SWIFTが公表する国際送金シェアのランキングから、ロシアの通貨・ルーブルはすっかり姿を消してしまいましたが、その分、人民元の決済シェアが目立って増えているという事実は確認できません。また、「G20通貨」と呼ばれる通貨であっても、インド、アルゼンチン、ブラジルなどの通貨は過去に1度もランキングに姿を見せたことがありません。こうした統計データからは、通貨の実力が垣間見えたりするものかもしれません。
追い込まれるロシア
ロシアによるウクライナ侵攻は、国際法的に見れば純粋な「ロシアの違法行為」であることは間違いありませんが、問題はそれだけではありません。
2月24日の軍事侵攻以来、ロシアが侵攻地・占領地で明らかな国際犯罪行為を行っていることが続々と判明しており(たとえば「ブチャ事件」など)、少なくともルールに基づく国際法秩序を尊重する圧倒的多数の西側諸国を含めた世界中の多くの国が、ロシアを厳しく非難している状況です。
もっとも、当初は「国力でウクライナを圧倒している」などと指摘されていたはずのロシアは、開戦から7ヵ月が過ぎたにもかかわらず、いまだにウクライナ全土を制圧することができていないばかりか、首都・キーウの制圧目標は開戦後1ヵ月少々で放棄され、むしろここ数週間は戦線の後退も目立ちます。
とりわけ、今月はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が戦略拠点であるイジウムを含め、ロシアから最大8000平方キロにも達する領土を取り返したと宣言し、反転攻勢を強めている状況です(『ウクライナ大統領がイジウム訪問』等参照)。
ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアから奪還した物流の要衝・イジウム(イジューム)を訪問し、人々を鼓舞したそうです。その一方でロシアではミシュスティン首相が「西側諸国の経済制裁にも関わらず、ロシア経済は揺るがない」、「むしろ西側諸国が物価上昇や来るべき冬の資源不足を懸念している」などと強がりを述べているようです。本当にわかりやすい国だと思ってしまうのは気のせいでしょうか。ウクライナや英国の情報は正しかったのかウクライナ戦争において、ウクライナ側が戦略上の要衝をいくつか回復したらしい、などと... ウクライナ大統領がイジウム訪問 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ロシアで広がる徴兵逃れ・国外脱出の動き
こうした状況を受け、ロシアはウラジミル・プーチン大統領が「部分的な動員」と称した動員令に署名しました(これについては『事実上の「総動員」?ロシアが「部分的な動員」を発表』などでも触れたとおり、事実上は「総動員」なのでしょう)。
ウソツキ国家は「タテ検証」に極端に弱いロシアというのは面白い国で、「ウクライナにおける特殊軍事作戦は順調だ」とこれまで自分で豪語していたという設定を忘れ、「西側諸国のせいで国家存亡に危機にある」、などと言ってしまう国です。そのロシアでは、ウラジミル・プーチン大統領が「今後は部分的な動員」を行うと発表しました。どうして素直に「国家総動員」と言えないのかは謎ですが、こうしたロシア側の支離滅裂な言い分も、インターネット社会の「タテヨコ検証」で白日の下に晒すことができるというのは、非常に良い時代にな... 事実上の「総動員」?ロシアが「部分的な動員」を発表 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ツイッター上などでは、ロシアで徴兵を逃れるためでしょうか、「腕を折る方法」などが検索ランキングのトップに入った、だの、国外脱出をする人が殺到し、航空運賃が日本円にして100万円台に跳ね上がった、だのといった話題を見かけます(※ただし、これらについては著者自身、真偽を確認していません)。
また、米メディア『CNN』(日本語版)の次の記事によれば、フィンランドのサンナ・マリン首相は25日までに、「ロシア人によるフィンランドを通じた観光旅行や他国への渡航を終えさせる措置」を準備していると明らかにしたのだそうです。
ロシア人の観光旅行、停止措置を準備 フィンランド
―――2022/09/25 16:00 JST付 CNN.co.jpより
フィンランドといえば陸路でロシアと国境を接している国のひとつです。
