素材・部品分野の「脱日本依存」が一向に進まない韓国
むしろ日本が必要としているのは「技術防衛の強化」
普段から当ウェブサイトで指摘しているとおり、韓国メディアにはろくに事実関係も調べず、平気でウソが掲載されます。「日本が韓国に対し輸出規制を発動した」というのもそのウソの典型例であり、実際、貿易統計をちょっと調べるだけでも、韓国に対する輸出が前年比で大きく伸びていることはすぐにわかる話です。ただし、こうしたなか、韓国側で少し気になる話題も出て来ました。「素材・部品の国産化」という議論です。
目次
貿易高で台湾と韓国の逆転は間近?
先週の『日本にとって台湾が韓国よりも重要な貿易相手になる日』でも報告しましたが、日本にとっての貿易相手国としての重要性で見ると、「台韓逆転」は、もうすぐ近くにまで来ています。
現時点で手に入る最新の貿易統計データは2021年4月までのものですが(※ただし4月は速報ベース)、これについてサマリーにしたものを掲載しておきましょう(図表1)。
図表1 日本にとっての貿易相手国(上位10ヵ国、カッコ内は「輸出高+輸入高」)
相手国 | 2021年1-4月 | 2020年1-4月 |
---|---|---|
中国 | 12兆1187億円(5兆6242億円+6兆4945億円) | 9兆9882億円(4兆4063億円+5兆5819億円) |
米国 | 7兆3456億円(4兆6093億円+2兆7362億円) | 7兆1492億円(4兆3833億円+2兆7659億円) |
韓国 | 2兆9527億円(1兆8662億円+1兆0865億円) | 2兆6915億円(1兆6456億円+1兆0460億円) |
台湾 | 2兆8990億円(1兆8105億円+1兆0885億円) | 2兆5608億円(1兆5783億円+9825億円) |
タイ | 2兆1078億円(1兆1633億円+9445億円) | 1兆8748億円(9924億円+8824億円) |
豪州 | 2兆0115億円(5711億円+1兆4404億円) | 1兆9448億円(4566億円+1兆4882億円) |
ドイツ | 1兆5727億円(7251億円+8476億円) | 1兆4731億円(6676億円+8055億円) |
ベトナム | 1兆5085億円(6593億円+8492億円) | 1兆4220億円(6027億円+8193億円) |
マレーシア | 1兆2889億円(5800億円+7089億円) | 1兆0979億円(4660億円+6319億円) |
香港 | 1兆2387億円(1兆1993億円+394億円) | 1兆1122億円(1兆0836億円+286億円) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成。ただし、2021年4月については速報値)
「増え方」は台湾の方が大きい
これで見ると明らかですが、3位の韓国と4位の台湾、昨年よりもさらに、順序が肉迫しています。韓国、台湾ともに、前年同期比で日本との貿易高は増えているのですが、その「増え方」は、台湾の方が韓国よりも大きいのです。
2020年(1-4月)の場合は韓国に対する輸出(1兆6456億円)と輸入(1兆0460億円)の合計額は2兆6915億円で、台湾に対する輸出(1兆5783億円)と輸入(9825億円)の合計額は2兆5608億円、つまり輸出入ともに「韓国>台湾」、という状態でした。
しかし、2021年(1-4月)の場合は、韓国に対する輸出(1兆8662億円)と輸入(1兆0865億円)の合計額は2兆9527億円、台湾に対する輸出(1兆8105億円)と輸入(1兆0885億円)の合計額は2兆8990億円。
すなわち、すでに今年の時点で、輸入額に関しては「台湾>韓国」という構図が出現し、輸出額でもあと数百億円というレベルにまで肉薄している、というわけです。
日本の貿易構造の基本形は「モノを作るためのモノ」の輸出
ただし、輸出額の内訳に関していえば、台湾と韓国は、構造が驚くほど似ています。
貿易統計上、ジャンルとしては大きく「食料品及び動物」、「飲料及びたばこ」、「原材料」、「鉱物性燃料」、「動植物性油脂」、「化学製品」、「原料別製品」、「機械類及び輸送用機器」、「雑製品」、「特殊取扱品」、という10分野に別れているのですが、日本の輸出は分野が偏っているのです。
たとえば、2021年1-4月期においては、韓国に対する輸出高は「機械類及び輸送用機器」が7598億円で輸出高全体の40.71%、「化学製品」が4301億円で輸出高全体の23.05%、「原料別製品」が2409億円で輸出高全体の12.91%です。
