昨年末の「日本のワクチン接種は遅延」報道を検証する
日本のメディアの大きな特徴のひとつは「検証をしないこと」
普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、社会がインターネット化していけば、さまざまなメリットがあります。そのひとつが、「過去記事の検証が簡単に実施できる」ことです。昨年暮れ、「日本では医療従事者、高齢者等へのワクチン接種が終わるのは2021年10月ごろと先進国で最も遅い」などと報じられていました。その報道を、簡単に振り返っておきましょう。
「日本のワクチン接種は大幅に遅れる」=昨年の報道
「社会がインターネット化したことで、こんなメリットが生じた」、という具体例がありました。
普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、新聞、テレビといったマスメディア(あるいは「オールドメディア」)は、いちど報じたら報じっ放しで、センセーショナルに報じるわりには、その後、事情が変わっても、あまりフォローアップをしないようです。
これに対し、インターネット空間だと、古い情報がわりと残っていたりしますので、過去の記事を調べて検証する、ということができてしまいます(NHKのようにさっさと記事を削除してしまうメディアもありますが、もしかすると「検証されると困るから」、なのでしょうか?)。
少し古い話題ですが、こんな記事がありました。
日本、脱コロナは22年4月 ワクチン接種出遅れ―英調査
―――2020年12月09日20時32分付 時事通信より
時事通信によると、英医療調査会社「エアフィニティー」は12月8日、「新型コロナウイルスのワクチンが各国・地域で普及し、社会が日常に戻る時期」を予測した調査結果を発表。
これによると、日本はワクチン接種の出遅れが響き、その時期は2022年4月と「先進国では最も遅い」と見込まれていたのだそうです。
「医療従事者や高齢者などの感染リスクの高い人々にワクチンが普及する時期も、日本は2021年10月で、先進国では最後と予測される」。
また、時事通信によると、「日常に戻るのが最も早い」のは2021年4月の米国で、これにカナダ(同年6月)、英国(同年7月)、EU(同年9月)、豪州(同年12月)、南米(2022年3月)などが続くのだそうです。
どう考えても、東京五輪など開催できそうにない、というわけですね。
では検証してみましょう
この記事からほぼ半年が経過したわけですが、こうしたなか、日経電子版に昨日、こんな記事が掲載されていました。
自治体の高齢者接種 「7月末完了」100%に
―――2021年6月17日 5:06付 日本経済新聞電子版より
(※記事の日付は本日朝5時6分付と表示されていますが、これは更新時刻であって、オリジナル版の配信日時は昨日の6時15分です。)
日経によると、武田良太総務相は16日、65歳以上の高齢者向けの新型コロナウィルスワクチン接種について、100%の自治体で7月末までに完了する見込みだと菅義偉総理大臣に報告したのだそうです。
なかなか、凄い話ですね。
また、先行する医療従事者等への接種についても順調に進んでおり、先日の『ワクチン接種「2500万回超え」、若年層にも拡大へ』でも報告したとおり、公式発表ベースでも14日の時点で総接種回数が2500万回を超えました(実際にはさらに進んでいるでしょう)。
現状、政府が提供するデータの数値の反映が遅いものの、当ウェブサイトなりの試算に基づけば、1日100万回を超える接種が行われていると考えられ、余裕が出て来たためでしょうか、本日以降は東京の大規模接種センターで64歳以下の若年層向けの接種も始まるようです。
これも、「過去の報道については定期的に検証する価値がある」、という典型例といえるかもしれません。
(※なお、時事通信の名誉のために申し添えておくと、この手の「報じたら報じっ放し」という状況は、時事通信だけでなく、日本の多くのメディアに一般的に当てはまる特徴なのだと思います。)
