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IOC、韓国に再び「竹島地図に政治意図なし」と回答

韓国が国家として未熟なのは日本が甘やかしてきたから?

これまで当ウェブサイトでもしばしば楽しんぱいだ、心配だと申し上げてきた論点のひとつが、韓国による東京五輪ボイコット問題です。これについてはさまざまな理由があり、韓国側では完全に「立ち消え」状態となっているのですが、その一方で、東京五輪「竹島地図」問題については、国際五輪委(IOC)は韓国に対し、「IOCとして問題視しない」とする趣旨の回答を2度にわたって送りつけているようです。

五輪ボイコット

もともとの経緯は首相経験者らの蛮勇

韓国による「東京五輪ボイコット」問題は、当ウェブサイトでもかなり以前から、何度となく楽しんぱいしながら触れて来た論点です。

ことの発端は、東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルウェブサイトに掲載されている日本地図の、島根県竹島の場所に、白っぽい斑点のようなものが描かれている(図表1の赤丸部分)として、韓国の丁世均(てい・せきん)元首相らが提唱した構想です。

図表1 例の日本地図(クリックで拡大、赤丸は北方領土、竹島、尖閣諸島らしき点)

(【出所】東京オリパラ組織委員会公式ウェブサイト画像ファイルを著者が加工)

確認した限り、「五輪ボイコット」を呼びかけているのは、丁世均氏以外にも李洛淵(り・らくえん)元首相や、次期大統領選における左派の最有力候補のひとりと目される李在明(り・ざいめい)京畿道知事らがいます(『韓国前首相が日本に「偏屈、恥知らず」など暴言を吐く』等参照)。

さらには、『東京五輪、勝手に高まり勝手に潰えた平昌アゲイン期待』や『韓国自治体の日本を糾弾決議に「五輪ボイコット」なし』でも取り上げましたが、地方議会レベルでは少なくとも2つの議会が、この「問題」で日本を非難する決議などを採択しているのだそうです。

IOCは仲裁を拒否

ただし、この問題を巡っては、国際五輪委員会(IOC)が「問題なし」とする書簡を韓国側に返送したこと(『中央日報「IOCが五輪地図に政治的意図なしと回答」』等参照)などをもって、事実上、決着してしまいました。

具体的には、6月11日付の韓国メディア『中央日報』(日本語版)『東京五輪のホームページに独島表記…IOC「政治宣伝ではない」』などによれば、韓国の「大韓体育会」が「仲裁を求める書簡」を国際五輪委(IOC)に送付したところ、次のような趣旨の回答が届いたのだそうです。

東京オリンピック組織委員会とこの問題を議論したが、独島の表記は単に地政学的な表示であるだけで政治的宣伝ではない」。

ある意味、当然すぎる判断でしょう。

問題の地図は、あくまでも聖火リレーの開催予定を示したものに過ぎず、「竹島は日本領」というメッセージが入っているわけでもないからです。

というよりも、多くの人が目にするであろうサムネイル画像(縮小版の画像)では当然、まったく確認できませんし、また、よしんば拡大したとしても、竹島の場所については白っぽいドットでぼかしてあるため、おそらく多くの人にとっては「言われなければ気付かない」という代物です。

いちおう、上記図表についても、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のウェブサイトからダウンロードしたものを当ウェブサイト側にて加工したものですが、わざわざ赤い丸印を入れている示しているのも、おそらくはそうでもやらないと気付かない人が多いに違いない、と考えたからです。

いずれにせよ、自分たちの国があれだけ派手に日本を挑発するかの行動をとってきたことを棚に上げ、たかが地図ごとき(しかも領有権の主張などは一切入っていない代物)にここまで噛み付くというのも、なんだか支離滅裂というべきでしょうか。

あれ?本当に申し入れてたんだ!

