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    Categories: 外交

事実関係の確認:岸田首相は過去に韓国に2回騙された

岸田文雄首相といえば、2015年、韓国に2回も騙された政治家としても知られています。1回目は「世界遺産合意」、2回目は「慰安婦合意」です。岸田首相を敢えて擁護するなら、慰安婦合意自体、韓国によってあっけなく破られたことが日本にとって一概に悪いことだったとは言えない、という側面はあるかもしれません。いずれにせよ、岸田首相の対韓外交は「3度目の正直」となるのでしょうか、それとも「2度あることは3度ある」となるのでしょうか?

日韓首脳会談!?

すでにいくつかのメディアが報じていますが、本日(13日)、カンボジアで日韓首脳会談が開かれるそうです。ここでは韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)の記事を紹介しておきましょう。

13日に韓日首脳会談開催 韓国大統領室

―――2022.11.12 17:03付 聯合ニュース日本語版より

自称元徴用工問題で目に見える進展がなにもないなかで、なぜここに来て岸田文雄首相が突如として尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領との首脳会談に応じることにしたのか。

可能性が最も高いのは、北朝鮮情勢や台湾情勢が緊迫するなかで、日米韓3ヵ国連携の重要性を確認するために両首脳が急遽面会することにした、ということではないかと思いますが、当ウェブサイトとしては現時点でその内容を断定するのは避けたいと思います。

ただ、ネット界隈では日韓諸懸案を巡り、岸田首相が何らかの「譲歩」――たとえば自称元徴用工問題に関して「基金」ないし「財団」方式での「解決」を図る、など――を約束するのではないか、といった不安が出ているのも事実でしょう。

岸田首相巡る「事実」

韓国に2回騙された岸田文雄首相

こうしたなか、当ウェブサイトにも「社会的な役割」がひとつあるとすれば、そのひとつは「客観的な事実関係」を定期的に掘り起こし、誰でも確認ができるように時系列で並べておくことだと思います。

岸田首相が今回の首脳会談で何を話すのかはわかりませんが、今回「掘り起こす」論点は、岸田首相が過去に少なくとも2回、外国によって騙された経験がある、という事実です。

この「2回騙された」という評価は、優れた韓国観察者としても知られる鈴置高史氏が昨年10月18日付でウェブ評論サイト『デイリー新潮』に寄稿した記事のなかで出てくるものです。

岸田首相から3匹目のドジョウ狙う韓国 米中対立で日本の「輸出規制」が凶器に

韓国が国を挙げて岸田文雄新政権にラブコールを送る。米中対立の激化で日本の輸出管理強化が韓国経済の首を締め始めたから、と韓国観察者の鈴置高史氏は見る。<<…続きを読む>>
―――2021/10/18付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

この「3匹目のドジョウ」という表現、言い得て妙です。

「騙す側」としては、「過去2回騙せた」相手に対しては、「3匹目」を狙うのは当然だからです。

世界遺産登録に関する約束をたった2週間で破った韓国

では、この「過去2回」とは、いったい何でしょうか。

1回目は2015年、日本政府が明治期の産業革命関連施設のユネスコ世界遺産登録を目指した際、当時の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権がこれを全力で妨害した件に関連して発生しました。

東京を訪れた当時の尹炳世(いん・へいせい)外交部長官と会談した当時の岸田外相は「関係改善へ努力すること」で一致したうえ、韓国が推薦する「百済歴史遺跡地区」の世界遺産登録に日本が協力するかわり、この明治期の産業革命遺産の世界遺産登録に韓国が協力することで合意したのです。

日韓関係改善へ努力 世界遺産、両国登録で協力

―――2015年6月22日 1:22付 日本経済新聞電子版より

ところが、ふたを開けてみたらそのわずか2週間後、7月4日のユネスコ総会の場で、韓国側が突如としてこの約束を反故にし、日本の世界遺産登録に異を唱えたのです。しかもこのときは、外務省の佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使がこんなことを述べるというオマケまで付きました。

日本は、1940年代にいくつかのサイトにおいて、その意思に反して連れて来られ( brought against their will )、厳しい環境の下で( under harsh conditions )働かされた( forced to work )多くの朝鮮半島出身者等がいたこと、また、第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる所存である」。

