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ロシア外務次官「NATOはすでにウクライナで敗北」

「NATOはすでにウクライナで敗北している」、「これはウクライナを『反ロシア』にする西側諸国の計画の崩壊と関連している」。驚くなかれ、これはロシアの外務次官の公式の発言です。いったいどこの並行世界の話なのでしょうか?ちなみにこれからおそらく「戦争犯罪人」として法廷で裁かれなければならないウラジミル・プーチン自身は金曜日時点で「今のところこれ以上の『大規模な』攻撃を行う必要はない」とも述べたのだそうです。素直に「ミサイルの在庫がなくなりました」と言えないのが独裁者の悲哀、といったところでしょうか。

ロシアのミサイル攻撃は戦争犯罪であり戦略的にも無意味

ウクライナ戦争を巡って、クリミア半島とロシア南部をつなぐ「クリミア大橋」が爆発・炎上した(あるいは「何者かによって爆破された」)とする話題は、『クリミア大橋爆発等に関する報道』などを含め、先週、当ウェブサイトでもずいぶんと詳しく取り上げました。

本稿は、ちょっとしたメモ書きです。クリミア半島とロシア本土を結ぶ橋が炎上する画像が、ロイターのほかにロシアのタス通信にも掲載されていました。タス通信の方の記事で確認すると、鉄道橋で少なくとも4箇所において火柱が上がっている様子が確認できます。英国防衛省もツイートをアップデートしていましたので、これについても確認しておきましょう。本稿は、ちょっとしたメモ書きです。『「プーチン誕生日祝い」?クリミアで大橋が爆発し炎上』でも取り上げたクリミア大橋爆発の件について、その後もいくつかの続報が出ているよ...
クリミア大橋爆発等に関する報道 - 新宿会計士の政治経済評論

これについては当初、ロシア側はウクライナによる攻撃であるかどうかについて明らかにしていませんでした(ウクライナ側も攻撃を行ったかどうかについては認めていません)。

しかし、『プーチンのミサイル攻撃は「単なる腹いせ報復」なのか』でも取り上げたとおり、ロシア側はキーウの大使館街を含めたウクライナの各都市に対し、巡航ミサイルを撃ち込むなどの攻撃を加えました。これにより民間人に死傷者が出たほか、各所で停電が発生するなど、ウクライナ社会も混乱しました。

いちおうロシア側の言い分は、ウクライナがクリミア大橋の爆破という「テロ攻撃」に関与したとしつつ、それに対する「報復」ということではあります。

ただ、正直、この報復自体、実質的には独裁者であるウラジミル・プーチンによる「腹いせ」にすぎず、戦略的にはおそらくまったく無意味です。今回の攻撃によって、「ウクライナが戦意を喪失し、ロシアの軍門に下る」などの可能性は、極めて低いからです。

いや、戦略的に無意味であるだけではありません。ロシアにとっては「貴重な」巡航ミサイルを浪費しただけでなく、今回の攻撃自体が戦争犯罪にも該当している疑いは濃厚です。ウラジミル・プーチンにとっては、来るべき軍事法廷に立たされる日に読み上げられる罪状を追加した以上の意味はないでしょう。

プーチンの本音は「ミサイルが足りません」

ただ、これを巡って、そのプーチン大統領自身が興味深いことを発言したようです。

Putin has ‘no regrets’ over missile barrage in Ukraine, but says no need for more ‘massive’ strikes for now

―――2022/10/14 11:36 EDT付 CNNより

米メディアCNNによると、プーチン大統領は金曜日、ウクライナ全土の民間人を標的にしたミサイル攻撃を行ったことを巡って「後悔はしていない」としつつも、「今のところこれ以上の『大規模な』攻撃を行う必要はない」と述べたのだそうです。

この発言、額面通りに受け止める人はさほど多くないでしょう。

実態は、大規模な攻撃を「行う必要がない」のではなく、「行うことができない」、ではないでしょうか?

