高市総理効果で得票2割弱増なら自民は過半数回復か?
高市早苗氏が総理総裁になれば、自民党は単独過半数を回復するのでしょうか。昨日も紹介した京都大学の藤井聡教授の研究室による調査では、高市氏が総裁に選ばれた場合に自民党に「投票する」と答えた人が最も多かった、という話題を取り上げましたが、ここから一定の仮定をおいて算出される自民党が奪還できる得票2割弱(正確には16.4%)を一律にあてはめると、たしかに小選挙区では33議席ほど奪い返せる計算です(かなり粗っぽい試算ですが…)。
2025/10/03 12:07
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目次
京都大学・藤井教授の調査結果
『自民党は「離反した保守層を取り返せる総裁」選べるか』では、京都大学の藤井聡教授の研究室が実施したネット調査をもとに、過去に自民党支持者だった人の約4分の1強が国民民主党、参政党、日本保守党のいずれかの政党に投票したことが判明した、などとする話題を取り上げました。
該当する話題は産経の次の記事で読むことができます。
自民党勢「高市総裁なら回復、小泉、林氏は衰退」総裁選へ京大、新旧支持者2000人分析
―――2025/10/01 09:00付 産経ニュースより
この3党を便宜上、本稿では「保守3党」とでも定義しますが(※実際にこの3政党が「保守政党」と呼べるかどうかは別として)、注目に値するのは、自民党総裁選に立候補している5候補が総裁に選ばれたときに、これらの約4分の1強が自民党に再び投票するかどうかに関する質問事項でしょう。
その人が次の自民党総裁に選ばれたときに、次の選挙で自民党に投票するかどうかを尋ねたところ、「絶対投票する」、「多分投票する」が最も多かったのが高市早苗氏であり、それ以外の候補者はいずれも過半数が「多分投票しない」または「絶対投票しない」と答えたというのです。
推定投票率では高市氏が最も高い
「絶対投票する」+「多分投票する」vs「多分投票しない」+「絶対投票しない」(敬称略)
- 高市早苗 68.8%(28.4%+40.4%)vs31.2%(24.1%+*7.1%)
- 小林鷹之 33.3%(*3.9%+29.4%)vs66.7%(40.1%+26.6%)
- 小泉進次郎27.4%(*4.1%+23.3%)vs72.5%(28.0%+44.5%)
- 林 芳正 20.2%(*3.2%+17.0%)vs79.8%(34.7%+45.1%)
- 茂木敏充 19.7%(*2.6%+17.1%)vs80.3%(42.5%+37.8%)
(【出所】産経記事をもとに当ウェブサイトにて計算し並べ替え)
これは、じつに印象的な結果です。
(※ただし、昨日の記事では当初、著者自身の転記ミスによりこの内訳が誤っていたため、修正しています。ご指摘いただきましたカズ様、いちょう様、本当にありがとうございました。)
また、上記の回答の内訳に対し、藤井教授の研究室は「推定投票率」を算出しています。
これは、回答した選択肢で「絶対投票する」に1を、「多分投票する」に0.8を、「多分投票しない」に0.1を、「絶対投票しない」にゼロを乗じた率を加重平均したもので、実際にこれで計算すると高市氏が63.1%でトップとなり、林芳正氏が20.3%で最下位でした。
産経ニュースの記事では小数点未満が四捨五入表示されているようですので、計算式に従って計算した結果を示しておくと、こんな具合です。
推定投票率
- 高市早苗 63.1%
- 小林鷹之 31.4%
- 小泉進次郎25.5%
- 茂木敏充 20.5%
- 林 芳正 20.3%
(【出所】産経記事をもとに当ウェブサイトにて計算し並べ替え)
結果自体は肌感覚とも一致するが…
藤井氏の研究室では、この計算結果をもとに、こんなことを述べたそうです。
「『高市総裁』なら現・自民支持者の支持が継続され、なおかつ自民を離れた旧支持者が再度自民を支持し、党勢が回復する可能性が極めて高い。一方、『小泉総裁』や『林総裁』なら、失われた自民支持が元に戻らず、なおかつ自民離れが促され、自民党の衰退がさらに加速することは必至と考えられる」。
この点、藤井氏がかねてより高市氏を熱心に支持しており、このことが調査結果に対して何らかの影響を及ぼしているのではないかとの懸念を持つ人もいるかもしれません。また、そもそもの調査対象の母集団が偏っているという可能性もあるなど、この結果を妄信すべきではありません。