これも韓国側の完全なる勝利でしょう。なにせ「強制徴用・強制労働」という自分たちが作り出したウソを、日本の外交官に認めさせたのですから。

ウソツキ外務省による噴飯ものの言い訳

ではなぜ、この者はこんな発言をしてしまったのでしょうか。

これに対する外務省の言い訳が、噴飯ものです。

外務省が同年7月14日付で公表した記事によれば、この “brought against their will” や “forced to work” は、「朝鮮半島出身者については当時、朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ、その政策の性質上、対象者の意思に反し徴用されたこともあった」という意味なのだそうです。

そのうえで「今回の日本側の発言は、違法な『強制労働』があったと認めるものではないことは繰り返し述べており、その旨は韓国側にも明確に伝達している」、などとするのが外務省の言い分です。

余談ですが、この外務省の言い訳を眺めていると、「さすが財務省と並ぶ、日本を代表するウソツキ官庁のひとつだ」、などと思わざるを得ませんし、正直、このような官庁、今すぐ廃止してこの文章を執筆した者とともに懲戒免職処分にするのが妥当ではないか、というのが個人的な感想ではあります。

ただ、岸田文雄氏が外相時代に韓国に騙されたというのは厳然たる事実です。

しかも日経新聞の6月22日付の報道によれば、21日に外務省板倉公館で開いた外相会談は夕食会も含めて3時間あまりに及び、両者はにこやかに握手を交わしていたにも関わらず、たった2週間でその約束が破られたというのは、少し深刻に受け止める必要があります。

次は慰安婦合意だが…

次に「2回目」は、当ウェブサイトの読者の皆さまであればだれでもご存じの、2015年12月28日、同じく岸田「外相」が尹炳世氏と取り交わした慰安婦合意です。著者自身の要約で恐縮ですが、この合意を要約すると、次の4項目から成り立っていると考えて良いでしょう。

【参考】いわゆる「日韓慰安婦合意」(2015年12月28日)のポイント
  • ①慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感し、安倍晋三総理大臣は日本国を代表して心からおわびと反省の気持ちを表明する。
  • ②韓国政府は元慰安婦の支援を目的とした財団を設立し、日本政府はその財団に対し、政府予算から10億円を一括で拠出する。
  • ③韓国政府は在韓国日本大使館前に慰安婦像が設置されている問題を巡って、適切に解決されるように努力する。
  • ④上記②の措置が実施されるとの前提で、日韓両国政府は、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認し、あわせて本問題について、国連等国際社会において互いに非難・批判することを控える。

(【出所】外務省HP『日韓外相会談』より著者作成)

当時、日本国内の、決して「ウヨク」とはいえないような一般国民の間でも、この合意は極めて評判が悪いものでした。なぜなら安倍晋三総理が自称元徴用工問題を「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題」と位置付けたうえで、韓国に対して謝罪してしまったからです。

たとえば、朝日新聞は2021年5月21日付で、この慰安婦合意の直後から、首相官邸には安倍総理の支持基盤である保守層からの抗議のメールが続々と届いたと報じています(『慰安婦合意で振り返る「岩盤支持層を敵に回すリスク」』等参照)。

「慰安婦合意の当時、官邸には抗議が殺到していた」=朝日新聞当ウェブサイトで数日前、姜昌一(きょう・しょういち)氏の駐日韓国大使としての信任状捧呈式を話題として取り上げました。この問題点は、日本の国民感情に照らし、この人物を天皇陛下の御前に立たせることの是非にあったわけであり、こんなことを続けていれば、菅義偉政権に対する岩盤支持層が離反していく事態も懸念されます。ただし、似たような事例は安倍政権下でもありました。それが、2015年の日韓慰安婦合意です。総合的な見方こそが大事安倍政権の2822日をどう見...
慰安婦合意で振り返る「岩盤支持層を敵に回すリスク」 - 新宿会計士の政治経済評論

これに加えて著者自身が当時、岸田文雄氏個人のフェイスブックを覗いてみたところ、嬉々として慰安婦合意の成果を報告していた記事に対し、数千件という抗議の声が殺到していたことを、昨日のことのように思い出します。

岸田首相、当時のフェイスブック記事を削除!