日本の対韓輸出高は、この3品目だけで全体の4分の3を超えている、というわけです(ちなみにこれらのなかでも特に大きいのが「半導体等製造装置」であり、2273億円にも達しています)。
一方、台湾に対する2021年1-4月期の輸出高も、「機械類及び輸送用機器」が9382億円で輸出高全体の51.82%、「化学製品」が3460億円で輸出高全体の19.11%、「原料別製品」が2066億円で輸出高全体の11.41%をそれぞれ占めていて、合計して8割を超えます。
つまり、少なくとも日本からの輸出高に関する限り、韓国、台湾ともに、「モノを作るためのモノ」(生産財や中間素材など)が非常に大きな比率を占めていることがこれでわかるでしょう。
韓国メディアの事実誤認が酷すぎる
さて、日々、「2019年7月の日本の輸出規制により、日本が半導体材料の輸出を禁じた」といった韓国メディアの報道を見かけます。数日前、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された次の記事など、その典型例でしょう。
「偏屈な日本、五輪ボイコット」韓国元首相ら、反日感情を刺激した
―――2021.05.31 07:03付 中央日報日本語版より
この記事を読んでいて、興味深いのは、こんな記述です。
「彼は首相を務めていた2019年、日本の半導体素材の輸出中止で両国の対立が頂点に達した時、政府の代表として徳仁天皇の即位式に参加し、非公開で菅義偉首相(当時官房長官)と会談した」。
「第21代総選挙を目の前にした時点で、日本が一方的に半導体の輸出中止を宣言すると、与党の反応は激しかった」。
もしも日本が韓国に対し、「半導体材料(?)」の輸出を禁じていたら、前年同期比で日本から韓国への輸出高が増える、ということがあり得るものなのでしょうか。
結論からいえば、この「半導体素材の輸出中止」という表現、中央日報の記事の初歩的な誤りです。べつに日本が韓国に対し、輸出規制を発動した事実はないからです。
実際、日本から韓国への輸出品目のうち、非常に大きなシェアを占めている「半導体製造装置」について、対韓輸出高と前年同月比増減の推移をグラフ化してみると、図表2のとおり、むしろ2020年2月以降、プラス基調にに転じていることがわかります。
図表2 半導体等製造装置の対韓輸出高(月次)
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成。ただし、2021年4月については速報値)
また、「2019年12月には数年間で最低レベルに落ちているではないか」、と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「半導体等製造装置」の対韓輸出高が前年同月比で大きく減り始めたのは2018年6月以降のことです。
韓国がいうところの「輸出『規制』」が本格的に発動されたのは、2019年7月と8月のことですので、もし韓国の言い分が正しければ、大幅な減少局面は2019年7月以降に始まっていなければ話の辻褄が合いません。
いずれにせよ、「ちょっと調べれば容易にわかる事実関係をろくに調べずに記事を書いてしまう」というのは、中央日報を含めた韓国メディアにはよくある話なので、個人的には「いまさら驚く話」ではない、という言い方もできる、という次第です。
(なお、それを言ってしまえば、わが国のメディアのなかにも、「ちょっと調べればすぐにわかる事実関係を無視して記事を書くメディア」もたくさんあるので、日本のメディアも韓国のメディアのことを笑えませんが…。)
中央日報「素材、部品の日本依存は減ったが…」
さて、そんな話を以前から繰り返していたところ、中央日報には今朝、こんな記事も掲載されていたようです。
韓国、素材・部品の日本依存度が過去最低も…貿易赤字が増加する理由
―――中央日報/中央日報日本語版2021.06.04 07:43
記事タイトルでは「日本に対する韓国の素材・部品の輸入依存度は過去最低になった」けれども「対日貿易幅はむしろ拡大した」、というものです。
記事では韓国政府・産業通商資源部のレポートで、2021年1-4月の韓国の「素材・部品累積輸入額」が647億9500万ドルで、うち日本製品は96億9600万ドルで全体の15.0%にとどまり、統計を作成し始めた2001年以降最低だったとしています。
