岸田内閣支持率「1割台」の衝撃
時事通信の調査で内閣支持率が17.1%と、自民党が2012年12月に政権復帰して以来の最低値を更新したそうです。さすがに「支持率10%台」のインパクトは強烈です。ただ、政党支持率に関していえば、自民党の支持率は他の主要野党を足したよりも多いというのも興味深いところです。
時事通信調査で支持率17%台
メディアによる政権に対する「波状攻撃」、でしょうか。
時事通信が14日に公表した世論調査によれば、岸田文雄内閣の支持率は17.1%と、自民党が2012年12月に政権に復帰して以来、「初めての1割台に落ち込んだ」ことが明らかになったのだそうです。
岸田内閣支持17%=時事世論調査
―――2023-12-14 15:18付 時事通信ニュースより
『「支持率過去最低で岸田内閣は危険水域突入」…本当?』でも紹介したとおり、先日公表された12月の産経・FNN合同調査に基づく支持率は22.5%と「過去最低」でしたが、今回の時事通信の結果は、それをさらに下回るものです。
さすがにインパクトは強烈
当ウェブサイトにて「定点観測」している支持率調査について、(メディアの重複はありますが)まとめておくと、こんな具合です(図表)。
図表 岸田文雄内閣の支持率(2023年11月・12月)
メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
共同通信(11/3~5) | 28.3%(▲4.0) | 56.7%(+4.2) |
産経・FNN(11/11~12) | 27.8%(▲7.8) | 68.8%(+9.2) |
時事通信(11/10~13) | 21.3%(▲5.0) | 53.3%(+7.0) |
読売新聞(11/17~19) | 24.0%(▲10.0) | 62.0%(+13.0) |
朝日新聞(11/18~19) | 25.0%(▲4.0) | 65.0%(+5.0) |
日経・テレ東(11/24~26) | 30.0%(▲3.0) | 62.0%(+3.0) |
産経・FNN(12/9~10) | 22.5%(▲5.3) | 71.9%(+3.1) |
時事通信(12/8~11) | 17.1%(▲4.2) | 58.2%(+4.9) |
(【出所】各社報道をもとに著者作成)
もともと、時事通信の調査は他メディアのものと比べて低く出る傾向にあるのですが(著者私見)、さすがに「内閣支持率20%割れ」は、6つの調査のなかでも、ここ10年あまり、目にしたことがありません。
しかも自民党に対する支持率も前月比0.8ポイント減って18.3%となり、「2ヵ月連続で2割を下回った」、などとしています。ということは、「青木率」(内閣支持率+政党支持率)は35.4%と、「危険水域」の50%を大きく下回っている、ということでもあります。
岸田文雄首相に対する不満のためか、それとも「政治とカネ」の問題で安倍派の4閣僚が辞任したことなどとも関わっているのか――。
いずれにせよ、時事通信の調査結果「だけ」を信頼するならば、まさに現在、この政権は末期的状況にあるようにも見えることは間違いありません。
政権交代の可能性は?
もっとも、ここまで内閣支持率が落ちているわりには、現時点において政権交代が生じるような状況にあるとも思えません。
時事通信によると、政党支持率は立憲民主党が4.4%(+1.7)、日本維新の会が3.2%(▲1.4)、公明党が2.8%(▲1.3)、日本共産党1.9%、れいわ新選組1.5%、国民民主党1.1%――など、主要政党を合算しても、政党支持率で自民党に及ばないからです。
- 自民…18.3%
- 公明…*2.8%
- 野党…12.8%(立民+維新+共産+れ新+国民+参政+社民)
- 無党派…62.5%
逆に、ここまで内閣支持率が低下しているなかで、「最大野党」である立憲民主党を自民党よりも魅力的な政党だと見ている人が少ない、ということでもあます。貴重な国会論戦の場をスキャンダル追及などで空転させてきた罪は、あまりに大きいといわざるを得ません。
解散で打開するしかない?
