自民党は「離反した保守層を取り返せる総裁」選べるか
京都大学の藤井聡教授の研究室が実施した、過去6年で自民党に投票したことがある2000人を対象にした調査によると、半分弱が今回の参院選で自民以外に投票しており、とりわけ国民、参政、保守の3党の存在が目立ちます。ただ、この3党に投票した人たちの回答内容からは、自民党が適切な候補を選べば党勢回復できるという可能性が示唆されています。もっとも、今回も自民党が不適切な候補を選べば、それが自民党の終焉を意味することは間違いなさそうですが…。
2025/10/02 12:15追記
目次
なかなか辞めなかった石破首相
ここまで引っ張った石破首相
今週土曜日、いよいよ自民党総裁選が行われます。
この総裁選は、石破茂首相(総裁)の辞意表明に伴い行われるものですが、冷静に考えたら、石破首相が率いる自民党が参議院議員通常選挙にて大敗を喫したのは7月のことです。
常識的には、石破首相は参院選大敗の責任を取って身を引くべきだったのではないかと思いますが、その石破首相はまさかの居座りを敢行し、選挙が終わった後も首相としての地位にしがみつきました。
以前の『【仮説】総理経験者との面談は「最後通牒」だったのか』などでも触れたとおり、そもそも日本の政治には明文化されていない政治的な慣習、あるいは「紳士協定的なルール」がいくつかあることを思い出しておく必要があります。
- 国会では議会第1党(または最大与党)が議長を、議会第2党(または最大野党)が副議長を出すことが慣例となっている
- 慣例的に国会の質問時間は野党の方が長く、与党の方が短い。また、野党に与えられた質問時間は最大野党が各野党に配分することが慣例となっている
- 在職中の国会議員が死去した場合、その議員と対立する立場にある議員などが追悼演説を行うことが多い
慣習を破った石破首相の罪深さ
とくに歴代の自民党総裁は、選挙で敗北した場合には辞任しているケースが多く、2009年8月に行われた衆議院議員総選挙で自民党が地滑り的な惨敗を喫した際に、麻生太郎総理大臣が早々に敗北を認め、「自分に責任がある」と宣言して辞任したケースがわかりやすいでしょう。
また、「惨敗したら引責辞任する」というのは、自民党だけに存在する慣行ではありません。現在の最大野党である立憲民主党では、2021年衆院選で党勢を伸ばせなかった責任を取り、当時の枝野幸男代表が辞任しています。
惨敗しても責任を取らない政党といえば日本共産党などごく一部に限られるのではないでしょうか。
なにより、石破首相の行動の不可思議なところは、自民党が公明党と合わせても衆参両院ですでに過半数を割り込んでしまっていて、常識的に考えて政権運営が立ち行かないことは明らかなのに、それでも首相の地位にしがみついたことです。
与党が衆参ともに過半数を割り込むなかで、野党との協力は必須ですが、たとえば国民民主党あたりは「約束破りの石破政権」に対して「協力しない」と断言している状況なのに、どうやって政権を運営するつもりだったのでしょうか?
立憲民主党や日本維新の会あたりと組むつもりだったのでしょうか?
石破首相はリコール寸前だった
いずれにせよ、あくまで個人的感想ですが、参院選に負けてから9月まで、よくぞ引っ張ったものだと逆に感心してしまいます。
もっとも、それにより、石破首相がさっさと辞めていればできていた(かもしれない)経済対策の策定が遅れに遅れており、経済無策は深刻です。石破首相が辞任しなかったことで招いた事態なのですから、石破氏は総裁を辞めるだけでなく、次の選挙で衆議院議員をご勇退になられてはいかがでしょうか?
