また出た!韓国「FOIP無視・クアッド部分参加」論
FOIPの「F」の字も書かずに「クアッド部分参加」とは片腹痛い
あれほど「重要なのはクアッドではなくFOIPだ」と申し上げてきたつもりですが、「価値観の重要性」、「権利と義務」など、基本的な考え方を根本から理解していないと思わざるを得ない社説が今朝、韓国メディアに掲載されています。こうしたなか、少し古いのですが、本稿ではドナルド・J・トランプ前米大統領がマクド社の製品を前に笑顔を見せたという話題についても紹介したいと思います。
目次
FOIPとは?
FOIPの重要性と歴史的意義
これまで当ウェブサイトでくどいほど強調して来ているのが、「FOIPの重要性」という論点です。
「FOIP」という単語、最近でこそ、少しずつ人口に膾炙し始めていますが、それでもまだまだ注釈なしで新聞などに載ると、「知らないよ、そんな単語」と思う人が社会の多数派であることは間違いないでしょう。
FOIPは “Free and Open Indo-Pacific” 、日本語にして「自由で開かれたインド太平洋」のことであり、ドナルド・J・トランプ前米大統領が米国の政策として採用し、ジョー・バイデン大統領に引き継がれた構想のことです。
そして、このFOIPが日本にとって大切な構想であるという理由は、「米国が日本の同盟国であり、その同盟国が推進しているから」、というだけではありません。
もともとFOIP自体、麻生太郎総理が提唱した「自由と繁栄の弧」、安倍晋三総理が提唱した「セキュリティ・ダイヤモンド」などの構想を下敷きに、安倍政権下で形作られたものであり、いわば、日本自身が発案国だからです(『クアッド外相会談はパワーバランスと歴史が変わる瞬間』等参照)。
その意味で、「米国がFOIPを提唱し、それに日本が(受動的に)乗っかった」と考えるのは、適切な理解とはいえません。むしろ日本が能動的にFOIPを提唱し、米国を動かし、そして現在は事実上の事務局として、この構想を取り仕切っている、というわけです。
また、FOIPが構想として賢明なのは、それが「航行の自由」、「法の支配」など、(特定国を除く)万国にとって、民族・宗教・国家を超越し、容易に受け容れ可能な基本的・普遍的価値観を前面に押し出している点にあります。
ひと昔前、「アジアは1つ」という言葉が流行りましたが、現実に「アジア」と呼ばれる地域は民族、言語、宗教、文明が入り乱れており、欧州連合を形成している西欧諸国などと比較すると、なかなか「1つにまとまる」ことが難しい地域でもあります。
安倍総理はこれについて、太平洋とインド洋という2つの大洋を睨み、この広大な地域を「自由主義」、「法の支配」という考え方でまとめようとしたのであり、その意味で著者自身は、安倍総理が日本史だけでなく、世界史にも名を残す偉大な仕事をした人物であるとさえ考えている次第です。
「中国→FOIP」なのか、「FOIP→中国」なのか
さて、このFOIP、どうしてここまで急激に受け容れられるようになっているのか。
その背景にあるのは、もちろん、中国という無法国家の存在でしょう。
このあたり、一部のメディアは「FOIPは中国を牽制するための考え方だ」、などと堂々と述べていますが、個人的にはこの考え方にはあまり同意しません。むしろ、因果関係が逆ではないか、という可能性も考えているからです。
つまり、安倍総理が提唱し、トランプ前大統領が乗っかったFOIPの構想に対し、中国の台頭に危機意識を覚えた豪州やインドがこれに乗っかり、さらには東南アジア諸国連合(ASEAN)が「AOIP」を公表することで、間接的にこの構想に理解を示した、という構図が正しいのではないでしょうか。
事実、『初のFOIP首脳会談、日本にとってはまずまずの成果』などでも述べたとおり、このFOIPという構想自体は「価値同盟」という共通のビジョンで結束するという位置付けではあるものの、現時点において具体的に何らかの国際的な条約機構などの創設には至っていません。
もちろん、FOIPに関する声明文を読めば、「東シナ海・南シナ海」、「力による現状変更」など、中国の不法行為を念頭に置いていることは明らかなのですが、むしろ今年3月の日米豪印首脳会談の共同声明などを読むと、FOIPは「価値連合/価値同盟」と位置付けた方が正確でしょう。
「日米豪印4ヵ国は、FOIPの共通ビジョンにより結束し、多様な視点を持ち寄ることにした。FOIPの共通ビジョンとは、『自由・開放的・包摂的・健全であり、民主的価値に支えられ、威圧によって制約されることのない地域の実現』である」(【出所】2021/03/13付・外務省『日米豪印首脳共同声明:「日米豪印の精神」』【※PDFファイル】をもとに著者要約)。
