ラムザイヤー氏主張を「脅迫」と逆ギレ=韓国メディア
ハーバード大学のJ・M・ラムザイヤー教授といえば、「慰安婦=性奴隷」説を結果的に否定する論文を発表し、おもに韓国人や韓国研究家らから激しい攻撃を受けていることでも知られています。これについては先日の『傾聴に値するラムザイヤー教授の「日本語メッセージ」』でも紹介したとおり、ラムザイヤー氏の側の言い分が少しずつ世に出てきた感がありますが、こうしたなか、韓国メディア『中央日報』(日本語版)には本日、「ラムザイヤー氏が批判者に脅迫メールを送った」という記事が掲載されていたようです。逆ギレもよいところですね。
ラムザイヤー氏の肉声を聞いてください
以前の『傾聴に値するラムザイヤー教授の「日本語メッセージ」』では、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授がシンポジウムに寄せたメッセージを紹介しました。
4月24日緊急シンポ「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」ライブ配信!【つくる会CH】
リンク先は動画サイト・YouTubeに投稿されたもので、「国際歴史論戦研究所」の主催、産経新聞社の後援で4月24日(土)に開催された『【緊急シンポジウム】ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争』の模様を収録したものです。
動画自体は3時間近いものではありますが、ラムザイヤー氏の発言のパートは全部で10分少々ですので、お忙しい方はラムザイヤー氏の発言だけでも是非とも視聴していただきたいと思います。個人的感想を申し上げるならば、ラムザイヤー氏の誠実な人柄がにじみ出た、非常に力強いメッセージだと思いました。
ハーバード大ウェブサイトによると、ラムザイヤー氏は「一橋大学、東京大学、東北大学では日本語での授業経験」があると記載されているとおり、非常に滑らかな日本を使います。そんなラムザイヤー氏はこのメッセージのなかで、次のように主張しました(原文のとおり)。
「誠実な研究を行うためにはどんなに政治的に不都合な論文であっても発表できることが「基礎」になる。結局、米国の学会では少なくてもこれくらいは当たり前のことだとずっと思ってましたけど、結構間違ってましたね。今度の論文に対する反発の猛烈さにびっくりしました。」
「今回の批判者にとって重要なことは、強制連行節とか性奴隷説に対する反対説が絶対に英語の文献に現れたらいけないということらしいです。」
まさに、今回のラムザイヤー論考を巡る批判の正体を見極める上で、非常に重要な指摘です。
学問の世界には学問で反論すべき
ときとして人格攻撃を伴いつつ、論文に対し感情的に反発する姿勢は、学問的な態度ではありません。ラムザイヤー氏はこれを「スターリン主義」「中国の文化革命のようだ」などと皮肉っていますが、これにはまったく同感と言わざるを得ません。
なお、くどいようですが、当ウェブサイトとしてはラムザイヤー氏の論文自体について、学術的に正しい、間違っているなどと議論するつもりはありません。学問の世界から出てきた論考であれば、学問の世界においてその是非が決せられるべきものであるからです。
しかし、それと同時に、学問の世界における論考を学問以外の圧力によって封殺しようとする試みには、断固として反対したいと思います。
ただ、ここでもうひとつの疑問が生じて来ます。
ラムザイヤー教授自身も指摘するとおり、「慰安婦=性奴隷」説の反対説が英語の文献に出現するのを、批判者たちはなぜか異様に恐れているフシがあるのですが、なぜそこまで恐れる必要があるのでしょうか。
「慰安婦=性奴隷」説を裏付ける証拠がいくらでもあると自分たちで思うのならば、それを世界に向けて強く主張すれば良いのであって、ラムザイヤー教授個人に対する人格攻撃などを伴った批判をするのは明らかに筋違いでしょう。
中央日報「ラムザイヤー氏が脅迫メール」
こうしたなか、ラムザイヤー氏の批判者に対する明らかに的外れな攻撃がなされる理由のヒントとなる(かもしれない)記事を、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に発見しました。
「野蛮な名誉毀損」…慰安婦歪曲ラムザイヤー教授が韓国系教授を脅迫
―――2021.05.06 08:21付 中央日報日本語版より
なんと、中央日報によると、ラムザイヤー氏が米イースタン・イリノイ州立大学(EIU)史学科の「イ・ジンヒ教授」(※原文ママ)に対し、「脅迫性のメールを送りつけた」というのです。
さきほどの動画でラムザイヤー氏の発言を視聴した直後だけに、ラムザイヤー氏が他人を「脅迫」するとは、にわかには信じられないという気がしますが、ただ、もしも他人を「脅迫」したのであれば、それは由々しき問題です。
ただ、ラムザイヤー教授の問題のメールについては、原文がすべて掲載されているわけではないのですが、次のような記述を読むと、強い違和感を抱きます。
「ラムザイヤー教授がイ教授に脅迫性のメールを送ったのは、研究の真実性に関する問題点が確認され、日本右翼との『蜜月関係』が明らかになり、批判が続くことに対して不満を表出するためと考えられる。」
…。
あれ?