ここで、少しだけ余談です。

現時点で岸田首相のフェイスブックを検索してみたところ、なんと該当する記事を発見することができませんでした。具体的には、フェイスブックで岸田文雄氏個人のアカウントから「2015年」指定すると、「一致する結果はありませんでした」と表示されるのです(図表)。

図表 フェイスブック「岸田文雄」「2015年」の検索結果

(【出所】フェイスブックの岸田文雄氏のページ

というよりも、不思議なことに、岸田氏は過去のフェイスブックの記事をほとんど削除しているらしく、2019年以前の投稿を確認することはできませんでした。自身の過去の投稿を削除するというのは、なにか合理的な理由があってやっていることなのでしょうか?謎です。

慰安婦合意は日本にとって悪いことばかりではなかった(結果論だが)

なお、慰安婦合意の件に関して、岸田首相のことを少しだけ擁護しておくならば、この合意を形成するうえで実務的に動いていたのは、おそらくは岸田首相ではなく、安倍総理のもとで官房長官を務めていた菅義偉総理ではないかと考えられます。

というのも、慰安婦合意の4項目については、それなりに精緻に練られていたものだからです。

項目の①と②については日本側に課せられた義務ですが、③と④はおもに韓国側に課せられた義務であり、違約すれば、「安倍総理も謝罪したし、10億円も支払うから、それで今後二度と自称元慰安婦問題を蒸し返さない」という意味です。

それに、この合意については日本だけでなく、当時の米国政府も積極的に動いていました。その中心となったのが、バラク・オバマ政権下で副大統領を務めていたジョー・バイデン現米大統領、あるいは国務副長官だったアントニー・ブリンケン現国務長官でしょう。

そして、米国政府が現在でも、この合意を支持していることは明らかです。『アジア系女性記者に報道官「米国は慰安婦合意を歓迎」』でも取り上げましたが、米国務省のネッド・プライス報道官は2021年7月20日のブリーフィングで、慰安婦合意について次のように述べているからです。

“As we stated at the time in 2015, we welcome efforts such as the 2015 agreement between the two countries as an example of their commitment to forging a more productive and constructive bilateral relationship.”

意訳すれば、プライス氏は2015年の日韓慰安婦合意を「日韓両国がより生産的でより建設的な二国関係の構築で合意したものである」と認識していることを意味します。

実際、この合意が文在寅(ぶん・ざいいん)政権であっけなく反故にされたこともあってか、米国政府が日本政府に対し、少なくとも表向きは「韓国に対して譲歩せよ」と要求してこなくなったことも事実でしょう。

さらにいえば、慰安婦合意の項目の③については、韓国側がいっさい履行していません。日本大使館(跡地)前にあるあの慰安婦像は、いまだに日本大使館(跡地)を睨みつけているからです(※当たり前ですが、外国公館前にその国を侮辱する構築物を設置すること自体が国際法違反です)。

したがって、慰安婦合意自体は世界遺産登録の件と異なり、韓国に騙されたことが単純に「悪いことだった」、という話ではありません。

なぜなら、韓国側がこの慰安婦合意を反故にしたことで、慰安婦合意を仲介した当時のジョー・バイデン副大統領(つまり現在の大統領)のメンツをつぶしたからです。あるいは、「韓国は約束を守らない国である」という事実が、米国を含め、全世界に伝わったという意味でもあります。

いわば、慰安婦合意は「肉を切らせて骨を断つ」という意味においては、結果的には安倍総理、あるいは菅総理が遺した大いなるしかけのひとつでもあったのでしょう。

日本は無理に韓国に譲歩するな

いずれにせよ、2015年になされた日韓外相間の2つの合意――6月の「世界遺産合意」と12月の「慰安婦合意」――は、非常に重要です。

これらの合意については、岸田氏が政治家として「韓国に2度と騙されないような慎重さを身に着けたのではないか」と解釈する人もいるかもしれませんが、それと同時に、「韓国に2回も騙された」という岸田文雄氏の政治家としての能力の限界を示すものだ、という解釈をする人もいるかもしれません。

「3度目の正直」なのか、「2度あることは3度ある」なのか、という違いです。

ただ、もしも前者だとしたら、岸田首相が2015年当時のものも含め、フェイスブックの過去記事をどうやら削除してしまった可能性が非常に高い、という点とは整合性が取れません。政治家としての失敗を記憶にとどめるのであれば、あえて自身の失敗の記録を削除するはずがないからです。

あるいは、野党やオールドメディアが「(旧)統一教会問題」での攻撃を仕掛けてきているなか、ただでさえ自民党政権に逆風が吹きやすいという状況にあるにも関わらず、自身の長男を首相秘書官に任命してしまうほどの政治センスを眺めていると、やはり不安を覚える人も多いのではないでしょうか。