もっとも、短期的に支持率反転の手がかりが乏しいなか、岸田首相としても、今後の政権運営は悩ましいところでしょう。メディアが波状攻撃のように「支持率が下がった」、「支持率が下がった」などと相次いで政権危機を煽ってくるなかで、自民党内においても今後、レームダック化していく可能性もあるからです。
もし岸田首相がこうした難局を本気で打開しようと思うなら、やはり手っ取り早いのは、来年1月の「冒頭解散」ではないでしょうか。
政党支持率などから判断し、立民、維新などが大躍進して自民党が政権を失う、という可能性がそこまで高いようにも思えませんし、むしろ議席を減らすのは立民ではないか、という気もするのですが、はて、どうでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「あの頃の夢よ、もう一度・・・」
自民党支持率低下に伴い、各メディアは政権交代のプロパガンダを画策するかもしれません。
SNSが発達したとはいえ、安易に政権批判だけを繰り返していいのか、見極めも必要かもしれないです。
岸田氏に総裁を辞任して欲しいだけで自民党の下野は望まない。こう思う人が多いのは事実でしょうね
DEEPBLUE さま
私は、岸田政権に愛想をつかしておりましたので、自民党内の政権交代に期待して、来るべき総選挙では、原則維新、与党が過半数を割りそうなら自民に投票しようと、考えておりました。
ただ安倍派のパーティー券疑惑は深刻です(因みに私はバリバリの安倍元首相ファンでした)。「長年の慣習だから」と内心疑いながらも派閥の指示に従い、違法行為を繰り返す議員たち。真摯な反省もなく、緘口令をひく派閥幹部たち。これが権力の驕りでなくて、何なんだろう。彼らが本当に有意な再発防止策を講じられるとは到底思えません。
さりとて、現状の立憲はいわずもがなですが、維新とて政権を担当できる能力があるようには、到底思えません。
悩みは誠に深い。
ウクライナ・イスラエルが終決しつつあり、為替が140円に近付いてきました。
日本の政局も変化と再編してほしいですね。でないと今は増税・減税・物価高・低賃金。
オールドメディアやならず者特定野党が
ここぞとばかり総攻撃の政治資金問題ですが
たしかに
脇が甘く正さなければいけなかったとは思いますが、
ニュースでおどろどろしい声のナレーションで
印象操作してるほどなのかというと
お金については特定野党のほうが
もっと汚いのに・・という印象です。
まあ、
もはや恣意的数字(笑)と思われてる
韓流汚染オールドメディアの意識調査で
あそこまで半島とウッシッシまでした
岸田なのにこの低い数字はちょっと不思議です。、
ただ、
「もっと半島ウッシッシしないと叩き出すぞ(?)」
のプレッシャーか、あるいは、
「岸田の出番は済んだ。ここで一気にもっと
韓流汚染政権樹立の時!」と
狙っているからなのかなあとも想像します。(^^)
なんせ、
お金に怪しいことでは定評のある
どす黒い半島系献金を震災で誤魔化した
菅直人先生を最高顧問にいただく
韓流政党立憲民主党がいきり立っているのが
ああ やっぱりなあ と感じます。
>もし岸田首相がこうした難局を本気で打開しようと思うなら、やはり手っ取り早いのは、来年1月の「冒頭解散」ではないでしょうか。
岸田文雄がそう腹を括れるなら、G7後に解散かましてそうですけどね。
なんというか、何事もやろうと思えばやる理由が、辞めとこうと思えば辞めとく理由があるものです。
なので、理由なんてなんとでも“つくれる”んですよね。
とにかく減税詐欺の吝嗇田をさっさとお払い箱にしないと
尿瓶党にお灸を据えようと考える有権者が増えるばかりだろう
ドヤ顔で「信頼回復」連呼する度に(仕組まれた物であるにせよ?)
不祥事があとからあとから降り注いでくるありさま
とは言え、お灸の受け皿が立件民愚になるのだけは勘弁願いたい
左派リベラルの隠れ蓑と化した混迷党とは縁を切り
健全な保守に尿瓶党の補完勢力となってもらい
立て直しを図ることを期待したい
退任後の吝嗇田氏には広島の街でイヌのフンを拾って歩くボランティアをお勧めする
今より余程社会への貢献ができる
>尿瓶党
投稿者の品性を疑う品性下劣な当て字ですね。
反岸田って所詮その程度のものなのですか。
こういう時のための受け皿として維新があったと思うのですが、万博やロシア大好きの某議員への対処のせいか保守層からの支持を今ひとつ集められていない感がありますね。
次の投票先が悩ましい…
当時無知なままテレビに踊らされた人間としては、2009年の状況によく似ていると思います。
ただしあの時とは異なり野党に力がないこと、情報拡散がネット中心になったことであの時をもう一度とはならないと思いたいですが、投票せずにいるとまさかのどんでん返しも有り得そうです。
若い方にはきちんと選挙に行っていただきたい。私みたいな愚かな投票はしないことを願っています。
支持率が低下しても結局、自民党が安泰という結果になるのでは、次期衆議院選挙。日本の貸借対照表の借方に利権のポートフォリオが組まれているわけですが、これの組み替えが、必要だという感じにならないと、選挙も盛り上がらないのかもしれません。今は、財務省が増税を求めていますが、流石に増税は難しいとなり、利権ポートフォリオに手を付けるとなると面白いかもしれません。
ぼつぼつ自民党議員から逮捕者が出る。(net経由)
自民党議員は、もっと正々堂々と政治をやらないと終わりです。
はっきり言って、岸田文雄に逮捕状を送ってほしい。
岸田氏は此処で「政治資金の管理については全面的にDXを進めます」とか打ち上げてトレーサビリティ完璧なデジタル化すればザイム真理党を敵に回すこともなく「政治資金改革」を進めた総理として記憶に残るのに。
消費税インボイスやれるんだから頭数の知れてる政治家どもの資金出納を有権者誰でもが簡単に閲覧して入りも出も突き合わせできるシステム構築なんて余裕でしょう。
旧文通費もデジタル管理でインボイス番号か法人番号かマイナンバーでも明記した領収書と引き換えで支給する形に改めればよいし。
“後から手書き訂正で済む「報告書」を相互紐づけ無しのPDFで公開”とかアリバイ造り以上でも以下でもない「やってます」方式では早々に有権者にそっぽ向かれっぱなしになることでしょう。
自民党はじめ既存政治屋全般には嫌われて終わるだろうけども。
日本国民には、今まで目先の政局に惑わされて、まともな野党の育成を怠ってきたツケが回って来たという事でしょう。ツケは払わないといけません。
政権交代可能な政党の育成は、少なくとも10年くらいは必要では無いかと思います。
自民党が分裂して、維新と合併すればもう少し時間を短縮できるかもしれません。それはそれで、色々課題もありますが。
少なくとも当面は、アメリカの言いなり、財務省始め公務員の言いなり、増税を始めとする大きな政府路線による経済成長無き負担増なそ、政治風土を変えることが出来なかったツケを払う事になると思います。
低所得者や真っ当な保守層は当面救われないように思います。
>やはり手っ取り早いのは、来年1月の「冒頭解散」ではないでしょうか。
キシダさん、歴代首相の在任期間ランキング、現在800日ほどで第11位!