ただし、この中央日報の記事の末尾には、こんな記述もありました。

韓国政府は受け入れられないという立場だ。政府はこの日、文化体育観光部の黄熙(ファン・ヒ)長官の名義で仲裁を促す書簡をIOC会長に緊急発送した」。

この「韓国政府・文化体育観光部の黄熙(こう・き)長官がIOCのトーマス・バッハ会長に『仲裁を促す書簡』を緊急発送した」とする話題、驚くべきことに昨日、その「続報」がありました。

東京五輪HP地図の独島表示問題 IOCの返信に「深い遺憾」=韓国

―――2021.06.25 18:52付 聯合ニュース日本語版より

韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)が昨日配信した記事によると、同部がIOCに10日付で送付した書簡に対し、22日にIOCから、次の趣旨の記述が含まれた返信があったのだそうです。

東京五輪の大会組織委に問い合わせた結果、地図に表示された竹島は単に地形的な表現に過ぎず、どのような政治的意図もないことが確認された」(※ただし、聯合ニュース記事では「独島」という誤った表現が使われていましたので、引用に際しては「竹島」に訂正しています)。

以前とまったく同じ回答ですね。

これに対し同部はその内容に「深い遺憾の意を示す」などとしたうえで、次のように述べたのだそうです。

世界中の人たちが新型コロナウイルスで苦痛を受けている時期に開催する東京五輪は、平和と和合の五輪にしなくてはならないはずなのに、(地図からの)独島削除を拒む日本の態度に非常に失望している」。

それを言い出すと、竹島問題を機会あるごとに不必要に強調する韓国の姿勢こそが、むしろ平和を阻害するものでしょう。

というよりも、個人的にはむしろ、水曜日の『竹島戦争ゴッコに興じる韓国にとり都合が悪いFOIP』でも簡単に論じたとおり、現在の竹島問題を巡る韓国の姿勢こそ、あたかも「戦争ゴッコ」を演じているようなものではないかと考えている次第です。

さらに、同部は「東京五輪での応援で旭日旗が使用されれば、韓国だけでなく第2次世界大戦の被害国を再度傷つけることになる」とも述べたのだそうですが、第2次世界大戦中、韓国を含めた朝鮮半島は日本領でしたので、残念ながら韓国はそもそも「第2次大戦の被害国」ではありません。

いや、この「被害国」だ、「加害国」だ、「戦犯国」だといった言い方自体、韓国や北朝鮮が好んで使う用語でもありますが、その韓国が大好きな言葉をあえて使うならば、韓国は「被害国」ではなく、むしろれっきとした「加害国」ないしは「戦犯国」でしょう。

ついでに、「加害者」という意味では、東京五輪に絡んでも、韓国は日本に対し、たくさんの加害行為を働いています。

たとえば、2013年9月のIOC総会で東京五輪が決定する直前に、理不尽な水産物輸入規制を導入したのも、明らかに東京五輪潰しを狙ったものでした(『「東京五輪で文在寅氏の来日を調整中」、官房長官否定』等参照)。

最近では、東京五輪に対し、「放射能五輪」と称して風評被害を与えようとしていたことも見逃せません(図表2)。

図表2 放射能五輪ロゴ

(【出所】当時の韓国国会議員のツイート)

こんなことをしておきながら、韓国政府に対しては「何が平和の祭典」だ、と言いたくなります。

問題の源泉

韓国を普通の国として扱ってこなかった日本

さて、聯合ニュースによると、同部は「われわれの立場を記した書簡を改めて送る」などと述べたのだそうですが、非常に残念ながら、おそらくこの「問題」に関しては、これ以上やったところで進展はありません。

ただ、それよりも感慨ひとしおなのは、IOCが韓国の理不尽な主張を取り合わない姿勢を示していることにあります。

ひと昔前だと、韓国がなにかギャーギャーとわめいていれば、米国や国際機関などが日本に対し、「日本もなにかやましいところがあるのだろう」、「韓国とよく話し合って問題を解決したらどうだ」、などと言ってきたものです。

また、日本国内にも、メディアや役所、政治家などを中心に、「日本も大人になるべきだ」、「韓国に対し、譲れるところは譲るべきだ」などと称する勢力(「対韓譲歩論者」とでも言えばよいのでしょうか?)がいて、こうした勢力が陰に陽に動いて、日韓関係を「正常化」させようと働いたものです。

