らないとは思います。過去に自民と連立を組んだ相手政党は、公明党を除いてことごとく消滅してきたからです。
ただ、連立入りするかどうかは結局のところ各政党の判断ですので、私たち部外者ごときが偉そうに「連立入りした方が良いですよ」、「連立入りしない方が良いですよ」、などとアドバイスする立場にはありません。これについては結局、私たち国民の立場としては、各党の判断を見守る以外に方法はないでしょう。
大きな懸念材料も!
維新が加われば「数」の問題はクリアするかもしれないが…
では、自民党政権が発足したとして、最初の課題は何でしょうか。
その最も大きな問題点は、「数」です。
もし自民単独政権となった場合は、維新、国民両党の協力が必要ですし、「自維連立」が成立したとしても過半数にはギリギリ足りないので、どこか別の政党(数の上だけで見れば参政党でも良いです)と組むことは必要です(これが「自維参=じいさん」の趣旨です)。
ただ、もしも維新が連立入りするのであれば、この「数」の問題は、ハードル的に見ればそこまで高いものでもないでしょう。
あくまでも個人的な見立てでは、維新が連立入りし、高市「総理」に政策的なスタンスが近い国民民主がこれに是々非々で協力する、といったかたちで当面の政局を乗り切り、補正予算を成立させたタイミングか、または来年の通常国会あけあたりに高市「総理」が衆院解散に踏み切る、という展開もあり得るからです。
ただ、それと同時に維新が政権に加わるなら、不安材料がないではありません。とくに気になるのは、この話題です。
維新・吉村代表、自民連立の絶対条件に議員定数1割削減要求
日本維新の会の吉村洋文代表は、自民党との連立政権協議で、国会議員定数の1割程度削減を絶対条件とし、臨時国会での実現を強く求めている。維新はこれを「身を切る改革」の原点として位置づけ、合意がなければ連立を見送る姿勢を示した。自民党側は企業献金規制強化などに前向きだが、定数削減には党内から慎重論や反発の声が上がっており、野党からも政治資金問題のすり替えとの批判が出ている。
―――Xトレンドより
自民党との連立交渉を行っているとされる維新が連立の条件として、国会議員定数を削減することを強く要求している、というのです。一説によると吉村洋文代表はこれを「身を切る改革」などと位置付け、合意がなければ連立を見送る姿勢だとも伝えられています。
議員定数削減は優先順位を間違えていないか?
これについてはもちろん、「これを成し遂げなければわが党は連立に加わらない」という「拘り」はあって良いとは思いますが、あくまでも個人的な感想で申し上げるならば、維新は政策の優先順位を誤っているうえに、議員定数削減は決して良い政策とはいえません。
日本は人口比で見て、じつは議員(とくに下院・衆院)の定数が多くない国でもあるからです。これについては米国を除くG7諸国で見て明らかでしょう(図表)。
図表 G7・下院定数と人口の比較
| 国 | 下院定数 | 人口(2024年) | 人口百万人あたり議員 |
| 米国 | 435 | 334,914,895 | 1.30人 |
| 日本 | 465 | 124,516,650 | 3.73人 |
| イタリア | 400 | 58,761,146 | 6.81人 |
| ドイツ | 630 | 84,482,267 | 7.46人 |
| 英国 | 650 | 68,350,000 | 9.51人 |
| フランス | 577 | 68,170,228 | 8.46人 |
| カナダ | 343 | 40,097,761 | 8.55人 |
(【出所】下院定数は報道等、人口は世界銀行)
日本は下院(衆院)の定数が465議席であり、米国を別とすれば、とくに日本と同様の議院内閣制の諸国(イタリア、ドイツ、英国、カナダ)と比べて議員あたりの人口が圧倒的に多い(=人口当たりの議員数が圧倒的に少ない)ことがわかります。
このうち米国は大統領制かつ各州の力が強い連邦制国家でもあり、日本とは政治モデルがそもそも異なるため、単純比較は困難ですが、米国以外の各国については非常に参考になるでしょう。
このうち大統領制と議院内閣制を併せ持ったフランスを除けば、英国、ドイツ、イタリア、カナダは日本と非常によく似た議院内閣制国家です。国家元首が国王なのか、大統領なのかという違いはありますが、国王も大統領も政治的な実権はほとんどなく、その意味でも日本とよく似ています。
むしろ日本は衆院の定数を増やすべきでは?
