「覆面パンツマン」とは美少年勇者の成れの果てなのか
以前の『深刻化する「ビアフロ」問題 どうして収束しないのか』を含め、当ウェブサイトではかなり継続的に取り上げている、緊急性が高い社会問題のひとつが、「ビアフロ問題」とそれに付随する諸論点です。本稿ではこれについて最新の見解をいくつか紹介するとともに、「トンヌラ問題」、「覆面パンツ問題」、「デバッグ問題」などの周辺論点についてもいくつかの議論を紹介したいと思います。
目次
お断り:デボラ問題とルドマン問題は割愛します
以前より当ウェブサイトでは、継続的に追いかけ続けている問題がいくつかあるのですが、そのひとつが「ビアフロ問題」です。
『深刻化する「ビアフロ」問題 どうして収束しないのか』でも取り上げたとおり、1992年に発売されたスーパーファミコン用ソフトウェア「ドラゴンクエストⅤ」で、ゲームが進捗する途中で、主人公がビアンカさん、フローラさんのいずれかを結婚相手として選択しなければならないとする難問です。
(※ちなみに「ビアフロ問題」は当ウェブサイトが勝手にでっち上げた用語であり、一般的に用いられているものではありません。このため、公的な場所で使用される場合などには、くれぐれもご注意ください。)
ちなみにこの「ドラゴンクエストⅤ」、その後、いくつかのハードウェアでリメイクされていて、2008年に発売されたニンテンドーDS版ではデボラさんという人物も選択肢に追加されるのですが、ごく一部にコアファン層がいるルドマンさんを結婚相手に選べるバージョンは、残念ながら現在のところ存在しないようです。
なお、デボラさんのファンには申し訳ないのですが、当ウェブサイトではもっぱら、ビアンカさんとフローラさんに焦点を当てた議論を進めて来ました。その理由は何といっても、デボラさんの出現が2008年以降と、比較的歴史が浅いからです。
したがって、以下の議論でも従前にならい、デボラさんとルドマンさんについては結婚相手として「なかったこと」にさせていただきますが、ビアンカさん、フローラさんのどちらを選択するにせよ、ゲームを進めるうえで、表向きの支障はありません。なぜなら、どのみち双子の男女が生まれるからです。
しかも、生まれた子供たちのうち、男の子の方が「伝説の勇者」だったという意外な展開もさることながら、より大きな衝撃は、現代的かつ普遍的価値観に照らし、どうもなかなか理解しがたいな出来事が、多数発生するのです。
たとえば、主人公(プレイヤー)の身分が、最初は「パパスのむすこ」からスタートし、次に「神殿のドレイ」、「逃げたドレイ」、「さすらいの旅人」、「モンスター使い」、「グランバニア王」、などと次々と変化し、最後は「勇者の父親」になってしまうという点は、これまでのドラクエシリーズにはなかった展開です。
また、途中で湖に沈んだ「天空城」という施設に立ち寄るのですが、この施設の主人(正体はドラゴン)が人間に化けていて、しかも20年間、トロッコで同じ場所をグルグル回り続けていたというあたり、常人にはなかなか理解が困難な論点でもあります。
さらには、ゲームをクリアしたあかつきには、主人公が治める「グランバニア王国」は、主人公、つまり国王一家自身が大魔王を倒すくらいの戦力を持ち、たくさんの魔物を家来として従え、主人公自身が大富豪・ルドマンさんの親友として、事実上、世界を軍事的・経済的に支配してしまうのです。
じつは、ドラクエⅤの世界における本当の意味の征服者が、主人公自身だったというのは、きわめて重大な視点ではないでしょうか。
トンヌラ問題とは?
