台湾・蔡英文氏、日米に「まさかの時の友こそ真の友」

今月上旬、奇しくも「天安門事件」祈念日に、日本から「大切な友人」である台湾に、124万回分のワクチンが届けられました。日台友好の象徴であるとともに、日本の価値外交の実践でもあります。こうしたなか、日本に続き米国も台湾に対し、250万回分のワクチンを提供しました。蔡英文(さい・えいぶん)台湾総統はこれについて、「まさかの時の友こそ真の友」と述べたと伝えられています。

日本、「重要な友人」の台湾に124万本のワクチンを提供

日本から台湾に124万本のワクチンが提供されたという話題については、先日の『私たち日本の大事な友人である台湾に送られるワクチン』でも取り上げたとおり、大変に重要な意味があります。

ワクチン提供の直前には、ごく一部の人から「日本人に接種すべきワクチンを外国に横流しするなんて、けしからん」といった批判もあったようですし、また、なかには「血栓問題などが指摘され、日本では公的接種に使わないアストラゼネカ(AZ)製を提供するとはなにごとだ」、といった批判もありました。

個人的な印象で恐縮ですが、こうした批判はいずれも「ためにする批判」でしょう。日本で当面、使途が決まっていないワクチンがあるならば、みすみす有効期限切れを迎えるのではなく、有効活用してくれる相手に送るのは、大変合理的な判断でもあるからです。

また、ほかならぬ中国共産党自身が、日本が台湾にAZワクチンを提供したことを批判しているという事実を見るだけでも、説得力としては十分でしょう。

『TBS NEWS』の次の記事によると、中国政府・台湾事務弁公室の報道官は16日、「日本が送ったアストラゼネカのワクチンは日本人が打たない、しかも、期限切れが近いもの」と批判したうえで、「台湾は1日も早く、中国が提供するワクチンを受け入れるべき」と強調した、とのことです。

日本から台湾へのワクチン 中国“日本人が打たない期限切れ近いもの”

―――2021/06/16 19:05付 TBS NEWSより

中国共産党が激怒しているという時点で、だいたい状況は理解できるというものでしょう。

ワクチンはJAL「809」便で「6月4日」に到着

ちなみに『ワクチン台湾提供が「6月4日」に実現したことの意味』でも報告したとおり、ワクチンが届いた6月4日といえば、1989年、中国で共産党一党独裁の是正と民主化を求める民衆を、中国共産党・人民解放軍の戦車が蹴散らした、「天安門」祈念節でもあります。

そして、台湾にワクチンを運んだのがJAL「809」便だったことが、天安門事件の「1989」を象徴しているようだ、といった情報も、一部では話題となっていたほどです(※もっとも、便名云々については、おそらくは単なる偶然でしょう)。

余談ですが、天安門での正式な犠牲者数はいまだに明らかではなく、「1人」という数字もあれば、「数百人」、「千人以上」など、論者によってかなりの幅があります。なかには今から3年半前の英メディア『BBC』の報道のように、「少なくとも1万人にのぼる」との説もあるほどです。

天安門事件の死者は「1万人」 英外交機密文書

―――2017年12月26日付 BBC NEWS JAPANより

天安門事件そのものは中国共産党が過去の自身の汚点を一生懸命に取り繕い、消し去ろうとしているものでもありますが、犯罪者が自身の犯罪の痕跡を消そうとすればするほど、今回のような機会を通じ、却って注目を浴びるものなのでしょう。

台湾に対しては将来的な通貨スワップ提供も視野に

さて、こうしたなかでときどき出て来るのが、「ワクチンを提供する相手国が台湾で良いのか」、という議論です。感染状況がもっと深刻で、しかもワクチンが足りていない国は、ほかにもあるからです(どことは申しませんが)。

ということは、「他の国を差し置いて、『いの一番』に台湾にワクチンを優先提供したこと」については、やはり日本外交としての何らかの意図があると考えるべきでしょう。

じつは、日本政府は現在、台湾を「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」(『外交青書 令和3年版』【※PDFファイル】P55)と位置付けています。