とくに現在は西側諸国の輸出規制の影響もあり、ロシアには半導体を含めたさまざまな戦略物資が供給されなくなりつつあります。実際、ロシア軍が精密誘導ミサイルの「在庫問題」に直面している、とする話題は、すでに半年以上前の3月の時点でも論じられていました。

ロシア軍、精密誘導ミサイルの「在庫問題」に直面 米分析

―――2022.03.24 18:30 JST付 CNN.co.jpより

CNNの3月24日付の記事によると、米国防総省高官はロシア軍において精密誘導兵器であるミサイルの「在庫問題」に直面し、標的の正確な破壊能力を有しない種類の爆弾の使用頻度が増えざるを得ない、との認識を示していたからです。

ウクライナ側は約半数を迎撃か

ちなみにCNNによると、この政府高官は「精密誘導兵器の一部は発射出来ず、標的に命中せず、さらに着弾時点で爆発しない欠陥も露呈している」と説明したそうですが、これについては実際に先日のミサイル攻撃でもウクライナ軍がロシアのミサイルの約半数を迎撃していたとする報道とも整合しています。

ロシアのミサイルなどの一斉攻撃、約半数を迎撃 ウクライナ軍

―――2022.10.13 17:16 JST付 CNN.co.jpより

もちろん、これらの報道はあくまでも米国やウクライナの当局発表などに基づくものではあります。よって、「これらの報道は信じられない!」「実際にはロシアが勝ってるんだ!」などと言いたい人は、どうぞそのように言い続けてください、としか言いようがありません(『ツイッター界隈に出没する、「根拠を示さない人たち」』等参照)。

著者自身、当ウェブサイト以外にも、じつは(細々とではありますが)ツイッターをやっています。長年、ウェブ評論サイトとツイッターを両方やってみて思うことは、それぞれにそれぞれの長所、短所があるということであり、また、ツイッターはそれこそ本当に「有象無象」が集まる空間だ、という点でしょう。こうしたなか、本稿ではツイッターをやっていて面白いと感じたアカウントについて、雑感を綴ってみたいと思います。ツイッターをやってます本稿執筆時点において、著者自身は細々とツイッターをやっています(といっても、現時点...
ツイッター界隈に出没する、「根拠を示さない人たち」 - 新宿会計士の政治経済評論

NATOはすでにウクライナで敗北

こうしたなか、昨日はさらに驚く記事に出くわしました。

NATO already defeated in Ukraine amid collapsing ‘anti-Russia’ project — official

“NATO has already been defeated in Ukraine. This defeat is connected with the collapse of the project of turning Ukraine into ‘anti-Russia’,”Grushko said<<…続きを読む>>
―――2022/10/15 19:41付 タス通信英語版より

ロシアのメディア『タス通信』(英語版)の記事によると、ロシアのアレクサンドル・グルシュコ外務次官はタス通信とのインタビューに対し、「NATOはすでにウクライナで敗北している」、「これはウクライナを『反ロシア』にする西側諸国の計画の崩壊と関連している」、などと述べたのだそうです。

はて。

いったいそれはどこの並行世界の話なのでしょうか?

もちろん、ウクライナが相手にしているのは、「世界の無法国家群」の一角を占めるロシアです。そして、そのロシア自体、「ルール破り」、「国際法違反」など「なんでもござれ」の国ですので、正直、ウクライナの勝利を楽観するのはまだ早過ぎます。

しかし、私たち日本人の目から見ても、少なくともウクライナの人々の間で、「ロシアに降伏しよう」とする機運はまったく高まっていませんし、それどころかロシアの脅威から国土を守ろうと敵愾心を強めている人の方が、遥かに多いのが実情ではないかと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (18)

  •  またケンシロウだかポルナレフだかわからんことを言い出したな……

    >ミサイルの約半数を迎撃
     「ほら見ろ"半数しか"落とせないじゃないか!THAAD反対!」とかTHAAD無関係だけど言い出す左派は確実に現れるでしょうね。これもゼロ100で。

