大変ありがたいことに、昨日はウェブ評論サイト『デイリー新潮』に、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏の最新稿が掲載されていました。ただし、これについては私たち日本人にとって、決して耳障りの良い論考ではありません。むしろ、日本が「核の二重鍵」を受け入れるかどうかという意味で、我々日本人にとってもまた、選択を突き付けられている局面にある、ということが判明するからです。
目次
韓国で1990年代にトンデモ本が大ヒット
その昔、『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』という小説が韓国で発売されたことがあります。
著名な韓国人ブロガーのシンシアリーさんによると、この小説のあらすじは、次のようなものだそうです。
- 日本がインドネシアで自国民を大量虐殺し、それをインドネシアのせいだとして戦争を初め、朝鮮半島にまで侵攻する
- 在日韓国人である主人公は、韓国人という理由で妹を性奴隷にされて追われる身となりが、南北の特殊部隊の一員に加わる
- 最終的に主人公たちの活躍で大量虐殺は日本の自作自演だったことがわかり、戦争でも南北連合軍が勝利する
(【出所】『シンシアリーのブログ』2018/06/07付『韓国では、日本に核兵器を落とす小説が450万部売れています』より著者加工)
この小説、最後には南北が共同開発した核兵器が東京沖の無人島に着弾するのだそうです。これだけでも荒唐無稽な内容ですが、それだけではありません。シンシアリーさんによると、この書籍は1993年に出版されるやいなやベストセラーとなり、韓国で450万部も売れたのだそうです。驚きですね。
また、動画サイトを調べると、この小説を下敷きにした映画では、その核弾頭が富士山を越えて東京湾にある無人島に着弾するというシーンもあるそうです(※ただし、これについては違法アップロードという可能性もあるため、そのリンクについては示しません。)
これが事実なら、あおまりにもバカげていて、乾いた笑いが出てきてしまいます。
いずれにせよ、この手の荒唐無稽なストーリーを「トンデモ本だ」などと笑い飛ばしているうちはまだ良いのですが、もしこれが「荒唐無稽なストーリー」ではなく、本当に韓国人の深層心理を裏打ちした願望だったのだとしたら、なんだか嫌な話です(※そうでないと信じたいですが…)。
鈴置論考と2つの著作
「韓国観察者」である鈴置氏の顕著な業績
さて、普段から当ウェブサイトで何度も取り上げているとおり、鈴置高史氏といえば日本を代表する優れた韓国観察者ですが、そんな鈴置氏の顕著な事績は、ともすれば日韓関係論一式になりがちな日本の韓国論に、「米国」と「中国」というファクターを付け加えたことです。
実際、私たち日本人にとっては、韓国の異常ともいえる反日がどうしても目についてしまいますが、そうした行動は、自称「半万年」の歴史で、大国に挟まれながら常に瀬戸際外交をしてきたという歴史に立脚しているのだと考えると、スッと理解できるものでもあります。
結局、私たちの国・日本と異なり、韓国という国は、常に「自分が最も有利になるように立ち回る」という技能に極端に特化しているのかもしれません。そして、こうした弊害が表に出てくるのは、何といっても米中関係でしょう。
ことに、韓国の左傾化ないしは反米化は、文在寅(ぶん・ざいいん)政権下で始まったと考えている人もいるのかもしれませんが、それはまったく異なります。鈴置氏は一貫して、「米韓同盟は崩壊する」と予言し続けているのです。
『朝鮮半島201Z年』と『米韓同盟消滅』
実際、鈴置氏が2010年に出版した『朝鮮半島201Z年』という近未来小説によると、韓国が離米・従中状態となり、さらに朝鮮半島全体が中立化する、といったストーリーが示されています。
【参考】『朝鮮半島201Z年』
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)
アマゾンの2018年時点の書評によると、次のような評価が目につきます。
執筆されたのが2010年とやや古く、現実には小説と展開が異なっているが(たとえば金正日が死去した、日本で長期政権が出現した、など)、米韓同盟が崩壊し韓国は中華属国化するという結論は変わらない。
2010年に出版された本小説を、「答え合わせ」的に2018年に読んでみたが、圧倒的に面白い。201X年の韓国発の金融危機、201Y年の北朝鮮発の核危機、201Z年の東アジアの地政学的状況まで、濃密で短いパラグラフが無数に積み上がる構成が圧巻だ。