それはともかくとして、おそらく石破首相がしがみついた末、9月7日に退陣を表明した決定的な理由は、翌・8日(月)に自民党内の手続である臨時総裁選の可否を問う手続が実施される予定だったからではないでしょうか。
想像するに、この臨時総裁選は要件である172人(衆院議員195人、参院議員100人、都道府県連会長47人、合計342人の過半数)を満たし、成立する可能性が極めて高かったのではないかと思います(実際、著者自身の集計だと、少なくとも47都道府県連のうち25連合会は賛成しています)。
また、あくまでも報道等によれば、自民党側でリコールが成立してしまった場合、石破首相は衆院解散で対抗しようとしていたとの情報もありますが、これも事実ならとんでもない話です。
「自民党の党内における総裁リコール手続に不満があるから衆院を解散する」というのは憲政の常道にも反しますし、なによりそれで自民党が惨敗しようものなら政権交代が発生する可能性だってあります。
2024年衆院選、2025年東京都議選、2025年参院選と3回連続自民党を惨敗に導いた実績がある石破首相のことですから最後の最後に「自民党をぶっ壊」して出て行くのだとしたら、これはこれで大変皮肉な話です。
自民が惨敗したら立憲民主党政権が…!
しかも、もし今すぐ解散総選挙が行われたら、現実問題、自民党が今以上に惨敗する可能性は非常に濃厚であり、その場合は現実問題、政権を獲得する可能性が最も高いのは、立憲民主党です。
ただ、このように申し上げると、「はぁ?」、「なんで立憲民主党が政権を取るの?」、などと疑問に思う方も多いでしょう。立憲民主党といえば、参院選では公示前勢力をほとんど伸ばすことができなかった政党ですし、各種世論調査でも(とくに若年層・現役層を中心に)支持率の低迷に悩んでいる政党でもあるからです。
しかし、現実問題、衆議院議員総選挙の仕組みは小選挙区が主体であり(厳密にいえば小選挙区比例代表並立制)、基本的には小選挙区での「仁義なき戦い」が繰り広げられます。小選挙区では1人しか勝ち残れないからです(比例重複候補など、多少の救済はあるとはいえ)。
現在、SNS層を中心に、国民民主党、参政党、日本保守党といった「保守派政党(※)」の人気が高まっています(※著者自身はこれらの政党を「保守政党」だとは考えていませんが、便宜上、ここでは「保守派政党」とでも称します)。
ただ、これらの政党が全国289の小選挙区でそれぞれ候補を擁立すれば、いったい何が起こるでしょうか。
「保守票」が自民、参政、国民などに分散してしまい、それにより従来は2位で落選していたような立憲民主党の候補者が、大挙して当選することになります。
事実、昨年の衆院選で立憲民主党は公示前勢力を50議席も上回りましたが、これは小選挙区を中心に自民系候補などと逆転したからであり、小選挙区全体の得票で見たら、立憲民主党は2021年衆院選当時と比べ、むしろ147万票も減らしていることを忘れてはなりません。
おそらくもしも石破首相が衆院解散に踏み切れば、立憲民主党はさらに得票を減らす可能性もあるにせよ、自民党がそれ以上に得票を減らすことで、結果的に立憲民主党が圧勝し、比較第1党となって政権を担う可能性が出てきてしまうわけです。
石破路線継続?それとも…
自民党は石破路線継続を選ぶべきでない
ただ、石破首相は結局、衆院解散を行わず、自ら身を引くことを決断しました。
著者自身は石破氏が身を引いた理由はリコールが成立しそうだったからだと考えているものの、小泉進次郎氏の説得が効いたとする説もあるようですし、あるいは石破氏が自民党の重鎮から何らかの脅しを受けていた可能性もあるのかもしれません。
もっとも、その真相はともかくとして、石破氏が昨年の自民党総裁選で、第1回投票でトップだった高市早苗氏を破り、当選して以降のここまでの流れを見ていると、自民党は本来ならば「石破路線の継続」を選ぶべきではありません。
石破首相自身が自民党総裁として自民党を3回も敗北に追い込んでいるという経緯を踏まえ、さらにSNSなどのポストを注意深く観察していくと、やはりそもそも石破氏が自民党総裁に選ばれた経緯からして、どこかで自民党が道を踏み外したと考えた方が正鵠を射ているからです。
あらかじめ申し上げておきますが、著者自身は高市早苗氏が「理想的な百点満点の政治家」だとは考えていません(とくに減税政策などについてはなおさらのことです)。
ただ、「高市氏が総理になっては困る」と思った自民党議員が少なくとも189人いたことは間違いありません。
高市氏の演説の全文(『今回も高市早苗氏立候補演説を全文文字起こししてみた』等参照)からもわかるとおり、高市氏は個別の政策に深く理解が及んでいるのですが、こうした政策通は利権集団からは嫌われる傾向にあるからです(※あくまでも著者の私見です)。
それに、「神輿は軽くて●●が良い」、などと昔からいわれますが(「●●」部分は当ウェブサイトにそぐわない単語です)、高市氏のように「担がれるのを潔しとしない」タイプの政治家は、「担ぎ手」のなかに存在する利権誘導型の政治家にとってはまことに都合が悪いものでもあります。
自民党から保守政党などに流れた?