すでに高齢者の半数近くが1回目接種を終えた模様
ついでに、最新の数値をいくつか取り上げておきましょう。
政府CIOポータルに公表されている「ワクチン接種記録システム(VRS)」オープンデータ(※)をベースから本日時点で取得した、昨日までの接種実績データと、首相官邸HPから取得した、15日までの接種実績データを組み合わせて、現時点での接種状況を確認してみましょう。
(※「https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson」という文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと入手可能)
高齢者層(正確には「65歳以上」)に対する総接種回数と接種率を、1回目と2回目に分けてグラフ化したものが図表1、これに医療従事者等に対する接種データ、64歳以下に対する接種データを合算して同じく1回目と2回目に分けてグラフ化したものが図表2です。
図表1 累計接種数・接種率(65歳以上)
(『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータより著者作成。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の日本の65歳以上人口3548万6339人で割った数値)
図表2 累計接種数・接種率(全国民)
(『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータ、首相官邸『新型コロナワクチンについて』公表データより著者作成。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の日本の人口1億2712万8905人で割った数値。図表1の「接種率」とは分母が異なる点に注意)
図表1では、6月16日時点で第1回目接種を終えた高齢者は人口の40%弱に達していますが、現実にはVRSデータが過去にさかのぼって大幅に書き換えられてきたという実績を踏まえるならば、実際にはすでに50%前後に達した可能性があります。
同様に、2回目接種率もこのところ、急ピッチで上昇して来ました。1回目接種を終えた人たちが20日程度の期間を開けて再び接種するため、現在のペースが続けば、単純計算して7月7日頃には高齢層の50%前後が2回目接種を終えています。
さらに、医療従事者等への接種が先行していることを踏まえると、現時点において全国民への接種率も、第1回目が16%弱、第2回目が6%弱です。データの遅れを勘案すれば、実際には全国民の20%弱が第1回目接種を終えているのかもしれません。
医療崩壊リスクは格段に低下へ
もちろん、「ワクチン接種が進めばコロナ危機が終わる」、という単純なものではありません。
一部の人たちは頑なにワクチン接種を拒んでいるとも聞きますし、ワクチンが効かないとされる変異株の出現にも警戒は必要でしょう。
しかし、ワクチン接種が新型コロナウィルスの蔓延抑制にかなりの効果的をもたらすという仮説は、昨日の『接種が先行する医療従事者の新規陽性数が東京都で激減』でも説明したとおり、それなりに合理的なものでもあります。
なにより、医療従事者等という感染リスクが高い人たちや、高齢層といった重症化率が高い人たちへのワクチン接種が完了すれば、医療崩壊のリスクは格段に低下します。
いずれにせよ、当時「日本のワクチン接種は遅れる」などと危機を煽ったメディアから、ちゃんとした検証報道が出て来るのかどうかについては、個人的には少しだけ期待している次第です(※どうせ出て来ることはないと思いますが)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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NHKのようにさっさと記事を削除してしまうメディアもあります。確かにそうです。これって本当かなと思うのは パソコンに取り込んでいますが 結構面倒くさい。視聴料を徴収しておいて 変だなと思います。放送のアーカーブも有料とは二重取りのような気もします。