近隣国のなかで、台湾の扱いは「最上級」、というわけですね。

そのような大切な友人に対し、貴重なワクチンを優先提供するというのも、ある意味では当たり前すぎる話です。

そのうえで、日本が優先的にワクチンを提供すると表明している国は、台湾以外にもあります。ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアです。

茂木敏充外相は先週、ベトナムにもワクチンを100万回分提供することを明らかにし(※ワクチン自体はすでに16日に到着済み)、さらには7月上旬以降、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアに対して、同じく日本で製造したワクチンを供与するという意向を示しています。

茂木外務大臣会見記録(令和3年6月15日(火曜日)10時16分 於:本省会見室)

―――2021/06/15付 外務省HPより

茂木外相はまた、台湾はベトナムへの追加供給も検討している、などと述べていますが、こうしたワクチン協力は、日本にとって大切な関係を持つ近隣国との距離を縮めるうえで、大変に有意義なことでもあります。

ちなみに当ウェブサイトでは『通貨とワクチンで台湾やASEANと距離を縮めるべき』でも報告したとおり、茂木外相が「ワクチンを無償提供する」と表明した相手国は、台湾とベトナムを除けば、いずれも日本が通貨スワップ協定を提供している相手国でもあります。

「日台金融協力のあかしとして、また、地域の金融システム安定への寄与として、台湾に対しても通貨スワップを提供すべきである」、というのは、当ウェブサイトとして以前から何度となく申し上げて来た論点でもありますが、今回のワクチン提供で、そのハードルはさらに下がったのではないでしょうか。

支援して「感謝」してくれることがこんなに嬉しいとは

なにより、台湾を含めた諸国は、すくなくとも日本が何か支援の手を差し伸べた場合、それに対して「反日」で逆ギレするような人たちではありません。

実際、『台湾に続き、「友好国」にワクチンを優先提供する日本』でも紹介しましたが、台湾ではワクチンに対する感謝の気持ちとして、台北にある日台交流協会台北事務所に台湾の人々からたくさんの花が贈られた、などとする話題もありました。

相手に支援を実施したら感謝されるというのは、本来は当たり前の話なのかもしれませんが、本当に気持ちが良いものでもあります。

米国が250万回分のワクチン提供、蔡英文氏が謝辞

さて、その一方で、「台湾へのワクチン供与」という話題に関連し、台湾メディア『中央通訊社』が運営する日本語版ウェブサイト『フォーカス台湾』に、昨晩、こんな記事が掲載されていました。

米支援のワクチン、250万回分が台湾到着 蔡総統「まさかの時の友こそ真の友」

―――2021/06/20 18:37付 フォーカス台湾より

これは、米国から提供されたワクチンが20日午後、台湾に到着したことを受け、蔡英文(さい・えいぶん)総統が「まさかの時の友こそ真の友」と述べた、とする内容です。

フォーカス台湾によると、提供されたワクチンは米モデルナ製で、当初発表されていた75万回の3倍強にあたる250万回分です。また、台湾が累計で受け取ったワクチンは485万回分で、うち日米両国からのワクチンは374万回分(日本124万回+米国250万回)を占めているそうです。

嬉しいことに、蔡英文氏は談話で、次のように述べたのだとか。

日本政府と米国政府が台湾が困難に面したことを理解し、必要な時に手を差し伸べ、最大の支援を寄せてくれた」。

こういうときに感謝の言葉を忘れないというのも、これまで日本が近隣国から「感謝されること」がほとんどなかったという事情を踏まえるならば、大変に新鮮でもあります。

「見せつけている」相手は中国だけじゃありませんよ?

