日韓「賢人会議」を提案したご本人がそもそも賢人といえるのか
ここ数日、韓国メディアからしきりに流れてくるようになったのが、「韓日関係改善」というキーワードです。主張しているのは政治家であったり、自称有識者であったり、はたまたメディア自身であったりしますが、どれも自国が日本に対してしでかした不法行為にほとんど言及せず、「日韓関係を改善しなければならない」とのたまうばかりである、といった共通点があるのです。
目次
「日韓関係改善」
「韓日関係改善」呼びかける噴飯物の主張の数々
最近になって、韓国メディアからやたらと「韓日関係改善」をテーマにした記事が掲載されるようになりました。ここ1週間あまりに限定し、当ウェブサイトなどでこれまでに紹介した話題に限っても、たとえば、こんな具合です。
日本メディア「文大統領任期中の日韓関係改善は難しい」
―――2021.05.10 10:20付 中央日報日本語版より
<どうなる韓米首脳会談・下>韓日米の協力復元…「韓日カウンセラー」バイデン氏、再び始動(1)
―――2021.05.13 07:20付 中央日報日本語版より
韓日首脳会談は開かれるか…日本メディア「来月G7会議で接触の可能性」
―――2021.05.17 08:05付 中央日報日本語版より
韓国国家情報院長、菅首相に文大統領の『口頭親書』伝達
―――2021-05-14 07:04付 ハンギョレ新聞日本語版より
「韓日関係改善」とやらを主張しているのは、政治家であったり、(自称)有識者であったり、はたまたメディアそのものであったり、と、パターンはさまざまですが、ひとつの共通点があります。
それは、どの主張も「噴飯物ばかり」だ、という点です。
関係を一方的に破壊しておいて、「さぁ、関係改善だ」、などと言われても、なんだか困ります。
人間関係においても、何か悪いことをやったがために相手を怒らせ、その結果自分自身が困ることになるならば、通常、まずは「ごめんなさい」と謝り、場合によっては相手に生じた損害を賠償しなければなりません。そんなことは、小学生にもわかることでしょう。
そして、外交関係も結局のところ、人間関係の延長にあります。
もしも両国関係がギクシャクしたとして、その「ギクシャク」の原因が自国の側にあり、かつ、それによって自国が今後困るのであれば、通常はちゃんと謝るべきですし、また、二度とそんなことが生じないように努力すべきでしょうし、損害が生じたら賠償すべきでしょう。
韓国メディアを眺めていて、根本的に欠落していると思わざるを得ないのは、こうした視点なのです。
李洛淵氏「韓日賢人会議」を提案
こうした「韓日関係改善」の最新版の記事が、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に掲載された、次のものでしょう。
韓国元首相の李洛淵氏 北核問題の2段階解決提案=韓日関係では「賢人会議を」
―――2021.05.17 16:22付 聯合ニュース日本語版より
これは、韓国の元首相で与党「ともに民主党」前代表の李洛淵(り・らくえん)氏が17日、ソウル市内のシンポジウムで発言した内容を取り上げた記事です。
【参考】李洛淵氏
(【出所】韓国政府ウェブサイト)
聯合ニュースの記事によれば、李洛淵氏は北朝鮮問題に関しても発言していて、これはこれで噴飯物なのですが、本稿では割愛します。
それよりも本稿で注目したいのは、次の記述です。
「知日派として知られる李氏は韓日関係に関しては、『慰安婦、強制徴用問題など解決できていない宿題がまだ残っている』と」
ここで思わず「ちょっと待ってくれ」と言いたいです。
そもそも李洛淵氏は首相時代の2019年5月15日、自称元徴用工判決問題を巡り、「韓国政府にできることには限界がある」などと匙を投げた張本人です(『【速報】韓国首相、自称徴用工問題巡り「対応には限界がある」』等参照)。
日本政府がこの李洛淵氏の発言を受けて、5月20日に国際仲裁手続への付託を韓国政府に通告した、という経緯があるわけですが(『日本が仲裁手続の付託決定:国際的ルールで韓国を裁く第一歩』等参照)、そうした経緯を無視して、「知日派」とは驚きです。
本末転倒した李洛淵氏の発言
それに、自称元慰安婦、自称元徴用工などの「問題」も、「解決する」責任はすべて韓国側にあります。
なぜなら、慰安婦問題に関しては日韓間では2015年12月28日の日韓慰安婦合意によって最終的かつ不可逆的に解決済みだからであり、また、自称元徴用工問題も1965年の日韓請求権協定において完全かつ最終的に解決済みだからです。
そんな李洛淵氏は、恐るべき提案をします。
「政府間の協議に限界があるなら、懸案解決の全権を持つ『賢人会議』をつくる方法も考慮してほしい」。
「賢人」とは、「かしこいひと」のことでしょうか?まことに失礼ですが、李洛淵氏自身が念頭に置く、韓国側の「賢い人」っていったいどなたなのでしょうか?