  • 今後、ロシアはどこからも攻め込まれないにも関わらずこのまま敗北し、経済制裁と浪費的な戦費のツケ、更には失い過ぎた青年労働者の分の国力が削がれる損失を体験するでしょう。戦後処理としては(ヤバいファシズム擡頭を抑止するために建前は無賠償になるかも知れませんが)ウクライナへの経済援助支出は不可避になるでしょう。ご自慢の武器輸出もすっかり中身を見透かされ競争力が落ちると思われます。まかり間違って戦術核使用なり原発攻撃なりに手を染めてしまえば更に大きな責めを負うことに。
    ところでこうした戦後処理で【成り上がる国】と言うモノがあります。謂わば勝ち馬にベットして経済的にも政治力でもちゃっかり見返りを得る国。中には相手の弱目を突いて本来自国に獲る事は行き過ぎな部分まで弱いモノイジメしながら戦勝国気取りで苛斂誅求し国際社会が恐れる敗戦国側のファシズムへの衝動を無闇に高める不届き者も。私は日本はしっかり今の段階でウクライナ側に軍事的支援をし戦勝国側と言う地歩を固めながら、そうしたチャッカリ弱い者イジメをはじめそうな国を掣肘して不要な敗戦国のファシズム擡頭を阻止する役割があるように思います。

    • 元日本共産党員名無し様

      >戦後処理としては(ヤバいファシズム擡頭を抑止するために建前は無賠償になるかも知れませんが)ウクライナへの経済援助支出は不可避になるでしょう。

      ウクライナ侵攻は宣戦布告もなしにロシアが一方的に軍事行動を起こしたものであり、自身「特別軍事作戦」と呼んでいるだけのものですから、国際法上の「戦争」には当たらないと思います。今回の「侵略」という犯罪行為に対する被害請求の放棄はあり得ないでしょう。

      当然ウクライナはそれを要求するでしょうし、被害額算定については、すでに国際司法裁判所などの国際組織を通じて、公開的に証拠が収集されつつあります。ロシア側が与えた損害は「犯罪行為」として賠償責任が、ウクライナ側の反撃によってロシアが蒙った損害は「正当防衛行為」として棄却されることになると思います。

      NATO諸国はもとより、日本についても、これが「戦争」でない以上、「戦勝国」の立場を取ることは出来ないでしょう。国際社会の「まともな」一員として、このような無法で残虐非道な行為は決して許さないという観点から、事態収拾後の対露政策を考えていくべきかと思います。

  • 今までわりと自由放任だったロシアの愛国軍事ブロガーへの捜査に言及する情報が流れ始めています。戦争を煽る世論を抑制したいのでしょう。
    とはいえ、終結への道筋は全く見えず。

    •   露助当局はマッチポンプのつもりなのでしょうけど、ここまで盛大に「愛国軍事ブロガー」に炎上させてしまえばもはや消火は不可能でしょう。

  • 動員して体制を立て直すために現状ウクライナの勢いを消す必要があったところ、クリミア大橋が半壊し、急ぐ必要があった。空爆は、体制立て直しのための時間稼ぎの目くらましで、ベラルーシと共同で国境を圧迫していき、分散を目的とするのが本筋だった。従来なら核の恫喝であるが、もうすでに恫喝しすぎの状態でいらざる介入を招く恐れがありもうあまり使えない。スターリンクを提供するマスクに中国から圧略をかけてもらったのも、可能な限り現状で停戦に持ち込むための方策。大きな流れとしては、アメリカ中間選挙で流れが変わるのをまっているともいえる。

  • ロシアの軍事侵攻と日中戦争を同一視する向きがありますが、自分は違うと思います。
    日本は中国に侵略された満洲の地(長城以北)を確保しようとしたが、中国の満洲もモンゴルもチベットもウイグルも全て中国のものというナラティブの為にした侵攻を追い払っただけ。
    が、追い払っても追い払っても、中国の侵攻が止まらず、ニオイはもとから断てと蒋介石を倒そうとしたもの。
    今のウクライナ露戦争で例えるなら、ウクライナが東部2州とクリミアを取り返してもロシアの侵略は続き、プーチンを倒せとモスクワに攻め入る様なもの。
    いくらウクライナが勝ち続けてるといっても国力はロシアの方が上です。
    同じ様に日中戦争も日本軍は強いですが国力は圧倒的に中国が上です。

