買い物しようと街まで出かけたが財布を忘れて大丈夫?
日曜日ということもあり、本稿では時事的な話題からは少し離れ、普段、個人的に感じているテーマについて、少し深掘りしてみたいとおもいます。それは、「マネーの面からのテクノロジーの進化」です。個人的な体験ですが、先日、スマートフォンだけで街中を歩いてみたところ、まだ物理的にサイフを出さなければならない場合もあるものの、電子マネーなどが使える局面が増えてきたように思えます。
目次
物理的な現金
「壱万円札問題」とサイフの小銭
とても当たり前な話ですが、古典的な買い物は、おカネ(お札やコイン)をサイフなどに入れて持ち歩き、店で買い物をするときにそれらのおカネを相手に渡す、という方法を取っています。
たとえば、八百屋さんで「ダイコン1本200円」と書かれていたら、お店の人に「ダイコン1本くださいな」と言って自分のサイフから百円玉を2枚を取り出して相手に渡せば、そのダイコンは自分のものになる、というわけです。
ただ、ここで面倒なのは、たいていの買い物で、コインや紙幣は1枚で済まないことが多い、という点です。「ダイコン1本200円」という事例でも、日本には「二百円玉」なるコインは存在しませんから、買い物をするとき、授受枚数はどんなに少なくとも2枚以上です。
しかも、最近だと消費税という厄介な税制があります。もしこの200円が「税抜表示」だったとしたら、このダイコンは「税込216円」(※軽減税率が適用される場合)であり、この場合には財布からあと16円を取り出して、相手に渡さなければなりません。
16円といえば、「十円玉1枚、五円玉1枚、一円玉1枚」という払い方が多いと思いますが、ほかにも「十円玉1枚、一円玉6枚」、「五円玉3枚と一円玉1枚」、「一円玉16枚」など、いくつもの払い方が存在します。
こうしたなか、財布のなかに細かいおカネがなければたとえば千円札を出せば、たいていの店はお釣りを出してくれます。216円の買い物をすれば、784円のお釣り(たとえば五百円玉1枚、百円玉2枚、五十円玉1枚、十円玉3枚、一円玉4枚)を手渡してくれるはずです。
しかし、千円札ならまだ良いのですが、もしサイフに五千円札や壱万円札しかなかったら、どうなるでしょうか。
極端な話、壱万円札で216円の大根を買った場合には、お釣りが9784円ですが、「もう少し細かいおカネはないの?」と聞き返されることもありますし、ひと昔前だとタクシーに乗ったときに細かいおカネを持っていなければ、運転手さんに露骨に嫌な顔をされたという経験をした方もいるかもしれません。
千円札 あぁ千円札や、千円札
そういえば、街中の店ではときどき、「当店では千円札が不足していますのでご協力をお願いします」などと記載されていることがあるのですが、これは「できるだけ壱万円札などを使わないでほしい」という意思の表れなのでしょう。最近だと、銀行の両替もタダではないからです。
また、個人的記憶で恐縮ですが、消費税・地方消費税の合計税率が2014年に8%に上昇した際、知り合いの飲食店経営者が「一円玉や五円玉がとくに不足するようになった」、「毎回、お釣りを準備するのが本当に大変だし、両替費用もバカにならない」、などと嘆いていたのを思い出します。
消費税の税率改悪にともない、税込み価格を円単位ではなく10円単位に切り替えることで何とか乗り切ったという店も多かったのかもしれませんが、昨年10月の消費税等の再増税にともない、やはり経営努力による税率の吸収には限界があるとして、最近は再び円単位で会計をする店が増えた気がします。
(※といっても、このあたりは主観的な印象なので、きちんと調べたわけではありません。)
サイフにじゃらじゃら、小銭が入っていると、「自分がいま、いくらのおカネを持っているのか」、「おカネを何に使ったのか」というのがわからなくなってしまう、という人も多いでしょう。
キャッシュレス決済の現状
爆発的に普及する電子マネー
こうしたなか、以前から、当ウェブサイトでときどき取り上げる話題のひとつが、「キャッシュレス決済」、つまり「現金を使わない買い物」です。
むかしだと、おもに海外旅行に行ったときなどでトラベラーズチェック(T/C)が役に立ったものです。
しかし、三井住友カード株式会社の「タビサポ」というウェブサイトに2020年6月15日付で掲載された『トラベラーズチェックは今も使える?クレジットカードとの違いを解説』という記事によれば、日本国内での販売は2014年3月末に終了してしまっているそうです。
しかし、T/C自体は廃れましたが、キャッシュレス決済についてはむしろ普及を続けています。最近だとクレジットカードや電子マネーを持つ人も増えてきているのに加え、加盟店・電子マネーの端末なども増えているからです。
一般社団法人日本クレジット協会の統計によれば、クレジットカードの契約数も着実に増えているものの、最近、飛躍的に伸びているのが電子マネーなのだそうです。
クレジットカード契約数
- 2015年12月末…2億4040万件
- 2016年12月末…2億4619万件
- 2017年12月末…2億5088万件
- 2018年12月末…2億5689万件
- 2019年12月末…2億6326万件
(【出所】『日本のクレジット統計 2019年版』P7『クレジットカード契約数』)
電子マネー発行枚数
- 2015年12月末…2億9453万枚
- 2016年12月末…3億2862万枚
- 2017年12月末…3億5833万枚
- 2018年12月末…3億9077万枚
- 2019年12月末…4億2371万枚
(【出所】『日本のクレジット統計 2019年版』P41『電子マネーの利用状況』)
電子マネー端末台数
- 2015年12月末…177万台
- 2016年12月末…199万台
- 2017年12月末…230万台
- 2018年12月末…273万台
- 2019年12月末…357万台
(【出所】『日本のクレジット統計 2019年版』P41『電子マネーの利用状況』)
とくに電子マネーの場合、わずか5年で枚数が1億枚以上増えているのにくわえ、電子マネー決済が可能な端末の台数も2倍に達した格好です。そして、「4億枚」ということは、国民1人あたり3~4枚の電子マネーを所有している計算でしょう。
そういえば今年に入って、新宿など都内の繁華街でも、個人経営の飲食店などで電子マネーやクレジットカードの利用・決済が可能な端末がずいぶんと普及し始めている気がします。やはり、武漢コロナ禍で物理的な現金授受を避ける傾向が増えてきたためでしょうか?
