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ISDSで韓国は国際社会のルールに照らして裁かれる

「日韓間のトラブルについては、解決する必要はない。国際社会の環視下に置き、どちらが正しくてどちらが間違ているかを『国際社会のルール』で判断すれば良いからだ」――。これは、当ウェブサイトでこれまで主張してきた日韓関係論の要点のひとつです。こうした日韓関係論の立場から、注目すべき事例がひとつでてきました。投資ファンドのローンスターが韓国政府を訴えたISDSの判決が、今月末に出てくるのです。

日本の「大人の対応」

自称元徴用工問題の「異常性」

自称元徴用工問題とは、「戦時中、強制徴用された」などと自称する者たちが、日本企業を相手取って裁判を起こし、その一部が韓国の最高裁に相当する「大法院」によって認められたことで、韓国が結果的に国際法違反を起こしている問題、などと定義することができます。

改めて指摘しておくと、この問題の異常性は、①そもそも「日帝による強制徴用」という主張自体が虚偽である可能性が非常に高いこと、②韓国の司法府自身が国際協定に違反する状態を作り出したこと、そして③韓国政府がこの問題を解決せず、放置していること、という3点にあります。

当たり前の話ですが、このような行動を取る国が、国際社会において「まともな法治国家」であるとみなされることはありません。ある日突然ウソの罪状をでっち上げられて、その国に投資した財産を没収される可能性があるのだとしたら、そんな国に投資を続けること自体がリスクでもあるからです。

韓国による不法行為の数々

しかも、韓国が「まともな法治国家」であるとはいえない証拠は、この自称元徴用工問題以外にも、たくさんあります。

たとえば2021年1月には、韓国国内で自称元慰安婦らが日本政府を相手取って起こした訴訟で、日本政府が敗訴し、損害賠償金の支払いを命じられたという「事件」が発生しました。

これについて日本政府は「主権免除」という国際法の原則を無視した判決だとみなしており、控訴手続も取らなかったため、韓国国内では判決自体が確定してしまっていますが、損害賠償を巡る手続は一切進んでいません。日本政府が無視しているからです。

また、ほかにも細かい問題でいえば、2012年10月に韓国人窃盗団が対馬の観音寺から盗み出し、韓国に持ち込んだ仏像を巡って、韓国の寺が「もともと数百年前に倭寇によって盗み出されたものだ」と主張したことで、所有権を巡る訴訟が発生しているという事件もあります。

さらには、イチゴやマスカットなどの種苗が日本から無断で韓国に持ち出され、いまや韓国で広く栽培されており、これによって日本の農業には巨額の損失が発生している、などと指摘されることもあります。

そういえば、日韓間の領土紛争でもある竹島不法占拠問題も、もとをたどれば、韓国が国際法の根拠なく、島根県竹島を一方的に不法占拠したという意味においては、純然たる韓国の違法行為の問題にたどり着きます。

いずれにせよ、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、竹島不法占拠問題、対馬仏像窃盗問題、農作物種苗問題などの諸懸案の数々は、いずれも韓国による国際法違反、ルール違反などの問題と総括することができるでしょう。

なぜこんなたくさんの不法行為が生じたのか

ただ、これらの問題がここまで大きくなったことには、やはりそれなりの理由があることも、また間違いありません。

その最たるものは、日本にも韓国にも、かつては「仲間意識」のようなものがあったからではないでしょうか。

1910年の韓国併合から1945年の敗戦までの35年間、日本は朝鮮半島を統治しました。この間、日本は朝鮮全土に学校を作りましたし、高等教育を受けた朝鮮人のなかには、日本人と同じ学校で学んだというケースも多かったはずです。

実際、韓国の第3代大統領だった朴正煕(ぼく・せいき)も「高木正雄」なる日本名を名乗り、日本の陸軍士官学校などで学んだ経歴を有していますし、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)に2013年に掲載された次の記事によれば、故・安倍晋三総理の祖父でもある岸信介とも懇意だったとされています。

安倍 “祖父と朴正熙大統領 親友だった”

―――2013-02-24 22:01付 ハンギョレ新聞日本語版より

実際、日韓国交正常化が果たされたのは、その朴正煕が大統領として在任していて、かつ、終戦からちょうど20年目の1965年のことでしたが、当時は日本社会にも韓国社会にも、お互いを「兄弟国」と感じるような空気があったとしても不思議ではありません。