いずれにせよ、「中国が軍事的に台頭したからFOIPが成立した」のか、「FOIPという構想に力を与えたのが中国の軍事的台頭だった」のかの評価は、もしかすると、後世の歴史家に委ねられるべき代物なのかもしれません。
噴飯物の社説
中央日報がまたしても噴飯物の社説
ただ、ここで重要なのは、中国が東シナ海、南シナ海などを含めた公海で無法行為を繰り返し、ウイグル、チベット、香港などでの人権侵害を強め、知的財産の窃盗、対外侵略活動などを仕掛けているという事実です。
そして、世界の有力国は現在、日米欧などを筆頭とする「自由主義、法の支配、民主主義、人権」などの基本的価値を大切にする諸国と、中国、ロシアを中心とする「それ以外の国」とにクッキリと別れつつあり、前者がFOIPの考え方でまとまりつつあることは間違いありません。
こうしたなかで、FOIPと並んで出て来るのが「クアッド」、つまり日米豪印4ヵ国の協議体です。
これもくどいようですが、当ウェブサイトの理解に基づけば、重要なのは「クアッド(4ヵ国)」という数字ではなく、あくまでもFOIPという構想の方です。
ただ、4ヵ国が今後、「年1回は定例的な外相会談を実施しよう」と合意していることにくわえ、米国政府高官も最近では「クアッド」という単語を特段の注釈なしに使うようになったため(『ワクチンスワップ構想巡り米国務省「まずは米国優先」』等参照)、「クアッド」に注目が集まっているに過ぎません。
つまり、「FOIP」→「クアッド」という順序が大切なのですが、そのことをまったく理解していないのではないかと思しき記事が、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載されていました。
【社説】<韓米首脳会談に望む>同盟強化し、北核・クアッドで協力を強固に
―――2021.05.19 07:23付 中央日報日本語版より
これはまた、朝っぱらから強烈な社説です。
これは、米国・ワシントンで21日(※現地時間)に開かれる米韓首脳会談が「葛藤のもつれをほぐし、新しい未来志向的な同盟に改めて向かう重要な契機だ」としつつ、「クアッド協力で同盟を強化し、北核を効果的に抑止する機会にしてくれることを望む」と主張する社説です。
自分のことを棚に上げて…
ただ、記事タイトルで「クアッド」と述べているわりに、社説のなかに、「FOIP」、「自由で開かれた」、「インド太平洋」などの重要なキーワードが一切含まれていないというのも不思議でなりません(それにしても、そもそもなんですか、「クアッド協力」って…)。
そして、社説の中身も、非常に疑問がある記述で溢れています。韓国メディアにありがちな、「自分のことを棚に上げる」とうい特徴が、これでもかというほど出ているからです。
中央日報の社説では、トランプ政権時代には「多くの葛藤があった」としつつ、現状を「あそこまで努力してきた北朝鮮非核化ははるか向こうに遠のき、韓米同盟は以前と同じではない」、「日本とのとげとげしい関係は解消されず、韓日米3ヵ国協力も遅々として進まない」と述べます。
そもそも論ですが、「多くの葛藤」、「北朝鮮非核化の遅延」、「日本とのとげとげしい関係」の原因を作ったのが韓国である、という指摘が、この社説では完全に欠落しています。
日本との関係に関しては、自称元徴用工判決問題、主権免除違反判決問題などを中心に、国際法や条約を破り、国同士の約束を踏みにじり、日本の名誉や信頼を一方的に傷つける行為の数々をしてきたのは韓国の側です。
ただ、米国との関係で見ても、駐留経費負担問題や高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配備問題を筆頭に、米韓間にはさまざまな問題が存在しています。
このうち経費負担の問題については、第三者的に見てトランプ政権の主張にやや強引な部分はあったと思いますが、それ以外の問題については、やはり韓国にかなりの問題がある、という事例が多いのもたしかでしょう。
そのなかでもとくに問題なのは、韓国が米国の同盟国という立場にありながら、北朝鮮との和解を勝手に進めようとしていることと、中国に対し毅然として対処しようとしないことにあります。
こうした事情にほとんど言及せず、「新しい未来志向的な同盟に」とは、聞いて呆れます。
いちおう、中央日報の社説では、北朝鮮の核と中国の膨張という2つの問題に言及しているのですが、これらの問題を解決しようとする日米の動きを邪魔して来たのが韓国だったのではないかという点を無視している時点で、説得力も何もありません。
たしなめるべき相手が違うでしょ!