(※もちろん、ここでいう「正常化」は、皮肉のつもりで申し上げています。日本が韓国に対し配慮し、譲歩することが「正常化」だと考えること自体が異常だからです。)

こうしたなか、当ウェブサイトを「対韓譲歩論者」の方が読んでくれているかどうかは存じ上げませんが、敢えて読んでくださっている方もいらっしゃると信じて、少し厳しいことを申し上げておきます。

韓国に対して「譲歩する」・「配慮する」、といった行動こそが、結果的に韓国を甘やかし、駄目にしてきたのではないでしょうか。

つまり、韓国が日本に甘えても良いという状況を作ってきたのは、ほかならぬ「対韓譲歩論者」だった、というわけであり、後述するとおり、韓国がまともな「近代主権国家」として成り立っていないのも、じつは日本が韓国を甘やかせまくってきた、という側面もあるのです。

自分で問題を捏造(つく)り上げて利権化してきた韓国

もちろん、一番悪いのは、これまで、日本に対して甘えまくってきた韓国自身です。

自分の国が作り出したくだらない問題に対しても、日本が真摯かつ丁寧に対処してくれるのを良いことに、韓国は次々とみずから問題を捏造(つく)り出し、それらを日韓間での外交問題にし、そのうえで利権化してきたのです。

その典型例が、自称元慰安婦問題です。

また、「朝鮮半島で強制徴用されたと称する者たちが日本企業を続々と裁判で訴えている」という、いわゆる「自称元徴用工」問題も、まさに自称元慰安婦問題と同じノリで、韓国が日本を揺さぶるための新たな材料として、韓国が捏造(つく)り出そうとしているものだと考えるべきです。

個人的には、捏造(つく)り上げるなら、もっと信憑性のあるウソをつけばよいのに、と思わないではありません。というのも、たとえば自称元慰安婦問題は次のとおり、ウソとしてのレベルはかなり低いからです。

①戦時中(1941年12月9日~1945年8月15日の期間)②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき③朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し④戦場に連行して性的奴隷として使役した」。

20万人といえば、当時の朝鮮半島の人口の約1%ですし、それほどたくさんの少女を拉致しようとしたならば、普通の国だと男たちが立ち上がり、抵抗します。そのような抵抗がなかったという時点で、本来ならば与太話に過ぎないというレベルのものです。

韓国には「追い風」が吹いていた

ただし、これについては、韓国側の努力のみで利権化したわけではない、という点については、注意が必要です。

まず、国際的な政治環境が、韓国にとって追い風となったことは否定できません。ちょうど慰安婦問題が日韓間で政治問題化した1990年代、欧州ではユーゴスラビア紛争の影響もあり、「戦場の性」をテーマにした人権問題が人々に刺さりやすかった、という事情があったのです。

また、肝心の日本国内では、特定メディアが慰安婦問題を捏造報道し続けていましたし、日本の政府、官僚らも腰が引けていて、韓国のウソを叩き潰すチャンスが何度もあったにも関わらず、結果的に叩き潰せなかった、というわけです。

韓国側が、これに味を占めないわけがありません。

低レベルなウソであるにも関わらず、全世界がコロッと騙され、いまや日本を除く全世界で、自称元慰安婦があたかも「性奴隷」であったかの誤解が蔓延しています。

少なくとも「戦争」などで日本に勝ったことがない韓国にとっては、水戸黄門の印籠よろしく、慰安婦問題を持ち出せば「反省も謝罪もしない悪辣な日本」「被害者としての韓国」を演じることができますし、全世界が韓国に代わって日本を叩いてくれる、楽しくて仕方がないエンターテインメントなのです。

だからこそ「被害者利権」は、韓国にとって、絶対に手放せません。

実力を過信した韓国

ただ、こうした下手な成功体験があったがために、韓国が日本に対し、「二番煎じ」「三番煎じ」を狙ってくるのは、ある意味で当たり前の話でもあります。なぜなら、韓国は慰安婦問題の捏造に大成功したことで、実力を過信したからです。