気になる記事は、当方は魚拓として PDF 化して OneDrive に投げ込んでます。
最近、太平洋戦争末期の三四三「剣」航空隊の活躍を描いた漫画がありますが、それ読んでると、新型コロナの蔓延・コモンディジーズ化に備える医療関係者の姿に重なって見えたのは自意識過剰でしょうか・・・。
いくら、歴戦の精鋭を前線から抽出し、当時最強の紫電改を揃えてもB-29の大編隊は大空襲を完遂するわけで。
菅野直が異世界に行ってバカヤロウ連呼しながらドラゴン撃ち落とすヤツかな?とボケようと思ったら、あっちはあっちで勝ち目のない大軍勢を相手にしていましたとさ。
報道が煽って遊んでいる間にも現場は行く末も案じつつ奮闘しているわけですから、自意識過剰だとは思いません。周囲でもワクチン接種が完了し始め、感謝しきりです。
先日からやっと今年の収穫が始まりまして、作物を送りつけたい気持ちでいっぱいですが、陰ながら応援にとどめております。
そもそも剣部隊ってB29の迎撃を主目的として作られた部隊ではないんですよね(迎撃にも出ましたが)・・・
その漫画って「この作品はフィクションです」って書いてあると思うけど・・・
ガーランドのJG44といい、敗色濃厚になるとやることは同じ。或いは逆説的にそんな着想を開戦前に実施できてないから負けるのか、ということでもあるように思います。
その点、今回のはバトルオブブリテンかな、と。
幼女のいる側じゃないですよ。
まあ、まだペリリューの漫画の展開にならないだけマシ…いかんいかん。あっちは玉砕だ。
紫電改
レプリカが兵庫県にあるんでしたっけ。
見に行きたいなあ。
敗色濃厚な場合、制空権を取り戻す(相手の制空権を揺るがす)ことが重要なので、エースを集めて部隊をつくり、最新鋭の機材と最新の戦術(ロッテ戦術)を採用して運用したこと自体は正しい方向性かと思われます。
相手の制空戦闘機の数と性能がけた違いに上だっただけで。
B-29 を落とすには紫電改のような制空戦闘機ではなく、重武装の戦闘機が必要ですね。あの時代だと、Me-262 くらいでないとB-29 をまともに落とすことは不可能だったんじゃないかな。
剣部隊の漫画は読んでいないのですが、現在の医療と重なる問題点はどういうところですか?
> Me-262 くらいでないとB-29 をまともに落とすことは不可能
記録によれば、五式戦はそこそこB-29を落としていることになっています。
でもどうせなら、37mm機関砲搭載のキ-108や敵護衛戦闘機を振り切るスピードを持つ震電が実戦に間に合っていれば……
震電は夢がありますね。プッシャー式はロマンがあります。
キ-108 ってほとんど調べたことなかったんですが、37㎜機関砲ですか。弾道はどうだったんでしょうね。(当時の日本の工業力だと工作精度が悪いので、大口径銃の弾道はかなり悪かったとか)
五式戦は奇跡の傑作ですね。ただまあ、B-29 の天敵ではないですよね。
B-29 を一番撃墜した機種ってなんですかね。屠龍?
突然失礼します。私も震電が大好きです。伊400も大好きです。南部14年式もかっこいいと思います。マンガの空母いぶきは全巻持っていますが、中国を仮想の諸島国家にした映画は大嫌いです。
告白します。若い時は日本国憲法前文を暗記していたパヨクでしたが、その頃から「丸」という雑誌を隠れて愛読していました。
あ、まずい。これ読者自由投稿コメントではなかった。これは「記事に関係のないコメントは削除します」に抵触しますね。すみません。
理系初老様、
ワクチン接種報道から、雑誌「丸」とはずいぶん離れてしまいましたね。まあ、話の流れで脱線して行く分には新宿会計士様も見逃してくださるのではないでしょうか。
いちいち読者掲示板に移ってると会話のモメンタムも失われそうですし。
左翼にもミリタリー好きは多いですよね。私も元左翼ですが、昔からプチミリヲタですw
深い意味はないのですが、闘いの前の掘り下げを長々としているところでDOOMS DAYがやってくる状況ですね。
