「最新調査で65歳以上の過半数がネット利用」=報道

社会のインターネット化の流れは、ついに高齢層にも及び始めているようです。時事通信によると政府が6月にまとめる予定の『令和5年版高齢社会白書』で、65歳以上でインターネットを使って情報収集を行う人の割合が50%を超えたとの調査結果が紹介されるのだそうです。ただ、社会のインターネット化が急速に進んでいるのに加え、新聞、テレビなどのオールドメディアが次々と「自爆」し始めていることを思い起こしておくと、こうした流れはさらに加速しそうです。

オールドメディアの無礼な取材

新聞、テレビを中心とするオールドメディアは、取材手法そのものも大変に無礼であるし、オールドメディアが垂れ流すコンテンツのなかには、決してレベルが高いとはいえないものも多い」――。

そんなことを痛感させるような事案は、数限りなく発生しています。

たとえば、つい先日もG7広島サミットの議長国記者会見という場で、大手新聞社出身の記者の方が岸田首相に対し「逃げるんですか」と発言したという事件がありました(『首相記者会見で「逃げるんですか」発言記者に批判殺到』等参照)。

これに加えて、たとえば昨年は、「中目黒の人気店に日テレからテレビ取材の申し込みがあり、それに合わせてフルーツサンドを1000個製造したところ、日テレ側が当日、直前になり、取材中止を電話一本で一方的に通告した」、という事件もありました(『電話1本でアポを「ドタキャン」日本テレビの非常識さ』等参照)。

なんとも無礼な話です。

新聞、テレビの「特別感」

ちなみに「唐突な業務依頼」という意味では、山手線の駅名を冠する怪しげな某自称会計士にも経験があるそうです。というのも、この自称会計士のところに、とあるテレビ局から「本日夜放送する番組に出演してほしい」とする依頼メールが、その日の早朝に唐突に届いたという事例もあったのだとか。

(※ちなみにこの自称会計士の場合はテレビ出演はNGとしているらしく、その旨、テレビ局の担当者の方にメールを返したところ、この方からは「ご対応ありがとうございました」というメールを受け取り、本件はそれでおしまいとなったようです。)

いずれにせよ、新聞、テレビを中心とするオールドメディアの「中の人たち」の取材手法には、一般社会通念に照らし、なかなかに首をかしげてしまうものが多々あることは間違いありません。

もっとも、こうした取材手法がまかり通ってきた理由の一端は、やはり、「新聞に載る」、「テレビに取り上げられる」ということが非日常的で特別なことだと人々に認識されていたことにあるのかもしれません。

実際、新聞社にしろテレビ局にしろ、ほんの十数年前まで、多くの新卒学生にとっては憧れの就職先だったようです。新聞記者、テレビ局員ともなれば、芸能人や政治家、スポーツ選手などの有名人にも会えるし、政治部記者になれば、報道を通じて自身が政局を動かすことにも関われる(かもしれない)、という期待でしょうか。

若年層中心のネット化が、徐々に高齢層に及び始めている

ところで、つい先日の『【滅びゆくメディア】テレビ局の「無礼な取材」の原因』では、ちょっとしたデータを引用しました。これは、総務省が情報通信白書などで公表している調査によれば、テレビの視聴時間(と新聞の購読時間)は、全世代平均で見ると、(少なくとも平日に関しては)ネットに抜かれつつあるというものです。

このなかで、60代と20代について、再度引用しておきましょう(図表1図表2)。

図表1 メディアの平均利用時間(平日・60代)

(【出所】総務省『令和4年版情報通信白書』図表3-8-1-3)

図表2 メディアの平均利用時間(平日・20代)

 (【出所】総務省『令和4年版情報通信白書』図表3-8-1-3)

この2枚の図表を見比べるとよくわかるとおり、若年層ほどネット利用時間が長く、高年層ほどオールドメディア利用時間(とくにテレビ視聴時間)が長い、という傾向がくっきりと出ています。また、年による変動はありますが、ネット利用時間は徐々に長く、オールドメディア利用時間は徐々に短くなっているのです。

直近で手に入る最新版調査は2021年のものであり、22年版については今年の7月から8月に公表されるのだと思いますが、想像するに、おそらくその最新版では「ネット>オールドメディア」の差は全年代でさらに拡大するのではないでしょうか。