実際、アマゾンでも圧倒的に高い評価がついているのですが、「日本人にとって決して愉快ではないラストに著者の問題認識はそこまで深刻だということが示されている」という感想とともに、続編としての「朝鮮半島202Z年」を期待する声もあります(同感!)。
そのうえで、鈴置氏が2018年に出版した『米韓同盟消滅』のなかでは、わが国では「保守派」、「親米は」と報じられることも多かった朴槿恵(ぼく・きんけい)前大統領自身が、2015年9月、北京の天安門に登ったという事実を指摘します。
【参考】『米韓同盟消滅』
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンクより)
これらの一連の著作から判明するのは、実際のところ、韓国人が自由民主主義陣営に所属し、その恩恵を最大限受けてきたはずなのに、彼ら自身がその恩を忘れ、中国側に「寝返」ろうとしているという鈴置氏なりの見方です。
その見方が正しいかどうかについては、これらを読んだ各人の判断ですが、あくまでも個人的な感想だけを申し上げるならば、日本人にとって決して快適ではない内容も含め、これらの予想は実現に向けて着実に歩みを進めていると思わざるを得ないのです。
また、このような視点に立てば、文在寅(ぶん・ざいいん)政権下の韓国が、なぜ日本に対してあれだけ苛烈な反日行為の数々を仕掛けてきたのか、おぼろげながら理解できます。
要するに、文在寅政権の反日は、反米と裏返しだ、というものです。
いや、もう少し正確にいえば、文在寅氏の頭の中にあるのは「反米」というよりも「北朝鮮LOVE」であり、その北朝鮮との平和的な統一という目標に向けて、むしろ邪魔な米国との同盟を弱体化させておきたいという彼なりの行動があるのではないでしょうか。
いずれにせよ、こうした視点は、鈴置論考を長年愛読してきた結果、個人的には確信に変わりつつあるのです。
鈴置氏の最新論考から見える、「米韓同盟消滅が視野に」
さて、その鈴置氏の最新論考が昨日、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に掲載されていました。
バイデンに脅されて韓国が選ぶ核武装中立 日本にも突き付けられる新たな踏み絵
保守が「米国への回帰」を唱えれば、左派は「中立」を訴える。バイデン(Joe Biden)政権の突き付けた踏み絵が韓国社会を二分した。韓国観察者の鈴置高史氏は「核武装中立」が落とし所と見る。<<…続きを読む>>
―――2021年2月22日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
「韓国が核武装中立を選ぶ」!
鈴置氏の普段の論調を知らない人が見たら、「明らかに話が飛躍している!」、「極論を言えば良いとでも思っているのか!」、「どうせPV狙いのトンデモ論だろう」、といった反応が多いでしょうし、なかには「核武装」の意味がそもそもわからない、という人もいるでしょう。
しかし、これまでの鈴置氏の議論を読んでいると、今回の議論、タイトルの「派手さ」のわりには、記載されている内容は以前からの鈴置論考の延長線上にあると考えて良いでしょう。
というのも、ドナルド・J・トランプ前政権と比べ、バイデン政権では韓国に対し、米韓同盟への回帰を突き付ける動きがいっそう強まるであろう、とするのは、以前からの議論とまったく整合するものだからです。
そのうえで、韓国国内の「保守」が「米韓同盟への回帰」を訴えれば、左派は「中立」(という名の離米)を提唱する、というわけです。その落としどころこそが、「核武装中立」、というわけですね。
リンク先記事は、ウェブページで4ページ分、文字数・単語数では8000字近くに達する力作ですが、いつもながら、読むのに負担を感じさせません(※ただし、本稿ではリンク先記事の全文転載をしませんので、まだ読んでいらっしゃらない方は、できればご自身でお読みください)。
鈴置氏によると、韓国の「保守派」(たとえば『朝鮮日報』や『中央日報』などの保守派メディア)が最近、悲痛なほどに「米国から見捨てられること」への危機感を訴える反面、現実の米韓両国間では「共通の敵」が消滅しつつあるのだそうです。
「米韓同盟からは『共通の敵』が消滅しました。米国は中国と北朝鮮を仮想敵に定めている。一方、韓国は中朝双方を仮想敵とは見なさなくなりました。そんな同盟が続くわけがありません」。
まさに、この一文に尽きるでしょう。鈴置氏が列挙する、「米国が韓国を見捨てようとしていると疑われる証拠」の数々は、この『朝鮮半島201Z年』が間違っていなかったという証拠でもあるのです。
(余談ですが、「カッとなって中立化」のくだりは、感情で行動する韓国人の行動様式を思い出し、ひとり苦笑した次第です)。
日本にとっての指針
なぜあの執筆順序だったのか?