さて、「ビアフロ問題」を巡っては、これまで数回議論して来ましたので、本稿では少しこの問題から離れ、「トンヌラ問題」についても議論していきたいと思います。
私たちがドラゴンクエストⅤのカセットをスーパーファミコンに挿入して電源を入れ、新規ゲームを選択して主人公の名前を入力すると、たいていの場合は、いきなりパパスさん(※主人公の父親)が城の大広間をぐるぐる廻っているシーンからスタートします。
どうもこのパパスさん、ヒゲ面のおっさん(失礼!)ですが、奥様(「ママス」さんではありません!)が寝室で子供を産んでいる最中であり、そのうち赤ちゃんの声が聞こえてきます。
急いで寝室に駆け込んだパパスさんは、ママス…、じゃなかった、マーサさんとこんな会話を交わします。
パパスさんとマーサさんの会話・全文
マーサ「あなた……。
パパス「よく やったな!/おうおう このように/元気に泣いて……。
パパス「さっそくだが/この子に 名前をつけないと/いけないな。
(少し間をおいて)
パパス「うーん…………………。
(少し間をおいて)
パパス「よし うかんだぞ!/トンヌラというのは/どうだろうかっ!?
マーサ「まあ ステキな名前!/いさましくて かしこそうで…。
マーサ「でもね/わたしも 考えていたのです。
マーサ「****と いうのは/どうかしら?
パパス「****か……。/どうも パッとしない名だな。
パパス「しかし おまえが/気にいっているなら/その名前に しよう!
(少し間をおいて)
パパス「****!/今日から おまえは/****だ!
マーサ「まあ あなたったら……。/うっ……。/ごほん ごほん……。
パパス「おい! 大丈夫か!?
(赤ちゃんの泣き声、ファンファーレ)
(【出所】SFC版『ドラゴンクエストⅤ』)
(「****」には、プレイヤーが入力した主人公の名前が入ります。)
ここでプレイヤーは置いてけぼりになってしまいます。なにせ、唐突に「トンヌラ」が出てくるのですから。
トンヌラ=棺桶説
では、この「トンヌラ」さん、もともとは『ドラゴンクエストⅡ』(ファミリーコンピュータ版など)に出てくる、サマルトリアの王子(通称「棺桶」)のデフォルト名のひとつです。以下の議論ではファミコン版に立脚して説明させていただきます。
ドラクエⅡは基本的に、3人パーティでゲームが進行するのですが、主人公であるローレシアの王子は戦士(いわゆる脳筋)であり、考えるよりも先に手が出るというバリバリのファイター。
これに対し、とある街で最初は魔法をかけられて犬にされているムーンブルクの王女は、HPが非常に低いものの、基本的には強力な呪文をバリバリ使いこなす魔法使いです。
ところが、真ん中の王子様は、当初のキャラ設定としては「武器も呪文もどちらも使える万能キャラ」という触れ込みだったのですが、ゲームバランスの設定ミスのためでしょうか、現実には「武器も呪文も中途半端にしか使いこなせない中途半端な棺桶」と化してしまったのです。
ちなみに「棺桶」とは、ドラクエシリーズ(※日本版)ではキャラクターが戦闘でHPゼロになってしまった際に、グラフィックが棺桶に変化することから転じて、「すぐにHPがゼロになってしまう弱小キャラ」という意味合いで用いられているようです。
この点、『アンサイクロペディア』というウェブサイトの『サマルトリアの王子』というページには、彼自身の自己紹介が掲載されているのですが、これが噴飯物です。ごく一部だけ引用すると、次のような具合です。
「殴るだけしか能のない脳筋や魔法しか能の無いわんこ姫と違って、勇者ロトやご先祖様と同じく魔法と剣を両立できる万能型の戦士、勇者タイプってワケさ。」
もし彼が本気でそう述べたというのであれば、これは思い上がりも甚だしいと言わざるを得ません。
「殴るだけしか能のない脳筋」に遥かに劣る体力、「魔法しか能のないわんこ姫」に遥かに劣る魔法力で、いったい何を偉そうなことを言っているのかと感じざるを得ません。
これに対し、同サイトによれば、ローレシアの王子が「サマルトリアの王子?ああ、あの棺桶の事か」、ムーンブルクの王女が「サマルトリアの王子?ああ、あのもやしのことね。まあ彼の呪文って中途半端よね」など、極めて舌鋒鋭く批判しているのだそうですが、それもある意味ではやむを得ないことでしょう。
