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「姜昌一大使」が関係改善意欲の証拠?噴飯物の主張

あらかじめ予告しておきますが、本日は2本連続して韓国関連の記事を掲載したいと思います。このうち本稿では、一種の「小ネタ」として、昨日の夜、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に掲載された記事を紹介します。というのも、天皇陛下を「日王」と蔑んだ人物を駐日大使に内定した人事が、日本との関係を改善させるという強い意志の表れだ、などと聞くと、正常な思考回路を持つ人ならば誰しも頭に「?」を浮かべるに違いないからです。

朝鮮日報の「独自記事」

「この話題を取り上げるべきかどうか」――。

小一時間悩んだのが、この話題です。

【独自】駐日大使内定の姜昌一氏「態度変えたのではなく、日本の偽ニュースに釈明」

―――2020/12/02 20:59付 朝鮮日報日本語版より

(※朝鮮日報の場合は記事が公表されてから数日が経過すると読めなくなってしまうようですので、リンク先記事を確認しておきたいと思う方は、早めにクリックしてください。)

記事タイトルにもある姜昌一(きょう・しょういち)氏とは、言うまでもなく、最近になって韓国政府が南官杓(なん・かんひょう)氏の後任者として駐日大使に「内定」したと発表した人物です。

外交上は、接受国(赴任先)である日本政府の承諾(アグレマン)を取得しなければ、日本に大使として赴くことはできませんし、この人物がなしてきたことを思えば、自然に考えて「ペルソナ・ノングラータ」に相当しそうな気がします。

したがって、姜昌一氏が天皇陛下を「日王」などと発言したことや、日本政府が「法的に日本領である」と主張している国後島に、日本政府ではなくロシア政府の許可を得て上陸した事実を踏まえるならば、この人物が駐日大使として赴任するためには、ちゃんとした理由が必要でしょう。

それはともかくとして、朝鮮日報のこの記事は、タイトルに「独自」と付されているとおり、姜昌一氏が朝鮮日報との電話インタビューで答えた内容がベースになっています。

姜昌一氏「日本の報道はフェイク・ニューズだ」

取り上げるべきか悩んだ理由は、あまり同じような話題ばかり取り上げると、当ウェブサイトの内容が偏ってしまう、という点もさることながら、姜昌一氏の発言があまりにも非常識だったからです。

ただ、取り上げると決めた以上は、ちゃんとポイントを紹介しておきたいと思います。

まず、記事冒頭で「次期駐日大使に内定した姜昌一(カン・チャンイル)氏(前・共に民主党議員)は」とありますが、現時点においてアグレマンが出ていない以上、「次期駐日大使」、「姜昌一駐日大使」などと呼称することに、個人的には強い抵抗を感じます。

その点はさておくとしても、姜昌一氏は2日、日本のメディアと接触して日本に関する自身の過去の発言について釈明した狙いを、「日本で私に関する不正確な記事やフェイクニュース、憶測が流れており、それを正すために日本メディアに事実をそのまま説明したものだ」などと騙ったのだとか。

べつに姜昌一氏が国後島に不法上陸したというのは「不正確な記事」ないしは「フェイクニューズ」ではありません。れっきとした事実です。その「れっきとした事実」を「不正確な記事」だ、「フェイクニューズ」だ、などと決めつけること自体、この人物がウソをついているということでもあるのです。

記事冒頭から、呆れてしまいます。

ウソにウソを塗り固めた釈明

それはともかくとして、姜昌一氏は今月1日、ソウル駐在の日本の特派員との懇談会に参加したそうです(昨日の『日韓関係への教訓「煽り運転にはドラレコで対応せよ」』でも紹介した、日経電子版の次の記事も、おそらくその懇談会での質疑に触れたものでしょう)。

元徴用工問題「解決法、色々ある」 韓国の次期駐日大使

―――2020/12/1 23:50付 日本経済新聞電子版より

朝鮮日報によると、姜昌一氏は「2011年にクリル列島の国後島を訪問し『日本が第2次大戦で敗れ、ロシアに島を奪われ占有された』という趣旨の話をしたが、十分に伝わらなかった」、「クリル列島はロシアの島と言ったわけではない」、などと述べたそうです。