日本側だと、「賢人会議」を構成するにふさわしい人材といえば、韓国観察者の鈴置高史氏や愛知淑徳大学教授の真田幸光氏などがいらっしゃるかもしれませんが、日韓問題を議論する資格がある韓国側の「賢人」とはどなたなのでしょうか?
(※余談ですが、呉善花さんやブロガーのシンシアリーさんのような方々だと、それにふさわしい気がしないでもありませんが、残念ながら彼らは「韓国側の」人物として参加することは難しいでしょう。)
もちろん、自称元徴用工判決問題を巡っては、文在寅氏から李洛淵氏に押し付けられたようなものでもあるので、李洛淵氏といえば、少し気の毒な役回りの人物だ、という気がしなくもありません。
ただ、かりそめにも首相という重責(※)にあったのですから、その首相という立場で結果を出さなかった以上、政治家としての李洛淵氏の力量はその程度のものだったと評価されても仕方ありません(※もっとも、韓国の首相の権限は非常に弱いという話もありますので、このあたりは割引くべきかもしれませんが)。
なにも答えを出していない韓国
こうしたなか、昨日は『菅総理の要求を無視し半年以上も放置し続ける韓国政府』で取り上げたのが、朴智元(ぼく・ちげん)韓国国家情報院長が来日した際、本当に菅義偉総理と面会したのかどうか、そして日本側が頑なに「面会したかどうか」を公表しないのはなぜか、という話題です。
タイトルにも書いたとおり、あくまでも個人的な見立てによれば、「菅義偉総理大臣自身が半年前、朴智元氏に対し、日韓関係を『正常に戻す』ためのきっかけを韓国が作ってほしいと伝えたこと」にすべての答えが隠されている、というのが昨日提示した仮説です。
言い換えれば、韓国側からしきりに出てきている「韓日関係改善」というメッセージに対し、日本側からの一貫した回答は、「もはや文在寅(ぶん・ざいいん)(氏)を相手にせず」、だ、という仮説が成り立つのです。
考えてもみてください。
2018年10月30日の、当時の新日鐵住金(つまり現在の日本製鉄)に対して下された、最初の「大法院(※)判決」(※最高裁に相当)から、もう2年半もの時間が経過しました。この間、韓国政府はいったい何をやっていたのでしょうか。
あるいは、今年1月8日の主権免除違反判決(『【総論】韓国主権免除違反判決の現時点におけるまとめ』等参照)から4ヵ月が経過しますが、こちらに関しても、「裁判費用の取り立てをしない」という決定と、類似訴訟の却下判決が出たのを除けば、動きらしい動きはありません。
さらには昨年11月10日、菅総理が朴智元氏に対し、「関係正常化のきっかけを韓国が作ってほしい」と発言してからに限定しても、すでに半年という時間が経過しているのです。
「正直、文在寅政権だと『お話にならない』ということに、官邸側も気付き、もう相手にしないという方針を貫いている」。
これが、「日本政府が韓国側の要人と面会したかどうかすら口にしない」という行動の正体ではないかと思えるのです。
「米国が日本に圧力」、本当?