しかし、日本との素材・部品貿易では韓国側が59億9600万ドルの赤字であり、その赤字額自体は前年同期比7億900万ドル増えた、などとしています。要するに、日本に対する依存度が、パーセンテージでは減ったものの、絶対額では増えた、と言いたいのでしょう。
これを受けて、中央日報は「政府の素材・部品・装備国産化の努力にもかかわらず、まだ高付加核心素材・部品では日本への依存を抜け出せていない」、などと指摘していますが、これは実際の状況を適切に表現していると思います。
中央日報の記事では、「産業通商資源部の関係者」の「政府の素材・部品・装備国産化努力で日本からの輸入比率を大幅に減らしたが、依然として韓国の輸出品に日本の中間財を使用するケースが多く、代替が難しい品目もある」という説明が紹介されています。
しかし、個人的にこの説明については、実際の貿易データを眺めている限りは、かなりの虚偽が含まれているように思えてなりません。
技術がない韓国の生存戦略と日本
ところで、このような話題を目にすると、決まって思い出すのが、(当時は)「韓国在住日本人」様というハンドルネームの読者様からちょうど1年前に当ウェブサイトにいただいた、『【読者投稿】在韓日本人「韓国さん、お達者で!」』という論考です。
【参考】『【読者投稿】在韓日本人「韓国さん、お達者で!」』
(※この「韓国在住日本人」様は、現在は愛猫とともに帰国され、ハンドル名に「元」を付していらっしゃいます。)
ここで元韓国在住日本人様は、次のように指摘しています(要約して箇条書きにしています)。
- 韓国人を観察していくと、韓国人が最も不得手とする分野は新規開発だ
- 結局、それに対処するには外国から人材や技術を持ってくるしかない
- つまり、韓国の企業は模倣や人買いをしないと生き残れないのである
このあたりの記述は、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』にも部分的に転載させていただいたという事情もあり、個人的に強く印象に残っている部分でもあります。
そして、先ほどの中央日報の記事に戻ると、とある大学教授のこんな発言が目につきます。
「日本の核心素材・部品・装備製品をみると高付加価値を持ち、代替が不可能な品目が多い。こうした品目の国産化を支援してこそ、韓国の素材・部品・装備の競争力が高まり、貿易赤字幅も減らすことができる」。
逆に言えば、日韓関係がこれからますます悪化する局面が続く場合、韓国は日本の先端技術を「取りに来る」可能性がさらに強まる、ということでもあります。これこそ、産業スパイの摘発の強化を含め、わが国における技術防衛の重要性を改めて認識する必要があると思うゆえんなのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
韓国の先端技術開発力について、
現時点で、集積半導体の開発力はあると思ってます。この分野は要注意です。
「Samsungが先端半導体研究でIntelぶち抜き、プロセスでも回路でも」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05642/
「2021 Symposia on VLSI Technology and Circuits」
https://vlsisymposium.org/
2000年ごろ大手電機メーカーが総崩れの様相を呈し始めたころ、こんな心理で韓国企業中国企業へ転職していった企業人がたくさんいました。
・俺をクビにした会社に復讐するため
・お払い箱にされたこんなみじめな私でも人様のお役に立てるなら浪花節精神で韓国企業であろうが中国企業であろうが奉公するぜ
・大陸の大学ポジションに招聘されて同期よりも先に社会的成功者になってやる
そして、いいように搾り取られてポイ捨て。一言で総括するならお人よしが過ぎたと。
はにはファクトリー 様
そのとおりです。当時、日本のその業界関係者は韓中の草刈場でした。日本を蹴落としたい韓中にとっては両手を挙げて歓迎していたので、その両者でWin-Winだったということだったと思うのですが、何故あの時、転職した方々は、欧米ではなく韓中を選んだのかは振り返っておく必要があると思ってます。
というのは、今後、韓国の国力が衰えるとき、韓国の国力を支えてきた人々は、どの国を目指すか、中国ということなら、益々中国の国力が高まる、ということになってしまうためです。
自国のことすら思うように出来なかったので、どうしようもないとは思うのですが、敵に塩を贈るのは避けたいなぁ、と思ってます。北も嫌ですけど。日はどうだろう?