あたりまえですが、姜昌一氏の言動で問題視されているのは、発言云々ではなく、同氏の行動です。具体的には、わが国固有の領土である国後島に日本政府の許可を受けずに上陸した事実に加え、その目的が、韓国が不法占拠中の島根県竹島に対する実効支配を強化する点にあった、という点です。

韓国国会議員が北方領土訪問、日本側は反発

―――2011年5月25日 7:37付 AFPニュースより

朝鮮日報によると、姜昌一氏は「事実と異なる内容が日本で広まっているため、ソウルにいる日本の記者たちを招待して事実を説明したものだ」と釈明したそうです。ここまでナチュラルに口から出まかせが出るというのも、私たち日本人にはなかなか理解し辛い部分といえるかもしれません。

いわば、姜昌一氏の発言は、まさに「ウソをウソで塗り固めたようなもの」だからです。

噴飯物の「日本国王」論

一方、姜昌一氏が天皇陛下を「日王」と呼んだとする理由も噴飯物です。

大学教授時代から私は、日本の国王は世俗的な政治権力の意味よりも宗教的側面があるため、日本語の通り『天皇(てんのう)』と呼ぶべきだと主張しており、実際に今もそのような立場だ。ただし政治家であるため、日王と呼んできた」。

当たり前の話ですが、そもそも日本に「国王」なる者はいません。

歴史学者のあいだでは、実質的に「日本国王」と呼べる存在は過去にいたのではないか、という議論もあるようであり(たとえば徳川家や足利義満、平清盛など)、このあたりは諸説あるようですが、少なくとも現代の日本にはそのような者は存在しません。

だいいち、大使ともなれば、天皇陛下に信任状を奉呈するわけですから、その信任状を奉呈しようとする人物が、天皇陛下に拝謁するに相応しいかどうかについては、日本政府が責任をもって厳密に判断しなければなりません。

万が一、天皇陛下を「国王」と認識しているのだとしたら、その時点でこの人物は天皇陛下に信任状を奉呈する資格などありませんし、諸外国に対しても「わが国の天皇(Emperor)を国王(King)と呼称した」という事実をもって、アグレマンを出さなくても諸外国は理解してくれるでしょう。

(※なお、個人的に “Emperor” という用語が英訳として相応しいかについては疑問ですが、国際的にはこれで定着しています。また、そもそもアグレマンを出す、出さないの判断はその接受国政府が行えばよいのであり、相手国政府にアグレマンを出さない理由を明らかにする必要すらありません。)

いずれにせよ、こうした姜昌一氏の発言は、一般の日本国民にとっては火に油を注ぐようなものでしょう。

「私を大使にしようと決めたことが、韓日関係正常化のメッセージだ」

なお、姜昌一氏は朝鮮日報に対し、最近、韓国政府がやたらと対日関係改善に乗り出している理由について、次のように述べたそうです。

  • 来年は日本で東京五輪もあり、バイデン(米次期)政権も韓米日の円滑な関係を望んでいるため、ここにきて政府の対日外交が急激に動き出している
  • 政府は、韓日関係を改善する意志が明らかなように思える。私も自分が駐日大使に内定したという知らせを聞いて本当に驚いた
  • 私を駐日大使として派遣しようと決めたということは、日本との関係を正常化しようという文在寅(ムン・ジェイン)大統領の意志が強いという意味だと考えられる

「姜昌一氏を駐日大使として派遣しようと決めたことが文在寅(ぶん・ざいいん)大統領の日韓関係正常化への意思」とは、なにかタチの悪い冗談でしょうか?むしろ姜昌一氏を駐日大使に内定したこと自体、破綻の際にある日韓関係にトドメを刺そうとする意志にしか見えないのですが…。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

長年、韓国メディアウォッチャーをしていると、たいていのことには驚かなくなるものですが、今回の記事に関しては、さすがにいろいろと予想外過ぎました。なんだか朝っぱらから疲れてしまった次第です。

新宿会計士:

View Comments (45)

  • 更新を有難う御座いました。

    私にとって不思議なのは、韓国では証明できる嘘を平気でつき続けても、約束を平気で破っても社会的信用とか地位を失わない事です。

    一体、彼の国・民族は多数の嘘つきや詐欺師が社会で実際の権力も持つオピニオンリーダーとして活躍している事に違和感を覚えないのか不思議です。
    そんな「社会の権力者・成功者達」をお手本として眺めながら育って来た「普通の国民達」はどのような社会勉強を現在進行形で学んでいるのか…