米国との関係をどう見るか
ただし、「日本政府がすでに、韓国、あるいは文在寅(氏)を相手にしなくなったのだ」と考えていくと、それと矛盾した事実がいくつか発生している点について、考察する必要が出てきます。
1つめはもちろん、5月上旬に開かれた、「日米韓3ヵ国外相会合」に続いて実施された、「日韓外相会談」です。
これらについては『日韓外相会談、唐突ながらも内容に「サプライズ」なし』や『日韓外相会談の発表自体「後回し」にされたことの意味』でも取り上げたとおり、正直、会談が行われたこと自体がかなり唐突でもありました。
また、「日米韓3ヵ国外相会合」はともかくとして、日韓2ヵ国がわざわざ会談を開く意味があったのか、疑問に感じる点でもあります。
しかし、いくら「会談を開く意味はあったのか」となど疑問を呈してみたところで、実際に会談は行われ、報道発表も行われているわけですから、これについては「その会談が行われた意味」について考えた方が生産的です。
もしも、日本政府が「文在寅(氏)を相手にせず」とする方針を取り始めていたのであれば、その文在寅氏が任命した鄭義溶(てい・ぎよう)外交部長官も同様に、茂木敏充外相にとっては「相手にしない」のが筋です。
それを、わざわざ多忙な時間を割いて会ったというのですから、やはり何らかの理由があったに違ないと考えるのは自然な話でしょう。
これについては『「茂木氏が機先制し米国の日韓関係介入を阻止」=産経』でも紹介したとおり、朝日新聞や産経新聞など、日本の一部メディアのあいだでは、「茂木敏充外相がアントニー・ブリンケン米国務長官の『顔を立てる』形で実施したものだ」という分析もあります。
「日米韓」と「日韓」はまったく違う!
もちろん、この「顔を立てる」説に立脚した分析はそれなりに説得力があるのですが、ただ、この場合は「米国が日本に対し、日韓関係の改善を希望している」という仮説が存在しなければ、「画龍点睛を欠く」、なのです。
そこで振り返っておきたいのが、産経ニュースの次の記事です。
「韓国との問題は日本に任せて」茂木氏、米国の介入防ごうと先手
―――2021.5.6 19:06付 産経ニュースより
この記事では、茂木外相がブリンケン国務長官に対し、「北朝鮮問題に対処するための日米韓3か国の枠組みはしっかりやるから、日韓2ヵ国の関係には介入しないでほしい」と牽制した、という話題が紹介されています。
この産経の記事が事実だという前提に立つならば、米国が日本に対し求めてくるのは「日米韓3ヵ国連携の円滑化」であって、「日韓関係の円滑化」ではないはずです。
米国もしょせんは国益を最も大事にする国ですから、米国の国益にとって大切な「日米韓3ヵ国連携」が円滑に進むのであれば、その他のことがら(とくに日韓の歴史問題など)には興味も関心もないはずだと考えて良いでしょう。
このように考えていくと、「ブリンケン氏の顔を立てる意味で日韓外相会談が行われた」という説明も、若干、不自然さを伴ってくるのです。
日韓首脳会談をわざわざやる必要はありますか?