さらに、彼らの祖先にあたる『ドラゴンクエストⅢ』の主人公(いわゆる「勇者ロト」)はこの「棺桶」氏に対し、次のように述べているのだそうです。
「まったく、近頃の若い者は情けない。」
美少年勇者の父親が覆面パンツマンという変態
ただ、このような議論に足を踏み入れると、絶対に避けては通れない論点がもうひとつでてきてしまいます。
それが、「カンダタ問題」です。
ファミコン版『ドラゴンクエストⅢ』が発売されたのは1988年2月のことでしたが、第1作、第2作の前評判が高かったためか、学校を休んでおもちゃ屋の店頭に並び、これを買い求める人が続出するなど、一種の社会現象にもなりました。
そのドラクエⅢの主人公である勇者、パッケージイラストだと、なかなかの美少年です(※当時のファミコンのグラフィック力だとそこまで再現できていませんが…)。
そして、ゲームを進行させていくと、この勇者は火口に落ちて命を落としたとされる父・勇者オルテガさんの足跡に出会う、という仕組みなのですが、最後の大魔王の城で、じつは生きていた父と感動の再開を果たす、というシーンがあります。
しかも、それはちょうど、その父が魔物との戦闘で絶命してしまう瞬間に立ち会う、というものです。
本来、涙なしには見られない展開…のはずなのですが、実機でプレーすると、感動からかなり遠いところに飛ばされてしまいます。なぜなら、この父親、なんと「覆面パンツマン(!)」だからなのです。これは少年の心にきっと深い傷跡を残したに違いありません。
ではなぜ、美少年であるはずの勇者の父親が、怪しい「覆面パンツマン」だったのでしょうか?
もしかして、この勇者の母親は、オルテガさんと結婚していながら、オルテガさんではない男の子供を産んでいた(いわゆる「不倫」)、というのでしょうか?
おそらくその結論は簡単で、当時のファミコンの性能上、あるいはROM供給の都合上、オルテガさんのグラフィックをわざわざ格納するだけのスペースがなかったのでしょう(実際、ファミコン版ドラクエⅢはオープニングが割愛されています)。
だからこそ、盗賊カンダタのグラフィックを「色違い」にして、覆面パンツマンという怪しい格好で登場させざるを得なかったのでしょう。
「****」氏が覆面パンツマンであるという衝撃
ところが、この「覆面パンツマン」、時代は下って2016年1月に発売された『ドラゴンクエストビルダーズ』(以下「ビルダーズ」)にも登場します。
ビルダーズの設定は、『ドラクエⅠ』の最後、竜王との戦闘のシーンで、主人公が竜王の
「もしも わしの みかたになれば せかいの はんぶんを ****に やろう」
という呼びかけに乗ってしまったという仮定のものです。
その結果、アレフガルドが闇に閉ざされ、精霊ルビスが命を吹き込んだ1人の少年(または少女)が「ビルダー」としてアレフガルドを復活させる、というストーリーなのです。
つまり、ビルダーズの世界では、ドラクエⅠの主人公(ビルダーズでは名前は「****」)こそがアレフガルドを闇に閉ざしてしまった張本人、というわけなのですが、ゲームを進めていくと、主人公がこの「****」(本当にこういう名前です!)と対決するシーンが出てきます。
なんと、その「****氏」こそが、覆面パンツマン(+なぜか王冠を被っている)という、極めて怪しい姿なのです。これ、明らかに1988年のドラクエⅢから、約30年越しで伏線を回収してますね。
絶望的にネーミングセンスがないパパス氏
さて、話は少し脱線してしまいましたが、先ほどは『ドラクエⅤ』の冒頭で、パパスさんとママス…じゃなかった、マーサさんが、生まれたばかりの赤ん坊(つまり主人公)を前に、名付けの会話をするという場面がある、という議論を提示しました。
ここで、
パパス「さっそくだが/この子に 名前をつけないと/いけないな。
(少し間をおいて)
パパス「うーん…………………。
(少し間をおいて)
パパス「よし うかんだぞ!/トンヌラというのは/どうだろうかっ!?