ただし、だからといって「軽くてアレ」な神輿を自民党議員諸氏が選ぶと、どうなるでしょうか。
『自民が再び「禁忌肢」選べば「自民党最後の首相」に?』でも指摘しましたが、自民党が民意とかけ離れた総裁を選ぶことは自由ですが、それと同時にそれは自民党の終焉を意味する可能性が非常に高いからです。
なぜなら有権者の側には、有権者を舐めた行動を取る議員を次の選挙で落とすという自由があるからです。
こうした文脈で、もうひとつ触れておきたい話題があります。
自民党勢「高市総裁なら回復、小泉、林氏は衰退」総裁選へ京大、新旧支持者2000人分析
―――2025/10/01 09:00付 産経ニュースより
産経ニュースが1日に報じた記事によると、京都大学の藤井聡教授の研究室は自民党の新旧支持者を対象にした調査に基づき、「高市早苗総裁なら回復、小泉進次郎総裁や林芳正総裁なら衰退加速」―――とする見通しを公表したのだとか。
具体的には2019年参院選以降、国政選挙で1度でも自民党に投票したことがある2000人に対し、9月24日から26日にかけてインターネット調査を実施したところ、過去6年で1度でも自民に投票したことがある人の49.8%が、今回の参院選では自民以外に投票したそうです。
しかも、その49.8%の過半に相当する25.9%(518人)が国民民主(11.2%)、参政党(9.6%)、日本保守党(5.1%)のいずれかに投票していたというのです(それ以外は立憲民主6.2%、日本維新の会4.3%、その他の政党5.3%だったそうです)。
- 過去6年で自民党に投票したことがあり、今夏の参院選も自民党に投じたと答えた人は50.2%
- →今夏の参院選では自民党以外の政党に投じた人というが49.8%に達した
- →この49.8%のうち25.9%(518人)は国民・参政・保守のいずれかに投票した
- →具体的には▼国民11.2%、▼参政9.6%、▼日本保守党5.1%
保守政党に流れた人を戻せるのは高市氏?
