北朝鮮核問題解決にまったく寄与しない韓国の無責任さ
北朝鮮が寧辺の5MW原子炉再稼働の可能性=IAEA
先月、南北朝鮮が同時に「南北連絡線の復旧」を華々しく発表しました。ただ、そのわりに、南北対話に大きな進展があったということもなく、それどころか国際原子力機関(IAEA)は先日、北朝鮮が寧辺(ねいへん)の核施設において、5メガワット原子炉を再稼働していた可能性があるとするレポートを公表しているのです。
南北連絡線復旧には「裏」がある?
先月の『唐突な「南北接近」は韓国の対日行動に影響を与えるか』でも取り上げましたが、日本が東京五輪中だった7月下旬、南北朝鮮の通信線が約13ヵ月ぶりに復旧した、とする話題がありました。
この通信線は、韓国における市民団体が北朝鮮に向けてビラを散布していることに抗議するなどとして、北朝鮮側が2020年6月9日に突如として遮断していたものです。
(※余談ですが、北朝鮮はその1週間後の同16日に、開城<かいじょう>市に設置された南北連絡事務所を派手に爆破して見せています。「南北関係の悪化」といえば、むしろこちらを想像する人も多いのではないでしょうか。)
ただ、この断絶されていたはずの通信線が、7月27日午前10時に突如として再開したのも奇妙ですが、それと同時に北朝鮮の国営『朝鮮中央通信』と韓国政府(大統領府)が、ほぼ同じタイミングで「通信線の復旧」を発表したというのも異例でした。
ただ、ここ2~3年、北朝鮮が韓国政府、あるいは文在寅(ぶん・ざいいん)大統領のことを相手にしないという姿勢を明確に打ち出して来ていたことを思い出すと、何だか唐突です。
この点、『韓国メディア、東京五輪と無関係に「南北和解」に期待』でも触れましたが、これに対しては韓国側の一部のメディアが、「南北関係の全面回復の契機にすべき」などと「大はしゃぎ」していたのも、じつに印象的でした。
東京五輪の直前には、やたらと「この東京五輪を韓日関係好転、南北和解の契機にすべき」などとする勝手な論陣を張っていた韓国メディアにも呆れますが、唐突過ぎる南北連絡線の復旧に「何か裏がある」と考える方が、むしろ自然な発想ではないでしょうか。
北朝鮮、唐突な「原子炉再稼働」
こうしたなか、一部の報道によると、この連絡ルートの復元に先立ち、南北双方は4月頃から親書を複数回交換していたとの話もあります。
これについて、当ウェブサイトでは「北朝鮮の物価が6月頃から急騰していること」で「北朝鮮が追い込まれ、韓国との対話に乗り出さざるを得なくなった」という可能性についても、一瞬は考えたのですが、時期的に考えて「6月頃の北朝鮮の物価急騰」が親書交換の直接の原因となったとは考え辛いでしょう。
(もちろん、「北朝鮮における物資不足」という「共通の原因」が存在する可能性も十分にありますが…。)
このため、昨年7月の時点では、「北朝鮮が何らかの理由で韓国との対話のポーズを示す必要がある事情」があったことは間違いないにせよ、残念ながら、当ウェブサイトでは「それが何なのか、まだよくわからない」などと歯切れが悪い結論に終わってしまいました。
しかし、それから約1ヵ月が経過しましたが、国際原子力機関(IAEA)は27日、北朝鮮が寧辺(ねいへん)にある原子炉を再稼働した可能性があるとするレポートを公表しました。
APPLICATION OF SAFEGUARDS IN THE DEMOCRATIC PEOPLE’S REPUBLIC OF KOREA【※PDF】
The Director General’s report on the application of safeguards in the Democratic People’sRepublic of Korea (DPRK), issued on 3 September 2020, was submitted to the Board of Governors andto the 64th regular session of the General Conference in September. This report provides an update of developments of direct relevance to the Agency, along withinformation on the DPRK’s nuclear programme.<<…続きを読む>>
―――2021/08/27付 IAEAウェブサイトより
IAEAレポートの詳細
IAEAのレポートの第12項をそのまま紹介すると、次のとおりです(なお、 “Yongbyon” とは寧辺のこと)。
The Yongbyon Site. The details of developments observed at the Yongbyon site during the reporting period are as follows.
a. Yongbyon Experimental Nuclear Power Plant (5MW(e)).
