砲弾に続き兵隊も…?北朝鮮ロシアの侵略戦争に加担か

ウクライナ戦線に北朝鮮人で構成される露軍の部隊が展開されているようだ―――。産経によると、これはウクライナの複数のメディアが15日にいっせいに報じたものだそうですが、事実だとすればまたひとつ、ロシアが「戦時経済」の罠に陥りつつある証拠が積み上がった格好だといえるでしょう。そして北朝鮮はロシアによる戦争に加担している、という言い方もできますが、「ロシアを積極的に支援する国」が中国ではなく北朝鮮だというのも興味深いところです。

戦時経済の特徴:「最初は」経済が成長する

  • 戦争初期には経済が活発になり、非常に好景気となる。
  • しかし、戦争が長引いてくると、やがて物資や労働力が欠乏してくる。
  • 戦況が悪化すれば物価が上昇し、物資不足が深刻化する。

これらは、経済学の原理に照らせば、ごく当たり前の現象です。かのJ・M・ケインズも述べたとおり、経済というものは、「有効需要」があれば(とりあえず短期的には)伸びるものだからです。

極端な話、政府が公費を出して人々を雇い、穴を掘って埋めさせるだけでも構いません。それによって穴を掘るためのスコップが売れれば、そしてそれによって賃金が支払われれば、賃金を受け取った人たちがおカネを使うため、経済が活性化されるからです。

ただ、無駄な公共事業を行っても、たいていの場合は公的な資本形成がなされるわけではありません。「社会的に無駄な事業を行わせて賃金を払っている」という行為は、経済的に見たら公金をばら撒いているのと同じようなものでしょう。

このため、「ただ穴を掘って埋めるだけ」の公共事業を継続していれば、ケースによっては社会全体でモノ不足が深刻化し、やがては生活に必要な物資の調達すらままならなくなり、その社会はいずれ行き詰ってしまうでしょう。

戦争が長期化すれば、何が起こる?

ましてや、戦争ともなれば、話はさらに深刻化します。

戦争の初期には軍需工場でどんどんと武器を生産させるため、武器工場に材料を納品する業者、武器工場で働く人々などが潤いますし、これらの人々がさらにどんどんとおカネを使うようになれば、社会全体でおカネが回り、潤う人も増えます。

しかし、これらの費用は戦費調達のための公債や増税などで賄われることが一般的であり、とくに公債の増発は、中・長期的には市中金利の上昇を通じて投資を抑制する方向に向かいますし、また、財源が戦費に使われることで、公共の福祉や道路などのインフラの建設・維持に係る財源がなくなります。

さらに、戦争が長期化してくれば、人的・物的損害も増えていきますし、やがてこうした影響は社会全体の労働力不足、物資不足につながり、そして悪性インフレにつながっていきます。

ある戦争中の国がどうなっているかを外から見るうえでは、やはり、私たち日本人が先の大戦で経験した現象と類似するものが発生しているかどうかがポイントとなるでしょう。

学徒動員や外国人傭兵

そのひとつが学徒動員・学徒出陣であり、また、外国人部隊の雇用です。

先日の『現在のロシアは典型的な戦時経済…遂に「学徒動員」も』でも取り上げましたが、ロシアでは現在、(一部報道によれば14歳程度の)若い学生が労働力として動員されているらしいのですが、これが事実ならば、まさに「学徒動員」そのものでしょう。

また、『今度は全品目の物価統制…順調に戦時経済化するロシア』では、ロシアのメディア『モスクワタイムズ』の報道をもとに、ロシアでは地方政府が「あらゆる物価」をコントロールすることができるという仕組みが導入されるようだ、とする話題を取り上げました。

もちろん、これらについてはあくまでも報道ベースのものであるとともに、必ずしも正確な情報であるという保証はありませんので、これらをもとに「ロシアが苦境にある」と現時点で断定するには少し手掛かりは不足しています。

とくに「YouTuber」など一部の情報源によると、ロシアは(とくにモスクワやサンクトペテルブルクなどの都市部では)依然として物資は豊富で物価も上がっておらず、人々の生活が困窮している様子は見られない、といった報告もあります(ただし、これらの情報は最新のものとは限りませんが…)。