こうしたなか、この社説ではこんな記述があります。
「中国の膨張にロシアと北朝鮮が便乗する雰囲気も常軌を逸している。東アジアが過去の冷戦時代に回帰しそうな勢いだ。問題は中国とロシア、北朝鮮はどこも専制政治による全体主義と社会主義の性格を帯びていることだ。歴史において、全体主義は周辺国に暴力を行使する場合が多かった」。
そこまで気付いているのなら、この社説の主がたしなめなければならないのは、自国にとって深刻な脅威をもたらす中国や北朝鮮などの横暴に沈黙し、自国にまったく脅威をもたらさない日本との対決を欲するという、自国の歪んだ情動を持つ韓国政府と韓国国民です。
こうした点をたしなめることもせず、「いわゆる日米豪印戦略対話(=クアッド)」に「協力するのが当然の道理だ」、などと述べています。
要するに、「自由、法の支配」といった価値観にコミットすることなしに、「中露朝という無法国家に対決する」という権利だけを受け取ろうという魂胆が透けて見える、というわけです。いわば、「クアッド部分参加論」ですね。
ほかにも強烈な記事が!
韓経のピントのずれた4つの視点
さて、当初は上記で本稿を締めようと思っていたのですが、まだまだ続きます。
上記社説と似たようなことを主張しているメディアが、ほかにもあったからです。そのひとつが、これです。
韓経:ワクチンと引き換えにクアッド参加?…「初めての対面」文-バイデンの前にある4大議題
―――2021.05.19 08:59付 中央日報日本語版より
記事タイトルに「韓経」とあるとおり、オリジナルは韓国経済新聞(韓経)に掲載されたものだそうです。
韓経の視点では、米韓首脳会談における「注目しなければならない議題」は①ワクチン協力、②半導体などの新技術協力、③北朝鮮非核化などの対北政策、④対中牽制、などとしているのですが、これもまたどうかと思います。
韓国メディアが「協力」という言葉を使うときは、日本語の「協力」、つまり「お互いが力を出し合うこと」ではなく、たいていの場合、「あなたが私に協力する」という一方的な行為を指すからです。
たとえば「ワクチン協力」にしたって、「韓国企業と外国企業間のワクチン投資」構想だの、「韓国がワクチン生産のグローバルハブになる」だの、「ワクチンスワップ構想」だの、どう考えても韓国にしかメリットがなく、外国にはメリットがない構想が大量に出て来るからです。
「バイデン政府はワクチン支援対象を明らかにしておらず、今回の会談でワクチンスワップが実現するか関心が集まっている」。
そりゃ、韓国国内ではそうでしょうね(笑)。
ただ、韓経は「シンガポール合意は継承するか」、「反中国戦線への参加要求あるか」などを気にしているようですが、不思議なことに、韓経の記事でも「THAAD配備問題」、「日韓GSOMIA破棄騒動」、「慰安婦合意破棄」について触れられていません。
むしろ重要なのはそちらではないかと思うのですが…。
「ワクチンスワップに青信号」=中央日報
お次はこちらの話題です。
バイデン大統領「ワクチンを他国と共有」 韓国政府「我々は優先対象」
―――2021.05.19 07:59付 中央日報日本語版より
結構長文の記事ですが、個人的に「読むべき」と思える箇所はほとんどありません。中央日報はバイデン大統領が現地時間17日、「6月末までに米保健当局が承認した新型コロナワクチン2000万回接種分を海外に送る計画だ」と述べた、とする話題に関連し、次のように述べます。
「21日にバイデン大統領との最初の韓米首脳会談を4日後に控えた韓国は、この日のホワイトハウスの支援発表で、政府が推進中のワクチン早期導入、『ワクチンスワップ』、国内の大規模委託生産などに青信号がついたという見方が出ている」。
なんだか、凄い話ですね。
