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FOIPへの貢献:米国が安倍総理ら3人に勲章を授与

本稿は、ちょっとした「小ネタ」です。日本国内では安倍総理を巡って「桜を見る会」の前夜祭における事務所の経費支出に関する報道が相次いでいますが、国際的に見れば、安倍総理は退任したとはいえ、いまだに「日本の顔」のように思われているようです。こうしたなか、ドナルド・J・トランプ大統領は安倍総理に対し、「レジオン・オブ・メリット」という勲章を授与したそうです。

米国の国家安全保障会議(National Security Council, NSC)は現地時間21日、安倍晋三総理、インドのナレンドラ・モディ首相、豪州のスコット・モリソン首相の3人に「レジオン・オブ・メリット」という勲章を贈ったことを、ツイッターで明らかにしました。

このうち安倍総理に対する勲章は、ロバート・C・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)から杉山晋輔駐米大使に手渡されたのですが、その様子についてもツイッターに投稿されています。

NSC

President awarded the Legion of Merit to Japanese Prime Minister Shinzo Abe for his leadership and vision for a free and open Indo-Pacific. Ambassador Sugiyama accepted the medal on behalf of Prime Minister Abe.” – NSA Robert C. O’Brien
―――2020年12月22日 8:13付 ツイッターより

英語の「レジオン・オブ・メリット」とは勲功章とも訳されるようですが、米国政府のウェブサイト “Code of Federal Regulations” の説明によると、1942年7月20日の議会制定法によって創設された、「米国の軍人または友好的な外国人に授与される賞」です。

各ツイートにも記載されているとおり、安倍総理、モディ首相、モリソン首相の3名にこれが授与されたというのは、明らかに、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を主導したことに対する、トランプ大統領なりの感謝の気持ちでしょう。

ちなみにこのFOIPは、現在のところ、日米豪印4ヵ国(クアッド)が主導していますが、べつに「FOIP=クアッド」ではありません。極端な話、このクアッド以外にもFOIPに加わる資格があります(『1から6で読む日本の外交、成功のカギ握る基本的価値』等参照)。

まさに、今回の勲章も、安倍政権が残した遺産の大きさの象徴といえるのかもしれません。

新宿会計士:

View Comments (7)

  • 更新ありがとうございます。

    米国・国家安全保障会議は現地時間21日、安倍晋三総理、インドのナレンドラ・モディ首相、豪州のスコット・モリソン首相の3人に「レジオン・オブ・メリット」という勲章を贈った。

    素晴らしいことですね。まあ、貰っても当然かと思いますが(笑)、二股大根じゃない、二股外交してる隣国は「アイツは嫌いなんだ!」とトランプ大統領に言われてか、ナシですネ。アレと同格なら要りませんわ。

    wikiで見ると、戦功章の一つで、敵との戦闘において功績を挙げた軍人に対して授与される。レジオヌール、オフィサー、コマンダー、チーフコマンダーの4つの等級に分かれており、うち上位の3等級は外国高官にのみ授与されるとか。

    外国人には最高賞の一つです。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を主導した功績によりますが、クアッドも環を広げたいです。何となく自分もいただいた気がして(関係ネー!)慶事です。

    • >二股大根じゃない、二股外交してる隣国

      「安倍さんが勲章貰った、喜ばしいね」というだけ話に、こういうのをいちいち書いてるのを見ると日本って衰退したんだなとマジで思うわー、実態はただの韓国侮蔑オジサンなんだろうけどね

      • 本当ですねー
        みんなが分かるように
        具体的に言ってやれ!
        そうでないと誰にも伝わらないぞ。
        カニ太郎を見習え!

      • なんでも日本人に難癖つければいいクソパヨク
        さっさと帰りな母国に

      • 一個人の検閲されないコメントでもって日本が衰退したとか結論しちゃう論理展開がよくわかりませんね。

  • 杉山晋輔元外務次官と言えば料亭で裸になって肛門にろうそくを立て、火をつけて座敷を這い回る特技で有名で常に両指に指輪を付け強い香水を振りまいているとか、義理、礼儀、恥の三つを持っていない「三欠く」官僚などと揶揄されていましたが、しっかりお仕事をこなしたようで受け取っている写真も心なしか満面の笑みに見えます。
    駐米大使の次はどこに行かれるのかとても注目の人物です。

  • トランプ大統領、ありがとうございます。
    安倍前首相、おめでとうございます。
    今思えば、トランプ政権はこうしたことをドシドシ進めた方が良かったのでしょうね…

    米大統領選挙において、共産主義者(主流メディア・SNSまでも含めた意味での)の最終的な勝利目標は大統領就任式において、トランプ氏・バイデン氏、この両者を就任させないところにあるのでしょう。
    合衆国大統領という称号は大きな権力を保持するだけではなく、同時に国家元首としての大きな権威をも与えられています。アメリカ合衆国は、権威と権力の明確な分立制度を採用していません。
    これは元宗主国のイギリス王に対抗していくためには、『アメリカの王』としての権威まで与えなくては、再びイギリスに屈してしまう危険が米国独立当時から想定されていたからだと考えられます。
    多種多様なアメリカ合衆国を統合していく、その権威を生み出すための最も重要な儀式が大統領就任式になります。

    メディアはメディアで、トランプ大統領の権威を貶めることに躍起になる。ネットはネットで、バイデン候補の権威を貶めるための情報を次々と暴いていく。
    トランプ氏、バイデン氏、両者の権威を同時に失墜させてしまえば、米大統領という存在の権威は完全に失墜し、大統領は空位となります。これでアメリカ合衆国をバラバラにすることが可能になり、革命をも準備できるでしょう。これは帝王学を逆に用いた悪魔の手法です。
    メディアもネットも、双方、この同じ目的に向かって邁進しています。
    アメリカや多くの国々の壊し方を共産主義者はセオリー通りに進めています。
    このことを指摘できる人士が、今のアメリカでは表面上には見えてきません。真の反共の闘士たちは、現在のアメリカのメディアからは駆逐されてしまいました。これが最も危険なことだと思います。
    合衆国大統領の権威を内外に示し、アメリカを安定化させていくためには、このような儀式を次々と行い、デモンストレーションすることが肝要でしょう。

    自身の心を戦場にすれば、周囲も戦場になるでしょう。自身の心を平穏にすれば、周囲も平穏になるでしょう。
    来年はこれを肝に銘じたいと思います。