このあたり、『日本のクレジット統計 2020年版』が公表されたタイミングで、その状況をチェックしてみても良いかもしれません。
相互利用、使用履歴…ますます便利になる電子マネー
では、この電子マネー、いったいどういう使われ方をしているのでしょうか。
首都圏や近畿圏など、鉄道が便利な大都市圏に暮らしている人であれば、きょうび、「交通系電子マネー」を1枚も持っていないという事例こそ、むしろ少ないでしょう。
交通系電子マネーは対応している鉄道やバスの乗車に使用可能であるだけでなく、駅の売店、コンビニエンスストア、スーパーなどの小売店でも、決済に使うことができます。とくに大手のコンビニチェーンだと、全国どこに行ってもいつもの電子マネーを使うことができ、大変便利です。
また、使用履歴がわかるので、家計簿や出張精算をするのにも便利ですし、一部のカードは現金だけでなくクレジットでのチャージも可能であるため、高いポイント還元を目当てに使用している人もいるのではないでしょうか。
さらに、先日の『債券市場からみた、「人民元が米ドルに勝てない理由」』などでも指摘したとおり、現在、主要な交通系電子マネーは全国的に相互利用が可能となりつつあります。
少し古い情報ですが、国土交通省が2015年4月13日付で作成した『交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けて』という資料によれば、2015年4月1日時点で、全国相互利用サービスが導入されている交通系電子マネーが10種類ありました。
それぞれのカード名、発行主体、使用可能なエリアは次のとおりです。
- Suica(JR東日本、首都圏・仙台・新潟など)
- PASMO(主に首都圏の私鉄が発行する共通規格)
- ICOCA(JR西日本、近畿圏・中国圏など)
- PiTaPa(主に近畿圏の私鉄が発行する共通規格、近畿圏・中国圏など)
- KitaCa(JR北海道、札幌近郊)
- TOICA(JR東海、名古屋近郊・静岡県など)
- manaca(東海地方の私鉄が発行する共通規格、名古屋近郊・静岡県など)
- SUGOCA(JR九州、福岡・長崎・鹿児島・大分県など)
- はやかけん(福岡市交通局)
- nimoca(西鉄)
これらの交通系電子マネーを1枚持っておけば、ほかの9種類の鉄道などでそのまま利用することができ、大変に便利ですし、最近だと沖縄県の「ゆいレール」でもこれら10種類の交通系電子マネーが使えるようになったそうです。
どこまで進化したか
モバイルオーダーを使ってみた
こうしたなか、最近、さらに利便性が加速しているのが、「モバイルオーダー」と「セルフレジ」です。
当ウェブサイトはべつに特定のクレジットカード、電子マネー、サービスなどを宣伝するつもりはないのですが、ただ、個人的に使ってみて「これは便利!」と思ったので、あえて実名を出してみたいと思います。
ひとつは、マクドナルドのモバイルオーダーです。
使用するためには、スマートフォンにアプリをダウンロードしたうえで、そのアプリに自身のクレジットカードの情報を登録する必要があります。
この点、アプリ自体は無料ですが、クレジットカード情報を登録するのには抵抗がある、という方も多いと思います。モバイルオーダーを使うためには、その心理的ハードルを乗り越える必要がありますし、「絶対に不正使用されない」と当ウェブサイトとして保証することもできませんので、この点はご了承ください。
ただ、その心理的ハードルを乗り越え、いったんクレジットカード情報を登録し、モバイルオーダー機能を使ってしまうと、その便利さには思わず舌を巻きます。
たとえば、子供たちを連れてどこかに外出し、いざ昼食を食べようとした際、子供から「お父さん、マクドがいい!」などと言われたものの、そのマクドのレジで長蛇の列を見てげんなりしてしまう、という経験をした人は多いと思います。
しかし、店舗によっては、座席を確保すること自体は、意外と簡単だったりします(※あくまでも店によりけり、ですが…)。レジの前の列を無視し、さっさと店内に入って座席を確保してしまうのが良いのかもしれません。
そして、その店舗がモバイルオーダーに対応していれば、確保した座席には座席番号が記載されていますので、スマホアプリで「モバイルオーダー」機能で自分が入店した店舗を「受け取る店」に指定し、その座席番号を入力すれば、レジに並ばなくてもオーダー品を座席まで持ってきてもらうことができます。
しかも、マクドアプリにはクーポン機能もありますので、うまくクーポンを活用しながら注文を入れれば、少しだけおトクに食事をすることだって可能です(※ただし、クーポンによってはモバイルオーダーが使えないものもあるようです)。
いずれにせよ、このマクドアプリを活用したモバイルオーダーの威力は絶大で、とにかく1度でも使ってしまうと、便利すぎ、もう元には戻れません(もっとも、欲を言えば、せっかくアプリ化したのであれば、ポイントがたまるようにしてほしい、という気もしますが…)。
なお、シンプルな疑問ですが、このマクドアプリで受領店舗の指定を間違えてしまうと、それをキャンセルすることができず、当然のことながら料金を支払わねばならないのに、商品も受け取れないという事態が生じることもあるのではないでしょうか?