第10位は818日の海部俊樹さん、キシダさん、いよいよトップ10ですよ!
歴史に名を残す??総理大臣に近づきました!あとは解散するだけだけですね。
海部さん「重大な決意で臨む」と解散を決意したけど、竹下派の反対であえなく辞職
最大派閥の安倍派は、財務省の攻撃で身動き取れず、解散反対はできないでしょう。
岸田政権誕生の日経平均は、27,528円で今日の終値は32,686円
失業率も10月は2.5%、不景気でもない。解散に問題はない(過半数割れる程度)
さあさあ、持っているキシダさん(財務省がキシダを持っている?)
行け!行け!一月解散だ!!
何回も書いてますが、でも書きます。
前回の総選挙ではすべての大手メディアは予測を外しました。
「野党圧勝」
と匂わせる偏った報道を続けて投票日の20時を過ぎてからの解禁速報では、お祭り騒ぎで
「野党圧勝」
を日付が変わるまで連呼し続けましたが、翌朝に確定してみたら自民党の絶対安定多数。
その総括や反省や再発防止なんか耳にしたことないです。
そんな人たちの「世論調査」「支持率」は、まじめに考察材料にできませんわ。
天気予報や株価予想などと同様に、
「まず調査が行き渡ってること」
「ついで予測が性格なこと」
どんな感想や願望を付け加えても構いませんが、ここをおさえられてなければクズ情報です。
ミッドウェイから後の大本営は、マヌケというよりまず正確な情報が上がってなかったようです。
レイテでも、勝った勝ったと報告が来るのを鵜呑み。
大手メディアも野党も同じ状況ちゃうのかな。
自民党も程度の差こそあれ同じですが、ここが腐ってるのは70年間変わらず。(笑)
この間ラジオを聞いていたら面白いことを言ってました
次期総理の候補の順位
1位:石破茂
2位:小泉進次郎
3位:河野太郎
4位:高市早苗 等
となっているのが多くなぜ石破さんがそんなに人気あるのかと思っていましたが、多分アンケートで名前があいうえお順になっていて1.2.3は上から順に〇を付ける人が多いと聞いて納得しました。
安倍さんはそれでも強いということですね
誰になっても消費税減税はやりそうもないですね
どういうカラクリなのだろうと、いつも気になってるんですよね。
>多分アンケートで名前があいうえお順になっていて
面白い仮説だと思いました。
それに加えて、選択肢が3人しかなく、あとはその他記入欄なんてのもあるかもと思いつきました。
ただ、時事通信は対面の面接調査だそうですね。その場合はこうでしょうか。
「次期総理候補と言えばこれまで石破、小泉、河野氏の名前が上位に挙がっていますが、あなたは次期総理候補は誰だと思いますか?」
『世界は激動の時代に突入している』
『恐らく、今まで通りには行かなくなる』
『来るべきその時に備えて欲しい』
有権者は肌感覚でそれらを感じている。
ゴタゴタしてると外因に付け込まれるかもしれないし、安易な政権交代は民主時代で懲りた。
だからこそ政権を崩したくないけど、岸田さんでは心もとない。
その結果の内閣、政権の支持率でしょう。
世界を見てもナショナリズムが台頭しつつあります。
全振りすると排他的な思想に陥ってしまうのでネガティブなイメージが植え付けられているけれど、自国を第一と考える事は何も間違っていない。
恐らくは国内でもそういう感覚になりつつある。
とはいえ、自民党は過去の囚われで身動きが出来ない。
それを時代に合わせて覆せば良いのだけれど、それも出来ない。
何故なら、自民党が選挙に負けるかもしれないから。
それでも日本の為に動いているのが見えるのなら納得するが、正直自民党と中央官庁の為にしか動いていないようにしか見えない。