これに加え、ロシアは産油国・資源国であり、西側諸国の経済・金融制裁の「効き方」に即効性がないというのはその通りでしょう(※もっとも、『ロシア「非友好国」は名目GDPで世界の約6割占める』でも指摘したとおり、ロシア制裁に参加している国のGDPは世界の6割前後に達していたりもするのですが…)。

いずれにせよ、現時点でロシアの経済力が急低下しているとまで決めつけるには手掛かりが不足しているわけですが、ただ、漏れ伝わる報道からは、ロシア経済が現在、「典型的な戦時経済の罠」に陥りつつある可能性は、それなりにあると考えられます。

露軍が北朝鮮人部隊を投入か=宇メディア報道

こうした文脈で触れておきたいのが、こんな話題です。

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000~1万人規模 ウクライナ複数メディア報道

―――2024/10/16 08:26付 産経ニュースより

産経ニュースによるとウクライナの複数のメディアが15日、「宇軍情報当局筋の話」として、「ロシア軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備している」と報じたのだそうです。これについて産経はこう指摘しています。

事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある」。

あくまでも「事実であれば」、ですが、これはその通りでしょう。わざわざ外国人部隊を編成して配備するというのは、それだけ「人手が不足している」ということを意味しているからです。

世界最貧国である北朝鮮にすら依存するほどに余力がないのか、あるいは意外と実戦経験がないであろう北朝鮮の軍隊が戦線で役に立つのか、といった具合に、疑問が即座にいくつも浮かびますが、こうした点は脇に置きましょう。

じつは、北朝鮮とロシアの関係は以前からしばしば報じられており、たとえば北朝鮮製の砲弾と引き換えに、ロシアから(賞味期限切れの)小麦が北朝鮮に提供された、などとする話題もありました(『北朝鮮製砲弾で自爆?ロシアは賞味期限切れ小麦粉提供』等参照)。

「北朝鮮が」支援しているという事実が大事:新手の脱北も!

もちろん、こうした報道が事実なのかどうかについては留保が必要な部分もありますが、それと同時に、かりに事実だった場合は、「ロシアを支援する国が(中国ではなく)北朝鮮である」という点は、なかなかに示唆に富んでいる気がしてなりません。

これは北朝鮮がロシアによる違法な侵略戦争に加担している無法国家仲間である、という意味もありますが、それだけではありません。

このあたり、先日より指摘の通り、インド、中国といった「大国」が、西側諸国による対露経済制裁に参加していないことは事実ですが、それと同時に別にこれらの諸国がロシアを積極的に支援しているわけではない、という点にも注意は必要でしょう。

ちなみに余談ですが、産経の記事では、こんな記述もあります。

部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている」。

新手の「脱北」でしょうか?

北朝鮮の軍人・兵士たちにとっても、敵にやられたフリをして逃げ出すチャンスといえるのではないか、などと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    ウクライナとロシアの国境に痩せ細ったアジア人がいるのか…
    ロシアはだいぶ切羽詰まってるのでは?

  2. はにわファクトリー より:

    送り込まれた北朝鮮兵士は、ブリヤート人の身分証がロシアから与えられて詐称しているとの話があります。
    ロシアは地方少数民族に召集を掛けて戦場に送り込んでいる。ブリヤート人の外見はアジア系そのもので、見かけで朝鮮族とは区別できない。長い目で見るとブリヤート共和国の人口が置き換えられてしまう未来もあり得ると。
    隣国モンゴルは何か反応するでしょうか。

  3. 駅田 より:

    戦争において士気は非常に重要な要素です。
    自国を守るぞ!友を守るぞ!自国を脅かす敵と戦うぞ!こうした目的意識は重要です。

    果たして北朝鮮軍の兵士はそうした士気があるのでしょうか?
    よく知らない異郷の地で命を賭けて戦えるのでしょうか?
    敵の火砲をあぶり出すための人間レーダーのような仕事を喜んでするでしょうか?

    相当難しいことかと思うのですが、どうでしょう?