人間、疲れていると意外と受取店舗の指定を間違えるというミスをしでかすのではないかと思いますが、もしかしてうまくGPS機能とリンクさせて、オーダーミスが生じないようにしているのでしょうか。このあたり、今度機会があれば検証してみたいと思います。
セルフレジの威力
その一方、電子マネーなどで利便性がとくに高まっているのが、コンビニエンスストアのセルフレジです。
これも個人的な経験に基づく情報で恐縮ですが、都内のケースだと、現在のところ、3大チェーン店のうちローソンとファミリーマートでセルフレジが設置されているほか、JR東日本系の「NEWDAYS」というコンビニでもセルフレジが使用可能であるようです。
ただし、3大チェーン店のうち、セブンイレブンでは、現在のところ「セルフレジ」を見かけたことはありませんが、このあたり、事実関係に詳しい方がいらっしゃれば、コメント欄でぜひご教示いただきたいと思う次第です。
このセルフレジ、使える決済手段が電子マネーやクレジットカードなどに限定されていて、現金の使用はできませんが、逆に、電子マネーやクレジットカードをメインで使っている人にとっては、すこぶる便利です。
そもそも平日の昼時などでなければ、たいていの場合セルフレジは空いており、並ばなくてもすぐに使用できます。また、自分自身で商品のバーコードを読み込ませるのですが、慣れてくれば大した手間ではなくなります。
そして、電子マネーやクレジットカードなどの「キャッシュレス決済」が前提ですので、ピッとかざせば支払が終了します。いちいち細かいお釣りを受け取り、それをサイフにザラっと入れる手間もありませんし、うっかりコインを落としてしまったり、散らばったコインを探したりする、ということも、まず発生しません。
もっとも、ユーザーの立場から言わせてもらえば、一部のコンビニエンスストアチェーンでは、セルフレジ周辺に袋詰めをする場所が確保されていなかったり、使い終わった買い物かごを置く場所がなかったりするケースがあり、地味にストレスはたまります。
また、最近だと例の「レジ袋増税」の影響もあり、たいていのコンビニエンスストアではレジ袋自体が有料ですし、マイバッグを取り出すのにもたついていると、後ろからほかのお客さんの無言の圧力を感じたりすることもあります。
さらに、店としては、万引き被害をどうやって防ぐかが悩みどころではないかと思うのですが、このあたりの防犯上の仕組みがどう確保されているのかについては、いまひとつよくわかりません。
しかし、ユーザー側からは「とにかく速い」、店舗側からは「人件費の削減が可能」という具合に、無人のセルフレジが増えることは、まさに客、店舗双方にとって多大なメリットがあるのでしょう。
テクノロジーの進化:本当に便利に!
こうしたなか、個人的に最近、さらに驚いたのが、スマートフォンの進歩です。とりわけ、「モバイルSUICA」などのように、物理的なカードを持たず、スマートフォンのなかにSUICAやクレジットカードを取り込んでしまおうという動きです。
当ウェブサイトの読者の皆さまであれば、「もう使っているよ」という方がいらっしゃると思いますが、これはこれで大変に便利です。
たとえばiPhoneの最新機種などの場合は、Apple Payという仕組みを使い、クレジットカードをiPhone上に登録し、電子的に発行されたSUICAと連携すれば、いつでも好きなときにクレジットカードを使ってSUICAにチャージが可能です。
そして、いったんSUICAのチャージが完了すれば、あとは普通のSUICAと同じような要領でiPhoneを決済端末にかざすだけで、支払が可能です(※ただし、アプリの細かいバグがたくさんあるのは玉に瑕ですが…)。
さらには、そのSUICAは携帯電話上で現在残高や使用履歴が表示できるため、家計簿をつけたりするのに、ある程度、役に立ちます(ただし、csvファイルなどに吐き出す機能がないらしいのは、非常に残念ですが…)。
ただし、Walletは使っている携帯電話の充電が切れてしまうと使えなくなる、という情報もありますし、また、ネット等で調べていると、肝心のアプリの使い勝手が悪かったり、ポイント還元の条件が異なってきたりするケースもあるようですので、注意は必要かもしれません。
ケータイだけで1日過ごせるか
こうしたなか、先日、個人的に試してみたのが、「ケータイだけで1日を過ごす」、です。
結論的にはどうしても物理的なカードや現金が必要な場面も生じ、本当にケータイだけで1日を過ごすのは無理だったのですが、それでもかなりの部分をスマートフォンだけで過ごすことができました。
たとえば、コンビニエンスストア、スーパーなどでは、かなりの店舗で電子マネーが使用可能ですし、また、ポイントカード自体もスマートフォンに取り込めるケースがあるため(たとえばローソンのPontaカードなど)、スマートフォンが1台あれば、かなりの用事を済ませることができます。
キャッシュレス決済にはまだまだ課題もあるが…
このキャッシュレス決済、現状では切手、はがき、印紙などを買うことができないという欠点はあるのですが、ネックだった個人経営の店舗でも、最近では決済端末が普及しているようであり、利便性は日々高まっています。
いちいち現金を出さなくても良い、支払履歴を電子的に確認することができる、万一紛失しても条件次第では補償される、など、メリットも多数あります。
ただし、複数の研究によれば、電子マネーの場合、どうしても「使い過ぎてしまう」というデメリットがある、などと指摘されているようです。サイフから物理的に現金を取り出すわけではないため、金を使うことに対する心理的抵抗が低くなるからでしょうか。
