人生に挫折はつきものだが…どこまで公的支援すべきか

人生には挫折がつきものであり、また、「艱難汝を玉にす」のことわざ通り、挫折は時として人間を大きく成長させます。その意味では挫折を恐れるべきではありません。もっとも、世の中には挫折がそのままその人を大きく傷つけ、最悪、その人が引きこもってしまうきっかけになることもあります。どこまで税金で救済すべきかという論点は別として。

大学進学率が過去最高!

人生というものは、必ずしもすべての人が順風満帆であるとは限りません。

ウェブ評論サイト『東洋経済オンライン』が20日配信した記事によると、2024年度の大学進学率は59.1%と「過去最高を更新」したそうです。

最新版「大学進学率」の高い都道府県ランキング 私立高校からの進学率で東京・埼玉を上回った“意外な県”は?

―――2025/03/20 05:02付 Yahoo!ニュースより【東洋経済オンライン配信】

ということは、逆に言えば、2024年度の高校3年生は59.1%が何らかの「選抜」を経験したはずです。

おそらくその多くは大学受験ですが、なかには指定校推薦などにより受験せずに大学に入学するというケースもあるとは思います。しかし、指定校推薦などを受けるためには、その高校などで優秀な成績をおさめたうえで、ケースによっては生徒会活動などを熱心にこなす必要もあるでしょう。

ただ、大学に進学するためには、受験や推薦など、何らかの「選抜」に勝ち残ることが必要であり、当然、同じ年代の中で、勝ち残れた人とそうでない人が出てくるわけです。ここで、何らかの挫折を経験する人は少なくありません。

挫折の事例をどう見るか

艱難汝を玉にす

ちなみにそれを言い出せば、高校だって受験や推薦などの「選抜」に勝ち残らなければなりません。現代の日本では高校進学率が9割を超えて久しいわけですから、おそらく世の中の社会人の圧倒的多数は、高校受験などを体験しているはずです。

もちろん、世の中には「名前を書けば合格する」と揶揄されているような学校もあると聞きますが、通常の高校は国語、数学、英語などの学科についての学力を試されますし、中学生の段階で自分の学力に合わせ「行きたい高校」、「行ける高校」を選ぶ必要があるのです。

したがって、大学入試に発生する挫折は、高校入試においても発生します。

また、高校入試ほどではありませんが、小学生の中学受験、未就学児の小学受験なども行われているため、まだ小学生でありながら挫折を経験する人もいるはずです。

著者なども正直、これまでの人生は順風満帆ではなかったと思いますし、挫折だらけの人生だったとは思いますが、ただ、「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」のことわざどおり、挫折のおかげで、逆にさまざまな経験を積むことができたとも考えています。

むしろ、挫折を知らない人生―――たとえば、偏差値の高い中高一貫教育校などから東大・京大などの超一流大学に現役で合格し、さらには公務員試験に合格して中央官庁にて順風満帆のエリートコース、など―――を送っているよりも、挫折を経験する方が、人間的にも遥かに強い気がします(※著者の主観です)。

要は、すべて考え方の問題ではないかと思います。

人生、時間は逆回転しないのですから、「あぁ、あのときあれをやっておけばよかったのに」、と後悔しても、それは手遅れです(※少なくとも著者自身は人生の選択肢において、後から振り返ってそういう後悔をするポイントが、少なくとも2回ありました)。

だからこそ、もし若い方に(偉そうに)「こうやったらよいと思いますよ」とアドバイスできるとしたら、「やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良い」、といったことではないかと思う次第です。

いくつかの挫折の事例

さて、そんな著者自身のくだらない主観にお付き合いいただくのは、本稿の目的ではありません。

大きな挫折を経た結果、立ち直れなくて、そのまま辛い人生を送っているという人を、個人的に何人か存じ上げているのです。世間一般にはいろいろと「甘ったれた人生だ」、などと批判されるのかもしれませんが、本人にとってはどうしても乗り越えられない挫折だったのです。