ただ、調査結果は調査結果であり、また、あくまでもその調査結果に対する分析手法という点だけに着目すれば、この藤井氏の研究室の結果は、ひとつの結論としては合理的に導かれたものであると考えられます(当たり前ですが、「調査結果が捏造でない」という前提が付くのはメディアによる世論調査と同様です)。
なにより、この調査結果、著者自身の肌感覚と一致しています。
(とくに若年層・勤労層を中心に)メディアの世論調査において自民党に対する支持率が下がっていること、この傾向は石破茂氏が自民党総裁に選ばれた直後からとくに顕著になっていたこと、SNSでも「高市総理」に期待する声が多く聞かれることなどを踏まえると、そうした肌感覚を数値で裏付けたものだともいえます。
「高市総裁なら自公は250議席」
そうした世論の空気は見えてくる一方で、では具体的に「高市総理・総裁ならば自民党がどれだけ議席を積み増すのか」、「高市氏以外が総裁になった場合はどうなるのか」、という論点については、また別問題でしょう。
これに関し、産経ニュースに2日、いちおう、「続報」も出ています。
自公220議席から、次の衆院選は「高市新総裁なら250だが、小泉氏だと188に減る」
―――2025/10/02 12:20付 産経ニュースより
これによると藤井氏は、連立与党である自民、公明両党の衆院における現有220議席(自196+公24)が「高市総裁」だと250議席に増える一方、「小泉総裁」だと188議席にまで激減すると試算したそうです。
産経は「藤井氏がXなどで公開した」と報じていますが、原文は藤井氏のXポストではなく、『「新」経世済民新聞』というウェブサイトの次の記事で詳細が述べられています。
【もし衆院選挙があったら…選挙シミュレーション】高市総裁なら自公は250議席で「多数」自公与党復活!しかし小泉(林)総裁なら少数与党のまま、かつ188議席にまで「激減」する!【藤井聡】
―――2025年10月1日付 「新」経世済民新聞より
これについては、当ウェブサイトでは触れません。
「高市総裁で250議席」、「小泉総裁で188議席」が事実かどうかについては、興味がある方はリンク先記事を直接お読みください。
保守3党から取り返せるのはたった4議席
ただ、藤井氏の調査結果にあった「推定得票率」を使えば、自民党から▼国民民主(11.2%)、▼参政(9.6%)、▼日本保守(5.1%)、の3政党に乗り換えた有権者(合計25.9%)が再び自民党にひっくり返る率が、粗っぽいながらも計算できます。
具体的には、自民党から「保守3党」に乗り換えた25.9%のうち、高市早苗氏(推定投票率63.1%)ならば16.3%が自民党に帰ってくるという計算であり、また、小泉進次郎氏(同25.5%)なら6.6%が、林芳正氏(20.3%)なら5.3%が、それぞれ自民党に帰って来ることになります。
各候補の推定投票率から試算した「自民党は25.9%のうちどれだけ票を取り戻せるか」
- 高市早苗 63.1%→16.4%
- 小林鷹之 31.4%→8.1%
- 小泉進次郎25.5%→6.6%
- 林 芳正 20.3%→5.2%
- 茂木敏充 20.5%→5.3%
(【出所】当ウェブサイト試算)
これで見ていただくと、たしかに高市氏ならば他党に奪われた得票のうち、「保守3党分」の25.9%の16.4%を取り返せるはずです。
ただ、2024年衆院選では、国民民主党はそれなりに躍進しましたが、参政党と日本保守党は(多少躍進したとはいえ)2024年の時点ではまだそこまでの得票数ではありませんでした。
実際、2024年データで試算してみたら、現実にはその選挙区で「保守3党」が候補を立てていないケースも多く、「保守3党から16.4%を奪い返したらどうなるか」を試算しても、取り返せる議席はたった4つに過ぎないことがわかりました。
たとえば秋田第3区の御法川信英氏は74,722票で国民民主党の村岡敏英氏(83,001票)に敗れて小選挙区では落選していますが(※比例復活)、もしも御法川氏を含めた自民党候補の得票が一律に16.4%増えていたら、86,976票で逆転勝利できていた計算です。
ただ、そもそも「保守3党」と競合している選挙区が、2024年10月時点ではそれほど多くなかったので、あまり劇的な計算結果にはならなかったものです。
もし「一律16.4%増加」なら、33議席を奪い返す!
