米大統領選の混乱が続いています。米国の一部メディアは日本時間の本日早朝までに、ウィスコンシン州でのバイデン氏の勝利を報じました。これによってバイデン氏は当選に必要な選挙人(270人)まであと6人に達した状態ですが、これにトランプ陣営が「複数の不正行為があった」として、再集計を要求する構えを見せているからです。
米国時間の3日に実施された米大統領選を巡っては、結局、日本時間の昨日の時点では結果が判明していませんでした。
しかし、日本時間の先ほどまでに、激戦区のうちのひとつであるウィスコンシン州で、複数の米メディアが「バイデン氏の勝利」と報じています。フォックスニュースによると、バイデン氏が獲得した選挙人は264人となっており、当選に必要な選挙人(270人)まであと6人と、「王手」を掛けた格好です。
また、開票作業中のネバダ州(6人)でもわずかながらのバイデン氏の優勢が伝えられており(ロイター報道だと58.8万票対58.0万票)、トランプ氏がここを落とせば、アラスカ、ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージアの4州を制したとしても、大統領当選の可能性は潰えます。
このため、もう焦点は「トランプ氏が4州で優勢を保てるか」ではなく、「ネバダ州をバイデン氏が制するかどうか」に移るのかと思いきや、ここで再び波乱が予想されます。トランプ陣営が「ウィスコンシンで不正投票があった」として、票の再集計を要求すると発表したからです。
Trump campaign to request recount in Wisconsin
President Trump’s campaign said Wednesday it would request a recount in the state of Wisconsin, where Democratic nominee Joe Biden has a razor-thin lead but multiple outlets have projected the former vice president to win. <<…続きを読む>>
―――米国時間2020/11/04 12:50付 THE HILLより
米メディア『THE HILL』によると、トランプ陣営のビル・ステピエン選対本部長は声明文で、「ウィスコンシン州のいくつかの郡で複数の不正行為が報告されており、選挙結果の正当性に疑念が生じている」と述べたうえで、再集計を求める考えを示したのだとか。
その際、ステピエン氏は「再集計を行う閾値(しきいち、threshhold)の範囲内にある」と述べたのだそうですが、これについてフォックスニュースなどの集計結果から両候補のウィスコンシン州の得票数、得票率を拾っておくと、確かに次のとおり、僅差です。
- バイデン候補…1,630,542票(49.6%)
- トランプ候補…1,610,007票(48.9%)
報道によれば、ウィスコンシン州では最上位候補との得票差が1%だった場合、その候補は再集計を要求することができるとする規定があるらしく、これだと確かにステピエン氏が述べた「再集計の閾値」の範囲にあります。
『THE HILL』によれば、バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対本部長はZoomによる記者会見に応じ、「再集計があろうがなかろうが、我々の勝利は揺るがない」などと自信を示したようですが、このあたりは正直、よくわかりません。
一部のウェブサイトでは、「ウィスコンシン州では途中までトランプ氏がバイデン氏をリードしていたにも関わらず、米国時間4日午前5時頃、突然バイデン氏に票が上積みされ、バイデン氏の小幅リードに変わった、」というグラフも掲載されています。
(※ただし、グラフ自体の出所が不明であるため、当ウェブサイトとしてはその画像を紹介するのはやめておきます。)
いずれにせよ、米大統領選の混乱はまだ続きそうです。
View Comments (15)
真偽は不詳ですが、不正投票の映像が回っている様です。
混乱に拍車が掛かりそうです。
グラフであれば、ABCテレビのスクリーンショットのようですね。
ネット上には元ソースはありませんでした。
https://www.thegatewaypundit.com/2020/11/seven-voters-older-oldest-human-alive-today-voted-michigan-including-one-man-born-1850/
ミシガンでは170歳の方の投票があったそうです。
これでトランプは残りのステートを全て取らなきゃならなくなりました。
しかしネバダは劣勢。
どちらにせよウィスコンシンとミシガンは再集計を求めるでしょう。
この混乱に中国が乗じて来ないわけがない。
安全保障問題が色々と一手遅かった。
不確かな情報で申し訳ありませんが、ネバダの郵便投票はまだ締切まで数日あるとの話がとんでました。
どうなってるのか???