There were no indications of reactor operation from early December 2018 to the beginning of July 2021. However, since early July 2021, there have been indications, including the discharge of cooling water, consistent with the operation of the reactor.
b. Radiochemical Laboratory.
The steam plant that serves the Radiochemical Laboratory operated for approximately five months, from mid-February 2021 until early July 2021. The duration of the operation of the steam plant and Radiochemical Laboratory in 2021 is significantly longer than that observed in the past during possible waste treatment or maintenance activities. The five-month timeframe is consistent with the time required to reprocess a complete core of irradiated fuel from the 5MW(e) reactor, according to design information for the Radiochemical Laboratory provided by the DPRK to the Agency in 1992. In 2003, 2005, and 2009, the DPRK announced that it had conducted reprocessing campaigns at the Radiochemical Laboratory, each of which had lasted approximately five months.
c. Yongbyon Nuclear Fuel Rod Fabrication Plant.
The reported centrifuge enrichment facility is located within the Yongbyon Nuclear Fuel Rod Fabrication Plant. During the reporting period, while regular vehicular movements were observed, there were indications, for a period of time, that the reported centrifuge enrichment facility was not in operation. Emissions have been observed at the UO2 Production Process Building.
Ld. ight Water Reactor (LWR) under construction
Observations of activity near the LWR, including deliveries of materials and the presence of construction vehicles, indicate that internal construction work has continued during the reporting period. However, no additional transfers of major reactor components have been observed. No indications of reactor operation were observed, although there were indications of further testing of the infrastructure for cooling water during late 2020, and again in March and in April 2021. Based on the information currently available, it is not possible to estimate when the reactor could become operational.
ポイントを意訳すると、次のとおりです。
- ①寧辺5メガワット実験原子力発電所…2021年7月上旬以降、原子炉の運転と整合する冷却水の排出が確認された
- ②放射化学研究所…2021年2月中旬から2021年7月上旬までの約5ヵ月間稼働していた。これは過去に観測された稼働期間と比べて明らかに長期間に及ぶものである
- ③寧辺原子力研究センター…遠心分離機が稼働しているという兆候は見られなかったものの、車両の出入りが観察されたほか、排気は継続的に観察される
- ④軽水炉の建設…主要な原子炉コンポーネントの設置は認められていないものの、資材の配送や建設車両の存在など、軽水炉の建設作業が継続していることを示唆する事実は存在している
そのうえで、IAEAは同レポートの第16項で、次のように結論付けます。
