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衆院解散見送りで高まった岸田政権「短命化」のリスク

理念だけで政治はできないが…「保守新党」に期待して良いのか

岸田首相が解散総選挙を見送ったことは、結果的に岸田政権を短命に終わらせる結果となるかもしれません。なぜなら解散見送りで、岩盤保守層からは評判の悪い「LGBT法」が、参院で可決成立してしまったからです。これによる自民党の得票数への影響は読めませんが、ポジティブな効果をもたらすことは考え辛いところです。ただ、こうしたなかで、やはり一部で出てきているのが「保守新党」への期待ですが、正直、理念と能力を兼ね備えていない人物が政界に打って出ても、保守層を割るというマイナス効果が大きく出るのが関の山です。

岸田首相の「判断ミス」だったのか?

結局、16日に衆議院の解散総選挙は見送られました。

岸田首相にとって、この判断が正しかったのかどうかは、現時点ではわかりません。

ただ、『「解散先送り」なら岸田政権が来年9月に終わる可能性』でも指摘したとおり、岸田首相がもし2024年9月の自民党総裁選で勝利したいと考えているのならば、できればそれ以前に解散総選挙を行うべきですし、もし解散総選挙をするのなら、自民党をそこそこの勝利に導かなければなりません。

立憲民主党「最大野党利権」喪失時期も早まった…かも?岸田首相が解散総選挙見送りなら、岸田政権が来年9月に終わる可能性が出てきます。「最大野党」の地位を狙っているとされる日本維新の会に、十分な選挙準備期間を与えてしまうからです。主要メディアは岸田首相が15日の会見で、今国会での解散を行わない方針を示したとされていますが、来年9月の自民党総裁選を念頭に置くと、その意思決定が岸田首相にとって正しかったのかどうかは微妙でしょう。また、今回の解散先送りで結果的に立憲民主党も「泣く」ことになるかもしれません...
「解散先送り」なら岸田政権が来年9月に終わる可能性 - 新宿会計士の政治経済評論

また、「数字」で見る限りは、自民党にとってはこのタイミングで解散総選挙に踏み切るのは、決して悪い選択ではありませんでした。最大野党となる候補である日本維新の会が、小選挙区での候補者擁立に間に合っていなかったからです。

とくに「維新旋風」が吹けば、『選挙でカギを握る自民・立民「99人のボーダー議員」』でも紹介したとおり、立憲民主党の「ボーダー議員」が続々落選する一方、日本維新の会の候補者がまだ有権者に浸透していなければ、自民党にも「維新タナボタ効果」がもたらされたはずです。

それに、もし昨日、参院本会議が開かれるよりも前のタイミングで岸田首相が衆院を解散していれば、伝統的な自民党支持者らを中心に反発が強かった、いわゆる「LGBT法案」についても、自動で廃案になっていたはずです。

しかし、岸田首相が衆院解散をしなかったがために、LGBT法案は参議院で可決成立してしまいました。これで少なくない保守層が岸田首相を見限った可能性があります。

内閣改造で高市早苗氏や河野太郎氏らは?

こうしたなか、これから来年の自民党総裁選までの間の焦点は、内閣改造と衆院解散の前後関係ではないでしょうか。

岸田首相にとっては(タイミングを逸した感はあるものの)今秋あたりに解散するという選択肢は残されていますし、また、場合によっては夏にも内閣改造・党役員人事が行われるかもしれません。

ここで高市早苗氏や河野太郎氏あたりが閣僚からも党三役などからも外れれば、来年9月の総裁選に出馬するというサインでもありますし、もしその人事発令後に解散総選挙が行われ、自民党が過半数を維持したにしても議席を減らしたとすれば、党内で「岸田おろし」の動きも出てくる可能性があります。

自民党を支持してきた「岩盤保守層」から人気が高い高市早苗氏あたりが総理に就任するようなことがあれば、また、情勢は変わるかもしれません(ただし、高市氏が「岩盤保守層」の期待するほどの政治家かどうかは別問題ですが)。

その意味では、後から振り返って、ここで解散総選挙を見送ったことが、岸田政権があと1年の短命政権となる決定的なきっかけだったと位置付けられる可能性もありそうです。

「女性議連」結成も…LGBT法案を可決しなければ済んだ話

ちなみにこのLGBT法案についても、自民党の原案から日本維新の会、国民民主党などとの協議を経て、かなり骨抜きにされた、などとする指摘もあるため、LGBT法案で日本がおしまいになるとまでいえるのかどうかは微妙です。

