台湾が日本にとって、豪州を抜いて再び3番目の貿易相手国に浮上しました。財務省税関が30日に公表した「普通貿易統計」の速報値によると、貿易高は台湾が9673億円で3位となり、9536億円で4位だった豪州と逆転したのです。また、輸入高では4273億円でUAEを抜いて4位に浮上する一方、輸出高でも5400億円で韓国を抜いて3位に浮上しました。台湾は日本にとって、まさに密接な人的物的交流を有する重要なパートナー、というわけです。
目次
普通貿易統計・速報値:輸出高で台湾が韓国と再逆転し3位に浮上
財務省税関は30日、2023年4月度における「普通貿易統計」の速報値を公表しました。
詳細な品目別分析については余裕があればどこかで取り上げたいと思いますが、本稿ではとりあえず速報的に、最新の貿易高の状況を確認しておきたいと思います。
最初に特筆すべきは、輸出高でしょう。ランキングに変動が生じたからです(図表1)。
図表1 輸出金額(2023年4月)
相手国 | 金額 | 割合 |
1位:米国 | 1兆6570億円 | 19.99% |
2位:中国 | 1兆4456億円 | 17.44% |
3位:台湾 | 5400億円 | 6.51% |
4位:韓国 | 5320億円 | 6.42% |
5位:香港 | 3578億円 | 4.32% |
6位:タイ | 3442億円 | 4.15% |
7位:シンガポール | 2487億円 | 3.00% |
8位:ドイツ | 2391億円 | 2.88% |
9位:ベトナム | 1860億円 | 2.24% |
10位:豪州 | 1799億円 | 2.17% |
その他 | 2兆5585億円 | 30.87% |
合計 | 8兆2890億円 | 100.00% |
(【出所】財務省『普通貿易統計』データより著者作成)
台湾は日本にとって過去に何度か「3番目の輸出相手国」となった
4月における日本にとっての輸出高は、1位が米国、2位が中国ですが、日本から見た輸出相手国としての米中は、順序が頻繁に入れ替わっています。直近でいえば、日本の輸出相手国は、昨年9月までは「中国>米国」でしたが、10月以降は現在まで「米国>中国」となっています。
そして、3位以下に関しては、2023年3月のデータと比べ、いくつか順序が入れ替わっている箇所があるのですが、そのなかでもとくに印象的なのが3位の台湾と4位の韓国です。実際、3月の数値は対韓輸出が6202億円で3位、対台輸出が5714億円で4位でしたが、この3位と4位が再び逆転した格好です。
じつは、日本から見て、3位と4位の順序は、頻繁に入れ替わっています。たとえば2021年の年間輸出高は台湾が5兆9881億円で3位、韓国が5兆7696億円で4位でしたが、2022年に順序が入れ替わり、年間輸出高は韓国が7兆1064億円で3位、台湾が6兆8577億円で4位となっています。
このように、台湾、韓国が日本にとっての「3番目の輸出相手国」としての地位を争っているのは、大変興味深い点です。
じつは、日本にとって台湾と韓国は輸出品目の構造が大変によく似ており、半導体製造装置や半導体等電子部品などに代表される、「モノを作るためのモノ」(韓国語でいう「素材・部品・装備」)のたぐいの輸出高が非常に多いという共通点を持っています。
台湾の人口は韓国と比べ半分弱ほどしかないことを思い出しておくと、台湾の半導体製造拠点としての重要性、そして日本とのサプライチェーン面における密接な結びつきは、なかなかに印象的です。
輸入相手国としての台湾の地位もUAEを抜いて4位に浮上
そして、日本の貿易高にとって、台湾の重要性は、さらに上昇したようです。輸入面で、台湾がUAEを再び抜き、第4位につけたのです(図表2)。
図表2 輸入金額(2023年4月)
相手国 | 金額 | 割合 |
1位:中国 | 1兆9065億円 | 21.86% |
2位:米国 | 8622億円 | 9.89% |
3位:豪州 | 7737億円 | 8.87% |
4位:台湾 | 4273億円 | 4.90% |
5位:UAE | 4187億円 | 4.80% |
6位:サウジアラビア | 3477億円 | 3.99% |
7位:韓国 | 3096億円 | 3.55% |
8位:ベトナム | 2961億円 | 3.40% |
9位:ドイツ | 2907億円 | 3.33% |
10位:タイ | 2801億円 | 3.21% |
その他 | 2兆8088億円 | 32.21% |
合計 | 8兆7212億円 | 100.00% |
(【出所】財務省『普通貿易統計』データより著者作成)
輸入相手国という意味では、中国はここ数年、一貫して「日本にとっての最大の輸入相手国」であり続けていますが、幸か不幸か、日本の中国からの輸入品目の多くは、中国で組み立てた製品、とくにPC・スマホ、衣類、雑貨といった具合に、労働集約的な製品が多いため、それらの多くは「代替が効く」製品です。
一方、最近の資源・エネルギー等の価格上昇を受け、資源国(米国、豪州、サウジ、UAEなど)からの輸入額も増えていたのですが、2023年4月に関していえば台湾がUAEを再び抜き、4位に浮上しています(※さすがに3位・豪州の壁を破ることはできませんでしたが…)。
ちなみに3月の輸入額は、UAEが4429億円で4位だったのに対し、台湾が3983億円で5位に留まっていました。これが台湾からの輸入額増加の影響で、台湾が再び4位に上昇した格好です。やはり春先にはパイナップルなどの戦略物資の輸入が増えるためでしょうか?
