ロシアのエージェントに日露間のパイプ役を担わせることなどできません。このあたりを勘違いすべきではないでしょう。複数メディアの報道によれば日本維新の会は来週の党紀委員会で鈴木宗男氏を除名処分とする方針を、週明けにも下すようです。あとは２年後の参院選で鈴木氏がどうなるかにも注目する価値がありそうです。
維新が鈴木氏を除名へ＝報道
当然の決定というべきか、それとも遅きに失したというべきか――。
いくつかのメディアによると、党に無断でロシアを訪問した鈴木宗男・参議院議員を巡り、所属する日本維新の会の党紀委員会は「除名処分」とする決定を、週明けにも下すのだそうです。
＜独自＞鈴木宗男氏は「除名」 維新の党紀委が結論
―――2023/10/06 14:58付 産経ニュースより
党へ届けずロシアを訪問 日本維新の会・鈴木宗男参議院議員への処分 馬場代表、週明けに最終決定へ
―――2023/10/06 14:57付 Yahoo!ニュースより【日テレNEWS配信】
現時点では最終決定ではないようですので、これらの報道を「確定した事実」と扱うのは少し早いかもしれませんが、複数メディアが報じている時点で確度はそれなりに高いといえるでしょう。
問題言動が多かった鈴木氏
もっとも、鈴木氏の言動は、以前からかなり問題がありました。ロシア側が主張する「特別軍事作戦」などの用語を使い、今回のウクライナ戦争を巡っても、「ロシアはウクライナに屈することはない」など、まるでロシアの代理人のような発言をしていたという事実もあります。
その意味で、鈴木氏の今回のような問題行動は、十分に予想できたものでもあります。日本維新の会は、もっと早い段階で、鈴木氏を除名処分にしているべきではなかったのでしょうか。
ロシアとのパイプ役？まさか！
なお、鈴木氏の訪露を巡っては、擁護する人もいます。
元・航空幕僚の田母神俊雄氏は「日本はロシアを完全に敵にしてしまい、中露の挟み撃ちにされる状況になってきた」としつつ、「ロシアとのチャンネルも必要だ」と指摘。その意味で、日本政府も「鈴木議員をうまく活用した方が良い」、などと述べているのです。
正直、詭弁でしょう。
もちろん、ロシアが日本から地理的に近く、中国、ロシアの二正面作戦を展開することは難しいため、「中露挟み撃ち」リスクを避けなければならないという点はそのとおりであり、百歩譲って「日本がロシアと独自のパイプを持っておくべきだ」という主張は、成り立たないではありません。
しかし、もしそうだとしても、事実上のロシアの代理人と化してしまった鈴木氏に、「日露のパイプ役」を担う資格はありません。
この点、上川陽子外相も鈴木氏の訪露について、「現時点で（鈴木氏から）ロシア訪問の詳細について説明を受ける予定はない」と述べたそうです。
鈴木宗男氏から「訪露の説明受ける予定ない」 上川外相
―――2023/10/6 12:16付 産経ニュースより
ある意味では当然の判断でしょう。
いずれにせよ、今回の鈴木氏の訪露騒動は、維新が鈴木氏を除名処分にしてお終い、というわけでもありません。というのも、今後は有権者の見識が問われることになるからです。
鈴木氏は2019年の参院選の比例代表で当選した人物ですので、参議院議員としての任期はあと２年です。２年後に再選されるか、落選するかは、注目に値するところです（あるいは2025年に77歳となっている鈴木氏がそのまま引退するという可能性もありますが…）。
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1 2 3 次へ »パイプ役というが、パイプとは、両側がしっかりと固定されていて、両方に情報なり何なり内容が流れなければならないです。
つまり、両側に固定された土台(信頼)が無ければ、単なるそこら辺りに転がっている中身のない空洞管に過ぎません。
こんな浮き草のような御仁が、パイプ役だなんて？
返信失礼します。
＞さより様
反対勢力や敵国とも話し合い、国益（自国の生存と発展）を追求するのが政治家ですが、ただ敵に屈服したり懐柔されてる輩では話にならないですね。親子共議員辞職に追い込めればいいのですが。
田母神って昔選挙の際に杜撰な金の扱いで逮捕されてたから、本人も周りもロクでもないと認識してましたが、相変わらずの様子。
この人が参議院懲罰委員長だなんて。
御自分で厳重な懲罰を課すべきでしょう。