    このような「嘘つきと約束破りを罪悪と思わない社会人を量産する社会」とはどういうお付き合いをして行けば好いのかを日本国家として真剣に討論する時が来たようです。

    • 新大久保彦左衛門 さま
      韓国人は、「記憶の改変」が可能で、「自分(ウリ)に都合の良い記憶が真実」なんです。

      • だんな 様、

        私にはそんな国家・民族が(曲がりなりにも)成り立って、しかも、一応の先進国の体裁を保っていられるのが不思議で仕方がありません。

        個人と組織のレベルで嘘と約束破りが横行している、即ち、信用と契約と法治に頼れない近代国家なんて中期的・長期的に維持が可能なんですかね?

        騙したモン勝ちなんて…

        • 韓国を経済面で先進国にしたのは、日米の力です。
          現在、表面上は、自由民主主義国家の皮を被っており、まだ騙される国も日本を含めて、沢山有ります。
          将来韓国は、統一して中国の勢力下になり、同じ価値観を持った者同士、上手く行くと思います。

          • だんなさま、

            あまり大声では言えませんが、私は韓国人の方々の得体の知れない怨念と、根拠が判らないプライドと、自信に満ち満ちている割に現実とかけ離れた現状認識と、嘘と捏造と悪意に満ちた願望と、自らの言動に全く責任を取らないばかりか他人に転嫁する無責任、そして自分を無謬の絶対正義であると確信しているから過ちを認めず、結果として自らの過ちから学べないという性向になじめません。

            日本人として育った我々から見て180度離れた人間性を目指しているような方々とはマトモな信頼関係は築けないと思います。

          • 新大久保彦左衛門 さま
            韓国の価値観を受け入れる必要は有りません。
            価値観が大きく異なる事を受け入れれば、良いのでは無いでしょうか。
            価値観が異なった場合にどうするかは、個人の価値観によると思います。

          • 新大久保彦左衛門様

            コメントありがとうございます。
            天皇陛下の英語訳の”Emperor” については、私自身も若干違和感がありますが、少なくとも世界唯一の存在であることは論を待ちません。

            >賢さも品性も皇室の一員として完璧と言えない長女の方
            こちらについては賛同しかねます。

            新宿会計士様はは皇室についてはあまり取り上げない方針であると推察しますので、あまり込み入った話になることは避けたいのですが、秋篠宮皇嗣殿下ご一家に関する報道については、反日メディアの「切り取り」や「報道しない自由」があまりに目に余る状況だと思います。

            反日勢力の狙いは「日本の国体を破壊すること」であり、即ち皇室の排除もその一つと言えるでしょう。その世論戦の一角が「女性天皇と女系天皇」の悪意を持って意図的にごちゃまぜにしていることです。
            更に、皇位継承者第一位と第二位を占める秋篠宮皇嗣殿下ご一家を悪意をもって執拗に貶めることにより、「女性天皇」(これは過去に実例アリ)の誕生を踏み台にして、「女系天皇」実現の道をこじ開けようと画策していると考えられます。

            真子さまは妹君で華やかさのある佳子さま比べて、独特の気品と落ち着きを備えていらっしゃいます。2017年6月のブータン公式訪問した時の映像を再度見てみましたが、「皇室外交」が日本にもたらすかけがえのないものを改めて感じずにはいられませんでした。

            それだけに直近の婚姻問題は、同じく子を持つ親としてとても心配をしているところであり、有体に言えば「誠に残念なことですが、男を見る目がなかった」としか言いようがありません。

            ただ、もう一つ個人的に疑いの目で見ていることは、反日勢力が「パンダハガー」の応用版を仕掛けてきたのではないか?ということです。
            宗主国は中・長期的なスパンで「サラミ・スライス戦術」を仕掛けることに非常に長けており、平和的な手段で他国の世論操作や政情攪乱を煽ることを得意としています。「もしかして・・・」とは下種の勘繰りでしょうか。

            とはいえ、私はたまたま企業の内部監査部門に所属しておりますので、「『職業的懐疑心』を以て反日勢力が陰に陽に仕掛けてくる情報戦を無条件に鵜呑みにしないよう心掛けたい」と改めて思った次第です。