そして興味深いのは、この518人の行動です。
次回の国政選挙で、現在行われている自民総裁選の5人の各候補のうち、だれが総裁なら自民に投票するかを質問したところ、「絶対投票する」、「多分投票する」の合計値が最も高かったのが高市早苗氏、最も低かったのが茂木敏充氏だったのだそうです。
「絶対投票する」+「多分投票する」vs「多分投票しない」+「絶対投票しない」(敬称略)
- 高市早苗 68.8%(28.4%+40.4%)vs31.2%(24.1%+*7.1%)
- 小林鷹之 33.3%(*3.9%+29.4%)vs66.7%(40.1%+26.6%)
- 小泉進次郎27.4%(*4.1%+23.3%)vs72.5%(28.0%+44.5%)
- 林 芳正 20.2%(*3.2%+17.0%)vs79.8%(34.7%+45.1%)
- 茂木敏充 19.7%(*2.6%+17.1%)vs80.3%(42.5%+37.8%)
- 高市早苗 68.8%(40.4%+24.1%)vs31.2%(24.1%+*7.1%)
(【出所】産経記事をもとに当ウェブサイトにて計算し並べ替え)
※なお、2025/10/02 12:15付で図表を差し替えています。誤りをご指摘くださいましたカズ様、いちょう様、大変ありがとうございました。
また、「推定投票率」、つまり回答した選択肢で「絶対投票する」に1を、「多分投票する」に0.8を、「多分投票しない」に0.1を、「絶対投票しない」にゼロを乗じた率を計算すると、高市氏が63.1%でトップとなり、林芳正氏が20.3%で最下位でした。
産経ニュースの記事では小数点未満が四捨五入表示されているようですので、計算式に従って計算した結果を示しておくと、こんな具合です。
推定投票率
- 高市早苗 63.1%
- 小林鷹之 31.4%
- 小泉進次郎25.5%
- 茂木敏充 20.5%
- 林 芳正 20.3%
(【出所】産経記事をもとに当ウェブサイトにて計算し並べ替え)
学術的には至ってまとも
つまり、自民党が高市氏を総裁に選べば、自民党は保守層の支持を取り戻せる(かもしれない)、ということです。
この点、藤井聡氏といえば、高市早苗氏を熱心に支持しているフシがあり、「そのような人物が計算した結果だから偏っているに違いない」、などとっ決めつける人もネットには存在します(実際、Xでもそのような趣旨のコミュニティノートが提案されています)。
ただ、調査に関与した人物がいかなる政治傾向を持っているかと、出てきた調査結果を混同するかのような主張には、大いに違和感を覚えます。調査結果が捏造かなにかでない限りは、数値は数値として取り扱うべきだからです。
産経記事を読む限りでは、藤井氏のアプローチは学術的に見れば至ってまともで、調査項目についても一定の条件に従って客観的に設定されているため、ある程度の信頼性がある調査結果だと考えて良いでしょう(もちろん、上記推定投票率を3党の投票者に限定していることが正しいか、といった議論はありますが)。
もう後がない
ただ、それ以上に重要なのは、自民党が石破茂氏という「変な選択肢」を選んでしまったことで、自民党支持層が4分の1ほど失われ、国民、参政、保守といった政党に流出してしまったということが、この調査でも裏付けられている点でしょう。
そして、ここから先は藤井氏の調査結果にはない論点ですが、あくまでも著者の想像によれば、土曜日の総裁選でも再び高市氏を落としてそれ以外の候補を総裁に選んでしまうと、おそらくは辛うじて自民党に残っていた支持層が、次の選挙ではいっせいに逃げ出す可能性があります。
逆にいえば、たとえば国民民主党と参政党が手を結び、小選挙区である程度の候補者調整を行い、もう自民党には投票できないという保守層の票をガッツリとかき集め始めたら、政権交代が現実味を帯びてくる、ということです(両党が協力しなければ立憲民主党が政権を取る可能性も出て来ます)。
自民党議員諸氏には、果たしてその覚悟ないし危機感があるのでしょうか?