B-29撃墜は成層圏を飛んでる間は、当時の機体では物理的に無理ですよね。
撃墜できるようになったのは高高度爆撃の成果が満足いかないものだとわかって、犠牲覚悟で低高度爆撃に切り替えた後だったと思います。
日本の企業でよく見る風景が、長々と議論している間に商機がとっくに過ぎ去ってしまうというものなのですが、それと同根でしょうか。
昨日、B-29 の戦史を少しみてみたのですが、高高度爆撃の時の方が撃墜してますね。斜銃や体当たりでの成果が多いようです。
B-29 が低空爆撃に切り替えたのは3月東京大空襲以降なのですが、基本的に低空爆撃は夜間の爆撃でした。例外的に白昼爆撃を行った時に撃墜が集中しています。5月に東京(白昼)1回、東京(夜間)1回、横浜(白昼)1回の、この三回での撃墜がほとんどですね。
6月以降になると、日本の戦闘機が枯渇してしまったこと、さらにP-51が護衛につくようになったことで、B-29 の撃墜はほとんどなくなります。
「B-29 が撃墜されるようになったのは、低空爆撃に切り替えた後だ」と私も思っていたのですが、こうやってみると微妙なところです。
記録を見る限り上記の5月の例外的な白昼爆撃の時の成果の印象が強くてそう思われるようになったように見えます。
あれま。
日本軍の場合、夜間の迎撃は基本的に困難ですよね。
戦闘機がレーダーを積んでいませんし、そもそも地上のレーダーも迎撃誘導となると著しく困難でしょう。したがって、大部分はサーチライトで検出した機体を、心眼(空間的な勘+わずかな排気炎を追うとか)で見るだけです。
10機以上撃墜できたのは昼間だけでしょう。
日本も夜間戦闘機がなくはないです。高性能ではないですけどね。
B29 が最大の被害を蒙ったのは5月25日の東京空襲(夜間)だそうですが、おそらく爆撃によって起こった大火が凄すぎて、探照灯代わりになったというのもあるようです。
太平洋戦争はこういう切ない話が多いですね。
wikiレベルを調べてみましたが、高度8000mで撃墜された例があるんですね。過給器も無いのに無茶しやがって・・・。
「成層圏戦闘機」を読み返したくなりました。うちの書庫のどっかにあったはず・・・。
過給器なしの空冷エンジン機でも、1万メートルくらいまで「浮く」ことは可能だったみたいですね。そこまで昇る時間が問題ですが。
また、上にも書きましたが、斜銃の存在がありましたから、撃墜できることもあったようですね。
新聞記者やジャーナリストに自ら無知を理解し恥を知るという意識はあり得ません。もしもそうだったらとっくに筆を折っているはずですから。
「100%の自治体で7月末までに完了する見込み」とのことですが、オリンピックのための虚偽報道になると思いますよ。
自分の勤める施設での接種予定は7月27日にが最終日になりますので7月末で終わります。職員も一緒に接種します。
自分の母親の場合、まだ予定がたっていません。7月から開始とは言われていますが、一回目の日にちが決まっていないので終了も決まっていません。
7月の第一週に1回目を打たないと7月中には終わりません。
この例から言いますと、各県の担当がワクチンの供給日程から完了できそうとの考えで報告していそうですね。
家庭の事情で言いますと、東京在住の姉は「おばあちゃんのワクチンが終わったら遊びに行くね」と話しています。父の経日も6月だったのですが来れなかったですね。昨年2月以降来ていないので2年続けてお墓参りもできていません。
話を戻しますが、それでも、日本全体で考えるとほぼ100%と言えるということですね。
ですが、後日立民辺りが、「オリンピックのためのリップサービス」とか言いそうですね。
同じ市内で50代の自分が先で80代の母が後になるとは心情的にもやもやしますね。
三門建介 様
お怒りごもっともだと思います。
私も二回目接種は8月8日なので、この話を聞いた時は「・・?」でした。
しかし、「官僚だけに、完了の定義を都合よく解釈(一回目完了)しているのだろう。」と思い直しています。または、”見込み”で逃げようとしている?