衛藤氏「日韓は兄弟国」「日本が兄貴分だ」

こうした空気の証拠のひとつが、自民党の衛藤征士郎・衆院議員が党会合で、「日韓は兄弟国」、「日本は兄貴分だ」などと述べたとする話題(『「日本は韓国の兄貴分」発言と過去の日韓関係の特殊性』等参照)についても参考になるかもしれません。

自民党の衛藤征士郎・衆院議員が「日韓は兄弟国」、「日本は兄貴分だ」などと述べたとする話題が、波紋を広げているようです。日本社会では一般に「右派」と呼ばれる人たちからも、「左派」と呼ばれる人たちからも、一様に批判を浴びている一方で、韓国側からも批判が寄せられているようです。ただ、韓国側の批判の「ポイント」も、なんだか理解に苦しむものでもあります。衛藤元衆院副議長の「日本は韓国の兄貴分」発言日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が6月に上梓した『韓国民主政治の自壊』という書籍に、「韓国の...
「日本は韓国の兄貴分」発言と過去の日韓関係の特殊性 - 新宿会計士の政治経済評論

朝日新聞によると、衛藤氏は「韓国ともしっかり連携し、強調し、韓国をしっかり見守り、指導するんだという大きな度量を持って日韓関係を構築すべきだ」、などとする認識を示したのだそうです。まるで、「日本から独立した韓国を、日本は親としてしっかり見守るべきだ」、とでも言いたいかのようにも見えます。

やはり、日韓基本条約締結直後から「日本語世代」が現役だった1980年代ごろまでは、日本社会にも「韓国がやることにいちいち目くじらを立てず、多少は許してやるべきだ」、といった雰囲気が蔓延していたフシがありますし、韓国の経済力が現在と比べて非常に小さかったため、「大人の対応」を取る余力もあったのでしょう。

もちろん、当時から韓国の度重なる国際法違反を指摘し、「やってもいないことで韓国に謝ってはならない」などと警告していた日本人がいたことは事実です(上智大学の元教授でもある故・渡部昇一氏などはその典型例でしょう)が、1990年代頃まで、こうした意見が日本社会の主流を占めることはなかったのです。

しかし、すでに時代は変わりました。「日本が兄、韓国が弟」などとする見方は、少なくとも現代においては、日韓のいずれでも支持を受ける考え方ではなくなったのです。

考えてみれば、日本が朝鮮半島を統治したのはたかが35年ですし、日露戦争前後から進んだ大韓帝国の保護国化の時代を合わせても40年前後に過ぎません。終戦から77年目も経過しているわけですから、「かつて日本が韓国の保護者だった時代があった」などといわれても、それはもう歴史に過ぎないのです。

また、現在の韓国は、経済的には決して「小国」ではありません。

1人あたりGDPで見ても、すでに日本とほぼ肩を並べています。「韓国のやることに目くじらを立てるな」と言われても、現に半導体産業を含め、日本の一部の産業が壊滅状態に追いやられていることを思い起こすなら、やはり韓国に対しては、「ルールをちゃんと守れ」と毅然と要求しなければなりません。

国際社会と韓国

時代の変化に追いつけない韓国社会の意識

ただし、韓国の側の意識がこれに追い付いているかどうかはまったく別問題でしょう。

この点、インターネット上の韓国メディアの日本語版の記事などを普段から読んでいると、韓国社会では「日本は過去に韓国に悪いことをやったのだから、多少、韓国が国際法に違反しても構わない」、などとする考え方が垣間見えます。

というよりも、「国際法に違反すること」の重みを、韓国社会が全体として理解していないというフシすらあるのです。

このあたり、明治維新により果敢に開国し、万国公法を学び、自ら富国強兵に努めたうえで不平等条約を撤廃させるのに成功した日本と、戦前は日本に統治してもらい、戦後は日本に支援してもらった韓国では、国際法に対する感覚はまったく異なっているのかもしれません。

そして、韓国は図体だけ大きくなりましたが、万国公法をないがしろにする困った性格は治っていないようです。

今から2年前、当ウェブサイトでは「韓国在住日本人」様と名乗るコメント主様からの読者投稿を掲載しました(『【読者投稿】在韓日本人「韓国さん、お達者で!」』参照。なお、現在の同氏のハンドル名は「韓国在住日本人」様です)。

