「政府が姜昌一氏を招いて抗議する準備」報道の信憑性

朝日新聞の先週の報道は客観的事実に照らして正しかったのか?

「日本政府が先週、もしも主権免除違反の判決が再び出た場合、姜昌一(きょう・しょういち)『駐日大使』を外務省に呼んで抗議する準備をしていた」。朝日新聞がそう報じたそうです。ただ、結論的に言えば、この報道の信憑性は非常に低いと思います。その理由は簡単で、昨日時点で確認した限り、姜昌一氏は依然として駐日大使ではないからです。

またもや虚報?「姜昌一『大使』の招致を準備」

今月21日、自称元慰安婦らが日本政府に損害賠償を求めていた訴訟で、韓国のソウル中央地裁が日本政府に「主権免除」を認め、請求を却下した件に関連し、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に先週、こんな話題を発見しました。

日本政府、第2次慰安婦訴訟の敗訴を予想して姜昌一大使の招致を準備

―――2021.04.22 11:41付 中央日報日本語版より

中央日報は朝日新聞の報道を引用する形で、「日本政府はこの訴訟で1月8日と同様の敗訴が言い渡されることを予想」しており、実際に敗訴した場合には「秋葉剛男事務次官が判決直後に姜昌一(きょう・しょういち)『大使』を読んで抗議する段取りを備えていた」と報じています。

ここで、この話題を今さら取り上げた理由、及び、姜昌一「大使」と、あえて原文にないカッコ書きを加えた理由は、日本政府は昨日時点において、姜昌一氏を駐日全権特命大使としては取り扱っていないことが確認できたからです。

外務省が公表する『駐日各国大使リスト』は不定期に更新がなされており、現時点で確認できる最新版は昨日更新されたものです。このなかで「次期大使」(※)欄のトップに、姜昌一氏の名前を確認することができます。

(※外務省によると「次期大使(Ambassador-Designate)」は、「既に本邦に着任し、信任状の『真正な写し』の外務省への提出は済ませたものの、信任状を天皇陛下に捧呈していない大使」のことだそうです。)

姜昌一問題の振り返り

これについて考える前に、姜昌一問題について振り返っておきましょう。

以前の『異例の「アイスランド1ヵ国のみ」信任状捧呈、なぜ?』では、韓国の「次期駐日大使」である姜昌一(きょう・しょういち)氏を巡り、「足の怪我」を理由に韓国側から申し出があり、信任状捧呈式が「延期された」、という話題を取り上げました。

【参考】『異例の「アイスランド1ヵ国のみ」信任状捧呈、なぜ?

異例の「アイスランド1ヵ国のみ」信任状捧呈、なぜ?

また、あくまでも理論的なゲームとして、「じつは姜昌一氏にそもそもアグレマンが出ていなかったのだとすれば、一連の現象はどのように説明がつくか」という議論を、『そもそも姜昌一氏に対し「アグレマン」は出ているのか』で展開した次第です。

【参考】『そもそも姜昌一氏に対し「アグレマン」は出ているのか

そもそも姜昌一氏に対し「アグレマン」は出ているのか

なお、とても当たり前の話ですが、姜昌一氏の信任状捧呈式が「延期」された本当の理由はどこにあるのか、といった点については、外交に関する非公開の事項でもあるため、内部リークなどで報じられでもしない限り、私たち一般人には知りようがありません。

あるいは、姜昌一氏に対してアグレマンが出ていたのかどうか、(もし出ていなかった場合には)今後出る可能性があるのか、(もし出ていた場合は)取り消される、ペルソナ・ノングラータなどが発動される可能性があるのかどうかについても同様です。

私たちにできることは、ただ、客観的な情報(報じられる/公表される内容など)に基づき、それらについて「考察すること」、「推理すること」、「可能性を検討すること」でしょうし、また、こうした「可能性の検討」は、知的ゲームとしては大変に楽しいものでもあります。

信任状捧呈式の「舞台裏」を考察する

こうしたなか、姜昌一氏の信任状捧呈式を巡り、ひとつの推理をしておきましょう。

姜昌一氏が信任状捧呈式を「急遽延期」へ=日テレ報道』などでも触れたとおり、たしか『日テレNEWS24』などNNN系列の報道によれば、「関係者の話」として、4月5日になって、「姜昌一氏の足の怪我」を理由に信任状捧呈式が「急遽延期された」ことになっていたはずです。

