台湾などへの追加ワクチン支援表明に蔡英文氏から謝辞

大事な友人へのワクチン供与を優先するのは当たり前

先月、日本政府はアストラゼネカ(AZ)製ワクチンを台湾やベトナムに無償提供しました。こうしたなか、本稿ではその「続き」として、台湾などへのワクチンの追加提供に加え、「バイ(2国間)」での支援を続ける日本政府の姿勢に対し、外信記者が茂木外相を「問いただした」かのような質問を投げてきた、という話題を取り上げておきましょう。

ワクチン接種の実態

ワクチン不足?正しくは「接種スピードに追い付いていない」こと

新聞、テレビなどのマスメディア(あるいは「オールドメディア」)は、連日のように、「感染者が増えた」、「東京五輪直前で東京は大変なことになりつつある」、などと報じているようです。

東京五輪直前に人々の不安心理をわざわざ煽るような報道はいかがなものかと思いますが、問題は、それだけではありません。

たとえば『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』のサイトなどを見ていただいてもわかるとおり、公式には「新規感染者」という表現は用いられていません。それなのに、オールドメディアは「感染者」という言葉を好んで使っています。

くどいようですが、正しい表現は、あくまでも「新規陽性者」です。

あたりまえですが、「検査の結果、陽性反応が出た」人は「感染者」とは限りませんし、「検査の結果、陽性反応が出なかった人」が「感染していない」、という意味でもありません。

メディア人は言葉を生業(なりわい)としているはずなのに、どうしてオールドメディアの人たちは、こういう大事な概念を、わざわざ間違った表現で呼ぶのでしょうか。

理解に苦しみます。

危険指数の伸びが鈍化しつつある

こうしたなか、当ウェブサイトではこのところ、連日のように、東京都などの新規陽性者データ、政府CIOサイトの「ワクチン接種記録システム(VRS)」が提供する一般向け接種データについて、分析し、紹介しています。

ことに、当ウェブサイトが(勝手に)開発した「感染危険指数」は、非常に大切な指数だと個人的には考えています。

改めて指摘しておきますが、厚生労働省のデータによると、重症化する人の割合は高年層ほど高く、若年層ほど低いことが知られています(※ただし10歳未満の重症化率は少し上昇します)。

年代別の重症化:30歳代を1とすると…
  • 若年層:10歳未満…0.5倍/10歳代…0.2倍/20歳代…0.3倍
  • 中年層:30歳代…1倍/40歳代…4倍/50歳代…10倍
  • 高年層:60歳代…25倍/70歳代…47倍/80歳代…71倍/90歳代…78倍

(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P4)

東京都のオープンデータの場合、新規陽性者の年齢別情報が入手可能ですので、「30歳代と比べたときの重症化倍率」を年齢ごとにかけあわせたて合算したものが、この「危険指数」、というわけです。

たとえば、昨日時点で東京都の新規陽性者数は593人で、前日と比べ251人も増え、また、前週比でも117人増えていますし、7日間移動平均値も602人で前日比12人増えているのが気がかりです。

東京都の状況(7月6日・火曜日)
  • 新規陽性者数…593人(前日比+251人/前週比+117人)
  • 7日間平均値…602人(前日比+17人/前週比+132人)

(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)

高齢の新規陽性者が徐々に減少

もっとも、昨日は新規陽性者に占める60歳以上の割合は約8.7%に留まり、新規陽性者数の増大にも関わらず、この「危険指数」は必ずしも上昇しているとはいえないのです(図表)。

図表 東京都重症化危険指数(2月中旬以降)

(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータに「30歳代と比べた重症化倍率」を乗じて著者作成)

つまり、見た目の新規陽性者数の伸びにも関わらず、「感染の質」は以前とは大きく異なってきている可能性が高い、というわけです。

しかも、昨日の『ワクチン総接種「5000万回」突破…さらに上振れも』でも指摘しましたが、ワクチン総接種回数は昨日の発表(つまり一昨日までの接種実績)で5000万回を超えましたし、現場の自治体にもよりますが、現時点でVRS未入力が数百万回分は存在していると考えられます。