            長文失礼いたしました。

        • 匿名様

          かの国は1948年6月、その宗主国も1949年10月に建国され、どちらもに70余年の歴史しかありません。
          また、世界唯一の超大国アメリカは約250年、イギリス王室(ウィンザー朝)でも100余年です。
          それに対し、日本の皇室は2600年にわたる悠久の歴史があり、世界広しと言えども、唯一日本だけです。それが天皇陛下がEmperorと呼ばれる所以ですよね。

          かの国と宗主国が未来永劫存続するかどうかは「神のみぞ知る」ですが、女性天皇と女系天皇という似て非なるものを意図的(悪意)にごちゃまぜにし、皇室を「天皇制」など称して打倒の対象とする反日勢力に日本を乗っ取られないように、私たちが常に気を付けている必要があると思います。

          • 名古屋の住人さま、

            ご返信を有難う御座いました。
            私も天皇の英語訳の”Emperor" には語弊があり、英語でも”Ten No"とかの日本語そのままの表示の方が誤解が少ないと思います。
            (「否否否否否否否否否否」と否定されそうですが…)
            ただ、現在の皇室の一家は完璧に品行方正とは言えない親子に食い込まれて、賢さも品性も皇室の一員として完璧と言えない長女の方との婚姻問題がこじれて権威が失墜する可能性があり、憂鬱です。

        • 匿名さんへ
           本当にこれで先進国なのかと私のも不思議に思えますし。全く理解できないと思っていましたが、昨年の7月24日の朝鮮日報の記事で、なんとなくその答えになるような説明記事がありました。タイトルは「理の韓国、法の日本」です。
           いわく”・・朝鮮は性理学を受け入れながら、三網五倫と宗廟社稷という理致を基本に精神世界を構築した。朝鮮人には理致は法の上にあり、さらには王権よりも高かった。李朝時代の党派争いが激しかったのも、すべて「理」という本質に照らそうとするから・・」だそうです。
           どうやら、法を軽視し、ルールを破り、息を吸うように嘘を吐く背景
          には、この「理」なるものがあるようです。つまりこの「理」にかなえさ
          えすれば、何だってありの世界ということでしょうか。
           もっとも、日本でも、あまりルールに厳しくすると、どこかの年寄りから
          ”若造が、理屈ばっかりいうんじゃねえ!”なんてお叱りをこうむることがあります。
           どうやら、朝鮮半島の場合は、この良くいる日本の年寄りに「理」という
          絶対的なお題目(宗教的な感じもしますが)を背負わせて、前面に出し
          たケースと理解したらいいんでしょうか?
           今の私は、こんな風に半島の人々の行動を見ています。

          • > 朝鮮は性理学を受け入れながら、三網五倫と宗廟社稷という理致を基本に精神世界を構築した。
            > 朝鮮人には理致は法の上にあり、さらには王権よりも高かった。

            朝鮮人が自覚的に性理学(朱子学)の影響を語るのは珍しいことですね。

            三網五倫(さんこうごりん):
            君臣・父子・夫婦と兄弟・朋友の身分血縁的関係をあるべき人倫秩序とし,家族組織から政治体制まで貫く具体規定を備える。

            宗廟社稷(そうびょうしゃしょく):
            「宗廟」は君主の祖先を祭る建物。
            「社稷」は土地の神と五穀の神を祭った建物。

            いずれも儒教の教えです。

            > すべて「理」という本質に照らそうとするから

            性理学にいう「理気二元論」の「理」です。孟子が唱えた性善説に対し、荀子は性悪説を唱えました。これを止揚的にまとめようとした朱熹(朱子)は、人は本質的に善なるもの「=理」であるが、現実世界では悪が混在した存在「=気」であるとし、「気」の混濁を取り払って「理」を実現させた人間が聖人である、というような思想を打ち出しました。皇帝も王も現実世界の存在「気」ですから、理念的存在である「理」が優先します。法もまた、権力者が作った現実世界のものですから「理」が優越します。

            そして、龍様が日頃仰るところの「朝鮮式劣化版朱子学」では、その肝心の「理」を絶対的なものではなく「理想的な状態=自分たちにとって都合の良い状態」としてしまったので、客観的な正当性を見失いました。