こうした点を踏まえつつも、2024年10月の衆院選の289の小選挙区における得票データをもとに、もし自民党が「保守3党」だけでなく、他の政党からも16.4%の得票を奪い返したらどうなるでしょうか。
つまり、立憲民主党なども含めた他党から票を奪い返すこと、あるいは前回棄権した人が投票所に足を運んで自民党候補に投票することなどを計算に含めるのです。これで試算してみたところ、なんと33議席奪い返すことができました。比例と合わせれば40議席前後、議席を上積みする計算です。
ということは、現有勢力196議席に50議席を足して246議席となり、自民党が単独過半数(233議席以上)を回復します。
もちろん、この試算はかなり粗っぽいもので、自民党候補「だけ」が一律に16.4%得票を上積みするというしなりおは、藤井氏の調査にある「保守3党から16.4%を奪い返す」という結果からは導けないなど、かなり不正確な試算ではあります。
これに加えて高市氏が総理総裁になることで逃げるであろう票の存在を無視していますので、その意味ではかなり幅があります。ただ、現実に2024年の選挙では投票総数が落ち込んだこともあり、これが「高市総理」効果で戻って来る効果は理論上、十分に考えられる点でもあります。
だいいち衆院が小選挙区を主体としている選挙制度であり、大政党(とくに自民党と立憲民主党)に有利である以上、次期首相のもとで行われるであろう衆院選で自民、立民以外の政党がただちに大躍進する可能性は高くありません(国民民主と参政党が選挙協力する、などの事情でもあれば、話は別ですが)。
ただ、その一方で、やはりSNS層などには自民党を見限った人も多い可能性があるため、安倍総理のころのような「自民党だけで絶対安定多数」という時代に戻るかどうかは微妙です。とくに明日の総裁選で、自民党が多くの国民を失望させるような行動を取るならば、それが「自民党最後の首相」となる可能性も高いです。
いずれにせよ、「自民党が高市総裁になることでそれなりに議席を回復する(ただし安倍総理のころには戻らない)」というシナリオは、さほど現実から遊離したものではありませんし、「高市氏以外の変な候補をまた自民党議員が選び出す」ならば、有権者は自民党を次の選挙で選ばないという権利を持っているのです。
こうした観点からは明日が自民党、そして日本の将来を決める、非常に重要な分岐点であることは間違いないでしょう。
本文は以上です。
金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自民党総裁選を控えて、情報工作というやつでしょうか。まあ、ステマや党員強制排除よりはマシでしょうが。
高市総裁が選ばれることを期待します。ただ、80兆円で米国に楯突くとロッキードのようになるのかどううか。
自民党では、米(コメ)を減価償却するんですか。総理大臣になるのであれば、一般に公正妥当な会計基準に準拠して、政策論議をして欲しいですね。簿記3級レベルです。
誰が自民党総裁になろうが、一度離れた支持は期待だけで戻ることはないでしょう。
私自身は、もはやアンチ自民といっても過言ではないくらいですが、それなりにちゃんと結果をだすなら、批判を控えるくらいの支援の用意はあります。取り敢えず無条件での暫定税率の完全廃止からだな。
個人的には高市総裁となっても、自分が投票する選挙区の候補が総裁選前倒しに賛成しなかった人だったら、その人には投票しないつもりなのです♪
仮に高市氏が総裁となりある程度の自民票を戻しても、今度はその人達の期待に応えられるか(選挙後)が非常に大きな問題になりそうです。