あくまでも客観的なデータから判断する限り、現在、ワクチン供給が「滞っている」かに見えている理由も、結局のところ、接種が政府の目標をはるかに上回るスピードで進み、供給が追い付かなくなった、という側面が強いと考えて良いでしょう。

これに加え、さらに個人的には「やってみたい分析」があります。

厚生労働省の『オープンデータ』のサイトからさまざまなデータが手に入るのですが、現時点ですでに手元には「65歳以上(いわゆる高齢者)向けのワクチン接種実績」データがあるため、これと新規陽性者数や俗にいう「重症患者」の数のデータをあわせれば、なにか傾向が浮かぶかもしれません。

個人的事情ですが、もしかするとその作業には数日を要するかもしれませんが、なにか興味深いことが判明したら、また当ウェブサイトにてお伝えしていきたいと思う次第です。

外国へのワクチン供給

台湾という友人へのワクチン提供

さて、先月から今月にかけ、いくつか嬉しい話題がありました。

日本が無償提供したアストラゼネカ(AZ)製のワクチン124万回分が、JAL809便で6月4日に台湾に到着。台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統から日本に対し、感謝の言葉が述べられたのです(『台湾・蔡英文氏、日米に「まさかの時の友こそ真の友」』等参照)。

ちなみに蔡英文(さい・えいぶん)総統だけでなく、台北にある日台交流協会台北事務所に一般市民から花束が贈られるなど、台湾では日本への感謝のメッセージが相次いでいるそうです。

台湾は東日本大震災で日本が深く傷ついていたときに、真っ先に巨額の支援を申し出てくれた「国」であり、「困ったときに助け合う」、「助けたときに感謝の念を伝え合う」ということができる、日本の周囲には数少ない友好国です。

ちなみに日本政府自身、『外交青書 令和3年版』【※PDFファイル、大容量注意】のなかで、台湾を「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と規定しています(同P55)。

AZワクチンは日本では公的接種に使用されないものであるとはいえ、コロナ禍において大変に貴重なものであり、したがって、外国に提供するにしても、日本にとって大切な国に優先的に提供されるべきであるというのは、ある意味で当然の話です。

アジア向けワクチン外交

ただ、日本からのワクチン提供は、それだけではありません。アジア諸国に対しても、最近、旺盛なワクチン外交を実施しているのです。

茂木敏充外相は先月15日付の記者会見で、ベトナムにもワクチンを100万回分提供する(※)とともに、7月上旬以降、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアに対しても、ワクチン提供の意向を示しました。

茂木外務大臣会見記録(令和3年6月15日(火曜日)10時16分 於:本省会見室)

―――2021/06/15付 外務省HPより

(※なお、ベトナムへのワクチンはこの会見の翌日に到達しているそうです。)

これに、続報があるようです。

海外出張から帰国したばかりの茂木外相は、昨日の記者会見で、ワクチンの外国への提供について、再度言及しました。

茂木外務大臣会見記録(令和3年7月6日(火曜日)11時10分 於:本省会見室)

―――2021/07/06付 外務省HPより

茂木外相は冒頭、「台湾へのワクチン提供の第2弾として、7月8日にAZ製ワクチン113万回分を台湾に空輸する」としたうえで、次のように述べました。

台湾からは、10年前の東日本大震災の際にも、いち早く義援金をいただくなど、心温まる様々な支援をいただきました。現在、台湾の方々が困難に直面する中、我が国からのワクチンの供与が、台湾におけます新型コロナの感染拡大の防止に寄与することを期待いたしております」。

中央通訊社記者が茂木外相に間接的謝辞

そのうえで、具体的なやり取りにも興味深いものがありました。

台湾国営メディア『中央通訊社』の楊記者が茂木外相に対し、次のように話しかけたのです。

どうもありがとうございます。静岡県熱海市の土石流災害が発生した件について、台湾では多くの人が心を痛めています。台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統が、3日夜、ツイッターに『日本を必要な支援を提供できるよう用意しています』とメッセージを投稿しました。台湾の人々も、日本のワクチン提供への恩返しをしたいと考えています。このことについて、大臣のお考えをお伺いしたいです」。

