ロシア軍には人的・物的損害だけでなく「情報」損害も
気が付いたら5月9日が目前に迫ってきました。相変わらず、ロシアは「戦果」らしい戦果に飢えている状況ですが、それだけではありません。昨日はいくつかのメディアが、ロシアの黒海艦隊のフリゲート艦に対艦ミサイル「ネプチューン」が命中したとするウクライナ当局の発表を報じました。しかも、ロシア軍には現在、人的・物的損害が生じているだけでなく、情報面でも大きな損害が生じている可能性が濃厚です。
目次
ロシアの「マイナス戦果」
ロシアのフリゲート艦にネプチューンがまた命中か
ロシアが毎年盛大に祝う「対独戦勝利記念日」、すなわち5月9日が近づいてきました。このロシアの祝日にピッタリ(?)なのでしょうか、昨日はこんな話題を発見しました
Russian warship Admiral Makarov ‘on fire after being hit by Ukrainian missile’
―――2022/05/06付 Independentより
英紙『インディペンデント』など複数のメディアが日本時間の昨日夜までに報じた内容によれば、ウクライナ政府当局はロシアの黒海艦隊に所属するフリゲート艦「アドミラル・マカロフ」にウクライナ軍が発射した対艦ミサイル「ネプチューン」が命中し、同艦が炎上している、などと述べたそうです。
【参考】2017年に就航した「アドミラル・マカロフ」
(【出所】ロシア防衛省)
これが事実なら、ロシアにとっては大変に大きな損害です。ちょうど米メディア『フォーブズ』に昨日掲載されていた次の記事よれば、2017年に就役した同艦は、「モスクワ」なきいま、黒海艦隊の最も中心的な艦艇である、などとされているのです。
The Russian Frigate ‘Admiral Makarov’ Might Be The Juiciest Target In The Black Sea
―――2022/05/06 02:09EDT付 Forbsより
奇しくも当ウェブサイトでは先月の『モントルー条約で孤立する黒海艦隊は「絶好の的」に?』でも議論したとおり、現在の黒海はいまや外洋から事実上遮断されてしまっており、黒海艦隊が「射的の的」になってしまっているのではないか、という仮説を提示したばかりです。
ロシアの黒海艦隊が「孤立」しつつあるようです。「モントルー条約」に基づけば、黒海と地中海を結ぶダーダネルス、ボスポラス海峡の軍艦の通行を差し止める権利がトルコにあり、トルコはこれに従ってロシア艦の通行を禁じているのだそうです。言い換えれば、現在の黒海艦隊はウクライナや同国に提供されている西側諸国の武器にとって、「絶好の的」、というわけでしょう。ロシアvs国際社会「踏んだり蹴ったり」のロシアロシアによるウクライナ侵略から、すでに2ヵ月が経過しました。ロシア側は当初、「短期決戦・短期決着」を狙っ... モントルー条約で孤立する黒海艦隊は「絶好の的」に? - 新宿会計士の政治経済評論 |
もしも「アドミラル・マカロフ」がウクライナ側によって損傷させられたのであれば、興味深いことに、ロシアにとってはもうひとつの「マイナスの戦果」といえるかもしれません。
米独首脳は「ロシアに領土獲得を認めない」
そういえば、「戦果」という意味ではもうひとつ、昨日はこんな記事もありました。
米独首脳、ロのウクライナ領土獲得認めない方針で一致 電話会談
―――2022年5月6日4:34付 ロイターより
ロイターによると、ドイツのオーラフ・ショルツ首相と米国のジョー・バイデン大統領が5日に電話会談し、「ロシアによるいかなるウクライナ領土の獲得も認めない方針で一致した」と独政府報道官が明らかにした、などとしています。
これもなかなかに気になる話題のひとつです。
今回のウクライナ戦争を巡っては、先月27日には英国のリズ・トラス外相が、「ウクライナの勝利は西側諸国にとって戦略的急務」としたうえで、ロシア軍を「ウクライナ全土から押し出さなければならない」、などと発言したことを思い出します。
トラス英外相、ロシアを「ウクライナ全土から押し出すべき」
―――2022/04/28付 BBC NEWS JAPANより
ウクライナ戦争が始まった直後の2月末から3月初めごろにかけての記事は、西側諸国はロシアに対し厳しい経済制裁を科すことで一致団結したものの、戦争の「落としどころ」をどこに置いているのかに関するコンセンサスは取れていませんでした。
しかし、4月初頭に判明した「ブチャ事件」、それに続くマリウポリなどの残虐な無差別攻撃、さらにはロシア軍によるさまざまな国際法違反行為などが続々と判明するなかで、ここにきて西側諸国は、本気でロシアを敗戦に追い込むことにむけ、徐々に覚悟ができてきたのかもしれません。
レンドリース法次第では「戦後」の米・ウクライナ関係に影響も