しかし、この姜昌一氏の「信任状捧呈式延期」に関連し、加藤勝信官房長官は4月9日午前の記者会見で、産経新聞の記者の質問(リンク先ページにある動画の18:25~)に対して次のような趣旨の回答をしています(便宜上、番号を振っておきます)。

  • ①延期というものは、一度決まったものが延びることをいう
  • ②時期は決定されていないと承知している
  • ③現時点においては信任状捧呈式の時期の調整がなされていると承知している

もちろん、日本政府が4月6日の時点で、姜昌一氏の信任状捧呈式を決定しなかったことは事実ですので、加藤官房長官の①②の発言については、なにも事実関係と異なることはありません。

しかし、この回答の受け止め次第では、信任状捧呈式は、姜昌一氏の順番が到来したであろうはずの4月6日の閣議決定までの時点で、「そもそも決まっていなかった」とも解釈できます。

「足の怪我」については、NNNがウソを報じたのか、それとも「(韓国大使館の?)関係者」から不正確な情報を掴まされたのかについてはわかりません。しかし、加藤官房長官の①、②の発言とは整合していないことは間違いありません。

姜昌一氏は依然として「次期大使」であって「大使」ではない

絞めに、客観的事実を確認しておきます。4月1日時点で「次期大使」欄に記載があった8人のうち、4月26日時点における信任状捧呈状況を確認しておきましょう(図表)。

図表 4月1日時点の「次期大使」が4月26日時点でどうなっていたか
氏名(敬称略)信任状捧呈
①アイスランドステファン・ホイクル・ヨハネソン4月8日に完了
②韓国姜昌一未了
③アルゼンチンギジェルモ・フアン・ハント4月12日に完了
④アルメニアアレグ・ホヴァニシャン4月12日に完了
⑤ブルガリアマリエタ・ペトロヴァ・アラバジエヴァ・デ・デスカルシー4月14日に完了
⑥ケニアタブ・イリナ未了
⑦英国ジュリア・ロングボトム4月14日に完了
⑧トルココルクット・ギュンゲン未了

(【出所】外務省『各国駐日大使リスト』等を参考に著者作成)

上記8人に加え、4月14日時点でアフガニスタンのシャイダ・モハマド・アブダリ氏、ラオスのフォンサムット・アンラワン氏が「次期大使」リストに加わっていますが、この状況は4月27日においても変わっていません。

(※余談ですが、ケニアの大使の順番が飛ばされ、先に英国の大使の信任状捧呈式が実施されたようにも見えますが、その理由についてもよくわかりません。)

いずれにせよ、姜昌一氏は今年1月22日に成田空港から日本に入国して3ヵ月以上が経過しましたが、いまだに特命全権大使としての活動を開始することができていない状況にある、ということだけはよくわかります。

もちろん、来月、あるいは再来月に信任状捧呈式が行われる可能性は十分にありますが、少なくとも先ほど紹介した「外務省が姜昌一『大使』を外務省に呼んで抗議する準備をしていた」とする朝日新聞の報道は、本当に正しかったのか、極めて疑問でもあります。

なぜなら、姜昌一氏は判決のあった今月21日時点で、日本政府からは「駐日全権大使」として扱われていなかったからです。敢えて呼ぶとしたら姜昌一氏ではなく、「臨時代理大使(Chargé d’Affaires ad interim)」の金容吉(きん・ようきち)駐日公使ではないでしょうか。

以上が、姜昌一問題の最新状況と朝日新聞報道の検証です。

韓国はいまや「北朝鮮以下」?