言うなら、「7月末の完了が見えてきた」と言うべきだと思いますがね。
小さなことですが、また武田総務相は韓国人と同じ様に信用を落とした。
とは言え、菅さんの号令に岸さん、河野さんは良く答えていると思います。
田村さん、西村さんは混乱した中で全体を見渡し、戦略を立てる見識のある人材を見抜き、早期に戦略とを立て、目的達成に向けてPDCAを回す力をつけて欲しいと思います。
私も日経の記事から、そこはかとない不信感を総務省と地元自治体に持ちました。
日経記事は、2回目の接種が100%終了すると読めるのですが、1回目の接種が終わるというのが正しいように思います。
私は、接種対象者ですが、比較的早めに予約したのに2回目接種完了は7月末です。
おそらく、7月末までの65歳以上の希望者への2回目接種は終了しないでしょう。
地元のWeb予約状況を確認したのですが、Web予約は止まっているようです。
田舎なので、ワクチン接種を急ぐ必要性はあまり高くないのですが、
行政に対する不信感が亢進してしまいます。
農家の三男坊様、ミディアムユーザ様コメントありがとうございます。
午後連絡が入って、予定が決まりました。
2回目の接種が8月2日の月曜日になりました。
結局8月になります。
1回目の接種終了が7月末と言いたかったとみるのが良いようですね。
何はともあれ予定が決まったので一安心です。
三門建介 様
菅さんは記者会見で
>7月末には希望する高齢者への2回の接種が完了する見込み
と、言い切ったようです。
裸の王様にならない様に、スタッフは仕事をしろ!
武田 某 大臣は菅さんの足をすくうかもしれないので要注意。
菅さん、人を見る目はあると思っていたのですが。
オリンピックに観客を入れることになったのは,第1には「払い戻しのためのお金がない」ことが大きいと思いますが,第2に「関係者の誰も現在の状況しかわからなくて1ケ月後の状況を予測する能力がない」こともあると思います。来月が現在のような状況だったら観客を入れても大丈夫ですが,統計をやってる人の多くが同じような悲観的な予想をしているので,そっちのシナリオのほうが可能性が高いです。直前に現状に驚いて無観客に変更とか。
ファイザー製剤の国内配送が(公式には)7末で完了との通知が出ています(計画通りです)
ですので、無計画に打ち続けてしまうと、2回目ファイザー剤が不足するという半島的な喜悲劇を本邦上演するこになります。今予約のない世代はモデルナへ向かうべきです。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、日本マスゴミ村と同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
日本マスゴミ村にとって、検証とは、数字が取れず、仲間内で不和を生む原因となりかねないことなので、やらないのではないでしょうか。
駄文にて失礼しました。
時事通信が「日本の脱コロナは22年4月 ワクチン接種出遅れ」なんて言うから、他のマスコミも野党も乗っかって、「日本はワクチン後進国」と騒いだ。
ところがワクチン接種が超スピードで進んだもんだから、面白く無いんだネ。次のネタは何だ?またオリンピックですか?(笑)6月20日に解除になったら、やれ繁華街や電車が密だ〜と、マッチポンプみたいな事言うなよ。
五輪は入場者ナシでもやるでしょう。しかしオフィシャルスポンサーに、これではメリットが無さすぎるというのなら、次回から降りて貰えばいい。
五輪自体、20世紀初頭の考え方が色濃い。民主主義国家が一ヶ国で面倒みるというスタイルは、規模が膨張して時代遅れと思う。五輪は、だから中国のような資金をふんだんに使える共産主義国か日米英仏独加豪印ぐらいしか開催出来なくなる。
大国の見栄、プライドだけで回している五輪には私は何も期待していません。種目の最大の「統一戦」は、「ワールドカップ」「世界選手権」だけで良いのでは。2年に1度のビッグイベントでは無く、4年に1度、頂点を争うで良いと思います。つまり、五輪は発展的解消。オリパラは無くす方向、パラは世界選手権に引っ付ける。話が飛びましてすみません。でも正直な気持ちです。
英国の医療調査会社がこうした報告書を出したことについては、その後に予想される流行の推移と、当時明らかになっていたワクチンの確保状況および追加のスケジュールなどからはじきだしたものなんでしょう。前の方のファクターは、当たるも八卦当たらぬも八卦レベルのはなしでしょうが、後の方は一応数量的な根拠はある。欧米系の調査、研究機関が出したレポートとしたら、まあこんなもの、日本の武漢肺炎対策の「遅れ具合」をこう評価していたとしても、まあそうなるだろうな、というところでしょう。