こうした観点から見ると、維新の「議員定数を減らせ」、は、なかなかに理解に苦しみます。
図表からもわかるとおり、日本の衆院の定数は465議席ですが、日本より人口が少ないドイツ、フランス、英国は、下院の定数がそれぞれ598議席、577議席、650議席であり、人口当たりで比較すれば、日本はむしろ国会議員(とくに衆議院議員)の人数が少ないといえます。
また、同じ議院内閣制の国でいえば、イタリアが400議席、カナダが338議席ですので、定数自体は日本より少ないのですが、イタリアの人口は日本の半分、カナダの人口は日本の3分の1ほどですので、やはり人口当たりで比較すると、日本の議員定数は非常に少ないのが実情です。
日本という国が「官僚支配」を脱していくためには、法律に通暁(つうぎょう)した国会議員が増えていかねばなりません。というよりも、1億人を超える人口を抱える日本において、衆議院議員が465人しかいないというのも、ちょっと少なすぎると思うからです。
著者自身は、参議院については権限を大幅に縮小したうえで議員定数も100人程度に減らして良いと思っていますが、衆議院については逆に、465人では少なすぎ、むしろ800~1,000人程度に増やすべきと考えている人間のひとりでもあります。
もちろん、Xなどを眺めていても、「日本は議員の数が多すぎる」、「議員定数をさらに減らすべき」、などと述べているユーザーは多いのですが、「議員数」だけで国会の存在を「無駄遣い」だ、などと決めつける態度はいかがなものかと思います。
私たち国民の側にできることとは?
維新の「身を切る改革」とやらも、結局のところ、「国会議員の数を減らして歳出を減らそう」というパフォーマンスに見えてなりません。
むしろ減らすべきは、トータルで100兆円を超える社会保障費(とくに無制限に膨れ上がる老人医療費)であり、議員関連費用は国会議員1人あたり1億円と仮定しても、せいぜい713億円に過ぎないからです(むしろ脱官僚を進めていくにはこれでも少なすぎるくらいです)。
ただ、一部報道では自民党が維新の「議員定数削減」を丸呑みするとの説もあり、このあたりは大変に気になる論点ですが、「それは間違った政策だ」と仮に私たち国民が思ったとしても、基本的には各政党の動きを見守るしかありません。
もっとも、私たち国民の側にも、各政党の判断を見守るだけでなく、できることがほかにもあります。
XなどのSNSを通じて政治に対し意見を表明することと、次回選挙で投票することです。
たとえば、自民党の今回の「節操なき連立」が気に食わないというのなら、次の選挙で自民党以外の政党に投票すべきですし、「自民党が維新などと連立しなくても済むようにしたい」と思うなら、次の選挙で自民党を勝たせるべく投票すべきでしょう。
これに加え、せっかく私たち有権者はSNSをはじめとするさまざまなツールを手に入れたのですから、それらのツールを使い、積極的に情報発信すべきでしょう。
たとえばXでフォロワーが多数いるというレベルのインフルエンサーの方であれば、自身の考えを積極的に発信することも有効かもしれませんし、単なるユーザーに過ぎなくても、共感できるポストには積極的に「いいね」を付けるなどのかたちで、間接的に意見表明することができるのです。
各党も「国民に見られている」を意識せよ
こうした観点からは、各政党にもしっかりと対応していただきたいところです。
あくまでも個人的な希望的観測ですが、たとえば国民民主党あたりは連立入りしないのだとしても、個別政策において是々非々で行動していただきたいとも思いますし(たとえばガソリン暫定税率廃止や年収の壁引上げ等)、これをすることで賢明なる有権者が適切な判断を下すことができるはずです。
そして、各政党も、各政治家も、ここらで考え方を変えていただきたいところです。要するに、彼らは一般国民から「見られている」ということを、もっと強く意識する必要があるのです。
とりわけ先日の『高市時代を象徴するメディア危機』などでも指摘したとおりが、現代社会ではXを含めたSNSなどを通じて、政党幹部の発言やメディアを通じたやり取りが、Xなどでほぼリアルタイムで国民に伝わる時代でもあります。
テレビや新聞の優しい報道に甘えるあまり、この社会の急速なSNS化に気づいていない政党や政治家は、今後の選挙で順次、姿を消していくはずです。