ここから先は、余談です。

さきほどの『日本政府、外交青書でFOIPから中韓を明らかに除外』では、外務省が本日公表した外交青書上、日本が「重視すべき7つの重点分野」において、2番目に「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を置き、FOIPを中韓より優先する考えを示した、という話題を取り上げました。

当ウェブサイトなりに確認できた限りにおいては、姜昌一氏は日本に入国して以来、天皇陛下どころか、菅義偉総理大臣、茂木敏充外相との面会も実現していませんし、それどころか、茂木外相は康京和(こう・きょうわ)氏から外交部長官の職を引き継いだ鄭義溶(てい・ぎよう)とも会談していません。

いちおう、日本の外交にとって韓国の優先順位は米国、豪州・インド、ASEAN、欧州などよりも下ですが、「対話の有無」という形では、事実上、中国やロシアよりもさらに下位に置かれたと考えても良いのかもしれません。

もっといえば、菅総理自身が北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)と「対話する意思がある」と公言していることを踏まえるならば、いまや日本の外交において、韓国、あるいは文在寅(ぶん・ざいいん)政権関係者の優先順位は、北朝鮮以下、ということでしょうか。

いずれにせよ、興味深い話だと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. ジロウ より:

    マスコミの話は信用してないし、ましてや朝日新聞に至っては日付くらいしか信用してません。彼らの報道は隣国のマスコミと一緒で、こうだったらいいという希望や意見を書いているのだと思っています。そうでなければ、AERA等の別媒体を使って、隣国の自称慰安婦の記事を書ける厚顔無恥な姿勢は理解できません。本業も赤字だし、不動産もコロナで収支が悪化して廃業しないかと祈る毎日です。

    1. Naga より:

      ジロウ様、
      朝日の客観的な報道は他に、TV欄、天気予報、スポーツの結果等もあります。(笑)

    2. 七味 より:

      ジロウ様

      >日付くらいしか信用してません。
      たしか日付を間違ったこともあるみたいので、盲信は禁物と思うのです♪

  2. haduki より:

    やっぱり日本は姜昌一氏を韓国大使と認めない意思表示として4/8の信任状捧呈で韓国が本来入る枠をわざと開けて組んだという可能性もあるということでしょうね。それが大っぴらになると韓国のメンツが潰れるので足が痛いとキャンセルした体裁にしたと。

  3. IVD より:

    >>たしか『日テレNEWS24』などNNN系列の報道によれば、「関係者の話」として、4月5日になって、「姜昌一氏の足の怪我」を理由に信任状捧呈式が「急遽延期された」ことになっていたはずです。

    韓国の報道官によると、姜氏は7日(捧呈式前日)に転倒したため捧呈式に出席できなかったそうですよ。
    あれれ?7日?
    https://news.yahoo.co.jp/articles/335bd5d821bfb6321a6e8ca8c2481cbbf5c4b2c4

    それはさておき、現時点で韓国に抗議するときは臨時代理大使である金容吉公使を呼び出すでしょうね。
    おそらく(代理)大使を呼ぶ準備をしていたという話を聞きつけた朝日新聞が、勝手に姜氏を呼ぶものだと脳内変換したんじゃないでしょうか。

    1. 新宿会計士 より:

      IVD 様

      コメント欄でのご指摘大変ありがとうございます。

      じつは、論点を一部端折ったのですが、ご指摘の『WoW!Korea』の記事、「足を怪我した日」が、『日テレNEWS24』の4月5日付記事と矛盾しているという問題点もあります。

      要するに、この「関係者」とやらが、日テレには4月5日の時点で「足を怪我した」と伝え、韓国メディアには「信任状捧呈式の前日である4月7日に足を怪我した」と伝えた、という可能性ですね。

      もちろん憶測に過ぎませんが、もしこの見立てが正しいなら、「ウソつくのもちゃんと矛盾しないようにストーリーを組み立てなさいよ」、と言いたくなるエピソードといえるかもしれません。

      いずれにせよ、引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

      1. IVD より:

        新宿会計士様

        お忙しいところコメントありがとうございます。

        >>「ウソつくのもちゃんと矛盾しないようにストーリーを組み立てなさいよ」

        私の感想もこれに尽きます。
        もっとも、自称慰安婦の証言や自衛隊機への火器管制レーダー照射事件の顛末を見るにつけ、無理な注文かもしれません。

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    朝日新聞は長〜い事、手に取って読んだ事は無いですが、「日本が実際に敗訴した場合、秋葉事務次官が姜昌一氏に抗議する予定だった」という話は、得意のでっち上げだと思います。