貿易高でも豪州を抜いて3位に浮上
さて、輸出、輸入とも伸びた結果、「貿易高」、すなわち輸出と輸入の絶対額の合計値についてはどうなっているのでしょうか。
この「貿易高」でも、台湾が豪州を抜き、再び3位に浮上しています(図表3)
図表3 貿易高(2023年4月)
相手国 | 金額 | 割合 |
1位:中国 | 3兆3521億円 | 19.72% |
2位:米国 | 2兆5193億円 | 14.82% |
3位:台湾 | 9673億円 | 5.69% |
4位:豪州 | 9536億円 | 5.61% |
5位:韓国 | 8416億円 | 4.95% |
6位:タイ | 6243億円 | 3.67% |
7位:ドイツ | 5298億円 | 3.12% |
8位:UAE | 5225億円 | 3.07% |
9位:ベトナム | 4821億円 | 2.84% |
10位:インドネシア | 4162億円 | 2.45% |
その他 | 5兆7891億円 | 34.06% |
合計 | 16兆9979億円 | 100.00% |
(【出所】財務省『普通貿易統計』データより著者作成)
ちなみに3月の貿易高は、豪州が1兆0337億円で3位となる一方、台湾は9697億円で4位に留まっていましたが、輸出、輸入がともに伸びた結果、貿易の絶対額に関しても、豪州と台湾の逆転が生じたといって良いでしょう。
日本にとって台湾は「極めて重要なパートナーであり、大切な友人」
いずれにせよ、台湾が日本にとって、輸出高、貿易高で3位、輸入高でも4位という地位にまで高まったという事実は、重要です。
日本政府・外務省はここ数年、『外交青書』のなかで、台湾のことを、日本にとっては「基本的価値や原則を共有し」、「極めて重要なパートナー」、「大切な友人」と位置付けています。
「台湾は、日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値や原則を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である」(令和5年版外交青書P51)。
この点、先日の『台湾が独立国となるためには「一定事実」の積上げ必要』でも指摘したとおり、現状、日本政府は台湾との国交が断絶状態にあり、現実に日台は相互に大使館を置いていません(事実上の大使館の役割を担う機関なら存在しますが…)。
台湾が独立するためには、最低限、「中国とは別の国である」と証明できるような事績ないし一定事実の存在は必要でしょう。こうしたなか、台湾メディア『中央通訊』(日本語版)に掲載された記事によると、韓国の内閣にあたる「行政院」が24日、「大陸地区人民は中華民国国民ではない」とする趣旨の通達を出したのだそうです。これも中台がお互いまったく別の国であるという客観的な証拠としては機能するかもしれません。台湾は「国ではない」が…台湾は、国なのか、国ではないのか――。これに関する答えは、一様ではありません。いちおう... 台湾が独立国となるためには「一定事実」の積上げ必要 - 新宿会計士の政治経済評論 |
そして、日本が台湾を今すぐ国家承認するのは難しく(※ただし「不可能」というわけではありませんが…)、現状では、日本は台湾を現状、あくまでも「国」としては扱っていません。
ただ、先日の『急増する訪日外国人…「月間200万人超え」も視野に』でも取り上げたとおり、日本政府観光局(JNTO)の統計に基づけば、訪日外国人のうち、2番目に多いのが台湾人です。
日本政府観光局は17日、2023年4月までの訪日外国人統計(速報値)を公表しました。これによると入国者総数は前月よりさらに131,600人増えて1,949,100人となりました。中国人入国者数が増えてくると予想されるなか、このペースで推移すれば、早ければ今後数ヵ月以内にも「月間200万人超え」は確実な情勢です。もっとも、観光客の急増を手放しで喜ぶべきでもありません。さまざまな課題が隠れているからです。JNTOの4月分の統計を読むインバウンド観光、「月間200万人」間近!日本のインバウンド観光、つまり日本を訪れる外国人の... 急増する訪日外国人…「月間200万人超え」も視野に - 新宿会計士の政治経済評論 |