いずれにせよ、テクノロジーが進歩していけば、やがて物理的に現金をサイフに入れて持ち運ぶ、といった必要性すらなくなっていくのかもしれません。今後のキャッシュレス化社会の進展を見守りたいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
本文で少しだけ触れられているトラベラーズチェックの話。
机の引き出しに眠っていたものを作年末に換金しましたが、本当に扱っているところが減りました。
それどころか、行員が慣れていないせいか、換金できるものをできないと言われたり。
クレジットカードは海外の宿泊予約に必須。
交通系 IC カードとスーパーで使える電子マネーカードは持っていますが、スマホへのアプリダウンロードはしません。自分が作ったソフトでも信用できないことがあるのに・・・
電子マネーは色々あってどれがいいのか迷います。
複数を持つのは混乱しそうで嫌な感じがします。
マイナンバーカードを全国統一の電子マネーカード(スマホがあればスマホに取り込む)としてついでに¥自体を電子化すればと夢想します。しろうと考えですが。
電子マネーってそんなにいいものじゃないと思います。
東日本大震災なんかで電気が止まったとき電子マネーは全然役に立たず、現金を持っている人だけが物を買えました。
しきしまさま
同感です。東日本大震災の時にはすぐに現金おろしました。電気が止まっても、電卓やソロバンで会計してくれますからね。
中国人の知人から聞いた話だと、あちらは子どものお小遣いも電子マネーになりつつあるのだとか。キッズケータイみたいのにアプリを入れて、そこに親が定額を入金するのだそうです。都市部の話なんでしょうが、なんだかなー。子どもは小銭を持って駄菓子屋に行って、リアルにお金が減る経験をした方が良いように思うのですが。電子マネーは、大人でもいくら使ったのかわからなくなっちゃいますもん。
人間が古いのか、私も電子カードやクレジットカードに全面的に依存する気にはなれません。カードのリスクは現金と同じかそれよりマシだとは思います。ただ、カードには具体感が欠けています。(私の)経験的蓄積が浅いので意識のなかでの現金に比べると取扱いが軽くなりがちです。「あのカードどこやったっけ?他の財布かな」と、「あの千円札どこ行った!ヤベェよ」(単に貧乏人)というくらい違います。
> 電子マネーは、大人でもいくら使ったのかわからなくなっちゃいますもん。
幾ら使ったのかという点では、最近のスマホQR決済ならば、使ったときに残高の数字が表示されるので問題はないですね。
クレジットカードの場合、使った際にその場で残高等わかりませんから (家に帰ってネットで確認する手間を掛ければわかりますが)
翌月の請求書を見てぞっとする人はたくさん居ますが…
使われる店側からすればクレカも電子マネーも手数料が馬鹿にならないぞ。個人店なら特に手数料の問題が大きくて導入をやめたところは多い。手数料は使う側、つまり客側こそ払うべきではないかと店やってたときは思ったもんだ。
日本は手数料が外国に比べて高いんじゃない?
デジタル社会の推進のため、携帯電話の次は、手数料の削減を政府にお願いします。
海外はリボが多いからね。
アメリカなんて客が払ってる手数料が75%。
リボ払い義務化すれば店の手数料安くなるんじゃね。
クレジットカードのリボ払い、あれは怖いです。少額の買い物で必要もないのにモノは試しとリボ払いにしてみたのですが、「これは痛みを伴わない流血だ」と感じました。几帳面な人でないとリボにリボを重ねて、クレジット会社に貢ぐだけの存在に堕しかねません。
クレジットカードのキャッシングも怖いです。
かなり昔に一度だけやったことがありますが、金利に目を回しました(-.-;
良い子は手を出してはいけません。
日本のリボ払いが怖くなってしまうのは
「絶対に返さないといけない」って部分やね。
アメリカのカード破産は3回まで「クレカ(とクレジットスコア)の消滅」
という限定的なペナルティ。
アメリカにおいては「リボは(どうしても無理なら)返さなくていい」もの。
そうやって国民の購買意欲を上げて経済を回している。
日本は堅実なんだけど、その分消費が低迷しちゃうんだよね。
(失われた世界20年の原因の一つだろう。)
サザエさんは、スマホも忘れると思うな。
交通系ICカードとなると、航空会社系クレジットカードにSUICAを付けたものを持ってますが、マイルでSUICAにチャージできるのでなかなか便利です。
専ら使っているのはモバイルSUICA、たまにモバイルEdyですかね。Androidなので、どちらもアプリをダウンロードしています。PayPayなどのQRコード決済は使ってません。あれはなぁ、QRコードの元々の開発目的から考えると、ちょっと決済用に使うってのが信用できないもので。
今や、携帯電話一つで、ちょっとした買い物ができるどころか、新幹線には乗れるし、国内線の飛行機には乗れるし、電車やバスにも乗れてしまうので、間違いなく便利になりました。ただ、電子化で便利になるということには、セキュリティの問題が常に付きまとうことを忘れてはいけません。SUICAなどのプリペイドシステムは何かあっても上限がありますけど、デビットカードに似たシステムは最悪ごっそりいかれる可能性があります。そういったリスクを認識した上で使うべきだと思います。
サザエさんの歌も将来は歌詞が変更されるかもしれませんね。
買い物しよう町まで 出かけたら
スマホを忘れて ゆかいなサザエさん〜♫
ところで、電子マネーの数が多すぎます。統一して欲しいです。せめて交通系だけでも一つに。