ただ、それと同時にこのLGBT法案を巡って、こんな話題も取り上げておきたいと思います。

<独自>トイレ、浴場…女性の専用スペース確保へ 自民保守派が議連創設

―――2023/6/16 10:56付 産経ニュースより

産経は「独自」と銘打って、自民党の有志議員がトイレ、浴場などの「女性専用スペース」を確保するための法整備に向け、議連を立ち上げることが15日に判明した、などと報じました。発起人は西村康稔経産相、世耕弘成参院幹事長、橋本聖子参議院議員ら50人超だそうです(ちなみにこの3人は、全員、安倍派です)。

産経によると「理解増進法案」(LGBT法)を巡っては、「トランスジェンダー女性による助成スペース利用の道を開きかねないとの懸念」が「保守派を中心に高まっている」、などとしているのですが、正直、呆れて開いた口が塞がりません。

「あなたたち自民党がLGBT法案などを通さなければ、そもそもそんな懸念など生じなかったはずだ」、と言いたくなる人も多いでしょう。正直、自民党という組織のバカさ加減には、改めて驚いてしまいます。

LGBT法を巡っては、結局のところ、自民党所属議員の多くが賛成しています。

衆議院では高鳥修一衆院議員が「腹痛のため」、採決の時間にトイレに籠っていたほか、杉田水脈衆院議員が「体調不良」を理由に本会議を欠席したそうであり、参議院では青山繁晴、和田政宗、山東昭子の3氏が採決時に退席しています。

しかし、逆にそれら以外のほとんどの議員は法案に賛成したわけですから、意味がわかりません。「LGBT法に対する女性たちの恐怖と不安を緩和する」ことを目的とした「女性専用スペースを確保するための議連」などを作るくらいならば、最初から法案に反対すべきだったのではないでしょうか。

「保守新党」に期待して良いのか?それとも…

いずれにせよ、LGBT法を通したのが自民党であることは間違いありません。一部の影響力のある保守論客はツイッターやインターネット番組などで、「私はもう自民党支持者を辞めた」、などと公言しているようですが、これも「岸田自民党」が招いた事態なのです。

もっとも、こうした事態を受け、一部の自称保守論客の間では、独自新党を作ろうとする動きもみられるようです。

これについては「岩盤保守層」から見て、「自民党寄りも右」という政党が出現するという意味では歓迎すべきかもしれませんが、その反面、泡沫政党が乱立し、保守票が分裂することは、結果的に岩盤保守層にとっては「望まぬ結果」をもたらす可能性が濃厚です。

そもそも当ウェブサイトでは『「少数野党」に投票することが決して無意味でない理由』でも詳しく述べたとおり、投票する政党によっては、少数野党であっても必ずしも無意味ではないこともあります。

あなたがもし、「少数野党」を支持していたとします。選挙でそのような政党に貴重な1票を投じたとしても、その政党はしょせん「少数野党」なので、「その政党が掲げる政策が実現することはあり得ない」、「したがって、選挙では棄権する」。もしあなたがそんなことを考えているのだとしたら、そうした考え方は、即刻改めてください。政界は一寸先が闇です。与党が過半数割れを発生させるなどした場合、あなたが少数野党に投じた票は、結果的に無駄にならないどころか、わが国の政治を変えていく原動力となるかもしれません。解散総選...
「少数野党」に投票することが決して無意味でない理由 - 新宿会計士の政治経済評論

しかし、『【泡沫政党】選挙が近づくと浮上する「保守新党」構想』でも述べたとおり、「政治家としての実力がない人物」がいくら理念だけで新党を作ったとしても、保守票を割る以上の意味はありません。

ツイッター上で先日、とある自称保守論客が自民党に代わって新党を作る、などと発言したことが話題となっていたようです。ただ、非常に残念ですが、その場の勢いで新党を作ったところで、「右のれいわ新選組」ができてしまうのが関の山となる可能性は濃厚です。政治家にはインテリジェンス(知性)とプリンシプル(行動原理)の双方が求められるからです。それに、政治家は「自身の主張を実現できたかどうか」という「結果論」で評価されます。極端な話、有力保守政治家は泡沫保守政党を作るよりも、自民党内部で力を持つ方が早いので...
【泡沫政党】選挙が近づくと浮上する「保守新党」構想 - 新宿会計士の政治経済評論

理念だけで新党を作っても意味がない

ではなぜ、「泡沫保守新党に意味はない」と断言できるのでしょうか?