こうした不自然さがさらに色濃く出てくるのが、2つ目の事象です。
昨日の『日韓首脳会談は「形だけ」?「韓国外し」は粛々と進む』でも触れた、韓国メディアが日本のメディアの報道を引用する形で報じた、「日韓首脳会談」という観測記事です(記事のリンクを再掲しておきます)。
韓日首脳会談は開かれるか…日本メディア「来月G7会議で接触の可能性」
―――2021.05.17 08:05付 中央日報日本語版より
この記事では、来月のG7首脳会合のサイドラインで、「日米韓3ヵ国首脳会合」のサイドラインとして、やはり「日韓首脳会談」が予定されている、などと触れられています。
当ウェブサイトとしては、ロンドンでの日韓外相会談が「アントニー・ブリンケン米国務長官の顔を立てる形で行われた」という仮説が「現状、最も説得力を持つ」、などと申し上げた手前、同じくもしも日韓首脳会談が行われるとしたら、それはジョー・バイデン米大統領の「顔を立てる」意味しかない、と考えます。
ただ、このように考えていくと、「形だけ実施して米国の顔を立てる」という意味では、茂木敏光氏と鄭義溶氏のあいだで行われた日韓外相会談で十分であり、日韓首脳会談まで実施してしまうのはいささか韓国を優遇し過ぎです。
悩んだときは鈴置論考
こうした悩みにぶつかったときには、やはり優れた指針を読み返すのが早いように思えます。
今年3月、『「韓国ざまみろ」では済まされない鈴置論考の「警告」』でも紹介した、デイリー新潮の3月22日付『バイデンの最後通牒を蹴り飛ばした文在寅 いずれ米中双方から“タコ殴り”に』という記事を思い出しておきましょう。
鈴置氏は3月中旬、訪韓したブリンケン国務長官が鄭義溶氏との共同記者会見の場で、あえて「中国と北朝鮮の非道を強く非難する」という行動に出たというエピソードを取り上げ、次のように指摘しました。
「鈴置:ブリンケン長官が踏み絵を突き付けた相手は文在寅政権ではなく、韓国の国民だったのだと思います。韓国人一人一人に『我々と肩を並べて中国と戦う覚悟があるか。中立という選択はないぞ』と言い渡したのです。」「ブリンケン長官は韓国メディアの前で『人権弾圧を批判しろ』と語ることで、韓国人に直接『米国をとるのか、中国か』と迫ったのです。」
この記述、なんとなくですが、日本も米国も「文在寅(氏)を相手にせず」、という点で一致していた、という仮説に説得力を与えるものであるように見受けられます。
つまり、米国は文在寅政権に対してではなく、韓国国民に対し、直接、「貴国はどちらの道を選ぶのか」と選択を迫った、というわけであり、このような立場が現在も変わっていないのだとすれば、米国がわざわざ日本に対し、文在寅政権下の韓国との「関係改善」を要望するものなのかどうかは疑問です。
仮に、ロンドンで来月、日韓首脳会談が行われたとすれば、例によって韓国政府はあることないこと、メディアに対してべらべらとリークするでしょう。そして、「韓日首脳会談を機に韓日関係が改善された」と印象付けることに成功すれば、それは文在寅政権の「得点」となりかねません。
「『ポスト文在寅』に親米派が選出されることを米国が狙っているのだ」、という前提条件を置くと、どうにも「米国が日本に対し、日韓首脳会談を実施するように圧力を加えている」という仮説とは整合しないのはこのためです。
ただし、「日韓首脳会談を(日本国内で)だれかが裏で推進している」という可能性が出てくるのですが、これに関しては個人的にはまだ確信が持てないため、本稿では敢えて触れないことにしたいと思います。
関係「改善」って…
さて、最後に少しだけ寄り道をしておきましょう。
そもそも論としてこの「韓日関係『改善』」という表現に対する違和感についても述べておきたいと思います。
日韓両国政府の意思疎通などがうまく機能していないという状況は事実でしょうし、日韓関係はいまやさまざまな局面で行き詰まりを迎えつつある点も、間違いないでしょう。
ただ、それと同時に注意すべきは、この状態が「悪化」といえるのかどうか、です。
正直、日韓間で意思疎通を円滑化するために、日本の外務省はこれまで無駄に動き過ぎていたのではないか、という気がしてなりません。
当たり前の話ですが、国家のすべての行動は国民の福祉の最大化にあるのであって、それに逸脱する行動は許されません。外国との友好関係に関してもまったく同じであり、それ自体が目的となってはならず、「その国との友好関係の推進」が日本の国益につながることが絶対条件です。
ありもしない歴史を捏造してまでわが国を日本を貶めてくる相手国との「友好」の推進が、本当に日本の国益につながる者なのか。