というよりも、そもそも論として、韓国は国家としてきわめて未熟です。

なにせ、遡及効の禁止原則に反した立法、主権免除原則などの国際法に反する判決、日韓請求権協定・サンフランシスコ平和条約違反の判決、さらには国同士の約束を政権が代わったら簡単に反故にする姿勢などは、韓国がまともな近代国家の体をなしていないことを証明しています。

しかし、韓国が「国家として未熟」であるにも関わらず、いまや世界10位圏内をうかがう経済大国となり、1人あたりGDP水準でもほぼ日本と肩を並べ、半導体、最新鋭のスマートフォンなどの輸出で潤っているのは、やはりそれを許してきた国があったからこそ、という話でしょう。

もっとはっきり言ってしまうと、日本が韓国を甘やかした「主犯」(?)のひとりなのです。

もちろん、米国が対アジア戦略上、韓国の地理的な優位性を重視しているという事情もあるのですが、それ以上に、日本国内でも「対韓譲歩論者」がやたらと幅を利かせてきた結果、韓国を勘違いさせ、増長させてきたという側面は大きいのではないでしょうか。

日韓関係の「本当の正常化」

だからこそ、当ウェブサイトでいう日韓関係の「本当の正常化」とは、日本が韓国を、あくまでも国際法や条約、約束などの「国際的なルール・標準」に従い、「普通の国」として取り扱うことにあると信じるのです。

日本がいままで、韓国を「特別扱い」してきたことの弊害は、しばらくは消えないかもしれません。

しかし、韓国をほかの外国と同じく、「外国」として取り扱うことが、日韓関係を「取り戻す」(?)ためには必要です。

正直、韓国が日本に対して仕掛けてきた、自称元慰安婦、自称元徴用工を筆頭とするかずかずの不法行為のせいで、日韓関係は破綻するかどうかの瀬戸際に追い込まれつつあります。

しかし、「普通の国扱いする」ということは、「原理原則を捻じ曲げてでも韓国に配慮すること」ではありません。あくまでも、国際法に従って、韓国を処遇すべきなのです。

もしも韓国が国際法を守る方向に舵を切ったならば、日韓関係が修復に向かうかもしれませんし、韓国が国際法を守ってくれるならば、日本としても日韓関係修復に応じるべきでしょう。

一方、現在のまま、韓国が国際法を破った状態が続けば、日韓関係は破綻せざるを得ません。

日本がやるべきは、そのどちらになっても良いよう、準備を怠らないことなのだと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (60)

  • 気のせいかも知れませんが、菅さんになって日韓議連の動きが減ったと思います。売国奴河村の表に出てこなくなりましたし、同じ選挙区に自民から出馬の話も。河村はどうせ比例復活するんでしょうが、気になる話です。

  • お客様はモンスターでいらっしゃいますか?
    クレーマーは企業が育てると言われるそうなので企業側(日本)も誤った対応は厳禁ですね。

  • >しかし、「普通の国扱いする」ということは、「原理原則を捻じ曲げてでも韓国に配慮すること」ではありません。あくまでも、国際法に従って、韓国を処遇すべきなのです。

    これこそが、「真の大人の対応」なんですよね。
    日本はもっと大人にならないといけないですね。

  • この問題はむしろ韓国が一方的に政治宣伝しています。IOCの認識は間違いなくそうでしょう。
    いずれその方向での警告なり処分がでるはずです。

    IOCが取り合わないことで、IOCを非難しはじめます。旭日旗だけじゃなく五輪旗への侮辱も始めると思います。やばいとわかってる人もいますが我慢しきれず暴走する輩も現れます。もう少し「育てましょう」。

  • 更新ありがとうございます。

    IOCから竹島表記は問題ナシを2回も喰らったんですネ、韓国は(嘲笑)。韓国による「東京五輪ボイコット」問題は、首相経験者や次期大統領候補が騒ぎ立ててくれるので、更にもう一波乱、不参加の波が高まらないか、とてもたの心配です。ナニ、時間はまだある。GSOMIAの時みたいに、数時間前迄受け付けますから(笑)。

    韓国が今のようにタカリ屋、駄々っ子、他人の懐をアテにする、また国際的ルールも守れない尋常じゃない国になったのは、先ずは自国民に責があります。自国を守り抜いた事がほぼ、無い。近代国家として独立した事も無い。