    1. 世相マンボウ_ より:

      たしかにそういう見方もあり、
      脱北の新ルートになるとの予測もあります。

      一方で、北朝鮮国内で
      事実を知らされず洗脳教育に染まり
      そのまま前線に送られる北朝鮮兵の
      戦意は高いだろうとの見方もあります。
      また、国内で食料も不足してる中
      戦場での食事のほうがいいと喜んで
      士気があがるのではという意見もあります。

      あの国の場合、
      志願ではなく選別でしょうから
      後者のような人を選んで送ることと推察します。

    2. sqsq より:

      「腹いっぱい飯が食える」
      これが戦意高揚につながるのではないか。
      北では兵士が農家を襲って食料を奪っていくという話を読んだことがある。

      1. クロワッサン より:

        >北では兵士が農家を襲って食料を奪っていくという話を読んだことがある。

        あとは正常脳…じゃなくて性上納ですね♪

  4. 世相マンボウ_ より:

    事実であれば・・・とのことですが
    現地情報収集している多くの海外のOSINTから
    ロシア領内に北朝鮮兵が居る情報があがっています。
    ロシアは表向き否定していますし、
    侵略国への参戦は国連決議で禁止されていますが
    そんなものそもそも気にする北朝鮮ではないでしょう(笑)

    北朝鮮指導部にとっては
    願ってもない外貨獲得と
    見返り獲得と最新の実戦経験獲得の
    一挙両得以上のチャンスでしょう。
    ロシアにとっても、
    若年層逃亡で兵員不足で、
    志願兵新兵平均年齢が50歳との情報もあり、
    これは英国からのロシア軍死亡兵士の年齢からも
    妥当とのことです。
    貧富の差が激しいロシアでは、
    入隊一時金190万円ほどを得るために
    60代(平均寿命考えると日本の70代後期相当か)
    の老人が杖つきながらの志願で
    それでも兵員不足を埋められていないのでしょう。
    前線からの交信傍受で、
    「装備を着けなくても歩くのがやっと。走るのは無理」
    との部隊からの悲痛なものもあるとのことです。

    もちろん、OSINTアカウントには
    ロシアウクライナ双方のプロパガンダも
    多数で取捨選択が必要ですが、なぜだか
    朝日新聞読んでるよりは
    正しい情勢取得できると感じています。

  5. 引きこもり中年 より:

    北朝鮮では、2日で140万が軍入隊したそうです。
    >https://www.afpbb.com/articles/-/3543829?cx_part=top_topstory&cx_position=3
    しかし、140万人も軍入隊したということは、140万人分の食事を用意しなければなりません。ウクライナの前線にいって、そこで食事をしろということでしょうか。
    蛇足ですが、(核戦争になるかは分かりませんが)いよいよ、第三次世界大戦でしょうか。

    1. 匿名 より:

      台湾周囲では中国が軍事演習、北朝鮮と韓国国境では道路爆破、きな臭いですね。

  6. アオキ より:

    >私たち日本人が先の大戦で経験した現象と類似するものが発生しているかどうかがポイントとなるでしょう。

    ロシアはすでにウ領土の25%、100兆ドルの資源を手に入れた。
    その気になればいつでも地上での戦闘行為を凍結できる。

    管理人様はこの事実を踏まえてみては?

    >ロシアは産油国・資源国であり、西側諸国の経済・金融制裁の「効き方」に即効性がないというのはその通りでしょう

    当初、西側の金融制裁で3ヵ月でロシアは破綻するとされていた。
    また同じく経済制裁で3ヵ月でロシアは物を作れなくなるとされていた。

    このサイトでも喜んで記事にしていませんでしたか?

    >わざわざ外国人部隊を編成して配備するというのは、それだけ「人手が不足している」ということを意味しているからです。

    クルスク大冒険では多くのNATO諸国の兵士がウの制服を着用して参戦している。
    またウの前線各地でやはりNATO兵の存在が無線傍受から確認されている。

    どうみてもウの方が「人手が不足している」のでは?

    >「ロシアを支援する国が(中国ではなく)北朝鮮である」という点は、なかなかに示唆に富んでいる気がしてなりません。

    中国はロシアに兵器、弾薬以外のすべての軍需品、民需品を提供している。
    特に新型兵器生産工場の技術支援をしているのは有名な話。

    また、人民解放軍の高級将校が観戦武官として駐屯している。
    実戦を見ながら戦略、戦術を研究している。

    https://x.com/BPartisans/status/1796881024950939829

    人民解放軍の参戦は約束されている。

    観測ではNATOとの開戦で中国が兵器・弾薬を提供。
    戦争が佳境に入ったら人民解放軍が参戦するとされているね。

    これは朝鮮戦争と同じ勝利の方程式。

    西側は東欧と中東の2正面作戦を継続できない。

    まもなくウは切り捨てられることになる。

    1. 匿名 より:

      >その気になればいつでも地上での戦闘行為を凍結できる。
      アメ公が「ウン!」と言うまでは凍結できないでしょw
      丁度長引かせるタイミングでATACMSロシア領内へ使用解禁が来るんじゃないの?
      投票前ハリスがいよいよヤバいとなったらアメ民主党はカンフル剤代わりにヤルでしょw
      しかも一人っ子軍隊の人民解放軍なんて台湾&日本(without米軍状況only)でなければ使い物にならんし、結果的にウクライナは切り捨てられてもその時ロシアは資源を買い叩かれるだけの残念地域に落とし込まれているんじゃないのw
      プーチンへの蜘蛛の糸はトランプがフリーハンド圧勝再選くらいw

    2. 匿名 より:

      アキオ?アオキ?さんのコメントっていっつも情報ソースが政府とか国連とかの公式の発表じゃなくてツイッターとかどっかのブログばっかりだよね。

    3. sqsq より:

      >当初、西側の金融制裁で3ヵ月でロシアは破綻するとされていた。
      また同じく経済制裁で3ヵ月でロシアは物を作れなくなるとされていた。

      これは私も眉唾だと思っていた。

      日本は太平洋戦争中3年8か月持ちこたえた、しかも戦争前のABCD包囲網から。日本はロシアのように資源はないのに。

      1. 匿名 より:

        sqsaさん

        >当初、西側の金融制裁で3ヵ月でロシアは破綻するとされていた。

        それってこのブログに出てた話でしたっけ?それともあおきさんが勝手にそんな主張があったよって主張してるだけでしたっけ?

        1. sqsq より:

          投稿するとき1度ワードに書き込んでいるので検索すると『』の文章が見つかった。橋本という言葉があるのでこのサイトで橋本徹のコメントを引用していたのではないかと推測する。たぶんウクライナ侵攻直後だろう。

          『 経済制裁を過大評価しないほうがいいのではないか。
          外貨準備の凍結など戦争遂行能力や継戦意思に影響するのだろうか。
          日本はABCD包囲網の中4年近く戦争を続けた。ナチスドイツはもっと長く戦った。
          せっかく貯めたカネをケチって戦争に負ければ、そのカネも勝者に奪われる。
          その意味で橋本某の「降伏のすすめ」こそ平和ボケの極み。
          敗者は1か所に集められ、後ろ手に縛られ頭を撃ち抜かれる。バレたら「フェイクだ」で終わり。 』

    4. 匿名 より:

      >当初、西側の金融制裁で3ヵ月でロシアは破綻するとされていた。
      >また同じく経済制裁で3ヵ月でロシアは物を作れなくなるとされていた。
      >
      >このサイトでも喜んで記事にしていませんでしたか?

      そうか?
      寧ろこのブログ「北朝鮮ですら制裁に耐えてるから資源国のロシアの経済が直ちに破綻するとは考えられない」って主張してたぞ?

      「西側の金融制裁は強力だが逃げ道が残っている」
      https://shinjukuacc.com/20220301-01/

      「西側の制裁は西側自身の経済にも打撃がある」
      https://shinjukuacc.com/20220302-01/

      「クレジットカード使用停止は強力だが大打撃とまではいえない」
      https://shinjukuacc.com/20220303-01/

      「金融制裁は中露を接近させる」
      https://shinjukuacc.com/20220304-01/

      「資源に乏しい北朝鮮ですら(金融詐欺に手を染めつつ、中露などの支援を受けながら)何とか生き永らえているくらいなので、ロシアくらいの規模の国を、西側諸国の制裁「だけ」で経済破綻に追い込むことができるとは、あまり楽観的に考えるべきではなさそう」

      https://shinjukuacc.com/20220802-05/

      え?
      これの一体どこが「このサイトはロシアが3ヶ月で破綻すると述べていた」、なんだよ?言ってみろよ?