            それでも「あるべき人倫秩序」(私の言葉では「序列的世界観」)さえ守っていれば東方礼儀之国の面目が保てると信じているのが朝鮮人です。

          • 阿野煮鱒 さんへ
             返信ありがとうございます。私は朱子学についてはほとんど何も知
            らないのですが。
             彼らの言う「理」とは、いわゆる「ウリ」に対する絶対的な愛で
            あると考えると、一連の出来事がすっきりするように思われます。
             つまり、「ウリ」のすることは、それが「ウリ」の世界を脅かす行
            為でなければ、何をやっても(性犯罪でも、嘘でも国際法違反でも)、許されるシステムなのではないか。他人がすれば不倫で自分(ウリ)がすればロマンスとなるダブルスタンダードの件、他には
            政権が変わるごとに行われる恩赦の存在などなど。いずれも、そこに
            私は「ウリ」に対する大きな愛を感じるのですが。
            阿野煮鱒さん、こんな私でいいんでしょうか?

          • ひでさん様へ

            > こんな私でいいんでしょうか?

            それはプロポーズですか?

            という冗談はさておき、

            > 彼らの言う「理」とは、いわゆる「ウリ」に対する絶対的な愛

            これは違うと思います。少なくとも大本の「理気二元論」とはかけ離れています。理に愛は含まれません。

            しかし理を都合良く変質できる原動力としては自己愛があるのかもしれません。

          • ひでさん 様、

            >どうやら、法を軽視し、ルールを破り、息を吸うように嘘を吐く
            >背景には、この「理」なるものがあるようです。つまりこの「理」
            >にかなえさえすれば、何だってありの世界ということでしょうか。

            そうかも知れません。

            と言うよりも、韓国社会の嘘・約束破り・規則破りが横行する現状を眺めると、そうに違いありません。

            「身内」の嘘や約束破り・規則破りは問題にしないし、悪い事だとすら思わないが、「他人」が同じことをすると厳しく追及する。

            そこに残るのは、極端で論理にかなわない「ダブル・スタンダード」だけで、結果として、自分の過ちを自覚出来ないし・反省と言う言葉の意味も理解出来ないし、自分の過ちから教訓を学べないので、同じ過ちを繰り返すし、観察で仮説の正確さを検証する事によって進歩する実証的自然科学の真髄も理解出来ない。

            (自然科学の研究で「自分の仮説は絶対に間違っていない」と言う立場を変えないなら「観察した事実」自体を歪曲・捏造しなければ説明がつきませんからね。 人間関係なら後で「後頭部を殴られた」と被害者ぶれば済む事ですが...)
            (更に、歴史の認識でも「これは日本人が悪いからだ」と言う仮説の正しさを『証明』する為に偽証・讒言・歪曲・妄想を基に映画を作ってそれを『証拠』と言い張ったりする。)

            日本の社会には曲がりなりにも「我々と他人」の区別をつけない「嘘を吐かず、約束や規則を守り、他人に迷惑をかけず尊重し、場合によっては自分の言動を反省する」という不文律が浸透しているので普通に信頼関係が築け、文明国として成り立っています。

            それに対して韓国の社会では「身内では嘘・約束破りを糾弾されないし、他人に対しては嘘を吐いて、約束を破っても、それは理にかなった事だ」となって、文明人としての相互信頼関係は無く、代わりに「相手には無理やり言う事を聞かせれば済む上下関係を勝ち取るため」に、果てしない「相互マウンティング・ゲーム」を繰り広げているようですな。

            韓国の極端な「学歴主義」と「試験地獄」はその顕れでしょう。

            私は日本と韓国の違いは「価値観」ではなくて、もっと根本的な「現状認識能力」と「思考回路」だと思います。

          • 新大久保彦左衛門様へ、

            お説の中心部分に異存はありませんが、その中心部分は「性理学」でいうところの「理」とは関係ないと思います。

    • 失礼します。

      『このような「嘘つきと約束破りを罪悪と思わない社会人を量産する社会」とはどういうお付き合いをして行けば好いのか』=

      一番は関知しない事と思います。害人の流入を防ぐ。
      次いで擦り寄って来たら「塩対応」。
      三番目にビジネス引き揚げ。
      四番目に報復。中南北に閉じ込め、サプライヤーチェーンから外す。
      以上をもって干上がると存じます。

      • めがねのおやじ様、

        返信を有難う御座います。
        全く同感です!