郵便局の窓口でも徐々にキャッシュレスが導入されていて、今のところ一部の郵便局だけですが切手やハガキをキャッシュレス決済で購入できます。ただ印紙はダメみたいですが。
現在進行形でキャッシュレス決済そのものの信頼に関わるやらかしをしてしまっているのが問題です(厳密に言うとこちらのやらかしはゆうちょ銀行ですが)。
郵便局も切手で1億円以上を横領する事件があったり、かんぽの巨大不正事件があったり(厳密に言えばまだ解決してないので過去形ではない)で、グループ全体がダメダメでガバガバな状態ですね。民営化して分割しただけで、体質改善ができていなかったのかなと思います。
ほとんどの末端の郵便局員は大変まじめに職務に専念しているのをよく知っているので、とても残念です。
更新ありがとうございます。
交通系電子マネーと、クレジットカード+電子マネーがジョイントして1枚化したのを持っています。また他にクレジットカード単体も持ってます(トラベラーズチェック懐かしいです。外貨を多数財布に入れるより、トラベラーズチェックをホテルのボックスに預けると安心してました)。
これ以上カード類が増えるのは困りますし、健康保険証や通院カードも多数ありますので(どれも必要、家の引き出しに入れておくと、使う日に忘れる)、札入れには自分で位置を決めてます。
スマホは過去2回紛失(電車内、戻って来ました 笑)したのでアプリダウンロードはしてません。自分の行動に自信が持てないからです。
スーパーはともかく、コンビニはあまり利用しません。月2〜3回ぐらい。特にたま〜に参戦するサッカーのチケット決済が、面倒な紙チケットが無くなり、スマホによる座席確保、どの列の何番目のシートにするか迄可能になったので、とても便利。
支払いはクレジット。また複数人の分を予約して遠方に住む知人にQRコードを送り、当日入場ゲートでかざすだけで済みます。
但し全球団にこの決済が浸透している訳ではありません。某金持ち球団らだけです(笑)。未だに紙チケをコンビニ受け取りしているクラブは多いですよ。あ、回し者ではありません(笑)。
電子マネーって、いろんなのがあるし、個人間での交換ってできないじゃないですか。
いっそのこと日銀とか造幣局がデジタル紙幣とかデジタル貨幣を発行しちゃいけないのでしょうか??
それとも日銀は、紙幣の発行権しか持たないみたいな、法的な制約があるのかな?
日銀はすでに研究と検討を開始しています。いろいろと乗り越えるべき課題があるようで。
https://toyokeizai.net/articles/-/367513
この分野では、確かエストニアが先行しているはずですが、中国もデジタル人民元の発行を虎視眈々と狙っているともっぱらの評判です。
日銀の公式見解ではありませんが日銀FinTechセンター長が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討にいたった背景を述べており興味深いですね
見えてきた中央銀行デジタル通貨の「想像図」マネーとは譲渡可能な債権――専門家の議論から見えてくるもの
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2bf752d0d3a2fdfeab63056db8897e5c0956d6?page=3
日本の銀行間決済は(1)各銀行のシステム(2) 全銀システム(3)日銀ネット、という3階層のシステムである。このような何階層もの仕組みの上に、キャッシュレス決済事業者や信販会社等も乗っかっている状態であり、決済システムが非効率になっている。特に債権及び債務がだれのものかという問題が決済システムを複雑化させている。
そしてCBDCを媒介すれば効率化できるのではないか、といった論点のようです。
また、金融庁長官が暗号通貨や、それを支えるブロックチェーン技術について言及しているのも注目していきたいですね
金融庁の氷見野長官、ビットコイン発明者の「夢」への再考を促す
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/1273663.html
セブンイレブンのセルフレジですが、9月から順次導入となっていますね。
https://www.ryutsuu.biz/it/m072947.html
ただ、利用者がバーコードの読み取り等はせず、支払いのみセルフという中途半端な感じのようです。
直営店の川崎登戸駅前店では既に実装されているようです。
ファミリーマートでアルコールをセルフレジで購入しようとしたところ、セルフレジ不可だったのにこの前初めて気づきました。未成年者の購入防止でできないんですね…
日本だとセミセルフ(支払いだけセルフ)が多い気がする。
レジの効率だけ考えたらバーコードは店員の方が速いからかなぁ。
効率悪くてもセルフレジ大量に並べればいいのかもしれないけど、
その分面積が必要だから店舗を選ぶ。
セミセルフは最速だと思います。
余計に面積を必要とするのはセミセルフでも同じかとお思います(レジ+セルフ支払機)。
面積自体にコストがかかるし、レジ係がいればそれもコストがかかる。平方メートルあたりコストも人件費の高いのも都市部はどっちも高いので、最適解は単純にコスト積み上げではなく、単位時間あたりの処理速度が高いセミセルフがやや有利な気がします。
支払いに時間がかかったり、エラーでレジが詰まったりする欠陥システムである●●payは滅びるべきです。2次元バーコードをいちいち読み取らせるとか…。現金のほうがマシ。
支払額を言われるまで財布取り出さない人は何なの?光浴びると財布が劣化するの?ひょっとしたら1万人に1人位の割合で前澤さんが変わりに支払いしてくれるサービスでもやってるの?