CNNによると、プーチン大統領の「部分動員令」発動以降、フィンランド東部で22日、夜を通してロシアからの越境が増大しているほか、ロシアと陸路の国境線を持つ複数の国でも出国を試みるロシア人の長い車列などをとらえた映像がSNSなどで流れていた、などとしています。
ウクライナ侵攻以降、米英欧日などの西側民主主義諸国を敵に回し、外貨準備の没収を含めた厳しい制裁措置を喰らったこと、ウクライナ戦争で苦戦していること、戦力の逐次投入を余儀なくされていること、そしてなし崩し的に事実上の国家総動員に追い込まれ、国民の国外脱出が相次いでいること――。
こうした状況を踏まえると、戦略論としてみれば、ロシアはすでに「敗戦パターン」に入ったという言い方もできます。
今月も決済シェアランキングが出てきた
こうしたなかで、「金融」という視点からは、興味深い動きが見えて来ています。
国際的な銀行間決済電文システムを運営しているSWIFTが毎月公表している『RMBトラッカー』というレポートの最新版を確認すると、ロシア・ルーブルがSWIFTから排除された影響が、いくつかの通貨に及んでいることが確認できるのです。
まずは、統計的な事実を確認しておきましょう。
当ウェブサイトで注目しているのは、毎月、上位20位まで公表されている国際送金市場(顧客を送金人とする取引や銀行間の取引)における通貨別シェアであり、これについて2015年12月以降は、「ユーロ圏を除外したデータ」についても公表されています。
そして、ルーブルについては、ユーロ圏を含むデータ、ユーロ圏を除外したデータのいずれにおいても、少なくとも今年3月以降は、ランキングから姿を消していることが確認できます(図表1)。
図表1-1 ルーブル(ユーロ圏含む)
図表1-2 ルーブル(ユーロ圏除外)
(【出所】SWIFT『RMBトラッカー』より著者作成)
SWIFTランキングは20位までしか表示されていないため、現在のルーブルのシェアとランクの詳細について知ることはできませんが、いずれにせよ、見事にロシアが国際送金システムから排除されたことがわかります。
人民元シェアが顕著に上がっている事実はない
もっとも、ルーブル自体、ウクライナ侵攻直前の数ヵ月におけるユーロ圏を含めたルーブルの決済シェアについてはよくわかりませんし、ユーロ圏外における決済シェアもせいぜい0.25~0.3%程度であり、もともと大したシェアのある通貨ではなかったことは事実でしょう。
ところで、もうひとつ注目しておきたいのが、「ロシアの金融システムがSWIFTから排除されれば、人民元の使用が増える」、といった俗説の妥当性です。中国は少なくとも現在のところ、対ロシア制裁には参加しておらず、ロシアが保有する1000億ドル前後とみられる人民元建て資産も凍結されていないからです。
ロシアが人民元経済圏に取り込まれていくのかどうかという視点で興味深いのが、人民元の決済シェアです(図表2)
図表2-1 人民元(ユーロ圏含む)
図表2-2 人民元(ユーロ圏除外)
(【出所】SWIFT『RMBトラッカー』より著者作成)
ユーロ圏外における人民元のシェアについては、ウクライナ戦争開始後に、ほんのわずかに上昇しているようにも見えますが、微妙過ぎる変化であり、これを見ただけでは「ロシアが人民元決済圏に取り込まれている」とは断言できません。
というよりも、中国もロシアも資本市場を国際的に開放しているわけではないため、どちらの通貨も、その経済規模に照らすならば、国際送金におけるシェアがもともと低い、言い方もできるのかもしれません。
最新版決済通貨ランキング
なお、参考までに、2022年8月時点における通貨別ランキングについても示しておきましょう(図表3)。
図表3-1 決済通貨ランキング(ユーロ圏含む、上位10位まで)
通貨コード | 通貨名称 | シェア |
---|---|---|
1位:USD | 米ドル | 42.63% |
2位:EUR | ユーロ | 34.49% |
3位:GBP | 英ポンド | 6.45% |
4位:JPY | 日本円 | 2.73% |
5位:CNY | 人民元 | 2.31% |
6位:CAD | 加ドル | 1.59% |
7位:AUD | 豪ドル | 1.36% |
8位:HKD | 香港ドル | 1.32% |
9位:SGD | シンガポールドル | 0.81% |
10位:CHF | スイスフラン | 0.74% |
(【出所】SWIFT『RMBトラッカー』より著者作成)
図表3-2 決済通貨ランキング(ユーロ圏除外)
通貨コード | 通貨名称 | シェア |