『税社保は癌細胞?改革グランドデザイン示すのはネット』でも述べましたが、おそらく少なくない有権者にとっての最も優先度が高いアジェンダは、「税社保をゴッソリ奪っていく官庁をどう始末するか」、です。
高市早苗氏だったらこのアジェンダをすぐに解決できるのかといえば、おそらくそういうわけでもありませんが、少なくとも「石破路線の継承」などとおっしゃっている方は、このアジェンダと最も遠くかけ離れた場所にいることだけは間違いありません。
あと3日。
自民党の選択を見守りたいと思います。
本文は以上です。
金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |




『救いようのない小物感』
『社会の現実から遊離した国会議員という職業』
こうゆうことなんじゃないでしょうか。
小泉陣営が、高市氏を支持しそうな党員800名を勝手に除名したというニュースが流れていますね。
もう自民はダメかもしれん。。。
小泉陣営は何故こうも自分で自分の跨がっている枝を切り落とすような愚行を繰り返すのでしょうか?組織を弱体化させてでも実権を握りたいその心情が理解出来ません。後保守の分裂が時間の問題となりましたが、党首が「あれ」なので、何時分裂してもおかしくなかったですが。デマは飛ばす、暴言失言を繰り返す、ペットボトルを投げつける、ですからね。
保守➡️日本保守党
であれば保守票は参政党に集約せざるを得ないので逆に良い結果を導きそうです。今の自民も駄目だが、立憲ではより悪い。やはり小選挙区制は害悪ですね。議員の席自体は減ってない訳で何の意味もない。
ある上場会社の寄付金明細。自民党左派の議員名が数十人記載。この会社は建設系なので下請け業者等で海外人材に依存。この移民利権のため、外国人を本気で規制するような総理候補はアウト。このような感じで、日本のためにという発想ではなく、自分の会社のため、自分の利益のために、政治家が活用されている実態。政治家も自分のお金のため、高市候補に投票するような党員は党員資格を剥奪。日本や日本人のことは考えていない。このような利権構造。利権集団の自民党は、SNS等の外部政治環境の変化には無頓着。多分、今回の総裁選も利権集団の勝ち。次の衆議院選挙も国民は馬鹿だから誤魔化せば良いと考えている。アメリカへの80兆円贈与も国民は気がついていない。大きな問題になっていない。
『ポピュリズムとの闘い』が、有権者に対する最大級の罵詈雑言であることに気が付かない
『小泉陣営』⇨『オセン陣営』⇨『汚染陣営』
と見えてきます。
今の時点で「選べる」かどうか不明、もしかしたら「選べない」と思ってる人の方が多いのでは、ということ自体が今の自民党をよく表している。
国連での一般討論演説。
在任期間1年間を超過。
・
・
除名処分寸前での辞意。
↑居座りの動機なんてこんなものかと。
石破政権は、担いだ神輿が軽すぎた事例ですね。
「糸の切れたタコ!」は担ぎようがありません。
・・・・・
*図表中の【「絶対投票する」+「多分投票する」】の内訳の数値が違ってるようです。
全ての候補者について、「多分投票する」と「多分投票しない」が同じ値になっていますね。
「多分投票する」の数値が(もしかすると「絶対投票する」も)誤りであると思います。
高市早苗 68.8%(28.4%+40.4%)vs31.2%(24.1%+*7.1%)
小林鷹之 33.3%(*3.9%+29.4%)vs66.7%(40.1%+26.6%)
小泉進次郎27.4%(*4.1%+23.3%)vs72.5%(28.0%+44.5%)
林 芳正 20.2%(*3.2%+17.0%)vs79.8%(34.7%+45.1%)
茂木敏充 19.7%(*2.6%+17.1%)vs80.3%(42.5%+37.8%)
間違ってました。
誤りをご指摘くださいまして大変ありがとうございました。
オリジナルはここに掲載されているpdfのようです。
京都大学 都市社会工学専攻藤井研究室 社会活動
https://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/member/fujii/journal
「自民党支持・経験者」の意識調査・報告書(令和7年9月29日)
https://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/wp-content/uploads/2025/09/%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8PDF.pdf