どういう拍子で誰が当ウェブサイトにたどり着くかわからないので、それぞれの人が具体的にどんな失敗をして、現在どういう人生を送っているのかについて明記することは控えます。

ただ、いくつか紹介できる事例があるとしたら、こんな具合です。

事例1

Aさんは大学受験で第一志望校への入学試験に失敗し、「とりあえずどこでも良いから大学に行きたい」と考え、「名前を書ければ入学できる」と噂された某大学(※今でいう「Fラン大学」)に入学。大学の4年間、ギターを弾いたり恋愛をしたり、と、遊び呆けていた。

案の定、Aさんは就職に失敗し、大学卒業後は親戚が経営しているショップを手伝っていたが、同居する親はAさんに甘く、お小遣いなども与えるなどしていたためか、親戚のショップにも無断欠勤することが多くなり、自宅に引きこもるようになってしまった。

事例2

Bさんは誰もが知る超一流私大を卒業し、そのまま当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった大企業に就職。システム部門に配属された。そんなBさんはスキルもコミュニケーション力も高く、社内でも期待されていたが、持病が悪化して休みがちとなった。

そんな折、Bさんが入院中に同社は経営が急に悪化して倒産。病気がちだったBさんも解雇されたが、再就職先の当てがなく、結局、自宅に引きこもるようになってしまった。

事例3

Cさんは学生のころからとある国が大好きで、その国の映画などを借りてきては自宅で熱心に視聴するなど、語学の勉強にも努めてきた。そんなCさんの「某国愛」は大学を卒業後、就職しても冷めず、とにかく「あの国に留学したい」、「あわよくばあの国で働きたい」と公言していた。

ただ、Cさんは同時に「その国に留学しても私のキャリアには役立たない」だの、「その国に永住できるなら永住したいけど、その国での就職は難しい」だのと、周囲にはグチグチ、グチグチと漏らしていた。

不可抗力のケース、本人の努力の問題、本人の決断力の問題

とりあえず、これくらいに留めておきますが、挫折する要因は、本当にさまざまです。

Aさんのように、何かやりたいことがあるというわけでもなく、フラフラしてきた結果、挫折してしまったようなケースもあれば、Bさんのように世間一般では一流とされる大学を出て一流とされる企業に就職したものの、体調不良や企業倒産などの不幸が重なったケースもあります。

Bさんのようなケースがあるからこそ、「挫折するのは本人が悪い」のヒトコトで済ませるのは、個人的には、あまり好きではありません(ただ、Aさんのケースに関していえば、個人的にはあまり同情する気持ちは起きないのですが…)。

ちなみにCさんのケースは「挫折」というよりは、今でいうところの「デモデモダッテちゃん」といった方が良いのかもしれません。この「デモデモダッテちゃん」というのは、やりたいことがあるにもかかわらず、『でもでも』、『だって』とできない言い訳ばかりグダグダ述べる人」という意味のネットスラングです。

Cさんは家族、親戚、友人など、手当たり次第に「私、あの国に行きたい」、「でも、あの国に留学に行っても、その後日本に帰ってきて就職できる保証なんてないし…」、と愚痴り続けていたのです。

一回、とある知人がCさんに対し、「そんなに行きたいなら留学にでもなんでも行けば良いじゃないか!」とキレたところ、Cさんはその知人に対し、「あなたは私の人生に責任が持てないくせに、『留学に行けばよいじゃないか』は無責任だ」と逆切れしたこともありました。

結局、この件がきっかけになり、Cさんの周囲はCさんの愚痴からは距離を置くようになったのだそうですが、その後は著者自身もCさんと疎遠になったため、今どこで何をしているのかは存じ上げません。

公的支援はどこまで差し伸べるべきなのか

いずれにせよ、くどいようですが、著者自身も順風満帆な人生を歩んできたわけではありませんし、また、人生にはさまざまな挫折があるということを知らないほどに世間知らずでもないつもりです。