そういえば、ちょうど先週は米下院が「レンドリース法」を可決し、現在、バイデン大統領の署名を待っている状態であるはずです(『米下院「レンドリース法」を可決』等参照)。
米下院が「レンドリース法」を417対10の圧倒的多数で可決しました。あとはジョー・バイデン米大統領が署名すれば法律として成立します。そして、このレンドリース法は80年前と同様、米国が旺盛な武器供与を通じてウクライナ全土からロシアを「押し出す」きっかけとなるかもしれません。結果的にドンバス地方やクリミア半島に米軍基地が出来上がるのだとすれば、プーチン氏にとっては皮肉なことといえるかもしれません。下院がレンドリース法を可決!4月6日に米上院で可決された、「レンドリース法」、あるいは日本語の「武器貸与法」... 米下院「レンドリース法」を可決 - 新宿会計士の政治経済評論 |
これについては「バイデン大統領が署名した」とする続報は現時点ではまだ見られませんが、もしも法として成立すれば、米国からウクライナに対する武器等の提供がさらに容易になると考えられ、場合によっては「戦後」、米国とウクライナの関係がさらに深まるかもしれません。
もしも2月24日のロシアによるウクライナ侵攻を契機に、ウクライナに米軍基地ができるような事態が生じれば、これはロシアにとってはおそろしく皮肉な事態です。なぜなら、(おそらく)ロシアの軍事侵攻の目的は、少なくともウクライナの「中立化」「非武装化」にあったと考えられるからです。
それだけではありません。NATOも着実に東進し始めています。長年、NATOに加盟せず、ロシアに対して軍事的中立を守ってきたフィンランドとスウェーデンが、おそらくはほぼ同時に、早ければ数週間以内にNATOに加盟すると見られているからです。
フィンランドのNATO加盟申請ほぼ確実=スウェーデン外相
―――2022年5月2日8:55付 ロイターより
皮肉にしては最高の戦果といえるのかもしれません。
ロシア軍の行動は「目的合理的」だったのか?
目的を全く達成できなかったロシア
もっとも、このような流れを踏まえると、ロシアがウクライナに侵攻したことが、ロシアにいったい何をもたらしたのか、ここで冷静に考えておく必要があるかもしれません。
そもそも論ですが、ウクライナ侵攻から48時間後の2月26日午前8時、ロシアのRIAノーボスチ通信がウェブ上で誤配信した『ロシアと新たな世界の到来』とする記事からは、ロシアのウクライナ侵攻の目的が「キエフ公国」の回復にあったことが示唆されています。
「プーチンは独裁者」=一般教書演説「ウクライナ戦争は自由主義国対独裁国家の戦いに」――。バイデン大統領の一般教書演説を眺めていると、米国側のそんな決意が見て取れます。その一方で、『クーリエ・ジャポン』によると、ロシアの国営メディアは誤って2月26日付で「勝利記事」を公表してしまい、あわてて削除したものの、その内容からは今回のウクライナ侵攻におけるロシアの「真の目的」が「キエフ公国の回復」にある、との指摘が出てきました。バイデン大統領の一般教書演説現地時間の3月1日(日本時間の本日)、ジョー・バイ... ロシアのウクライナ侵攻の目的は「キエフ公国回復」? - 新宿会計士の政治経済評論 |
また、『中国外交は「戦争長期化」で修正を余儀なくされたのか』などでも取り上げたとおり、ロシア側は北京冬季五輪閉幕後、遅くとも北京パラリンピック開幕までの間には、この「特殊軍事作戦」を終了させるつもりだった可能性が濃厚です。
習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席はロシアのウクライナ侵攻以降、すっかり鳴りを潜めてしまった感がありますが、これに変わって最近、じつに精力的に仕事をこなしているのが、王毅(おう・き)外相です。ウェブ評論サイト『現代ビジネス』に先日、中国はロシアのウクライナ侵攻を事前に承知していたものの、予想外に戦争が長引いたことで、中国が軌道修正を迫られているのではないか、といった仮説が掲載されていました。近藤大介氏「中国が対米・対露外交で軌道修正」ウェブ評論サイト『現代ビジネス』に先日、同編集次長の近... 中国外交は「戦争長期化」で修正を余儀なくされたのか - 新宿会計士の政治経済評論 |
つまり、目的を「ウクライナの親ロシア化・非武装化」に絞り、局地戦を中心とする短期決着を目指したのが、今回のロシアが仕掛けた戦争の全体図だった、というわけです。
ただ、それにしては、ウクライナの首都・キーウ近郊で60キロ以上の長さにまで伸び切るほどの車列を派遣し、兵站もままならず、結局は3月末に事実上の撤退を余儀なくされたことなどを見ると、ロシア軍の軍事作戦が合理的なものだったのかどうか、どうにも疑問に思えてなりません。
果たして戦争目的の設定は合理的だったのか
