維新は立民との共闘凍結継続を表明
今度は「ツイッターに投稿したツイートをカラーでプリントアウトした紙を相手に渡して謝罪する」という事例が出てきました。問題の紙は、衆院憲法審査会が毎週開催されていることを念頭に「サルがやること」、「蛮族の行為」などと侮辱した問題で、立憲民主党の小西洋之・参議院議員が日本維新の会の馬場伸幸幹事長の事務所を訪れて、秘書に手渡したものだそうです。ここまで社会常識がないと、逆に感心します。
小西氏の「サル・蛮族」発言への謝罪は遅すぎた
立憲民主党の小西洋之・参議院議員が衆院憲法審査会が毎週開催されていることを巡り、「サル」、「蛮族」などの表現を交えて舌鋒鋭く批判した問題を受け、小西氏が11日にツイッター上で謝罪を行ったとする話題は、『遅すぎ・甘すぎ…立憲民主党・小西氏に幹事長注意処分』でも紹介したとおりです。
立憲民主党の小西洋之参議院議員が11日、自身のツイッターを更新し、例の「サル」「蛮族」発言を謝罪しました。同日、小西氏は幹事長による注意措置を受けたのだそうです。問題発言から2週間近くが経過しており、あまりにも遅すぎますが、それだけではありません。産経ニュースによると、この「幹事長注意」は同党のなかでも「最も軽い処分」だそうです。小西氏、ツイッター上で自身の発言を謝罪これは、久しぶりに驚く話題です。立憲民主党の小西洋之参議院議員が11日、数日ぶりに自身のツイッターを更新し、例の「サル」「蛮族」発... 遅すぎ・甘すぎ…立憲民主党・小西氏に幹事長注意処分 - 新宿会計士の政治経済評論 |
該当するツイートを再掲しておきます(ちなみにこのツイートは本稿後半でももう1回出てきます)。
小西氏は「改めてお詫び」と述べていますが、小西氏が正面から発言を謝罪したのは、おそらくはこのツイートが初めてです。むしろ『産経「サル」「蛮族」報道を小西議員が改めて「釈明」』でも取り上げたとおり、小西氏は「謝罪会見」で、産経の記者と思しき人物に対し「法的措置」と威嚇しているほどです。
これこそ報道の自由に対する圧力では?小西洋之氏の「サル」「蛮族」発言を巡り、小西氏は土曜日、ツイッターに自身の見解を投稿しました。産経ニュースが前後の文脈を無視して切り取り報道を行ったという趣旨の批判ですが、一連ツイートを確認すると、産経新聞社に対し、この記事の数日前にも記事の訂正圧力をかけていた疑いが生じました。統一地方選のタイミングで浮上したこの問題を、立憲民主党はどう収拾するつもりなのか(あるいは収拾しないのか)などについては、気になる論点のひとつです。小西文書問題と「サル」「蛮族」発... 産経「サル」「蛮族」報道を小西議員が改めて「釈明」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
立憲民主党の処分も遅すぎ、軽すぎる:維新が協力凍結
正直、発言から謝罪まで2週間も経過しているという時点で驚きますが、それだけではありません。立憲民主党の対応にも大きな問題があるからです。立憲民主党が下した主な処分としては、参院憲法審の野党筆頭幹事などから小西氏を更迭した以外には、岡田克也幹事長による注意くらいしか見当たりません。
しかも、この処分は立憲民主党の党内手続のなかで最も軽いものです。
要するに、立憲民主党は「遅すぎ」「軽すぎ」「危機感なさすぎ」なのです。
もっとも、これで「サル」、「蛮族」などと侮辱された側が納得するとも思えません。実際、日本維新の会の馬場伸幸代表は先週、「信頼関係が戻るまでは」立憲民主党との協力を凍結する方針を示していたからです(『維新・馬場代表、立憲民主に「小西氏追及チーム」提案』等参照)。
夕刊フジの報道によると、日本維新の会の馬場伸幸代表は6日、小西氏の暴言問題などを受け、立憲民主党に「小西さんを追及チーム」を作るように求めたうえで、信頼関係が戻るまでは協調を凍結するとの方針を示したそうです。報じたメディアがメディアだけに、報道をそのまま信頼するには少し慎重であるべきかもしれませんが、これが事実なら日本維新の会にとって、立憲民主党と距離を置くのは「合理的な判断だ」という言い方もできます。小西問題立憲民主党の小西洋之・参議院議員が総務省の内部文書を使って高市早苗・経済安保担当相... 維新・馬場代表、立憲民主に「小西氏追及チーム」提案 - 新宿会計士の政治経済評論 |
正直、日本維新の会の「協力凍結」決定は、判断としては仕方がないものでしょう。というのも、統一地方選の真っただ中にあり、立憲民主党と「協力している」というだけでも、有権者に対する印象は悪くなるかもしれないからです。