肌感覚にもしっくり来ます。
「裏金議員のせいで負けた」というナラティブに蓋をするものだと思いますが、いまだにそれを言ってる議員は多分確信犯なのでこのレポートがあったとしても変わらないでしょうね。
選管が党員投票は10/1までに発送するよう要請していたそうですから、党員投票への影響はないのかと。
ところで、維新が新政権での連立に前向きだと報じられていますが、噂レベルでは選挙区調整まで進んでいるとも聞こえてきます。そんな中で昨日こんなニュースが。
日本維新の会、奈良1区の新人辞退発表「一身上の都合」
https://www.sankei.com/article/20251001-V3H7KJGBXBMZLP67ZIM7BXA27M/
選挙ドットコム:奈良1区
https://shugiin.go2senkyo.com/50/senkyoku/44683/
泥船に乗る維新。どうせジリ貧だし、関西地盤のみの地域政党として生き残る道ならありということでしょうか。
自民党神奈川県連が、高市支持の党員に(党費を納めているのに)総裁選の投票用紙を送らなかったとのことですが、ならば小林候補支持(あるいは茂木候補支持、林候補支持)の党員にも、投票用紙を送らなかった可能性もあるのではないでしょうか。
蛇足ですが、もしこれで小泉候補が総裁選で勝利しても、負けた側を支持していた党員は、小泉新総裁を認めるでしょうか。
いつも楽しみに拝読しております。
正しく私が離反を決めてる旧支持者の老人です。長いこと組織人として仕事をしてきた目からステマに勝手に離党なんて騒動を見ていると、高市さんが仮にトップになったとしても、党内のサボタージュが酷くてまともに仕事が出来ないのではないかと感じています。右も左も清濁併せ呑んでかつ当事者能力が高いのが自民党だったはずなんですが••••
ここは「解党的出直し」ではなくて本当に下野解党して、一時的な混乱はあるにせよ高市新党も見てみたいですね。
撮影完了、緊急公開の政治サスペンスドラマ
『オメガマン』
地上最後の男、彼の名はオメガ。自民党をぶっ壊す使命を票田とともに譲り受けた。侍女いくしまと彼女の手下たる侍女チーム、老若幕僚の二人羽織縁起指導を受けて、ついに日本のトップに立つ日がやってきた。
だがしかし、オメガマン、危うし。はびこる組織不正に我慢ならなくなった足軽連が、陣営本部からの闇工作指示通知を次々と報道機関に流出させたのである。
証拠はこれだ。デジタルフォレンティック(電子的証拠の分析追跡技術)が暴く選挙工作の陰。お楽しみに。
お気持ちは理解しますが、客観的な状況として、党員投票で高市さんが他候補を圧倒することはなく、決戦投票の相手が、小泉であろうと、林であろうと、総理総裁の目は薄そう。
今まで、自民党より右寄りの政党はなかったので、仕方なく自民党に投票してきた層は、選択肢を得たので、高市さんが総裁に選ばれたくらいで、簡単には戻って来ない。
>高市さんが総裁に選ばれたくらいで、簡単には戻って来ない。
いやだから、藤井氏の調査の意味はそこなんですけど
藤井教授の調査結果にある、自民党に投票することを「辞めた」理由として列記されている課題に“自民党が”答を出さなければ、誰が次期総裁になっても変わらない。
党内権力基盤のない高市女史に自民党を変える力はない。石破氏と同様に党内多数派に担がれる神輿にしかなれない。石破路線を引き継ぐ高市総裁になれば自民党への支持は回復するのか?答えはノーだ。
高市氏が総裁になった後、それでもダメなら去って行くでしょうね。
でも藤井氏が言ってるのは一度戻るということ。
自民党が再生する道は無さそうですね話を聞いていると。むしろ割れた方がいい。歪みは修復不能だし今の執行部なら最悪立憲民主党とも妥協出来る連中。
今80年代ブ−ムといわれてますが、自民党も80年代東欧ブ−ム(選挙妨害、恫喝、粛清)。ゴルバチョフ級の人がでないと党勢立ち直しは難しいかもしれません。
スンズローはまるで、超巨大なヘリウム限界充填風船のようだ
下心丸出しで担ぎに来た人々を引き連れてどこまでも浮かび上がり、行方不明になった風船おじさんのごとく担ぎ手を破滅に誘う 誘蛾灯や毒饅頭のように見える
自民党本部上空に、史上空前の大きさと鮮やかさで死兆星が光り輝いている
それを認識できるのか? 民意を読めるか? 総裁選と選挙勝敗に強い相関があると理解しているか? 議員諸氏の脳味噌と目と耳が試されている
自民党が保守票をとりもどしたいなら、鈴置高史みたいな人を国会に送ることです。北京詣でする議員を減らす。
歴史問題では韓国に妥協しない。
ジョー・バイデン化が進む菅元首相 … カマラ・ハリス役は今誰が務めているのか。