    アグレマンを得てない韓国人が、勝手に入国し、「私は大使になる者」という態度の厚かましさ、太々しさ、日本を下に見る行為、絶対許せませんね。

    でも訪日してからコトの深刻さを味わったでしょう。外務大臣にも会えない。もう3か月も放置プレイ(笑)。

    「足の怪我」は4月6日まで全く無かった話です。自分が順番飛ばされるか当面順番待ち1位でも、後から来た諸国大使に順番抜かされるのが分かったから、怪我を言い出したと思います。

    韓国側がこの問題を、あまりグダグダ言わないところを見ると、やはりアグレマンは出て無かった、が正解と存じます。来年5月迄、蟄居してればいい。あ、後任も要らんゾ。

  5. だんな より:

    アカヒの捏造体質は変わらない。
    当事者の反論無いですね。

    韓国の優先順位は、当然中露より下でしょう。
    北朝鮮とは、無条件に対話するという点で、劣っているかもしれません。

    問題は
    1.元々韓国が「日本が優先順位を下げることをあり得ない」と思っている事。
    2.韓国に日本の優先順位低下を認識させないような行動をする、擁韓派が日本国内に多い事。
    3.優先順位が下がったら、日本のせいにする事。
    他にも有るよね。

    リスカブスは、どうしようもありませんな。

  6. 匿名 より:

    昌一くんは河村くんと野球盤でもやってなさい

  7. 七味 より:

    ジロウ様

    >日付くらいしか信用してません。
    たしか日付を間違ったこともあるみたいので、盲信は禁物と思うのです♪

    1. 匿名 より:

      ↑間違って二重投稿になっちゃいましたm(_ _)m

      書きたかったのは、
      初仕事が外務省に呼ばれて抗議を受けることになるのが嫌で、姜氏が奉呈式から逃げた
      という可能性なのです♪

      1. 七味 より:

        今度は名前の入れ忘れm(_ _)m
        七味の投稿です♪

  8. より:

    話を少々端折っているきらいはありますが、特に間違った報道とは思いませんが?

    1. 外務省としては、出鱈目な判決が下された場合に、在日韓国大使館のトップを呼びつける準備をしていた。
    2. 韓国大使館としては、手続き上の問題はともかく、次期大使として姜昌一氏がすでに着任している以上、呼びつけられた場合でも筆頭公使が出向くわけにはいかず(そんな真似したら、韓国国内で大問題になります)、姜昌一氏を行かせるよりない。
    3. 外務省としては、抗議するという目的を果たすためには、姜昌一氏が来たとしても追い返すわけにもいかない(追い返したら誰も来なくなるので)。

    つまり、途中を端折ってますが、結論的に「外務省は姜昌一氏を呼びつける用意をしていた」という内容自体は、観測記事として特に間違ってはいないということだと思います。
    朝日が間違いを犯したとすれば、姜昌一次期大使を「大使」と呼称したことくらいですが、この間違いは別に朝日に限った話ではありません。他のすべてのメディアも同様です。

    もっとも、外務省の当然の準備の話をわざわざ報道する意味はあるのかという疑問はありますが、数多の韓国ウォッチャーと外務省が、ここまで韓国司法が完全に掌を返してくるとは全く予想していなかったということなのでしょう。それ以上でも以下でもありません。
    もちろん、朝日のように「韓国は改心したのだから対話すべし」というのは論外です。できて当たり前のことができたからといって褒められるのは、3歳児までの話ですから。

    1. G より:

      >呼びつけられた場合でも筆頭公使が出向くわけにはいかず
      の部分、これは違うと思います。

      というのも、韓国自身が駐韓日本大使が居るにも関わらず総括公使を呼ぶことが多々あるのです。おりしも、今日の外交青書への抗議も飯星大使でなく総括公使が招致されています。教科書検定やら、白書、青書への抗議「カレンダー抗議」は総括公使を招致すると韓国は決めてるようです。カレンダーにない、突発事項で更に強い抗議が必要と考える場合に大使を呼びつける。そんな仕組みみたいです。

      最近ですと、例の処理水の抗議は飯星大使が呼ばれていました。おりしも、大統領が正式に信任状を受け取る1日前の話で、果たして信任状奉呈前の正式でない大使を呼びつけるのが良いのかどうか小一時間悩んだみたいな記述も韓国記事にはありました(小一時間との表現は私が追加w)。