現在、日韓関係がギクシャクしていることは間違いありません。しかし、「日韓関係『改善』」などというと、現在の状態が日本の国益にとって無条件に「悪いこと」だと決めつけているのと同じになりはしないでしょうか。
このように考えていくと、日韓関係が各所で滞り始めることが、日本にとって本当に悪いことなのか、国民的な議論が必要な論点ではないかと思えてならないのです。
View Comments (42)
葛藤という「報道用語」に違和感を感じてきました。それを文字にするのは今般新聞記者と思われます。ハングル語の辞書置き換えと思えますが、日本語における葛藤とは中身も用法も異なるように思えていません。新聞記者が「葛藤」という言葉を使うとき、それは思考停止直前のまがまがしい状況ではありまいか。
同様に「対話」とか「関係改善」があります。そういえばかつては「総括」「自己批判」なる便利な用語がありました。新聞記事を総括せよ、新聞記者は自己批判せよ。用法はこうでしたね。
「葛藤」しているのは韓国側だけのように思います。日本側は美味しい料理にたかって腐らせるハエを追い払うのが面倒くさいと思っているだけで(個人の意見です)
相手が人間だから腹が立つというもので、蝿相手に対話したり約束を守らせるなんて考えないでしょ、普通。
匿名29号 様
そういうお考えもありますが、
ハエを放置するのは、その料理屋なり、家庭なりの品位を損ないます。
追い払うなんて何の解決にもなりませんので、
やはり
”ハエの好みそうな腐ったもの(2Fとか)を廃棄して清潔にし”
それでも残るシツコイ・ハエの為に”ハエたたき”が必要なのです。
農家の三男坊様
仰る通りいくら追い払ってもシツコク纏わりついてきます。
日本は対中国に国運がかかっています。
半島に労力を割く余裕は最早ありません。
信頼できないコウモリ国家はそろそろ「駆除」しておく必要がありますね。
お早うございます。ところで、
>呉善花さんやブロガーのシンシアリーさんのような方々だと、それにふさわしい気がしないでもありませんが、残念ながら彼らは「韓国側の」人物として参加することは難しいでしょう。
シンシアリーさんはともかく、呉善花さんが仮に日韓賢人会議に参加することになれば日本側の一人としてです。彼女は法的には既に韓国人ではなく日本人になっていますから。
横から失礼いたします。
李宇衍氏(落星台経済研究所研究委員)も相応しいかと。
https://ja.wikipedia.org/?curid=4216323
ただし、この方も「韓国側の」人物として参加することは難しいであろうと思われます。
いつもお世話になっております。
よりましな者を選ぶために選挙に行かなくてはいけない、という気持ちと同じ気持ちでサンケイデジタルを購読しています。その朝刊4面に、ソウル日本大使館前で放射能マークをあしらった旭日旗を破る女性の写真とともに、「韓国与党 旭日旗使用すると罰金になる法案提出」という記事が掲載されました。
これは、いつもマスゴミが報道しない自由を適用している題材です。「何もしない」より「よりましなことをする」ことに意義を感じた今日の朝でした。
理系初老さま
よりましな連中と付き合うように心がける。こちらのサイトに集まる方々の不問律とはそうゆうものなのかも知れませんね。
>賢人会議を・・
まさかの「韓日ビジョンフォーラムとかに呼応しろ」ってことなのでしょうか?
『人権問題化』したくても、日本市民にできることにも限界があります・・。
カズさま
「賢人会議」…2015年に日韓国交回復50周年を記念して開催。その時の出席者は以下のとおり。李洛淵さんはこの二番煎じで、その「韓日ビジョンフォーラム」とやらを狙っているのでは…?
「日韓賢人会議」出席者
(日本側) 福田康夫 元総理
河村建夫 日韓親善協会中央会会長代行
佐々木幹夫 日韓経済協会会長
鮫島章男 日韓文化交流基金会長
小林温 元参議院議員
(韓国側) 李洪九(イ・ホング) 元国務総理
金守漢(キム・スハン)韓日親善協会中央会会長
孔魯明(コン・ノミョン) 元外務部長官
金鈗(キム・ユン) 韓日経済協会会長
柳明桓(ユ・ミョンファン) 韓日フォーラム韓国側議長
李承潤(イ・スンユン)韓日協力委員会会長代行
朴喆煕(パク・チョルヒ) ソウル大学教授
日韓議員連盟が諸悪の根源と思っていましたが 他にもまだいっぱいあるのですね。 日韓親善協会中央会 日韓経済協会 日韓文化交流基金など。
福田康夫 元総理:この人の頭の中を見てみたい。
鳩山由紀夫 元総理と中身はほとんど同じかもしれない。
どちらも中韓におもねる姿を見ると、短期で首を切ることが出来たのは日本の民主主義がまだ健全という事かな?