    ただ、正義が必ず通る訳ではなく世界は中国の歴史など全く理解してないのに中国のプロパガンダにのせられて日本と世界が戦争をした結果がチベットウイグルです。満洲民族なぞ影も形もありません。
    これも例えるならロシアのナラティブを世界が信じてウクライナはロシアだと認め応援する様なもの。
    これがどれだけ正しくないか理解出来るでしょう。

    ただ、日本が全て正しいとはいえません。
    正義は必ず通るとナイーブに考え、正義に歯向かうのは敵だとばかり世界に喧嘩を売ったのは間違いであると思います。
    ルーズベルトの対日戦略が変わるとは思えませんが、世界に中国の歴史を広め説得を続ける努力をしていたら時間が解決してた可能性もあるやもしれません。
    第二次世界大戦の結果、植民地の独立が出来ました。が、新たに中国の植民地が増えジェノサイドが起こってます。
    米国でも日中戦争の反省の研究があります。
    日本も日中戦争の正しい反省をするべきではないでしょうか?日中戦争は日本の侵略戦争だというプロパガンダをやめて。

  • "特別軍事行動"を発動するにあたり、プーチン氏としても、半年以上時間をかけても一段落しないなどという事態を想定していたとは考えにくく、従って兵力や弾薬などの準備もそのような事態を想定していたとは考えられないので、ロシア軍の人員や弾薬が枯渇しつつあるというのは、ある意味当然の帰結であると言えるでしょう。
    その一方で、ウクライナ軍の士気は非常に高く、弾薬などもNATO諸国などからたっぷり供与されているため、さしあたってウクライナが「敗ける」状況にはありません。その意味では、ロシアは如何に「敗けない」状況で一段落させるかという状況に追い込まれているように見えます。

    しかしながら、ウクライナ軍の"善戦"を支える一つの柱であるNATO諸国の支援がどこまで続くのか、ちょっと危ぶまれる状況になりつつあるようです。すでにイタリアやハンガリーは対ロ制裁から脱落しつつあるようですし、川口マーン恵美氏によると、ドイツの状況はかなり酷いことになっているようです。そりゃあ、電気やガスの価格が10倍になったら、たまったもんではないでしょう。瞬間的なものであればまだしも、ウクライナの情勢が一段落し、ロシアを含めた経済活動が回復しない限り、電気やガスの価格は上がりこそすれ下がりそうもありません。ドイツ政府は2000億ユーロという巨額の補助金を投じて電気やガスの価格抑制を図ろうとしたのですが、EU各国の猛反発を受け、頓挫しつつあるとのことです。そうかといって、放置しておけば、国民生活に大ダメージを与えるのみならず、企業での生産活動にも甚大な影響が及びますので、放置するわけにも行きません。とりあえず原発の稼働停止を延期したようですが、本質的な問題解決にはならないでしょう。

    もうすぐ厳しい冬が到来します。歴史的に見て、これまで冬将軍は常にロシアの味方でしたが、ウクライナ相手では必ずしもそうであるとは限りません。しかし、冬将軍はEU諸国にも容赦なく襲い掛かります。特にドイツはこの冬をどう凌ぐのか、かなり厳しい状況に置かれているようです。そして、万一ドイツが腰砕けになるようなことがあれば、EU各国+イギリスも支援ペースを維持できなくなるでしょう。そうなれば、NATOによる支援と言いつつも、実質的にはアメリカ一国の支援に頼らざるを得なくなります。アメリカとて無限の国力を持っているわけではないので、すでに行われた巨額の支援に加えて、さらにどの程度支援を継続できるのかとくわかりません。真偽不明ですが、アメリカの予備弾薬備蓄も枯渇しつつあるという情報もあるので、これまでのようなペースで支援が継続できるかどうかは何とも言えません。