当ウェブサイトでは「読者投稿」を歓迎しており、投稿要領等につきましては『当ウェブサイトの基本方針(2020/05/25版)』などでもまとめております。こうしたなか、これまでに何度もご登場いただき、「現地在住日本人」としての視点から、単純な嫌韓でもなく、また、媚韓でもない、生活実感に基づいた貴重な論考で大好評を博して来た「韓国在住日本人」様から、待望の最新論考をご投稿いただきました。今回のテーマは、いったい何でしょうか。読者投稿『当ウェブサイトの基本方針(2020/05/25版)』でもお知らせしているとおり、当ウ...
【読者投稿】在韓日本人「韓国さん、お達者で!」 - 新宿会計士の政治経済評論

「韓国在住日本人」様は、韓国に10年在勤した経験から、韓国の経済的な没落を予想したうえで、こう述べます。

韓国を内外から見て、小生の予想はさほど外れていないと自信をもっております。とくに経済の没落に関しては、かなり可能性が高いとみています。中国や東南アジアの台頭、日本との関係悪化、差別意識から来る孤立化等、その兆候はあちらこちらで垣間見えます。

その具体的な「兆候」が、アジア各地で発生させている、韓国企業によるさまざまな事件・事故です。

たとえば東南アジアではパラオの橋の崩落(SOCIO)、インドネシアの溶鉱炉事故(POSCO)、ベトナムでの建設現場崩落事故(三星物産)、ラオスのダム崩壊(SK建設)、インドのガス漏れ事故等(LG化学)、韓国企業が東南アジアで起こした事故が数多くあります」。

そして、これらの事故に対する対応が、決して誠実なものであるとは限らなかったという点については、当ウェブサイトでも過去に何度となく指摘してきたところでもあります(『韓国にはラオスダム決壊の加害者という意識があるのか』等参照)。

ここ数日、似たような話題ばかりが続いてしまいましたので、本稿ではまた1つ、あまり注目されていないものの、非常に重要な話題を紹介しておきたいと思います。自分たちを「被害者だ」と騙りつつ、日韓関係を含めてさまざまなものを破壊しているのが文在寅氏です。こうしたなか、昨年、韓国企業がラオスで発生させたダム決壊事件を巡っては、事故原因やその後の韓国の対応を含め、韓国がれっきとした加害者であると思わざるを得ないのですが、「それをものともしない文在寅氏の神経の図太さ」に対し、ある意味では尊敬(?)してしま...
韓国にはラオスダム決壊の加害者という意識があるのか - 新宿会計士の政治経済評論

経済規模が小さかった時代ならともかく、世界10位圏内をうかがう経済大国となった韓国が、世界中でさまざまな不誠実さ、国際法違反行為などを働いていれば、「元韓国在住日本人」様が指摘されるとおり、韓国の「孤立化」は避けられません。

ダヤニ家のISDSという事例

実際、韓国を巡っては、すでに国際社会のルールで裁かれるという事例が、いくつか生じ始めています。そのひとつが、『イランのダヤニ家が韓国企業の英国内資産を差し押さえ』などでも紹介した、イランのダヤニ家を巡る「ISDS」です。

イランと韓国といえば、浅からぬ因縁がある両国です。当ウェブサイトでは以前からしばしば、韓国とイランの不透明なバーター取引などに注目して来ましたが(『日本産フッ化水素、韓国が全世界にばら撒いていた?』等参照)、もうひとつ、イランと韓国の間では、イランのダヤニ家が韓国政府を相手取った「ISDS」で勝訴したにも関わらず、韓国政府が損害賠償を実行していないという問題が残っています。過去の興味深い読者投稿『お知らせ:読者投稿を常設化します』などでもお伝えしたとおり、当ウェブサイトでは昨年6月頃から読者...
イランのダヤニ家が韓国企業の英国内資産を差し押さえ - 新宿会計士の政治経済評論

ISDSとは、 “Investor-State Dispute Settlement” 、つまり「投資家・国家間の紛争解決手続」のことで、外国人投資家が相手国に投資を行う際、その相手国政府の不法行為などによって外国人投資家の利益が侵害された場合に、国際的な仲裁手続を使って問題の解決を図るものです。

外務省『国家と投資家の間の紛争解決(ISDS)手続の概要』などの資料の説明によると、このISDSには大きく分け、次のような仲裁規則があるそうです。

投資紛争解決国際センター(ICSID)の仲裁規則

世銀が1965年に設立した、米・ワシントンD.C.に所在する「投資紛争解決国際センター」(International Center for Settlement of Investment Disputes, ICSID)で行われる仲裁。設立条約締約国は150ヵ国