Aさんのように単純に本人の努力不足や親の甘やかしというケースもありますが、Bさんのように病気や務めていた会社の倒産など、本人の責任ではない不幸により挫折してしまうケースもありますし、Cさんのようにそれなりに努力をしているにもかかわらず、決断力がなくて一歩踏み出せない、というケースもあります。

このあたり、Bさんのような挫折に関しては、社会のセーフティネットとして、たとえば難病を患い、高額の治療費の支払いを余儀なくされるケースだと高額療養費などの制度があると大変助かります(※ただし、現在の高額療養費制度は勤労層にとっての自己負担上限が高すぎるという問題がありますが…)。

また、今まで働いていたけれども何らかの事情で働けなくなり、障害年金を受給したり、生活保護を受けたりするケースも当然考えられるところであり、こうした「やむを得ない事情」がある場合の保障は手厚くすべきとは思う反面、どこまで保護するのかというのはひとつのテーマでもあります。

正直、Aさんのケースだと、何かやりたいことがあったわけでないのに大学に進学したようですし、明確な就職戦略もみあたりません(※もっとも、Aさんは世代的にいわゆる「氷河期」にあたっていて、引きこもってしまった理由のすべてが本人のせいだとはいいませんが…)。

また、Cさんのようなケースだと、せっかく「自分の好きな国」の言葉を学ぶなどの努力をしているわけですから、周囲に「行きたい、行きたい」と愚痴っている時間があったら、「仕事を辞めて留学に行く」という選択肢を実現させるために努力すべきでした。

こうしたなかで、たとえばAさんに対する就職支援を公費で行ったところで、肝心の本人にやる気がなく、また、親がAさんを甘やかしてしまう環境下では、正直、あまり税金で救済する意義が理解しづらいところです。

また、Cさんのような夢追い人に対して、たとえば「外国への留学資金を援助します」などとする公費助成制度があったとしても、あまり意味があるようには思えません。Cさんが外国で何らかのスキルを身に着けて帰国し、それが日本経済の発展のために役立つ、といった事情はなさそうだからです。

このように考えていくと、挫折のなかにも、社会的な問題ととらえ、社会全体で支援すべきものと、挫折を本人の問題ととらえ、自己責任として突き放すべきものがあるのです。

大変申し訳ないのですが、AさんやCさんのようなケースだと、公的支援で何とかすべきものでもありませんし、また、公的支援で何とかなるものでもないのです。

気になる2つの記事

老後資金7000万円が13年で半減…原因は長女

さて、こんなことを考えていた矢先、ウェブ評論サイト『プレジデントオンライン』が22日、こんな記事を配信しているのが目に留まりました。

老後資金7000万が早々に半減…青ざめる80歳前の親が月7万円も献上するしかない「働かない50歳長女」の浪費先

―――2025/03/22 10:17付 Yahoo!ニュースより【プレジデントオンライン配信】

高齢のご夫妻が50歳の長女に毎月5~7万円の小遣いを与え続けるなどした結果、7000万円を超えていた老後資金が13年で半減してしまった、とするものです。

詳しいストーリーは記事を直接お読みいただきたいのですが(※ちなみに記事によるとご夫妻には障害年金を受給している47歳の次女もいるそうですが、これについては本稿では割愛します)、ご夫妻が経済的に苦労しているのは長女が原因でしょう。

要約すると、長女は20代のころ、定職を持たないフリーターの男性と結婚しようとしたところ、ご夫妻が「結婚しても、生活が成り立たないのではないか」と心配し、結婚に反対したことを、今でも「両親が結婚を反対したせいで、私の人生はここまでこじれてしまった」と恨んでいるというのです。

この点、ご両親も長女がフリーターと結婚しようとしているのを「全力で阻止した」のか、それとも「遠回しに懸念を表明した」くらいなのかによっても話は変わりますし、肝心のこの部分、記事だけだとご夫妻がどう反対したのかはよくわかりません。