      日本は基本韓国のことを無視しているので、大使や公使を呼びつける機会も非常に少ないのですが、相手、韓国のやり方から見ても「誰を招致するか」は呼びつける側で選べるのが普通のようです。

      1. より:

        なるほど。名指しで呼びつけるのが慣例ということであるならば、現時点で外務省が姜昌一氏を名指しで呼びつけるとは思えないので、そもそも誤った観測記事ということになりますね。
        とは言え、いちいち目くじらを立てるほどの記事ではないという考えに変わりはありません。外務省が「異常判決」に対して、韓国大使館から誰かを呼びつけて抗議する準備をしていたという点に不審なことは何もありませんし、「異常でない判決」が下されたので、呼びつけることもなかったというだけのことです。

        それにしても、皆さんなぜ姜昌一(次期)大使如き小物にそれほど神経を尖らせるのでしょうか? すいませんが、私にはまずそこが理解できません。

        1. 匿名 より:

          うん。そこに噛み付いてるの貴殿くらいだと思う。

        2. 匿名 より:

          こいつは北方領土に侵入した経歴持ちですからね。
          平均的韓国人と比較しても一段低い対応が必要。

      2. りょうちん より:

        おそらく韓国には外国公使を呼びつけて抗議するという行為にも複雑な彼らにしかわからないプロトコルが存在するのでしょう。
        「大使召喚はここぞの時にとっておいて、カジュアルな抗議には総括公使だ」みたいなw

        一方、日本では公使を呼びつけて抗議するようなのは大変シツレイなので「遺憾の意」だけでお茶を濁すことがほとんどなのでいざマジギレするときは「とりあえず一番エライヤツをよこせ」としか言えないとか。

  9. 福岡在住者 より:

    >「足の怪我」を理由

    これは、もしかして朗報かもしれませんよ。 まともに歩けないデブデブの老人だったら、、、。
    我々一般国民は遠い門をくぐり、歩いて長い時間待機するらしいです。
    義兄の妻として、陛下に謁見した姉の話では、長時間の待機は「我々の禊」と申していました。 「そうなの?」と茶化していろいろ突っ込みましたが、一歩も譲らなかったのが印象的でした。

    海外の外交官は、我々一般国民とは違い、車や馬車で皇居へ行き別の対応でしょうが、その後は歩いの陛下に謁見だったら、、、。 彼のダイエット・体力回復・怪我の回復を生暖かく見守りたいですね。  歩けるようになったら、来てもいいよ(笑)

    1. りょうちん より:

      「車椅子でも一向に構いませんよ。天皇陛下は障碍者施設への慰問にも熱心に赴かれますので、まったく失礼でも何でもありません。」

      くらいの嫌みを言えば良いのにw

    2. カズ より:

      着座のままで頭を垂れることなく信任状捧呈式遂行‼
      車いす&首ギプスがこれからのスタンダードか・・?
      m(_ _)m

  10. G より:

    中央日報の転載元の朝日新聞の記事というのは牧野さんが他媒体で書いた記事だと推測されます。

    そこの記事では、「外務省は21日、敗訴を予想して駐日韓国大使を呼んで抗議する準備を進めていた。日本の法曹関係者の1人は「判決を予想できなかったと言うことは、それだけ日本の情報収集能力が落ちているという事実を自白しているようなものだ」(以下略)」ということが書かれていました。

    まず牧野さんらしからず変だなと思ったのは、駐日大使を呼んで抗議する準備を進めていたことでもって「判決を予想できなかった」更には「情報収集能力が落ちている」と外務省を批判していることです。果たして、抗議する準備をしただけで判決を予想できなかったことになるのでしょうか?普通、予想しようが何しようがどちらの可能性も考慮して準備するものでしょう。別に準備するだけならコストもかからず、空振りでも損失といえるものはありません。それとも、少しマトモな判決が出ることに全振りして、駐日大使の招致の準備などしてはいけないのでしょうか。そもそも文大統領ですら1月の判決は予想できずに「困惑」するレベル。自国の元首ですら予測出来ない判決を例え予想できなくてもそこまで失態じゃありません。