もちろん、ロシアのウラジミル・プーチン大統領の目論見に反し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が首都から離れず、陣頭指揮を執り続けたこと、ウクライナ軍の士気が極めて高かったことなど、ロシア側にもそれなりの誤算はあったことは間違いないでしょう。
しかし、そもそも論として、本気で「短期決戦」「短期決着」を目指しているのならば、ロシアが現実に取った行動が、こうした目的に照らして合理的なものだったといえるのかについては、正直、大いに疑問です。
このあたり、「新宿会計士」自身は金融とエクセルとハンバーガーの専門家であり、軍事の専門家ではないのですが、「目的をしっかりと設定すること」、「目的を達成するように細部の計画をしっかり設計すること」は、戦争であってもビジネスであっても、成功の鉄則であることはまったく同じであることくらいは理解しています。
もちろん、当初から指摘されていたとおり、ウクライナ軍とロシア軍を比較すれば、ロシア側が圧倒的に有利であることは間違いなかったのですが、それと同時に、ロシアがウクライナを物量で圧倒しているからといって、無駄な作戦を展開するほどの余裕がロシア側にあったとも思えません。
目的を次々と変えていませんか?
実際、ロシアがウクライナを短期間で「制圧」するのに失敗したことで、ロシアは次々と戦争の目的を変えているように見えてなりません。
「キエフ公国の再建(=ウクライナの事実上の属国化)」がロシアにとっての最大の戦果だったとして、それを達成することがおぼつかなくなり、今度は「ウクライナの内陸国化」、つまり黒海沿岸地域の占領を目指したものの、オデーサは陥落しません。
やむなく現在は「ドンバス地域からクリミア半島に至る回廊への支配権の確立」を目指しているようにも見受けられますが、そのわりに、ドンバス、マリウポリなどで激しい戦闘が続いており、ロシア軍には少なくない損害が生じている可能性が濃厚です。
実際、英国防衛省が昨日公表した『インテリジェンス・アップデート』によれば、ロシア軍は「5月9日」を意識しているためか、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所への地上攻撃を続けていて、人的・物的損害を重ねており、ドンバス南部での作戦遂行が難航しているとの見方を示しています。
このまま戦闘を続けると、ロシア軍にはさらに被害が出る、という可能性が濃厚でしょう。
ロシアにとっての「本当の損害」
さらには、西側諸国が武器を提供しているということは、裏を返せば、ロシア軍との「実戦データ」が西側諸国によって収集されている可能性が高い、ということでもあります。これがロシアにとっての「本当の損害」でしょう。
つまり、ロシア軍には「人的損害」「物的損害」だけでなく、「情報面での損害」も生じている、というわけです。
合理的に考えるならば、ロシアは今すぐウクライナでの戦闘を停止し、少なくともドンバスやマリウポリからは撤収した方が、損害が少なくて済むはずなのですが、プーチン大統領自身、こうした合理的な判断すらできなくなってしまっているのかもしれません。
しかも、こうした損害を被るのは、ロシアだけではありません。中国軍や北朝鮮軍など、少なからずロシア製の兵器やロシア式の「戦い方」に影響を受けている諸国にとっても、こうしたデータが西側諸国に渡ることは、決して好ましくないでしょう。
その意味では、今回のウクライナ戦争が長引くほど、ロシアだけでなく、旧共産圏など全体にもさまざまな影響が及ぶと考えておいた方が良いかもしれません。
いずれにせよ、戦時下のウクライナの人々が無事であることを心の底から祈らざるを得ないと思う次第です。
View Comments (25)
ロシアとしたら、ゼレンスキー政権を排除し、国としての考え方を変えさせるためのキーウ攻略と、東部地域の併合を目指した東部地域侵攻という、大きく2つの作戦を展開したのでしょう。
東部地域の作戦は、マリウポリを更地化するようにロシア軍の伝統的な戦法のように見えますが、いかんせんキーウ攻略作戦がケレン味がありすぎ、かつ杜撰すぎて、ロシアの予想に反して戦争の大目的の達成が大きく遠ざかってしまいました。その結果、現場のロシア軍よりも、プーチン政権、国レベルの方で行き当たりばったりの対応になっているように思えます。
現時点では、停戦どころか泥沼の展開しか見出せない感があります。
いつも楽しく拝見しています
ロシアの地はずっと安泰なんですよね、、、
確かにロシア軍は人的被害もあり、軍備設備を破壊されていて、経済制裁も受けていますが、物理的に破壊されているのはウクライナの家、学校、病院であり、殺されたりレイブされて避難を余儀なくされているのはウクライナの市民
どんなにウクライナの地から追い払ってもロシア自身が敗北して罰を受けることはあるのでしょうかね?