それは、「理念だけで新党を作っても意味がない」からです。

これについて考察するうえで、カギとなるのは、「政治家としての資質」です。当たり前の話ですが、政治家になるためには、少なくとも理念(プリンシプル)と能力(インテリジェンス)の2つの資質が必要です。

ここで、「理念」とは、その政治家が何を大切にしているかという基本的な考え方です。憲法ひとつとってみても、「私は憲法改正を成し遂げる」、でも構いませんし、「私は憲法を守り切る」、でも構わないのですが、その自身の理念に従って行動する終始一貫性が大事です。

昔の社会党の場合だと、それまでは「自衛隊は違憲だ」、などと主張しておきながら、いざ村山富市委員長(当時)が首相になった途端、1994年7月の所信表明演説で従来の立場をあっけなく転換し、「自衛隊は合憲だ」と言い出したという事例があります。

社会党が多くの国民にとって「信頼できない政党である」と見られた大きな理由は、やはりこの「あっけなく政策を転換する」という節操のなさではないでしょうか。

ゆえに、その政治家や政党には「譲れない原理原則」、「理念」を掲げ、それをしっかりと実践することは、有権者からの信頼を勝ち取る第一歩なのです。

ただ、それと同時に、いかに素晴らしい理念をお持ちだったとしても、それを実現するためには「能力」が必要です。

ここで「能力」とは、英語力であったり、法律・経済・産業・金融・会計といったさまざまな専門知識であったり、ITスキルであったり、あるいはもっと地味なドブ板的な利害調整能力であったり、とさまざまですが、要するに「政治家としての基礎体力」のようなものです。

たとえば独自に外交を進めていきたいと思うのならば、現実問題、最低限の英語力は必要ですし、iPhoneなどをお持ちであれば、外国の政治家(国会議員など)と直接チャットでやり取りをするなど、それなりのスキルが求められます。

また、一般論ですが、いったん成立した法案を廃止するのは非常に困難ですし、法案を改正する場合も、最低限、法律の読み方や法律案の書き方を知っていなければなりません。野党議員に官僚が手取り足取り教えてくれることは期待できないからです。

さらに、保守層が求める経済政策を実現するためにも、最低限、自然失業率や税収弾性値、フィリップス曲線などの考え方は知っておくべきでしょうし、可能ならば複式簿記の考え方に基づく資産・負債バランスなどについても理解すべきでしょう。

このあたり、「新しい資本主義は株主資本主義からの脱却」などと騙るどこかの国の首相の場合は、そもそも会社法制とリスクマネーの議論をまったく理解していない可能性が濃厚ですが、くれぐれもそんな恥ずかしいことにはならないでほしいものです。

いずれにせよ、安倍晋三総理ほど卓越した理念(プリンシプル)と能力(インテリジェンス)の双方を兼ね備えていた人物は滅多にいません。その安倍総理がひとりの狂人に暗殺されてから、もうすぐ1年が経過します。たった1年で、自民党がここまでガタガタになるというのも驚きです。

結局のところ、個別の政治家の資質を見極めるのは、私たち日本国民の役割なのです。

これが決して簡単ではないというのは悩ましいところですが、それでもやるしかありません。この国において最も賢くならなければならないのは、私たち日本国民を置いて他にないのだ、と申し上げておきたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (48)

  • こんな週刊誌風軽薄見出しを連想しました。

    「裸の王様直行コース確定か
     解散権という権勢を振りかざしてみせた首相に常在逆風
     芦原に広まるひそひそ声(ろばろばろば」

  • 今回の解散風は岸田氏本人が言い出したことから始まると、複数の関係者の証言をみかけました。結局は最後は自分で口にしたことを引っ込めて、「逃げ」ました。
    今後タイミングがくるたびに、「解散するのか?逃げるのか?今度も逃げそうだな」と勘ぐられるわけです。弱みを見せた自覚はあるんでしょうかね。
    気は早いんですが、死に体移行を連想してしまい、私の脳内はもう岸田氏の回想モードです。(笑)