そういえば、某政党の幹事長あたりは某ネット番組に出演した際、「政権を取って何がしたいのか」の具体的な構想を述べることもできず、その無様な姿がノーカットで多くのネット・ユーザーに目撃され、冷ややかな反応を受けました。
少なくともSNS層のマジョリティがその政党を支持することはおそらくあり得ません。テレビ層が高齢化などにより絶滅していくにつれて、テレビ層が熱烈に支持していた政党・政治家も、順次、姿を消していくことになるのです。
各政党の幹部や議員、あるいはメディア関係者らは、Xなどインターネットを通じて国民から見られている社会が実現してしまったわけですので、これまで以上に緊張感を持った仕事をしなければならないことはいうまでもないといえるでしょう。
本文は以上です。
金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |




選挙が機能するムスリム国インドネシアの人口は、2.8億人だそうです。
インドネシアの最高立法府 … 国民協議会(MPR)
国民議会(DPR)と地方代表議会(DPD) から構成されている
2022 年 12 月時点の定数は 711 で、うち国民議会が 575、地方代表議会が 136
と AI くんは概要してくれました。
先のジャカルタ騒乱はそうとう苛烈で深刻なものでした。議員が多過ぎて議員自体を肥やし続けるばら撒きが蔓延し、市井の国民たちから完全に遊離浮遊。この実態にZ世代が強く反発したという抗議要素もあったようです。「超高効率国家ニッポン国」の衆議院定数ははたして適正なのでしょうか。
衆議院の問題は、選挙区で落ちても比例復活できてしまうこと。
参議院の問題は、せっかく比例区でも個人名を書けるのに、政党の得票と合算されてしまうこと。ラサール石井は18万票で当選したのに、浜田聡は31万票で落選してしまった。
当たり前のことですが議員数と一票の格差は反比例するもの
削減案を議論で一票の格差真理教の人たちは大騒ぎし、施行されれば選挙のたびに訴訟が乱発する予感。
本当に議員定数の削減で必要なのかな?
議員定数削減は官僚にとってさぞや好都合でしょうね。その一方で、上で指摘された通り、比例代表制度の問題もあるので事は単純ではないのかも。
現職議員センセイは議員数を減らされると困るから選挙制度改革に消極的なのです。
衆議院は1票の格差が1.1倍以内となるよう、議員数を増やして調整するような制度にすればいいのでは?
その代わり参議院は1票の格差という概念を無視して、都道府県の代表という観点で47 x 2 = 94人。3年ごとに半数の47議席分の選挙、でいいのでは?
実現不可能
不勉強ですみませんが、議員定数削減は野田政権の頃に与野党合意されている大方針だったようですね。
方針は決めたけど納期や規模は決めてないから、なんとなく放置。
首都機能移転みたいなものかな?(笑)
それを再起動しろ!という妥協条件なんだから、野次馬の目からすれば
「大安売り」
「大声で空手形を要求」
先人が決めたことだし納期と規模が書いてないんだから、高市早苗になんの負荷も貸し借りも発生させずに、
「維新が妥協する口実」
として厳かに無意味な要求をしたようにしか見えないのですが。
うまい茶番劇!とは思いました。
吉村やるな。
維新は地元では共産党中国とズブズブに見えるけど大丈夫なんだろうか。
高市早苗からされば、まずは公明党を追い出すことが最優先で単独過半数を確保してから維新切り捨てかな。
自分でやらなくても当面は維新が公明党をブッつぶして回ってくれるはず。
「右手で左手を洗うと、両方きれいになる」
という手法かもですね。
自民党の中の親中議員は、定数削減のドサクサで刺殺とか。
国民民主党はどうしてしまったのでしょうかね。
失恋と嫉妬でプッツンして、ジゴロと婚約発表しているみたいな。
昼下がりのメロドラマみたいな展開ですな。
(死語連発で申し訳ない)
>納期と規模が書いてないんだから
私も空手形なら別にいーんじゃねと思ってたんですが、報道によると「この臨時国会での成立を目指す」とされているんですよね。
交渉当事者は明確には語っていませんのでどうなるかわかりませんけどね。
なるほど。でも、
「成立させる」
ではなくて、
「成立を目指す」
ですからねえ。(笑)
まあ高市早苗のお手並み拝見ですね。
個人的には昔の中選挙区に戻せばどうかな?