というシーンで、誰しもが感じたのが、「ではもしプレイヤーが入力した名前が『トンヌラ』だったら?」という疑問だと思います。
しかし、非常に残念ながら、このあたりのデバッグはキッチリしているらしく、仮にプレイヤーが「トンヌラ」(またはひらがなで「とんぬら」)と入力した場合、このセリフが次のように変わります。
パパス「さっそくだが/この子に 名前をつけないと/いけないな。
(少し間をおいて)
パパス「うーん…………………。
(少し間をおいて)
パパス「よし うかんだぞ!/サトチーというのは/どうだろうかっ!?
………………。
おい!パパス!!いいかげんにしろ!(怒)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
いずれにせよ、個人的にこれだけは申し上げておきたいと思います。
ドラクエⅤの主人公、パパス氏に名付けられなくてよかったね、と。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
ドラクエ1の初回プレイで竜王の甘い誘いに乗ってしまいました。
当然ながら、世界は暗闇に包まれました(涙
ふっかつのじゅもんのメモは無くした(涙、涙・・。
懐かしいですね。(私はひねくれ者)
覆面パンツマンって変態仮面でしょうか。
それはさておき、ドラクエ2は思い入れがあります。
何回ふっかつのじゅもんを写し間違えてやり直しになったことか。
一番つまったのはすいもんのかぎ、牢屋の影に隠れているのがさっぱりわからず、マップの津々浦々まで探しに行きました。
家の近くの本屋で攻略本を立ち読みしてようやくわかったありさまです。
先に進めるのが嬉しくて、その後はよく全滅しましたが苦にはなりませんでした。
> 美少年勇者の父親が覆面パンツマンという変態
「変態仮面」ですか?
「それは私のおいなりさんだ」(迷言?)
映画「HK 変態仮面」では鈴木亮平が体を張った演技をやってました。あの変態仮面の格好で強い風が吹く屋上で撮影したり、タイツがずれておいなりさんがあらわになって撮影が止まった事があったり……
ググったら「それは私のおいなりさんだ」というラーメン屋を見つけました。横浜市にあるらしいですが、今もあるのでしょうか。
三百万人近くが行列を作り並ぶダイナミックスは80年~90年代ならではのモメンタムですね(小池百合子さん風に)
「もしも わしの みかたになれば せかいの はんぶんを ****に やろう」
中国共産党も太平洋のハワイから東部は米国がとり、西部を中国がとるとことで合意できないかと言ったそうなので、中国は竜王だと思います。
韓国の反日モンスターを見るとブオーンを思い出します。あれは封印できないものです。
ルドマン家の伝説の盾(イージス?)では物足りないので圧倒的軍事力、火力が必要ですね。
ゲームでは強キャラで無双するより、微妙キャラでいかにベストを尽くすかという遊び方、やりこみが好きで、主役の青赤より脇役の緑が好きな私にとっては、サマルトリアには深い愛着があります。現代において、彼こそが多様性の象徴なのです。個性を大切に!
覆面パンツは個性?通報しますね。
ふん。ドラクエ2で、水の羽衣を2着手に入れたときの感動は忘れられん!どのシリーズだったか、放送禁止用語に名前を変更しよとするとできなかった苦い?思い出が!