政府の言い分ばかりを報道するマスコミなんて、それこそ存在価値はないわけで、時事通信がこのレポートを報道するのも、「社会の木鐸」という本来求められる役割を果たしていると受け取れば、それはそれで評価できるとは思うのです。しかし、わずか半年しか経っていないものの、状況は大きく進展してきて、最早海のものとも山のものとも知れないという段階は過ぎてきていると思います。自分たちが言ったことではないと言い訳しようとも、それを取り上げ報道したという責任は残るはずです。
終息時期の正確な見積もりは、まだなんとも言えないものの、レポートにあった米、加、英、・・・、日の順序など、現時点ではまったくの外れとしか、言い様がないでしょう。まあ何事も悲観的にしか見ない日本人の常として、この程度の認識に止まっている人も多いでしょうが、世の動きに絶えず敏感であるべきマスコミ人までそれでは困るでしょう。
勘ぐれば、日本の順番に関してここまで予測が外れてしまった理由は、と論じ始めたら、どうしても菅首相が訪米の際にファイザーワクチンの供給前倒しの約束を取付けてきた事実に触れざるを得ないが、それはイヤ、となるのではないか。普段のおこないを見れば、そう勘ぐられても仕方がないように思えます。
マスコミがこのまま斜陽の道を転げ落ちるのを、自らの努力で何とかしようという気概を持つならば、武漢肺炎禍による社会の混乱が一段落した時点で、「マスコミはこの感染症をどう報じたか」という、自己検証企画を新聞、テレビ合同でやってみるべきかと思います。まあ、誤報、煽りなど口を拭って知らん顔になるんでしょうが。
最近は「大本営発表」から忖度部分を取り除いて,正確な情報を取り出す能力のほうが大切かなと思っています。会話で「建前」から「本音」を推測するのと同じ要領です。誤報も沢山集めると真実がわかるかな。
日本のワクチン接種が遅れた原因は、昨年11月の改正予防接種法の審議で野党から人種差の検証が必要との問題提起があり、「新しい技術を活用した新型コロナワクチンの審査には国内外の治験を踏まえ、慎重に行うこと」とする付帯決議が織り込まれため特例承認でもあるにかかわらず遅れたそうです。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210606/bsm2106060755002-n1.htm
この件は党首討論でも総理より提起されており、菅総理の言葉を借りると3か月遅れだそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8225ca716c39294eed9f763ee83d032ba822d620?page=1
野党側の承認に慎重な姿勢の是非はともかく、このような経緯があることは無視して政府や厚労省に対して遅いと非難するのはいかがなものかと思います。
先週、実際の接種状況を調べたら横浜市の計画前倒しのPDFを見つけましたのでそれに基づいた検証のまねごとをば。あくまで現在のペースで7月末こうなるという予測です。
[接種計画前倒し(5月12日付)]
横浜市のワクチン接種前倒し計画
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kenko/2021/20210512_vaccine.files/0512_vaccine.pdf
>対象者数:65歳以上約97万人-約7万人(施設等入所者)=約90万人
>接種回数:約90万人×2回接種×接種率80%=約144万回
[接種規模および能力]
横浜市 新型コロナウイルスワクチン接種について(特設ページ)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/vaccine/vaccine-portal/
6/1~6/8の週間接種実績が約12万(グラフより 既存33会場、個別接種医院1500 6月10日時点)
横浜ハンマーヘッドが大規模接種会場に 新型コロナウイルスワクチン接種を拡大
https://www.hamakei.com/headline/11368/
横浜市内の高齢者を対象とした、大規模接種会場を新たに設置します
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000764.000013670&g=prt
>5月21日現在、医療機関は、約1,300か所
新設された大規模接種会場で6月6日から毎日開場
施設の最大接種予定数は3000回だが稼働日の計画数の一日平均で計算する