        但し、日本国内でも「韓国脳」を持った方々や韓国の本性を理解していらっしゃらない方々が一定数存在するので、紆余曲折があるかも知れませんね。

  • >クリル列島はロシアの島と言ったわけではない

    おいおい、こんなこと言って駐ロ韓国大使は大丈夫なん?w せっかくロシアに媚を売って日本に圧力をかける作戦が台無しじゃん。言い訳とかせずに黙ってりゃいいのに、こんなに口が軽いようじゃそもそも外交官には向かないでしょ。

    まあ、日本はこれを真似て後は飼い殺しにすればいいと思う。少なくともアメリカの次の大統領が就任するまでは引き伸ばすべき。

    李秀赫駐米大使内定2カ月ぶりにアグレマン受ける
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/258418?sectcode=A20&servcode=A00

    あと、日本国王ではなく近代で日本で王に相当するのは親王とか朝鮮王族とかですかね。最近だとおざーさんがそんなふうに振る舞ってましたが。

  • この釈明、
    彼は文大統領からの(自らの意に反した)大使任命を、日本政府の方から断られたがってるようにしか見えません。

    • カズさま

      歌手嘉門達夫のあまりお上品でない歌謡曲に「ちゃらりー はなからぎゅうにゅう」というのがあります。内定のかたは地でそれを演じているのではないでしょうか。修士号博士号の中身全容が全世界に曝され微に入り細に入り検分されるのは時間の問題かとも。

      • はにわファクトリー さま

        懐かしい歌ですね。
        その場しのぎのウソを次々と塗り重ねて・・。
        (まさに、そのものですね)

        そのうちに「鼻から乳牛?」が飛び出すような事態も在り得なくもないのかと・・。

        *返信ありがとうございました。

  • さすが、嘘をつかないと息ができない民族。
    いっそ、息も(以下自主規制)

  • 更新ありがとうございます。

    姜昌一氏は嘘に嘘を上塗りして更に嘘を塗り固め、また嘘をゴテゴテと塗って、、、接受国の日本としては到底大使など認められませんね。日本の土地に断りも無く上陸するか?

    日本に擦り寄るフリをしてバイデン政権に「ホラ、韓国はこんなに日韓友好に努力してるのに、日本が頑なに嫌がってますヨ!」と見せたいのでしょう。

    そんな三文芝居しても、スグバレるて(笑)。ちょこざいな中国のしもべが、ホントにアンタラは屑ですなー。

    姜昌一氏の言う韓国政府がやたらと対日関係改善に乗り出している理由は、日本があまりに「塩対応」だからです。誰が来ても「徴用工判決にしても他の問題も、まず韓国側が努力せよ」のヒトコトで突き放しているから。

    朝鮮にはそれでいい。自ら見直し、反省するまで日本は放置する。分からないなら関係は、あと蜘蛛の糸1本になるよ。大使?日本が適任か判断する。アグレマンかもね(爆笑)。

  • 天皇を天皇と呼ばずに、自分勝手に「日王」と呼んでいいのなら、韓国大統領は「韓国族長」とでも呼ばせていただきます。

    • HN忘れた様
      なんでも聞くところによると、2000年の日韓パートナーシップ宣言の中に「日王ではなく天皇と呼ぶ」という項目もあったそうです。
      でも、いつの間にか、なし崩し的に戻ってしまった。というか、約束破りはアチラの日常ですね。

  • 息をするように嘘をつくのが韓国。権力中枢に近づけば近づくほどそれが強くなる。この輩も自称日本の承認を受けて当然と勘違いしている大使候補という権力に近づく方向に向かっているので、こう支離滅裂な事を当たり前のように言えるのでしょう。

  • コーヒー吹いたぞ、謝罪と賠償を…モノですね。
    結局、李氏朝鮮の世界へ先祖帰りする訳ですので、国力や人口も…(以下略)
    ホント、あの国は上下と軍事力関係でしか語れない。

  • 天皇を「国王」であれ「日王」であれ、意地でも「王」呼ばわりするのは、朝鮮が中華文明圏の一員であることの証左です。口では「チャンケ」などと中国人を蔑んで見せるものの、骨の髄まで「東方礼儀之国」として華夷秩序を刷り込まれた朝鮮人は、中原の覇者以外に「皇帝」の存在を認めることができません。

    礼儀の「礼」とは、儒教においては「宇宙の秩序」を保つことです。あるべきものがあるべき所にあり、あるべき序列に従って整然と並んでいることです。中華世界の最果てにある下等な野蛮の国・日本が、あるべき分際をわきまえ、序列の最下位に位置させることは、中華の優等生・朝鮮にとっての使命です。「皇帝」を名乗るなど「礼」に反する行いは許してはならないことです。