このあたり、日本で大変不幸な事故が発生した際に、真っ先に温かい見舞いのメッセージを寄せてくれる外国首脳は、本当に貴重です。

これに対し、茂木外相は次のように応じました。

心から感謝をしたいと思います。今回の大雨によります被害に対して、台湾・蔡英文総統をはじめ多くの国・地域・機関から、心温まるお見舞いのメッセージや、支援の申し出をいただいたことに対して、日本政府として、心から感謝申し上げたいと思っております」。

このようなやり取り、本当に気持ちの良いものでもありますし、また、日本国民のなかにも、「東日本大震災などの際の恩義を返すことにつながる」ことを「本当に嬉しいことだ」と感じる人は多いのではないかと思う次第です。

そのうえで、茂木外相は次のように続けます。

台湾との間、東日本で震災のお話を先ほど申し上げましたが、様々な形で、相互の支援であったりとか援助が進んでおります。まさに日本と台湾の友好の証ではないかなと思っておりまして、今回どういった形でと、具体的に今後詰めていくことになると思うんですが、まずそういう気持ちを表明していただいたと、心から感謝を申し上げたいと思います」。

バイの支援、なにか問題でも?

さて、こうした日本のワクチン外交に対し、ロイターの記者が英語で次のような質問をしました。

先ほど台湾やインドネシアへのワクチン供与について言及がありましたが、今月開始される予定であった他のアジア諸国へのワクチン供与について、最新情報をお聞かせください。また、なぜこれらの供与は大臣が先月初めに発表されたCOVAXファシリティを通じてではなく、バイの枠組みでなされたのか、ご説明いただけますでしょうか」(※翻訳は外務省ウェブサイトによる)。

なんだか、COVAXファシリティを使わずに直接、日本がアジア諸国にワクチンを提供することに、やたらと食いついているように見えるのは、気のせいでしょうか。

ただ、これに対し、茂木外相は、まずは次のように答えました(内容は当ウェブサイトにて要約しています)。

  • わが国は二国間の支援だけでなく、多国間・国際協調の観点から、ワクチンの公平な供給のための唯一の国際的枠組みでもあるCOVAXファシリティその他の国際機関を支援している
  • 6月2日にはワクチンサミットを共催し、年内に必要となる資金目標をしっかり達成している
  • こうした日本の貢献は国際社会から評価されていると思うし、今後もしっかり連携していくつもりだ

早い話が、「バイ(二国間)」だけでなく、COVAXファシリティなどの途上国支援では「ちゃんとやることをやっているよ」、という指摘です。

また、「バイ」の枠組みでAZワクチンを供与してきた理由は、世界保健機関(WHO)による承認などの条件を満たしておらず、COVAXを通じた提供が難しかったことに加え、そのAZワクチンを「供与してほしい」という個別要請を受けたからだ、というのが茂木外相の説明です。

そのうえで、茂木外相はこう述べます。

こういったマルチとバイ、これを両方行うというのは、今、主要国の間では多くの国で行われていることだと、このように考えております」。

要するに、「ちゃんと事情があるんだよ」、ということを、かなりかみ砕いて教えてあげた、ということでしょう。

順調に進む「ワクチン外交」

さて、茂木外相の発言によると、各国への支援状況は次のとおりです。

バイの支援
  • 台湾に第1弾として124万回分提供済み
  • ベトナム、インドネシア、マレーシアにそれぞれ100万回分を提供済み
  • タイ、フィリピンに対し、今週中に100万回分を供与する予定
  • 台湾に対し、7月8日に第2弾の113万回分を供与する
  • ベトナムに対し、100万回分の追加供与も完了する予定
COVAXを通じた支援
  • 東南アジア、南アジア、太平洋島嶼国等に対し、7月中旬以降、合計1100万回分のワクチンを提供していく
  • 太平洋島嶼国に対しては、菅義偉総理大臣が先日のPALM9で発表したとおり、7月中旬以降、年内までに300万回分を目途としてワクチンを供与する