日韓首脳会談を巡っても、日本が韓国に無用な譲歩をするのではないか、といった懸念が出てくるゆえんです。

鈴置氏も「日本が韓国に譲歩しようがしまいが、『日米韓3ヵ国軍事協力』の進展にまったく影響は生じない」と指摘している(『対韓譲歩は無駄!鈴置氏「日本に韓国を動かす力なし」』等参照)とおり、日韓諸懸案については、日本の側が無理して解決を図るべき筋合いのものではありません。

鈴置氏が「対韓譲歩論者」を完璧に論破してしまう「日米韓3ヵ国連携のためには日本が韓国に譲歩しなければならない」。こんな主張をよく耳にしますが、この主張は完全に誤っています。日本が韓国に譲歩していないにも関わらず、(おそらくは米国の圧力で)日米韓3ヵ国訓練が実現したからです。韓国観察者の鈴置高史氏は、「日本に韓国を動かす力はない」としたうえで、「日本が譲歩すれば韓国を動かせるとの考えは極めて傲慢」、「なぜか、ここが分かっていない専門家が多い」と指摘するのです。韓国の対日不法行為二重の不法行為当...
対韓譲歩は無駄!鈴置氏「日本に韓国を動かす力なし」 - 新宿会計士の政治経済評論

正直、米韓関係自体がどうなるかわからないなかで、日本がわざわざ韓国に対して譲歩する意味はありませんし、また、韓国の側のグダグダぶりを眺めている限り、自称元徴用工問題で日本が譲歩するかたちでの解決で最終合意に至るのは、やめておいた方が良いとしか言いようがありません。

(※そもそも岸田文雄・現首相にそこまでの政治力があるのかどうかは別問題ですが…。)

あるいは、無理にでも合意に至ったとしても、どうせ2015年12月の日韓慰安婦合意の二の舞になることは火を見るより明らかでしょう。

個人的には最近、岸田首相、あるいは尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領の任期中に「解決策」で合意できる可能性がどれだけあるのかが疑問ですし、無理やり合意をすればどちらかの政権(あるいはどちらも?)が吹き飛ぶように思えてならないのですが、いかがでしょうか?

新宿会計士:

View Comments (64)

  • どんな会見写真が報道になるのか見ものです。
    広島に錦を飾ることで頭がいっぱいの岸田首相は、きっちり足元を見られてハメられる(誰に?)危惧を感じます。今は平時でないので、カネのばら撒きで人気が取れるはずがありません。

  • おはようございます。
    早朝からの記事更新をありがとうございます。

    韓国の経済状況が悪いと言われ、麻生元総理が訪問してからの日韓首脳会談。通貨スワップを締結しないことを祈るばかりです。

  • 誤記部分です。

    >なぜなら安倍晋三総理が自称元徴用工問題を「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題」と位置付けたうえで、韓国に対して謝罪してしまったからです。

    自称元徴用工問題ではなく、いわゆる元日本軍慰安婦問題です。

  • 誰かが言っておられたのですが、安倍内閣の本当の外交は安倍総理自身が行っていた。
    岸田外相としては、この騙された事案しか印象にないのですが。
    日韓よりも更に不安なのが日中首脳会談でEEZへのミサイル攻撃についても発言せず、
    沖縄・与那国近海は中国の勢力圏だと実質的に認めてしまいそうな事です。

  • >あるいは、野党やオールドメディアが「(旧)統一教会問題」での攻撃を仕掛けてきているなか、ただでさえ自民党政権に逆風が吹きやすいという状況にあるにも関わらず、自身の長男を首相秘書官に任命してしまうほどの政治センスを眺めていると、やはり不安を覚える人も多いのではないでしょうか。

    そうですね。

    旧統一教会問題に関して「政商ならぬ政宗」の問題として粛々と対処すれば良いのに、安倍一強時代が長く続いた所為なのか分かりませんが、自民党の議員側はこの問題の「破壊力」「影響力」を甘く考えて、軽症で済んだところが致命傷になる議員も出て。

    福岡県での「選挙活動に協力する事で得られた名簿を信者獲得に利用する」という事例がニュースで取り上げられましたが、「政治家が宗教を利用する事」や「宗教家が政治を利用する事」に関し、今まで脇が甘かったのは事実なので、今後一層きっちりと対処しないと駄目ですね。