と思いますよ。
各地区代表が半分。
全国区での選出が半分。
くらいかな。
>「成立を目指す」
大意に影響はないでしょうが一応補足しておきますと、私による要約言葉ですので単語単体を分析評価の材料に用いないことをお勧めします。(笑)
議員定数減は数だけ減らせばいいって単純な話じゃないし、それで「身を切った」とは思わないし、ドヤ顔されても困ります。スジが悪いです。
維新は記者会見でベラベラ喋ってますが、コバホーク氏は中身については一切触れないですね。
https://x.com/jimin_koho/status/1979129437963849739
元プライムニュースの反町氏が誰から聞いたか知りませんが、こんなこと言ってて。
https://x.com/o_sori/status/1979184544927617048
>自民党は定数削減に賛成し、維新は連立に参加するが、定数削減法案は比例区だけなので他の党が「練れていない」と反対し、否決される。でも自民は約束は果たしているので、 連立は続き、副首都構想は通る、との見方。
でも、昨日のプライムで玉木ん氏は「賛成する」って言ってるんですよね。
https://youtu.be/XsOyCWn3HZ0?t=213
それだと自維国で議員定数減が成立してしまいます。
「肝心なところで選択を間違う」再現か?(笑)
正式には次期政権がどうなるかは分かりませんが、いずれにしても議員定数削減など大きなことは、総選挙をへて本格政権にならなくては出来ないでしょう。(もしかして「議員定数削減」を掲げて、総選挙を戦うつもりでは)
毎度、ばかばかしいお話を。
オールドメディア:「議員定数削減を阻止するために、共産党から参政党まで全ての野党が結集して、高市早苗総理を阻止しなければならない」
高市早苗総理をみるくらいなら。
毎度、ばかばかしいお話を。
オールドメディア:「議員定数削減阻止のために、自民党内部から造反組がでるに違いない」
議員定数削減に反対したら、それを批判するくせに。
国民の参政権格差を助長する「現行選挙制度の大枠を変えないままの定数削減」よりは「一円単位で政治資金出納の完全デジタル管理完全透明化」と「政治資金規正法違反の連座制強化と更なる厳罰化」なんていったことを進める方が政治改革につながると思います。
匿名にコメントするのは好かんのですが…。
政治資金は百パー電子マネー&献金者や担当者のマイナと紐付けさせれば、特にコスト不要で、追跡バッチリで、やらない理由がないのにね。
マイナ推進にもなるし。
出所を探られるとまずい現金。
居ないはずの人からの献金。
そんなものは、あるはずないんだから。
>人口当たりの議員数が圧倒的に少ない
>法律に通暁(つうぎょう)した国会議員が増えていかねばなりません
政策課題も細分化されている(はず)なので、理想的にはそうなんでしょうけど、
議員定数を増やしただけでそれが実現されるのかはよくわかりません。
数合わせだけの無能議員が増えても反感を買うでしょう。
事情をよく知らない人にとっては「日本の税金(税率)は諸外国と比べて少ない」といった主張とあまり区別がつかず、受け入れられにくいかも。
定数減の当否は視点、立場によりまちまちですが、維新の藤田共同代表の説明を「なるほどな」と思ったので紹介します。
・最大のポイントは改革のモメンタムの確保
これから、痛みを伴う改革を進める。
その時、痛みを伴う方々に納得してもらうために、安全地帯からの号令ではなく、「隗より始めよ」で、議員自身が痛みを伴う定数削減を進める。
なので、議員定数削減は改革の一丁目一番地。
出来ない理由はいくらでも作れる。
自民は受け入れないと思っていましたが、最近のニュースでは方向が少し違うので注視中。
下衆な勘繰りでは、比例を削減すれば、比例の比重の多い、公明・れいわ・社民を駆逐できるという思惑もありそう。
>あくまでも個人的な希望的観測ですが、たとえば国民民主党あたりは連立入りしないのだとしても、個別政策において是々非々で行動していただきたいとも思いますし
今回玉木氏が副総理兼財務相を選ばなかったことへの批判は多いようですが(笑)、連合や支援労組からは連立入りに反対されてたし、元々政策本位だとか自民党との信頼関係醸成が先と主張していたこととスジを違えてないし、連立すれば失うものもあるしで、まあ、これはこれでありなのではと思います。
長い目で見れば自民の一強多弱の時代はもう長くは続かないと思いますし。
玉木ん氏はネットで演出する自身の姿と、現実に置かれた環境にギャップがあるんですよね。
国民民主支持者のうち、穏健な多党制を支持する人と、「手取りを増やす」という短期の政策を実現して欲しい人では党に望むものが違うでしょうしね。
これからも「選択を間違う」と言われ続ける宿命なのでしょう。(笑)
意図せざる玉木首相誕生。首班指名選挙で国民民主党が玉木さんに投票。密約があるかどうかは別として、立憲民主党、公明党、自民党造反組が玉木さんに投票。結果、玉木首相誕生。玉木さんもびっくり。国民民主党としては、高市さんの連立政権には参加せずに是々非々戦略。しかし、野党親中連合に担がれてしまい、意図せざる首相へ。心の準備もできないままにトランプ大統領と対面。80兆円の請求書で大問題に。こんな感じにならないように祈ります。