    ロシア外務次官氏の「NATOはすでに敗北している」という発言は明らかに誇張、もしくは虚言に近いハッタリでしょうが、NATO側の支援体制も揺ぎ無く盤石と言えるかどうか、少々心許なくなりつつあるように思います。NATOが腰砕けになるのが早いか、ロシアの国力が完全に枯渇するのが早いか、現時点では判断できるほどの材料はありません。でも、どちらかの状態に至るまで、ウクライナ情勢は一段落しないのかもしれないという嫌な予感があります。

  • 独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (というより、自分でも独断と偏見だと思いたいので)
    ロシア外務次官の公式発言によって、ロシア国民に対して「ウクライナでロシア軍が苦戦しているのは、相手がウクライナ軍ではなくて、実質、NATO軍だからだ」という言い訳が出来なくなりました。(ロシア国民としても、「ロシア軍がウクライナ軍に負けた」より、「ロシア軍がNATO軍に負けた」の方が納得しやすいでしょう)
    そのため、もし今後もウクライナでのロシア軍の苦戦が続くよいうなら、(「ロシアが核兵器を使用しても、全面核戦争を恐れたバイデン大統領は、これ以上、動かない」とプーチン大統領が考えることが前提ですが)ウクライナで、ロシア軍が核兵器を使用せざるを得なくなることも、あり得ると思います。なにしろ、非核(?)ミサイルが足らないのですから。(これが小型核兵器(?)になるのか、(バイデン大統領の対して核戦争のイメージを強調するために)大型核兵器(?)になるのかは分かりません)
    蛇足ですが、(プーチン大統領にとってのロシア国内問題である)ウクライナ問題解決のために核兵器が使用されるのなら、中国が、(中国にとっての国内問題である)台湾問題解決のために、核兵器を使用する可能性も、考える必要がでてくるのではないでしょうか。
    駄文にて失礼しました。

  • 今回のロシアによるウクライナへの無差別ミサイル攻撃で、少しバトルオブブリテンのロンドン空襲を思い起こしました。
    イギリス軍によるベルリン空襲に怒ったヒトラーが、それまでドイツ空軍の攻撃目標がイギリス空軍の基地だったのをロンドンに変更させました。
    それによりロンドンの民間人に被害は出ましたが、反面それまで空襲で大きな損害を出していたイギリス空軍は立て直す余裕が生まれました。
    結果、イギリス空軍はドイツ軍を追い払った訳です。
    本来であれば、ウクライナ軍の急所を狙うべきものかとは思いますが、急所を見つけることも狙うこともできずに一種のやぶれかぶれなのかもしれません。

    • 戦史について補足させて下さい。

      バトルオブブリテンは、ドイツにとってイギリス本土上陸作戦の露払いでした。
      後にアメリカが持つようになった強襲揚陸作戦能力をドイツは持たなかったので、上陸するためにはイギリス艦隊を作戦水域に近づけないようにする必要があり、そのためにはドイツ空軍が自由に活動できるようにイギリス戦闘機隊を無力化する必要がありました。
      また、秋が深まると海峡付近は曇る日が多くなり空軍の活動に支障をきたすので9月がタイムリミットでした。

      9月15日がクライマックスとされていますが、イギリス側が一方的にドイツ機を撃墜したわけではありません。
      ドイツはタイムリミットまでにイギリス戦闘機隊無力化が実現する見込みがないとして、上陸作戦を中止しました。
      すなわちイギリスは戦略的に勝利しました。

  • 今回のプーチン氏御表明は以降のウクライナ軍による反撃に対して「被害者ムーヴ」に移行するためのマクラ、でありませう
    露国内に対してすら国境線も明示できない"併合済の連邦領土"に向けたウクライナの"侵略"行為に対する"祖国防衛戦争"を宣言する…カモシレマヘンナァ
    露高官の言も、(これまでも発信していたに思われまするが)「以降のウクライナ軍の攻撃はNATOひいては米国による攻撃である」を再(再々?再々々??)提示して、「コレに対するロシアの反撃はNATO及びアメリカにも…」匂わせ要素アリアリちゃうんけか?

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