ランキング表を再掲しておきましょう(図表4)
図表4 訪日外国人(2023年4月)
国 | 人数 | 割合 |
1位:韓国 | 467,000 | 23.96% |
2位:台湾 | 291,600 | 14.96% |
3位:米国 | 183,900 | 9.44% |
4位:香港 | 152,800 | 7.84% |
5位:タイ | 121,000 | 6.21% |
6位:中国 | 108,300 | 5.56% |
7位:フィリピン | 62,800 | 3.22% |
8位:豪州 | 56,100 | 2.88% |
9位:ベトナム | 55,200 | 2.83% |
10位:インドネシア | 48,700 | 2.50% |
その他 | 401,700 | 20.61% |
総数 | 1,949,100 | 100.00% |
(【出所】JNTOデータをもとに著者作成)
経済活動の3要素は一般に「ヒト、モノ、カネ」である、などといわれますが、少なくとも日台関係に関しては、「ヒト、モノ」の交流が大変活発であるという言い方ができます(※ただし、日本人があまり外国に出掛けなくなったためか、訪台日本人数はまだ本調子ではないようですが、この点は機会があれば別稿で触れます)。
一定事実積上げ重要な相手国としての実態を作り出していくべき
こうした状況を踏まえると、日台関係はまず、人的・物的往来という「一定事実」を積み上げていき、経済的に「お互いに密接不可分で重要な相手国である」という実態を作り出していくのは、日本にとって悪い話ではありません。
あるいは、最近になって、日本が米国、オランダなどとともに、中国に対抗し得る「半導体同盟」の仕組を発足させつつあるなかで、本来ならばこの「日米蘭」の枠組みに台湾も同盟の一角として参加することが期待される局面が到来しています。
それに、日本人と台湾人は、同じ自由・民主主義国の国民同士として、また、法や約束を守る国民同士として、ともに手を取り合い、未来に向けて発展していける関係を構築し得る、貴重な相手国です。
日本の周囲には、中国、ロシア、北朝鮮など、国際法秩序を平気で蹂躙する、約束破りのウソツキ国家が約4ヵ国存在していますが、台湾はその数少ない例外、というわけです(※)。
(※ただし、もし仮に香港を「国」とカウントするならば、少なくとも英国植民地時代の雰囲気を残していたころの香港も、やはり日本にとって「基本的価値を共有する大切な友人」となり得る資格があったのかもしれません。最近は中国共産党に自治が侵食されつつあるのは、返す返すも残念なことです。)
いずれにせよ、香港という貴重な友人を失いつつある日本にとって、台湾は絶対に失われてはならない重要な自由・民主主義「国家」であり、そのような相手国との関係がさらに深まっていくこと自体、日本にとっては大変に重要な変化です。
当然、日台関係が深まっていけば、台湾有事に対する日本の利害・関心も高まらざるを得ませんし、台湾有事を防ぐために、「日米」、「日米英」、「日米豪」、「日米豪印」を中心とする多国間の国際連携がこれまで以上に大切になるはずです。
こうしたなかで、やはり同じ自由・民主主義国家同士として、「日台連携」、「日米台3ヵ国連携」などの国際的な枠組みが存在することが望ましいはずですが、これについては残念ながら、まだそこまでは辿り着いていません。
今後の展開に注目したいところです。
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何だかね。
中韓台との貿易というのは、日本が部品や半製品や高度な原材料や製造装置をそれらの国へ輸出して、現地で加工や製造をして、その完成品を日本に輸入したり、そこから、第3国へ輸出している図式のように見えて仕方がない。そして、その加工製造と輸出の過程で、膨大な利益をその国々に落としている構造。そして、その得た利益でに、それらの国民は日本に観光に来たり、日本の土地やマンションを買い漁っているというブーメランが起こっているようにしか見えないのだけれども。
これは、日本人のお人よし構造なのか、愚かさ構造なのか?