    • クロワッサン さま

      >選挙活動に協力する事で得られた名簿を

      当方ザンゲします。かつて市議会選初立候補の旧知のかたの依頼を受けて選挙事務所でPC操作をやった経験があります。名簿作りはヤミヤミでした。協力して得たじゃなくて提供される名簿です。名簿屋ビジネスの世界です。違法じゃないけどどうかな。選挙事務所が持っている情報が「抜かれて」ネットに晒されると難儀する議員は少なくないはず。

      • はにわファクトリー さん

        そうなんですね。

        正直なところ、妥協や切り捨てが仕事となる政治の世界が綺麗事で済まないのは分かりますが、綺麗に見せる必要はある訳で、其れが出来ていない瀬戸際元大臣は首を獲られて当然な無能だと考えています。

        ただ、反省し、閑職であろうとしっかり仕事をし、ミスを繰り返さない事と有能である事を示す事が、政治家であり続ける為には必要だと考えています。

      • 選挙は民度の顕れです。

        問題提起こそ虚構ホールディング社の中期経営計画書に含めるべきスローガンの健闘素材、並列世界からの虚数通信、虚構報道社の次の特集記事は
         『もう駄目だ 限界代議士の限界選挙区』
        これでどうでしょうか。

        • >選挙は民度の顕れです。

          その通りです。

          なので、旧統一教会問題を他人事と捉えて、解決を求めて来なかった有権者にも問題があるとは言えます。

          90年代?に旧統一教会問題が大きく扱われた時、解決してないのに社会の関心が薄れ、旧統一教会の問題性を報じるジャーナリストは旧統一教会によるSLAPP訴訟などの報復が怖くて取り上げる事に躊躇する雰囲気になった、とも聞きます。

          なので、今此処で旧統一教会とキッチリエンガチョしておかないとですね。

    • >個人的には最近、岸田首相、あるいは尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領の任期中に「解決策」で合意できる可能性がどれだけあるのかが疑問ですし、無理やり合意をすればどちらかの政権(あるいはどちらも?)が吹き飛ぶように思えてならないのですが、いかがでしょうか?

      韓国の方は、支持率が低下した政権が対日レイシズムに阿った言動を取り始め、でも支持率はロクに上昇せずに終わる…というケースが多々起きるようですが、日本の場合は支持率が低下した政権が外交での成果を使って支持率の維持や上昇を狙うケースがどの程度起きてるのか知らないんですよね。

      岸田政権の場合、合意しても合意しなくても政権がそろそろ吹っ飛びそうではあります。
      ただ、発足時から岸田政権の長続きを望んでいなかった身としては、ある意味好都合ではあります。

      • >発足時から岸田政権の長続きを望んでいなかった身としては、ある意味好都合ではあります。

         このご意見に激しく同意します。
         
         私は広島生まれですが、無知無能、気力も迫力も度胸も感じられず、後ろから鉄砲を撃ってでも故郷に錦を飾ることしか目的を持たないと思える岸田政権には期待していません。しかし、広島の方々は「おらが村のセンセイ」と言うことで大いに期待しているようですので、魑魅魍魎な国会のセンセイ方のご意向一つに掛かりますが、以外と長続きする可能性も否定できないかも知れません(正直な心境としては個人的な感想として岸田クンにはそれだけの能力を感じられませんが)。そうなると日本には不幸な結果しかもたらすことが無いように思いますが、全て有権者が正当な方法で選んだセンセイ方が行う行動ですから、文句の言い様がないでしょう。

         文句があるなら悪質なセンセイを落とすことですがこれが容易なことではないのは前回の東京都知事選挙を見ても無理なことがおわかりかと思います。庶民は前都知事が起こした風に煽られて「これぞ誠の東京都知事」と投票した結果、ご存じの結果になっているのですが、気がついているのかいないのか?選んだ後の結果を悔やむ前に投票直前までの結果を考えて投票してくれればな~~~と思うところですが。

    • 得意のにたにた顔で、手土産外交をする危険は相当あります。
       『前科2犯 仏の顔も三度まで 岸田首相の危うい外交手腕』
      オレンジ色のニクイやつ今日の夕刊虚構ポストの1面見出しはこれだ。

      • はにわファクトリー さん

        手土産外交となる可能性はそれなりに低いかもですね。

        ただ、自称元徴用工問題での財団方式は、「この問題は完全に韓国の国内問題であり、日本側は一切無関係である」と日韓両政府が公式見解を出すなら、毒饅頭となった自称元日本軍慰安婦問題での財団方式同様に「アリ」かと。