すみません。
誤:はにはファクトリー 様
正:はにわファクトリー 様
知り合いと言うか、元同僚にもサムスンに転職した人がいました。私なんぞよりよほど優秀なソフトウェアエンジニアでしたが、今頃どうしてるかなぁ。
知っている範囲では、そのように中韓企業に転職した人たちのほとんどは数年で捨てられ、やむなく帰国後は「裏切者」として同業種では就職できず、しかたなく派遣社員をやっている人が少なくないようですが、さて、彼はどうなったかな。
元日立製作所社員が語ったと言われている
「転職先韓国企業に棄てられないでより長く高給で暮らす社内遊泳術」
が笑えます。
・仕事はフリで十分だ
・会社に不誠実であり続けろ
・ヤバくなってからの脱出先を確保しておけ
・最先端研究なんてどうせ上長には理解できない
将来、K経済が焦土化するに従い、有能な技術者達は海外に職場を求めようとする可能性はあるでしょう。かつての日本の技術者のように。その時、彼らを日本に招聘するかどうかは、一つの戦略だと思っています。知性的な人でもK思想に凝り固まった人もいるでしょうけど、そうでない人もいるでしょう。拒否するだけでは能がないと思うのです。前提として、その時の日本が、その人達からみて魅力的な国でなければなりませんが。
> こんな心理で
ではないと思います。
アホ経営者から、「リストラだ、クビだ、来月から来なくていいよ。」と言われた時に、「日本の倍の給料で雇いますよ。」と囁かれたら、妻子も家庭もある身なら、終身雇用でない事は百も承知の上で、「路頭に迷うよりはマシ。」という思いで靡くと思いますよ。
> 一言で総括するならお人よしが過ぎたと。
私には、靡いた人が「お人よし」で、生活保護以下のレベルで耐え忍んだ人が「立派」とは、言えません。
「お人よし」は、新幹線技術すら惜しげもなくくれてやる、アホ経営者の方でしょう。
技術者を雑巾程度にしか考えない、アホ経営者が諸悪の根源です。それは今も余り変わっていない。アホ経営者に言わせれば、「引き止めない国が悪いのであって、経営者は悪くない。」でしょうけど。
欧米に靡かなかったのは、単純に囁き量の違いでしょう。。
妄想です。
輸出管理の見直し後(afterり地区)韓国に素材メーカーが、現地工場を作り始め、リスクのある韓国に素材工場を作る事については、メーカーの問題だと思ってました。
韓国の半導体の売上は、増えていると思いますので、韓国国内の日本メーカーの購入も増えていてこれが韓国人の言う「国内生産の拡大」なのでは無いでしょうか。
また輸出額は減って、貿易赤字が増えているという事から、高付加価値の素材は内製化できずに、日本から買っているという仮説で、日本企業も「韓国にパクられないように考えて生産している」事が想像されます。
この妄想では、現実に韓国内で韓国企業による内製化は、ちっとも進展しておらず、韓国メディアの内政化報道は、基本的に「嘘ニダ」ということになります。
あくまでも妄想ですので、間違っていても謝罪はしないニダ。
「嘘」ではありません。ありうべき「真実」なのです。
サムスンの要求で輸出管理の見直し前から現地工場を作り始めてます。
結構先端材料を作っているので
>「韓国にパクられないように考えて生産している」
のは事実です。
韓国のSEMESという半導体製造装置メーカーはかつてはSCREENの現地法人でしたがサムスンに乗っ取られました。これを知らない現地日本人はいないのでIP管理にはかなり気をつけていると思います。
サムスンより積極的なのはSKハイニックスです。龍仁半導体特化クラスターというのを作って一気通貫で半導体生産を計画しています。
また、日本企業買収を狙っています。これは危険です。
https://news.mynavi.jp/article/20210527-1895245/
補足情報です