    また韓国に対して「譲歩する」「配慮する」日本の行動が、結果的に韓国を甘やかし、駄目にしたのは1割程度〜もう少しかな?あります。しかし、分断国家に未だになったままで、経済は日本が天文学的数字を与えてくれたから、世界10位になっただけ。

    偽慰安婦(売春婦)問題で味をしめ、永遠に日本から巻き上げれて、道徳的に上だーーー更に自称元徴用工も含め、国内を鎮火させる気も無い。韓国が普通の国家にシフト出来るか?無理です、知性が足りなさ過ぎ。国際的不法行為のせいで、日韓関係は破綻するでしょう。

  • >韓国をほかの外国と同じく、「外国」として取り扱うこと
    戦後70有余年、もう特別永住者資格を廃止すべきだ!

  • 小売り業界では毎日の様にクレーマーが来ます。
    「お前のところの商品が腐っていた。話はあとにして、とりあえずタクシーで来たのでタクシー代1万円払え」(実話です)と発言。
    この場合⋅⋅⋅
    ①「ひぇ~っ!ご、ごめんなさい。1万円ですね。どうぞ」と言って1万円わたす。
    ②「クレーム内容を詳しく調査し、こちらに否があるとわかれば、後程お詫びと共にタクシーはお返しする。ただしタクシー代の領収書は必ず確認しコピーをとる。領収書がなければ支払わない旨を告げる。」
    ③「てめえこの野郎!警察呼ぶぞ!」

    普通は②ですが個人経営の店舗だと③の対応もあるようです。
    韓国に対し日本は①でした。
    これからは③でもいいかなと⋅⋅⋅
    常習犯には厳しく対応した方がよろしいかと思います。

  • 韓国で軍艦島の絵本が発行されたニュースが目に入りました。
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65812

    人々の記憶にも記録にもないことの捏造です。「これはフィクションです」と書けばよいというレベルではありません(乳幼児にフィクションなんて分かるかい)。韓国は反日教育を乳幼児の頃から徹底して行い、かつ世界中に絵本をばら撒いて二匹目、否 三匹目の泥鰌を狙っているのでしょうかね。

  • 何度も同じようなことを書いているような気もしますが、とても重要なことなのでまた書きます。
    「慰安婦」や「徴用工」などの問題でも同様ですが、そもそも韓国人はこれらの問題を嘘だなどとは微塵も思っていません。すでに彼らにとっては「真実」として確立されたものだからです。従って、彼らは嘘をついて日本を貶めようとしているのではなく、まだ「真実」を知らない(可哀そうな)人たちに「真実」を教えてあげる、あるいは「真実」について誤った理解をしている人たちの間違いを正してあげているのだと考えているのです。言い換えれば、彼らは正しい「真実」を知らない(愚かな)人たちに対して、教育的指導をしてあげているつもりなのです。
    ゆえに、彼らは「真実」が受け入れられないと、"指導"が足りなかったのだと考え、ますます熱心に"教育"に励もうとします。そして、いよいよどうしても受け入れてもらえないとなると、「金を貰った」とか「ロビー工作ガー」など、いかにも不正な手段で判断を捻じ曲げさせられたのだと解し、呪詛の言葉をブツブツと言うようになります。なぜならば、「真実」を受け入れないというのは、無条件に"間違った"ことであるからです。

    韓国には「嘘も百回言えば真実になる」ということわざがあるそうです。さすがにきまりが悪いと感じるのか、一部の韓国人はこのような言い回しはもともと日本のもので、日帝によって持ち込まれたものだなどと強弁していますが、もちろん日本にこんなことわざはありません。
    この「嘘も百回言えば真実になる」という言い回しは、韓国式「真実」の成り立ちを示す上で重要だと考えます。とにかく嘘だろうが何だろうが言い続けていれば、何時の日かそれが「真実」になるのです。そして一度「真実」として認められてしまえば、その経緯や根拠などは不問に付されます(その頃には言い始めた本人も「嘘」だったなどとは微塵も思ってません)。論理的不整合や時系列の矛盾などは些細な問題です。なぜならば、「真実」は正しいからです。