美術好きのお姉さま
きっと発想はそんなところでしょうね。
しかし、李洛淵氏が言うのは、「政府間の協議に限界があるなら、懸案解決の全権を持つ『賢人会議』をつくる方法も考慮してほしい」のことですから、「韓日ビジョンフォーラム」レベルの話ではありません。
屋上に屋を架す話であり、国権を掌握する日本の総理大臣や韓国の大統領に対して「賢人ではない」と言っているわけですから。
韓国の大統領が「賢人ではない」のは、身近にいる元首相の言葉ですから頷かざるを得ませんが、韓国の内政問題の口実に日本の総理大臣に対して「賢人ではない」とは愚弄も甚だしいと思います。
韓国の一方的で横暴な日本国民の財産を棄損する行為が止めて謝罪と改善すれば良いだけのことですが、韓国の賢人達がこのような結果を導き出したとしても、慰安婦合意と同じことの繰り返しでしょう。
結局は、「限界がある」と言ったり思ったりしているような全権手と、話し合うだけ時間とカロリーの無駄ですね。
①
日韓で話合いをしよう。
↓
②
日全権「最終的不可逆的に合意だ」
韓全権「最終的不可逆的に合意ニダ」
↓
③
韓国国民「フンガー」
韓国大統領「国民がフンガーフンガー言っているから、白紙だ」
↓
①にもどる
無限ループだぁ!!!ダメだ、コリャ!
美術好きのおばさん 様
彼の提案は法治の枠を超えたところで大乗的な解決を欲する”情痴”なのでしょうね。
時すでに遅し、行き過ぎた信頼破壊で日本国内での呼応勢力は影響力を失いました。
日本も言うべきところは「ジョー(バイデン大統領)」に訴えるようにしないとですね。
返信ありがとうございました。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
管理人様>韓国側の「賢い人」っていったいどなたなのでしょうか?
韓国人の思考様式に従えば、
上はムンムンから下は無一文のホームレス迄の「韓国人全て」ですよ。
序列によって自分を上位の存在と見なす韓国人全てが言葉の意味を規定する機能をもつのです。
その時々で自分にとって有利な意味に後追い、後付けで解釈を変更して常に今上位の存在が規定する意味が正しいのですよ(笑)。
これはジョージ・オーウェルの「1984」に出てくるビッグ・ブラザーと同じような存在ですよ(笑)。
あの小説では敵対する相手は「過去ずっと敵対」していたとされます。
彼らにとって当方たち下位の存在は、「二重思考」によって偉大なビッグ・ブラザーたる韓国人「様」の宣うセリフを常に正しい「真実」として受け入れる義務があるのですよ(笑)。
実際のテキストとして韓国のレーダー照射がいい例です。
日本が「レーダー照射の理由はどういった意味がありますか」という意味に
「XXである」と意味の規定をコロコロ変えたでしょう。
現実と関係なく「意味を規定する」機能を「韓国人だけが持つ」と彼らが考えているからです。
賢人会議は神託の場所ですね(笑)。
以上です。駄文失礼しました。
運転を誤り、一度ならず何度も人の家に突っ込んだ人間が、
「どうやったら車の修理が出来るか一緒に考えよう」って言ってるようにしか聞こえませんね。
「おいおい、うちの家の修理は無視かい?我が家を元通りにしてくれ!そっち持ちで!」と言ってやりたいです(怒)
言いたい事は一杯ありますが、もう「韓国疲れ」もピークに達して、言葉も出ませんや。
勝手ですが日本政府は疲れを見せずに頑張って下さい。
きたたろうさま
合わせ鏡に映った自らの姿かもしれません。対岸の火事ではなく他山の石と見なして推移を見守るのではないでしょうか。
賢人会議とやらは、約束を守らない相手と対話しても無駄ですので、論外です。
国の関係は政府により成立しますので、賢人会議もルール変更、動くゴールポストとおんなじです。
新宿会計士さんは、北朝鮮の話を割愛してますが、現在韓国が執拗に日韓関係改善を言って来る理由は、アメリカに韓国政府の期待する北朝鮮政策を取らせる事が目的です。
一旦南北関係の話をします。