こうしたなか、同じ「中央」でも、台湾『中央通訊社』ではなく、韓国『中央日報』は今朝、日本語版に、こんな記事を掲載しています。

中国に見せつけるように…米国、台湾にモデルナワクチン250万回分支援

―――2021.06.21 07:19付 中央日報日本語版より

記事タイトルに反応するわけではありませんが、「見せつけるような」という意味では、あながちピント外れではありません。

台湾が中国を牽制するうえで地政学的に極めて重要な位置にあるだけでなく、半導体などの戦略物資の生産拠点として、また、自由・民主主義・法の支配・人権などの「普遍的価値」を共有する相手として、その重要性を認識していると考えるのが自然な発想でしょう。

その意味では、「見せつけている」相手は、おそらく中国だけではありません。

民主主義陣営の一員でありながら、自由、民主主義といった基本的価値をないがしろにし、また、米国の同盟国でありながら同盟国としての義務を果たさず、中国との関係を深めようとしている国に対しても同様に、それを見せつけているように思えてならないのは、決して「気のせい」ではないでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. Sky より:

    先日も投稿しましたが、台湾内ではワクチン手配に対して、中国ワクチンを拒絶したとして、政権への圧力が強く、TSMCや鴻海といった太い中国チャネルを持つ民間企業がワクチン手配に名乗りをあげる事態になっている様子です。ワクチンが政争の道具に陥る厳しい状況。蔡英文さんには頑張って欲しい。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > TSMCや鴻海といった太い中国チャネルを持つ民間企業

      仰るとおり、彼等は実質的に大陸人です。
      台湾の複雑さはここにあります。

      大半の国民感情は親日的ですが、中核部分が大陸に牛耳られているところがもどかしい限りです。

    2. 某都民 より:

      中国製ワクチンを使った南米で感染再拡大の傾向にあるので、結果論とは言え死のワクチンを拒絶した説明は出来そうな気がするのですが、この辺は台湾の方々も納得はしていないのでしょうかね。
      仰る通り、蔡英文さんにはこの難局を乗り切れるよう、頑張って欲しいものです。

      1. PONPON より:

        某都民様

        中国製ワクチンは論外ですが、可能ならばファイザーのワクチンを台湾に供与したいですね。。

        https://news.yahoo.co.jp/articles/6d4810ba0488fd96a08b2cc872b3977c8ca75fc6

        アストラ製のワクチンで既に36人が死亡しているようなので、日本の評判が落ちないか、少々心配です。
        ゲンダイの記事なので少々信頼性に欠けますが。。

        1. 墺を見倣え より:

          ウロ覚えなので、間違っているカモ知れませんが、日本が提供を決めた時点で、日本国内にあって、且つ、台湾承認済のワクチンは、アストラゼネカだけだったのではないでしょうか?

          ストラゼネカのは3月に承認している模様。
          https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-taiwan-idJPKBN2BA0FK

          1. PONPON より:

            墺様

            そうですね、アストラワクチンの提供はその時点ではベストに近い方策だったのでしょう。

            日本の副反応や治療などのデータも速やかに全面的に台湾に供与して欲しいですね。

        2. 門外漢 より:

          PONPON 様
          現代も現代ですが、現代にこの記事を寄稿した人物も大陸の息が掛かった人物と理解しています。
          反日と言うより、日台間にくさびを打つのが目的でしょう。
          実際に台湾で日本及び蔡政権へのワクチン批判がどの程度あるのか判りませんが、大陸の工作員によるそのような扇動があっても当たり前だと思います。

    3. Sky より:

      ちなみに日本の副反応についての情報は以下をご参照下さい。
      https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19142.html
      特にコメントはしませんが、このようなデータをインターネット上に開示していただきありがたいです。

      1. だんな より:

        Skyさま
        他のスレで、丁度情報を教えてコメントしたところです。
        ありがとうございました😊

  2. カズ より:

    ワクチンの ”友好活用” に大賛成なのです。
    感謝されるのが、こんなに嬉しいなんてね。

  3. より:

    そういえば、スリランカから支援要請があったという話は聞きましたが、無意味な対抗心を燃やした挙句、後先考えずにAZワクチンを打ちまくり、遂には供給がショートしてAZとファイザーを混ぜて打つことにしたとかいう某国からの支援要請があったとは聞きませんねえ。
    日本に頭を下げるくらいなら国民で大規模な人体実験…もとい、治験をやった方がマシだと考えたのか、それとも、実はこっそりと水面下で打診していたのだが、にべもなく断られたのか、さて、どちらなんでしょう?
    もっとも、某国の場合、「何も言わなくても、倭奴はウリナラの窮状を察し、随喜の涙を流しながら必要分+αを献上してくるのが当然だ」くらいに考え、呑気に構えていたという可能性もありますが。

    ところで、AZワクチンとファイザー・ワクチンとでは、全くタイプの違うワクチンであるはずですが、混ぜて打ったりしても効果が期待できるものなのでしょうか?