いずれにせよ、膨大な国富を失い他国に献上しているのだから、日本の国際貢献は大したものなのだが、それでも足りずに、貧乏な国なのに、ODAだのなんだのとお大尽気取りを止めない、G7だとかおだてられて。
この構造や図式を、一応評論家を名乗り、自称ご高説を垂れておられる方々が、誰も言わないものだから、何時までもこの構造を変えようという論が、国内で起こらない。
何とかして貰えないものだろうか?
一方、アメリカやUAEやオーストラリアからは、その国にしかないもの輸入しているから、純粋な貿易と言える。
おまえの主張はsqsqという奴らと同じ
G7から脱退とか、韓国の回し者か?
汚い口閉じとけや老害
G7から脱退とは言っていない。いつまでも大国のつもりでいるな、現実を見て内実を充実しようということ。現実を直視することは、リアリストさんの得意な事、十八番ではないの?
何か、関係の無い隣国名辺りを直ぐに連想するなどは、現実主義者=リアリストと言うよりも、観念主義者=何かの思い込みで考える傾向があるんじゃないかな?
あなたの大国の緩みがー!の方が兎跳び大好きな精神論臭いわww
韓国の主張や反日勢力と言ってること一緒やで
あなたの大国の緩みがー!の方が兎跳び大好きな精神論臭いわww
連想も何も、頭からつま先まで言ってること、韓国の主張や鳩山由紀夫や野口ゆきおなどの反日勢力と言ってること一緒やで
テレワークが普及しつつある現代に「たるんどる!気合いが足りん!」とかやめてくれや
精神論じゃ若い子には全く響かんし、非合理な主義主張はよそでやってくれって話
今時は、貰えるものはもらっておき、さらに追い求める時代、何かを失って何かを得ようとする発想がマクロでは完全に時代遅れ
財務省的発想の人は今からの日本にはいらん笑
何か、罵詈雑言ばかり。あなたの正真正銘の考えは?
そんな非難語ばかり使っていると、自分自身の考えが分からなくなるぞよ。
真実はいつも、左翼や頭悪い人の前では罵詈雑言になりますからね
何も罵詈雑言なぞしてませんがww
汚い口閉じとけや老害
↑
これについでは失礼しましたが、他は全て事実を申し上げたまでです
汚い口閉じとけや老害
↑
これに着いては失礼しましたが、あとは全て事実を申し上げたまでですよ
リアリスト様
結局、日本の国力を増強するためのあなたのお考えは?
それが、お聞きしたいですね。
批難語ばかり覚えてないで、もっと正しい正常な言葉をしっかり覚えてしっかりとした事が考えられるようになって、しっかりと日本のことを考えてください。
日本のことを真剣に考えるのに、左翼・右翼も関係ない、隣国も関係ない、隣国のような小国が気になるなんて、余程小心なんですね?
未だ若いのでしたら、しっかりと正しい美しい日本語を覚えて、しっかりと日本の未来を担える人材になることを目指してください。
老害に目くじら立てる暇があったら、勉強勉強!
頑張ってください、期待しています、あなたのその愛国心に。
国土面積が広大なのであたかも超大国のように思われがちなオーストラリア、人口は台湾島より数百多いだけと広く認識すべきですね。
中国に生産拠点を置いたメーカーの
模型、ミニカー、フィギュア、
コロナ禍から急に値段の高騰が相次ぎ
気軽に買えなくなりました、
ひどいものでは倍近くはねあがり
あきらめざるえなかったことが何度となくありました、
また
中国に下請けを多く抱えるアニメ制作も
遅れがちになり
次々と放送延期、原因は
こちらも今まで安かった人件費の高騰、
人材の確保が困難となったり、こればかりは
中国の労働者にも生活があるから賃金アップの要求はやむを得ないところではありますが、
ならばいっそメーカー側も、
この先関係が良くなりそうにない中国より
台湾に新天地を求めては、
と
一オタクとしては願うのですけど、
なぜか業界には
中国にこだわりを持つ方々が多いらしく、
あちらの言うままになっているのが現状です、
特に業界の重鎮と呼ばれる有名な人達、
名前を出すのは御迷惑になるので控えますけど
先ごろ
休刊した週刊朝日にも都度都度記事を掲載して
いまだに
中国は侵略されたかわいそうな被害者と、
頑なに刷り込みされた
頭の更新が80年前から未完な方々
中国から台湾、または日本に友好なアジア諸国への移転がなかなかはかどらないのは
そんな方々の有形無形の業界への重圧なのは
容易に想像出来ます、