さて、ここでひとつ、ちょっとした疑問があります。
なぜ鈴置氏はいきなり『米韓同盟消滅』を執筆せず、『朝鮮半島201Z年』のようなフィクション作品を上梓したのでしょうか。
本稿では、その種明かしがなされています。鈴置氏が「韓国の核武装中立化」に言及したところで、記事の聞き手が「話が飛躍してきました」と困惑したところ、鈴置氏が次のように述べるのです。
「――話が飛躍してきました。
鈴置:近未来小説『朝鮮半島201Z年』を2010年に出版した時も、そう言われました。韓国が「離米従中」し、朝鮮半島全体が中立化する――というストーリーです。当時から兆しが多々、出ていたのですが、決定的な証拠がないので小説の形で書いたのです。その後、「半島の中立化」と「南北共同の核」の証拠が積み上がってきたので2018年、今度はノンフィクションで『米韓同盟消滅』を上梓したのですが、それでもまだ、疑う人が多かった。」
それが、ここにきてようやく、米韓同盟消滅が米国の安保専門家の間でも議論の前提となり始めた、というわけです。ことに、「北朝鮮と組んで民族の核を持つ」のくだりは、冒頭で紹介した『ムクゲノ~』の小説を思い出し、思わず嫌な気持ちになることもたしかでしょう。
じつは鈴置氏は「優れた日本観察者」ではないか?
さて、経済も国家も生き物ですから、当然のことながら、相手が何を考えているのかについては、丹念に読み解いていく必要があります。
『ムクゲノ~』などのトンデモ小説も、その手の小説が韓国で大ベストセラーになったという事実が大事なのであり、それらは韓国人の行動様式を読むうえで欠かせない要素です。
ただ、それ以上に、なぜこの『ムクゲノ~』が日本で話題となっていないのか。
そちらの方が気になります。
口の悪い人に言わせれば、「どうせマスゴミが~(※)」、などと言うのかもしれません(※「マスゴミ」とは、もともとはマスメディア・マスコミを意味するネットスラングの一種)が、マスメディアの偏向報道だけにすべての責任を押し付けるのも正しくありません。
やはり、日本人の平和ボケ、あるいは核アレルギーは気になるところです。
実際、今回の鈴置論考では、朴正煕(ぼく・せいき)時代から韓国で活躍してきたという、朝鮮半島・日本を専門とする戦略家であるR・ローレス元国防副次官がWEDGE Infinityに2020年11月25日付で寄稿した、次の記事を引用します。
Nuclear North Korea and Japan – The INF Option
―――2020/11/25付 WEDGE Infinityより
このなかでローレス氏は、「長期的には南北が一体化し、米韓同盟は解体に向かう可能性が高い」と述べ、あわせて「米国はINF(中距離核戦力)を配備し、日本にもその引き金に関与する権利(いわゆる二重鍵)を与えよ」と主張します。
この「二重鍵」方式とは、核弾頭自体は米国に所属するものの、その使用の可否を日米の合意に委ねるという方式であり、いわば、同盟国(この場合は日本)が米国に対する信頼を高めさせるとともに、敵対国への牽制と、米国から見た日本の寝返りリスクの低減という、「一石三鳥」のものです。
「鈴置:日本人は驚くでしょうが、「二重鍵方式」の主張が今後、高まる可能性があります。先ほど申し上げたように、同盟を強固にするには、日米双方の信頼感を一段と高める必要があるからです。」
日本人よ、ノホホンとしている場合じゃないぞ!
