回転を維持しながら回らなくなる衝撃的な回転寿司登場

ツイッターでなんとも衝撃的な動画が流れていました。回転寿司屋でタッチパネル上を寿司のアイコンが流れているというのです。システム的にまだ改善の余地はありそうですが、それでもなかなかに興味深い試みと言わざるを得ません。エンタメ性と衛生面を両立しながら改革していく回転寿司業界、目が離せません。

本日の「速報」です。

例の「回転ずしが回らなくなっている問題」については、『「回らなくなった回転ずし」に生じた思わぬ「副産物」』などを含め、これまでに当ウェブサイトではしばしば取り上げてきたとおりですが、これに「続報」が生じていたようです。

ツイッターに投稿された動画によれば、いわゆる「疑似回転寿司」化されているというのです。

投稿者様によれば、店舗は「はま寿司」だそうで、埋め込みのタッチパネルを寿司の動画が流れていて、それをタップすると注文することができる、というものです。

これはなかなかに新鮮です。

「寿司自体は回転しないけれども動画で疑似回転する」というのは、なかなかに印象的ですし、回転ずしに求められる「エンタメ性」、「わくわく感」を維持しながらも「バカッター行為」を防止しながら衛生面に配慮するというのは、なかなかに興味深い工夫です。

もちろん、パッと見た感じ、さまざまな課題はありそうです。

たとえば、流れてくる寿司の「値段」が一目でわかり辛い、という問題点もあります。押してみるまで値段がわからないというのは、ユーザー的にはあまり便利ではありませんが、このあたりは今後のソフトウェア改修により改善の余地はあるかもしれません。

ただ、先日のスシローのケースでも指摘したとおり、これを突き詰めていけば、「どの席の客が何を何皿食べたか」を中央でシステム的に把握することができるようになるはずであり、うまく活用すれば、会計の自動化に拍車がかかりそうです。

また、システムの組み方によっては、リアルタイムでの注文状況に応じ、うまく予測しながら需給をコントロールするという、まるで中央銀行の金融政策のような供給量決定が可能になるかもしれません。

いずれにせよ、「バカッター行為」という逆風を受けながらも、回転寿司業界がうまく時代の変化の波に乗っていく様子については、引き続き注目する価値がありそうです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

     回らな寿司が食べたい。
    でも素晴らしいアイデアですね。

  2. 雪だんご より:

    アイディアとテクノロジーの勝利ですね。
    こういう風に時代の変化に対応していける企業は賢い。

  3. HY より:

     この試みが奏功すれば拡張現実やメタバースに発展するでしょう。予想通りです。

  4. ネリチャリ より:

    はま寿司ファンの私が通う店舗にはまだ導入されていないけど、面白いですねコレ。工夫次第でイロイロできると思います。某回転寿司チェーン店では食べ終わった皿5枚を投入口に放り込むと景品が当たるらしいですが、はま寿司にはこれに負けないくらいの射幸心を煽るようなシステムを導入してほしいところです。そうですねえ、もう少し早いスピードで寿司をぐるんぐるん回して画面をめくらタッチしたら、どんなに高い寿司が当たってもそれを食べなきゃいけないスロット回転寿司とか、ハズレをタッチしたら即退場のロシアンルーレット回転寿司とかどうでしょうか。

    1. 新宿会計士 より:

      >どんなに高い寿司が当たってもそれを食べなきゃいけないスロット回転寿司

      それ、罰ゲームや。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告