時事通信「ネットで情報収集5割超」

こうしたなかで、この情報通信白書の調査を裏付けるかのような報道がありました。

ネットで情報収集、5割超に コロナ影響で増加―高齢社会白書

―――2023年05月24日07時08分付 時事通信より

時事通信によると、政府が6月にもまとめる令和5年版高齢社会白書の概要が23日に判明。65歳以上でインターネットを使って情報収集を行う人の割合が5割を超えたとの調査結果が盛り込まれる、と報じています。

これについてこの『高齢社会白書』について調べてみると、時事通信が報じた『令和5年版』についてはまだ公表されていませんでしたが、昨年度、つまり令和4年版の『高齢社会白書(全体版)』(第1章第3節2)には、こんな図表がありました(図表3)。

図表3-1 情報機器の利用内容(複数回答)(年齢・性別)

図表3-2 利用者の年齢階級別インターネット利用率(年齢別)

(【出所】『令和4年版高齢社会白書(全体版)』第1章第3節2図表1-3-2-8、図表1-3-2-10)

これらの図表が、今回の時事通信が報じたものと同趣旨の調査のものなのかについては、よくわかりません。

ただ、ひと昔前だと「高齢者は新聞、テレビばかり見ている」などと指摘されていましたが、先ほどの情報通信白書のものといい、今回の高齢社会白書のものといい、インターネットを利用する人は、徐々に高齢者にも広まりつつあることは間違いありません。

社会のネット化はますます進む

こうした高齢者のネット利用の拡大は、社会のネット化がますます進んでいるという事実と無縁ではないでしょう。

もちろん、スマートフォンの設定などについては「難しい」と感じる人も多いでしょうし、なかにはネット限定の格安スマホを契約しようとして、街中のドコモショップに押しかけて迷惑をかけるという人もいたようです(『格安スマホ加入手続きはドコモショップではできません』等参照)。

ただ、良いか悪いかは別として、社会全体のデジタル化が急速に進んでいることは間違いありません。

そういえば、最近だと某ファミリー・レストランでは人手不足のためか、配膳ロボットが料理を運び、座席には紙のメニューではなくタブレットが設置されていて、注文も人間の店員に伝えるのではなく、タブレットで注文する、というケースが一般化しています。「お会計も自動精算機でどうぞ」、だそうです。

また、某著名ハンバーガーチェーン店や著名コーヒーチェーン店では、アプリなどからモバイルオーダーが可能です。たいていの場合は、あらかじめクレジットカード情報などを入力しておき、ネット上で決済まで済ませてしまうもできてしまいます。

注文は店舗備え付けのタブレット、もしくはご自身のスマートフォンのアプリから。支払いも紙や金属でできた物理的なおカネを物理的にやり取りするではなく、ネット上でクレジットカードを使って、もしくはスマホなどに実装されつつある電子ウォレットでキャッシュレス決済をするというケースが増えているのです。

オールドメディアが廃れるのも時間の問題

正直、社会全体がデジタル化しつつあるなかで、いままでインターネットを使用していなかった人も、否が応でも電子化に慣れざるを得ませんし、デジタルデバイスを使用する機会が増えれば増えるほど、インターネットに抵抗がなくなっていくのでしょう。

そして、インターネットになじんでくれば、新聞、テレビの報道の低レベルさに気づくようになり、その結果、紙媒体の新聞を解約する人、地上波テレビを視聴しなくなる人が増えていくのは、ある意味では当然の流れなのです。問題はその速度でしょう。

それに、紙媒体の新聞はただでさえ苦境に陥っているにもかかわらず、相次いで値上げに踏み切る一方、NHKは何とかして受信料の徴収を強化しようと強引なロジックを展開しています。これこそまさに、新聞、テレビ業界の「自爆」そのものです。

いずれにせよ、新聞自体、衰退が加速しており、あと10年もつのかが怪しくなってきましたし、「NHKがぶっ壊す」ではありませんが、今はまだ社会的影響力を保持している地上波テレビも、今後廃れていくのは時間の問題ではないでしょうか。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    素晴らしい!
    今だに受信料払う情弱達の頭の悪さが笑える…ww

    1. わんわん より:

       だから「匿名」は嫌われるんですよ
      受信料を払っている大部分の方は違法行為をしたくないと言う理由かと思います

      1. リアリスト より:

        キレ散らかして、情けない
        子供かよ笑

    2. 理系初老 より:

      はいこの「匿名」アウト。さようなら。

      1. リアリスト より:

        初老でこんなコメントにもスルーできないのか…
        日本は確実に若い人の方が優秀やな笑

        1. 匿名 より:

          若い人が、優秀じゃないと国が滅びます。
          昔から、もの申す年寄りは、若者の邪魔。年寄りは、若者を褒め励ます者であって、その褒め方励まし方に、その年寄りの生きて来た熟成された知恵があるもの。若者を貶すなんて、いかんよ。

  2. Masuo より:

    そうですか・・・感慨深いです・・・
    IT介護をしていた2000年代前半は、50代後半~の人達はパソコンと聞くと拒絶反応を示して、いくらわかりやすく説明しても聞く耳すら持ってくれなかったですけど、時代も変わりましたね。
    (みんながそうじゃないです。一部の人だけかもしれません__)

    このままITリテラシーが進んでいけば、バラ色の未来が、とはいかないまでも、少なくとも仰る通り、TVや新聞に騙される人が減ってくるのはいい事だと思います。

    1. 匿名 より:

      そういう言い方をするなら、
      >> TVや新聞に騙される人
      が【ウェブ上の情報に騙される人】に置き換わるだけですね。

      1. 三参三 より:

        はい。この「匿名さん」もアウトやね。

        1. 匿名 より:

          情報端末利用者のメディアリテラシーが須らく十分な水準に達しているのならば、Web上のフェイクニュースや不正確な情報への対処が世界中で問題になることもない(笑)
          記憶に新しいところでは新コロナウイルスワクチンに関する数々のデマ、ここ最近では食用コオロギに関するデマ、Webが虚偽情報の流布に大きな役割を果たした。
          「嘘は嘘であると見抜ける人でないとネットは使わないほうがいい(ひろゆき)」のであって「ネットを使う人は嘘は嘘であると見受ける人」ではない。

          1. 匿名 より:

            済みません、余計なことかもしれませんが。

            自分の意見を言うのに、何故、他人(この場合は、ひろゆき氏)の言葉を持ってくるのですか?

            自分の意見を言うのに、こういう書き方をするのは、自分の意見に自信が無くて、(少々)名前が通っている人のバックボーンが無いと、自分の意見が(自分なりに)正しいと思えないのですか?
            つまり、自分で自分を説得できないのですか?

            このサイトには、こういう書き方をする人が殆どいないので、直ぐに気が付きます。
            また、読んでいて、こういう(少々)名前が通っている人の引用が出て来ると、途端に読む気が失せます。

            こういう自分の意見の作り方だと、ネットだろうが既存の紙媒体やTVだろうが、フェイクに騙されやすくないですか?

            自分の意見を言うときは、はっきり自分だけの言葉で話す、書く訓練をして行かないと、フェイクを見破る目は養えないと思います。

            又、コロナワクチンが危険だの何だのと言う話題が飛び交いましたが、それを自分なりに判断するには、それなりの知識が必要です。
            コロナワクチンをどうのこうの言うのならば、先ず、ワクチンとは何かをその歴史から調べて理解することが必要です。
            つまり、物事を自分なりに判断するには、そのことに関連する広範な知識が必要だということです。
            その上で、自分としての判断を下すことです。
            そのような基礎知識も調べようとしないで、誰かの意見の上面だけを見ていても、自分なりの判断は出来ません。

            当方の周りにも、ワクチンを全く打たない人もいました。それは、その人なりの情報収集をして、その情報から自分はこうした方が良いと判断したのです。その人は、コロナには感染していません。

            当方は、自分が持っている「ワクチン」とは何かに関する知識と、刻々とネットに上がってくる様々な情報を自分の持っている「免疫」に関する知識などと照合しながら、ワクチン接種に対処しました。

            フェイクに攫われない為には、普段からのいろんな勉強が必要です。

      2. HY より:

         近頃はディープフェイクがとても発達してきていますからね。動画も100%信用できない時代が近づいてきています。単なる知識武装によるリテラシーだけでは対応できなくなる可能性があります。

        1. 匿名 より:

          ディープフェイクの動画に惑わされないためにも、生きた知識がより必要になるんです。知ってますレベルでは無くね。

  3. sqsq より:

    図表3-2 2010年に60~69才だった人は64.42%がネットを利用している。
    2020年には全員70~79歳に移っているはずだがネット利用が59.6%に減っている。