プーチンが暗殺なりされて政権が変わっても損害賠償なんて話にならない気がします
せいぜい、国外にある資産没収くらいですよね
罪と罰があってない気がします
ここまで西側が結束したのなら、本来ならモスクワに攻め込んで、ロシア軍解体、ロシア領の分割統治と言う事になる筈なんですが、出来ない。
精々追い返すことと、海外資産の没収だけ。
後は経済封鎖を続けて干し上げるくらいですが、抜け駆けする国が出て来るでしょうから、グダグダになるのは見えてます。
要するに「核保有国」には罰が与えられないと言う事です。
きむじょんうん(会計士様風なら キンショウオン)は偉い!
6000項目もの経済制裁も前向きなのは米英ぐらいでEU諸国は渋々やってるのでグダグダなのは仕方ないですね。歴史上、経済制裁が決定的に効いたことは一度も無いとの事なのでそろそろ落しどころも考えなきゃいけないのにバイデンは自分の失政をプーチンのせいにするために長期化狙い。軍需産業にばらまく3兆円超の追加予算を要求するも下院を通過するかは?
大日本帝国には経済制裁が決定的に効きましたよ.
何しろ勝てる見通しが全くなく最初から必敗と決まっていた対米戦争(山本五十六らが構想していたような緒戦で圧勝してアメリカを早期講和に追い込むなんてストーリーは工業生産量で1桁以上も日本に対して優位だったアメリカ側の視点に立てば全く現実味のない空理空論=妄想に過ぎないことが最初から明らかだった…この簡単な事に気付かず日本側の都合だけで早期講和を目指して真珠湾攻撃を企画した事実こそが山本五十六は凡将と呼ぶに相応しいことの何よりの証拠)を自分から始めざるを得ないところまで追い詰められてしまったのですからね.
要するに石油や鉄といった凡そ文明国家たるには絶対的に不可欠な資源の自国内での供給率が決定的に低いとか食糧自給率が極めて低いといった国家に対しては,その国に欠けている戦略資源の全面禁輸という形の経済制裁は,対象国をやけっぱちの戦争に追い込めるほど強力な(強力過ぎる)制裁手段と成り得るということです.(だから核武装を進めようとしている北朝鮮に対する国連安保理による制裁でも,北朝鮮に対する最低限の石油の供給は許しており,決して全面禁輸にはなっていない)
なるほど。
制裁の狙いが戦争(や粗相)を止めさせるためか誘導するかという(真逆な)点を指定しなかったのは当方のミスですね。
参考にしたNYTの社説のリンク貼っておきます。
https://www.nytimes.com/2022/04/22/opinion/sanctions-russia-ukraine-war.html
同感です。国連常任理事国は何の当てにもならない。ロシアの国土には被害が及ばない、東京裁判の様にロシアを戦争裁判にかけるかと言ったら米国民主党政権ではやらないでしょうね、大体東京裁判だって法に載っといた訳じゃないし、力ののある国常任理事国が好き勝手出来る矛盾。考えさせます。
川崎の匿名様
>ロシアの地はずっと安泰なんですよね
>ロシアで「頭脳流出」進む 数千人が海外へ脱出、ウクライナ侵攻で
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60732701
>ロシア、388万人が国外流出 反プーチン・生活苦…わずか3カ月で
https://www.asahi.com/articles/ASQ5666J1Q56UHBI024.html
近年人口減少に苦しんできていたロシアで、この3ヶ月間で、さらに国民の40人に一人が国外脱出。戦火に焼かれずとも、国土の焦土化が進んでいるのでは?
国内に止まり、世界中からプーチンの同類と見なされることが、どういうことを意味するのか。少なからぬロシア人が気付いているということだと思います。
ロシア人の生活がいつまで経っても100年前から進歩できてない事がある意味で罰になっているのではないでしょうか?