なお、個人的感想ですが、愛娘が結婚しようとしているときに、相手の男がフリーターだといわれたら、親としては心配な気持ちになるのは当然という気がしなくもありません(※ちなみに著者自身の知り合いに定職を持たない男と結婚した女性が数人いますが、みな例外なく、外見は年齢以上に老け込んでいます)。

いずれにせよ、「親を恨んでいる」こという時点で、この長女はずいぶんと他責的な方だという印象を抱きます。結婚は両性の合意で成立するわけですから、ご両親が反対しようが賛成しようが、気にしないで結婚していればよかったのではないでしょうか。

そして、ご夫妻が長女に毎月高額の小遣いを与えているのも、結局のところ、「自分たちが娘の結婚を潰した」という負い目でもあるからなのかもしれません。

ちょっと認識が甘すぎませんか?

ただ、記事を読んだ感想を申し上げるなら、やはりこの長女は自分自身の置かれている状況に対する認識が甘すぎます。というのも、記事によるとこの長女は「韓国のヴォーカルグループ」(※原文ママ)に傾倒し、年2回ほど韓国を訪れているというからです。

自分で働いて好きなものにカネを使うならば、おそらく誰も文句は言わないでしょうが、そうではなく、親からもらったお小遣いで訪韓したり、推しグッズを集めたり、イベントに参加したりするというのは、明らかに身の丈に合っていない浪費です。

しかもこの家では食費が13万円もかかっているそうであり、その理由は「長女も次女も偏食で、親とは別メニューにすることが多い」、「スイーツなどをある程度冷蔵庫に入れておかないと、長女の機嫌が悪くなるので、つい多めに買ったりしている」からなのだそうです。

記事によると「このままでは80歳手前の両親が他界する前に貯蓄は底を突き」、「同居する2人の働かない娘は生活保護を受けることになる」、とありますが、普通に働き税、社保を支払っている多くの国民からすれば、「正直、やめてくれ」という感想しかないのではないでしょうか。

無職引きこもりの兄に2人の妹が最大限譲歩

もっとも、こうした事例は調べてみるとかなりあるらしく、たとえば昨年12月13日付で『ゴールドオンライン』というサイトが配信した記事も、なかなかに強烈です。

〈父は死去、母は認知症〉40代・子供部屋で無職の長男「俺はどうなるんだ?」…妹2人が怒りの制裁

―――2024/12/13 15:18付 Yahoo!ニュースより【THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)配信】

詳しくはリンク先を直接読んでいただきたいのですが、これは父が死去し、残された母も認知症を患うなかで、長男、長女、次女の3人兄弟で生じたトラブルに関する記事です。

長男は大卒と同時に就職した大手メーカーを退職して以来、実家に引きこもっていて、これに対し長女と次女はそれぞれに結婚し、家庭を持っていて子供もいるのだそうです。

そして、引きこもりの長男の身の回りの世話は高齢の母が行っていたのだそうですが、その母も認知症の傾向が出始め、妹2人が母を老人ホームに入れようと兄に提案したところ、兄は「俺の世話は誰がやるんだ」とキレだした、というのです。

記事によるとこの長男は45歳だそうですが、これが事実なら、何を甘えたことを抜かしているのか、というレベルです。

ちなみに妹2人は父が遺した預貯金や自宅などの相続を一切放棄し、全額を母の老人ホーム台と長男の生活費などに充てる、と、最大限譲歩しているにも関わらず、です。

ゴールドオンラインの記事によると、妹2人が兄に「家もおカネもあげろ」、と、ここまで譲歩しているにもかかわらず、今回の出来事をきっかけに兄とはほぼ絶縁状態になってしまったということであり、なんとも後味の悪い結末です。

どこまで税で救済しますかね?