    1. 七味 より:

      龍様

      >混ぜて打ったりしても効果が期待できるものなのでしょうか?

      そういうことを調査するという意味もあるのではないでしょうか?

      下の例みたく、世界中でいろんな研究が進んでるところみたいなのです♪

      例①
      2回目接種で異なるコロナワクチンの利用、倦怠感など副反応増える
      https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-12/QT0FXUDWX2PT01

      例②
      米ノババックス、インフル+コロナ混合ワクチンが動物実験で効果 高い抗体レベルを確認
      https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2021/05/post-96254.php?page=1

      1. より:

        そのような研究がいくつか行われていることは聞いています。でも、まともな治験であれば、想定されるリスクなどを被治験者に説明の上で同意書を貰い(+幾許かの謝礼の約束)、その上で実施するものだと思います。しかし、某国では、「そーすることにしたから。んじゃ、ヨロシク」という通達だけで、然るべき手順は踏んでないようです。これでは、大規模人体実験と言われても仕方ないでしょう。とにかく「接種数で日本にだけは負けてはならない」という焦りと、「根拠はないけど、ま、多分大丈夫じゃね?」というケンチャナヨ精神の合体した産物であるようにも見えますね。

        今後の展開は分かりませんが、もしかすると、有史以来、初めて某民族が世界人民のために役立つという歴史的快挙になるのかもしれません。

        1. 七味 より:

          龍様

          >今後の展開は分かりませんが、もしかすると、有史以来、初めて某民族が世界人民のために役立つという歴史的快挙になるのかもしれません。

          実験と割り切れば、効果あり、効果なし、効果ない上に深刻な副作用、etc… どのような結果になっても、知見の蓄積という意味で人類への貢献に繋がるんじゃないでしょうか?

          ただ、せっかく壮大な実験をしても杜撰なデータ整理のために、

          (*‘ω‘ *)? この副作用でた人の接種歴はどうだったの? エッヘン!! そんなのわかりません♪

          ってな感じで、実験自体が無駄になることが心配なのです♪

    2. だんな より:

      龍さま
      韓国が役に立つとすれば、実験台としてくらい。
      最低賃金を上げると、どうなるか?
      自由主義から独裁主義になると、どうなるか?
      AZの後にPFを打つと、どうなるか?
      全て、楽心配ですな。

    3. ちょこみんと より:

      G7のとき韓国がしつこく会おうとしたのは、日本の生産するAZワクチンを水面下で無償提供しろと要求しようとした?
      でも菅総理にばっさりお断りされそうですが。

  4. 農民 より:

     前記事と話題が前後しますが、台湾でも与党支持率が低下しているそうで。初期対応はうまくやっても「ワクチンが遅れた」だのは魔法の言葉のように効く様子。台湾は中国側の工作も苛烈でしょうから心配です。
     しかし共同通信客員論説員の記事……「蔡政権は台湾有事を煽って高い支持率を維持してきたが、経済ではむしろ中国に依存を強め、生命の危機にあっては政治ゲームを乗り越えて市民は政権に怒りを向けた(以下、アストラゼネカを腐すお馴染みのアレ)」だそうで。すさまじく視点の偏った記事を書くものです。
     なぜ必ず中国側に偏るのか、たまには逆に偏ることはないものなのか、ふっしぎだなぁ(棒

    >台湾にワクチンを運んだのがJAL「809」便
     安倍総理(当時)が、ブルーインパルスのT-4″731号機”のシートでニッコリの時も似たような話になったのを思い出しました。マァ偶然でしょう。そんなとこ気にしだしたら、天安艦沈没も天安門がどうたらΩΩΩ<ナンダッテーってなことになってしまいますし。

     ちなみに731号機は去年3月に役目を終えたそうです。同3月の聖火到着式の後、同5月いよいよ本格化したコロナ禍の医療従事者応援飛行との間ですね。ありがとう&おつかれさま。