    はっきり言って牧野さんの記事、この部分だけ唐突感ありありでした。どう見ても外務省、日本の失態など無いのに、無理に「外務省の失態」「情報収集能力の欠如」を付け加えた感じです。朝日新聞の上層部から指示があって何としても外務省の失態を書かなきゃいけなかったと邪推してしまいます。

    そんな文脈で出てくる「駐日韓国大使を呼んで抗議する準備」という言葉。にわかには信じ難いです。事実かどうかも怪しいと言わざるを得ません。

    実際に外務省が招致を検討するとしたら、間違いなく「臨時代理大使」の地位にある公使の招致を検討していたはずです。そこで例の「次期大使」さまをハブることで全く逆に捧呈式を「延期ではなく」予定すらされなかった(官房長官によると)次期大使への冷遇ぶりをクローズアップすることになるでしょう。

    逆に公使を招致して冷遇アピールするチャンスを逸して外務省はさぞかし残念だったかもしれませんw

    1. 門外漢 より:

      G 様

      >実際に外務省が招致を検討するとしたら、間違いなく「臨時代理大使」の地位にある公使の招致

      私もこの説に同意です。
      臨時代理公使を置いていると言うことは「大使が不在」だからです。
      「次期大使」はあくまで「次はこの人ですよ」よ言うだけで、信任状奉呈が終わらなければ「只の外交官」に過ぎませんので、実務は臨時代理公使が行うと思います。
      じゃなきゃ、そもそも次期大使と臨時代理公使が2人要る理由がありません。
      慣例として次期大使になれば大使としての実務が行える(黙認?)様ですが、それは友好国の場合だろうと思います。

  11. 迷王星 より:

    姜氏に対するアグレマンを出したか否かをまだ疑うのですか?
    もし日本政府が姜氏にアグレマンを現在に至るまで出していないのだとすると、

    >外務省が公表する『駐日各国大使リスト』は不定期に更新がなされており、現時点で確認できる最新版は昨日更新されたものです。このなかで「次期大使」(※)欄のトップに、姜昌一氏の名前を確認することができます。

    >(※外務省によると「次期大使(Ambassador-Designate)」は、「既に本邦に着任し、信任状の『真正な写し』の外務省への提出は済ませたものの、信任状を天皇陛下に捧呈していない大使」のことだそうです。)

    現在に至るまで日本政府が姜氏に対するアグレマンを出していない場合、勝手に来日した不届き者から信任状の真正な写しなる代物を我が国の外務省は既に受け取ってしまったことになるわけで、「アグレマンを出していない相手からの信任状など間違っても絶対に受け取るな」と外務省に対して念を押さなかった外務大臣や首相は想像を絶するほどの馬鹿か間抜けですね。

    1. たか より:

       この問題に関する会計士様と一部のコメンテーターの見解(姜氏に対するアグレマンを出していないのではないか)はあまりに希望的に過ぎると思いますね。
       アグレマンを出していないのならいい加減にその旨リークするでしょうに。これは日本政府の大ポカですよ。

    2. 犬HK より:

      ”客観的な情報(報じられる/公表される内容など)に基づき、それらについて「考察すること」、「推理すること」、「可能性を検討すること」でしょうし、また、こうした「可能性の検討」は、知的ゲームとしては大変に楽しいもの”

      これはそのとおりですが、これまでの客観的な情報からアグレマンが出ていないと考える余地などないと思います。サイト主さんはいつまでこだわるつもりなのでしょうね…

    3. へちまはたわしのみに非ず より:

      知的遊戯ですので、ノれたりノれなかったり。物理的に乗れんと喚き醜態を晒すハードコアは別格としても、ノれないからといって酸い葡萄を嘆くほどの無様もありません。

      この場合、ホームズが解決したとされる事件の考察は、定かならぬアグレマンという提示であり、住所戸籍が実在しないという指摘≒外務省は信任状を受領したではないか、程度のことに過ぎないでしょう。

      モノポリーを囲む卓を前に、実際の不動産投資を勧めゲームを嘲るのは当人には洒落た真似でも、大抵は白眼視されるもの。
      それは所謂「教えたがりおじさん」と通底した感性に思えますが、本件のどこらへんが議論自体に否定的なモチベーションを燃やすのでしょうか。

  12. 匿名 より:

    自分はこの人は韓国人の代表として適切だと思いますよ。

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