ただ、現状のわが国では、「引き金だけとは言え、日本が核を持つとは…」という認識が一般的でしょう。つまり、日本人の意識がそこにまだついていけていないのです。そのことを示したのが、次の記述でしょう。
「もっとも、核アレルギーの強い日本では『二重鍵』は有難迷惑と感じる人が多いでしょう。ローレス論文やヘーゲル報告書は日本で話題にもならない。『聞きたくない話だから、日本人は聞こえていないフリをしている』と見る安保専門家もいます」。
しかし、日本がそのような認識だと困ります。もしこの「二重鍵方式」が浮上した時に、日本がこれを拒否すれば、米国からはやはり「トップティアの同盟国」ではなくなる危険性があるからです。鈴置氏はこれについて、次のように稿を締めくくっています。
「韓国人があまりにも『のほほん』としていることに危機感を抱いた楊相勲主筆は『驚くべき話が出回っている』と警告しました。日本にとっても韓国とは別の意味で、驚くべき話が出回っている。そして日本人も『のほほん』としているのは同じなのです」。
かなり、耳に痛い提言です。
ですが、現在の日本でこれを指摘してくれる人が必要であることもまた間違いありません。
こうした意味からも、常々当ウェブサイトで申し上げているとおり、鈴置論考は単なる「韓国論」をはるかに越えて、私たち日本人にとっては得難い知見をもたらしてくれる指針に他ならないのだと思う次第です。
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> これについては私たち日本人にとって、決して耳障りの良い論考ではありません。
「耳障り」は元から悪いものです。良いものではありません。
「目障り」を想起してください。「お前は目障りだ」とは言いますが、「目障りが良い」とは言いません。「耳障り」は悪いものです。
一方で「手触り」「舌触り」は善し悪しがあります。触感に関する評価であって、字が違います。
「耳障りが良よくない」は、「耳障りだ」ないし「耳当たりが悪い」と表現するべきでしょう。今回の文例に沿うなら「私たち日本人にとって、読んで心地よい論考ではありません」くらいが妥当でしょう。
さて本題です。鈴置先生は「優れた日本観察者」です。日本人は危機感が薄く、平和ボケしています。朝鮮半島を観察することは、本来なら日本が今置かれている状況を、危機感を持って見るはずのものです。馬鹿にしたり面白おかしく冷やかすものではないのは勿論、「見習う」などという論外な観点で見るものではありません。
鈴置先生が鳴らす警鐘を、どこまで私達は真剣に受け止められるのでしょうか。
(ごほごほ)
「隊長、指導ありがとうございます♪」
「唯一の被爆国としての云々」
「武器のない平和」
「この世から核を無くすべき」
と、バカどもが大声を上げるに決まっている。
今、理想を唱えるのと、
目の前に差し迫った現実への対処と、
どっちがやるべき事なのかというのを勘違いしているから。
そして、それはリベラル野党が国を壊す勢いになりかねない。
自民もおいそれと核共有を説くことはできないだろう。
アレルギーがある世代がまだまだいるし。
たけ様
人様の前では言ったことはありません。
日本は核を持つ、アメリカから借りる、共同運営するとかすべしと思います。ただ、その理論づけが足りません。哲学、宗教を包括する世界を納得させる理論構築が急務です。日本はかっとなる半島人よりは少なくとも理性的であります。数年前に韓国で提議された、日韓で核に前向きに共同で取り組もうには、ノーです。今は聞こえてきませんが。
憲法改正、スパイ防止法、核論議の深化、世界を過不足なる見る目、日本民族の未来等、掲げる政党の出現が待たれます。
唯一の被爆国なら、日本こそ核武装でもって、世界中から、二度とやられないぞという資格があるんじゃないですか。抑止力です。
少しづつ先人の知恵者の本をよんでますが、難しくて進みません。路傍の石なりにちょっと前に転がりたいです。日本の原水協の側の方々のご意見には違和感が薄く薄くおりのように、積みかさなっています。
原子爆弾で多数の市民が虐殺された事がある日本にこそ核武装の正当性を主張する権利があります。
どういう訳か核放棄という反対の方向へ行ってしまっていますが。
直ちに核武装するかどうかは国際情勢の見通しや国内情勢を踏まえて慎重に検討する必要はありますが。
ただ核武装は選択肢の一つとして残しておかなければなりません。
二度と核による被害を受けない、核による脅しに屈しないための対策を具体化すべき時が来ているのではないでしょうか?