今回の訪露については参院事務局には遅滞無く事前に届けとるそーでっから、ムネオ氏に規則上適用しうる懲罰ネタに欠いとるンやナイでっかな？
もう娘も議員しよるし、オッサンもう次は出らんと地域政党の顧問やらで隠居逃げ切りする気ちゃうけ？？
知らんけど
おはようございます。
偏見ですが、早口の人は何となく信用出来ないのです。
参議院法務委員会で東京新聞の望月記者を叱りつけた時は少し見直したのですが、やっぱり信じた当方がバカでした。
選挙前ってのもあるのでしょうけど、ひとまず原理原則が守られてよかったと思います。
維新を全面的に支持するわけではないですが、少なくとも、立憲民主党に変わって野党第一党になってほしいと思っていたので、その芽が残ったように思います。
ロシアと対話できる人間自体は居ても良いだろう。
だがその人間が信頼性に欠けているのではどうしようもない。
鈴木宗男議員がきちんとロシアを批判し、ウクライナ側に立っていた上で
「それでもロシアとの対話は必要だ」と主張していたら世論の反応はだいぶ違っただろうに。
いやぁ、ちゃんとやらかしてくれたようでよかったです。維新も心置きなく切れますね(笑)。ウクライナ大使からの非難も来ましたし、今後西側メディアからもフルボッコにされるでしょう。この汚点を払拭するために岸田政権は「より踏み込んだウクライナ支援」を決定する可能性があります。期待です。
それにしても右翼の急先鋒であるはずの田母神氏が宗男擁護とは。確か侵略開始時においてもロシアを擁護するような発言そしていた記憶があります。かつては社会主義国家、左翼国家と呼ばれたロシアですが、今の体制はむしろ右翼国家なので共鳴するところがあるのでしょう。また同じことは中国にも言えるので、今後親中派・親ロシア派として「脱米従属」を主張する者が現れるんじゃないかと予想します。
鈴木宗男氏本人は、無所属で次の選挙に当選する自信がある。または他の党に移籍できる自信があるのではないでしょうか。もちろん、本当に当選できるのか、または他の党に移籍できるのかは別の話です。（もしかしたら、某テレビ番組のコメンテーターになる気かもしれません）
毎度、ばかばかしいお話を。
朝日新聞社説：「話し合いで全て解決しろ。だから鈴木宗男議員を除名するのは間違っている」
ありそうだな。
赤旗社説なら、さらに笑えるかも
「日本は露を完全に敵にしてしまい」とありますが、彼の国が敵でなかった事なんてあるのでしょうか？
私が知る限りロシアは歴史上一貫して我が国にとって百害ありて一利なしの敵性国家だったようにように思うのですが・・・
正式に除名処分が発表されなくては、信用はできない。北海道民がこの人に一票いれず売国議員を駆逐しなければ安心はできない。娘の鈴木貴子も落選させねば油断大敵だ。みんなで鈴木親子を追放しよう。
鈴木宗男と同じ北海道足寄町出身で、ずっと鈴木宗男を応援してきた歌手の松山千春はどう思ってるんだろう･･･と思ってググってみた。
鈴木宗男氏パーティーで松山千春アカペラ熱唱 ｢プーチンと殴り合いはないだろうけど頑張って｣ - 社会 : 日刊スポーツ 2023年9月29日
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202309290001312.html
元々は、こういう人だったんですけどねぇ･･･。
松山千春 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%8D%83%E6%98%A5
＞自由民主党北海道連青年部名誉会長を長らく務めたとされる。
＞2022年の参議院議員選挙では～長野県入りし、立憲民主党現職の杉尾秀哉を名指しして、｢とても出来のいい方だが、票がほしいばかりに共産党と一緒に選挙戦をやっている。長野を、中国や北朝鮮、ロシアのような国にしたいんですか。そんな人間を長野から送り出していいのか｣ と演説した。
宗男を除名したくらいで維新を信用してはいけない
そうだ、そうだ！そう思う。
丸山穂高の件もありましたしね。
丸山の処分だけならまだしも、すぐさま血相変えてロシア大使館に謝罪に出向くとかやらかしてしまいましたからね。
絶賛国際法違反中のため今は大っぴらにロシアを擁護できないだけで、根っこは中露に媚びているのがバレバレなので。
どんな時も、長い目でみるのも支持者の役目ですよ。