“The continuation of the DPRK’s nuclear programme is a clear violation of relevant UN Security Council resolutions and is deeply regrettable.”
意訳すれば、「もし北朝鮮が核プログラムを継続しているならば、それは国連安保理決議に明らかに違反するものであり、大変に遺憾だ」、といったところでしょう。
韓国政府はどう反応したのか
いずれにせよ、このレポートの指摘どおり、もしも北朝鮮側が7月上旬に核施設を再稼働していたのであれば、南北通信線の復旧はその直後、ということでしょう。
この点、以前の『南北通信線で「経済危機」の北朝鮮に振り回される韓国』などを含め、これまでに何度か報告してきたとおり、少なくとも韓国政府の「対話路線」が北朝鮮の非核化にいささかでも役に立っているようには思えません。
ただ、この衝撃的なIAEAレポートに対し、韓国政府はどう反応しているのでしょうか。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)には今朝、こんな記事が掲載されていました。
韓国政府、寧辺核再稼働を把握も通信線復旧を広報
―――2021.08.31 07:40付 中央日報日本語版より
中央日報によると、「韓国政府は核施設の再稼働の兆候を7月初めごろからすでに把握していた」、「政府が北核関連動向を把握しながらも北との対話推進に有利な情報ばかりを公開している」、などの批判が出ているのだそうです。
ただ、現在の韓国政府の姿勢もたしかに無責任ですが、「無責任」という意味では、『李在明氏、文在寅政権「運転席理論」を承継すると宣言』などでも触れた「運転席理論」を堂々と唱えてきた、中央日報を含めた韓国メディアも似たようなものではないかと思う次第です。
北朝鮮の核問題解決に役立たない、無責任な韓国政府
さて、北朝鮮の非核化は日本の安全保障の観点からも、絶対に成し遂げなければならないことは間違いないにせよ、もっと大切なのは、そのアプローチではないかと思います。
北朝鮮がこの20年間、ずっと国際社会を騙してきた事実を思い出すならば、北朝鮮に対して自発的な行動を促すアプローチや「段階的非核化」などのアプローチが無意味であることは明らかです。
ちなみに「段階的非核化」は、「北朝鮮がこれをやったら国際社会はこの制裁を解除する」、という具合に、経済制裁を徐々に緩和していくというアプローチです(日本共産党がしきりに主張する「行動対行動」なるアプローチも、これと同じようなものだと考えて良いでしょう)。
しかし、北朝鮮は核実験場のほんの一部を派手に爆破するなどのパフォーマンスが大好きな国ですが、北朝鮮が核開発の全容を明らかにしていないにも関わらず、ほんの一部を破棄して経済制裁を少しでも解除するというのは、愚策中の愚策です。
それに、北朝鮮は日本に対し、無辜の市民を拉致するなどの犯罪行為を働いています。日本人拉致問題の全面解決がない状態で、日朝国交正常化はあってはなりません。日本が主張する「最大限の圧力」こそが、現状では北朝鮮の非核化に向けた近道でしょう。
(※その意味で、菅義偉総理が辞任すれば、大変喜ぶ国のひとつが北朝鮮であることもまた間違いないと思う次第です。)
その意味では、派手に南北和平のパフォーマンスをぶち上げる韓国こそが、じつは日本人拉致事件の解決や北朝鮮の非核化を妨げているのではないか、という気がしてならないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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原潜を造りたがっている韓国としては、北の核開発を否定しにくのではないかと思います。
次のステップで、彼らが核開発に着手するつもりでしょうから。
そしてそもそも文在寅政権とその周辺は、北との統一・連合を望んでいるようですしね。
ところで、福島の処理水の件では、国際原子力機関(IAEA)の見解に反発したのではなかったですかね。
ですからIAEA自体を評価していないのだと思いますよ、彼らは。
>原潜を造りたがっている韓国としては、北の核開発を否定しにくのではないかと思います。
軍艦に原子力船を作る規制は存在しない(民間船はIMOで規制)のでリンクはしないと思います。
りょうちん様
あいやそのお~、それはそうでしょうが、原潜建造は戦術核搭載を目論んでのことと思っていましたので。特に、仇敵の日本に対しての。
戦術核搭載の潜水艦は、今や、どこの国も運用していませんよ。
潜水艦発射弾道ミサイル・SLBMは、戦略核の範疇です。
所在を明らかにしないで長期間遊弋する関係上、原潜はSLBMを搭載したSSBNがほとんどで、米国の一部だけは核兵器を降ろして、戦術巡航ミサイルや特殊部隊を運ぶSSGNという艦種に変更しました。
韓国が、SSBNを運用したいと思っているのは確実ですが、なぜ持つ必要があるのか軍事的に合理的説明が可能な人は見たことがありませんw
あっ、そうでした、戦略核でしたね。失礼しました。
単純ですよ.
日本に対して必要な時には核で恫喝したり,核攻撃をするためです.
この説明が軍事的に見て合理的であろうとなかろうと,韓国の本音は対日戦への準備をして,出来ることならば日本人を抹殺することです.それが叶わないならば,日本人を奴隷にすることです.
その目的にとっては核付き弾道ミサイルを搭載する潜水艦は最も有用だと(韓国陸軍とは異なり旧大日本帝国軍との繋がりが皆無という意味で一般の韓国民の多くと同じく反日性向の強い)韓国海軍が考え,政治に対してその装備を要求しても何の不思議もありません.