    なぜかな

    1. 元雑用係 より:

      2010年の70代も10年後に減少してますね。
      50代以下は10年後に増加と。

      60台過ぎると慣れないことがしんどくなるんでしょうかね。
      引退して年金暮らしで頑張らなくなるか、バイトが忙しくてネットをやる時間がないか、とか。

      1. 元雑用係 より:

        間違いでした。
        2010年の50代も下がってました。分かれ目は2010年の40代と50代。
        2020年の50代の10年後は違う気もするけど、どうなんだろう。

    2. 伊江太 より:

      sqsq 様

      考えられる理由 その1.
       10年前使われてたPCのかなりの部分は、もうおシャカになってる。
       もしくは、今のOS仕様になってるネットを、サクサク見るには、パワー不足。
       ある程度の歳になってしまえば、もう新しいマシンを買うより、
       「テレビ見てればいいや」になってしまう。

      考えられる理由 その2.
       ネットで情報検索やるのは、結構エネルギーも使えば、ストレスもかかる。
       だから総じて短命(10年後にはかなりの人が故人に)。
       ボヤッとテレビ見て一日を過ごしてれば、そんな心配はない。
       だから大部分が存命(認知症気味の人は多いかも?)

      もちろん、その2は冗談ですよ(笑)。
       

      1. ぬい より:

        伊江太様

        「テレビ見てればいいや」
        この実例を知っています。
        私の知人に大企業の研究所に勤めていたゴリゴリ理系の人(60代)がいますが、その人は現在、PCはもとよりスマホでのネット利用すら拒否しています。ガラケー終了で仕方なく使っている携帯電話はいわゆる「ガラホ」です。
        ネット拒否の理由は、かつてコンピューターウィルス感染で自宅PCを踏み台にされ痛い目を見たからだそうです。
        最近は各種手続もネットの方が便利で、対人窓口等は探すのすら一苦労だったりするのですが、全く興味がないようです。
        ですので、主な娯楽はテレビのドラマ再放送とニュース番組の視聴とのことでした。(ご本人談)

      2. 匿名 より:

        伊江太様

        2の方が現実に近いと思います。70歳も過ぎれば、現実世界に対する関心も薄れます。
        現実世界に関与、もっと言えば、立ち向かう気持ちが無ければ、その為の情報収集の手段である、ネットや本やその他のものに「関心」の気持ちが向かいません。
        老齢になると、現実世界との関与意識が薄れるので、欲が少なくなります。
        ですから、老後をそれなりに過ごすには、若いうちから、何か知的なテーマを持ち続けることがいいかもしれません。
        又、欲が減るので、時間と空間の楽しみ方が変わってきます。
        これ以上は、割愛します。

  4. カズ より:

    うん。win95当時に五十の手習いだった世代が、そろそろ80歳なんですものね。

    1. 匿名 より:

      Win95当時私は30代。
      その時から連綿とNETとの付き合いを続けて今は60代。
      事実は、60代が最近NETを使いだしたのではなく、私のような例の方がが多数を占めるのではないかと思います。

  5. 攻撃型原潜#$%〇X より:

    65歳以上のネット利用率は過半が通販購入だったりして。
    この数日マイナンバーカードに他人の銀行口座が誤って登録されていることが発覚して、例によってマスコミが「だからマイナンバーカードは信用できない」と大騒ぎしています。でも、よくよく内容を聞いてみると口座登録する本人が操作が分からず支援者が代行し、ログアウトを忘れて次の人の口座を続けて入力したせいとか。
    そりゃああた、どんな優秀なシステムでも間違ったインプットを与えれば間違った結果が出てきます。「あなたが今インプットした口座番号は他人のものです」とシステムが応答出来るためには、全ての口座番号と個人の紐づけをシステム(つまり政府)が知っていなければ不可能です。それはそれでマスコミ屋は大反対の筈。日本のマスコミ・ジャーナリストとはあれもダメ、これもダメのモンスタークレーマーと大して変わらないと感じる出来事でした。

    1. 匿名 より:

      攻撃型原潜#$%〇X  様

      当方の考え方は、違います。

      こんな入力時点で、人間がミスを簡単に犯す、或いは、人間に簡単にミスを犯させてしまうシステムは全く持って不完全だということです。

      ここで、突き放した言い方をしてしまうと怒られるかもしれませんが、この辺りの事が分かっていないから、日本(人)は、大規模システムが作れないのです。

      システムとは、人間が犯すであろうほぼ全ての過ちを、受け付けないもので「あるべき」だということです。
      そうでなければ、誰も安心して使えないでしょう?
      使うたびに、ミスしないようにしなければ、と緊張するものを誰が使いますか?