(※枝野幸男・前代表時代には日本共産党と堂々と協力していて、一部保守派からは「立憲共産党」などと揶揄されていたほどの政党である立憲民主党との「協力関係」を模索していた日本維新の会の節操のなさについては、とりあえず本稿では触れないことにします。)
いずれにせよ、今回の立憲民主党の処分で他党がどう動くのかが興味深いところだ、などと言おうと思っていたところ、今度は代わりに参院憲法審・野党筆頭幹事に就任した杉尾秀哉氏が、小西氏の問題を巡る謝罪を「ご容赦いただきたい」と述べたのです(『立民・杉尾氏、小西氏の謝罪は「ご容赦いただきたい」』参照)。
例の「サル・蛮族」発言問題を巡り、産経ニュースによると、各党が要求している小西氏の謝罪を巡り、小西氏の代わりに参院憲法審・野党筆頭幹事に就任した杉尾秀哉氏が「ご容赦いただきたい」と述べ、拒絶したのだそうです。この「謝罪拒否」もさることながら、さらに驚くことに、立憲民主党が「小西文書」についても処分らしい処分を行っている形跡はありません。まさに小西氏の言動は、結果として自民党に対する「最大の応援団」のようなものなのかもしれません。遅すぎ・甘すぎの立憲民主党日の『遅すぎ・甘すぎ…立憲民主党・小西氏... 立民・杉尾氏、小西氏の謝罪は「ご容赦いただきたい」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
まさに、「火に油」とは、このことでしょう。
今度は「ツイートを印刷した謝罪文を相手に渡す」
ただ、話はそこで終わりません。
昨日は産経新聞の阿比留瑠比が、大変に衝撃的な写真をツイートしていました。
「超一級文書」とあるのは、先ほど引用した小西氏のツイートがカラー印刷された紙に「参議院議員 小西洋之」という名刺が添えられている、というものです。これを、馬場氏の事務所に小西氏ご自身が持参されたのだそうです。
なかなかに衝撃的です。一般社会常識に照らして、ちょっとにわかには信じられません。
私たち一般人であれば、「取引先に迷惑を掛けました」、「謝罪に向かいます」、という事態が発生したときには、多くの場合、直接出向いて頭を下げ、真摯に謝罪するはずであり、まかり間違っても、インターネット上に謝罪を投稿し、それを印刷して名刺と一緒に相手に渡したりすることは考えられません。
維新は共闘凍結を継続へ
ちなみにこの衝撃的な写真の内容については、阿比留氏のツイート以外にも情報源があります。時事通信の報道によると、維新の馬場代表は13日の会見で、は立憲民主党との国会での「共闘凍結」を継続する方針を表明したそうです。
維新、立民との共闘凍結を継続 「サル発言」小西氏の謝罪要求
―――2023/04/13 18:19付 Yahoo!ニュースより【時事通信配信】
ちなみに共闘凍結継続の理由は小西氏の対応が不十分であることだとしつつ、馬場氏は会見で、「小西氏が馬場事務所を訪れ、謝罪の意を示したツイッターの印刷文を秘書に渡したことを明らかにし」、「『社会常識としておかしい』と批判した」、とあります。
これについては、社会人が100人いれば99人くらいは「社会常識としておかしい」という点に同意するような気がします。また、馬場氏は立憲民主党の「幹事長注意」という対応を「単なるパフォーマンス」と指摘したそうです。まさに小西氏本人だけでなく、立憲民主党という党組織そのものに対しても呆れているのでしょう。
あるいは小西氏はもしかして、本気で岸田文雄首相を応援しているのでしょうか?
いずれにせよ、ここまで「火に油を注ぐ」ことができるというのも、ある意味では「才能」のようなものなのかもしれませんし、立憲民主党の組織としての危機管理能力のなさには、逆に感心します。経営学の教科書に「初動を誤って収拾がつかなくなった事例」として掲載しても良いくらいでしょう。
いずれにせよ「小西問題」、まだまだ目が離せない展開が続きそうです。
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コニシなど国民の1%未満のあっち系人物(ノイジーマイノリティー)の共通項は、普通の社会人経験が全くないこと、公金チューチューしながら一般国民を啓蒙するのが仕事と思っていることで、立憲共産党議員だけではなく、NHKもあっち系ヒエラルキーのトップを占めていると思われます。
以下出典:IiyamaAkari
サムネにデカデカと「混乱」とか書くNHKは、ミサイルを撃った北朝鮮ではなく、国民に避難を呼びかけるJアラートを発出した政府を批判の標的にしている時点で、もう完全にあっち系なんだと思う。
---さらにあちら系の共通項は、「だからどうすんねん」がないことですね。上記のNHKの記事、「だから自民党政権を潰しましょう」と言いたいのでしょうが、潰してどうすんねん?