現在の韓国と北朝鮮の力関係は、韓国が北朝鮮の言いなりで、これを私は「文政権は中朝傀儡政権である」と言ってます。
日本人は、南北統一したら、単純に貧しくなると考えていますが、朝鮮人が考える統一はそうならないように周辺国を利用するものです。
日本は、歴史問題を利用して統一朝鮮最大の寄生先と考えられていますので、勝手に統一すれば良いという安易な考えは、間違いです。
話を戻して、文政権は米韓首脳会談で「完全な非核化の無い制裁解除」を主張する事は確実で、ワクチン乞食と併せて、最優先事項になると思います。
アメリカは北朝鮮政策を日米韓で対応する考えで、韓国はアメリカから「先に日韓関係を改善しろ」と言われていると思います。
文政権側から「国際法違反を認めて、それを改善する、日韓関係改善」をする事は、有りませんので「韓国が日韓関係を改善しようとしている」という茶番を繰り返し、アメリカを騙して、米韓首脳会談で文政権が考える成果を得たいという事です。
だんな 様
こんなのありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d24c5b3f69d0c0ef3089fbcaa38b8bee222ac4da
日本関係改善と北朝鮮問題をバーター。日本との関係改善って、何でしょうね?偽慰安婦とか自称徴用工の件?外交という面ならそれでも仕方ないかもしれませんが、日本国民の感情としては、関係改善の為にはまだまだ彼らが解決すべき問題は山積みですよ。
だんな 様
こんなのありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d24c5b3f69d0c0ef3089fbcaa38b8bee222ac4da
日本関係改善と北朝鮮問題をバーター。日本との関係改善って、何でしょうね?偽慰安婦とか自称徴用工の件?外交という面ならそれでも仕方ないかもしれませんが、日本国民の感情としては、関係改善の為にはまだまだ彼らが解決すべき問題は山積みですよ。
更新ありがとうございます。
「日韓関係の改善を」と、全面的に加害者の韓国から言われても、日本としてはあさっての方を向いて「それはその方が考える事!」で終わりです。何にも続きません。
日韓問題の会談を形だけ実施して米国の顔を立てる、という意味では、茂木敏光氏と鄭義溶氏で十分でしょう。G7で首脳会談まで実施するのは、相手の思う壷。ひと言、もし開催するなら、「次期政権も蒸し返すだろうから、日本は相手にしない」と言って下さい。
対日ヘイトが国家観や民族意識の大黒柱になっている韓国との関係は最小限にってのが現実ですよね…。
何世代にも渡って、対日レイシストになる為に産まれ、教育を受けてきたのが韓国民ですし、韓国社会では「対日レイシストに非ずんば韓国人に非ず」ですし。
韓国に対するこの理解が日本社会にもっと広まれば、日韓関係は更に正常化する筈だと確信しています。
賢人会議という発想は法治によって解決出来ないから「賢人」たちの言うことに従おう。要するに人治ということですね。まあ、小さな前近代的な部族社会内でそういう解決するのはありですね。勝手にやっててください。我々は成熟した現代社会に生きていますから、そんな誰もが耳を傾けて言葉に従うような長老的な「賢人」は日本にはいません。安倍総理ですらその立場にはなれないでしょう。
韓国の社会に「賢人」がいるかどうかは知りません。あなた方の社会構造なんて知ったこっちゃないですからね。まあ、少なくとも日本人をも全て従うような賢人がどこかに存在するってことはあり得ないとは断言できますが。
賢人会議というのは、まさに人治の発想ですね。話し合いによりお互いが納得できる解決策を見いだそう(=日本側が慰安婦が納得する譲歩しろ)というのを日本側有識者も巻き込んで日本国内に広めるためのものにしかならないでしょう。ATM新聞が話し合いで解決をと言い出して韓国側のプロパガンダに協力するという結果になるのが目に見えてます。