---|---|---|
1位:USD | 米ドル | 44.63% |
2位:EUR | ユーロ | 36.44% |
3位:GBP | 英ポンド | 3.86% |
4位:JPY | 日本円 | 3.28% |
5位:CAD | 加ドル | 1.91% |
6位:CNY | 人民元 | 1.55% |
7位:AUD | 豪ドル | 1.30% |
8位:CHF | スイスフラン | 1.20% |
9位:HKD | 香港ドル | 0.90% |
10位:SEK | スウェーデンクローナ | 0.63% |
(【出所】SWIFT『RMBトラッカー』より著者作成)
なぜユーロ圏に隣接しているスウェーデンの通貨・クローナの決済ランキングがユーロ圏内を除外したら上昇するのか、なぜユーロ圏を除外したデータで人民元のランクが下がるのか、といった具合に、以前からこの『RMBトラッカー』には不思議な点が多々見られるのですが、このあたりは継続的な研究課題といえるかもしれません。
そのうえで、「G20諸国」の通貨でありながら、過去に一度もランキングに姿を見せたことがない通貨が存在しています。
(※G20とは、G7諸国、つまり日米英仏独伊加7ヵ国に、アルゼンチン、豪州、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコの12ヵ国と欧州連合(EU)を加えた20ヵ国・地域のこと。)
その通貨とは、アルゼンチンペソ、ブラジルレアル、インドルピー、インドネシアルピア、韓国ウォンの5つです。サウジアラビアリヤルも長らくランキングに登場したことがありませんでしたが、2022年6月と7月にユーロ圏除外データの方で20位に入っています。
図表4 G20通貨のなかの「マイナー通貨」
コード | 通貨 | 備考 |
---|---|---|
TRY | トルコリラ | 過去にランクに入っていたが、2020年2月以降、ランク外に |
RUB | ロシアルーブル | 西側の制裁発動以降、ランク外に |
ZAR | 南アフリカランド | ほぼ毎月、20位~17位に姿を見せる |
SAR | サウジアラビアリヤル | 2022年6月と7月に20位に姿を見せた |
ARS | アルゼンチンペソ | 過去に一度もランクインせず |
BRL | ブラジルレアル | 過去に一度もランクインせず |
INR | インドルピー | 過去に一度もランクインせず |
IDR | インドネシアルピア | 過去に一度もランクインせず |
KRW | 韓国ウォン | 過去に一度もランクインせず |
(【出所】著者調べ)
このあたり、一部の国ではかつて「G20スワップ構想」などが一方的に提案されていたことがありましたが、G20諸国も「通貨」という観点からは状況はさまざまであり、正直、「G20」というカテゴリーで通貨スワップを結ぶというのは非現実的でしょう。
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ロシアの動員がうまくいかないことをこれでもかと根拠を示して説明する記事です。
ISW: RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, SEPTEMBER 25
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-september-25
ロシア軍は歴史的に非常時の動員を前提にしたシステムだったのが、2008年の通貨危機で常備軍主体に改革したものの、出来上がったシステムが中途半端すぎて、動員のしくみは機能しないだろう、と言っています。
動員された気の毒な人々は、肉盾としてしか使われないような気がします。
元ジェネラリスト様
>動員された気の毒な人々は、肉盾としてしか使われないような気がします。
HIMARSや長距離榴弾砲の威力が局地戦の勝敗を決する現代戦では、肉盾は多分役に立たんでしょう。
どうせ戦場で使い物にならない兵士なら、30万人規模の脱走兵を野に放って、保護せざるを得ないウクライナにダメージを与えるなんて方が、ひょっとすると効果的かも(笑)。
>30万人規模の脱走兵を野に放って、
なんか、実際それに近い状態になるんじゃ無かろうかという気もしています。
元ジェネラリスト様
常備軍を整備するなら、システマテックな考え方が必要でしょう。ロシア人は、伝統的にそのよう考え方が得意では無いのではないでしょうか?