とある方のツイートで…ロシアの小麦はF1種じゃないかと。種を売ってもらわないと困るのではないかというのがありました。
真偽不明ですけど、そんなに上手くはいかないのかも。
プーチンは自身が裸の王様である事にそろそろ気が付くでしょう。
コメントしても送れない。
>もしも2月24日のロシアによるウクライナ侵攻を契機に、ウクライナに米軍基地ができるような事態が生じれば、これはロシアにとってはおそろしく皮肉な事態です。なぜなら、(おそらく)ロシアの軍事侵攻の目的は、少なくともウクライナの「中立化」「非武装化」にあったと考えられるからです。
ウクライナは停戦協議の当初はNATOと距離を取る安全保障で良しとしてましたが、ロシアへの風向きがこれだけ変わると領土だけでなく安全保障もNATOに属する結果を求め始めそうですね。
ただ、クリミアなどの領土をウクライナが全部奪還するのであれば、ロシアの面子の為にNATO加盟を保留した方が妥結し易そうですが。
こんにちは。
脇からし失礼します。
ウクライナに米軍基地ワクワクするような展開です。世界史の皮肉の落としどころ以上でしょう。そうなればいいなって、願望です。
日ロ平和交渉時プーチンは北海道に特に東に米軍基地の懸念がある、その米軍基地の可能性の撤回保障を要求しました。
これを聞いてあきれました。日本の主権で決めることだし、アメリカの意向と日本で決定することで他国の口出し無用とおもい、ロシアは信用ならない国だ、自分は北海道の我が領土の四島にロシア軍基地作っているのに
厚かましい盗人たけだけしいと、一時中露乖離対策にロシアとの交渉の進展を望んだこと後悔しました。
ロシアはロシアでしかないです。
>NATOも着実に東進し始めています。
軍事同盟って、他国からの侵略行為に抗するための ”自衛互助会” なんですよね。
だから本来は、ウクライナの中立が解かれてもロシアの脅威ではないはずなのかと・・。
ロシアの同盟国?たちがベラルーシを除いて ”だんまり” なのも今回の軍事行動が一方的な侵略行為に過ぎず、ロシアに加担する大義が微塵もないからなのだと思います。
>ハンバーガーの専門家
以前に取り上げられてた「マクドの看板を右に倒しただけで発動した『プランB』」のその後も気になっています。
ロシアで閉店中の「マクドナルド」激似ロゴが現れる…日本で商標出願されたらどうなる?(弁護士ドットコム)
https://news.yahoo.co.jp/articles/946172491a1c5d75a85a91e0bac754c97d144a5f
独断と偏見かもしれないと,お断りしてコメントさせていただきます。
(何しろ、私は現場を見ていないので)
(もともと、最初の見積もりが甘かった上に)5月9日という締め切りが決められたロシア軍が、無理をしているので、色々と損害を出しているという、ある意味、日本の会社のプロジェクトでも、よくある状況ではないでしょうか。ということは、日本の経営者も、(現場に無理を強いているのではないかという)他山の石にするべきでしょう。
蛇足ですが、ここから奇跡が起きる可能性もゼロではありません。プーチン大統領も、会社経営者も、それを信じているのでしょう。
駄文にて失礼しました。
甘い見積と短納期、身につまされます...
5/9に一方的な「勝利宣言」を行い、「以降のウクライナ軍の攻撃は侵略行為であり反撃を開始する」くらいの発信はしそうですね
露国内にはソレをもって大規模な予備役召集開始ですかなあ
マカロフ炎上の様子は、
英国メディアに動画まで掲載されてます。
https://www.thesun.co.uk/news/18480406/putin-flagship-makarov-fire-neptune-missile-snake-island/
ただ、メディアとはいっても
大衆タブロイド紙のTHE SUNなので
同じタブロイド紙の日刊現代や、
どぶサヨ虚報新聞である朝日並みの
信憑性の低さではありますが。
PS
その後の情報では被弾未確認が続き
やはり英国大衆タブロイド紙THE SUN
の映像はゲームCG画像では?
との見方もあるようです。
>フィンランドとスウェーデンが、おそらくはほぼ同時に、早ければ数週間以内にNATOに加盟すると見られている
加盟申請ですね。
加盟承認は6月のNATOサミットと言われているようです。それでも数週間内には違いないですけど。
申請してから承認されるまでの空白期間は、当事者たちからすると少しハラハラする期間かも知れません。
複数の報道によりますが、6月の総会で必ずしも承認されるとは限らず、申請→承認の期間中の安全担保をなにか考える方向のようです。
手続きのすっ飛ばしはさすがにしないのでしょうかね。
例えばこれ。
NATO、フィンランドの加盟手続き中に防衛支援表明
https://www.afpbb.com/articles/-/3402755
どっちにしても、正式承認までのタイムラグは既に懸念の対象になっているようです。
自分的には彼らがどんな選択をするのか、少し関心がでてきました。