ちなみに韓国政府関係者は中央日報に対し、「米国のワクチン搬出方針に関して韓国は一種の『優先交渉対象者』として良い協議結果を期待している」などと述べたのだそうです。
この点、韓国の米国に対する何らかの協力表明と引き換えに、多少は韓国にもワクチンが提供されるかもしれませんが、少なくとも韓国のこれまでの態度を見ていると、米国にとっての「優先交渉対象」なのかどうかは微妙でしょう。
広まる「クアッド部分参加論」
いずれにせよ、今月、日本でいうゴールデンウィーク明けくらいから、韓国ではこの手の「クアッド部分参加」論が強まっているように思えてなりません。
こうしたなか、米韓首脳会談を前に、「知的格闘」の一環として、「米国が韓国のクアッド部分参加を許すかどうか」を考察してみても面白いかもしれません。
いや、個人的には、もしバイデン氏がまともな神経の持ち主なら、2015年12月の日韓慰安婦合意を反故にしたこと、2016年7月に合意したTHAAD実戦配備の現状、同11月に成立した日韓GSOMIAを韓国政府が破棄しようとしたことについて、事情説明を求めるような気がします。
(※もっとも「認知症」が疑われるバイデン氏がこれらの「3点セット」を覚えているかどうかは別問題ですが…。)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ちなみに先週の『【速報】韓国政府、米国に「ハンバーガー以外」を要求』でも報告したとおり、一部メディアの報道によれば、韓国政府は現在、米国側に対し、文在寅氏の好きな食べ物を伝えるなどして、「ハンバーガー以外の食事」を要求しているやに聞きます。
回答次第ではその意趣返しとして、バイデン氏が前政権に倣い、「トランプ流のハンバーガー接待」を用意してくれると少し面白いと思ってしまいます。
今さらだがこういうパーリーは嫌いじゃない。https://t.co/GQNBj6ux2D
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) May 18, 2021
もっとも、ここだけの話、個人的にはマクドのハンバーガー類は大好物ですので、こんな接待を準備してくれたら、自分ならば単純に「大変に嬉しい」と思うでしょう。
ついでにいえば、文在寅氏も(次期大統領次第では)どうせ1年後には「塀の向こう」か「この世の楽園」、「楽園」などに引っ越されるのだとしたら、「好きなものを好きなだけ食べられる」という生活も終焉するでしょうから、今のうちにたんと味わっておくのが良いのではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
認知の歪みにより、物事を正確に捉えられない、用語を適切に使えないといった特徴は日本のメディアにも観られることです。米国のメディアも、用語問題はさておき、認知の歪みは相当のものです。
呆れる、笑える、噴飯、などという評価は、あくまでも日本人の立場で、しかも、事実と意見の区別がつく、複数の情報源に当たって情報の確からしさを評価できるなどの、一定のリテラシーがある人から見た、「主観的意見/評価」です。
大多数のメディアが、事実の正確な報道を放棄し、フェイクニュースによるミスリードを狙った工作機関とかしている現状では、記事の正確性を問う作業は端から無意味です。当該メディアが、どのような立場から、どのような企図によって、このようなゆがんだ生地を発表するのかを観察/考察しないと面白くありません。
日韓共に新聞記事が碌でもないのはデフォルトです。ねじくれている理由を皆で考えていけたらと思います。
阿野煮鱒 さま
同感です。
FOIP〔自由で開かれたインド太平洋〕とクアッド〔非軍事分野での国際連携〕はツートラックのつもりなのかな・・?