これってたんに、ラムザイヤー教授側がイ教授らの執拗な攻撃に対し、学問自由の侵害や名誉棄損になるかもしれないと警告した、というだけのことではないでしょうか?
じっくり読んでみたら「?」が頭に浮かぶ
実際、この記事をじっくり読んでみたら、頭に「?」がたくさん浮かびます。
中央日報にはおそらくラムザイヤー氏のメールの一部分と思われる、次の記述も掲載されています。
「あなたは私の経歴に被害を及ぼすことができるところなら、どこでも乱暴な攻撃をして私の論文をつぶそうとした。また、その事実を大げさに自慢していることを日本メディアの報道で知っている」。
これは、いったいどういうことでしょうか。
中央日報によると、このイ・ジンヒ教授なる人物は、ラムザイヤー氏の「慰安婦歪曲論文」(※原文ママ)が「物議をかもし」はじめて以降、ラムザイヤー氏の別の論文についても「確認作業」を行ったのだそうです。
そのうえで、「関東大震災当時の朝鮮人虐殺や在日同胞差別を正当化する数件の論文を書いたという事実を確認した」としつつ、「問題の論文を掲載した学術誌に出版研究倫理上の問題点を提示し、論文の再審査に基づく訂正と撤回を要求」した、ということです。
まさに、学問の自由に対する迫害であり、脅迫しているのはラムザイヤー氏の側ではなく、むしろイ・ジンヒ教授の側ではないでしょうか。
中央日報によると、ラムザイヤー教授は「イ教授が学術誌側に問題を提起して論文の出版を遅延させたとして怒りを表し」、「私が今まで話したり書いたりしたものを追跡すること以外にやるべきことが数多くあるのでは」と皮肉るとともに、自身に対する深刻な名誉棄損に対して措置を取ることを考慮中、ということです。
いずれにせよ、(ウェブ主自身の理解に基づけば)本来なら中央日報はラムザイヤー氏に対して攻撃的な立場を取っているメディアであるはずですが、マトモな読解力を持つ人がこの記事を読むと、「ラムザイヤー氏の主張は、むしろ自身の攻撃に対する正当な反論ではないか」との印象を抱くように思えます。
その意味では、日本人読者にこの記事を読ませるのは、逆効果ではないでしょうか。
いずれにせよ、中央日報の記事のみを読んだ限りにおいては、「脅迫」「名誉棄損」はむしろ韓国人学者らがラムザイヤー氏に対して行っている行為ではないかと思えてならないのですが、いかがでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>いずれにせよ、(ウェブ主自身の理解に基づけば)本来なら中央日報はラムザイヤー氏に対して攻撃的な立場を取っているメディアであるはずですが、マトモな読解力を持つ人がこの記事を読むと、「ラムザイヤー氏の主張は、むしろ自身の攻撃に対する正当な反論ではないか」との印象を抱くように思えます。
>その意味では、日本人読者にこの記事を読ませるのは、逆効果ではないでしょうか。
特定野党やその支持者らの主張が、マトモな読解力を持つ人からすると意味不明とか既知外とかなレベルなのを考えると、中央日報の日本語記事は特定野党やその支持者らに向けた記事なんじゃないかと。
なので、彼等的にはその内容で正しいのだと考えます。
日本の左派にもよくありますが、左派特有の自分が他人を批判することは「表現の自由」であり、他人が自分を批判することは「脅迫、捏造、差別、ヘイト」とレッテル貼りをするいつものアレですね。
しかし、大学教授ともあろうお方が、学術論文に対して学術的に反論できず、誹謗中傷で批判するとは、米イースタンイリノイ州立大学のレベルも推して知るべし、と言わざるを得ないなぁ、と思う。
韓国マスコミによればやはり肘タッチなかったとのこと。これに対しシンシアリー氏は、肘「打ち」ならともかく、タッチをするような関係でもないでしょう。
とのこと。座布団一枚。
そういえば朝日の棒立ち写真に続き、時事通信の写真ではカメラを睨みつけてました。シェイシェイ茂木と揶揄する不心得者が二度と出ないように頑張ってください。そうです。韓国人と違って日本人は反省・改善ができるのです。
理系初老様
>肘「打ち」ならともかく・・。
袖振り合うも多生の縁
首振り合うは他生の縁