    >ここで「能力」とは、・・・要するに「政治家としての基礎体力」のようなものです。

    岸田氏の得意分野って何なんでしょうね。(棒)
    岸田氏の人となりを観察するようになったのは総裁選に立候補した頃からでした。
    その頃から彼に抱いていた数々の不安は見事に現実化していきました。もう遅い。

    思えば「レーダー照射事件を韓国が解決しないと、GSOMIAへの復帰もあり得ない」発言は、日韓関係巻き戻しのための、岸田氏による保守派議員へのまさに「ガス抜き」だったというわけですね。

  • 「反対すればよかったじゃないか」と言うのは自民党の意思決定の仕組みを掘り下げていない故の的外れな指摘だと思います。

    正確には、反対する場を奪われて党議拘束をかけられた、と言うのが正しい。
    有村氏は15分間の質疑を最大限に使って、LGBT法案の危険性が低くなる様な答弁を引き出しましたが、採決では賛成しました。
    コレは有村氏がLGBT法案に心から賛意があったことを示すと思われますか?いいえ。心の中では反対であったと推測できます。
    では何故賛成したか?それは党議拘束がかかっていたからです。

    あなたがココで突っ込むのなら、本来の自民党内部手続を無視して強引に党議拘束まで持ち込んだ手法とやった人々を非難すべきです。

    女性のための議連は、LGBT法を止められなかった人たちの良心的行動であり、それは議会制民主主義で可能なよりベターな対応策でもあります。

    むしろ、現実を知って行動できる分、今回の騒動で私の自民党への信頼は増しました。(岸田周辺は除く)

    あなたの「理念だけで新党を作るべきではない」と言う主張も現実との折り合いを鑑みた主張だと思いますし、そこは私も賛同します。
    今回の事態を受けて、可能ならば次の総選挙では自民党政権を維持しつつ、宏池会を全て落選させたいし公明党を減らしたいと思いました。

    • 自民党議員の工作乙。
      議員本人かな?議員秘書かな?
      何わけわからん言い訳してもお前ら自民党議員がクソ法に賛成した事実は動かないぞ。

      百田尚樹新党は信頼できないけど自民党はもっとクソ

    • さて、以下の中で、「国民から政治を付託された国会議員として職務の遂行」の見地で順位をつけるならばどうなるのでしょうか?

      1.LGBT法案につき採決に反対、思想信条的にも反対
      2.LGBT法案につき採決に賛成、思想信条的には反対
      3.LGBT法案につき採決に賛成、思想信条的にも賛成
      4.LGBT法案につき採決に反対、思想信条的には賛成

      私は、1,3>2,4、と考えます。
      特に2については、力ある政権政党の議員の行為なので、保身としか考えられず、最低だと思います。何ら力のない野党の行為とは重みが違います。

    • 民主主義の政党政治においては選挙が最も正当的な国民の意思表明手段なのだが、政党の主張がとても複雑、あるいは怪奇・理解不能な内容の場合、そもそも選挙における投票行動は何を基準として投票するのか決める事ができない。
      この国にあっては、ますます個々の政党が何を主張しているのか分からなくなってきている。(だから、政治に素人は口を出すなと、言わんばかりの主張が出たりするわけだが)
      曖昧で普遍的な理念を掲げて、全く相反する政策を実行可能な集団と化した政党は民主主義の敵なのだ。
      具体的な政策を掲げ、個別の利害に立ち向かうエネルギーを失った政党は解体されるべきだろう。

      • >曖昧で普遍的な理念を掲げて、全く相反する政策を実行可能な集団と化した政党は民主主義の敵なのだ。

        それが今の岸田自民党ですね、安倍さんの時は「憲法改正」「戦後レジームからの脱却」という基本理念を掲げていました。
        安倍さん暗殺後、「憲法改正」を全く無視し、「LGBT法案」成立に向けて、バイデン政権に死に物狂いで尻尾を振り続けているのがチワワ岸田さん、及び無言の腐りきった自民党なのです。

  • 百田新党の事かと思いますが、政策ブレーンは一流かと思います。問題は候補者でしょう。しかし岸田首相が検討したお陰で時間ができました。在野の無名の素晴らしい人達がきっと手を挙げると思います。