元ジェネラリスト様は、元、ジェネラリストでいらっしゃるようですから、ジェネラリストこそ、システマテックな考え方ができることが必要であることは、充分認識されていると思います。
所が、この考え方が、身に付き難い人達が
います。
それは、「強権的」な人達です。
権力という力を持っていれば、何でも己れの儘になるという思考体系を持っている人達です。
ここまで書けば、ロシア人の顔がチラついて来るのではないでしょうか?
歴代のロシアのトップで、強権的でないのは、ゴルバチョフだけです。だから、彼は、合理的な考えが出来ました。
中国も、強権的な傾向のある国ですが、流石に、孫氏などの戦略家が生まれる国ですから、強権+システム、でやれる国のようです。
中国は、4千年の歴史といいます。ロシアと中国、歴史の層が違います。歴史の層とは、思考の層の違いのようにも見えます。
米国は、ヨーロッパの歴史の層の上に出来た国です。日本は、日本自体も歴史が長い上に、その長い時間の中で、中国の歴史からの文物を咀嚼し、西欧の文物を咀嚼して来ました。しかしながら、世界の歴史の文物を長く広く咀嚼して来ている国のはずなのですが、若干、システマテックな思考の仕方の咀嚼が遅れている感があります。
(DXの遅れなど)。少し話が逸れました。
現代の戦争は、物量+高度技術、の戦いです。これだけ、質の高い大量のものを、効果的に動かすには、システマテックな思考が出来ることは、不可欠ですね。
ロシアは、伝統的に、そういう考えをする必要が無かったのです。
強権だけでやって来れた国なのでしょう。
だから、直ぐに、究極の強権である、核を持ち出すのです。
追記します。
強権+システム、の中国が最早敵なしのようにもみえますが、自然界というのは牽制という平衡によって成り立つようで、これは、多分どこかで矛盾にぶつかるはずです。
つまり、システムというのは、本来、民主的なものが無ければ成り立たないものだからです。
システムは、巨大で高度になればなるほど、民主的であることが必要になって来ます。
コンピュータで言えば、もし、パソコンが生まれず、メインフレームという中央コントロールの仕組みしかなかったとしたら、今日のインターネットは、生まれなかったと思われるからです。
中国は、今、強権とシステムという、究極的には、相反するもの統合を目指している訳で、それが成功するものかどうか?
>日本は、・・・、世界の歴史の文物を長く広く咀嚼して来ている国のはずなのですが、若干、システマテックな思考の仕方の咀嚼が遅れている感があります。
日本人はシステマティックな思考が若干ではなく極めて苦手ですよ.
或いはより正確な表現を使えば,日本人はシステマティックな思考が嫌いなのです.(少なくともシステマティックな思考を重要だと思う日本人は少ないし,そういう思考に(美的)価値を見出せない人間が日本には極めて多い)
その理由かその結果かは議論の余地がありますが,システマティックな思考に価値を見出す人間が日本人には少ないことは,
・日本が職人の国であり細かい工夫が多くの人々から尊ばれ,
・箱庭や盆栽などのようにギリギリまで切り詰めて余裕のない姿形を尊ぶ一方で,
・逆に将来的な発展の余地を残すための余裕は「無駄」と看做され嫌われる
という日本人の多くに見られる価値観の発露によって無数に繰り返し実証されています.