1.昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)も京畿道安山市に110億円を投資して新工場を作る計画だ。2016年にSKマテリアルズと合弁でSK昭和電工を設立し、半導体材料を生産している。新工場を建設し、生産能力を30%引き上げる計画だ。親会社の昭和電工のNo2の大株主はコリア・セキュリティーズ・デポジトリー・サムスン 2.東京応化工業のフォトレジスト 仁川市の松島工場に追加投資 3.ダイキン 4.4月29日、半導体装置メーカーの日産化学と韓国現地法人のNCKが、忠清南道と唐津市松山2産業団地に工場を新設する覚書(MOU)を締結した。
韓国で「対日依存からの脱却」が叫ばれたのは、何も今に始まったわけではありません。それこそ、全斗煥大統領の頃から、繰り返されてきました。大抵は、「日本に10年以内に追いつき、追い抜く」と鼻息も荒く、華々しく国家主導プロジェクトが開始されたりしますが、いつの間にかぐだぐだとなり、大統領が退任する頃にはすっかり忘れ去られます。いわゆる、様式美としての「永遠の10年」という奴ですね。
もちろん油断は禁物ですが、韓国人ほど基礎研究に向かない民族はないのではないかと思われるので、日本としては、盗用とか流出の方を心配するべきでしょう。
ちなみに、「10年以内に日本に追いつける」とする根拠はこんな感じらしいです。
・「日本人にできたことが韓国人にできないはずはない」
これ自体は別段間違いではないと思いますが、日本人”たち”にできたことが韓国人
”たち”にできるかどうかは別物だと思います。
・「世界一優秀な民族のDNAを発揮すれば、日本に追いつくなど容易なことだ」
そーですか。がんばってください。
なお、韓国式思考法だと、以下のような考え方も飛び出しかねないので要注意です。
「韓国が懸命に前進を図っているのに、立ち止まらず、勝手に自分も前進するだなんて、日本はなんて卑劣な国なんだ。むしろ後退して然るべきなのに!」
お後がよろしいようで。
>ちょっと調べれば容易にわかる事実関係をろくに調べずに記事を書いてしまう
新宿会計士さんはしばしばこの指摘をされています。日本の側から見れば、実際その通りだと思うんですが、ひょっとすると、メディアはアチラ側の資料を念入りに調べた結果として、ああした記事を書いているという可能性はないでしょうか。
>日本に対する依存度が、パーセンテージでは減ったものの、絶対額では増えた、と言いたいのでしょう。(中略)実際の貿易データを眺めている限りは、かなりの虚偽が含まれているように思えてなりません。
話は違いますが、あの国から出てくる武漢肺炎に関するデータ。流行が始まった当初から、んなわけないでしょ、というものばかり、いくら奇妙奇天烈な新興宗教がらみとはいえ、東アジア社会に属するカノ国の生活習慣のもとで、イタリアに劣らない速度で感染拡大が進むってホント?と見ていたら、総選挙が目前に迫るや、アッという間に、感染者ゼロまでめでたく収束。以来、カノ国から出てくるデータには一切関心を払っておりません。実際、こんな統計にまったく信用がおけないのは、昨年他国に例のないほどの規模で超過死亡が発生したという事実一つを挙げるだけで十分でしょう。
これ、都合の悪いデータは隠して、見てくれのいいものだけを発表している結果なんでしょうか。それもあるかも知れませんが、アチラでは調査とデータ作成の時点で、担当者が正確性を求めるより、願望優先で事に当たっているということも考えられるんじゃ。
前に「BSフジLIVEプライムニュース」で、真田幸光教授が中国の経済統計を評して、当局者が「エンピツ舐め舐め」という表現を使っておられるのを、傑作だと思って聞いたのですが、カノ国では、エンピツ舐めてみるまでもないのかもと、ふと思いました。
政権に都合の悪いデータを出した統計庁長を更迭しちゃう国ですから。
後は推して知るべきでしょう。
素朴な疑問なんですが、日本の対韓貿易の統計と、韓国の対日貿易の統計は、突合して矛盾が無いものなのでしょうか?