*振り合う袖が無かったから、首を使ったんですよね。きっと・・。
ウリの弾圧は正義で、ナムの反論は脅迫になるニダ。
本件で、「なぜ韓国にノーベル賞が来ないのか」がよくわかります。
歴史を都合だけで定めて、利権のお気に召す結果を出すための活動に腐心し、造り上げたモノを覆されぬために攻撃までしていては、そりゃあ”歴史を覆す新発見”など得られないでしょう。
化学でも医学でもなんでも、一事が万事こうなのでしょうね。どうも学問に良心を求めている体で攻める方針のようですが。良心をかなぐりすてるような研究ほど核心に近づきやすいと思うのはさておき、彼らの文化でいう”良心”は偏向がすさまじいです。
宗教が学術を支配している世界のようだ。
農民さま
韓国の「良心」は、「韓国を特別扱いする事」です。
だんな 様
”耳の痛い事を言ってくれる友”が成立しないとしたら、不幸な社会ですね。
李朝末期でも、諫言の臣は処刑追放してしまったし。
ちなみに一発変換が└>「甘言の清」というミラクルが起きてお茶ふきました。
そして、現代日本では”自分がひく”、”相手を立てる”、のが良心的なので、噛み合っちゃったんですよねぇ……全員不幸。
ROKの法治に依らず自己都合主義は、今回のような話だけではなく、お菓子、アニメ、時計、ファッション、化粧品、クルマ、鉄道、建築、スポーツ、漬物、全てに渡りパクリ模倣文化によって構成されていることによくその国民性が現れていると思います。21世紀でもこの状態、もう亡国まで治らないのかもしれませんね。
>慰安婦歪曲ラムザイヤー教授が韓国系教授を脅迫
泥仕合前の予防線。機先を制すための被害者宣言。論点ずらしの常套手段ですね。
*目指すステージは声の大きさ比べなのかな?
>「慰安婦=性奴隷」説の反対説が英語の文献に出現するのを、批判者たちはなぜか異様に恐れているフシがある
*ハングル版聖書の中身が ”性書” だった説に一票です。(中二の頃の一コマ)
ということは、米イースタン・イリノイ州立大学(EIU)史学科の「イ・ジンヒ教授」の過去の論文を精査して、人格確認してあげると、どのような反応が帰って来るんですかね?
自分の論文は捏造ねじ曲げがなされてなければ良いのですが
まーROK製なら多少の誇張は許容範囲かな
更新ありがとうございます。
ラムザイヤー教授の英語版「強制による性奴隷×→単なる稼ぎ屋売春婦◯」記述がよほど気に入らないのでしょう。
こう言えば失礼ながら、米イースタン・イリノイ州立大学という、お初に聞く名前の大学で、史学科のイ・ジンヒ教授に対しラムザイヤー教授が脅迫性のメールを送りつけた、との事。
会計士さんの論考読んだら、更に中央日報の記事も、また被害者モードに変換中ですか。ハナシが逆じゃないか!イ教授が執拗に攻撃してたんだ!こんな奴、大学教授では無いネ(日本にも居るけど)。ラムザイヤー教授が心身おかしくならないか、心配です。
ラムザイヤー教授の論文に対する、韓国の異常極まりない反応、誠に見苦しい限りで、嫌気がさします。
民族の恥になる内容と受け止めたからこそ、また”道徳国家”の顔に泥を塗られたとの怒りからか、韓国は国を挙げて、また世界に反人権として喧伝し、教授自身とこの論文を葬りたいのでしょう。
民族情緒に反する異論はタブー、許されない、許さない国・民族であることがよくわかります。
ところで、以前、別ブログに別HNで投稿しましたが、ラムザイヤー教授の少年時代を見知っています、髪がふさふさの明るいお兄さんでした、言葉を交わしたことはありませんが。
お父様が民俗学か言語学の先生で、研究のために一家で来日、近所に住まわれていました。(教授本人は都市部の学校に通われていたと思います。)
山村集落をバイクのカブ50(?)でこまめに回っておられ、我が家(実家)にも来訪されたことがあります。
父や祖父にいろいろ尋ねておられましたが、今となってはどんなやりとりだったのかわかりません。
先生(お父様)は、その人柄から、地元の人たちに好感を持たれていたと思います。
教授(息子)の研究姿勢も、お父様に似て真摯なのではないかと思っているところです。
田舎人様
いいお話ですね。確か、宮崎県ですよね?