それに広島・長崎での核攻撃を経験して核兵器アレルギーが極めて強い日本国民とは異なり,韓国民には核アレルギーはなく,むしろ一般国民レベルでも核兵器を保有することで他国(共産チャイナ,アメリカ,日本など)に配慮する必要がなくなり国格が上がるといった考えから核兵器保有を希望する人々は多いということは,鈴置氏も指摘していることです.
第三者から見て韓国の核兵器保有に軍事的な合理性があろうとなかろうと,韓国民や韓国の政治家,韓国軍にとっては核兵器は或る意味で理想を実現してくれる兵器なのですよ.
核を持った北と統一するのが夢なのでは。その核で周辺国特に日本を威嚇したいと願っているやに思われるのですが、如何? そうであれば、北の核問題可決は韓国にとって好ましい事ではないので協力出来ないのが本音になります。遅かれ早かれ米国と縁を切るつもりであれば尚更にです。
生駒の暇人様
同感です。
同感です。韓国は同じ民族だから自分たちに核は向けられてるとは考えてないでしょうし、いずれ統一したら自分たちの民族の核になるという意図があるからSMBCを発射できるような原潜も作るわけです。
韓国は日米とは全く戦略を共有してないでしょう。
SLBMの間違いでした。
生駒の暇人様
同感です。
問題は、その韓国の裏意向を日本政府が知っているならば、どのようなアクションを取るのだろうか、ということですね。
>どのようなアクションを取るのだろうか
日本も核武装するしか無いでしょうね。
中国も朝鮮半島に核保有国ができる事を歓迎しないかも知れませんが。
ただ、日本に圧力をかけるための手段の一つとして利用するかも知れません。
半島統一国家も中国第一の属国として喜んで中国に協力すると思います。
はるちゃん様
>日本も核武装するしか無いでしょうね。
そういう世論が高まるでしょうね。
私はいずれ事実上核を保有したまま南北統一がなされる可能性は極めて高い、と予想しています。
その時点で米軍が既に撤退している可能性が高い(逆に駐留を条件として南北統一を認める可能性のありますが)ので、パーヨクの工作員様おっしゃっていたように、最悪の状況を想定した対応が必要、つまり少なくとも、将来核武装するか否かの議論自体は今から進めるべきと考えております。
時間的猶予はそんなに無いかもしれません。
駄目ですよ.核アレルギーが極めて強い日本国民が日本の核武装を許す筈もありません.少なくとも韓国・北朝鮮・共産チャイナから現実に核攻撃を受けて大量の日本人が殺されるまではね.
それ以前の問題として,核シェアリングつまり実質的に日本側でなくアメリカ側に核使用の決定権がある形以外での日本独自の核武装は,アメリカが絶対に許しません.特に核弾頭付きSLBM搭載の潜水艦(動力は原子力でなく通常動力であっても)のように,いざという時にアメリカが(所在を特定するのが困難故に)即座に無力化できない形での核武装は.
戦後アメリカの対日戦略の根幹は,日本がアメリカには二度と逆らえないように制御すること,つまり日本がアメリカに逆らっても即座に叩き潰せるレベルの兵器しか日本に持たせないことです.(だから,いざという時に撃墜が極めて困難で日本の武装解除の障害になるF-22ラプターは絶対に日本に売らなかったのです)
核シェアリング以外の核武装は対日基本戦略で日本に許せる兵器の範囲を逸脱しています.特に秘匿性が高いSLBM保有はね.
ということで,韓国の核武装は絶対に許せないとアメリカに強硬に要求して,アメリカによって(焦土化してでも)韓国の核武装を確実に阻止する以外に日本が選べる現実的な選択肢はありません.
そうそう,一つ書き忘れていました.
韓国が核武装すれば日本にとって大変な脅威ですが,現実に悲惨な事態が起こらない限り,(井沢元彦流に言えば)言霊教徒が圧倒的多数を占める日本国民は悲惨な事態を引き起こし得る脅威に対して予め対応を準備することなど考えられないのですよ.
韓国の核によって日本人が大量殺戮されない限り,韓国が民族の悲願である日本への核攻撃のために核武装しようと日本国民は何も対応できないのです.
何しろ「韓国から核攻撃を受ける可能性がある」と言葉にすれば韓国から実際に核攻撃を受ける事態が発生すると考える(だから「韓国から核攻撃を受ける可能性がある」という言葉は絶対に口にしてはならないと考える)のが言霊教徒の言霊教徒たる所以です.