これに追い打ちをかけるように、記事では末尾で、こう述べています。

残酷な現実ですが、相続のプロのなかには『結局、ゴネたもん勝ち』と断言する人も少なくありません。遺産分割協議がこじれにこじれ、はては裁判に……となるのを避けたい心優しい相続人が折れるケースが相次いでいます」。

ただ、この『ゴールドオンライン』、あるいは先ほどの『プレジデントオンライン』の記事にあるように、実際の人間の挫折がかかわってくれば、非常に生々しく後味の悪い結論になることも多いのが現実なのでしょう。

もっとも、これらをどこまで税金で救済するかは別問題です。くどいようですが…。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. カズ より:

    公的支援の本質は「①働けない」と「②働かない」の線引きにあるようですね。
    語弊をおそれずに云えば、社会に必要なのは所謂『プロ・ニートの排除*』かと。

    *「働いたもん負け」のことです。

  2. セクシー○○ より:

     如何なることにも原因というものがあり、それを克服する為の手段を授けるのが親の務め。

     すみません。昨日一日、youtubeで子連れ狼を観ていたら、こんな口調に
    なってしまいました。m(_ _)m

  3. 反SDGs より:

    大学進学率の向上は、子を持つ親の大卒志向というのも大きいのだと思います。
    だけど、大学ってそんなにいいところではないよ。
    ああいう所は本人の向く向かないがはっきり分かれる。
    大学無償化もいいけれど、逆に早く(若く)から社会人になる、自立することも大事だと思う。
    高等教育に支援するのもいいけど、高校を卒業して就職する人たちを支援するという声はないものか。
    例えば未成年の所得税を免除するとか。

    だけどマスコミ受けもしないし、議員も票にならないからやらないんだろうけど。

    1. sqsq より:

      大学授業料無償化?
      やめた方がいいんじゃない?

      大学の卒業証書、大卒という学歴は一応「資産」だよね。
      就職で大卒しか募集していない企業は多い。そこに応募できる入場券。
      それを手に入れる費用を無料にする。その費用は税金で。その税金払っている人の中には大卒でない人もいる。理解が得られるのかね。
      せいぜい奨学金の利子補給くらいにしておいた方がいいとおもうけど。

      1. 裏縦貫線 より:

        これは、高校無償化と中卒での就職者との関係にも当てはまりますね…

        小学校・中学校を義務教育としている以上は、義務教育を終えた後の教育は、高校であれ大学であれ授業料を支払うことを基本とすべきであり、
        収入にかかわらず支援するならばsqsq様のおっしゃるように奨学金の利子補給、
        さらに生活が困窮している人に対しては授業料減免で対応するのが筋だと考えます。

        1. sqsq より:

          同意見だけど。
          高校の卒業証書は「資産」にならないね。なぜならみんな持ってるから。

          それよりも「あえて私立高校に行く人」にまで支援する必要があるのかということ。
          そのような人は2種類いるとおもう。第一のタイプは公立には合格できないので私立高校に行く人。第二のタイプは公立など最初から眼中になく、付属高校で大学に無試験で入れるから、進学校で有名大学に入りやすいからという理由で私立に進学する人。
          第二のタイプは「えっ、授業料いらないの。ラッキー」程度。こういう家庭に支援する必要があるのかなと思う。

          1. 裏縦貫線 より:

            「あえて私立高校に行く人」前者は状況によっては支援の対象として考慮し得るでしょうが、後者は、たしかに支援云々は不要と思います。

      2. どみそ より:

        大学のほとんどの学部は 社会参加へのモラトリアム・執行猶予みたいなものですよね。
        一生懸命勉学に励むのが本筋だと思いますけど、勉学より遊ぶことに熱心であったり、バイト三昧、怠惰な日々を過ごしても許されてしまうのが大学。
        こんな遊ぶ時間を与えるためにピンからキリまである大学を無償化しようとすることがお笑い。
        医学、薬学部のような在学した意味が国試という判定ではっきりわかる大学のみを無償化の対象にしないと、国税を浪費することになる。
        留学生まで無償化しようなんて企んでいそう。
        定員割れ大学の救済ですかね。

    2. 匿名 より:

      >高校を卒業して就職する人たちを支援する

      そのためには職業科高校を復活させて、高校でも職業訓練しないと。
      そして職業科高校でも、優秀な学生は大学に進学できるようにする。工業高校から工学部とか、商業高校から商学部とか。

      「商業高校で簿記会計をみっちり習った国民」 が増えれば、「法学部を出て経済官庁に勤める官僚」 の嘘に、簡単には騙されなくなるかも?