国際商業会議所(ICC)、ストックホルム商業会議所(SCC)等の仲裁規則
仲裁地は指定されておらず、当事者の合意に基づき決定される(当事者の合意があれば、どこで行っても良い)。合意がない場合には仲裁機関が決定する。なお、事務局は行程管理などの手続的な側面支援を行うが、仲裁判断には加わらない
国際連合国際商取引法委員会(UNCITRAL)の仲裁規則

仲裁地は指定されておらず、当事者の合意に基づき決定される(=当事者の合意があれば、どこで行っても良い)。合意がない場合には仲裁裁判所が決定する。なお、UNCITRALは仲裁手続規則を提供する機関であり、国連は仲裁判断に影響を及ぼさず、行程管理などの手続的な側面支援も行わない

韓国政府は「国際社会のルール」で敗訴した

ケースによってどの規則が適用されるかは、両国間の投資協定によっても異なるそうですが、イランのダヤニ家のケースでは、おそらくこの2番目ないし3番目の規則が適用されたものと思われます(※といっても、韓国メディアの報道にはやや不自然な点もあるのですが…)。

ここで参考になるのは、韓国メディア『中央日報』(日本語版)のこんな記事でしょう。

韓国政府がISDで初めての敗訴確定…ダヤニに730億ウォン賠償

―――2019.12.23 07:45付 中央日報日本語版より

韓国政府、イランに支払う750億ウォン「ISD敗訴金」…米国の制裁のため方法なし

―――2020.01.06 10:17付 中央日報日本語版より

これらの記事によれば、ダヤニ家は投資家として韓国政府との紛争を解決するためにUNCITALを利用し、イランの投資家・ダヤニ家が韓国政府に対し、企業買収案件を巡って提訴して2018年6月に勝訴したのだそうです。

そもそものことの発端は、ダヤニ家が2010年、韓国の「大宇エレクトロニクス」の買収を進めていたところ、米国の対イラン制裁などの影響でダヤニ家側が買収額を引き下げようとすると、韓国側の「債権団」が契約を破棄し、契約金も返金しなかったという「事件」が発生したことにあります。

ダヤニ家はISDSを使い韓国政府を提訴したところ、UNCITRALは「韓国政府が債権団決定に間接的に介入した」と認定し韓国敗訴を判定。韓国政府側の「敗訴を取り消してほしい」とする請求についても2019年12月に英国の高等裁判所が棄却したことで、韓国の敗訴が確定した、というものです。

この点、上記外務省の説明によれば、UNCITRALは仲裁手続規則を提供する機関に過ぎず、裁判所そのものではないはずですが、韓国メディアでこの手の不整合が出るのはよくあることなので、とりあえず先に進みましょう。

ここで重要なのは、「ダヤニ家と韓国政府の紛争」は、ダヤニ家の主張が正しいか、それとも韓国政府の主張が正しいかについて、ISDSという「国際社会の手続に従って」、「国際社会のルールに従って」判断が下された事例と見ることができる、という点です。

今度はローンスターのISDS

こうしたISDSのうち、最初の類型、すなわちICSIDを使った事例も出てきました。

韓国政府と米ファンド・ローンスターの訴訟 31日に判決

―――2022.08.24 16:46付 聯合ニュース日本語版より

韓国政府-ローンスター国際投資紛争、31日に判定宣告

―――2022.08.24 14:11付 中央日報日本語版より

韓国メディア『中央日報』や『聯合ニュース』(いずれも日本語版)の報道によれば、2012年11月に投資ファンド「ローンスター」が韓国政府を相手取り、ICSIDに起こした46億7950万ドルの支払いを求めた訴訟の判決が、8月31日に下される予定であると韓国政府法務部が発表したのだそうです。

これらの報道によると、ローンスターは韓国の「外換銀行」を2007年に香港上海銀行(HSBC)に売却しようとしたところ、韓国金融委員会が正当な理由なく売却承認を遅延し、韓国国税庁が恣意的で矛盾した課税を行ったと主張しているのだそうです。

ちなみにローンスターによる外換銀行の海外への売却は実現せず、結局2012年にハナ銀行に売却したのだそうです。

もちろん、現段階ではローンスター側が勝訴するのか、あるいは敗訴するのかについては、わかりませんし、残念ながら韓国政府が勝利をおさめる可能性もあるでしょう。

しかし、もしもローンスター側の請求が認められた場合には、またひとつ、「国際法の前に韓国が敗訴した事例」が積み重ねられることになるかもしれません。

問題を「国際社会の環視下」に出せ

この点、以前の『「煽り運転への対処」にみる処理水海洋放出のポイント』などでも指摘しましたが、相手が理不尽なことを言ってくるという事態に直面したときは、基本的には衆人環視のもとで、警察など第三者を速やかに介入させるのが鉄則です。