この先、新聞、TVといった、日本のマスコミ界も広告収入が落ち込み企業資産が毀損する結果、運転資金欲しさで特定海外資本を直接間接を問わず、益々受け入れる気がします。よって、より特定海外資本の意向に沿った偏向報道になる予感。
そのとおりと思います。視聴者・読者の意見もスポンサーの意向も気にすることなく、他ならぬ「日本のマスメディア」が、日本と日本人を貶める報道を堂々と行えることになります。文字に、映像に残ることで、将来の日本人にも禍根を残すでしょう。
韓国にとってFOIPは、敵対する概念ですので、受け入れられません。
目先の利益を最大化しようとする、韓国らしい記事ばかりだと思います。
どちらかと言うと、韓国がアメリカに叱られる筈(鈴置情報筋)の首脳会談のハードルが、高くなったなぁと思います。
自分からハードルを上げて、成果が得られないと人のせいにするのが、短期的な利益の最大化に必要なんだと思いました。
ちょっと高級そうなお惣菜やさんで、ローストビーフ入りのサラダやらエビチリをグラムで買うとき「ローストビーフだけ」「エビだけ」とか要求するようなものかなと。店員さんに、「出来ません」ときっぱり言われておわるやつ。ダメですよ。野菜もしっかり食べないと。
Gさま
今日のお昼は、ハンバーグカレー。
美味しいとこ取りなんで、ちょっとドキッとしました。
サラダが付いてるので、大丈夫ニダ。
G様
分かりやすいたとえですね。
私は先日『エビ(のサラダ)、ホタテ、イカ、ローストビーフ、3パック1000円!』と書いてあったので『ホタテだけ3パック』買おうとしたら、それは出来ません、どうしてもというなら別料金で、と言われました。
21日の米韓首脳会談では、韓国は責任を果たそうとせず権利だけただ取りする「食い逃げ」外交と、日米間協力体制が上手くゆかないのは日本が誤った歴史認識にこだわるためであるという「告げ口外交」を展開するであろうという予測が出ています。
人気があと1年しかなく、且つ支持率が低迷しており、更に中国には逆らわないとツートラック(要は二股をかけることでしょ)を明言している大統領と日本とを天秤にかけてバイデン大統領がどのような裁定を下すのか見ものです。ただし韓国のロビー活動と口先で相手をペテンにかけるうまさは抜群なので油断は禁物であります。
最近、学校の雰囲気が悪くなっていることを感じた日君は、友達の米君に相談をした。
日「近頃「いじめ」の話をよく聞くけど、僕と君と他の仲間で取り締まりをしないかい」
米「うーん。。。でも、それって露骨にいじめをしているアイツを刺激するぜ」
日「・・・」
米「俺は「いじめ」をしているアイツは許せないけど、アイツは何するか分かったものじゃないからな」
日「確かにそうかもしれないね。じゃあ、まずは「いじめ」問題を校内で公論化した方がよいかもね」
米「そうそう。それならもっと仲間も増えるんじゃないか」
日「じゃあ、「いじめ!良くない」というスローガンで、沢山の仲間を呼びかるっていうのはどうだろう?」
米「それいいアイディアだぜ。俺も協力するよ」
米「日。この前の話だけど豪と印がその活動に協力してくれるってよ」
日「やった!この「4人組」が中心となってこの活動を広めよう」
米「そうだな。俺が呼びかけ人をやるよ」
日「君は生徒会長だから適任だよ」
韓「ねえねえ。米君、日君、なにやってるの?」
米「俺たち学校から「いじめ」を無くすための活動を4人で始めたんだ。お前も参加しろよ」
韓「それって、中君に絡む話じゃ・・・、あーーー!!!僕は今の話聞いてないからね!じゃあね!!!」
日「・・・」
米「逃げ足の速い奴だ。あいつはどうでもいいよ。そのうち俺が参加させるから」
日「。。。(彼が入ると話がこじれるから、ちょっと心配)」
英「米君、日君。君たちは学校から「いじめ」を無くす活動を始めたって聞いたよ」
米「そうなんだ。今は4人でやっているけどお前も入れよ」
英「考えてみるよ。君たちの話しを聞いてみたいし」
米「おお!心の友よ。英!待ってるぜ」
中「米と日が変な活動をはじめたらしいけど、韓は参加するなよ」
韓「僕は中君が困るようなことは決してしないから、安心してよ。僕は絶対に嘘はつかないから」
中「そんなの信じられるか!覚えておけよ、俺が困るようなことしたら絶対許さないからな」
韓「・・・うん、わかっているよ。」
さて、ここからは近未来の話
米「そろそろ、俺たちの「いじめ排除」の活動に入ったらどうだ」