本人もびっくりの玉木首相誕生となったら、玉木首相は国民民主党主導で高市総裁率いる自民党を引き込んで連立すればいいだけのこと。だって、玉木氏は国民民主党以外に「玉木と書け」とは頼んではいないのですから。
定数削減。
党の決定事に従う頭数要員&地元県利権誘導のみが目的の烏合の衆が減るのであれば歓迎です。
一方で、政策を実現する為の法案作成には個々の政策に精通した議員であるべきで、諸々の政策課題がある以上は、各々の政策事に担当議員が配備していても不思議は無いでしょう。その意味合いでの専門家議員集団であればいてほしいと思っています。
要するに単なる数の話ではなく専門性の有無。
政治屋稼業の人が減り、政治により政策実現する人が増える仕組みになって欲しいです。
定数削減、政治に詳しくない方は(ほど)ほとんど賛成するのではないかという印象です。根底には「議員はラクして儲ける無駄飯喰らい」という、昭和からずっと続く固定イメージがあるからではないかと思います。地方だといまだに金持ちの道楽泊付け程度に立候補する様子も見受けられますし。
実際には「何でアレが当選してるんだ」と同時に、「あの人が落選するなんて勿体ない」という事も多々あります。大雑把な目安として「有能で発信力のある人物があまり落選しなくなる」あたりまで増えても良いんじゃないかと。議員報酬なんてなんぼ”身を削った”ところで国家予算に対してはさほども……
ボンクラの当選数も増えるであろうという面は確かにありますが。これを制度で制限するようではただのディストピアです。そこは有権者が責任を持つべき面ですね。
更新ありがとうございます。
政治は全くの素人なので、あくまで一国民の私見ですが、維新の議員数削減がパフォーマンスの一種であることは、重々承知しているつもりです。その上で、まだマシな選択肢だと思い、立憲民主党ではなく維新の候補に死票を投じてきました。衆議院の小選挙区では一応前回3位の候補であり、自民の候補が新人に変わることも踏まえ、立憲民主党の議席を減らす可能性が一番大きく思えたというのも理由の一つです。
それ以外に維新の政策が立憲民主党より優れているように思えるという理由もあります。身を切る改革自体が口先だけではなく、自身の痛みを伴って実行されてきたのを、そばで見ていたということもあります。また、岸田政権や石破政権を支えたくなかったという心情的な理由もありました。
ですので維新に関しては「あんまり、いじめ過ぎへんようにしたってや」という心の声もあります。w
いや、ほんま、立憲民主党候補を2回も通した選挙区で申し訳ないと反省する方が先だとは思うのですが。
私のばあい、死票塚が大きく育ってしまって、供養のための線香費用も馬鹿にならないと …
はにわファクトリー様、コメントありがとうございます。
線香代もそうですが、葬儀代も高いのですねえ。自分が当事者になって、いや一応まだ生きています(w、その価格に驚きました。
自分の順番がきたら、火葬代だけぐらいで済ますようにしておきたいところです。
>自身の痛みを伴って実行されてきたのを、そばで見ていた
そのような評価があるのですね。
関東住まいのため維新の活動や関西圏の方々の評価はよくわかっていなかったと思います。
ありがとうございます。
元雑用係様、コメントありがとうございます。
本当かどうかはわかりません。ただ「なんとなく」、「そんな雰囲気」に包まれてはいると感じます。大阪やその近郊で、維新の評価は高いと思います。選挙結果を見る限り、肌感覚と周囲の評価に大きな解離はないと思います。
それで、より一層、立憲民主党に議席を渡したことが悔やまれます。まあ、切り替えて、次の投票先の選考に生かしたいと思います。
>立憲民主党候補を2回も通した選挙区
2回どころではなく、本当にすまないと思っている。(杉尾氏、羽田家、等)
定数が増えれば議席偏重の改善に加えて、次点の人(多くは対抗勢力)が生き残ったりして均衡がマシになるのか……当方、立憲共産ワンツーしそうな土地柄ではありますが。それはそれで民意か。
保守だろうが革新だろうが、改正結果が「選挙結果が自分の思う方に向くように」と考えてしまうようでは、なんというか立民的でよろしくないですしね。
農民様、コメントありがとうございます。
>「選挙結果が自分の思う方に向くように」と考えてしまう
その通りです。気持ちを切り替えるしかないなとは思います。あとは合法的な範囲で応援していくつもりです。
非合法な方法も言動に出さなければ、法的にはセーフですよね。w 人の道としてはどうかと思いますが。w
政治の仕組み自体から考えるなら・・・
議員の数を増やすよりも各政党が自前のシンクタンクを持つようにしたほうが良いと思う。
政治家が官僚をブレーンやシンクタンクの代わりにしているから、官僚にコントロールされてしまうわけで、各政党は自前のブレーンやシンクタンクを持つべき。
なんなら政党助成金は 「シンクタンクを運営するための資金」 に限定したらいいんじゃないか?