くだらないので、CPU時間を割り振るのももったいなく感じ、調べていませんw
https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/statistics-kor.php
りょうちん 様
韓国銀行が公表している輸出入統計は米ドル表示であり、日本政府が公表している普通貿易統計は日本円表示ですので、微妙な違いは生じていますが、これまで調べた限り、著しい齟齬は生じていなかったと記憶しています。最近は見ていないのでよくわかりませんが…。
引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
伊江太様
ちょっとお聞きしたいのですが、中国で新たな変異株が発生する確率は高いと思うのですが、発生していないのでしょうか?
もちろん、中国の発表する数字は信用出来ませんが、世界各地で変異株が発生する一方、本家本元で発生しないのは不思議に思います。
公表していないだけ?
ちかの様
変異株が出てくる確率、あるいはそれが定着し拡がってしまう確率は、やはり感染規模に応じた大きさになるでしょうから、中国で新たに危険な変異株が出現するという可能性は、どちらかと言うと、低いんじゃないでしょうか。感染が十分下火になっているというのは、おそらく間違いないと思いますので。
それより、あの国について警戒しておかねばならないのは、過去10~数10年ごとに新種の感染症が現れて、ときに海外にまで拡がっているという歴史的な経験の方でしょう。この武漢肺炎が最後ということはないような気がします。
輸出管理か輸出規制かを紳士的に指摘しても、殴られなければわからない韓国人(+精神朝鮮人)相手には不毛の議論と思います。
「2019年7月の日本の輸出規制により、日本が半導体材料の輸出を禁じた」
は”輸出管理の趣旨を強調”して
=>「2019年7月の日本の輸出管理(韓国の横流しを阻止する)により、日本が”韓国によって、ならず者国家に横流しされる”半導体材料の輸出を禁じた」
と訂正するのが良いと思います。
それにより、
”輸出規制と言う言いがかり” をつけると ”自動的に、嘘つき国・信用ならない国・ならず者国家・韓国” を炙り出すことが出来るので ”言いがかりを抑える効果”と併せて一石二鳥かと思います。
全てにおいて、脱日本依存を果たして欲しいですね。
キーワードは「こっち見るな!」
更新ありがとうございます。
韓国は札束で顔を叩いて連れて来て、ある程度ノウハウ掴んだらポイッ。模倣は得意です。
でも、革新的な考え方、技術はめんどくさいのか、からっきし駄目です。偉そうに言いますが、頭の中、薄っぺらい。日本人とは構造が違うし、頭の部品も足らないのと、ネジが緩んでいるのです。治せませんヨ。
今週水曜日(6/1)衆議院 科学技術特別委員会で参考人 微細加工研究所 湯之上 隆所長の発言
「日立は金星(現SKハイニックス)に、NECはサムスンに半導体製造プロセスを教え込んだ。これが技術流出の原因のひとつ」
https://youtu.be/1hdvTm87VP4?list=PLb1XJuAAuA6Vz0tT-Iqska0OS5iHlbnGy&t=472
「上から目線で韓国人は自分で考える力はないだろうとバカにしてて(日本人には)謙虚さがなかった」とも。
やっぱり羊山羊様もこの辺はチェックしてるんですね。
質疑も含めて2月の羊山羊様の言葉をなぞっていることに感心してました。
最後のは90年代に酷い目にあった当事者として実感籠ってましたね。
優位性が永続すると思うのも間違いなら、管理を怠るのはそれ以上の間違いと言う訳で。
2020年代はやもすると90年代以上にぐちゃぐちゃになるかもしれませんけれど。
へちまさんも(当然かもしれませんが)観ていたとは嬉しい限りです。
どちらかと言えば私が湯之上氏の影響を受けてるだけですが。
ただ、「輸出規制」とかそれは良い政策ではなかったとかは私とは意見が違いますが。
でも、トヨタや日立をクソミソ言ったり、経産省が絡むと失敗するとか歯に衣着せぬ言動が痛快でした。
今後どうなるんですかね?議員さんほとんどわかってないという事がわかった委員会でした。
三星の半導体生産ラインは旧三洋電機が作ってあげました。水原の敷地に今も記念として保存されているはずです。三洋経営陣ってほんとうに間抜けだったですね。