韓「・・・うーん」
米「それと、日とも仲良くしろよ」
韓「米君。日君はひどいんだよ。僕は何も悪い事をしていないのに日君は僕のことを無視するんだ!本当に奴は反省もしない悪い奴なんだ。・・・米君、もう一度彼との仲を取り持ってくれないか」
米「何を言っているんだ!お前が、すぐに日との約束を破るからだろ!あまりにもゴタゴタしていると許さないからな。お前と俺は友達だろ。さっさと俺たちの活動に参加しろ。お前は中の顔色ばっかりみているんじゃない!」
韓「うん、、、ぼくは君の友達だから、「4人組」に協力するのはやぶさかじゃないんだけど・・・校内の美化とか衛生活動を一緒にやるっていうのは良いとは思うんだ。そういえば聞いたんだけど、協力すると君からプレゼントがもらえるんだよね!」
米「「4人組」じゃない「校内のいじめ排除」もするんだ!」
韓「あーーーごめん!もうバイトの時間だ!じゃあね!!」
米「・・・あいつは本当に駄目だ」
日「・・・(でしょ)」
頓珍韓 様
素晴らしいです。
「町内会でのご近所騒動」で似たようなことを考えていましたが、学校も良い題材ですね。
いやはや、そんなこんなの韓国さんは
18日には、韓国与党代表までが
「米国は2級民主主義国家・・」とまで
ぶちあげてしまっちゃってますなあ。
なんか半島歴史のデジャブを見るようです
韓国さんの祖先の李氏朝鮮大王(?笑)仁相は、
宗主国中国に威勢よく反旗を翻したものの
アッという間に敗北し、けど雑魚だからと
兄弟の盟約で済ますという中国の寛大な
お情けをかけてもらいました。
ところがその情けをいいことに、
またぞろ反抗したので、
さすがに次には中国ブチギレで
仁相が地面に頭叩きつけ謝る姿を石碑に刻んだのが
半島歴史を象徴する三田渡り三跪九叩頭の礼であることは
なぜか韓流ドラマには出てこない歴史の真実で常識です。
一昨年、「GSOMIA破棄文在寅の乱」で
日本相手に一人チキンレースの果てに
米国ににらまれヘタレ敗走したというのに
またぞろこの思い上がったアリサマでは、
米国もこの国に対しては
中国に習って文ちゃんに三跪九叩頭の礼
をさせる必要があると気づくことでしょう。
さあ、米韓首脳会談が楽しみです(笑)
これだけ好き勝手図々しく振る舞っても、米国から切られずにそれなりに助けてもらえるのだから、羨ましい立場だよ全く。
ゴネ得。
更新ありがとうございます。
韓国はワクチン手配確約と、北朝鮮の段階的核廃絶(つまり核破棄は無い。統一朝鮮のジョーカーにする)の文言を米国から取りたいだけでしょう。日本に対しては反日行為侮日行為を山ほど繰り返し、米国には対日姿勢は努力しているポーズを取りたいだけ。
「自由、法の支配」といった価値観にコミットすることなしに、自分が欲しいモノ、こうあって欲しい、だけでクアッド部分参加などと宣う。こんな記事を書いても読む人が居るというんだから、計り知れない阿呆さ加減です。隣家がコレなら、早く出て行って欲しいですね。いっそのこと無人でもいい。
>文在寅氏の好きな食べ物を伝えるなどして、「ハンバーガー以外の食事」を要求している
・・・だめならホットドックでもいいよ。
米「犬鍋はちょっと・・・」
ホットドッグと犬鍋・・・ダメだ面白すぎw
「欲しいものリスト」をあらかじめ渡しておくだけなら、
「物乞い」じゃないニダ、みたいな(笑)。
たしかに、アメリカでは国内分のワクチンは、もう十分なようですが、
世界需要を満たすにはほど遠い量。
インドに贈るだけで、K国分なんか残るはずはないと思うんだが。
おまえんとこ、K-防疫でうまくやってんだろうで、オシマイになるような気がしますが。
(個人的な感想ですが)今回の米韓首脳会議で、オバマ元大統領と鳩山由紀夫元首相の会談を思い出したのは、私だけでしょうか。もっとも、腹案でアメリカを納得させる可能性も、ゼロではありませんが。
駄文にて失礼しました。
>新しい未来志向的な同盟に
韓国がその台詞を吐くときって
「韓国の言い分を周囲が何が何でも叶えるべき」
と言う文脈で使っているのだ、と私の頭の中で
常に変換しているのは思考停止でしょうか?
蛇足ですが
「あなたが私に協力する」は
「あなたが私に助力する」としたほうが
「互いに協力し合う」を否定する意味で
文脈としてわかりやすいと思いました。
>「この世の楽園」、「楽園」…
ちょいと見逃すところでしたが、このさらっとした仕分けが秀逸です。