    因みに、遣隋使の頃の日本は、国書に「天子」と書いて隋の煬帝に激怒されるなど軋轢を生んだため、その後は「皇帝」とぶつからないように、日本独自の称号である「天皇」を自称しつつ、国書捧呈や冊封を回避して、中華世界と一線を画す努力をし続けました。こうした「礼儀」に反する行いも、中華文明圏の優等生たる朝鮮からは蛮行にしか見えなかったでしょう。

    今でも朝鮮は、国王を「天皇」などと呼ぶ、華夷秩序を乱す身の程を知らない野蛮国・日本に対して、宇宙の秩序を保つべく、「倭王」「日王」という本来の身分を教えてくれているのです。これは彼らの善意です。

    • >因みに、遣隋使の頃の日本は、国書に「天子」と書いて隋の煬帝に激怒されるなど軋轢を生んだため

      「煬帝怒る」で動画検索すると面白いですよ。

      しかし、漢字が読めない=四書五経が読めない世代が大多数になった時代になぜ儒教思想に囚われ続けることが可能なのか不思議。

      • りようちんさま
        ただ上下の序列と差別が、好きなだけだと思います。

        • りょうちん様 だんな様
          李氏朝鮮500年で培った儒教の悪弊が、DNAにまで染み付いているんだと思います。

        • だったら、「ブリーダーで生まれた飼い犬ですらオオカミの本能に従う」ってことで朱子学を持ち出す必要はなくなります。

      • 民族性/国民性というものは簡単には変わらないものだと思います。変わるには数百年の歳月を必要とするのではないでしょうか。

        また、民族性に影響を与える思想とは、高度に洗練されたものであるよりも、庶民が日常生活で尊重しうる程度に平易で簡潔なものではないでしょうか。

        先日も紹介した本:
        『なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか
        「脱中華」の日本思想史』 (PHP新書) 石平 (著)
        https://www.amazon.co.jp/dp/456983745X/

        において、著者は日本の儒教だけでなく、神道と仏教を含めて日本の思想史を辿っています。土着の神道に対し、仏教と儒教が日本人に与えた影響を見ていくわけですが、中でも仏教が日本化していく過程は興味深いものでした。

        神道は、仏教に駆逐される危機を神仏習合という知恵で乗り越えた後、こんどは仏教が神道の影響を受けて変質していきました。

        国家仏教であり難解だった奈良仏教に対し、空海の真言宗・最澄の天台宗が宗教改革を進めました。空海は「即身成仏」すなわち誰でも仏になれるという衆生救済を説き、最澄は受戒の簡素化により衆生救済を目指しました。

        さらに平安中期には、天台宗から「人には生まれながら仏性が備わっていて、誰でも仏になれる」という「天台本覚思想」が提唱され、元々の仏教の概念を離れていきました。それはやがて「草木国土悉皆成仏」という概念に発展します。これは人のみならずあらゆる物事に仏性が宿っているという思想で、この「仏性」を「八百万の神」に置き換えれば神道になってしまいます。その後は皆様がよくご存じの鎌倉仏教によって、さらい仏教の大衆化と簡素化が進行します。高度で難解な教義ではなく「南無阿弥陀仏」と唱えるだけでよいというような、現実的・実践的な教えが大衆に広がりました。「草木国土悉皆成仏」はつまり、日本人の意識の最古層に宿る神道思想が仏教を包摂してしまっとも考えることができます。

        朝鮮の場合、儒教の受容は三国時代に始まります。統一新羅・高麗時代には科挙が実施され、士大夫(支配階層)の基本素養となり、李氏朝鮮では儒教が国教とされて、崇儒廃仏が徹底され、支配層が庶民にも儒教の教化を推進した結果、高度な教義はさておき、先祖崇拝などの儒教的な生活習慣は定着していきました。

        物心ついたときから日常生活の中で親から子へと伝えられる生活習慣と、それとは不可分の道徳観・宗教観というものは、家庭や地域社会をねこそぎ破壊しない限り、何世代にもわたって面々と引き継がれていくものではないでしょうか。それが民族性/国民性の基礎になっていると思います。