    というわけで、今回の竹島問題にしても、韓国人は自分たちがおかしいとか、間違っているなどとは微塵も考えません。むしろ、「真実」を受け入れようとしないIOCが間違っている、そしてIOCが間違った判断を下したのは、日本から多額の金を貰ったからだとなるのです。すでに韓国国内ではそのような声がちらほらと上がっているようですね。
    このような思考回路を持った連中をまともに相手にすると、精神的に消耗するばかりで何もいいことはありません。なにしろ、どれほど事実を突きつけようが、論理的不整合や時系列の矛盾を指摘しようが、「真実」は微動だにしないからです。"正しさ"を確信してる分、虚言症の人を相手にするよりも不毛かもしれません。だから、一々驚いたり、腹を立てたりするのは、ただただ精神衛生に悪いだけです。できるだけ「ああ、今日も韓国人が韓国人している」と思って眺めることが肝要かと思います。
    でも、それではどうにも腹に据えかねるという場合(正直に言えば、私でもたまにあります)、己の正しさを確信してやまない連中に対して、一番効果的なのは”嘲笑してやる”ことではないかと思います。その手の連中は嘲笑されるとますます激高し、勝手に自爆します。それを眺めてますます嘲笑するという正のサイクルが期待できるでしょう。ちょっと残念なのは、なにぶん他国相手だと、直接に嘲笑をお届けするのが容易でないということですかね。

    • 私は龍様がこちらの常連になる前から、韓国の反日は「文明国から野蛮国に対する教育的指導でり恩恵である」と申し上げてきました。今は活動中止中のみずきさんは「近づく反日」と名付けていました。あまり反響をいただいたことがないので、日本人にはピンとこない考えなのだと思います。

      傲慢のそしりを覚悟で申し上げるなら、日本人お得意の「相手の身になって考える」という姿勢は、差異の少ない日本人どうしでしか成り立たず、異質な文化に対しては理解を拒否するのではないかと。

      • 阿野煮鱒様

        韓国の反日は「文明国から野蛮国に対する教育的指導でり恩恵である」、という意味がよく解らないのですが、どういう意味なのでしょう?
        お教え頂ければ嬉しいです。

        • 龍様の「彼らは正しい「真実」を知らない(愚かな)人たちに対して、教育的指導をしてあげているつもりなのです」のパラフレーズです。恩恵は「有り難く拝受しろ」です。

          • POPNPONさま
            昔の親が、子供の将来を決めつけるような感じと同じです。
            「私の言う事をきいとけば、間違い無い」みたいな。

      • 龍様
        阿野煮鱒様

        かの国の方々の物事の捉え方について、いつも納得できるご説明をくださりありがとうございます。その上で、改めて思うのです。こりゃ、わかりあえないな、と。

    • 龍様

      >とにかく嘘だろうが何だろうが言い続けていれば、何時の日かそれが「真実」になるのです。

      日本の言霊信仰とどこか共通するようにも聞こえますね。

      しかし、わが国の風土、人の諸作為を守護し、嘉し給う、八百万の神々に感謝の意を表する祝詞に比べれば、恨み、妬み、嫉み、その他諸々のどす黒い情念から発するアチラ固有の呪詛など、その動機も、依って来たる結果も正反対。膨張する宇宙の如く、J-K境界は日々光速に近い速度で拡大しつつあるのでしょう(笑)。

    • 龍様

      韓国人の本質についてはおっしゃる通りかと思いますが、過去嘲笑できずに謎の微笑みを浮かべていたのが政府、及び多くの日本人だったのではないでしょうか?