まず、事実関係を整理します。「覆面パンツマン」は正確には「覆面マントパンツマン」です。
彼は世界を救うため冒険を続け、遂にラスボスの城のある島の手前までたどり着きます。しかし、島に渡るためのあのアイテムや、船は持っていません。なぜなら、何年か後に父のあとをおって息子(娘)が冒険に出ることを確信していたためです。彼は「島に渡るには泳げば良い。父が世界を救えなかったときは自分の子供が世界を救う。便利なアイテムは子供に残す」そう決意してあらゆる便利なアイテムを取らずに冒険を続けていたのです。彼の武器が人気のある剣ではなく、不人気な斧なのもそういう理由です。
さて、島に渡るに当たり問題が一つ。彼は着衣水泳の訓練を受けていなかったのです。そもそも、鎧と盾を付けては泳げませんが、服まで脱いでパンイチになったのはそういう事情があったのです。斧はおいていくわけにも行かないので持っていきますが、鎧と盾はあきらめました。脱いだ服はマントにくるんで斧と一緒に背負って泳ぎました。マントは風呂敷代わりに使ったのです。
しかし、ここで彼は不運に見舞われます。泳いでるときにモンスターとの戦闘になり、斧を取り出したとき、マントが解けてしまい、中の服が流されてしまいました。
彼が島にたどり着いたとき、斧とマントしか持っていなかったのにはそういう事情があったのです。
しかし、彼のマントは特別なものです。子供のために辺境の村に愛用の兜を置いていったエピソードがあるのですが、流石に頭部を守るものがないのはマズイということで、フード付きマントを入手しました。フードは目深に被り、目を出す穴を開ける、それが当時の流行です。こうして流行の覆面マントを愛用しながら旅を続けていたのです。彼が覆面マントを装備しているのは、子供に愛用の兜を引き継がせるためだったのです。
こうして、覆面マント+斧+パンツという、一見、当時有名だった盗賊の親分と同じような装備ですが、厳しい旅を続けるなかで、皆同じような装備に落ち着いてしまうのは仕方がないことなのです。有名な盗賊は、弱い子分どもに鎧と兜を譲り、強い自分は顔を隠せる覆面マント(とパンツ)だけという装備になる。いずれも、自分よりも人を優先して鎧や兜を譲った結果です。
「変態パンツマン」は、譲る心を持った優しさと強さを持った冒険者の誇り高い装備なのです。
オルテガさんは変態ではないのです。すべて自分の子供が冒険に出たときのことを思った結果なのです。
カンダタが服を着ていない理由は特に思いつかないので実際変態なのでしょう。王様の冠盗んで、覆面マントパンツマンが、覆面マント王冠パンツマンになろうとしたのでしょう。気持ち悪いやつです。どういう趣味だよ。なお、頭部の防具を二重に装備できないので、戦闘では冠はかぶれません。
あの島に1人で渡ったこと自体変態ニダ。
ビアンカさんも名付けのセンスはちょっとなあ…と思います。
でも、いつも「ゲレゲレ」を選んでしまいます(笑)。
ビアフロ問題?そんなの解決済みじゃん?なんでこのブログって解決済みの問題を何度も蒸し返すの?それに今度は覆面パンツ男?ゴールポストを動かすのはいい加減にしたら?
ピンポンダーーーーーシュ!
そうですよね。結論はデボラで決着しているというのに、歴史が浅いからという理由で見ぬふりをする姿勢は問題だと思います。
うるさいニダ!
ビアフロ問題は解決してないニダ!デボラは認めないニダ!
あと覆面パンツマンはゴールポスト変更じゃないニダ!
あれは黒歴史という正しい歴史認識を持つニダ!
幼馴染とお嬢様だけしか認めないのは偏狭過ぎます。ツンデレも認めなくてはいけません。
さらに、LGBTに配慮してルドマンも認めて、「ビアフロデボルド問題」にするのが最近の流れです。
ビアンカ=幼馴染
フローラ=大金持ち
共通点=どっちも性格(?)が良い。デボラはそれ以前の問題。
ルドマンは一部コアなファン向け。配慮する必要はないニダ。