煽り運転には第三者の目を入れるのが鉄則。これと同様に、理不尽なことを主張してくる相手国に対しても、第三者、すなわち第三国であったり、国際機関であったりの目を入れるのが鉄則なのでしょう。日本政府が22日に承認した処理水の海洋放出に関連し、韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領が「周辺国の同意を得なければならない」、などと述べたのだそうですが、これについてどう考えるべきでしょうか。煽り運転への正しい対処法煽り運転の被害に遭ったときにはどうするか。これについてはJAFのウェブサイトに、非常に興味深い...
「煽り運転への対処」にみる処理水海洋放出のポイント - 新宿会計士の政治経済評論

なにより、日韓関係についても同様に、さまざまなトラブルについては日韓2ヵ国間での解決を目指すのではなく、国際社会の目を入れることを優先すべきなのかもしれません。

というよりも、極端な話、日韓諸懸案については解決などする必要はありません。むしろ、①「国際社会のルールに照らしてどちらが悪いか」が国際社会において明らかになること、そして②日本が適切な制裁手段を発動することのほうが大事でしょう。

その意味では、今回のローンスターの件、韓国による国際法違反案件を山ほど抱えている私たち日本としても、注目するに値する事件のひとつであることは間違いないでしょう。

新宿会計士:

View Comments (14)

  • 韓国を甘く見てはいけません。
    判断が公平であって当たり前のスポーツ大会の審判や 世界から見ても日本の主張が正しい裁判、裁定でも 韓国は買収の技が秀でています。
    ワールドカップのミラクル判定、ハニトラ、買収、接待漬けの福島水産物のWTO裁定など 韓国の不誠実行為には 誠実、正義の日本には勝ち目がありません。

    さすが 永年のコウモリ国で 生きてきた国には かないませんよ。

    • 確かに、韓国はそういった「能力」や「技術」にはとても長けていますね。
      日本にとっては、とてつもなく相性の悪い相手です。
      日本の国力が高まるのを嫌がる国にとっては、韓国が日本の足手まといに、
      日本が韓国の餌係になっているのは理想的な状況ですしね。

      日本に勝ち目があるとすれば、韓国に冷淡に接し、ガチガチの契約だけの関係に留め、
      「日本が正しいのに韓国を勝たせる」と「自分達まで損をしてしまう」状況を
      作る事でしょうね。例としては処理水の問題で、韓国はなーんにも出来ていないですから。

      • 韓国の「能力」ら「技術」が使える場でしか戦わないのが彼らの戦術。公正な第三国を交えた調停の場には決して出てこないでしょう。
        第三国を味方に出来るかを嗅ぎ分ける能力は長けてると思います。

    • 確かに楽観視してはいけませんね。
      このような国際裁定で普通の法治国家は自国不利な判決がでると、
      「国際的に認められないんだ。今後このようなことがないように自国の法律を改正しよう」
      となるのだけれど、韓国では、
      「相手が判事を買収した」
      など自国の手口を新聞社が自己紹介しますものね。
      しかしアメリカのハゲタカ•ファンドを相手に勝てると思ってるのかね。
      日銀じゃないんだから。
      でも9月以降もワクワクさせてくれそう!

    • 数年くらい前の状況でしょうか?
      最初の段落ですが、サッカー日韓戦で3-0の3連敗、無様ですね、買収できなかったようです。
      さらにB●Sの工作は有名でしたが、チート方法が完全にバレてあっと言う間に没落、活動停止。
      米国で南朝鮮車のコンシューマーレポート評価が異様に高かった時期がありましたが、
      集団的な工作もバレてしまったようです、米国人にも彼らがチートすることが知れ渡りました。
      (17年 キア3位、ヒュンダイ8位→22年 キア18位、ヒュンダイ14位)
      禁治産国家・南朝鮮の保証人は日米と言う最大級の経済軍事力を持つ国家でした。
      南朝鮮が地球上で自由にできたのは、西側国家の最前線として、
      両国の信用をただで提供されていたからです。
      南朝鮮そのものが国家的に強かった時期はなく、鏡を見てビビってはいけません。
      現在は両国から見捨てられています、その証左が金融・通貨危機直前の悲惨な状況です。
      国家的に工作資金が付きてるんでしょう、南の苦境が見えるようです。
      今までのやりたい放題のツケを払い、失った信用を回復できる能力は南にはありません。
      本スレッドも南朝鮮がこれから没落していく転換点の重要な事例だと思います。