システマティックに思考し与えられた対象をシステマティックに分析に概念を整理すれば,今の時点では現実には出て来ていない(だから日本人の美的感性からすると「無駄」な)領域が浮かび上がり,それに対して予め用意をしたくなりますからね.
そういう未知の領域や将来の発展あるいは潜在的な可能性のための無駄を予め受け容れる余裕を嫌いギリギリまで切り詰めることに美を感じ喜び尊ぶ人間にはシステマティックな思考など出来ないと考えます.
日本文化は箱庭盆栽(更に追加したければ例えば幕の内弁当でもどうぞ)文化なのですよ.無駄を徹底的に削ぎ落し細かい工夫を際限なく積み重ねて微に入り細を穿つまで延々と洗練し続ける.それが日本文化の真髄だと思います.
その日本文化を尊ぶ価値観が日本人の圧倒的多数の意識を支配している,そしてそこにはシステマティックなモノの見方も大きな構想も存在しない.個人的にはそう感じます.だから若干苦手なのではなく,本質的に嫌いなのです,システマティックな思考を日本人そして日本社会は.
そして故安倍総理は,(特に第二次政権時代には)日本人には極めて珍しくシステマティックな思考が出来た(とりわけ外交面において)人物だと感じていました.
システマティックな思考と外交という戦後の日本人が最も嫌ったり苦手としたりする二点を得意としたのですから,そういうのを最も嫌い苦手とする閉鎖的な日本式左翼や日本式左翼的な価値観の人間が圧倒的に多い大手マスコミの人間からは安倍元総理が蛇蝎の如く嫌われたのは当然と言えば当然でした.
故安倍元首相と外交に関する洞察は流石に鋭いです、勉強になりました。本来、外交とは、対処的なものではなく、未来を創造するものでなければならず、それ故に、システマテックな思考が必要だということですね。これは、外交についての素晴らしい視点だと思います。
そして、この視点から見れば、安倍以前の日本外交は、何もしていなかったと言えますね。
また、日本の左派とマスコミ、自らを進歩派と言う勢力ほど、頑迷と言える程に保守的であるということで、残念なことに、進歩派ほど、毎日、十年一日の如く同じ事を言っていますね。
書かれた通りです。だから、若干、と言う単語を挟みたくなりました。
匿名さんがおっしゃるロシア国民の性質については同意するところ多です。
米軍は小部隊ごとにある程度情報収集と判断を任せる、分散的な軍隊を目指していますが、ロシア軍はそれを真似ようとしていました。
今のロシア軍を見ると、それはどだい無理な話だったのでは無いかと言う気がします。
以前にこちらのコメント欄で紹介された記事が、ひょっとしたらご興味を持たれるかも知れません。
https://shinjukuacc.com/20220413-03/#comment-221282
この中の、「3.日本国際問題研究所(初代会長 吉田茂元首相)研究レポート」
です。
ロシアのクリミア侵攻以前に書かれた論考であると知り、とても驚いた記憶があります。ご存じでしたらすみません。
3月,4月頃のコメント欄をご覧になると、おもしろいと思われるかも知れません。
そろそろ、固定ハンドルつけませんか?
元ジェネラリスト様
貴重な情報を教えて頂きありがとうございます。
本文は長文ですのです、未だ読んでおりませんが、皆様の感想と要約から雰囲気は分かりました。後ほど、じっくりと読みます。
今後は、中国に関しても入念な分析が必要です。自由経済と覇権主義がどこまで融合するものか?等、分析視点は、いろいろ設定出来ると思います。
そうすることによって、相手の行動様式を予見し、自らの対応も自在に取れるように整備しておかなければなりません。
何しろ、相手は、巨大で強大ですから。
私も11章しか読んでいません。