中国との決定的な軋轢が発生する前に
なんとかならないものかと結構真面目に心配しております。
失礼します。さすがオタク様。模型、ミニカー、フィギュア業界における中国問題、勉強になりました。
すみませんが、引き続いて映画界のあちら側(中国・韓国大好き、自衛隊・米軍反対、9条教、お花畑、市民・デモ大好き、具体策なし---以下略)問題についても述べさせてください。
最も具体的な例は、川口氏原作の「空母いぶき」の映画版ではないでしょうか。F35の活躍、中国軍の南西諸島への侵攻等、F35ってなにそれという当時としては画期的と感心しながらコミック本を読破しました。なので映画化されることを大いに期待したのですが、中国が南方島しょ国Xに変更され、最後は国連の連合艦隊の活躍で平和になった、という荒唐無稽なクズ映画に魔改造されてましたので、いまだに映画界にはあちら系の脚本家・監督が多いのだなとがっかりしたものです(大昔ハリウッド映画や雑誌スクリーンが人気だったころ、陰気くさく説教くさい日本映画は大嫌いでした)。
空母いぶきよりさらに昔の「沈黙の艦隊」、原子力潜水艦が世界大戦の抑止力となるというやはり画期的なものでしたが、国連過剰評価という時代錯誤的な部分のみが強調されるのではないかと大いに心配しています。
レスありがとうございます、
私も
空母いぶき、 は楽しみにしてました、しかし
御指摘の通り
肝心の敵国名のぼやかし、
首相役の某俳優の
安倍元首相を侮辱するような発言など、
不愉快になるような話題ばかりで…、
原作者のかわぐちかいじ先生は、
将来確実に起こりうる中国との
緊急事態を
可能な限り想定して
あの作品を描いてくれたものと考えます、
たかが漫画と侮るなかれ、
私たち受け手側も
架空戦記と流さずに、
しっかりとかわぐち先生のメッセージを受け止めることが大事です。
沈黙の艦隊実写化、
私が高校時代に読んだ作品です、確かにあれは傑作ですが、
40年前の作品の実写化とは…、
あの時代と現在とは
世界情勢が大きく異なります、
今さらの実写化には明確な意図を感じますね、
敵はアメリカだぞ、という
どこぞの国の思想誘導かな?。
特に業界の重鎮と呼ばれる有名な人達、
名前を出すのは御迷惑になるので控えますけど
↑
こういう人見て、いつも思うんだが、なぜ名前出さないの?
こういうヘタレのせいで適正な抗議もできないんやけど
宮崎駿、ガンダムの富野 由悠季とかは反日で有名よね
ところで、こういう国益に沿わない人間の実名を出さない奴らも彼らと同罪なことに気づかないもんかね
自分は反原発派であるから中東へのシーレーンは重要だと人一倍意識しているわけで、そういう意味でも台湾には強国であって欲しいと願う。
台湾との貿易高が9673億円で3位になったようですが、パイナップルやバナナだけでなく、他の農産物はどうなんだろうと思います。しかし、農協や族議員の反対でカンタンには行かないのでしょうね。
正直言って香港奪取(自由主義側へ戻す事)は難しいです。しかし日台関係は国民の信頼関係も良く、更に深まれば台湾有事を防ぐために、日台英米豪らと共に守りきらねばなりません。
日本にとって台湾の抱える最も本質的な問題点は,政権によって外交政策が安定せず,国民党政権では「一つのチャイナ」に基づく親中(あるいは「従中」と言うべきか)的な外交となり,反日色を強めるという点で,長期的な信頼を置くことが難しいという台湾の問題点は韓国に類似しています.(ついでに言えば,輸出促進のための為替操作を厭わない点も台湾は韓国と似ている)
更に台湾が韓国以上に困る点は,例えば台湾のCPTPP加入を認めたとして,大陸との経済的一体化を推し進めようとする国民党の政権になった場合,台湾が共産チャイナのCPTPP圏への迂回輸出の窓口となりかねません.(韓国もCPTPPに入れてしまうと共産チャイナの迂回輸出の窓口になる危険性が高いが,その問題に関する国民党政権下の台湾の有する潜在的危険性はより重大であると考えます)
要するに,国(敢えてそう書きましたが)としての台湾は残念ながら諸手を挙げて信用できないのです.現在の台湾総統の蔡英文氏は信頼できると思いますし,台湾国民の大多数も心優しく我々日本国民と個人同士の関係を持つ場合には信頼できる相手となるでしょう.
ですが,国としての台湾はそうとは言い切れない,そこが対台湾外交の難しさだと考えます.