同意します。日本国民だからこそですね、それにはINFはやり易くイージスアショアの代案としても良いと思っています。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
冷戦時代アメリカはNATO諸国と戦術核兵器のいわゆるNuclear sharingを行っていましたけど、いきなり東側の領土に先制攻撃の手段として核兵器投下というロジックではなかったと思います。
NATO諸国の自国に侵攻中の敵国軍に使用するかNATO諸国に東側の核兵器使用への報復の為に使用するかの限定目的だったと思います。
仮に朝鮮半島の核武装中立を実現する場合、半島は条件として日本への核兵器を三都市以上への使用(それで初めてアメリカの広島長崎を越えた位置付けになるからです。)と日本全土を半島の所有物としての引き渡しを要求すると思います。
これを飲んで国同士の条約を結んでもおそらく日韓イアンフ合意と同等の遵守がアメリカに対して成されると思います。
半島の観点では条約とは自分よりも弱い相手だけが守るべきモノだからです。
一方アメリカに取っては核武装半島国家に機能する日本をくれてやることは
「幼稚園児に弾帯をセットした安全装置のない機関銃をくれてやる」
ようなモノです。
機関銃を二度と機能しない位壊して幼稚園児に引き渡しする一択しかないでしょうか(笑)。
日本にはろくなことにならないことを検討させてはいけません。
半島国家への核武装実現の容認は非核国家の日本よりも彼らが上位に立ったという誤ったメッセージを与えます。
日本に限らず主権国家は自国の存続が最優先です。
日本はそのような妄想する愚かな国民総てを非核手段で抹殺することを検討する必要があると思います。
文句を言う口を物理的に消去すると被害者本人から文句を聞く必要はなくなります。
やるならば中途半端でなく徹底的にです。
以上です。暴論失礼しました。
「カっとして中立化」に笑ってしまいましたが、当にそのノリでやらかしてしまうと思います。
当然、核武装なんぞさせた日にゃあ、「カっとして発射」もあり得ます。レーダー照射参照。
尤も、さすがに米や中には撃てませんけどね。露でもありません。
そこで日本は「一発だけなら誤射」発動ですか。
根本敬のディープコリアが出版されたのが1994年。
韓国を茶化す元祖とも言える本で今読んでも十分通用しますね。
経済焦土化の棒叩きを始めないと、勘違いが加速しそうですね、韓国の。それでも夢から覚めないですが。
後先考えず、その場さえ気持よければよしとする半島民族は、核兵器を持たせれば感情に任せて使用するでしょう。最初のターゲットは日本に定められるでしょうが、自分達がホモ・サピエンスより優秀だと誤解した半島民族は、世界各国に対して威嚇の姿勢を強めるでしょう あれっ、こんな書き方をすると、半島民族がホモ・サピエンスではないみたいに響いちゃいますね。。韓国=ウリ・他国=ナムとする構図とご理解下さいませ。
相互確証破 (Mutual Assured Destruction) という抑止力さえ機能しない MAD な民族に、核兵器を持たせるという選択肢はあり得ません。
半島を中立化するなら、経済的に焦土化して世界最貧で水車さえ満足に作れない李氏朝鮮時代に戻すか、物理的に焦土化して更地にせねばなりません。
米中対立が深まるなかでも、両者が唯一手を組めそうなのが半島焦土化であることを忘れず、日本は国際世論の形成に尽力する必要があります。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
今回の鈴置説が出た以上、少なくても日本の政治家は、アメリカからの提案があった場合、どうするのかを考えておくべきです。(もっとも、今の野党は菅義偉総理の長男問題で、頭が一杯かもしれませんが)
また、普通の日本人も、「信仰のために現実を無視するか」か、「現実を直視した上で、信仰をどうするのか」を選ぶ覚悟をすべきです。もっとも、「自分の寿命が尽きるまで、自分の生活が維持できれば、他の人が、どうなっても構わない」と開き直るかもしれませんが。
蛇足ですが、(朝日新聞読者の)知る権利のなかには、「朝日新聞のとって不都合な事実を知る権利」は含まれるのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
国連の核兵器禁止条約と、韓国の核武装論との関係は、どうなるのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