      だから、マイナシステムは、甘ちゃんなんです。
      厳しい思考とシミュレーションが出来ない日本人には、こんな大規模システムを作ることは(永遠に?)無理です。
      そして、国民は、常に情報漏洩に怯えながら生活しなくてはならなくなります。

      日本のマスコミの文系の記者がイチャモンを付けるレベル、こんなド素人のマスコミの方々に簡単にイチャモンを付けられるようなシステムを作っているようでは、システム作りは止めた方がいいですね。

      ここで、攻撃型原潜#$%〇X さんにお尋ねします。

      運転手のちょっとしたミスで異常が生じるシステムで運用される、新幹線に安心して乗れますか?
      パイロットの少しの判断ミスや操作ミスで異常動作を起こす、F16戦闘機のパイロットをやっていられますか?

      攻撃型原潜#$%〇X が書かれたようなミスを犯す、マイナシステムは、未だ全く使い物にならないものだということです。
      当方は、日本人が作るシステムはこんなレベルだろうと予測していましたので、マイナの登録は、一番最後にやろうと思っています。
      つまり、システムのバグが無くなり、マンマシンインターフェイスが完全になってからにしようと思っています。
      (完全になるかは不安ですが。)

      何と言っても、出始めのものは、パソコンにしろスマホにしろ、バグが多いですからね。
      その上、システム思考が苦手な日本人が作った大規模システムですからね。

      マイナポイント、2万円分を当てにして急いで作ってはいけません。

      最期に、
      >>>そりゃああた、どんな優秀なシステムでも間違ったインプットを与えれば間違った結果が出てきます。

      インプットを間違えれば、アウトプットが間違ってもいいなんて考えは、コンピュータが世に出始めたごくごく初期の頃の話です。
      今は、人間が犯すであろうと想定されるあらゆるミスを考えて作るのが、システム作りのイロハのイ、です。

      攻撃型原潜#$%〇Xさんのようなことを考えてシステムを作っている人間は、基本的に世界中探してもいないはずなのですが、攻撃型原潜#$%〇Xさんのように、甘い考えを持っている人が日本には未だいるようなので、日本人技術者は、平気でこんなものを作ってもいいと甘えているんですかね?

      1. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

        その情熱を人のことをとやかく言うのでなく、実際のシステム作りに生かしてください。あなたがもしシステム作りに従事している方ならば、立派なものが出来るであろうことを期待しています。

        日本人技術者全体をけなしているようなので彼らの名誉のために回答すると、エンジニアは当然考えられるヒューマンエラーを網羅してシステムを構築しています。しかし、それでも想定外のエラーは出てきます。一般論ばかりで言い合いをしても埒があかないのでこの辺にして、
        ところで、論点が少しずれているようです。「インプットを間違えれば、アウトプットが間違ってもいいなんて考えは」・・・どこで「いいなんて考え」が混入したのか知りませんが、そのような主張ではありません。
        言葉足らずだったかもしれませんが主題は「コンピューターではインプットが誤っていれば、アウトプットも間違いとなる」という事実を模糊して、さも制度全体が悪いような印象報道を繰り返すマスコミに対して苦言を呈したものです。
        日本のマスコミはH3ロケットの件にしても、何に対しても足を引っ張るような報道ばかりで、もう少し間違いを精査してより良いものにしてゆくという前向きな姿勢を望むものです(無理かな)

        1. 匿名 より:

          (無理かな)については、同感です。

          >>>さも制度全体が悪いような印象報道

           マスコミが印象報道するかどうかは分かりませんが、マスコミの報道は、「印象」になりがちです。一次情報とは聞く方にとってそのようになりがちですから。
           「制度全体」ではなく、「システムの全体設計」が心配なのです。

          >>>けなしているようなので彼らの名誉のために回答すると、エンジニアは当然考えられるヒューマンエラーを網羅してシステムを構築しています。しかし、それでも想定外のエラーは出てきます。一般論ばかりで言い合いをしても埒があかないのでこの辺にして、