      1. sqsq より:

        昔、早稲田の商学部は「簿記」で受験できたように記憶しているが今はどうなのかな?

        1. 匿名 より:

          今は、典型的な私大型3教科入試 (国・英・数か国・英・社) ですね。

          早稲田大学 商学部 / 一般選抜 (一般入試) | 大学受験パスナビ
          https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/3190/subject/?facultyID=030

          付属校の 「早稲田実業」 も、昔は商業科があって、名前どおりの職業高校でしたが、今は普通科のみで、初等部からある典型的な 「お受験校」 です。

          早稲田実業学校
          https://www.wasedajg.ed.jp/

  4. sqsq より:

    こういう人たちを家庭で養い、手に負えなくなったら公費で。
    日本は豊かになったんだね。

  5. 名無しのPCパーツ より:

    機会平等ならともかく結果平等を救済し始めると、
    弱者として居座り続けた方が楽に生きられるのが問題ですね。
    例えば、収める額ともらえる額の乖離が激しい年金とか。

  6. 同業者 より:

    大人になっても親にお小遣いをもらっているような人だと、親のありがたみは一生わからないでしょうね。
    雨風しのげる家があって、ひもじい思いをしないで育ったのがあたりまえと思っているでしょうから。
    事実、そんなあほぼん(オーナー会社社長の息子)を知っていますが、親を馬鹿にしている有様です。
    わたくしの場合、誰のいかなる労苦によって毎日の食卓に食事が並ぶのかを子ども心なりに知っていたので、早く独立しなければと考えてましたね。

  7. 匿名 より:

    何で今日の記事に「引きkおもり中年」のコメントがないんだろう

    1. 匿名 より:

      ❌引きkおもり中年
      ⭕️引きこもり中年

  8. CRUSH より:

    「北風がバイキングを作った」
    by波紋法の師匠

    冗談はさておき、強い人の話ではなくて弱い人の話だと思うのですな。
    で、以前にも書きましたが、個人的には
    「困ってるアリは助けたい」
    「困ってるキリギリスは助けたくない」

    なぜ「結果平等」に向けて走っていくのかしらねえ。

  9. foo より:

    艱難汝を玉にす。 

    成程。

    もうひとつ、

    玉磨かざれば光なし。

    私個人は後者のほうがしっくりきます。
    何故ならば、能動的であるからです。

  10. 一国民 より:

    よく言われる事でしょうが、機会の平等は断固守るべし。しかし、結果の平等を求めるのは逆に不公平です。私は遺伝欠陥による発達障害を2つ持っており、他者の気持ちや発言、空気という物が理解できません。短期的記憶能力も健常者に大きく劣ります。これは集団で行う仕事に致命的な不利を引き起こす。ですが、頭の中の機能不全は見えないので、やる気あるのか?何で言われた事も出来ないのか?よく責められます。やらないのでは無い、その機能を脳が失った状態で生まれたので出来ないのですが、誰も信じてはくれません。診断を受けるまで自分の頭が壊れてる事は知らなかった。今も、発達障害とそれによる仕事の出来なさから二次障害として鬱病の診断も食らってしまったが就職しているし、納税している。障害手帳は頂き、国民の皆様のお陰で治療薬を安く買えている。正直健常者に生まれたかった。仕事の出来ない者の人生は地獄です。自殺の誘惑には何度も駆られたが、踏み止まっている。自殺は自分で自分の価値を否定する事だから。今までの努力を否定する事だから。健常者に生まれる事が出来ているだけで人生当たりくじを引いている。それでも結果の平等を求めるのは間違っている。俺の頭が壊れているのは国の所為では無い。

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