ハイ(^^;)
実家は県北です。
田舎人様。
駄文になります。
宮崎には仕事で何回か行った事が有ります。
中津に出張に行き、仕事が早く終わったので(PM05:00)、義父が高千穂で麦焼酎を作っていたので、挨拶に…、と思って時刻表も見ずに乗車券だけ買って、鈍行に乗りました。
大分県〜宮崎県ですので、隣県…、すぐに着くのかと思ってました。日豊本線は長く、遠いと感じました。翌早朝に義父が延岡駅(だったと思う)まで迎えに来てくれました。
日豊本線は遠いです。
コレも仕事で…、出雲〜小倉に移動した時、コレも何も考えずに山陰本線の急行(特急は無かった)で小倉まで…、失敗でした。正解は南下して、山陽新幹線での移動でした。
あと一つ、しょうもない…、オハナシですが、北陸新幹線が開通前に、大阪〜青森に北陸線で新潟(名前忘れた、急行寝台)〜秋田(名前忘れた)〜青森(コレも特急の名前忘れた)日本は広いなぁと、感じました。
ホントにしょうもない駄文でした。
出雲市からは「さんべ」、
大阪からは「きたぐに」新潟乗換「いなほ」
ですね。
思い出すと午後の仕事をすっ飛ばしたくなりました(^^;)
コメントありがとうございます。
実は私の父も、地元高千穂の焼酎メーカーの仕事を受けさせてもらっておりましたので、もしかしたらタナカ珈琲様の義理のお父様と接点があったかもしれないと考えると、世の中狭いような気がいたしております。
日豊線に繋がっていた延岡からの鉄道は、私の高校時代、ようやく高千穂まで伸びましたが、平成17年の台風で下流の鉄橋が流され、その後廃線となりました。
今は町の中心部近くの駅から残った鉄橋と鉄橋を利用するトロッコ列車が走っています。機会がありましたら、お越しくださいませ。
今や中央日報は日本からの批判的読者のアクセスであっても「人気のある証拠」なのでウェブ広告のマーケティングとしては「ヒール役」でも美味しい商売なのでは無いか?と思います。日本の国内法的な流言蜚語の流布やら名誉毀損やら侮辱で罪を問われる事は無い訳で。日本人が怒りに任せて中央日報編集局に乱暴狼藉をする可能性は少ない。韓国政府や政府与党の提灯持ちや在郷軍人などが押し入ってテロに晒されるリスクに比べたらどんなに日本を罵倒しても嘲笑侮辱しても自分の身は安全。こうして安い反日に流れたり、韓国国家利益なんて無関係な放言してみたり、勝手が出来るのでしょう。
米イースタン・イリノイ州立大学(EIU)史学科の「イ・ジンヒ教授」(※原文ママ)センセイはラムサイヤー教授の当該論文にケチをつける事が出来ずに、ラムサイヤー教授の他の論文や業績、しかもそちらも論文の中身では無く【バックには誰が居る】式の難癖で始末しようとしたわけですね。で、ラムサイヤー教授から直接Eメールでやり方のセコさを注意を受けた。そしてそれを【本国の韓国語の新聞にチクった】笑。
畑も違い、業績もなく、恐らく読解力も足りない。新潮のサイトでラムサイヤー教授の擁護をしていた日本人の教授みたいな公文書を読み解いたり精読する力は全くない。そんな人が出来る事はと言えばこの程度の【脅迫されたニダー】と大騒ぎすること程度。
アメリカの学問は20世紀後半から世界一ではあるけれど。それは頂点が世界一なだけであり、底辺にはとんだクズもいたモノだ。