  • 『保守新党』にはそれほど期待はしていませんが、結成自体は自由民主主義の体現として良いと思います。その新党が、何度かの選挙を経て生き残れば、風雪に磨かれ本物となって行くでしょう。

    日本維新の会にしても、新自由クラブ、新生党、新進党、自由党を超えられるかはこれからの精進次第(政党も議員本人も)。灰汁の強い人が表から消えているだけ長持ちすると期待しています。

    ただ、間違っても自民との連立はやってはいけない。やれば、魑魅魍魎の自民党に血を吸われて終わり。過去の政党の失敗をよく見て欲しい。

    其の誘惑をはねのけられれば、日本維新の会も希望の党と違い、本物の政党に成れると思います。

    ただ、たとえ自民党が腐臭漂う利権政党や選挙互助会に成り下がっていたとしても、党組織などの体制構築の苦労を考えれば、青山さんの様に自民党を中から改革する方がよほど現実的であることは、過去に飛び出した人たちの末路を見れば明らか。

  • >「女性専用スペース」

    「んで、『女性』の定義は?」と突っ込まれそうだな

    •  >トランスジェンダー女性による助成スペース利用の道を開きかねないとの懸念

       「助成スペース」?

  • 「LGBT法案」を可決させ、解散をしなかった事、またこれまでの害交、特に韓国への宥和姿勢、特に独自色の無い「安倍首相、菅首相の遺産」を無きにする態度から、岸田氏の早期退陣を祈念しております。もっとも最短で1年という事なので待てる許容範囲ではあります。

    さて、自民党の「保守派」とみなされる派閥と、岸田首相ら宏池会との確執は、かなり水面下で動きが出ているでしょう。「党が分裂する」という声もマスコミから聞こえて来ますが、私はそれならそれで結構です。構いません。

    理由は、政治意識薄い系の一般人にも、この際判断が仰がれるのでは無いかと。コレには立憲民主党が議席を増やすチャンス、というのはあり得ません。余計に減らす要因になるのでは無いかと思います。日本維新の会はら1年後にはかなり、骨太になり野党第一党になる可能性大です。

    しかし、岸田首相が衆院解散をしなかったがために、LGBT法案は参議院で可決成立してしまいました。これで少なくない保守層が岸田首相を見限った可能性があります。

  • 昔、自社さ政権時に「先の大戦への日本の謝罪」を国会議決する際、党議拘束されたにも拘わらず中川昭一さん安倍晋三さん等々の保守派議員は反対を表明して、自民党から処罰受けました。ご存知の通り、お二人共にその後自民党の要職に就かれ安倍さんは二度首相になられて日本国を引っ張りました。党議拘束などに囚われず己の信条信念を貫くべきです‼️そもそも選挙区での支持者に言い訳するのですか⁉️一回失った信頼は取り戻せませんよ‼️新宿会計士が仰る様に後から女性を守る会なんて噴飯ものです‼️キシダは秋に内閣改造して総選挙ですか⁉️そんなことしたら又信頼失います‼️会計士の仰る通り、今回のチャンスを自ら失ったキシダには改選期まで解散出来ない‼️求心力は下がって行く‼️出来たら自ら辞任して欲しいが頑なに逃げ回るでしょう‼️日本が混迷して行くばかりです‼️

  • 岸田文雄首相は独裁者にあこがれていた。
    今般の「騒動」で明らかになったことはこういうことです。
    韓国現政権に対する道を踏み外しているとしか評価できない入れ込みぶりは、外交という首相専権事案において前任者たちができなかった偉業の数々を成し遂げたという評価が欲しているからです。「今太閤」のおごりがあるのです。昨年末の公邸はめ外し会にくっきり表れているではありません。日本国を踏みにじったキシダ一族を許してはなりません。金をばら撒けば給料を上げておきさえすれば、人気が高まり自己は安泰との妄想が打ち砕かれる日は遠くないと考えます。

    • 彼が為政者としてなすべきこととして思いつくのは、パンとサーカスくらいなんじゃないかと思うときもあります。

  • 岸田総理も、(理由は何になるかは分かりませんが)必ず辞任する日がきます。その日までに何をするのか、何が出来るのかが重要ではないでしょうか。(その結果次第では、今回の解散見送りが正当化されるのではないでしょうか)

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