        日本政府は「既に解決済みの問題である」との見解なのだから、「韓国政府が勝手にやっただけで、これで解決しても解決しなくても日本側は完全に無関係」って事で、財団方式に同意したとか賛成したとかは一切触れないのが良いかと。

        ただ、自称元徴用工問題での日本企業側の金銭負担は、過去現在将来含め全て韓国政府が負担する、とかも含めて欲しいところ。

      • はにわファクトリー 様へ
         「仏の顔も三度まで」というと、「三度目までは許される」と解釈されそうですが、この用法は誤りで「仏の顔も三度」が正しいそうです。
         このことわざの元となったのは「仏の顔も三度撫ずれば腹立つ」という言葉で、どんなに仏のように温厚な人でも三度も顔をなでたら怒りますよ、という意味ですから「三度目まで怒らない」ではなく、「三度目は怒る」という意味だそうです。

      • 名無しの権兵衛 さま

        『大魔神降臨 慌てる首相官邸と内閣府官僚』

        という見出しの幻影を視ました。

    •  >軽症で済んだところが致命傷になる議員も出て

       これもマスゴミの匙加減次第ですね。野党が同様の立場なら露骨なまでにスルーでしたから(怒)。

      • KY さん

        マスゴミの匙加減次第なところはありますが、マスゴミが自民党に厳しく野合政党には激甘なのは前々から分かっている事なので、やはり瀬戸際元大臣はとてつもなく無能だったと言わざるを得ないかと。

        あれで総理大臣を目指していたとの事なので、そうなる前に問題化してある意味良かったです。

        第二の安倍元総理になってたかもですし。

        今後は、旧統一教会含め社会的問題を持つ連中とは関わりを持たない様、自らを厳しく律していって貰いたいですね。

  • おはようございます。
    岸田総理は対韓宥和に舵を切ったのかもしれません。
    先日の国際観艦式でも韓国を招待しました。
    レーダー照射事件はなにも解決していないにもかかわらずです。
    やはりこれは外交行為なので総理の意思だと考えます。

    それに観艦式における総理の服装です。
    ただのスーツでした。
    安倍総理の時はシルクハットをかぶっていたと思います。
    こういう時には過去のやりかたを参考にするものですが。
    総理のブレーンはなにをやっているのでしょうか。

    しかし自民党が近年の問題を先送りして譲歩するのなら、私は投票できる政党がなくなってしまいます。
    安倍、菅政権からの路線を変更するなら、相応の説明が欲しいです。

  • 私は、この財務省の極めて無能なポチ男なら
    2度あることは3度どころか何度でもあると思います。
    一刻も早く首相辞任か内閣総辞職を望みます。

  • 間もなく行われる日韓首脳会談は、『未来志向』と『北朝鮮』という誤魔化しワードをちりばめながら、実質的にはこれまで何度も何度も繰り返されてきた日本政府の対韓国譲歩となる、と予想します。
    二度あることは三度ある。
    総理大臣が岸田文雄氏、外務大臣が林芳正氏ですから。

    • もし、本日の日韓首脳会談で、世論の批判が高まれば、岸田総理は林外務大臣を更迭するのでしょうか。もっとも、岸田総理が岸田総理を更迭するかもしれませんが。

  • 岸田首相の支持率が低迷する理由が、もひとつ腑に落ちなかったが、最近ようやく理解出来ました。この方は優柔不断、信念無し、安倍総理の監視が無くなったからか、財務省に抗う事は出来ず、外務省には言いなり。

    本来、今この時点で「日韓首脳会談」は、やるべきではありません。というか、何も変わらずなら永年会う必要無し。相手はその岸田首相を、今までの対応で与しやすしと見ている。中途半端な返事、相手にいいように解釈される発言は、絶対に言ってはならない。相手が成果を持って来るまで、会う必要ナシ。中国の習近平も同じです。

    今、会談すべきは、米国バイデン、台湾蔡、次いで豪、英、仏、加。またタイ、印、ベトナム、マレーシア、シンガポールらではないか。

    岸田首相は誤解を恐れずに言えば、印象に残らぬ総理だ。何もしなくていいから、次期政権にスムースにバトンを渡せるよう、発言行動には気をつけるべきだ。ぜんぜん期待はしてないよ。