    • 同意します。
      私が韓国経済が焦土化してほしい理由の一つがこれで、小賢しい真似ができないくらい貧しい国に戻ればいいのに、と思います。
      「衣食足りて礼節を知る」事は民族のDNAレベルでなかったという事だと思います。

  • >しかし、もしもローンスター側の請求が認められた場合には、またひとつ、「国際法の前に韓国が敗訴した事例」が積み重ねられることになるかもしれません。

    そして、韓国が判決を無視すれば、南シナ海に関する国際海洋法裁判所の判決を無視した中国と同じ側に属するのが韓国なのだ、と分かる事例がまたひとつ増える訳ですね。

    正直者には生き辛い社会に良い未来が待っているとは思いませんが、韓国社会の価値観は余程の事じゃ無い限りは韓国が決める事なので、彼ら次第ですね。

  • そういえば、以前には公的に外貨運用を委託されてる韓国投資公社が、ISDSで審理中の米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントに5000万ドルを出資し「40%の収益をあげていた」みたいですね。

    いつのまにか、外貨準備高はハゲタカファンドで運用する時代に突入してたんですね・・。

  • ながいこと韓国にとって外国と言えば「日本」のことだった。
    日本に対するふるまい方が世界に通用すると思っていたのではないか。

    • 日本でも「外国」といえば「中国と韓国」のことと思っている方がいるようですよね。
      世界は広いのにね。

  • 「韓国は信用で成り立っている社会ではない。その代わり政治報復だけは、すごく理解する国だ。日本は信用崩壊というメッセージを出したつもりだが、韓国は政治報復の方が分かりやすいから、その理解に基づく……」
    ttps://newswitch.jp/p/19015

    だいぶ古い記事ですが、この分析には納得させられました。(ただし、その対処法は意味不明でした)

  •  韓国が国際法というか国際常識に疎いor関心が薄いのは事実(まあ日本が気にしすぎるとこもあります)でしょう。「被害者中心主義での解決」といっても「韓国軍によるベトナム戦時民間人虐殺事件」に適用するなら立派なものでしょうが、日韓問題にのみ適用するのでは「ネロナンブル」と同義語でしかありません。むしろ日本の主張する「国家間の約束は守られねばならない」の方が、諸外国の賛同は得やすいと思います。
     ただ日韓関係が拗れたのは、それよりも「日本の過去の植民地支配に対する過度の贖罪意識」とそれに反射した「韓国のもめれば日本が譲るのが当然意識」だと、私は考えています。余談ですが、あの統一教会が母国韓国よりも、日本で多くの信者を獲得したのは、日本人のこの贖罪意識をうまく突いたため、という解説もあります(朝日新聞とかの刷り込みが、結果的に統一教会の信者獲得を助けたんですよね)。
     この”日本人の過度の贖罪意識”も、まだ一部の”知識人”には残っていますが、少数派となり、外交への影響は殆ど無くなりつつあります。後は韓国の方が、過去のパターン(成功体験)から脱し切れるかですが、まだまだ囚われているようですね。

  • 2021年の韓国合計特殊出生率が0.81 前年の0.84からまた下落。
    韓国は合計特殊出生率が世界一低く、自殺率が世界一高い。
    合計特殊出生率が1を下回る国は韓国以外にないし人口10万人当たりの自殺者が25人を超える国も韓国以外にない。韓国では頼る人がいない老人が多くOECD最下位。
    「夢も希望もない」とこうなる。
    すべてを犠牲にして日本に追いつきたかった。
    先進国に入ったという割には社会保障支出はGDPの12.2%で35位(ビリから4番目)日本22.3%で13位。年金支出はGDPの3%でOECD37位(ビリから3番目)(日本は9.4%でOECD12位)
    ツケがこういうところに出てきているのではないか。
    韓国には中学、高校に入学後大学まで無試験で行ける私立はないそうだ。筒美京平や松本隆のような人は出てこないのだろう。韓国の学校にはクラブ活動というものがないらしい。そんなことやってる時間があったら勉強しろということのようだ。
    要するに余裕がないんだね。