まさに、積極的なワクチン外交そのものでしょう。

いずれにせよ、日本はまさに、自由、民主主義、法の支配、人権尊重といった「基本的価値」を大事にする国でもあります。こうした「価値を共有し得る国」との友好関係は、ぜひとも続けるべきであることは、間違いないはなしだと思う次第です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. ダブルスタンダードは嫌い より:

    台湾(中華民国)に送るのは、大賛成でふ。以前にスリランカから60万程、要請があったという記事を見たような、気がするのですが。中国側やから優先順位が低い?インドとの関係で?無視かな。

    1. 匿名 より:

      お早う御座います。記事はこちらですね。

      スリランカ、日本にアストラ製ワクチン60万回分の供与要請 6月11日(金)7時32分 読売新聞https://www.yomiuri.co.jp/world/20210610-OYT1T50196/

      その後、政府は台湾に続き、ベトナムとマレーシア、スリランカなど、島嶼国にも、無償で提供する方向で調整中との報道がありました。しかしまだスリランカには提供されてはいないようです。しかしスリランカには、バイでのワクチン提供をしなくても、COVAXを経由しての提供をするのではないでしょうか。

    2. 人工知能の中の人 より:

      英語で検索したら日本がうんと言わなかった理由はもしかしてこれかも・・・。以前私もスリランカに送るべきと方々でコメントしていたので頭を抱えてしまいました。
      google翻訳
      https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://www.ft.lk/opinion/Sri-Lanka-s-struggle-for-AstraZeneca-after-diplomatic-hiccups/14-719559&prev=search&pto=aue
      原文(英語)
      https://www.ft.lk/opinion/Sri-Lanka-s-struggle-for-AstraZeneca-after-diplomatic-hiccups/14-719559
      内容をざっというとコロンボ港の開発についてスリランカが日本インドとの三者合意一方的に破棄、円借款による次世代路面電車整備計画を停止していた模様。中 国 の 横 や り に よ っ て。

      日本、スリランカに「遺憾」表明
      港湾開発の方針変更で
      https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/322731
      スリランカが日本支援のライトレール計画を中止したのは……
      https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/post-94753.php

      翻訳文末尾
      >スリランカのインドへの過度の依存と過去の外交政策がなければ、現在の状況は回避できたはずです。
      違うよ!中国への過度な依存だよ!!

  2. 赤ずきん より:

    ODAはとかく 投資対効果が問題視される。また賄賂も絡みやすい。ワクチンは横取りに注意さえすれば 筋の良い案件だと思う。

    1. がみ より:

      なにも「ワクチンハブ」なんて商売っ気出さなくても国際協力はちゃんと実行している政府で助かります。

      まぁた阪神地区の左翼自治体首長が吹きあがらないといいのですが。

  3. めがねのおやじ より:

    バイの支援なら2カ国間で供与数、日程がしっかり決められる。それは日本が考える価値観外交、戦略的枠組みからも思い通りの事が出来るからだ。

    台湾に第1弾として124万回、ベトナム、インドネシア、マレーシアに100万回分を提供済み。タイ、フィリピンにも100万回分。更に台湾には7月8日に第2弾113万回分、
    ベトナムに100万回分の追加。

    COVAXを通じた支援なら、何処の国に幾らと日本サイドで決められない。「東南アジア、南アジア、太平洋島嶼国等に対し、合計1100万回分のワクチン」、「太平洋島嶼国に対しては、PALM9で発表した300万回分を供与する」と大枠しか決まってない。

    もし、貴重なAZワクチンが、日本に敵対する勢力に与えられて、市民に与えず政権関係者に使うなり日本からの供与だと知ればパフォーマンスで海洋投棄するかもしれない。そんな国に回らないようにする為、バイを優先するのは当然です。