先日の靖国への対応に関するインタビューのように、もし内心では投票者が期待するような確固たる信念があったとしても、立場上あまり威勢の良い事を言えなくなり、ちょっとでも日和った姿勢を見せると期待が落胆に変わります。国民玉木氏ですら(失礼)あの手この手で足を引っ張られた印象がありますし、それが高市自民となれば、一体どれほど馬鹿らしい報道で溢れるやら。高市総裁で戻ってくる有権者はほぼ保守派でしょうけど、保守派だからとて正確な情報を拾い正確な判断を出来る人ばかりでもなく。むしろ年々なんというか「妙な保守派」が目立ち始めているし。(随分と浅薄なショート動画の乱発や、犯人不詳とはいえ小泉陣営への犯罪予告等々)
なんだかんだ堅かった自民党地盤の上で多くの人にとって予想外だった安倍総理の手腕でマスコミの妨害がありつつ、あの支持率。対して地盤が揺るぎきってしまった今の自民党での期待が先行する高市氏、という比較になると、不安が大きいです。
まぁまだ総裁になるか自体わかりませんが。他の4氏ではそもそもなんともだし。シンジロー豹変はさすがに望めなさそうだしなぁ。
やってみたい、とか。
やらせてみたい。
とかいうレベルで総理大臣を扱わないで、いただきたいです。
まして、媚中や実務能力のない方には特に。
話は変わりますが、備蓄米放出を手柄のように見せていますが、これ本当に災害起きたらどうしてたんだろうなぁ。
各放送局や農水省の職員のせいにするんだろうか。
選挙の事であれば公明党の影響を除外できないと思うが、あまり起こってもいないネガティブなことを書くのは控える。
それにしても「保守」の自民党と「中道」の公明党が連立を組んだ結果「保守中道」と言うならまあ理解できるが、自民党から流出した保守票を狙って保守でもなんでもない政策を公約に掲げながら「保守」と付けたがる政党が多くなってきて辟易する。
自民党を早くから見限った人、まだ我慢して入れ続ける人、何回耐えるかは人それぞれグラデーションなんでしょうね。
で、自民議員が無難な選択を続けて時間が経過すればするほど、回復可能議席数は減っていくのでしょう。
自民は茹でガエルなんすかね。信念なき選挙互助会。
党員票で高市さんが大差をつけない限り、決戦投票で勝つ見込みは薄いという報道の通りなら、そのケースを想定して議論しても仕方ないかな、と感じます。
今まで自民党より右寄りの政党はなかったから、不満はあれど自民党に投票してきた層は、そうたやすくは戻りません。
仮に高市さんが総裁になっても、靖国神社に公式参拝しないたか、きちんとした外国人対策を打ち出さないとか、言って、また離れていくと思います。
皆さんに質問ですが仮に100兆円の資金を国債で調達するとしてどうような運用をしますか。
ん?
漫然と100兆円分国債増発すんでっか??
なんや「まず100兆円ありき」やったら「まず消費税率20%」みたいなな???
粗くたいハナシでんな!?
とりあえず少子化対策と減税ちゃいますやろか?
竹田センセの少子化対策案に全ベットしても余りそうなし、減税で景気刺激しながら人口ボーナスで経済拡大路線へ、ン10年けーかくでっかな????
知らんけど
私の想像ですが、Z省は小泉氏の更なる批判の拡大に備えるため、保険として林氏支持への変更したのではと思っています。ネットでの小泉氏の評判あまりに悪いので恐れをなしたのでしょう。
小泉氏と林氏に票が割れても、決選投票になれば高市候補に勝てると踏んでいると思います。
麻生氏と岸田氏の会談は、前回と同じく、高市支持だけはやめてくれと麻生氏を説得することが目的だっと思います。
前回は石破氏を選んで失敗しているのに。
懲りない方です。
自民党の最終章が始まりそうです。
行く先は分裂?