  • およそ3年ぶりの日韓首脳会談開催(韓国による観艦式出席への見返り)で、ユンソンニョル政権誕生以降のいわゆる徴用工問題をめぐる外交交渉は、一段落だと(徴用工は膠着のまま棚上げ、現金化も決着もしない、但し日韓関係はこれ以上の悪化は防ぐ)思いますので、日韓のメリット・デメリットにつき、考えてみました。
    まず、日本は大したメリットもありませんでしたが、(現金化されないのであれば)デメリットもないでしょう。あえて言えば、過去の植民地支配に対する過度な贖罪意識に囚われる朝毎東やサンモニのような対韓宥和派が、さらにその勢力を減ずる結果となったことが、メリットですかね。
    次に、韓国ですが、何も得られたものはありませんでしたし、デメリットとしては「司法が独立していない」(慰安婦合意の破棄も相俟って)「国家間の約束を守れない」という国際的信用を失ったと評価できるのではないでしょうか。まあそんなことを気にもかけないかの国の国民からすれば、何も失ったものはない、ともいえるのですが。
    日韓関係における米国の役割ですが、かねてより日本は米国に対し「明確に日本の立場につくのでなければ、日韓関係は日本に任せてくれ(中途半端な介入は控えてくれ)」と主張してきました。今回、韓国の保守政権と一定の”合意”に達したことにより、日本の主張の正しさが証明されたことになると考えます。米国が慰安婦合意のように日韓関係に介入するリスクは大きく減少したものと、評価します。
    日韓の交渉手続きですが、これまでは、日韓政府で交渉し一定の合意→マスコミに漏れ韓国民が激高→韓国政府が更なる譲歩を要求→過去の植民地支配にも配慮し日本が譲歩→韓国民が渋々応諾という経緯をたどったことが多かったように思います。今後は、「韓国が答案を作成し、日本が採点する」方式が定着していくのではないでしょうか。そして今回と同じく、「話にならない」案しか出てこず、何も決まらない状況が続くと考えます。日本にとっては、韓国の国内事情により解決できない、のですから、これはこれでよろしいのではないでしょうか。
    そのうえで、今後の日韓関係をどうするか、ですが、私なりに整理すると、次の5パターンだと考えます。
    A案(積極主義)…利害の反することは棚上げし、一致することについては推進する
    B案(是々非々)…現状維持を原則とするが、日本にメリットがあることのみ、推進する
    C案(現状維持)…既存の関係は維持するが、新たな関係構築は控える
    D案(消極的現状維持)…新たな関係構築は控えるし、現状の関係も段階的に縮小させる
    E案(即時解消)…既存の関係についても、可能な限り早期に解消させていく
    私としては、D案が良いと思うのですが、やはり気分・感情に流されて、国益に反していますかね。皆さんはどのように思われますか?

    • >(現金化されないのであれば)デメリットもないでしょう。

      これは違うと思います。
      実態は、外交上の各種・抑止力の棄損、民間企業の法務対策費増大等の損失を被っています。

      本を糺せば”事なかれ主義”で日和った歴代自民党政権の朝鮮半島政策が原因ですが、日韓基本条約交渉時に一旦妥協した線を踏み込まれて、何の現実的な対応も出来なかった。

      これにより、日本国との約束は守らなくても有耶無耶にできると世界に公言したようなもので、同じようなことが再発することを覚悟しなければなりません。

      良い例が、火器管制レーダー照射事件です。
       通常の国なら戦闘行為なので、反撃を受ける覚悟が必要で、余程のことが無ければやりません。 しかし、自衛隊の場合にはアホな政府見解(専守防衛)で縛られているので、弾なり、ミサイルなりを打ち込まれて撃墜・撃沈されてからでなければ反撃して来ないと高を括られているので、中・韓等のチンピラ国は火器管制レーダー照射をやってくるのです。

      首脳会談をするもしないも”そこで何を話すか”次第ですが、”お手手繋いで仲良く”しかできない”幼稚園児の様な岸田さん”にはあまり期待できないと思います。

      今後の対応は”キチンと躾をする”と言う視点で考えると
      B,C.D案のミックスで

      ”条約・合意を守らない、嘘つき・コソ泥推奨” 国 が悔い改めない限り
      常に負担(緩い鞭)を強いる、改善が見られなければより強い鞭を入れる。
      これ等とは独立に、日本にメリットがあることについてのみ推進する。

      各問題毎に、謝罪、関係者の処罰、再発防止策の実施を確認し、
      躾が出来ていると確認して初めて普通の国(優遇も冷遇もしない)として扱う。

      と思います。

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