内閣官房機密費出費内訳を包み隠さず公開すると公約する候補者が現れたら迷わず票を投じます。1票だけですが。機密じゃなくなるって? そうですね。
現状「とにかく減らせ!」「ただただ減らせ!」「すぐ削り易い比例でいいから減らせ!」にしか見えないのがもーダメダメですわナ 知らんけど
国会議員の定数を減らすなら減らすで『適正な定数は何人なのか?』をソノ思考過程まで明示して“数字で”有権者に提示すべきやと思うし、
変える以上は『今以上に民意を反映させる』仕組み枠組みでなければ『民主主義の後退』ですワ
不確かな記憶を辿ればソモソモ維新系の『国会議員の定数削減』は『道州制への移行まで視野に入れた地方分権への構造改革』と連動あるいはソノ一環で組み立てられてきた議論提案方向性であったかと??
チャウカッタッケ??? 知らんけど
今回のやうな提示の仕方はソノ内容共々『国家観の欠如した地方自治レベルの感覚で国家的統治事項への国民参政権を毀損しやうとするアタマの悪さ』を喧伝しよるみたいなし
“連立条件”で“年内発効”なら『政治資金出納の聖域無きデジタル化で聖域無き即時完全公開化』をゆうた方が日本維新の会が大阪維新の会の付録から脱して全国政党化する一助になったやもしれんやンなァ
知らんけど
>国会議員の定数を減らすなら減らすで『適正な定数は何人なのか?』をソノ思考過程まで明示して“数字で”有権者に提示すべきやと思うし、
変える以上は『今以上に民意を反映させる』仕組み枠組みでなければ『民主主義の後退』ですワ
まったく同感です。
発信元の局のURLを貼りたくないのでヤフーニュースから
【独自】維新が大臣送り込まず閣外協力検討
https://news.yahoo.co.jp/articles/9acb234d1cc21b3ff4ac3434520b41e196288faa
維新側は大臣を送り込まず、「閣外協力」とする方向で検討に入っている
まだ後続の報道がないですけどね。
吉村氏の2日目条件追加は牽制でしたかね。自民の在職経験がない吉村・藤田両氏が前のめりを心配する声があったそうですが・・・
自民の政権運営は厳しいですね。早期の衆院解散は不可避か。
自民党「議員定数の削減」受け入れる方向で検討 反対意見もあり慎重に調整か 維新との政策協議めぐり
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2236048
維新の幹部によりますと、入閣はせず、「閣外協力」とする方向で検討がおこなわれているということですが、政策協議の行方を見ながら入閣か閣外か、最終判断する見通しです。
同じTBS報道ですが、後の報で表現を修正しやがりました。(笑)
高校無償化もそうでしたが、維新って何だか感覚がずれているっていうか、「今それを言うの!?」って感じでいっぱいです。もちろん私の感覚がずれているだけかもしれませんが。
議員定数を減らしたら、どのようなメリット、デメリットが生じるのか、まだよくわかりませんが、削減によって、少数・泡沫政党が無くなるのなら、議員定数は減らさない方がいいような気もします。
感覚ついでに書くと、小選挙区で落選した人が、比例で復活するのは、これは止めて欲しいと思います。民意で落とされた人が、金の力で返り咲いたような印象を持ちます。
まぁ、議員を少々減らしても経費削減には程遠いでしょうし、むしろ、ここで書かれている法律に精通した優秀な人に国会議員になる道を作るならば、議員報酬を倍にしてもいいと思いますけどね。いずれにしても、そんなに急ぐ話でもないと思います。
『小選挙区落選者の比例復活』については、“選挙区につき1人しか当選しない”という小選挙区制における“制度構造的に立候補者が増えるほど死に票が増え易くなる”と云う“積極的政治参政者が増えるほど民意を反映しにくくなる”構造的欠陥への現実的対応策になり得ると愚考いたしまマス
勿論現行制度のままではソウなりませんが、タトエバ『小選挙区比例代表並立制』を維持したままなら、小選挙区立候補者を自動的に比例名簿に載せて惜敗率上位から名簿順位を振る、などなどいくつもパターンは考えつくかと
まー上述の案でも「比例単独を認めるや否や」やら「比例単独候補有りの場合候補者名投票を認めるや否や」「ソノ名簿順位の決め方」や「無所属候補の小選挙区落選者は漏れなく死に票でよいのか」などなどなど論点なんぼでも出て来ますが