韓国の無責任さ >
日本が行おうとしている福島第一原発のALPS処理水放流に対して、あれほど無知で非科学的態度で強行に異を唱えている韓国が、北朝鮮が行っている原発施設の再稼動に対しては見て見ぬ振りをしているというのは、単なるダブルスタンダードと云うレベルを超えた確信犯的な共犯者という気がします。もう無責任とか国連安保理決議違反というレベルではなく、明白なる共犯者、刑法で云うところの共謀共同正犯の国家版ですね。
実は韓国人は密かに核を持ちたがっているという話をよく見聞きします。そして過去に於いても実際に核開発に着手しようとして、アメリカにバレてこっぴどくぶん殴られた、という実績さえあったりします。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/94907?sectcode=200&servcode=200
そして性懲りもなく、韓国国内では依然として核保有願望熱は冷めず、直近ではこんなこともありました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20201129-00210114
またつい最近、韓国では原子力潜水艦の建造に向けた動きも俄に活発化してきているようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/12122a68e5fa873c880857a426fb8776b8f79967
https://news.yahoo.co.jp/articles/46d14529c2340704faa333b74be54ce4b19a8ee9
原潜+SLBMミサイルシステムの導入、という事は韓国はいずれ核ミサイル保有までを視野に入れていることは間違いありません。幸いなことに未だ政治決断は下ってははいないようです。また仮に下ったとしても、現在の韓国の造船能力でまともな原子力潜水艦が本当に建造できるのか、という話は別ですが(何しろ通常同意力型のセンス機関さえまともなものはほぼ建造不可能のようですから)、その意思が韓国にあることだけは疑いを差し挟む余地はないでしょう。
現状認識能力及び現実的思考能力を甚だ欠いている韓国のことですから、北と統一できれば彼らの開発した核ミサイルまでも自らの手中にできると勘違いしているのかもしれません。
日本は中国や韓国、そしてロシアを除けば、世界でもっとも北朝鮮に近い国です。つまり北のリスクを世界で最も強く受けている国家だと云えるでしょう。ですからこうした北朝鮮の明らかな国連安保理決議違反を強く非難し、米国を初めとする国連安保理国諸国らに、更に厳正なる制裁を執ることを提唱すべきでしょう。
入力ミスがありました。
通常同意力型のセンス機関 ×
通常動力型の潜水艦 ○
失礼しました。
>ですからこうした北朝鮮の明らかな国連安保理決議違反を強く非難し、米国を初めとする国連安保理国諸国らに、更に厳正なる制裁を執ることを提唱すべきでしょう。
まあ、そんなの、まったくの無駄なんですけどねwww。歴史が証明しています。
バビロン作戦ボソッ…。
まあ、そんなの、まったくの無駄なんですけどねwww >
なぜ無駄なのかを、そろそろ真剣に検討すべき段階に来ていると思っています。
韓国を始め中国やロシアその他、北朝鮮を支援しているテロ支援国家をも対照に経済制裁するとか、これまでとは全く異なる枠組みを考慮することも検討すべきでしょうね。
無駄とか歴史が証明しているとか云ってるのは、敗北主義者の言い訳に過ぎないんじゃないでしょうか。
対照 ×
対象 ○
失礼しました。
>バビロン作戦ボソッ…。
バビロン作戦をやるタイミングは、もう逸していると思います。
北朝鮮による、これ以上のプルトニウムの保有を止める意義しかありません。既に北は、核兵器を保有していますから、東京に核ミサイルを打ち込む口実を与えるようなものです。
北の原子炉再稼働は、韓国から北へ、通信回線の回復の御礼に、ドルとフッ酸が渡ったことの証左のように思われます。
日本も、核武装を含めた「聖域なき防衛戦略」を、早急に議論すべき時期ですね。
韓国は被害者ぶっているが、国連制裁決議違反の原子炉の再稼働を知っていながら通信線を再開しているのが、北朝鮮とグルで国際社会を欺こうとしている根拠ニダ。
「共謀共同正犯」なのは、間違い無いでしょう。
南北を区別するのは無駄という話は、大分理解を得られたようですが、中朝韓が組んでいるというのは、まだ理解されにくいでしょう。
今日のところは、ここまでニダ。
>中朝韓が組んでいる
組んでいるというよりも、中が朝韓を属国化しつつある、言うのでは無いでしょうか。組んでいる仲間ではなく、主人と使用人に近いように感じます。
南北和解の印、開城市の南北連絡事務所が昨年北朝鮮によって、派手にぶっ壊されました。それが6月16日、その後も韓国から開城市に電力供給が行われていた、というニュースを韓国系紙で読んだ記憶があります。
その電力は開城市だけで無く、原子力発電所の建設にも使われたのではないでしょうか?