        • ちょっと補足します。
          「山川草木悉皆成仏」つまり、すべての命あるものはもとより、山や川さえも等しく仏性を宿しており、成仏できるのだとする思想について、おそらく多くの日本人は特に違和感を感じることもなく、なんとなく腑に落ちてしまうと思われます。この賛成するとしないとに関わらず「なんとなく腑に落ちてしまう」という点が非常に重要です。それは無意識レベルにまで刻み込まれた文化的基層に基づいた「反応」であるからです。
          中国で発展した仏教浄土思想に依れば、阿弥陀如来は一切の衆生が成仏することを本願としました。しかし、ここで対象になっているのは「衆生」、つまり、すべての生あるものです。ここから対象を無生物にまで拡大し、「山川草木悉皆成仏」に至るためには、相当に大きな思想的飛躍が必要になります。そして、この思想的飛躍を可能としたのが、まさに神道思想に他なりません。
          このように、日本文化の各要素をそれぞれ掘り下げていくと、最終的にはすべて神道思想に辿り着くというのが私の現在の結論です。現代日本人の多くは、日頃神道的価値観や所作を意識してないだろうと思われますが、現代に至るまで大きな影響を与え続けています。
          一つだけ例を挙げましょう。ケッタクソ悪い客を叩き出した後に、主人が塩を撒いたりしますね。何故でしょう?塩化ナトリウムの結晶をばら撒いたところで、腹立ちが収まるはずはありません。無意味なことをしているように見えませんか?
          もちろん答えは簡単で、主人の行動は要するに「お祓い」なのです。ケッタクソ悪い客によって汚された場を塩によって清めるという、完全に神道的価値観による行動です。そして重要なのが、その話を聞いた人は無意味なことをしているなどとは思わず、むしろ同情的であったり、少なくとも「なんとなく腑に落ちて」しまうという点にあります。つまり、その神道的価値観に基づく行動への理解が無意識レベルで共有されているということです。
          このような例は他にもいくらでもありますが、今なお神道的価値観が日本人に与えている影響は実に大きなものがあります。

          一方、朝鮮では、特に李朝500年の間に朝鮮式朱子学的価値観が強制的に叩き込まれました。おそらくは無意識レベルにまで及んでいると思われます。ゆえにその「矯正」は非常に困難でしょう。日常的な行動や所作の全てについて、一々掘り下げ、最低限意識化するという作業が必要だからです。そんなことをするくらいならば、全く異なる価値観を叩き込む方がまだ容易だと思われます。つまりは、ほとんど期待できないということですね。

          残念ながら、朝鮮半島が近隣に存在することは避けようがありません。しかし、その住民を「矯正」することなどできませんし、したくもないので、ならば「そーゆーモノ」として扱っていくよりありません。少なくともその方が精神衛生には宜しいかと思います。

          • 龍様、

            >一方、朝鮮では、特に李朝500年の間に朝鮮式朱子学的価値観が
            >強制的に叩き込まれました。おそらくは無意識レベルにまで
            >及んでいると思われます。ゆえにその「矯正」は非常に困難で
            >しょう。日常的な行動や所作の全てについて、一々掘り下げ、
            >最低限意識化するという作業が必要だからです。そんなことを
            >するくらいならば、全く異なる価値観を叩き込む方がまだ
            >容易だと思われます。つまりは、ほとんど期待できないという
            >ことですね。

            そしてその『無意識レベルの習い性としての物事の捉え方と神話』は時間と共に空間を飛び越えます。

            当方、米国に在住していますが、当地の韓国系米国人(移民二世・三世)がごく真率に(?)慰安婦碑の設置を推進しているのを見て空恐ろしくなりました。 この方たちは物理的に絶対に直接体験出来た訳はない80年前の事(自称慰安婦の受けうり)を恰も自分達の実体験である「絶対の真実」ように「証言」しています。 

            朝鮮半島を離れ、米国で生まれ、米国で教育されても、卑日思想に染まっている。

            私はこの邪悪な「日本卑下教」と対抗するには『反ユダヤ主義』に真っ向から対決する「名誉毀損防止同盟」と同様な組織の設立が必要なのではと思い始めました。

            ドイツのミッテ区の問題も韓国の「反日主義」を「反ユダヤ主義」・クリスタル・ナハトと同様なものとしてドイツ当局に説明し、対処すべきでしょう。

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