      そのせいで韓国人からすると、少なくとも右翼以外の日本は自分たちを理解してくれてる、あるいは聞く耳を持っていてくれる、と勘違いしていたのでしょう。
      長年の韓国と深いつきあいがある黒田福美氏が、「韓国人に日本人の怒りが伝わっていない」と言っていましたが、それが事実のように思います。

      また現実的な外交政策でも、アメリカによる日米韓連携せよ!の号令下、ひたすら譲歩の姿勢をとってきたことも、韓国を勘違いさせて原因のひとつにであったのでしょう。

      安倍元首相が韓国人にしつように嫌われているのは、日本の首相で初めて韓国にノーと言ったからなのでしょうね。

      心底の嘲笑が伝わるならば、相当なダメージを与えることができるでしょうが、それができないのが日本人、それを感じないのが韓国人のように思います。

      • けして欠点などではなく、日本人の美質の一つだと思ってはいるのですが、どうも日本人は「嘲笑」することがとても下手な民族なのではないかと感じます。それがなぜなのか、考えだすととても大変なことになりそうなのですが、日本語には罵倒・侮辱表現がとても少ないと言われています。それも同じ流れであるのかもしれません。

        > ひたすら譲歩の姿勢をとってきたこと

        このことの理由の一つとして、少なからぬ日本人にみられる「事なかれ主義」が上げられると思っています。事なかれ主義は、しばしば目の前の事態から目を背ける、あるいは逃げるといった行動に繋がりかねませんが、それを「大人の態度」などと言い繕ってきただけで、問題から逃げることを正当化するだけの、極めて無責任な姿勢です。そして逃げた当人のみならず、それを良しとして受け入れてきた国民の側の問題でもあります。
        確かに、何でもかんでも対決的な姿勢で臨めば無用の摩擦を起こしかねません。妥協するというのはしばしばとても重要です。しかし、事なかれ主義は単なる逃避に過ぎません。それは比較的均質性の高い国内では通用するかもしれません。誰もが「大人の態度」で臨めば、無用な摩擦は回避でき、なんとなく妥協も成立します。でも、そんなものは文化的社会的背景が全く異なる相手に通用するはずがありません。「大人の態度」でいれば、「いつか相手もわかってくれる」などということはあり得ないのです。多くの日本人はその点を誤解していると言わざるを得ません。
        このような日本人と、かなり特異と言わざるを得ない思考回路を持つ韓国人が、そのままに対峙したらどうなるか。それがこれまでの結果であるとなるでしょう。

        もっとも、そんなことを言っている私自身、やはり「嘲笑する」ことがけして上手いとは言えないという自覚があります。どうしても趣味に反するからです。嘲笑上手な人になりたいかと問われたら、恐らくNOというでしょう。
        かくして、「問題」はちっとも解決しないのです。

        • 龍様

          その通りですね、嘲笑だけでなく、微笑みも不気味と捉えられる傾向にあるようです。

        • 龍様

          >日本語には罵倒・侮辱表現がとても少ないと言われています。それも同じ流れであるのかもしれません。

           まったくその通りだと思います。大正生まれの祖父に、「負けるが勝ち」ということを、さんざん吹き込まれてきました。このフレーズが、まさにそれです。英語圏の国で暮らしていたころ、日本語における「swear words(罵倒・侮辱表現)」について、ネイティブの友人と話し合ったことがあります。なんとボキャブラリーが少ないのかと、かれはあきれていました。「負けるが勝ち」は、大人のふりをした対応をすることで、自分を納得させようとしていた”精神勝利”でしょう。ご年配の政治家には、そういう傾向を感じますね。その対応が、現在の日韓関係を生んだのでしょう。

    • 龍さま

      韓国人はまるでカルト信者のようなものです。不信心者である日本人は皆、彼らの信じる真理・真実を知らず、無知蒙昧にして迷える衆生です。それらからの反論・批判は、我が神を冒涜する行為であり、我が信仰に対する迫害です。ということで、彼らに対する説得も配慮も無駄なだけです。全く仰せの通りです。ただ、結論(対方策としての「嘲笑」)にはいささか異論がありますwww。彼らは確信者ですから、嘲笑しても余り効き目があるとは思えません。かといって信仰ですから、論戦して改心させるなど愚行以外の何ものでもないでしょう。