      あと、「3ヶ月でロシアが経済が破綻する」ってのは、このブログではあんたのコメントが初出だぜ。

      https://shinjukuacc.com/20240616-01/#comment-320117

      あんたの目は節穴か。

      1. 引っ掛かったオタク より:

        節穴ならば材と成る前は枝が伸び根変わり物化粧板として継ぎ接ぎの技も映えませうが…
        打ち捨てられつつあるエコーチェンバーにしか繋がっておられんご様子にて、かのヒトの見たと夢見し様のみ視ておられますのでせう…

      2. 匿名 より:

        自分の主張を相手の主張にすりかえてるのがバラされちゃったねぇ。
        根拠不明な主張ばっかで、普段どんな仕事をしているのか知らないけど、懲りない人ね。

    5. 匿名 より:

      50%当てる占い師より90%外す占い師の方が有益
      逆張りに次ぐ逆張り
      アオキたんの真逆が次々実現する現実
      そんなアオキたんが大好きだよ

    6. 匿名 より:

      どーでもいーけど、あんた、このブログに書き込みしてて大丈夫なの?多分このブログ、あんたのIPアドレス収集してるよ?独自ドメインサイトだからその気になればアクセスログも取得できるし何かあったらブログ主が当局に通報できるんじゃね?僕がブログ主なら絶対そうすると思う。ブログ主があんたを泳がせしてるだけでは?老婆心ながら。

    7. アオキ より:

      sqsq 氏

      >当初、西側の金融制裁で3ヵ月でロシアは破綻するとされていた。

      https://shinjukuacc.com/20220304-01/

      当初は金融制裁(SWIFT排除、中銀資産凍結)ですぐにデフォルトするとされていた。
      この記事内にあるロイターやWSJのような見解が主流を占めていた。
      これを金融電撃戦、金融大量破壊兵器などと称していた。

      このサイトではロシアデフォルトを愉快に記事にしていたね。

      >また同じく経済制裁で3ヵ月でロシアは物を作れなくなるとされていた。

      「このままではロシアは6月にはものを作れなくなる」(開戦は2月)
      これは他ならぬロシア中銀総裁の発言で、彼女は実際に辞表を提出している。

      このサイトでは特に航空機が作れなくなるとたびたび記事になっていた。

      だが現在でも航空機、戦闘機が製造され続けている。

      1. sqsq より:

        太平洋戦争中、日本はどこから資金を得ていたのか?
        ネットで調べると「臨時軍事費特別会計」というのが出てくる。
        要するに国内の資金で戦争やってたようだ。

        この特別会計、戦争の始まりから終わりまでを1会計期間と考えていて、毎年度の決算はしないとのこと。
        ロシアだっていくらかかるかわからない戦費を一般会計予算ではできないだろうから類似のことをやってそうだ。

    8. 世相マンボウ_ より:

      私は、平和を願う世界の人の合言葉は
      「くたばれプーチン」で揺るぎないと
      思っている人です。
      ただ、
      当事国とは遠く離れた日本の
      ここのコメント欄ですから
      アオキさんのようにロシア支持で頑張ったり
      また、ロシアの非道を羅列しても
      所詮プ-チン容疑者(72)がくたばるわけでないので
      アオキさんのような願望の表明もありだと
      鷹揚に考えています。

      たしかにこの日本では特定野党も
      無党派層に嫌われないよう
      表向きウクライナ支持をしてますが
      もともと、日本人の反米感情煽りたい傾向で
      支持者さんはゲリラ戦のようにロシア支持
      をしているのはネットで見て取れます。

      ただ、ウクライナロシアの現地では
      かけがえのない命が失われ続けているので
      愉快犯的に、国連憲章を踏みにじり
      独立国ウクライナに洗車とミサイルで攻め込んだ
      プーチン容疑者(72)の肩を持つような発言は
      ご自身のリアル社会での鬱憤を反映したものかと思いますが
      私はとても賛同はできません。

    9. アオキ より:

      sqsq 氏

      https://x.com/sputnik_jp/status/1846726692142014943

      普通に数字が出ています。

      ウ応援団はやたらと制裁にこだわっているようです。
      ただ現実はもう日ロの貿易は出来上がっている。

      欧州もロシアからLNGガスを大量に購入している。
      米国もロシアから原油、ウランを大量に購入している。

      これで普通に継戦が可能となります。

  7. 農民 より:

     戦時経済に苦戦といったネガティブな面を否定する要素は見当たりませんが、ポジティブな面としては、恩売りと、実戦経験を積めるというのは北朝鮮にとっては中々のメリットです。
     まぁこの場合の実戦経験というのは、兵士個人の経験ではなく、朝鮮人民軍という組織としての経験ですが。個人が生きて帰れなくても、指揮運用等システム組織として(や安全な上官が)学べればさほど問題はない。さほどというか、兵士1人の戦死で世論が動く西側先進国とは違ってほぼ問題が無い。なんなら名誉。
     実利的にも皮肉としても、両国両軍は実に相性が良いのだと思います。従前の砲弾提供にしても同様で、数は西側からウクライナへのものと比べてもかなりの量な上、別に不発でも暴発でも爆発でも構いやしませんし。

     無法というのは遵法者に対して結構なアドになります。しかし長期的に見たらどうだかな、というのが個人の感想です。

  8. 簿記3級 より:

    品質管理の点で言えば正しい現状の分析には工業簿記と統計学が不可欠で、両国がどんな会計制度を用いているか興味があります。

  9. 雪だんご より:

    北朝鮮から兵士まで提供されているのが本当だとしたら、いよいよロシアは
    追い込まれている感がしますね。モスクワの成人男子だけはなるべく徴兵したくないでしょうが、
    その為にわざわざ北朝鮮を頼るとは……

    とはいえ、西側は元々出来るだけ戦争を長引かせてロシアを衰弱させたい意図が見えますし、
    それを公言できる訳ではないから世論に押されてウクライナを支援しなくなる可能性もある。

    まだまだウクライナとロシアの泥沼戦争は続きそうですね。

    1. はにわファクトリー より:

      ロシアは新しい帰還不能点を超えてしまった。
      北朝鮮のおかげでロシアは持ちこたえている。
      そう歴史書に書かれて、ロシアの権威権勢は地に堕ちるのです。

      1. 引っ掛かったオタク より:

        まープーさんも自国内向けは「フェイクニュースだ」で押し通すだろけど…裏地見るオイラクの夢は高くついたネ
        電子部品は中共頼みだし5はまだ先行量産の域なし今更3.5やら4世代機量産(は無理か)出来たところでアプデイチロクのカモやろうしマクロン色気出して幻影出すアピしよるし、依存させるだけさせて資源狙いで中共の北進有るカモ?

  10. 夢破窓在 より:

    台風9号を覚えていますか?
    10号11号は強烈でした。
    9号は小さな台風で1直線に北朝鮮に向っていました。
    小さくても洪水後のかの国には厳しい話と期待していたところ、届く手前で熱低に、雲もバラけていました。アーア。
    ところが翌日の衛星画像を見ると、まとまった丸い雲が北を覆っていました。
    その後の報道は無し。
    140万人の若者が軍への入隊を希望しているとか?
    ウクライナに数千名を派遣とか?
    春窮ではなく秋窮。
    食料確保に奮闘していますね。

  11. どうこん より:

    18人が露軍から脱走!とか…
    例の法則発動する?

  12. 攻撃型原潜 より:

    プーチン氏は「ウクライナに加担する国は戦争当事国と見做しロシアの敵になる」とNATO諸国を恫喝していました。その裏返しでロシアに加担する北朝鮮も戦争当事国となる筈なのに、リスクを顧みずに欲に目が眩んだのでしょうか。兵器だけでなく将兵まで派遣するとはもはや同盟国としてロシアと共にウクライナと戦っている当事国になってしまいます。
    北朝鮮は「今まで経済制裁を食らっても生き延びてきたから、戦争当事国になろうがなるまいが変わりない」と考えているかもしれませんが、大きな違いは敵国ウクライナの友軍(今はいないけど)が北朝鮮本土を侵攻する大義名分が出来たことです。
    国連軍が北朝鮮に侵攻する可能性もなくはないけれど、突拍子もないことを言えば韓国がウクライナと新たに軍事同盟を結んで北朝鮮に侵攻する大義名分に利用できます。ロシアが明日にも負けそうになると火事場泥棒的にやるかもしれません。太平洋戦争末期に旧ソ連軍=ロシアも同じように北方領土を掠め取ってしまいました。
    韓国はアメリカの軛があるのでそこまでしないでしょうが、中国はロシアに取られた旧中国領(と思っている)を掠め取ろうと虎視眈々と狙っているでしょうから、ロシアは負けたら負けたで、相当な混乱を起こすように思います。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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