           
           それが、この通りではないから、困るのです。けなしているわけではありません。

          >>>エンジニアは当然考えられるヒューマンエラーを網羅してシステムを構築しています。

           これをしていなから、困るのです。
          数年前、セブンペイのシステムで、稼働開始後直ぐに利用者の銀行口座からお金が盗まれるという事件がありました。これは、二段階認証という最低限に必要なことをシステムに組み入れていれば、先ずかなり防げたことです。この「当然考えらる」どころか、「考えるまでもなく」基本中の基本を組み入れて「システムを構築しない」エンジニアがいるから困るのです、日本では。こういう技術者がいることに、啞然を通り越して、本当に暗澹たる気持ちになったものです。
          因みに、こういう人をエンジニアとは言いたくないですね。
          本当に真面目に真剣に考えて「システムを構築」している「本当のエンジニア」に失礼ですから。
          しかも、その事件のお詫び会見で、そのシステムを開発したセブン子会社のシステム開発会社の社長が、マスコミの記者から、「何故、二段階認証にしなかったのか?」と訊かれて、「二段階認証って何?」と聞き返すレベルでした。
          仮に、システムの専門家でなくて、親会社から降りて来た管理系の社長であったとしても、自分でネットなどを使うでしょう、使っていれば当然、二段階認証の言葉位は知っていて当然のことです。つまり、自分でもネット等を使わない、ITリテラシーの無い人間がその組織のトップになっていたのです。
          これが、日本の「甘さ」です。社会全体に甘さが潜んでいるのです。
          攻撃型原潜#$%&〇Xのように優しい人が多いですから、日本は。

          >>>それでも想定外のエラーは出てきます。

           セブンペイの事件は、イの一番の「想定内」のことです。
          しかも、「エラー」や「ミス」でもはありません。
          怠慢と「甘さ」です。不勉強とも言えません。これは、勉強しなくても、当然のことだからです。

           残念ながら、日本のシステム業界は、攻撃型原潜#$%&〇Xの全幅の信頼に応えられる「緊張感」が足りません。
          これはやはり、意識の中に「甘さ」が潜んでいるからなのです。

           セブンペイの事件がそれを如実に表しています。
          しかも、現場の技術者とその管理者(のトップ)の、両方にです。
          これは、もう組織全体が「甘い」としか言いようがないレベルです。

          もし仮に、攻撃型原潜#$%&〇Xさんが、セブンペイの被害者になっていたといたとしたら、今、こんな風な発言はしたくても出来なかったでしょう。

          最後に、日本の技術者を貶しているのではなく、ただただ、残念な気持ちなだけです。

          1. 匿名 より:

            済みません。
            文章内で、一部、攻撃型原潜#$%&〇X 「さん」という敬称が抜けておりました。お詫びします。

          2. 攻撃型原潜#$%〇X より:

            日本のIT業界のぬるま湯ぶりにもどかしさを感じているのは伝わりました。
            ただ、何事も一発でパーフェクトにできるものなどなく、失敗を重ね調整を繰り返しながら完成度が上がるものでしょう。まあ、箸にも棒にもかからないお粗末な失敗を見ると頭にくるのは同じですが、それでもやらないよりは、やった方がよいと思っています。

          3. 匿名 より:

            気持ちは同じようですね。

            ただ、
            >>>何事も一発でパーフェクトにできるものなどなく、失敗を重ね調整を繰り返しながら完成度が上がるものでしょう

             これは原則です。このやり方以外にやり方がある訳ではないです。
            しかし、最初の失敗は甚大なものにならないような「緊張感」は、必要です。
             日本(人)は、この緊張感が少し少ないかな、と感じまます。
            「やってみなはれ」精神は、もとより大事ですが、システム開発では、より慎重さと緊張感が求められます。