焦点となっているウィスコンシンにしても、王手に手のかかったネバダにしても、その州内のトランプ/バイデン支持をみると、面積的には圧倒的に赤(共和党)が優位です。州内の田舎はトランプ支持、都市部はバイデン支持という分別になっています。ウィスコンシンで青いのはミルウォーキーやマディソンなど、ネバダで青いのはリノとラスベガスのみ。
米国が自分自身を田舎の国と思うか、都市の国だと思うか、そういうところも争点なのかもしれません。
まあ、この選挙戦泥仕合は田舎っぽいですが…。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(なにしろ、日本マスゴミ村と違って自分は間違う存在であると自覚しているので)
現時点でアメリカ大統領が誰になるかは分かりませんが、確実に言えるのは、今回の敗者は世論調査ではないでしょうか。なにしろ、世論調査が正しいとすれば、バイデン元副大統領の圧勝となるはずなので。日本マスゴミ村も、4年後の大統領選挙では、NYTなどの有名メディアだけでなく、フォックスニュースも紹介しなければならないかもしれません。(アメリカのメディアは、4年前の大統領選挙予想の失敗を反省して、方法を改善したと言いますが、もし大幅な変更をしたのなら、今回の方法には実績がないことになります)
蛇足ですが、日本の世論調査でも、「世論調査の結果は信用できない」、あるいは「隠れ立憲民主党もいるはずだ」、最悪の場合は「自民党が勝ったこと自体、選挙で不正があった証拠だ」と言い出す人が出てくるのではないでしょうか。(そういえば、「選挙で負けたのは、選挙管理委員会が票を操作したからだ」と言って、地下鉄にサリンを撒いた宗教法人もありました)
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
昨日の『プライムニュース』の視聴者からの質問コーナーで、木村太郎氏が「今回のアメリカ大統領選での最大の敗者は、アメリカのメディアだ。そして、そこからの情報で放送していた日本のメディアだ。大統領選は、投資に影響する」との発言がありました。もし「バイデン元副大統領の圧勝見込み」という報道を受けて投資した日本の投資家が、今回、大損をこうむれば、投資家業界も日本マスゴミ村の報道を鵜吞みにしないで、自身で調べるようになるのでしょうか。
中国との全面対決は嫌、でもアメリカの利益も守りたい。
そうなると負担を背負わされるのは金を持ってる日本て理論になりそう。
日本への圧力のかけ方は韓国がよく知ってるし、アメリカも協力するとなると、厄介。
世論分断の原因としてネット規制も世界的に進みそうかなあ。
メディアといえば、ツイッター運営によるトランプ陣営のアカウントブロック(によるバイデン親子のウクライナ疑惑のもみ消し)は悪質でした。
ほんとチミ達陰謀論と難癖付けるの好きねぇw
はい、こんなのも好きです。
【調査報道】中国の「米大統領選」工作活動を暴く | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/600-6.php
スパムコメントみたいになってしまって恐縮ですが、このツイートを2箇所に貼らせていただきます。
お眼汚し失礼しました。
まとまっていてありがたいです。
そして「あの」ハフポスト日本版が火消しに乗り出しました(11/5(木) 11:35配信)。
曰く、
「保守系のFOXニュースなどが…否定している」
→フェイク。ソースは FOX6 News Milwaukee のようだが、ここはローカルTV局でFOXニュースではない(親会社の親会社は同じだが)。
「ウィスコンシン州は当日の有権者登録が可能」
→接戦区応援後出し二重投票を防げるのだろうか?
「360万人の有権者がいて、330万の投票があった」
→投票率91.7%なんですがw
「ミルウォーキーの作業が終わったのは午前3時ごろだ」
→人口60万都市の集計が終わって加算12万なの? …バイデンだけならアリかw
疑惑はますます深まったw
テレビメディアで「トランプ支持者が開票所に押し掛け…」ガラス叩いて抗議している映像を流していましたが…
日経によるとどうやら何故か締め出された立会人だった様です。
他の開票所では立会人が開票作業から郵便投票の消印及びサインが確認できない距離(8m!とも)をとることを指示されたとの記述もありましたが…確認できた範囲のテレビメディアでは触れていない様です。
トランプの会見も印象操作バリバリの取り上げ方みたいですし…
ぐだぐだですなあ