  4. だんな より:

    国内のワクチン不足は、まことしやかに各テレビで報道されており、私も事実かどうかの判断が出来ません。
    また、死亡者、重症者、入院治療等を要する者は、確実に減少していて、ワクチンの効果が示唆されています(もちろん感染者減少等による医療の質の向上も有ると思います)。
    またコロナ感染拡大の課題として「医療崩壊を防ぐ」が、克服されつつあると思いますが、この手の報道は見た事有りません。
    マスコミの報道姿勢は、悪い面を強調して、成果を分かり難くして、国民の不安を煽り、政府の揚げ足取りをする物だと思います。

    台湾へのワクチン提供は、心温まる良い行為だと思います。
    麻生財務大臣の「中国の台湾侵攻時に日本は集団的自衛権行使できなければ」発言は、ここで議論する事を期待します。

    ウリナラは、その日の接種にもワクチンこと欠いているようですが、「日本は助けない」を実践すれば良いんです。日本人も何も困らない事が、分かるでしょう。

    1. より:

      > 麻生財務大臣の「中国の台湾侵攻時に日本は集団的自衛権行使できなければ」発言

      読売では囲み記事扱いでしたけど、これってかなり重要な発言ですよね。台湾有事が日本にとって存立危機事態に該当しうる、つまり日本有事と見做し得るということですから。これほどの重要事を麻生副総理がその場の勢いでなんとなく言ったということは考えられないので、「台湾有事≒日本有事」という認識が内閣として共有されていると見て良いと考えます。そして、副総理の発言が表面化するということは、防衛省での研究はすでにかなり進んでいると考えても良いでしょう。

      もっとも、現在の自衛隊の装備から考えると、台湾有事に際して、自衛隊が直接的にできることはかなり限られると思われるので、どのようにして有効活用するかがポイントになるだろうと思います。

    2. 農家の三男坊 より:

      >麻生財務大臣の「中国の台湾侵攻時に日本は集団的自衛権行使できなければ」発言

      読売の記事が一番まともですね。
      ポイントは
      >日米で一緒に台湾の防衛をしなければならない。

      ただ、政府防衛省・財務省が何処まで心を入れ替えているか心配。

      法整備・弾薬他物資備蓄・等々今までサボってきたことのつけを自衛隊員の命で払うことの無い様にしてほしい。
      かが、いずも、AAV7等のおもちゃに使う金が有ったら、長射程の対艦、対地、対空ミサイルの準備加速に金を使うべきと思います。

      ただ、こんな発言よりも

      ”台湾に武力行使した場合は、国際平和への脅威として日本は国際社会と連携し経済制裁をする”

      の方が効果はあると思います。
      また、能天気な国民や企業経営者にも良い警告となると思います。

      1. がみ より:

        残念な事に都議会選挙の結果を見る限り、まだまだ既存マスメディアに煽動されてしまう層がかなりあるようです。

        高齢な両親がワクチン接種してきましたが、計4回の接種時に接種待ちのご老人は各5人程度しか居なかったそうです。
        横浜市内の中規模病院なんですが、まるっきりワクチン足りない様子は無かったそうです。

  5. ダブルスタンダードは嫌い より:

    匿名より 様   ありがとうございます。スリランカには中国が港湾を租借(99年)してますよね。

    1. 匿名 より:

      ダブルスタンダードは嫌い 様、どういたしまして。

      日本とスリランカには長く深い絆が続いて来ました。
      スリランカのジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ大統領(任期1978~89年)がサンフランシスコ講和会議(1951年)当時のセイロン代表として出席し、日本を擁護する演説をしてくれました。

      ご参考になる記事をご紹介します。
      ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏自由にしてかつ独立した日本の復活を望んだジャヤワルダナ氏
      http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20110528/1306588807

      Wikipedia
      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A4%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%8A

