本日の緊急速報です。先週発足したばかりの菅義偉政権を巡って、深刻な疑惑が急浮上しています。問題となっているのは、総理大臣である菅義偉氏その人です。「疑われた側が無実であることを証明しなければならない」という某Ａ新聞や某Ｒ党のスタンダードに従うならば、菅総理にはその疑惑を晴らす義務があります。

菅義偉政権が発足して、もうすぐ１週間が経過します。

いくつかの世論調査などによれば、内閣支持率も堅調で、当ウェブサイト的に「安倍政権に批判的なメディア」だと思っている共同通信や朝日新聞の調査でも６割台、日経と読売に至っては７割を超える支持率を記録しています（図表１）。

図表１　菅政権に対する支持率

メディアと調査日	支持率	不支持率
日本経済新聞（9/16～17）	74.0%	17.0%
共同通信（9/16～17）	66.4%	16.2%
朝日新聞（9/16～17）	65.0%	13.0%
読売新聞（9/19～20）	74.0%	14.0%

（【出所】著者調べ）

ところが、その菅政権を巡って、さっそく深刻なスキャンダルが出てきました。

菅首相に増毛疑惑　名誉総裁務めるハゲ議連は除名検討するのか

―――2020.09.18 07:00　NEWSポストセブンより

ウェブ評論サイト『NEWSポストセブン』によると、菅義偉総理大臣自身に深刻な疑惑が生じています。

それは、「生え際の改竄」です。

菅総理といえば、自民党に所属する、毛髪の乏しい議員で結成されている「日本を明るくする会」の名誉総裁でもありますが、NEWSポストセブンはこの疑惑を独自ルートにて検証。その結果、

「４年前は当時60代の菅氏のオデコが現在より広く、頭髪はやや寂し気に見える。前髪の流し方によるものかもしれないが、『令和おじさん』として知名度を上げた70代のほうが、毛量が豊かで若々しい印象だ」

と指摘しています。いわば、その疑惑がますます深まった格好です。

これについて気になったので、内閣官房長官記者会見の動画で確認してみたものが、図表２、図表３です。

図表２　2013年12月１日時点の菅義偉官房長官（当時）

（【出所】首相官邸ＨＰ）

図表３　2020年９月14日時点の菅義偉官房長官（当時）

（【出所】首相官邸ＨＰ）

いかがでしょうか。

たしかに言われてみたら、毛髪量は若干増えているように見えなくもありません。『NEWSポストセブン』の指摘通り、単なる前髪の流し方によるものという可能性もありますが、それと同時に粉飾という可能性も浮上した格好です。

まぁ、「もりかけ問題」も「桜を見る会問題」も、この菅義偉疑惑と比べたらまだかわいいものでしょう。

この点、某Ａ新聞や某Ｒ党の主張によれば、疑惑は疑われた方が無実であるという証明をしなければなりませんし、日本国民の代表者として、このあたりの疑惑を晴らさないままで内閣総理大臣の職務が遂行できるとも思えません（多分）。

『NEWSポストセブン』は「『ハゲ議連』の名誉総裁としての立場は揺らぐのではないのか」としているのですが、「日本を明るくする会」の幹事長である宮沢博行・衆院議員（45）は同誌の取材に対し、

「こちらは『ありのままの髪を大切にする』ことを議連のルールとしていますのでカツラの方に入会資格はございません」

などと述べたそうであり、これを受けて同誌は

「議連の“お墨付き”で、総理の仕事にハゲめるか。」

など意味不明な結語で記事を締めている格好です。

それはさておき、新たに結党された立憲民主党の皆さんが、この「菅義偉疑惑」について追及して国会を潰すという可能性がある点には十分な注意が必要と考える次第です。