> 構造的欠陥への現実的対応策
なるほどねぇ。ありがとうございます。
死票云々であれば、やはり小選挙区はやめるべきでしょうかね。
センキョセイドムズカシイ
小選挙区制を導入した動機が『政権交代可能な2大政党制に誘導する』だったかと愚憶しよりますが、0.3世紀以上経て“2大政党”に収束しよらんのじゃけぇ少なくともココ四半世紀のコノ国では“2大政党制”は民意にそぐわんやったちコトですわネ
“自席<国益”の政治家なら選挙制度ガラガラポンを声高に触れ回ってもオカシクナイと愚想スルトコロでアリマスが…
て知らんけど
>『政権交代可能な2大政党制に誘導する』
でしたね。結局馴染みませんでしたね。
立憲民主党がダメすぎるのも原因かもしれません。
> “自席<国益”の政治家
彼らにしてみれば、就職先がなくなる(クビになる)ことなので、一大事でしょう。文句言ってればお金貰えて、王侯貴族みたいに威張れる職業ですからね。そう考えたら議席削減でもいいような気がしてきましたw
死票でも納得がいくなら当方は気にしない立場でいます。
支援者だけを相手にする人気取り職業ではなくて、Law Maker として類まれない能力を発揮し続けること、プロフェッショナルであるために、些末に煩わされることないような執務環境を国民社会が提供すること、それを達成できるような定員構造であって欲しいです。
玉木さんは、立憲民主党にかまけている間に維新に主導権を握られてしまいましたね。
落ち目だった維新は、連立入りを餌に有利なポジションを確保することに成功しました。高市さんがどこまで維新の政策を受け入れるかどうか分かりませんが。
議員定数の削減は、維新の自民の本気度に対する踏み絵だと思います。維新も国民民主と同じく自民に騙された過去がありますので。意趣返しですかね。
玉木さんは、政策実現を優先すると言っていますが、「玉木首相」で立憲に漬け込む隙を見せたのが後手に回ったしまった原因ではないでしょうか?
それから、連合との関係を整理しないと、これからも判断が後手に回る可能性がありますね。
それから、玉木さんの優しさ(優柔不断?)に付け込んで、維新と天秤にかけられる恐れもありますので、ここからどう挽回するのか注目したいと思います。
最終責任者発言がイミフだったりブレたりするのは、対外向けでなくて突き上げ引きずり下ろしを図る組織内反抗勢力に聞かせるためがあり得ます。自民党でもよく起きていました。立憲もきっとそうでしょう。玉木構文を再点検すると、突き上げ勢力が言わせたかった言葉や、玉木代表が内側に向けて意思表明していたケースがありそうです。どのみち結果は結果でしか量れませんので、今のままでは得られないもののほうがずっと大きそう。
現時点で比較的好き勝手言える党首って、オレンジネクタイか毛の無い人くらいじゃないすかね。
みぶろ騙りはアレ“振付”なんすかネ?
くれない貴族は人形師健在クサイすケド
あ、知らんけどけど
高市さんは、連立の相手として国民を優先していたと思いますし、玉木さんもそう思っていたと思います。
ただ、高市さんは、首相指名選挙までに連立の目途を付ける積りだったようですので、交渉を急いでいたと思います。
高市さんとしては、玉木さんが立憲からの首相指名提案に満更でもないようでしたので、玉木さんが浮気をしているように見えたのでしょう。前科もありますし。
早々に見切った高市さんのほうが上手でした。
私の勝手な感想ですが。
玉木は中立を気取ってうまく立ち回っているつもりなんでしょうが、周りから見たら、優柔不断で決められない人になってしまいました。しかも悪い方に。
政策実現を目指すなら、ここは年収の壁撤廃を人質に、(連立は組まないけれど)首班指名で「高市と書く」とはっきりした方がどれだけ支持を集めた事かと思います。
連合の件も以前からわかっていた事なのに、ずるずるとそのままにして足を引っ張られている印象しかありません。結局玉木は決められない男。そして決めた判断は常に間違っているという。そういう状況を「玉木る」と言うらしいですが(笑)
正直、今回の玉木の判断にはがっかりしました。
この先挽回しますかね。。。
玉木んさん。連合なんて、政治的には相手にするほどの価値はありませんよ。
そもそも連合は労働組合の上部団体でしょ?