韓国政府は寧辺核再稼働を把握しているのに、具体的な制裁や現状について国際社会に発表していません。あわよくば北の核を自国にも分けて貰えれば、開発費が大幅に抑えられる。
また統一になれば中国や米国の顔色伺わなくても済むし、憎っくき日本も我々の言う事を聞くだろう、、、と妄想膨らましていたりして(失笑)。北朝鮮がおバカな韓国と統一国になろうとは思って無いです。
金兄妹の方が、脅迫も時間稼ぎも韓国より上手。何故か?ーーーー失うものはありませんから。死ぬか生き抜くかだけです。
朝鮮半島情勢をまじめに考えるのも大変ですね。北の核開発とかホント、解決する気があるのかと思っちゃいます。
ロケット大好きなのにまだ自力で飛ばしたことがない韓国ですが、またなんか中央日報で騒いでるようですね。
【韓国、宇宙への夢に向かって】
https://japanese.joins.com/JArticle/282427
なぜ飛ばせないのか、一緒に考えてみましょう。
朝鮮半島は人心が普通じゃないので、いつもまじめに考えるのもばからしい。時々、気を抜いて適当に考えるのもよいかと。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
不思議に思うのですが、イチゴやマスカットのように「北朝鮮の核」を自国のモノにする事を韓国が意図しているか否かの論点が何故此処に出て来ないのでしょうか?
向こうの思考様式から言えば、一旦南北統一後、北の反民主主義勢力を「外国の手で」打倒させてタナボタで自称(笑)民主主義勢力の連中が核兵器を手にするシナリオを狙っていると思います。
後、日本の核武装の可否は連合国敵国条項をきちんと読んだ上で議論の俎上にされているのでしょうか?
一般的には国連憲章の一部ですが(笑)
成文されていますのでいつでも敵国条項をたてに核武装行為に日本は制裁される名目があります。
制裁される時には解決に沖縄の割譲あたりが伴うと思いますがそういったリスク評価は不要なのでしょうか?
故に核武装の論議は「条件自体が整っていない」と思いますが皆様の意見は如何でしょうか。内部の条件変更より国連敵国条項の撤廃と言う対外条件の変更は遥かに難しいと思いますが(笑)。
以上です。駄文失礼しました。
パーヨクのエ作員様
>故に核武装の論議は「条件自体が整っていない」と思いますが皆様の意見は如何でしょうか。内部の条件変更より国連敵国条項の撤廃と言う対外条件の変更は遥かに難しいと思いますが(笑)。
おっしゃるように、敵国条項があるから日本は核武装できない、という意見があるのは承知しております。
実際、日本が核武装宣言をすると、その条項が適用されて安保理で宣言却下の決議がなされる可能性がありますが、そんな事よりも、迷王様がおっしゃるように、単独所持はアメリカが絶対認めないでしょうね。
しかし即核をもつ能力は日本にあることは世界が解っているので、いかに世界が反対しようとも日本は本気で核を持つかもしれない、いや実は密かに既に所有しているんだ、やはり日本は甘くみてはいけない国だ、と思わせることが重要かと思います。
また敵国条項の対象となっているドイツのように核シェアという方法もあるかと思います。
初めから選択肢を捨てて持たない!、と宣言する必要もありません、舐められるだけでしょう、また核保有するにしても馬鹿正直に保有宣言する必要も全く無いでしょう。
貧しい小国である北朝鮮も、散々世界から反対され制裁を受けながらも核を遂に保有しました。
インドもパキスタンも同じ、欧米の反対論の中堂々と核を所有し、今は既成事実化され、インドなんて今やFOIPの中心メンバーとしてアメリカの準同盟国に近づいています。
イスラエルなんて、アメリカ国内の反対論を巧く乗り切って核を保有することに成功しました。
日本のような大国が、自国に対する核攻撃リスクが高まっているのに国連に否定されるから核を持てない、所有の議論さえできないんだ、持てないんだ、と主張すること自体、世界の独立国の国民はどう思うのでしょうね。