韓国は核兵器禁止条約に参加していなかったと思います。 因みに日本も参加していません。
匿名29号様へ
>韓国は核兵器禁止条約に参加していなかったと思います。
韓国自体は、核兵器禁止条約に参加してなくても、他の参加国の韓国を見る目があると思います。
駄文にて失礼しました。
韓国が非当事国である核兵器禁止条約よりも、核拡散防止条約との兼ね合いを考えてみた方がいいかもしれません。
韓国が核を保有するとなれば、当該条約上の義務に違反するので、ある程度の国際的な非難は避けられないでしょう。
そうした国際的な非難に対して韓国が取りうる方針について、デイリー新潮の記事で鈴置氏は、「国際的な非難を避けたいなら、核を持ったと発表しなければいい。イスラエルのように核保有を認めず、しかし持っていないとも言わない曖昧戦略をとればいいのです」と一例を挙げられてますね。
ただ個人的にこの例はどうだろうという気もします。
米の高名な国際政治学者にサミュエル・P・ハンチントンという方がいるのですが、その言葉を借りてみたいと思います。
ハンチントン曰く、「アメリカは、自らのリーダーシップに従った国には、それなりの見返りを与える」とし、その具体例として、「(サウジアラビアの人権弾圧やイスラエルの核兵器のように)アメリカの規範からはずれていることも黙認」すると述べられています。
記事で言われている韓国の中立とは、米から距離をとった結果として成り立つわけですから、韓国は核保有について米の黙認という見返りを期待できない可能性も考えられるのでは?・・・という気がします。
日本を植民地化して、日本人にだけ働かせて、自分たちは何もしなくてもいい生活をするのが、彼らの夢。核武装はそれを現実化してくれる。マウントを取るためには、核兵器を日本に落としたくてたまらない。
やられた事をやり返したい、と、思っている。日本に併合された時には、そうなっていたはずだ。何故なら、自分達なら植民地にはそうするから、日本も韓国にそうしていたはず。彼らは、こういった考え方から、半万年は抜け出せないでしょう。投げ出せる事を期待してはいけない?
見たいものだけを見て、聞きたい事だけを聞く韓国と、見たく無いものは見ないようにし、聞きたく無い事は聞かなかった事にする日本人。
どちらがいいのかはわかりませんが、相容れない事だけは間違い無い。
「むくげの・・・」とやらは仮想戦記の一種と思われる。そうであれば、日本でもたくさん出版されて一領域を構成している。たいていの場合、敗戦国民がうさばらしに妄想をふくらませ、それに同調する一定の読者を獲得するコンセプトだから、あり得るだろうな、と思う。
核兵器所有は、一定の経済規模を持つ国なら、「実現したい」と考えている。それを「平和の使徒」の仮面をかぶって知らぬふりをするのか、戦勝国特権にしがみつくのか、ちらちらと見せるのか、程度の差異に過ぎない。韓国はその点でバカ正直な国・国民なのかも知れない。
小生も、インドにならって、「いつのまにか核」保有国を目指したいと思っている。トランプ退陣でチャンスは遠ざかったが。
ということで、どこが耳障りでどこが目障りなのか。ごくごくありふれた、つまらない話だと思うが。
さらに続けると、
将来、日本が核保有国になる可能性は、ある、と思う。自主開発ではなく、アメリカとの合邦という手続きで。
また、将来、核兵器が廃止される可能性も、ある、と思う。核兵器よりももっと強力で効果的な破壊手段が開発されるだろう。
今回のコロナで、生物兵器の有効性を再認識した向きもいるだろう。内密に、生物兵器研究費増額案にサインした者も少なからずいるはずだ。
「もんじゅ」が廃炉になった日本では原発から出たプルトニウムが行き場を失って大量に保管されており、原爆数千発分になるそうです。プルトニウムがあるだけでは直ぐには核兵器にはなりませんが、既に潜在的な核兵器保有国とも言えます。
「唯一の核被爆国として~~、絶対反対」とか言い続けている人達は気の毒なくらいの科学オンチと違いますか。
核実験を複数回行った事が明らかなインドが「いつのまのにか核保有国」なのでしょうか?
イスラエルは、怪しいものはあるものの、明らかにイスラエルな核実験は無いので、「いつのまにか核保有国」でしょう。
韓国が核保有国になるとして、核実験をどうするか?
1)自力で行う
2)北から情報提供を受ける。(または、核兵器の提供を受ける。)
3)臨界前核実験だけで核兵器を作る。
4)爆発するかどうか不明だか、とりあえず核兵器(もどき)を作る。
日本なら、3)も不可能ではなさそうですが。