自民党政府から経営側に賃上げ要請が出されて、経営側が満額回答を出して、、という官製春闘。本来は「恥辱的」と捉えるべき満額回答を、連合は「勝利」と自己評価してるんだかね。放っておいても満額回答が得られるなら労働組合なんて要らないでしょ。そこいらへん、連合は自らの存在意義を正しく認識できてるのかな?
まったく意味のない労働組合費(控除にさえならない)を給料から天引きされる組合員の苦悩を、連合はどの程度理解してるんだかね? 社会保険料は高いけど、少なくとも控除の対象なってるんだから労働組合費よりは100倍マシだよね。「組織票がある」と喧伝して政党に圧力をかけようとする連合って、いったい何者(何サマ)なんだかねえ?
玉木んさん、連合の組織票なんて選挙ではまったくアテになりませんよ。連合が「組織票」で玉木んさんに圧力をかけたところで何も恐れることはありません。なぜなら、連合をいちばん忌み嫌っているのは、連合傘下で何もしない連合に上納金を掠め取られている組合員なのですから。
玉木んさん、悪友とのつきあいを断ち切らなきゃ、先には進めませんぞ。
挽回ですよねえ、求心力を保てるのか。政策はいいあんばい衝いているみたいなのに。
「首相になる覚悟ある」発言、当方はひどく突飛に聞こえました。あれは裏返しに見たら、(わざわざ)言っておく必要が出来てしまったんじゃないかと。
ガソリーヌ、なんじゃらほ、と調べたら、一発で出るし、昔は TV が流行語を生み出して広めたものですが、今やネットこそがエンタメ℃を高める役回りをしていると。
私自身の個人的な希望や期待とは切り離して氏の立場として。
計算できる組織票と水物の支持率を天秤にかけてどちらを取るか、この判断は簡単ではないと思います。
また票だけではなく選挙実務を担う支援組織を蔑ろにする選択は、それほどたやすいものではないと思います。
日本に必要なのは議員でなく官僚の定数削減でしょう。コンピューターがなかった時代には人海戦術とそれに伴う天下りも必要悪だったなのかも知れませんが、現代では不要です。
国会議員定数削減で身を削り率先垂範するのは構いませんが、誰に対して何を我慢させようとしているのでしょうかね。具体的に〇〇をするために身を削りますと言ってもらわないと。勝手に身を削っておいて、だから国民の皆さんも我慢してねと言われてもねえ。。
正直なところ、連立を大義名分にした勢いでの議員定数削減は「怖いな」と思っている。
これは十分な議論を経ずに過半数程度の賛成票で決めてしまえるものなのか? 良し悪しよりまずは手続きが民主主義的なものではない。
個人的には、国会議員の定数削減は、高校無償化や夫婦別姓くらいに
「どーでもいい」
「いまやらなくてよい」
かと思ってます。
高いなりに値打ちあるなら沢山居ても構いません。
例えば大谷翔平だったなら九人までなら何人居てもハッピーですわな。
(巷の噂だと、ドジャースは大谷翔平の10年分の年俸は今年だけでもう採算回収できているそうな)
「足りない足りないと言うけど、何に使って効果はどうやねん?」
そういう視点が本質かと思われます。
東京都がWBPC問題をはじめとして使途や領収書などがどうやらザルで監査してるぽいのも、類例ですかね。
国でいうなら、一般会計より特別会計の方がバカでないとか小学生を相手に説明できないようなヘンテコな運用が常態化しているのを、さっさと「見える化&説明化」するべきですわな。
そんなんできません~、というならさっさと民間にやらせるべき。
民間がやらないなら規制緩和して(ザルにしろという意味ではない)補助金付けて(呼び水には補助金は有効)
定数削減よりは、昔の中選挙区に戻してみたら?
という気がしますけどね。
「風が吹いたら一気にドミノ倒しで政権交代」
という夢をみたかったから、あるいは二大政党制を志向したから小選挙区に変えてみた、ように記憶してます。
二大政党制は定着しないし、死に票は残念だし、投票日前だけスキャンダル合戦となる傾向があるし、メディアは腐ってるし、
「あえてレスポンスを落とす」
「ダンパーを効かせる」
「長期視点による日頃の地道な活動&成果で評価される」
ような仕組みの方がよいだろうし、それは要するに以前の中選挙区に戻せば早い安い確実、かと。
バイクでいうなら、セッティングに迷ったら一度もとに戻すみたいな。