  5. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
     「都合のよい時だけ真の友」という人が多いゆえに、「まさかの時の友は真の友」が、光輝くのではないでしょうか。(身も蓋もない話になってしまいました)
     駄文にて失礼しました。

  6. 海辺のおばちゃん より:

    そう言えば、どこかのお国で外交部長官だか誰だかが「困ったときの友人こそ真の友人だから、ワクチンスワップしろ」とか寝言をほざいていたような気がしますが…。
    まさか、蔡総統、その方の言葉を聞いていて、今回こんな事を言ったのかしら?などと邪推してみます。真の友とはこういう物なのよ、とドヤ顔でねw

  7. なんちゃってギター弾き より:

    こんにちは。
    「日本が使わないワクチンをあげるとは何事だ云々」って言う人って、友達に何か必要なものがあって、ちょうど自分が持ってたりしたら「自分が使わないモノで良かったら、あげるけどいらない?」とか言わないんですかねぇ。
    友達付き合いってそんなものじゃないかと思うんですが。

    1. ちょろんぼ より:

      なんちゃってギター弾きさま

      ダメです!! そんな事をいっちゃ!!
      何事だと言う人達は友達がいた事が無いから、友達付き合いがわからないんですから。

      1. なんちゃってギター弾き より:

        ちょろんぼ様
        もしかして、触れてはいけないところに思いっきり触れてしまいました?(冷汗)

  8. H より:

    学生時代とは違って、歳をとってから「友」と
    聞いて、どうゆう相手を思い浮かべるか、
    以外と少ないなぁと感じます。

    国と国では「友」は言葉としては有っても
    実態は無いようなもの。
    だからこその条約や同盟、国際ルールが存在
    するのではないかと思う次第です。

  9. だんな より:

    流石に、日本に真の友人は言いづらくなったんかな。
    蔡英文総督を守るために、必要なサポートだったと思います。
    政権がひっくり返れば、おしまいだもの。

  10. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    台湾の蔡英文総統、「日本政府と米国政府が台湾が困難に面したことを理解し、必要な時に手を差し伸べ、最大の支援を寄せてくれた」。嬉しいじゃないですか〜。台湾の一般人の方からもたくさん喜んで頂いているようです。

    朝鮮半島の南半分は、好意でしても「遅い」「少ない」「日本は大国だ。もっと出せ」「おかわりは無いのか」「日本が提供するのは当たり前だ」「こんなもん要らないけど、貰ってやる」、、、こんな感じで嫌味、侮日、反日を謝意としていただいてますからね(笑)。コレが謝意だと勘違いしそうですわ。しかし南朝鮮は、ワクチン足らずでどうする、、いや無視でしたね。

    日本が優先的にワクチンを提供する国は、台湾、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア。約98万回分、ベトナムにも届いて喜んでもらえている。また台湾へのワクチンは、2回目もあるそうです。米国に数でも負けねーゾ!

    インドネシア、タイ、比、マレーシア、ベトナムのASEANと台湾は特別なアジアの友人、お付き合いを深めることが国益になります。あ、おととい始めて台湾パイナップルを食べました(笑)。美味い!芯まで美味しいって本当ですネ。値段は仕方ない。美味しいもん、許します。

  11. epicurian より:

    台湾は渇水も解消しつつあるようで、また今回のワクチン提供も迅速に行われ、非常に喜ばしい限りです。

    栖来ひかりさんという方が書かれた「まさかの時の友こそ、真の友――日本のワクチン支援、台湾人を感動させたもうひとつの意味」というレポート、
    https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g01125/
    とても良くまとまっていて、台湾の人の気持ちをよく感じられます。

    一方、コメントで既出ですが、提供されたワクチンに批判があるとか、副反応による死者が…
    というようなリポートについては不自然な切り取りや、邪な意図が強く感じられます。
    不思議なのはこうしたレポートが本人の意志により書かれているのか、何らかの指示に基いて行われているのか、どこかのタイミングで「某国の政府機関による具体的な指示内容とかが暴露されないかなー」なんて期待しています。

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