      2. HY より:

         システムのトラブルは海外でだって起こっています。例えばIT先進国のスウェーデンではパーソナルナンバーで管理された医療システムがダウンして手術や予約ができない事態が起こったそうです。しかしだからと言って「スウェーデン人はシステムが作れない。スウェーデン人はシステムを作るべきじゃない」なんて言われません。
         車や飛行機を引き合いに出して「ミスの重大さ」を強調したいんでしょうけど、匿名さんのおっしゃる「人間が犯すであろうほぼ全ての過ちを、受け付けない」システムなんて未だ完成していませんよ?ブレーキとアクセル踏み間違い事故なんて日常茶飯事、飛行機なら少しのミスが重大な事故につながります。なら完全自動運転にするしかありませんが、それも不完全なためテスラ社の自動運転車が事故を起こしています。匿名さんの主張に基づくならアメリカ人もシステム作っちゃいけませんね?
         最後に一度のミスで「もう駄目だ」と言うのは、最近の日本人特有の「根性の無さ」の現れであってそれこそ「甘ちゃん」です。そんなんだから日本はIT後進国になっているし、テスラのような会社も生まれないのですよ。まぁITは災害に弱いですし、監視社会になったりと良いことばかりではないので、カード持たないなら是非それを一生貫いてくださいなwww

        1. 匿名 より:

          済みません、上の攻撃型原潜#$%&〇X への返信をご参照ください。

          カードは、最後の方で作ります。マイナカードは必須になるようですから。
          そのように、コメントに書きました。

          1. 匿名 より:

            済みません。
            文章内で、攻撃型原潜#$%&〇X 「さん」という敬称が抜けておりました。お詫びします。

  6. めがねのおやじ より:

    「65歳以上の高齢者の半数以上がインターネットに親しんでいる」・・・う〜ん残念(笑)。もう少し高いかと思ってました。友人、知人らはおおむね65歳以上に達しましたが、全員がスマホ、タブレット、パソコンを普段から使ってます。

    ただ、70歳代以上の方は、プリンターが必要だと言われる。確かに記憶力鈍るし、ペーパーで有れば後で読み返す事も出来ます。しかしなんとなく新聞紙や書籍からは離れられない世代なんでしょうネ。その気持ちは分かります。私は不精者なので、必要な箇所だけ、コンビニで印刷します。プリンターは何回も買い替えしましたが、もう廃棄しました(^^)。

  7. はにわファクトリー より:

    たった今ペイジーの広告が当方の画面に表示になっています。
    年に数度のことにしろ固定資産税や自動車税のために郵便局に行くのはおっくう。ネット納付できるのは本当にありがたいです。銀行窓口消滅していってるんですよね。

    1. 三参三 より:

      そうですね。税金納付はコンビニで出来るし、最近ではネット納付も出来るようになりましたね。銀行の窓口納付は窓口が減っていることもありますが、銀行さんが窓口納付をしに行くと露骨にいやな顔をするようになりました。曰く「ATMで現金おろしてコンビニ納付の方が早いですよ」!?

    2. はにわファクトリー より:

      三参三 さま

      そうですよね、スマホで銀行口座の残高を繰り返しチェックしている老人は多いはず。
      投資信託口座はお持ちですか? 窓口予約の方ですか?
      それ以外のケースでは客にカウントせず露骨に嫌な顔をする銀行にはもう用などない。

      「姿を消して行く銀行窓口
       さらば銀行業界」

      そんな軽薄体新聞見出しを想起ました。

  8. 元日本共産党員名無し より:

    『しんぶん赤旗』の紙面を有料購読してネットで一望できる様に32インチ4Kのモニターを買った事もありました。数年で結局購読はやめて離党もしたのですが。表示パネルだけはそのまま。
    新聞を読むのには画素が多い表示パネルは向いて居ます。でも「だから何?」と言う事になってしまいました。肝心の中身が劣化してしまって。
    もはや、どの新聞も自ら購読する気になりません。お店に置いてあれば手に取る程度。
    ところで今、「ネットをやって居る」には何が必須なのでしょう?あまりにもツールやサービスが増えてしまって。
    かろうじて、webブラウザの翻訳機能をちょっぴり使い始めました。

    1. すみません、匿名です より:

      もう使っているかもしれませんが
      マイクロソフトのBingで、簡単なチャットGPT
      おもしろいですね。質問は具体的にが難点ですが。

  9. 普通の日本人 より:

    アメリカ国防総省の爆発動画(フェイク)で株価が下がった。とのニュース。
    AIが本格的に動き出しフェイクで世の中を動かそうという輩が出るのでしょう。
    さて我々はどの様な対処が出来るのか。

  10. sqsq より:

    他人がどのようにITを使っているかはわかりませんが、株取引をもう40年以上やっているので最近はすごいことになっているというお話。

    証券会社のサイトと、9時ー3時の時間帯にやっている「ストックボイス」(東京MXテレビの番組)という番組のサイトを両方立ち上げイヤホンで聞きながら、時々画面を切り替えながら取引をしています。
    証券会社のサイトでは銘柄のチャートはクリック一つで現れます。期間も足も選べます。売り注文と買い注文を並べて見られる「板」も観ることができます。四季報をクリックすると業績、配当、適時開示情報も観ることができます。取引時間中に「なんか株価の変動が変だな」と思って適時開示を見ると「自社株買」や「業績修正」の発表があったりします。
    こんなことは10年前にはプロのディーラーしかできなかったこと。
    その一方ストックボイスの広告で電話が直接つながることをウリにしている証券会社があったりします。カネはあるがネット取引のやり方がわからない高齢者を対象にしているのでしょう。
    私はFXもやるので今ディスプレーを一つ増やそうか真剣に考えています。

  11. やまいぬ より:

    単にコンピューター世代が高齢化しているだけなのではないかという気が。
    インベーダーブームの頃20代だった人たちがその65以上なのではないのかと。

    1. 匿名 より:

      この見方は、かなり正鵠を射ているかもしれませんね。

      会社でパソコンを使っていた年代は、もう70歳を超えていますから。

  12. 雪だんご より:

    今65歳の人達は、20年前の2003年には45歳だったと言う事ですからね。
    そのころになれば中年もコンピュータをそれなりに使っていたからこの結果は納得です。

    オールドメディアの最後の希望はNHKが受信料をネット経由で無理やり
    徴収する仕組みを作る可能性くらいですかね?
    そんな無茶をごり押しできない限り、もう逆転は不可能に思えます。

    1. 匿名 より:

      >>>NHKが受信料をネット経由で無理やり徴収する仕組み

      民法は勿論、NHKも誰も見ません。もし、誰も見ないものに強制徴収するなんてなったら、
      幾ら大人しい日本人でも怒ります。
      大人しい人間が起こった時は徹底してやりますから、その時はNHKの終焉でしょう。

  13. CRUSH より:

    そんなに難しいことではないと思うのです。
    投資にしても、メディアにしても。

    投資ならば大雑把に「実績」だけ見てたらエエのですよね。

    株なのか土地なのかFXなのか投信なのか。
    そんなもん、周りを見渡して、その手法でシアワセになってる人が居るかどうかで、大雑把にわかりますよね。

    メディアも大雑把に「実績」だけ見てたらエエのですよね。

    モリカケなのかコロナなのかLGBTなのかG7なのか。
    そんなもん、周りを見渡して、その手法でシアワセになってる人が居るかどうかで、大雑把にわかりますよね。

    判断は難しくない(はず)なのですが、マスクと同様に
    「自分だけ違う行動をする」
    ことに大きな抵抗(イナーシャとかインピーダンス?)があるのが、現代日本のボトルネックかもですねぇ。

  14. ぷん より:

    新聞からネットに移っても、一次ソースをそのまま信頼するのは危険なのは変わりません。
    他の方からの評価も含めて比較検証は必要です。ネットだとそれがやりやすい。

    1. 匿名 より:

      これは、ネットの利点を的確に指摘されていますね。

      確かに、そんな使い方をしていました、無意識に。

    2. はにわファクトリー より:

      サイト主どのが協調する情報の横並べ検証(見比べて確認)と時系列検証(一貫性を確認)はネットだからこそ可能です。電気紙芝居と揶揄もされる TV 局には視聴者はヤギかウマかウシくらいとしか考えてないに違いなく、一方的に印刷物を送り付けて報道機関を気取る新聞記者にあっても、お金を払ってくれている読者の認識は同じ程度でしょう。
      ググる検索画面には「ニュース」という押しボタンがあります。何かの報道を探しているときそれを押せば各報道機関が同じ事件をどう報じているかを「串刺し」参照できるようになっています。たくさん出ている検索結果をみて分かることは、日本全国に新聞 TV はたくさんあるが配信会社が配っている記事を再掲出しているだけだ、オリジナル記事はほんの数通りしかない、ということです。そして【独自】と見出しにある記事こそ、記者が自分の頭で考えて他社にない文章をこしらえましたよ、というサインだと。いつも大口を叩いていますが新聞記者たちは見かけほど大したことはやっていない、正体見たりというわけです。

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