セミセルフ、お年寄りだとよく詰まりますね…
並ぶ列は吟味が必要です。
名無しのPCパーツ 様
読み取り作業が店員の方が速いというのも一因ですし、エラーを吐いても年齢確認が生じても結局店員がチェックで、1-2人態勢では結局手間なのでしょう。
それよりも、コンビニでは買い上げ品数はたいてい少ないので、読み取り作業より支払いの方が時間がかかります。現金は言わずもがなですが、カード決済などもなんだかんだ意思表示と機械の処理・通信時間、完了を見届ける…でそこそこな時間です。コレをぶん投げられるというのがかなり大きく、「店を無人にはできない完全セルフレジ」よりだいぶ効果的なのでは。
出勤前、昼時などのコンビニでの数点の買い物だと、セルフレジの方が手軽です。有人レジでの長蛇の列に並ばなくて済みますし、飛沫避けカーテン越しの店員とのポイントカード、袋云々のやり取りもスルーできる。
スーパーなどでの点数の多い買い物では、有人レジでの店員の手慣れたバーコード読み取りとセミセルフが効率的でしょうが、コンビニのセルフレジはありだと個人的に感じています。
導入・管理費用が無料だったので、電子マネーでの決済を開始してみたら確かに便利でした。(売上入金の即時性に難があるくらいですね。)
*「銀行側の理由で残高チャージできない」とお客様が話してました。復旧はまだかなぁ~。
>このダイコンは「税込216円」(※軽減税率が適用される場合)
イートインで食べる場合は220円払いましょうねー
電子マネーといえば不正引き出し問題が大きくなってますな。
銀行セキュリティが時代遅れなのが大きけど
当面は本人確認の厳格化で電子マネーの拡大に影を落としそう。
Suicaみたいにチャージと支払いだけのほうが色々気を使わなくてもいいから楽。損害上限額=チャージ額って言うのが気が楽。オートチャージは便利だろうとは思うけど、リスク上限が高すぎて、トラブったとき預金口座に影響が出て、煩雑な手続きになりそうだと思うと使う気にならない。
スマホアプリ系もアプリ自体がクソだったり、設定時に意味があるのか無いのかわからないようなパスワード入力を求められたりして(しかもなんとかポイントと連携するだの、なんとかメンバーズの会員がとか)メンドクセーってなっちゃう。チャージして支払いを「ピピッ」ってやりたいだけなの!めんどくさいのイヤなの!
ケータイキャリアの電子マネーアプリ開発者は地獄に堕ちるのではないかと思います。そのための小地獄も専用に用意しておいたほうがいいレベルです。クソみたいな電子決済システム開発者もその地獄に堕ちるように設定しておくといいと思います。スマホでネット見てるときに下からビローンと出てくる広告を開発した人もその地獄に行くようにしましょう。
スマホで買い物すると私の買い物情報が筒抜けになりそうで気分悪いです。
多分以前の買い物に関連した色んな広告が画面に現れるようになるのですよね。
私は銀行のATMからスイカにチャージ出来るようになると助かります。
私ってアナログ人間ですかね?
>私ってアナログ人間ですかね?
ものすごく普通だと思います。
「キャスレス促進」は、完全に失敗ですね。慎重な層の電子マネーやキャッシュレスへの漠然とした不信感を助長してしまいました。
ホントは、第1段階として、みんな持ってるSuicaなど交通系をチャージと支払いだけの電子マネーとして買い物にも使うように誘導。
第2段階として、みんな使ってるスマホで、チャージと支払いだけできる「らくらくプリカ」的なアプリを普及。名前だけの「らくらく」でなく、本当に誰でもできるプリインストールで設定いらず、アプリ立ち上げて「〇〇円チャージ」をタップしたらスマホの支払いで請求するようなやつ。支払いはスマホをかざすだけ。他の機能は残高確認と使用履歴表示だけ。
第3段階に各社いろいろ好き勝手にやればいい。まあ、第2段階まで行ったら、他の電子マネーはまったく不要ですけどね。
実際にはいきなり第3段階で、各社乱立で好き勝手にポイントつけ放題で血で血を洗うような乱戦状態にしたから、消費者のかなりの割合がドン引きで不信感不安感マシマシで「現金が一番、クレカとスイカがあればそれでいい」で止まってしまってます。追い打ちをかけて、ドコモ口座・pay系+銀行口座ガバガバ紐付け問題で、「結局トラブルゼロの現金が一番便利」というアタリマエの結論になってますよね。
ポイント祭りも逆効果でしたね。あんなの「結局誰がそれを負担するのか」を考えると、小売に押し付ける、消費者に押し付ける(国に負担させ税金経由で国民に押し付けるを含む)、ポイントを使い切らせる前にグダグダにして逃げる、の3択ですから結局、「バカが必要なない消費をして他の人がそれを負担する」という浪費サイクルが発動しただけです。浪費サイクルは、短期間だとごく一部の層がうまいこと甘い汁を吸うだけ、長期化するとバブル化して弾けたときのダメージがヤバいです(ポイント負担で胴元が潰れて、ポイントを資産だと勘違いしてた層が発狂します)。
私は物理カードのSuicaと近所のスーパーのプリカだけです。個別には良さげなやつはありますけど、すでに数十どころか100(ローカルなのをいれると数千)くらいありそうな電子マネーの淘汰が進まない限り、店舗側も負担を考えると一部しか対応できません。となると、どこでも使える電子マネーなどせいぜい10数個程度しか無いでしょうから、どこでも使えるのを1~3つ程度と生活圏内でよく使うのを数個持つのが「慎重派」「現金派」の最適解です。