総務省の課長補佐は、「普通の社会人」ではない特権階級かなんかでしょうか?
社会常識とかけ離れた感覚を持っている議員、官僚、弁護士などはかなりいそうですね。
>これについては、社会人が100人いれば99人くらいは「社会常識としておかしい」という点に同意するような気がします。
でも、立憲民主党の党員・支持者が100人居れば99人くらいは「社会常識として正しい」という点に同意するのではないでしょうか?
ここはひとつ、「多様な価値観を認め合う」という中身すっからかんの美辞麗句の下、然る小西議員の“謝罪”?を「然る小西にとっては謝罪である」として認めるのもアリかと。
もしも尹錫悦的徴用工解決案を維新の会が肯定的に評価したのであれば、なおさらそうすべきだと考えます。
クロワッサン様
多様性でもいいのですが、その考えの前提として今後他の党が何かをして立憲民主党に謝罪をするときに同様にツィッターを印刷したものでも文句を言わないことがあると思います
自分は人にするのに自分が同じことをやられると烈火の如く怒りちらしますから
人がやるのは不倫、自分がやるのはロマンスを地で行く党ですから
川崎の匿名 さん
うーん…脱糞顰蹙党のネロナムブルも「多様性」って事で。
都合の良い使い分けですけど、それをシレッとやるのが脱糞顰蹙党仕草なんじゃないかと。
ひろゆきくんが「謝ったら死んじゃう病」なら
代わりにお母さんに謝ってもらったらいい
小西本人が足を運んで手渡ししたそうですから、
「死んじゃう」
というよりは
「ドヤっ」
という心境だったのでは?
本人的には、謝罪とみせかけて相手を小馬鹿にしてポイントゲット!
なんかこう、
「クールでスマートな冴えた切り抜け」
で得意満面なような。
サディスティックな自己性愛というか、笑うより先にゾワゾワしてドン引きですわ。
「勘違いしてるだけの痛い奴」という括りで考えると
やっぱり中二病だよなあ
単なる知性が小学生にも劣る異常者でしょ
この手の定型文はインターネットを探せば沢山あるので、内容はそのコピペというのはあり得る話です。
でも、Twitterに投稿した謝罪文を印刷して謝罪の場に持って行くなんて話は初めて聞きました。
ChatGPTでも使った方がよほどましな文ができたのではないでしょうか。
小西氏の周りにはその程度の事も思いつく人はいないのでしょうか?
小西先生には「社会人一年生」の一読をお勧めします。公開されているそうですが、特に有名な設問を。
直してみよう。
部長っちへ
ういっすー!
朝から、完全に ぽんぽん ぺいんで、
つらみが 深いので、
1日 おふとんで スヤァしておきます。
明日は 行けたら 行くマンです!
…
そう大差はないでしょう。
今後 自民党他の議員が何かやらかしたら、立民への謝罪は同じで良いってことですね。
(立民以外には赴いて対面で謝罪すると、面白いかも)
人と人とのつき合いも、国と国とのつき合いも、相互主義でいいですよね。
毎度、ばかばかしいお話しを。
①小〇議員:「産経の阿比留記者が、謝罪文をTwitterで拡散したことに対して、法的措置を検討する」
②小〇議員:「Twitterで謝罪文を出しても、そのツイートを維新が見たかは分からない」
ありそうだな。
「サル」はともかく「蛮族」は人種差別発言ですよね。一体どんな人を典型的な蛮族だと思ってるんでしょうか?アフリカ原住民とかプーチンとかアイヌ?
この日本維新の会・馬場氏に渡した、小西氏の名刺付き謝罪文らしきモノは、逆に宣伝、ビラの類いではないですか?
心がこもってない(アレ?笑)ましてやご本人直接に手渡さず、秘書、事務所員に渡して去るとは、本当に謝る気なんて無いのでしょう。アポも取らず、維新の会事務所に突撃したように見えます。何でも無礼を承知で突撃するんですネ〜。まだ守るのか?立憲民主党!
♪ 仕事ができるってこうゆうこと
たった今当方の液晶画面にそんな Youtube CM が再生されてしまいました。近ごろ PC はくーきを読むのがうまいです。