      斯様な経緯があり、戦後自民党政府はスリランカに様々な援助をして来ました。それが悪夢の民主党政権下では途絶え、民主党政権崩壊後は再び関係を修復しました。しかしこの5-6年は中国の台頭で、債務の罠に嵌り、現在スリランカ政府は姦国程ではありませんが、日本からの援助を破棄するなど、中国寄りの政策をとり続けています。ならば日本にワクチン提供の要請などせずに、効果が無いと云われ始めた中国製ワクチンを中国に求めればよいのに、というのが私の率直な感想です。

      ですから斯様な態度をとるスリランカに対し、現時点で日本国政府がアストラゼネカワクチンを、台湾と東南アジア諸国に優先して無償提供し、スリランカを後回しに、もし提供してもバイでの提供ではなく、Covax経由にするかも知れないのも当然でしょう。

      ちなみにスリランカからのワクチン提供要請が報じられた際の、台湾と日本のネットでの意見をまとめた記事もあります。

      台湾は特別?スリランカへのワクチン支援を渋る日本のネッ
      ト民、一方で「恩人」の声も台湾メディア 6月11日(金)17時20分 Record China

      日本のネットユーザーのこうした姿勢に、台湾のネットユーザーからは「親中のスリランカが手を伸ばしてきた」「スリランカの外交環境は台湾よりずっと良い。日本は台湾の苦境を理解して支援してくれたんだ。スリランカは自分で手配すべき」といった声がある一方、「日本は素晴らしい。友達甲斐がある」「スリランカに支援するのも良いと思う。でもCOVAXを通じて徐々にで」との声も上がっている。

      当記事は下記URLでご確認下さい。
      https://news.biglobe.ne.jp/international/0611/rec_210611_4618604274.html

  6. 墺を見倣え より:

    山形から沖縄迄、私の知る範囲の65歳以上の高齢者は、1回目接種済、2回目も五輪迄に接種予定です。更に、64歳未満を含めても、予約をキャンセルされた人はゼロ人です。肌感覚でしかありませんが、マスゴミ報道以上に接種が進んでいる様に感じます。

    韓国は念願の「ワクチンスワップ」をイスラエルとの間で成立させましたので、更に上乗せで我国が支援せねばならない事情がある様には思えません。

    KBS報道が正しければ、そろそろ韓国に到着する頃かな?

    しかし本当に「スワップ」なんでしょうか?
    返す段になったら、「ウヤムヤにする」とか「返す側が色々注文付ける」とかいった事が起こらないか、今秋が楽しみです。

    1. 農家の三男坊 より:

      其れをやったら、韓国はこの世で生きてゆけないでしょうね。
      それ程韓国も馬鹿ではないと思いますが、それでもやっぱり楽しみですね。

  7. どみそ より:

    ワクチン支援対象地域に 東アジアが入っていないのが ポイントです。(ニッコリ)

    1. 匿名 より:

      東アジア3ヶ国は中国ワクチンで十分でしょう、こっちは知らないよ。

  8. 閑居小人 より:

    台湾に第1弾として124万回分,第2弾として明日113万回分、アメリカからの分を入れても台湾が独自に調達するとしてもまだまだ不足状態と思います。
    今月末か来月上旬に第3弾をお願いしたいです。

  9. カズ より:

    謝辞には二つの意味があります。

    ①韓国が日本に求める冷たい謝辞と
    ②台湾が日本に返した暖かい謝辞です。

    この場合には、思い込みに基づく謝罪要求と事実に基づく感謝の意の違いなんですよね。

    *****

    もしかして、事実に基づく謝辞を発することなく、思い込みに基づく謝辞の要求ばかりしてる立憲のアノ人〔R4?〕・・の言葉も “謝辞” って言ったりするのだろうか・・??

  10. 裏縦貫線 より:

    中央社フォーカス台湾2021/07/16 12:25付け記事「スロバキアが台湾にワクチン1万回分提供へ マスク支援のお礼に」
    詳細は中央社の記事を参照ください。日本からの第三弾に続き遥か中欧から届くワクチン、自分が貰うんじゃなくても嬉しくなります。

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