まだ本格的な導入が始まったばかりで、いろいろ不具合が目立つとはいえ、キャッシュレス社会の利便性は明らかで、これから一層の普及が進むのは間違いないと思います。しかしこのところの普及の様子を見ていると、利便性の追求よりむしろ店側の武漢肺炎への警戒心が決済手段の方向付けを推し進めているような印象を受けます。
現金の受け渡しはどうも迷惑そう。受け取った紙幣、硬貨をレジにしまったら。すぐに手指の消毒をやってるが、それならお釣りを受け取った方にも同じ事を勧めて良さそうなものだが、それは見たことがない。以前ならクレジットカードを受け取り、読み取り機にかけて、必要ならこちらに「暗証番号をどうぞ」と入力端末を差し出してたのが、今はカードの差し込みから何から全操作を利用者の側にやらせるのが普通。店員は手を触れません。更にはポイントを付けてまでスマホのワンタッチで決済できる方向に極力誘導するのが最重要になってきつつあるようです。
いつの間にやら、顧客、利用者と店員、係員との間をビニルシートで隔てるのも当たり前になってきました。これまでなら、例えコンビニのアルバイト店員であろうが、少し顔なじみになれば、一言二言、無駄話程度の会話もやってたところが、これではそんな気にもなれない。こんな例くらいのことで大袈裟なと言われるかも知れませんが、「利便性」と「安全性」の追求が、人間関係の希薄化とセットになっているような気がしています。
アルバイトで専門学校の非常勤講師をやっているのですが、この春から夏の期間、例に漏れず遠隔授業ということになって、初めてオンライン講義をやりました。もともとパワーポイントを使った講義だったので、そのファイルをリアルタイムの語りを付けてただウェブに流すだけ。特別な用意の必要もなくスムースに進められて、正直やる側にとってはごく楽なものでした。ただ、教室で学生を前にしての講義なら、今のところよく分かってないなと感じ取れば、表現を変えて繰り返す。ちょっと雰囲気がだれてきたと思えば、息抜きの話題を出してみるなど、最後の方の時間は結構押してくるのが普通なのですが、そんなことをしない分、淡々と予定通り終わりになったというのが、オンライン授業の感想でした。
人と人の生身の接触を極力減らそうというのが、今の風潮です。そこでは効率が最優先にならざるを得ないし、キャッシレス決済などではそれに利便性の向上というプレミアムも付いてきます、人同士の付き合いの中で生まれる当面の用件以外の余白の部分、ひょっとすると厚みともなる余地が、ひたすら切り落とされているのではないかという不安を漠然と感じます。
東日本大震災の時に経験した不自由さが、過剰なまでに「絆」の大切さが強調される事態を招いたとすれば、今度のコロナ禍は逆に濃密な人間関係を忌避する方向に社会を向かわせているような気がするのですが、今回もこれは単に一過性の現象に終わるのでしょうか。
>東日本大震災の時に経験した不自由さが、過剰なまでに「絆」の大切さが強調される事態を招いたとすれば、今度のコロナ禍は逆に濃密な人間関係を忌避する方向に社会を向かわせているような気がするのですが、今回もこれは単に一過性の現象に終わるのでしょうか。
「不足しているものを補いたかった、過剰なものを切りたかった、そのきっかけに過ぎない」
これだけかと。
東日本大震災では、前提として人と人とのつながりが希薄になっているなかで、不安感を埋めるために「絆」にすがる。コロナ禍では、前提として共同社会に縛られて時間や自由が失われているなかで、一人でいること人と会わないことの免罪符を手に入れた。
東日本大震災後、人と人との絆は強くなったのでしょうか?多分あまりかわらないというのが平均的なところでしょう。希薄になっていた離れて暮らす家族や旧友との連絡は頻繁に取るようになったかもしれませんが、必要だったのに不足していたものを補っただけだと思います。
コロナ禍も、特にお互い望んでいるわけでもないような惰性のお付き合いは減っていき、本当に必要な生身の付き合いは見直される、といった感じに落ち着くものと予想しています。
電子マネーも、「使ってみると電子マネーは便利だね」と「やっぱりセキュリティと危機管理を考えると現金は手放せない」が同時に進行して、そこそこのところに落ち着くでしょう。頑迷に現金にこだわる、逆に現金を持たないことを先進的であると信仰する、どちらも「ちょっとアレな人」扱いされるようになると思います。
現金の良い処は、自分の財布の覗くだけで、どれだけ使ったか、あと幾ら使えるかが分かること。それが電子マネーやクレジットカードの場合、特定のカードを使える店が限られていたりするのでどうしても何種類かのカードを使わざるを得ません。で何種類ものカードで支払いすると、いちいち集計しないとどれだけ使ったか分かりません。使ったことを忘れることすらあります。それで月末になり、あちこちのカード会社から思いもよらないほどの請求がきて慌てるハメになります。
年寄り(自分もだが)が電子マネーやクレジットカードを使いたがらないのは、そのような点での不安・不便があるからだと思います。だから早くデジタル通貨の時代になって、どこでも自分のデジタル財布一つで決済でき、かつ個人間でも貸し借りができ、財布の残高がその場ですぐ分かるようになって欲しいです。それができて初めてデジタル決済社会と言えると思います。
あとついでに言えば、このようなデジタル財布普及の為にも、今政府が進めようとしているスマホ料金の引き下げは重要ですね。私のように、外出は日用品買い出し程度しかない者の立場で言えば、今のスマホの機能は殆ど必要ありません。音声通話とそのデジタル財布機能くらいで十分です。そのように機能を絞った上で、料金を月500円くらいまでに抑えて欲しいですね.