      彼らがかろうじて理解できるのは「非精神的な力(物理力・経済力など現実的な力)」だけではないでしょうか?つまり日本としては、彼らの言い分には一切耳を貸さず、この「非精神的な力」で押し切るしかないように思います。それができるためには、日本が韓国に対し、物理力(一番分かり易いのは軍事力)・経済力で圧倒的な力を持つようになるしかありません。それには、日本の強大化が難しければ、韓国を弱体化させることでも実現できるはずです。

    • 諸々同意なのですが、適切な対抗処置に関してはまだ詰めが必要に思われます。
      嘲笑は、民間レベルであざ笑うことなのか、政府レベルで何かをすべきなのか、私も良いアイデアがあるわけではないのですが。

      * 力で言うことを聞かせる
      * 無視して自爆するのを待つ
      * 自尊心をくすぐりつつ、利益を吐き出させる(例「韓国は道徳的上位国だから寛容でなければならない。竹島も下位の日本にくれてやるべき」)

      いずれにせよ、「真実」を信じ込む人たちに「事実」を知らしめる方法はないですかね。

    • はぐれ鳥様

      まず、韓国人にとっては、恥はかくものではなく、かかされるものだという点に留意する必要があります。なので、韓国人は体面(チェミョン、日本で言う面子よりもっと重い意味があります)を異常なまでに気にし、拘ります。韓国人が無視されることを物凄く嫌うのは、無視されることで体面が傷つくと感じるからです。そして、そういう人種は、嘲笑とか侮辱などに非常に敏感です。僅かにでも匂わせれば、敏感に反応し、激高します。激高すればするほど、そうでなくとも論理性を欠くのに、ますます支離滅裂になり、自爆する可能性がますます高まるでしょう。ゆえに、自爆に誘うために、嘲笑は結構有力な手段であろうと考えています。

      チキンサラダ様

      確かに、具体的な方法論については、私にも確たる答えはありません。たとえ嘲笑が有効な手段であったとしても、向こう側に届かなければ意味を成しませんが、なかなか容易ではないというのも事実でしょう。
      例えば、いわゆるネトウヨの間では、文在寅大統領の人気は絶大なものがありますが、なぜネトウヨの間で文大統領が大人気なのか、おそらく韓国メディアが本国に伝えることは決してないでしょう。もちろん、"慎み深い"日本のメディアが報じることなどけしてありません。つまりは、今のところ韓国の大衆に対して伝える術がないのです。
      一つの案としては、韓国や文大統領を徹底的にカリカチュアライズした小説なりアニメを制作し、それが日本で空前の大ヒットにでもなれば、嫌でも向こうに伝わるでしょうが、おそらくそんな作品を製作した段階で、日本国内の「良識派」から猛烈な非難を浴び、潰されてしまうでしょう。まあ、ぼちぼちと考えていくしかないですね。

      ところで、ここまであえて触れていませんでしたが、韓国には「真実」を守るために非常に強力な「嫉妬しているバリア」があります。どれほど客観的な事実を突きつけようが、「あいつらは偉大な韓国に嫉妬しているから、懸命にそんなことを言って腐そうとしているのだ」と言って片づけてしまうという手法です。一体どこから「嫉妬」などという感情が湧いてくるのか、およそ日本人には理解不能ですが、どうやら韓国人にとっては「嫉妬される」というのは快感であるようです。おそらくそれは「嫉妬される=自分が上位者であることの証」なのであり、歴史的にひたすら踏みつけられ、上位者に対する嫉妬と怨念に苛まれてきた民族感情の裏返しなのだろうと思われますが、生半可な嘲笑では「お前は嫉妬しているのだろう」で撥ね返されてしまうでしょう。従って、嘲笑するのであれば、ぐうの音も出ないほど苛烈な嘲笑である必要がありそうです。

      • > 一体どこから「嫉妬」などという感情が湧いてくるのか、およそ日本人には理解不能ですが

        そこだけは、心理学で言う「投影(Projection)」で説明できます。自分が嫉妬している姿を相手に映しているだけです。

  • 日本で「国際化」といえば、言語を学び、相手を尊重する、慮るという意味が強く受動的な意味合いが強く感じますが、あくまでも彼我の違いを知ることなんですよね。相容れない部分を取り繕ってきたのが今です。

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