いずれにしても、国家の存亡がかかる状況に陥れば、国連だの国際法だの言ってられないことになるかと思います、当然ながら今はそんな状況にはなっていませんが。。
議論自体が駄目だというのは、憲法改正論議自体を拒否する左翼の思考と同じように思います。
韓国の核保有、日本への脅し、現実味は高いと思います。
>また敵国条項の対象となっているドイツのように核シェアという方法もあるかと思います。
FAQですので、
https://www.google.com/search?q=%E6%A0%B8%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
の二つ目くらいは目を通していて欲しいのです。
りょうちん様
核の共有とは罪の共有、なるほどそういう考えもあるのですね。
確かにそういう一面もあるかもしれませんが、抑止力というのが一般的な考えかと思います。
このライターの方の個人的な考えである、と私は理解しました。
なお余談ながら、軍産企業と関りの強い人は、高額兵器の売却にマイナスになりかねない核保有に否定的な人が少なからずいますので、この人もそうかもしれない、と邪推してしまいました。
りょうちん様
核のシェアリングはエアランドバトルが主な欧州とエアシーバトルが主なシナ海と西太平洋地区では成立条件が異なるので比較にはならないかと思います。
以上です。駄文失礼しました。
PONPON様
当方の駄文にコメントさせて賜りありがとうございました。
国の大きな方針を議論する為には自分たちの立場だけでなく様々な角度からメリットとデメリットを比較検討する必要がありますが、迷王星様が追伸コメントで述べている様に言霊教徒である日本人の自分たちに都合悪いところに目を向けない悪癖があると思います。
その点が寧ろ議論の条件を整っていないかと思います。
核武装を実際に行使するような状況下では相手方のシステムを致命的に破壊する必要が有ると思いますが、核兵器以外でもサイバー攻撃等で代替策があると思います。
なお、敵国条項を無視して核武装すると一番過剰反応するのはロシアです。
実際に領土を中立条約を廃棄未完了で占領した事を彼らは認識しており、復讐行為に出る事を恐れるからです。
同様の復讐への懸念はアメリカ民主党も持っていると思いますので、ミスタープレジデント殿が政権のうちは核武装の実現への論議は困難と思います。手段を選ばず外圧で潰れます。
以上です。駄文失礼しました。
パーヨクのエ作員様
ご丁寧な返信、有難うございました。
私としては、パーヨクのエ作員様や迷王星様が主張されているような内容自体を政府が野党を巻き込んで議論することが重要、かつ有意義であると考えております。
私は現状核を保有すべきとは全く考えておりませんが、核保有するかしないかの議論を行うことで、日本の外交や安全保障の意義、更には国連の「敵国条項」の存在など、日本が置かれた状況を国民が目を背けることなく認識することができる、と考えているからです。
この板の各コメント主様の主張を読むことで、私でさえ相当勉強になりました。言論弾圧をはねかえすタブーなき自由な議論こそが、国を強くする根幹だと私は信じています。
自民党内だけの議論では意味がなく、国会ではないNHKの日曜討論等のTV番組でも良いので、野党を巻き込んで議論すべきと考えております、野党もTV局も議論自体を避けようとするでしょうが、強硬突破してもらいたいものです。
PONPON様
PONPON様>私は現状核を保有すべきとは全く考えておりませんが、核保有するかしないかの議論を行うことで、日本の外交や安全保障の意義、更には国連の「敵国条項」の存在など、日本が置かれた状況を国民が目を背けることなく認識することができる、と考えているからです。
上記の意見に同意します。
そのような観点での論議は大いに行うべきと思いますね。