壇上に立つのは「鋭意気を吐く」かもしれない高市氏と、
「捕らぬ狸の皮算用(目算)」・・すらもできない他候補。
高市氏なら、解党的に出直し
他候補なら、解党して出直し
なんだってこと。
高市さんが総裁になっても、ヤマトが放射能除去装置を地球に持ち帰り、ヤマトが地球に帰りついた次の瞬間地球が真っ青に戻った という位、自民党の支持率は劇的に変化はしないでしょうけど。やはり総裁になったとしても、ヤマトよろしく他党やマスコミから総攻撃を受けるんでしょう。今回の総裁選挙は、世界線がいくつも出来てしまうのではないかというくらい日本の分水嶺ですね。
本日の朝日新聞の一コマ漫画は、やくみつる作の「(自民党総裁選の)小泉候補の専門はなんですか」、「表紙専従です」でした。ということは、作者も朝日新聞も、これで読者に一目で分かる、と思っているのですね。
もし自民党が、財務省とタッグを組んで政権運営しようと思っているなら、愚かだなぁ~としか言いようがない。
財務省からしてみれば、自民党が少数政党になれば、切り捨てて多数政党と手を組むだけ。
財務省の意向に沿って政権を運営するってそういう事だと思うけど、自民党の当人たちはわかっているのでしょうかね。
「いじめられっ子のメンタル」
だと、見えますねえ。
番長のいうことをきかないと、もっとイジメられるから盲目的に従う。
学費も給食費も部活代もお小遣いも、番長に貢ぐのではなくて、今後の自分のために有効に投資するのが学生の本分。
自民党の議員も、普遍的に有権者の理解や支持が得られる政策を提言すれば、無所属であっても毎回当選できるだろうに、政党に所属し指示に従うことで親分からの保護を得ることしか当選への道はないと思い込んでるフシがありますな。
そういえば野田党首も似たような。
「外人に優しくしないと、日本なんかに外人は来てくれない!」
日本人が養わなんといかん外国人なんか不要で、おとなしくルールを守って観光してくれて犯罪をしない外国人だけ、来てくれれば必要十分。
「カツアゲに貢がないと、日本なんか友達はできませんよ!」
みたいな。
あれを堂々と街宣車の上から力説できるメンタルはすごいですね。
オールドメディアはかつての成功体験を忘れられず
いまだにテレビ世代である高齢者には影響力を有していると思っている
確かに自民党の支持層は高齢者に偏っておりテレビ視聴層と重なる
従ってオールドメディアの扇動により高齢者が自民支持になるとも見える
それを根拠に露骨な偏向報道が横行している
が、果たして現代においてもその相関関係は本当にそうなのか?
確かにその相関関係は一面においては正しい
しかし高齢者が自民を支持する理由は
①長年安定した政権を営んできたこと
②何か問題が生じても自浄作用が働きすぐに安定を取り戻してきたこと
③地域ネットワークの中の利害関係や人間関係によるもの
などであり、歴史的しがらみの少ない若年・現役世代とは背景を異にする
高齢層には上記のような基礎的なバッファリングがあり
支持を切り替えるには若年・現役世代より敷居が高い
とはいえ高齢層も社会情勢の変化は肌で感じており
なによりバカげたメディアの報道姿勢に嫌悪を感じる人も少なからずいる
偏向した報道の元で安住する者もあれば、偏向した報道に隠された真実を嗅ぎ取るものもいる
メディアの情報を信用しなくなったのは既に過去のことで
今は一歩進み、リアルタイムで批判的に見るようになっている
オールドメディアはバカ向けにバカな内容を当てがっておけば充分だと思っているかもしれないが
その慢心に応えるほど視聴者はバカでない
更新ありがとうございます。
以前、雑談スレでも触れましたが、自民党議員の投票先をまとめた記事がありました。ニュース記事やXのコメントなどを元にしています。
自民党総裁選2025_議員票動向(スプレッドシート)
https://docs.google.com/spreadsheets/u/0/d/1qXr2pBFnv-TSrl_6JwNlqdbP9Zbg1nrWTOHnS2_8FRQ/htmlview
元記事はこちらです。
議員票194票の動向が判明。自民党総裁選は小泉・高市の決選投票が濃厚に
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/de6a70af4c5ae686552403b2ccd372dd5988f002
これで「戦犯」の特定ができるかもしれません。
何があってもアンタを支持するという盟友はともかく、その他の議員にとっては、自身と自身の所属する集団~派閥、選挙区、支持者・団体、県連、自民党本体~に良い結果が出ると思わせる人望、資質、能力などにおいて対立候補に劣ると評価されるから票を入れてもらえない、負けるってのはそういうこと。
国政選挙で投票する有権者だって同じしょう、○○党の外交安全保障政策を支持する、○○対策の予算を増やしてくれる、我が県のインフラ整備を進めてくれる、○○業界のために頑張ってくれる、子育てしながら頑張る女性の声を国政に届けてくれる、いずれ日本を背負う政治家になるからそれまで応援する、等々。
自分を担ぐ、担いでもらえる人間を半分まとめる魅力実力がないから負ける。そこから目を背け、勝った方を支持した議員を戦犯呼ばわりするのは負け犬の遠吠え。
はたして現総理にまとめる魅力実力が備わっていると踏んで投票したのかねぇ
前回勝った方を支持した議員は成功体験よもう一度、と泥船さえも乗るんだろうか
自分だけは当選できる 閣僚になる実力もある と自惚れられるのも才能だしね