>いちいち集計しないとどれだけ使ったか分かりません
資産管理サービス(マネーフォワード・マネールック)を使えば
かなり楽にはなるんだけどね。
ただサービス会社に口座やら暗証番号教える必要があるので精神的抵抗が高い。
銀行やクレカが「情報だけ渡す」みたいなこと想定してないからね。
ご教示有難うございます。
確かに、このようなサービスを使えば楽なんでしょうが、現時点ではイマイチ躊躇しますよね。不正に預金を引き出されたりすることへの心配もありますが、自分の消費動向などのデータをこのようなサービスの対価として特定企業に与えることには、どうしても抵抗を感じてしまいます。
もっとも既に私も、PCでブラウザなどの無料サービスを受けており、これも実は無料ではなく、個人情報(自分の関心分野、商品など)のデータを代価として支払っているということですよね。またネット通販サイトにはクレジットカードNo.も登録しています。だからそれと同じことを、このサービスについても受け入れれば良いだけなのかも知れません。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
以下の妄想ですが実現できる可能性大と思います。
どら猫を追いかけて靴を履き忘れたり、買い物で財布を忘れたりする某磯野家の若奥様のようなミスをしないよう世界中にウェアラブルAIデバイスが普及するのではないでしょうか(笑)。
外出時に忘れ物しないように注意を与えてくれたり、モバイル決算を町中で実施してくれたり、今いる場所から行き先に必要なルートを検索して教えてくれたする今スマートフォンが提供する機能をより高度化して提供してくれる便利な機能です。又所有者が思考犯罪をしていないか監視したり、現行犯に対する権力者からの指示に従って死刑の執行をしてくれる非常に役に立つ所有者の体内埋め込み型のデバイスですので所有者の意志で決して紛失や外す事ができない安心設計です。
ブランド名は「Big Brother’ s Telescreen」ですかね(笑)。
最初から誤っている若しくは今は正しく見えているが今後誤りになるクソ空理空論の駄文は以上です。
失礼しました。
モバイル決算❌
モバイル決済⭕
でした。
ブランド名は「Beast’s Numbers」かもしれないですね(笑)。
無いと何も買えないから。
個人情報を盗まれた。
昨日買い物にいったら財布忘れて家に取りに帰ったのがばれてる。
私がクレジットカード決済を使うようになったのは、消費税でイライラしたからと思います。小銭が増えると財布の形が崩れ、それを一々出し入れするのが、なぜ私の仕事?と思ったからです。
でも、かといって、キャッシュレスシステムに全幅の信頼なぞ置けません。人間が作ったシステムであり、人間が運用しているシステムだからですわ。もちろん。
ですから、請求書の明細確認は行いますし、口座記帳も普通に行います。
ただ、先日から私が騒いでいるのは、こうした日常のチェックの及ぶ生活口座ではない口座ですの。勤めていた際、取引先とのお付き合いで作った口座に細々と預金があります。不覚にも、整理していなかったのですわ。まさか、銀行が犯罪者の手を勝手に顧客の口座に突っ込ませるとは思えなかったのですもの。
で、体調不良の体を押して、コロナ収束の見えない中、口座の整理に歩き回っているのですけどね。こんな最低限の信頼も守れないなんて、銀行なんてつぶれておしまいなさい(怒)。
いつもお世話になっております。
私は基本的に電子マネーを住基カードと一体化したものが良いと思っております。(チャージと支払いだけ)
ただ、問題になるのは某磯野家が財布を忘れても電子マネーがあるから問題が無いとしているのは、都会でスーパーが有るからなんですよね。
田舎だと電子マネーが使える所を探すのが大変になります。 手数料等の問題が有り、個人商店で導入できるのは、都会に限られます。
又、年を取ってくるとチャージとか支払いとか面倒になってくるのか、使用している人と使用していない人がでてきます。 使用しない人に聞くと使用法が分からないので、現金が一番だと言っておりました。
その昔、KO電鉄の高架下店子のLowsonでSUICAのチャージを頼んだ拒否られました。
PASMOのみOKだそうで。
交通系カード共通なハズでしたが、こんな例は他にも多数。
本来は便利なはずなのに、各社思惑が入り乱れて無理やり不便になっててあほらしい。
自分はモバイルSuicaをメインに使用しております。
Suicaのシステムは良くできており、後発のシステムはこれを参考に作られております。
(通信自体がセキュアになっている事から、サーバーとの直接通信、端末システムとの通信、サーバーと端末システムとの通信を巧く使い分けてシステムを構築しております)
通信ができる所であれば、どこでもチャージできますので、自分はオートチャージは使用しておりません。
昨日は1都2県の汽車旅をしておりましたが、現金を使用したのは、個人経営の食堂のみでした。
(切符もシステム上の制約で一カ所使用しましたけど、カード払い)
日本のカード、電子マネーの手数料が高いのは、送金費用と与信リスク回避から来ていると考えております。
(米国のように銀行が直接カード事業始めれば、送金回数が一段階減りますが、銀行が与信リスクを直接被る事になる)
ここ最近電子マネーが増えたのは、「キャッシュレス還元」の影響でしょうね。
特にQR決済については、国が補助金出してシステム開発をさせましたので。
(結果、補助金申請に間に合わせようと無理をしたセブンPayの事故が起きたりもしたわけですが)
なお、QRコードについては、QRコードの仕様から、セキュリティのガイドラインまで、キャッシュレス推進協議会という財団法人が事実上の標準を作っておりまして。
この財団法人は、「産学官」として、経済産業省がべったりとしておりまして。
で、今話題になっている「QRコード共通化」にはこのキャッシュレス推進協議会二酸化しなくてはいけなくて。
参加のためには、
・提供サイドで70万(社員数101人以上)
・利用サイドで30万(社員数101人以上)
が、「参加プロジェクトごとに」かかる、という・・・
https://www.paymentsjapan.or.jp/membership-fee-structure/
なお、現在、参加している法人会員は206社、ございます。
https://www.paymentsjapan.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/09/43ab9524f47c6e75df4321053e491776.pdf
事業費大半である245億が「委託費」として消えていますが・・・
さて、どこにどのように委託されているんでしょうね。
https://www.paymentsjapan.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/06/FY2019_bspl.pdf