計画数92000(66日間稼働 1日平均1400人計算)
[集計]
6月8日時点
接種実績 約20万(6/10日発表)週間処理実績 12万回
7月末まで53日(7.57週) 12万 × 7.57 = 90.8万回
ハンマーヘッド2日稼働分 ▲2800
20万 + 予測90.8万 + 92000-2800 = 119.7万回
週間15万くらいは欲しい所で施設拡充されないと8割達成は難しい
6月15日時点
接種実績 約33.6万(6/17日発表)週間処理実績 13.6万回
7月末まで46日(6.57週) 13.6万 × 6.57 = 89.3万回
ハンマーヘッド分は今週の処理実績に含まれるので別途集計しない
33.6万 + 予測89.3万 = 122.9万回
[結論]
目標接種数144万回には足りませんが、当初約104万回だったところを約123万回以上に増やせそうです。そもそも横浜市では65歳以上の100%ではなく80%を目標にしていますから、現状で政府のいう7月末の完了(=2回目接種)はさすがに難しいとだけは言えるでしょう。自治体のかかえる人口に因っちゃ処理能力の限界を超えるので仕方ない面はあると思います。
残りの20%がどこで吸収されるのか判明したら追記します。
人工知能の中の人様
ご検証ありがとうございます。横浜市も接種の混乱が指摘されていましたが、ようやく本格化してきたというところでしょうか。また、この記録が内閣官房のシステムと同じものから出しているとすれば、バックデートでもう少し増えてくる可能性もありそうですね。
あと、自治体の立場からすると、接種完了率80%は割と高い目標だと思います。3割程度は、ワクチンを打ちたくない、接種券が届いていない(捨てた)、説明を読んでも予約の仕方がわからないetc.といったトラブルを抱えた高齢者がいると想定されるのです。以下に東京都北区のワクチン接種状況のURLをリンクしますが、全国と比べても順調に摂取が進んでいる北区でも3割弱はまだ予約がされていない状況です。おそらく横浜市も高齢者の3割程度は予約されずに一般接種に移行していくのではないでしょうか。あと、大規模会場を嫌い、7月末までに間に合わなくてもかたくなに近くの会場での接種にこだわる高齢者も多いと思います。
したがって、7月末までに職域接種も含めてトータルで住民の約30%の接種が完了すれば、横浜市としてのノルマは達成しているということになるのではないでしょうか。
東京都北区ワクチン接種予約状況
https://www.city.kita.tokyo.jp/wakuchin/sessyuzyoukyou.html
人工知能の中の人 様
素敵な分析をありがとうございます。
東京近郊圏でも前倒しが進み7月末144万に至らないとしても横浜の宅地を徘徊するジーサンバーサンの8割5分とはなかなか心強い数字に思えます。
実際、打ってすぐに免疫という訳にはいかないのでしょうけれど、1発でもちょっとは効くみたいですし、打った順から免疫ができていくと思えば朗報に違いありません。
接種率をどう見積もるかですが「高齢者インフルエンザワクチン接種」数という判断材料があります。実数を公開している自治体もあるやも知れませんし、厚労省サイトを探すと出て来るかも知れません。今回も7割を超えることはないはずです。
追記
6月22日時点
接種実績 約49.7万(6/24日発表)週間処理実績 16.1万回
7月末まで39日(5.57週) 16.1万 × 5.57 = 89.7万回
49.7万 + 予測89.7万 = 139.4万回
目標の144万回達成できるかも
週間接種実績が13.6万から16.1万に増えたのはこれもいわゆるバックデートなのでしょうかね。増加傾向を見ても残る5週で5万回は余裕で積み増せるでしょう。加えて様子見してた高齢者層も接種が進むといいですね。
大変申し訳ありませんグラフの読み方間違えてました
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/vaccine/vaccine-portal/
7月13日24時現在
総接種者数 874,093
接種1回目 400,134
接種2回目完了 473,959
総接種者数874,093 + 2回目完了473,959 = 累計接種数1,348,052
高齢者8割の必要接種数144万回と比較するなら累計接種数1,348,052と比較すべきところを
総接種者数874,093(=1回は接種を受けている人数)で比較していました
よって私の推計は不正確なものです。誤情報を書き込み大変申し訳ありませんでした。
マスコミは超過死亡でも結構おかしな記事出してたなあ、去年